JPH01280140A - モジュール式建物構造とそのプレハブ構成要素および方法 - Google Patents

モジュール式建物構造とそのプレハブ構成要素および方法

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JPH01280140A
JPH01280140A JP63312132A JP31213288A JPH01280140A JP H01280140 A JPH01280140 A JP H01280140A JP 63312132 A JP63312132 A JP 63312132A JP 31213288 A JP31213288 A JP 31213288A JP H01280140 A JPH01280140 A JP H01280140A
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wall
panel
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coupler material
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Charles Jerry Carman
チャールズ ジェリイ カーマン
Frederick James Brannan
フレデリック ジェイムズ ブラナン
Robert David Dangler
ロバート ディビッド ダングラー
Thomas Joseph Dillon
トーマス ショセフ ディロン
Everett Keith Haag
エベレット ケイス ハーグ
Samuel Donald Nehmey
サミュエル ドナルド ネーミー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、一般に、モジュール式建物構造に関する。更
にくわしく言えば、本発明は、複数の、前もって加工さ
れた構造要素から建造されるモジュール式建物構造に関
する。特に、本発明は、前もって形成された構造要素か
ら建造され、新らしい方法に基づいて、比較的短時間に
、建築に熟達した職人を必要とせず建造することのでき
るモジュール式建物構造に関する。
[従来技術と発明が解決しようとする課題]建設現場に
おいて所要の工事量を減することにより、著しい経済上
の節約を実現できることは、建設業において周知の事実
である。この目的を達成するため、建設業においては、
汎用のビルディングおよび個人住宅の双方に関し、プレ
ハブ方式が大規模にとり入れられている。例えば、ある
情報源は、40%にも及ぶ家が、今や何等かの形で、前
もって作られた組立て用構造要素を使って建築されてい
ると推定している。−船釣に言えば、プレハブ方式の基
本的方法は、現場から離れた工場環境において、所定の
建物に必要な構成部品を可能な限り多く製造し、実際の
建設現場においては、現場の準備と、最終組立てのみを
行なうという方法である。
プレハブ方式によって達成される利点は多い。
これ等利点の最も顕著なものは、通常、労働経費が最大
になる作業現場における所要時間および労働を、著しく
減少することである。実際の建物建築に必要な時間を減
するのみならず、他にも時間節約の可能性があり、特に
、作業現場における労働時間量は、減ずれば減する程、
厳しい天候による作業中断の可能性を減することになる
更に、工場環境の管理によって可能となる品質管理強化
の結果、構造要素の均一性が高上し、量産技術による経
済上の利点も、フレハブ方法によって得られる。多くの
場合、標準化されたプレハブ構造要素の使用は、最終製
品の均一性を高めるのみならず、実際の建築工程をも、
非常に単純化する。この後者の特徴はまた、技術の未熟
な、あるいは未熟に近い作業員による、高品質な建物の
建造を可能にする。このようにして、フレハブ方式は、
建設業において、非常に大きな効率の高上と、著しい経
費節減をもたらしているのである。
これ等の利点は、もちろん、いかなる種類の建設にも望
ましいものであるが、個人住宅の生産、特に、経費が最
大の障害となる経済的圧迫の強い地域における個人住宅
の建設においても、例外的に、プレハブの将来を約束さ
せるものと信じられている。
プレハブの概念を実現化する実際の方法は、多様に存在
する。
例えば、クローライの米国特許第1.998.448号
は、標準寸法の鋼枠パネルユニットにセメンタイト材を
充填し、隣接する壁間には後に接合するための立ての空
間を残し、また側面的に隣接するパネルは、カバースト
リップがスラブによって相互に接続させることによって
組立てを行なう、工場内予備加工の方法を開示している
ワグナ−の米国特許第2,850.771号は、木製パ
ネルを柱に接続させ、木製パネルの立て縁と、溝部を有
する柱を、さねはぎブロックを用いて接合させる、プレ
ハブ建築システムを開示している。
ボウルの米国特許第3.229.431号は、自己充足
式に予備加工したモジュールを、建築基礎上に簡単に載
置し、それをアンカーボルトで基礎に固定させるだけで
、いわゆる“枠なし”モジュール式高層建築物を建設す
る方法を表示している。
ボルトの米国特許第3.284.966号は、作業現場
で容易に組立て、または建造することができ、また輸送
するため簡単に折りたたむことのできるプレハブ建物を
表示している。
ムーアの米国特許第3,783,563号は、合成樹脂
材を成形し、ガラス繊維によって強化したパネルを使用
し、その場合、パネルにはその縁に溝、またはリブを設
け、接続部材の補助的構造によって、互に係合させるこ
とによって建築できるプレハブ建物を開示している。
他にも、各種の合成樹脂材を使用したプレハブ構造要素
の例は、ケネティの米国特許第2.918.151号、
エスベランドの米国特許第3,662.507号、ソー
