JPH01281195A - Pva高含水ゲル、微生物包埋高含水ゲル及び有機物類含有廃水の浄化方法 - Google Patents

Pva高含水ゲル、微生物包埋高含水ゲル及び有機物類含有廃水の浄化方法

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JPH01281195A
JPH01281195A JP63105416A JP10541688A JPH01281195A JP H01281195 A JPH01281195 A JP H01281195A JP 63105416 A JP63105416 A JP 63105416A JP 10541688 A JP10541688 A JP 10541688A JP H01281195 A JPH01281195 A JP H01281195A
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武田 紘雄
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井上 久一
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斎藤 民男
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  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は均一な微細網目構造を有するポリビニルアルコ
ール高含水ゲル、該ゲルの微細網目間に微生物を包埋す
る微生物包埋高含水ゲル、並びに該微生物を包埋するゲ
ルと有機物類含有廃水、特にフェノール類含有廃水とを
接触させて廃水の浄化を行う方法に関する。
〈従来の技術及びその欠点〉 ポリビニルアルコール(以下PVAと略す)ゲルの製法
または該PVAゲルに微生物を包埋させたゲルの製法に
ついては、従来から種々の方法が知られている。これら
の内ポリビニルアルコール水溶液の凍結・脱水によるか
、または凍結・解凍を支援することによる高強度のゲル
の製法については、先に提案されている(特開昭58−
36630号、同59−56446号)、、これらの方
法による場合は、水不溶性の高強度高含水ゲルが得られ
るが、これらの方法で得たゲルは、均一な微細網目構造
のゲルを得るに至らず、その網目巾は数10μmのもの
を多く含む巾広のものである。
また該ゲルに微生物を包埋する方法についても先に提案
されている(特開昭57−141292号。
同48−47492号)、シかし、これらの方法で得た
包埋ゲルは酵母等の5〜10μmと比較的大きな菌体を
包埋する場合は、よく包埋され漏出が少ないが、メタン
生産菌等の数μmのバクテリヤを包埋する場合には漏出
がおこるという欠点がある。
なお、上記公開公報明細書中にはゲルの製造時にゲル化
を阻害しない物質として寒天、ゼラチン等を添加しても
良いと記載されるが、これらの添加物はあくまで、ゲル
化を阻害しない物としての添加の可能性を記したもので
あり、これらの明細書中には、実際に本頴でいう均一な
微細網目構造のゲルを得たことが示されてはいないし、
またこの微細網目構造間隙に微生物を包埋させ得ること
についても開示されてはいない。また、これを用いる有
機物特にフェノール類含有排出の浄化についても全く開
示されていない。
石油精製場の流動接触分解装置は比較的重質の石油類を
流動状態の触媒により接触分解して。
主にガソリン原料を得る装置である。この装置において
、触媒粒子表面に付着した炭化水素類を除去するための
スティームストリッピング時のスチーム、分解生成物の
蒸留を行なう際に蒸留効率を上げるために蒸留塔内に導
入するスチーム等に起因する廃水、または生成物の収容
タンクのタンク底水による廃水等にはフェノール類が数
10〜数100mg/12以上、たとえば500mg/
Q以上、場合によっては10g/Q以上含有されており
、これらの廃水を浄化する方法は、従来必ずしも効果的