ンズの米国特許第3,397,496号、およびファー
ジの米国特許第4.183.185号などに見られる。
前述の特許は、米国特許によって代表される従来技術を
一般的に示すものと信じられ、がっ、その技術が各種の
材料を使用した各種のプレハブ建物の建築方法を説明し
ていると信じられている。
しかし、前記の従来技術による特許のいずれも、あるい
はまた、発明者が承知している他の従来技術のいずれも
が、単独にせよ、または組み合わせによるにせよ、本発
明の幾つかの目的を達成しているものはない。
従って、本発明の第一の目的は、複数の、標準化され、
量産される構造要素によって、殆ど全体的に建造するこ
とが可能な、進歩した建物構造を提供することである。
本発明のもうひとつの目的は、特別な工具を使用せず、
比較的技術の未熟な労働者によっても建造できる、前記
通りの建物構造を提供することである。
本発明の次の目的は、従来から公知の構造要素によって
建造される構造に比較し、はるかに短期間に建造できる
、前記通りの建物構造を提供することである。
本発明のまた次の目的は、比較的中庸な経費によって量
産することができ、かつ、遠隔の建設現場に、またも比
較的中庸な経費によって、好便に出荷することのできる
、独特な構造要素を提供することである。
本発明の更に次の目的は、高性能の、できればガラス繊
維で強化された熱可塑性合成樹脂から好便に押出し成形
され、従来の建築材料で造られた要素の性能特性に等し
いか、またはよりすぐれた性能特性を有し、かつ、軽量
で取扱いが容易になるよう設計された、前記通りの、独
特な構造要素を提供することである。
本発明の更にまた次の目的は、カプラー材が、他の構造
要素、例えばパネル材、および、だき材、を相互結合さ
せる性質のものである、構造要素を提供することである
本発明の更にまた次の目的は、例えば、カプラー材の各
個に設けられた、少くとも1対の第1結合フランジ、お
よび、他の構造要素に設けられた、少くとも1対のロッ
ク溝より成り、それ等は互に滑動し、伸縮し、結合する
ようになっている手段により、迅速かつ円滑な相互結合
を可能にする、全く独特な設計の、前記通りの構造要素
を提供することである。
本発明のまた更に次の目的は、第1のカプラー材が中空
の胴体を有し、少くとも1対の別の結合フランジが、少
くとも1対の第10ツクフランジに対して垂直な面内に
伸び、前記した1対の第1結合フランジの面に垂直な面
内に配置された、別の構造要素と相互結合を行なうこと
を特性とする、構造要素を提供することである。
また本発明の他の目的は、第2のカプラー材が、ウェブ
部分、および、ウェブから直径上の互に反対方向に、外
方に伸び、別の構造要素に設けられたロック溝と相互結
合を行なうよう適応された、2対の結合フランジを有す
ることを特性とする、構造要素を提供することである。
更にまた本発明の次の目的は、窓/扉のたき材が、少く
ともひとつの立て縁面上に、隣接するカプラー材と連動
相互結合を行なうための手段を有することを特性とする
、構造要素を提供することである。
更にまた本発明の別の目的は、密閉枠が、窓/扉のだき
材と係合するのに適した形状の、周辺凹部を有すること
を特性とする、構造要素を提供することである。
これ等前述の本発明の諸口的、ならびに、以下の詳細仕
様から見ても明らかな、現存の技術および従来技術を凌
駕するその利点は、以下に詳述する手段によって達成さ
れる。
〔課題を解決するための手段〕
概しては、本発明の概念を具体化するモジュール式建物
構造は、土台上に建造される。土台は、モジュール式建
物構造の、少くとも外壁、そしてできれば内壁、の水平
位置を定める点の軌跡を画き出す。複数の負荷カプラー
材は、前述の点の軌跡に沿って、所定の間隔をもって配
置され、カプラー材は、土台に対して実質的に垂直な方
向に向けられる。少くとも選択されたカプラー材を土台
に固定する手段が備えられる。
複数のパネル材が、連続的に間隔を置いて配置されたカ
プラー材の間に設置され、パネル材をカプラー材に構造
的に結合させる手段が備えられる。
パネル材およびカプラー材のほかに、扉および窓の選択
的な建築、配置、および操作を行なうため、ならびに、
モジュール式建物構造の屋根を形成する、並置された部
材の支持および結合を容易にするため、複数の補助構造
要素が用意される。
1つの代表的な建物構造、および、各構造要素の、少(
とも1つの模範的な形が、主題である発明の全体開示を
効果的にする上に必要と思われるときは、妥当な変形例
とともに、添付した図面に例示してあり、本発明を具現
する形態および変形例のすべてを示そうとする試みはせ
ず、例示した模範的実施例についてのみ、また特許請求
の範囲の記述によってのみ詳述し、仕様の詳細による記
述は行なわない。
〔実施例〕
本発明の概念を具体化した、代表的な実施例の1つであ
るモジュール式建物構造は添付の図面中共通して数字1
0により示される。この代表的な建物構造10は、例え
ば、居住区として役立てることができる。居住区は、個
々の、独立した住宅であってもよいし、あるいは、一連
の居住単位、多くは、隣接する居住単位との隔壁を共有
する“タウンハウス”′、あるいは“ツインプレックス
−の形をとる居住単位のつらなりであってもよい。
第1図について説明すると、そこに描かれた構造は1戸
の完全な居住単位11と、それに連続するもう1戸の隣
接居住単位12を含む。但し隣接居住単位12は一部の
みを記しである。
合わせて第2図を参照すると、住居単位11には、2つ
の寝室13A 、 13B、浴室14、および食堂兼居
間15が含まれていることがわかる。
正面扉および裏扉16 、18は、それぞれ、食堂兼居
間15からの出入りを可能にしており、また複数の窓1
9が適切に配置され、外光のとり入れと、選択的な空気
の循環を可能にする。
説明のための数字には“酒飲”をもつものがある。すな
わち、ある特定な構造配列を、1箇所もしくは数個所に
おいて使用することが可能である。
更に、幾つかの構造要素の変形も、表示することができ
る。一般に、共通の構造配列、もしくは構造要素の変形
を表わす場合は、一般にその構造配列または構造要素を
示す数字の末尾に、酒飲または添字を加えることによっ
て表示する。同様の部数添字が仕様全般にわたって使用
され、酒飲についていえば、例えば次のように使用され
る。すなわち、第2図において、窓19、負荷カプラー
材30、位置定めショルダー41および42、結合フラ
ンジ70.継足しアーム71、ロック爪75、土台13
0、型131、敷居板140、だき材面168、ストッ
プ面169、窓枠ユニット181、および壁キャップア
センブリ200などである。
本発明の概念に従って建築される建物の寸法はすべてモ
ジュール式なので、以下の記述から一層鮮明になるよう
に、個々の居住単位の間取図の大半が、本発明の概念の
実施例である建物構造に組み入れることができる。従っ
て、第2図に示す間取図は、単に1例にすぎないことを
理解していただかなければならない。
この代表的居住単位11においては、外壁20が正面を
構成し、外壁21が裏面を構成し、外壁22が露出され
た端面を構成し、共通の壁23が、連続して隣接し合う
居住単位11および12を分かつ役割をしている。もし
居住単位11が個々の独立した構造である場合、壁23
は、この状態において、露出された端面を構成するもの
と理解いただかなければならない。居住単位11全体は
、屋根24(第1図)によって覆われ、図示される通り
、その屋根24は、建物構造10の長手方向に沿って連
続し、居住単位12をも覆っている。
図に示す通り、窓19Aは外壁20に寝室13A用に設
けられ、同様な窓19Bは、外壁21に、寝室13B用
に設けられている。更に、1対の窓19Cおよび19D
が、外壁20に、食堂兼居間用に設けられる。正面口1
6は外壁20に、そして裏口18は外壁21に、それぞ
れ設けられている。扉および窓の構造上の詳細について
は、後述する。
居住単位11の内部は、内壁によって種々な部屋に分け
られる。それぞれについて記すならば、内壁25は外壁
22から内側に向かって伸び、寝室13Aおよび13B
を分ける端面を形成する。内壁26は外壁20から内側
に向かって伸び、寝室13Aを食堂兼居間15から分離
させる正面を形成し、内壁27は外壁21から内側に向
かって伸び、寝室13Bを浴室14から分離させる裏面
を形成する。もうひとつの内壁28は外壁21から内側
に伸びで裏面を形成し、戻りの壁29は、内壁28の内
側末端に設けられた形となっている。内壁28および2
9は一緒になって浴室14を食堂兼居間15から分離し
ている。
内側の扉31Aは寝室13Aにプライバシーを選択供与
するのに使用され、同様に、内側の扉31Bは、寝室1
3Bにプライバシーを選択供与するのに使用される。第
3の内側扉31Cは、浴室14にプライバシーを選択供
与するのに使用される。
第2図からも明らかな通り、一般に数字30で示される
負荷カプラー材は、外壁20−22、共通隔壁23、内
壁25−28、戻り壁29を正確に描く点の軌跡に沿い
、所・定の間隔をもって配置される。
連続して並ぶ複数のパネル材35は、連続的に間隔をお
いて並ぶカプラー材30の間に設置され、前述した通り
の内壁および外壁を形成する。またある別の構造要素が
、扉16 、18および31、ならびに窓を組立て、取
り付けるのに使用されるのみならず、土台と壁、壁と壁
、壁と屋根を効果的に構造的に結合させるため、建物構
造10の建設中、使用される。これについては後に詳述
する。本発明の開示を促進するため、建物構造10の壁
およびJI′mの建造に最も一般的に使用される、複数
の構造要素について、まずはじめに詳述する。
まず第1の構造要素の1つは、パネル材35である。第
3図に最もよく見られる通り、パネル材35は、胴部分
36を有する。胴部分36は、平らな、横に間隔をおき
、実質的に平行な壁外板38および39を有する。複数
の強化リブ40が、壁外板38および39間を横に伸び
ている。リブ40は、自身が、側面的に互に所定の間隔
をもって並び、胴部分36の側縁に実質的に平行になる
よう方向づけられている。
胴部分36の側縁は、各壁外板の互に対向する端部に設
けられた位置定めショルダー41および42によって、
明確に描かれる。第3図に示す通り、位置定めショルダ
ー41Aは、壁外板38の側縁の1つを限定し、それに
対応し、対向する位置定めショルダーは、壁外板39の
側縁の1つを限定する。位置定めショルダー41Aおよ
び41Bは、横に対向し、胴部36の側縁を限定するの
みならず、胴部分36と、位置定めショルダーによって
限定される胴部分の側縁に沿い、長手方向に伸びる結合
ざね45との間のオフセット接合をも限定する。これに
ついては後に更に詳述する。
同様に、位置定めショルダー42Aは、壁外板38の第
2の側縁を限定し、それに対応し、かつ対向する位置定
めショルダー42Bは、壁外壁39の第2の側縁を限定
する0位置定めショルダー42Aおよび42Bは、横方
向に対向し、胴部分36の第2の側縁を限定するのみな
らず、胴部分36と、位置定めショルダー42によって
限定される胴部分の側縁に沿って、長手方向に伸びる結
合ざね46との間のオフセット結合をも限定する。
さね継ぎ用のさね45は、位置定めショルダ−41Aお
よび41Bによって限定される、胴部分36の側縁から
、側面方向に所定の間隔をもつ密閉壁48に対に、横に
方向づけられている。密閉壁48の横縁は、横方向に間
隔をおいて配置されるロック壁49および50に接合さ
れる。長手方向に伸びるロック溝51は、ロック壁49
と胴部分36の間にあるさね45に対して凹没し、それ
によってロック溝51は、位置定めショルダー41Aに