ではないのが現状である。
〈発明が解決しようとする課運〉 本発明の目的は、有機物類含有廃水、特にフェノール含
有廃水である石油精製工場の流動接触分解装置又は流動
接触分解製品収容タンクからの廃水等を浄化することの
可能なPVA高含水ゲル、微生物包埋高含水ゲル及びそ
の浄化方法を提供することである。
く課題を解決するための手段〉 本発明によれば、(i)ケン化度95モル%以上。
粘度平均重合度1,500以上のポリビニルアルコール
5〜25wt%および(ii)多糖類またはタンパク質
0.01〜5wt%を含有し、網目巾2〜3μ膿の均一
な微細網目構造を有するポリビニルアルコール高含水ゲ
ルが提供される。
また本発明によれば(i)ケン化度95モル%以上、粘
度平均重合度1,500以上のポリビニルアルコール5
〜25wt%および(ii)多糖類またはタンパク質0
.01〜5wt%を含有し、網目巾2〜3μmの均一な
微細網目構造を有する、ポリビニルアルコール高含水ゲ
ルの該網目間隙に微生物を包埋することを特徴とする微
生物包埋高含水ゲルが提供される。
さらに本発明によれば、(i)ケン化度95モル%以上
、粘度平均重合度1,500以上のポリビニルアルコー
ル5〜25wt%および(ii)多糖類またはタンパク
質0.01〜5wt%を含有し、網目巾2〜3μlの均
一な微細網目構造を有するポリビニルアルコール高含水
ゲルの該網目間隙に微生物を包埋する微生物包埋高含水
ゲルに有機物類含有廃水を接触させて該有機物類を除去
することを特徴とする有機物類含有廃水の浄化方法が提
供される。
以下本発明をさらに詳しく説明する。
本発明のPVA高含水ゲルは、特定のPVA(以下(i
)成分とする)と多糖類又はタンパク質(以下(it)
成分とする)とを含有し、網目巾2〜3μIの均一な微
細網目構造を有する。ここで網目巾とはポリマーにより
形成される間隙の巾を示す、前記(i)成分であるPV
Aのケン化度は95モル%以上、好ましくは98モル%
以上であることが望ましく、該ケン化度が95モル%未
満では高強度なゲルが得られないので使用できない。ま
たPVAの粘度平均重合度は1,500以上、好ましく
は1,800以上であることが望ましく、該粘度平均重
合度が1,500未満では、高強度なゲルが得られない
ので使用できない。更に前記(ii)成分である多糖類
またはタンパク質としては、例えば寒天、カラゲナン、
コンニャク、ゼラチン、カードラン、CMC,カゼイン
等の比較的分子量の大きい天然の多糖類またはタンパク
質を挙げることができ、特に寒天、カラゲナン、ゼラチ
ン、コンニャク等を好ましく挙げることができる。更に
また前記(i)成分と(ii)成分夫々のPVA高含水
ゲル中における含有割合は、(i)成分であるPVAが
5〜25wt%であり、好ましくは10〜20wt%で
ある。この際(i)成分の量が5wt%未満では強度が
充分なゲルが得られず、また25vt%を越えると、水
溶液が十分に均一に分散されず、均質な微細網目構造を
得ることができない。(if)成分である多糖類又はタ
ンパク質の含有割合は0.01〜5wt%であり、好ま
しくは0.1〜1.0wt%である。この[(ii )
成分の量が0.01wt%未満では、網目重数10μ履
の粗大な網目構造が生成し、微生物等を包埋する場合、
漏出率が増大する。また5vt%を越える場合は、ゲル
の強度が低下し、均質な網目構造が得られないので前記
(i)成分及び(n)成分は夫々前記含有割合範囲にて
使用する必要がある。
本発明のPVA高含水ゲルを製造する方法の例は以下の
通りである。
即ち、例えば粉末状PVAを蒸留水に添加し撹拌後、多
糖類またはタンパク質を添加し、オートクレーブ内で好
ましくは温度120〜160℃、圧力1.2〜2 kg
/aJ程度の高温・加圧下で約20〜60分間撹拌し、
均一な濃度の水溶液とするが、前記撹拌操作によって空
気が巻き込まれる場合が生じるので、放置冷却後、再度
約90〜110℃で撹拌せずに加熱し常圧または減圧下