隣接し、平行に走ることになる。長手方向に伸びるロッ
ク溝52も、同様、ロック壁50と胴部分36間のさね
45に対して凹没し、それによって、ロック溝52も位
置定めショルダー41Bに隣接し、平行に走ることにな
る。さね継ぎ用のさね46は、位置定めショルダー42
Aおよび42Bによって限定される胴部36の側縁から
、側面方向に間隔をもって配置される密閉壁53に対し
、横に方向づけられている。密閉壁53の横縁は、横方
向に間隔をもって配置されたロック壁54および55に
接合される。長手方向に伸びるロック溝56は、ロック
壁54と胴部分36の間でさね46に対して凹没し、そ
れによって、ロック溝56は、位置定めショルダー42
Aに隣接し、平行に走ることになる。長手方向に伸びる
ロック溝58は、同様に、ロック壁55と、胴部分36
間のさね46に対して凹没し、それによって、ロック溝
58は、位置定めショルダー42Bに隣接し、平行に走
ることになる。
1対のさね45および46は、胴部分36の側縁41お
よび42のそれぞれに設けられており、胴部分36の横
の厚さよりも小さい横幅を有する。
ロック壁49および54は、壁外板38の平面に関して
、明らかに横にオフセットしており、ロック壁50およ
び55は、壁外板39の平面に関して、横にオフセット
している。さね45および46の横の厚さが、胴部分3
6の横の厚さよりも小さいのは、これ等4つのロック壁
49 、50 、54、および55が、2つの壁外板3
8および39に関して、横にオフセットしているためで
ある。このさね45および46の横幅と、胴部分36の
横幅に計画的な食い違いを起こさせた機能的な目的につ
いては以下に詳述する。
本発明の概念を具体化する建物構造10の建設には、少
くとも2種のカプラー材30と、おそらく3種はどの補
助材が使用される。例えば、第4図〜第7図に示す、第
1カプラー材30A 、 30B 。
30C1および30D、また第8図に示す第2カプラー
材30Eがある。
カプラー材を順にとりあげて説明すると、第4図に示す
第1カプラー材30Aは、2つの直線的に方向づけられ
た部材を構造的に結合させるのに使用される。代表的な
例をあげれば、第1カプラー材30Aは、2つのパネル
材35間、パネル材35と扉16 、18、または31
、パネル材35と窓19、またはその他の所要の組合せ
配列の構造結合に使用され、その場合、第1カプラー材
30Aを通して固定される構造要素は、直線的に方向づ
けされることが望まれる。
第1カプラー材30A〜30Dは、各個が胴部分・61
を有し、胴部分61はできれば箱形の断面を持つことが
望ましい。すなわち、胴部分16は中空で、−a的には
、図示する通り、複数の外側の面62 、63 、64
 、65を限定する、直線的な外周を有する0箱形の断
面を持つ構造は最小の材料ですぐれた曲げ強さを示し、
また、驚異的なL/R比を持つ、すぐれた柱状強さを示
す。
少くとも1対の結合フランジ70が、上記胴部分61に
設けられる。各結合フランジ70は、それぞれ近くと遠
くのエツジ72および73を有する継ぎ足しアーム71
を持つ。各結合フランジの継ぎ足しアーム71の近い方
のエツジ72は、総合的に胴部分6Iに固定され、それ
によって、継ぎ足しアーム71はそれぞれ1つの外側端
面に関して垂直な関係となるよう方向づけされ、1つの
隣接する外側端面に関して同一平面上の関係となるよう
方向づけされる。
第4図に示す通り、第1の結合フランジ?OAの1対に
取付けられた継ぎ足しアーム71Aは、外側端面62に
関して垂直関係にあるのみならず、外側端面63に関し
ては同一平面上の関係となるよう、方向づけられる。継
ぎ足しアーム71Aおよび71Bは、このようにして横
方向に所定の間隔を置き、第1の結合アーム70Aの1
対に対して平行関係を形成するよう配置される。
各継ぎ足しアーム71Aおよび71Bの遠い方の工、ツ
ジ73から、横方向に外に向って、ロック爪75が伸長
し、各継き足しアームは第1の結合アーム70Aの1対
を形成する。個別には、爪75Aは、継ぎ足しアーム7
1Aの遠い方の端部73に設けられ、爪75Bは、継き
足しアーム71Bの遠い方の端部に設けられる。第4図
に示す通り、爪75Aおよび75Bは、互に向い合うよ
うに設けられている。
第4図に示す第1カプラー材30Aはまた、胴部分61
から外向きに、1対の第1結合フンラジ70Aに関して
、直径上反対の方向に伸びる1対の第2結合フランジ7
0Bを使用する。1対の第2結合フランジ70Bに取付
けられた継ぎ足しアーム71Cは、外側端面64に関し
て垂直に方向づけされるだけでな(、外側端面65に関
して同一平面となるよう方向づけされる。同様にして1
対の第2結合フランジ70Bに取付けられた継ぎ足しア
ーム71Dは、外側端面64に関して垂直に方向づけさ
れるだけでな(、外側端面63に関して同一平面となる
よう方向づけされる。継ぎ足しアーム?ICおよび71
Dは、このように横に間隔をとり、平行関係を保って1
対の第2結合アーム70Bを形成するよう配置される。
ロック爪71もまた、1対の第2結合フランジ70Bの
各継ぎ足しアーム?ICおよび71Dの、遠位エツジ7
3から外に向って横方向に伸びる。継ぎ足しアーム?I
Cおよび71Dそれぞれの遠位端部に設けられたロック
爪75Cおよび75Dは、これも互に向い合う方向に伸
びる、1対の第2結合フランジ70Bを形成する。
第5図に示す第1カプラー材30Bは、2つの互に垂直
に方向づけられた部材を、構造的に結合させるのに使用
される6代表例として、第1カプラー材30Bは、2つ
のパネル材35間、パネル材35と扉16 、18また
は31、パネル材35と窓19、またはその他の組合せ
配列を構造的に結合させるのに使用され、その場合、第
1カプラー材30Bを通して結合された構造要素は、垂
直に方向づけされるよう望まれる。
第5図を第4図と比べると明確にわかることであるが、
第5図に示される第1カプラー材30Bに取付けられた
1対の第1結合フランジ70Aは、第4図に示される第
1カプラー材30Aに取付けられた1対の第1結合フラ
ンジ70Aと同一のものであり、従って、1対の第1結
合フランジ70Aについての説明を反復する必要はない
。いずれにせよ、第5図に示される1対の第1結合フラ
ンジ70Aの構造形態の各エレメントに付けられる数字
は、第4図に示される1対の第1結合フランジ70Aに
ついて付けられた数字と同一であり、従って、第5図に
示す第1カツプラー材30Bと共に使われる1対の第1
結合フランジ70Aの、構造的配列に関して疑問を生じ
た場合は、第4図について記述された説明を参照された
い。
第5図に示す第1カプラー材30Bもまた、1対の第2
結合フランジ70Cを使用するが、1対の第2結合フラ
ンジ70Cは、胴部分61から外へ、1対の第1結合フ
ランジ70Aが胴部分6エから外へ伸びるときの方向に
関して垂直となる方向に伸びる。
同様に、1対の第2結合フランジ70Cに取付けられた
継き足しアーム71Eは、外側端面63に関し垂直に方
向づけされるだけでなく、外側端面64に関し同一平面
となるよう方向づけされる。
同じく、1対の第2結合フランジ70Cに取付けられた
継ぎ出しアーム71Fは、外側端面63に関して垂直と
なるよう方向づけされるだけでなく、外側端面62に関
し同一平面となるよう方向づけされる。継ぎ足しアーム
71Eおよび71Fは、横に間隔を持って配置され、第
1カプラー材30Bに取付けられた1対の第2結合フラ
ンジ70Cと平行関係を保つ。
ロック爪75もまた、1対の第2結合フランジ70Cの
各継ぎ足しアーム71Eおよび71Fの遠位エツジ73
から外方へ横に伸びる。すなわち、爪75Eは継ぎ足し
アーム71Eの遠位端部73に設けられ、爪75Fは継
ぎ足しアーム71Fの遠位端部に設けられる。ロック爪
75Eおよび75Fは、このようにして、継き足しアー
ム71Eおよび71Fの遠位端部に設けられ、これも互
に向い合った方向に伸びる1対の第2結合フランジ70
Cを形成する。
第6図に示す第1カツプラー材30Cは、2つが直線的
に方向づけられ、第3の部材が他の2つに関して垂直に
方向づけられた3つの部材を構造的に結合させるのに使
用される。代表例として、第1カプラー材30Cは、3
つのパネル材35.2つのパネル材35と扉16 、1
8、または31.2つのパネル材35と窓19、そその
所要の組合せ配列を、構造的に結合させるのに使用され
、その場合、構造要素は、共通の結合点に向って集中さ
れる。
第6図を第4図と比較すれば明確な通り、第6図に示す
第1カプラー材30Cに取付けられた、第1および第2
の1対の結合フランジ70Aおよび70Bは、第4図に
示す第1カプラー材30Aに取付けられた、第1および
第2の、1対の結合フランジ?OAおよび70Bと同一
である。そのため、第1および第2の1対の結合フラン
ジ70Aおよび70Bについての説明は、反復する必要
がない。しかし便宜をはかって、第6図に示す第1およ
び第2の1対の結合フランジ70Aおよび70Bの、構
造的形態の各エレメントに付せられる数字は、第4図に
示す第1および第2の1対の結合フランジ70Aおよび
70Bについて付せられた数字と同一にし、それによっ
て、第6図に示す第1カプラー材30Cと共に使われる
第1および第2の1対の結合フランジ?OAおよび70
Bの構造的配列に関し疑問を生じたならば、第4図につ
いて記述された説明を参照することができる。
第6図に示す第1結合カプラー材30Cもまた、1対の
第3結合フランジ70Cを使用するが、1対の第3結合
フランジ70Cは、胴部分61から外へ、第1および第
2の1対の結合フランジ70Aおよび70Bが胴部分6
1から外へ伸びるときの方向に関して垂直関係となる方
向に伸びる。
同様に、第6図に示される第1カプラー材30Cに取付
けられた1対の第3結合フランジ70Cは、第5図に示
される第1カプラー材30Bに取付けられた1対の第2
結合フランジ70Cと同一のものである。従って、第5
図に示す第1カプラー材30Bとともに記述されている
1対の第2結合フランジ70Cに関する説明を、第1カ
プラー材30Cとともに使われる1対の第3結合フラン
ジ70Cを説明するために反復する必要はない、しかし
、第6図に示す1対の第3結合フランジ70Cの構造形
態の各エレメントに付された数字は、第5図に示す1対
の第2結合フランジ70Cに付された数字と同一であり
、それによって、第6図に示す第1カプラー材30Cと
ともに使用される1対の第3結合フランジ70Cの構造
的配列に関して疑問を生じたときは、第5図について記
述された説明を参照することができる。
第7図に示される第1カプラー材30Dは、2つの対と
し、各村はそれぞれ直線的に方向づけられており、各村
は互に垂直となるよう配列された4つの部材を構造的に
結合するのに使用される。代表例として、第1カプラー
材30Dは、4つのパネル材35.3つのパネル材35
と扉16 、18または31、パネル材35と窓19、
またはその他の所要の組合せ配列を構造的に結合させる
のに使用され、その場合4つの構造要素は、共通の結合
点に向って集中する。
第7図を第6図と比較すれば明確な通り、第7図に示す
第1カプラー材30Dに取付けられた、第1、第2、第
3の対の結合フランジ70A 、 70Bおよび70C
は、第6図に示す第1カプラー材30Cに取付けられた
第1、第2、第3の、対の結合フランジ?OA 、 7
0B 、 70Cと同一である。従って第1、第2、第
3の対の結合フランジ?OA、70Bおよび70Cに関
する説明を反復する必要はない。ともあれ、第7図に示
す第1.第2の、対の結合フランジ70Aおよび70B
の構造形態の各エレメントには、第6図に示す第1、第