に脱気することが望ましい。次に、該水溶液を冷却する
前に所望の形状・大きさの型枠に流し込み、冷凍庫に収
容し一15℃以下、好ましくは−20〜−40℃に冷却
し凍結する。温度が高いと高強度の高含水ゲルが得られ
ないので好ましくない。
次いで凍結後、系を減圧して脱水を行なう方法等により
網目1112〜3μIの均一な微細網目構造を有するP
VA高含水ゲルを製造することができる。
この際の減圧度は特に限定されないが一般に10mmH
g以下、好ましくは、0.1〜1mm+Hgであること
が望ましく、また脱水率(凍結体の重量減少率)は通常
5wt%以上、好ましくは5〜30wt%であることが
望ましい。脱水率が少ないと高強度なゲルが得られない
ので好ましくない。
また前記凍結後脱水工程を経ずに、凍結体を0℃以上た
とえばO℃〜常温に放置、解凍し、解凍後また同様に冷
却・解凍をくり返す方法、たとえば合計の凍結・解凍の
回数を2〜10回程度にする方法等を用いることもでき
る。この際前記凍結・解凍回数が少ないと得られるゲル
が軟質となり、また前記回数が10回を越える場合は、
経済的に不利となるので好ましくない。
なお、上述の方法例において、(i)成分のPvAと(
ii)成分の多糖類またはタンパク質の量を調節するに
は、例えば凍結・脱水を行なう場合には、脱水率により
除去される水分を考慮して初めの濃度を設定することが
望ましい。また凍結・解凍の反復を行なう場合には、得
られるゲル中の成分濃度が変化しないように調整するこ
とが好ましい。
なお本発明において、ゲル化を阻害しない範囲内で不活
性な任意添加物を添加することも可能である。
また本発明では前記微細網目構造を有するPVA高含水
ゲルの該網目間隙に微生物を包埋することにより微生物
包埋高含水ゲルを得ることができる。添加含有する前記
微生物の種類は特に限定されず、バクテリヤ、酵母等を
使用することができるが、好ましくは平均径が約1〜3
μmのバクテリヤ等を有効に用いることができ、特にメ
タノバクテリウム属に代表されるメタン生産菌等を使用
することが望ましい。該メタン生産菌は汚泥中に生育し
ており、これを分離して使用することができる。
本発明において、前記微生物包埋高含水ゲルを製造する
方法としては、例えば前記(i)成分および(ii)成
分の水溶液を高温・加圧の条件下で得た後、該水溶液が
流動性を保つ温度以上、40℃以下に冷却し、次いで添
加物を添加して、静かに均一に混合・撹拌する。その後
、前記PVA高含水ゲルの製造法と同様に凍結・脱水ま
たは凍結・解凍をくり返す方法等を挙げることができる
。なお、微生物を添加する際は雑菌の混入を防止するよ
うに無菌的に行なうことが望ましい。
また本発明では、前記微生物包埋高含水ゲルに有機物類
含有廃水を接触させることにより該有機物類を除去し、
前記廃水を浄化することができる。
浄化方法としては1例えば前記微生物包埋高含水ゲルを
任意の形状に裁断し、平均径約1〜30mm、好ましく
は3〜15mmのサイコロ状又は粒状等とし、空筒また
はドラム等に充填して、浄化すべき有機物類含有廃水を
O℃〜30℃、一般には常温付近で流通させて接触させ
る方法又は撹拌槽中に該微生物包埋高含水ゲルと廃液と
を混合し、ゆっくり撹拌して両者を接触させる方法等を
用いることができる。
本発明において浄化可能な廃水としては、各種工場廃水
、生活廃水等中に有機物類が含有される廃水1例えばC
OD濃度が10mg/R以上、好ましくは100〜50
0mg/ fl程度の廃水を浄化することができ、本発
明では特にフェノール類が含有される廃水、具体的には
、石油製造工場の流動接触分解又は流動接触分解製品収
容タンクからのフェノール類含有廃水を有効に浄化する
ことができる。
本発明の浄化方法において、排水の流通を長期間継続す
ると、包埋している微生物の活性が低下する場合がある
が、この場合は、排水の流通を停止または停止せずに、
例えばコーンスターチ、グルコース、糖密等の栄養源を
含む水溶液を添加することにより、賦活させることがで
きる。