2の対の結合フランジ70Aおよび70Bに付けられた
数字と同一の数字が付けられ、第4図にあわせて記述さ
れ、それによって、−第7図に示される第1カプラー材
30Dとともに使用される第1、第2の対の結合フラン
ジ70Aおよび70Bの構造配列に関し疑問を生じたと
きは、第4図について記述された説明を参照することが
できる。
同様に、第6図に示される第3の対の結合フランジ70
Cの構造形態の各種エレメントにも同一の数字が付けら
れ、第5図に合わせて記述され、それによって、第7図
に示される第1カプラー材30Dとともに使用される第
3の対の結合フランジ70Cの構造配列に関して疑問を
生じたときは、第5図について記述された説明を参照す
ることができる。
第7図に示す第1カプラー材30Dはまた、第4の対の
結合フランジ7Dを使用し、第4の対の結合フランジ7
Dは、胴部分61から外へ、第1および第2の対の結合
フランジが胴部分61から外方へ伸びるときの方向に関
して垂直になるように伸びるばかりでなく、第3の対の
結合フランジ70Cが胴部分61から外方に伸びるとき
の方向に、直径上反対となる方向に、胴部分61から外
方に伸びもする。
同様にして、第4の対の結合フランジ70Dに取付けら
れた継ぎ足しアーム71Cは、外側端面65に関して垂
直になるよう方向づけされるだけでなく、また、外側端
面62に関して同一平面となるようにも方向づけられる
。継ぎ足しアーム71Gおよび71Hは、このように、
横に間隔をとって配置され、第4の対の結合アーム70
Dを形成するため平行関係を保つ。
ロック爪75もまた、第4の対の結合フランジ70Dの
各継き足しアーム71Gおよび71Hの遠位エツジ73
から外方に横に伸びる。第4の対の結合フランジ70D
を形成する継ぎ足しアーム71Gおよび71Hの遠位端
から設けられているロック爪75Gおよび75Hもまた
、互に向い合う方向に伸びる。
第8図に示される第2カプラー材30Eもまた、2つの
直線的に方向づけられた部材を構造的に結合するのに使
用される。第2カプラー材30Eは特に、支柱応力より
も曲り応力に対してより大きい抵抗力が要求される場所
、あるいは第1カプラー材によってもたらされた補助的
支柱強さが不要であるような場所における使用に適応さ
れている。
例えば、第2カプラー材30Eは、特定な壁については
カプラー材を変えることによって充分な支柱強さが得ら
れると想定されるときは、壁の建造において、第1カプ
ラー材30Aに替えられることが可能である。更に、屋
根の建設においては、潜在的に高い曲げ応力に比較する
と、支柱応力に対する抵抗力は、もし必要だとしても非
常に小さいものでよいことがわかっている。第2カプラ
ー材30Eは、従って、特に屋根の建設における使用に
適している。これについて以下に詳しく説明する。
第2カプラー材30Hの好適な構造形態について言えば
、第2カプラー材は、ウェブ部分81と、そのウェブ部
分から外方に、直径上の対対方向に伸びる第2の対の結
合フランジを有する。
第8図を第4図と対比すれば明確である通り、第8図に
示す第2カプラー材30Hに取付けられた第1、第2の
対の結合フランジ70Aおよび70Bは、第4図に示す
第1カプラー材30Aに取付けられた第1、第2の対の
結合フランジ70Aおよび70Bと同一のものである。
従って、第1、第2の対の結合フランジに関する説明は
、反復する必要がない。
この場合、別の構造要素に同一のエレメントが組み込ま
れている前述の場合のように、 第8図に示される第1、第2の対の結合フランジ70A
および70Bの各種エレメントには、第4図に示される
第1、第2の対の結合フランジ70Aおよび70Bに付
けられたものと同じ数字が付けられており、それによっ
て、第8図に示される第2カプラー材30Eが有する第
1または第2の対の結合フランジ70Aまたは70Bの
構造配列について疑問が生じたときは、第4図について
記述された説明を参照することができる。
第9図に示すだき材90は、扉16 、18 、31と
カプラー材30、または窓19とカプラー材30を構造
的に結合させるのに使用される。だき材90は、第1カ
プラー材30A〜30Dのいずれとも、また、第2部材
30Eとも相互結合させることができる。だき材90は
、胴部分91を有し、それは横に間隔が保たれ、実質的
に平行なケーシング面92および93を有する。ケーシ
ング面92の側縁においては、だき面94Aが胴部分9
1を横断、だき面94Bに対向する方向に伸び、だき面
94Bは胴部分91を横断、ケーシング面93の対応す
る側縁において、伸びている。
ストップブロック95は反対側から側面外方に伸び、だ
き面94Aおよび94Bに並んで2つのストップ面96
が向き合っている。ストップ面96Aはだき面94Aか
ら外へ、垂直に伸び、ストップ面96Bはだき面94B
から垂直に外へ伸びる。ストップ面96Aと96Bは実
質的に互に平行しており、ケーシング面92および93
とも平行する。密閉面97はストップブロック95を横
断するように、実質的にストップ面96に垂直に伸び、
だき面94とは実質的に平行し、だき材90の側縁を限
定している。
対向して伸びるだき材90の側縁は、位置定めショルダ
ー42によって確定される。位置定めショルダ−42A
はケーシング面92の1つの側縁を決定し、それに対応
し、対向する位置定めショルダー42Bは、ケーシング
面93の1つの側縁を決定する。位置定めショルダー4
2Aおよび42Bは、横に対向し、だき材90の第2の
側縁のみならず、胴部分91と、位置定めショルダー4
2によって決定される、胴部分の側縁に沿って長手方向
に伸びる結合さね46との間の、オフセット結合をも決
定する。
第9図を第3図と比較することによって明確になる通り
、だき材90に取付けられたさね46は、パネル材35
に取付けられたさね46と同一のものであり、従って、