〈実施例〉 以下に実施例をあげて1本発明をさらに詳しく説明する
大庭何よ 容量42Qのオートクレーブにケン化度99.85モル
%、粘度平均重合度1750のP V A14.5wt
%、寒天粉末0.5wt%および蒸留水85wt%を添
加した。次いで121℃、圧力12kg/cJで30分
間撹拌混合した後、20分間放置し、脱気した。
外置後約60℃となった時にこの水溶液を30amX4
0cmX0.70m (たてX横×深さ)の箱型容器に
注入して常温になるまで放置した。該容器を減圧装置付
き冷凍庫に収容して一35℃で冷却し凍結させた。凍結
後減圧装匠を作動し、系を約0.lmmHgで240分
間保持し、脱水率を50%となるように減圧脱水した。
その後該容器を取り出し室温にて放置することによりゲ
ルが得られた。得られたゲルは水に不溶である。該ゲル
の割断面を走査電子顕微鏡で測定したところ、網目巾2
〜3μmの微細網目構造が全体に均一に存在しているこ
とが判った。該ゲルの凍結割断面の拡大図を第1図に示
す。
■4 実施例1において、寒天粉末に代えて、カラゲナンを用
いた以外は、同一の条件でゲルを製造した。
得られたゲルは実施例1と同様に水不溶性である。また
網目巾も2〜3μmの微細網目構造が全体に均一に存在
していた。
叉胤銖主 実施例1において、寒天粉末に代えて、ゼラチンを1.
0wt%使用した以外は同一の条件でゲルを製造した。
得られたゲルは実施例1と同様に水不溶性である。また
網目巾も2〜3μmの微細網目構造が全体に均一にはり
めぐらされていた。
叉胤五± 実施例1において、寒天粉末に代えて、コンニャク粉を
2.0wt%使用した以外は同一の条件でゲルを製造し
た。
得られたゲルは実施例1と同様、水不溶性である。また
網目巾も2〜3μmの微細網目構造が全体に均一にはり
めぐらされていた。
よ笠盤工 実施例1において、寒天粉末を使用しないで同様にゲル
を製造した。
得られたゲルは水不溶性であるが、網目構造の網目巾が
1〜30μmの網目がランダムに幅広く分布し、不均一
であった。該網目構造を第2図に示す。
失立且旦 容量42flの消毒したオートクレーブ中にケン化度9
9.85モル%、粘度平均重合度1750のPVA14
.5wt%、寒天粉末0,5wt%および蒸留水85.
0wt%を添加した0次いで121℃、圧力1.2kg
/cdで30分間撹拌混合した後、20分間放置した。
静置後40℃となった時にメタノバクテリウム属の菌体
50wt%を添加混合した。
なお、前記菌体は嫌気性汚泥から分離した菌体をあらか
じめフェノール0,125vt%含有の培地を用いて馴
化培養し、培養液を遠心分離して得たものを用いた。
菌体を混合した溶液を30> X40C!l X O,
7C!m(たて×横×深さ)の箱形に注入し、減圧装置
付き冷凍庫に収容して、−35℃で冷却し、凍結させた
。凍結後、0.1m+aHgに減圧して、脱水を行った
ところ、菌体が包埋されたゲルが得られた。
該ゲルの走査顕微鏡による割断面図を第3図に示す。第
3図から明らかなように、微細網目構造内には、均一に
菌体が包埋されていた。該ゲルを約0.7C!I Xo
、7(11Xo、7(!l (たて×横X高さ)の立方
体型に裁断し、これを直径1501+、高さ70amの
円筒に充填して、バイオリアクターを製造した。
該バイオリアクターに常温でフェノール濃度300mg
/Ic0D濃度550na:/Qの石油精製工場からの
廃水を空間速度(SV)=0.5で流通させた。10日
経過後、出口側浄化水のフェノール感度及びCoDl1
度を測定したところ、フェノール濃度は約1■/Q以下
、COD濃度は5o■/12に減少し、廃水中の有機物
類が浄化されていることが判った。
また、30日間経過後、栄養源(リン、ナトリウム、マ
グネシウム塩及び酵母エキスを含む)を廃水に対して0
.1wt%混合して流通させた6次いで120日経過後
、出口側浄化水のフェノール濃度及びC0Dfi度を測
定したところ、フェノ−)Ii’lJ度は約0.1mg
/Q、C000度1;l:50ay/、Qであり、菌体