さね46に関する説明は反復する必要がない。この場合
も同様に、第9図に示されるだき材90のさね46には
、パネル材35に取付けられたさね46と同じ数字が付
けられており、それによって、第9図に示されるだき材
90が有するさね46の構造形態に関して疑問が生じた
ときは、第3図にについて記述された説明を参照するこ
とができる。
次いで第10図に移ると、密閉枠100は、全般的に真
直ぐな輪郭を有する構造部材であって、その真直ぐな面
は、第1の凹みおよび反対側にある第2の凹みによって
中断される。密閉枠100は、2つの小さな直線にかこ
まれた形状部分103および104を有し、この2つは
互に隣接して並列するが、オフセットされており、それ
によって2つの対向する内側コーナー105および10
6を作り出しており、これ等は、第1および第2の凹み
101および102それぞれの頂点となっている。密閉
枠100をどのように知的に考察してみたところで、不
必要な重さを削るため中空にするのは好適であることに
変りない、第10図にも示される通り、中空で直線的な
ガラスはめビード110は凹み101または102と共
動的に相互作用するが、これについて以下に詳細を説明
する。
密閉枠100の、ある選択された長さ部分111および
112の、互に隣接する端部は、例えば、留め継ぎし、
伝統的な方法でつなぎ挿入物113を受けるフレームを
形成させることができる。挿入物113は、透明な、ま
たは半透明な窓ガラス等であるかもしれない。逆に、不
透明なプラスチック板であるかもしれない。これについ
ては、建物構造10を使用する人々の意向にまかせると
して、いずれにせよ挿入物113は、密閉枠100の、
選択された長さ部分111.112、等によって形成さ
れるフレームが輪郭を作る、内側開口114を包囲する
凹所102内に受けられる。凹所102内に置かれた挿
入物113は、所定の場所に、適当な長さのガラスはめ
ビード110によって確保される。ビード110は、ビ
ードを貫いて密閉枠100の1つの壁116内に達する
複数のねじによって、密閉枠lOOに、取外し可能に締
めつけられる。
密閉枠100の選択された長さ部分の隅を留め継ぎする
かわりに、密閉枠100の選択された長さ部分111お
よび112の隣接する端を接合プラグ120を使って固
定する等、きわめて適合性に冨んでいる。第1O図に示
す通り接合プラグ120はコーナ一部分121を有する
が、これは露出したま\にし、望むならば、密閉枠材1
00の形態とマツチした外形にすることができる。この
ようにして、内側開口114を包囲する全アセンブリの
外面を滑らかにすることができる。
適切な形をしたレッグ122および123が、接合プラ
グ120のコーナ一部分121から外方へ伸び、密閉枠
100の長さ部分111および112の、中空内部12
4内に挿入可能に受けられるため、レッグ122および
123は互に直角をなすことが好適である。
一方、密閉枠100の長さ部分111および123は、
取外し可能なファスナーを使って、接合プラグ120の
レッグ122および123に、解放可能に固定すること
ができる。例えば、ねじ115はガラスはめビード11
0を密閉枠100に固定させるとともに密閉枠100の
長さ部分111および112を、接合プラグ120に固
定させる2重の機能を行なうことができる。
本発明において用いられる構造要素(これ迄に述べたも
のと、これから述べるもの)は、押出し成形された熱可
塑性樹脂を充分採り入れることができる。この樹脂は、
できればガラス繊維等で強化されたものが好適であり、
そのような材料を一般に、繊維強化樹脂(FRP)とい
う、多種多様な熱可塑性材料や繊維強化材が知られてい
るが、特にFRPとして適切ものの1つは、ガラス繊維
により強化された塩化ビニールである。
このようた製品に使われる繊維強化材の量は、ガラス繊
維と塩化ビニール樹脂の重量の組み合せによって、約5
%から50%までと広い範囲に及ぶが、望ましいのは重
量にして10%から40%、好適なのは重量にして15
%から35%まで、そして、最も好適なのは重量にして
約30%である。
これ等の製品および製造工程に関する好適な開示は、米
国特許第4.536,360に見られ、その主な事項は
、ここにも参考として採り入れられる。
当業者には明白である通り、本発明の実施には、構造要
素に必らずガラス繊維で強化された塩化ビニール樹脂が
含まれている必要はない。従って、本発明はFRPや米
国特許第4,536.360号にこだわらない、従って
、構造要素が、ここに述べる通りの形態に製造される限
り、繊維による強化だの、熱可塑性などには、無縁であ
っても差支えない。
前述の構造要素を使ったモジュール式建物構造lOの建
設に話を戻すと、まずはしめにしなければならないのは
、その上にモジュール式建物構造10を建てる土台13
0(第1図)の準備である。この点において強調されな
ければならないのは、土台130、あるいは、少くとも
、土台130の上に建設されるべき壁・・・特に外壁・
・・を定める線引きが、正確な位置と、正確な寸法でな
されなければならないことである0本発明の概念は、建
物構造建設のもとになる各種構造要素の、現場から離れ
た場所における量産を可能にし、現場における組立てを
、特殊な工具も、建築職人の特殊技能も使わずに可能に
する。
すなわち、各種の構造要素は簡単に、未熟な作業員によ
って相互結合され、最后には、各種構造要素がひとつに
なって、建物構造10が完成されるのである。こうした
理由で、土台130の寸法、レイアウトは、前もって建
造され、次々に建設される構造要素、ならびに完成され
た建物構造10を構成する全構造要素との関連において
非常に重要である。
土台130は、基礎、スラブ、デツキ、複数の桟橋、そ
の他建物構造10を支持することのできる施設を包含で
きるわけであるが、いずれの場合も、土台130は建物