による浄化活性の低下は認められず。
きわめてすぐれた浄化方法であることが判った。
土笠叢l ゲル製造時に寒天粉末を添加しない以外は、実施例5と
同様にバイオリアクターを作成した。実施例5で作成し
たバイオリアクターと前記寒天粉末を添加しないバイオ
リアクターとを同一条件で空間速度(SV)=0.7に
おいて蒸留水を流通させ出口の漏出菌体濃度を測定した
6その結果50時間経過後の出口菌体濃度は実施例5の
場合約LOntg/Q以下であるのに対して、寒天粉末
を添加しない場合は約100■/flと漏出が多かった
また140時間経過後もほぼ同様であった。以上より寒
天を添加しない場合には菌体が充分に固定化・包埋され
ていないことが判った。
寒産■且 ゲル製造時に寒天粉末に代えてカラゲナン0.5wt%
を用いた以外は実施例5と同様に、バイオリアクターを
作成し、フェノール濃度700mg/Q、COD濃度4
00mg/11の石油精製工場からの廃水を流通させた
。10口経過後、出口側浄化水のフェノール濃度及びC
oDl度を測定したところ、フェノール濃度は約1■/
Q、COD濃度は130■/Qに減少し、廃水中の有機
物質が浄化されていることが判った。また120日経過
後においてもフェノール濃度は約1■IQ。
COD濃度は約150■/Qであり浄化活性の低下は、
認められず、すぐれた浄化方法であることが判った。
【図面の簡単な説明】
第1図は、PVA高含水ゲルの凍結割断面の拡大図であ
り、第2図は寒天粉末を含まないPVA高含水ゲルの凍
結割断面の拡大図である。また第3図は、微生物包埋高
含水ゲルの凍結割断面の拡大図である。 特許出願人  アクアルネサンス技術研究組合代理人弁
理士  酒  井     −同     兼  坂 
     異 同     兼  坂      繁 第1図 第2図 手続補正書く自発) 昭和63年 7月 1日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)(i)ケン化度95モル%以上、粘度平均重合度1
    ,500以上のポリビニルアルコール5〜25wt%お
    よび(ii)多糖類またはタンパク質0.01〜5wt
    %を含有し、網目巾2〜3μmの均一な微細網目構造を
    有するポリビニルアルコール高含水ゲル。 2)(i)ケン化度95モル%以上、粘度平均重合度1
    ,500以上のポリビニルアルコール5〜25wt%お
    よび(ii)多糖類またはタンパク質0.01〜5wt
    %を含有し、網目巾2〜3μmの均一な微細網目構造を
    有するポリビニルアルコール高含水ゲルの該網目間隙に
    微生物を包埋することを特徴とする微生物包埋高含水ゲ
    ル。 3)(i)ケン化度95モル%以上、粘度平均重合度1
    ,500以上のポリビニルアルコール5〜25wt%お
    よび(ii)多糖類またはタンパク質0.01〜5wt
    %を含有し、網目巾2〜3μmの均一な微細網目構造を
    有するポリビニルアルコール高含水ゲルの該網目間隙に
    微生物を包埋する微生物包埋高含水ゲルに有機物類含有
    廃水を接触させて該有機物類を除去することを特徴とす
    る有機物類含有廃水の浄化方法。 4)前記有機物類含有廃水が、フェノール含有廃水であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の方法。 5)前記フェノール含有廃水が石油精製工場の流動接触
    分解装置または流動接触分解製品収容タンクからの廃水
    であることを特徴とする特許請求の範囲第3項又は4項
    記載の方法。
JP10541688A 1988-04-30 1988-04-30 Pva高含水ゲル、微生物包埋高含水ゲル及び有機物類含有廃水の浄化方法 Expired - Lifetime JPH0773702B2 (ja)

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