構造の、少なくとも外壁を決定する点の軌跡だけは正確
に表示しなければならない。
正確な線引きをするという重大な目的を達成するための
1つの方法としては、型131(第11図、第12図)
の活用がある。型131は、コンクリートの基礎、スラ
ブ、等と同様に、コンクリートを流し込んで、正確な所
要の寸法をもった土台131を用意できるのみならず、
第1カプラー材30を結合する手段を正確な位置に埋め
込んで配直し、結果的には第1カプラー材30を土台1
31に正確に取付けることができるようにする。
特に第11図を参照して説明すると、鋼板から注文通り
に生産できる種類の型131Aおよび131Bの1対を
、図示されているように、土台130^の1隅の外周を
決定するよう配置することができ、その上に第1図に示
す建物構造10を建てることができる。このような型1
31Aおよび131Bを複数使用すれば、土台130A
の全外周を正確に線引きできる。
複数の、タブ132が、型131A、 131Bの上縁
133に堅固に固定されて、上縁から水平に突き出てい
る。
土台130Aは予め準備されていた表面134の上に流
し込まれることにになる。各タブ132には、妥当な長
さと幅を持った案内スロット135が凹んでおり、建物
構造10の外壁の位置を決定する点の軌跡に沿って、正
確に配置され、そこに鉄筋136を位置させ、その鉄筋
136に選択された第1カプラー材30A〜30Dを結
合させることによって土台130Aに取付けるのが望ま
しいし、あるいはそれが必要である。
土台130Aの全周を決定するのに必要な、前記の型1
31^、 131Bの全セットにはあらかじめ番号をつ
けておき、あるいはまた当業者に良く知られた方法を使
って、未熟な作業員でも、あらかじめ定められたやり方
で複数の型131A、 131B他を取付けて行けば正
確に位置定めができ、土台130Aの所要の外周が描け
るようにする。土台130Aにコンクリートが流し込ま
れたとき、作業員は適切な鉄筋136を流し込んだばか
りのコンクリートに挿入し、案内スロット135を使っ
て各鉄筋136を正確に位置定めすることができる。土
台130Aは、複数の型131A、 131Bにかこま
れた、あらかじめ準備された表面134上にコンクリー
トを流してつくられ、第13図に示す通りの断面が提供
される。
次に、別の形の型131について記述する。しかし、ど
のような形の型を使うにしろ、目的は上に建物が建てら
れる土台を提供し、それに選択されたカプラー材30を
固定させられることである。
この点に関して、建物が完成したとき、予め選択された
カプラー材30が永久的に土台に固定されたというだけ
ではなく、建設中も、カプラー材30を内側から上台1
30に固定させておく何等かの手段を講する必要がある
強い横風に耐えるため、少くとも外壁には堅牢な永久的
固定手段が絶対必要である。地理上の地域は多く存在す
る。台風クラスの風速に耐える構造を設計する人は、風
による荷重がおどろくほど大きくなることを知る。更に
、大いに望まれ、−般に要求されることであるが、外壁
と土台のすき間から水が浸入してくるのを防ぐ手段が必
要である。これ等2つの目的は、選択されたカプラー材
を永久的に土台に固定するための、3つの方法によって
達せられる。これについて以下に詳しく説明する。
カプラー材を土台に固定する手段は、少(とも永久固定
が完了するまでの間、外壁の内側に加わる荷重に、内側
から抵抗するものでなければならない。(これは、外壁
の外側に加わり、壁を建物の内側に押し込もうとする風
圧に抵抗するため行なう永久固定のほかの手段である。
)ここに説明する方法のうちの2つは、内から必要な抵
抗を行なって、横風の荷重に耐えようとする永久固定の
方法であるが、第3の、そして最初に説明する方法は、
建設中内からの防護が必要である段階に、所要の支援を
与える方法である。
第13図を参照すると(上述の“第3゛の方法を示す)
、鉄筋136が、従来から良く知られた方法、すなわち
鉄筋の根本をフック状にして、そのフック138を土台
130Aのコンクリートの中に埋め、固定しているのが
わかる。鉄筋136は土台130Aから立てに上方に立
ち上り、穴141を通って敷居板140Aを抜け、図で
は30Aで示す第1カプラー材の中空の内部に入ってい
る。カプラー材30Aの中空の内部にはコンクリート1
42を詰めて鉄筋を包む。
コンクリート142と鉄筋136を、必要な強度で構造
的に結合させるためには、通常、鉄筋136を約18か
ら24インチ(約45c+aから61cm)は上方に伸
ばさなければならない、そうすればコンクリート142
はカプラー材30Aを土台130に、鉄筋136を通し
て、確実に永久固定させ、横荷重に充分耐えることがで
きるようになるが、但しこれはコンクリートが凝固し、
“養生”された後のことである。
第13図に示す方法で使われる敷居板140Aは、Z形
をしている。そのウェブ部分143は横縁を有し、そこ
からはフランジ部分144.105が、ウェブ部分に関
して垂直に伸びる。但し、互に反対方向にである。フラ
ンジ部分144は、土台130Aの周縁146上にかぶ
さり、できれば係合するのが望ましい。一方、フランジ
145は、土台130Aから上方に伸び、第1カプラー
材30Aに、その建物構造10の内側に向いた面65に
沿い、係合する。このようにして、敷居板140A上に
立った壁の外側に加わる風圧は、実質的に立てに伸びる
フランジ145によって、コンクリート142の養生が
終る前であっても、支えられるのである。フランジ14
5が、建物構造10の外から、各外壁の全長にわたって
加わる横荷重に、連続的に抵抗し、鉄筋を包むコンクリ
ートが凝固し養生され、永久固定が成った後にも、鉄筋
136による抵抗を補助し続けるとは、評価されるべき
である。
フランジ145が、水平に配置された中央のウェブ部分
143に関して、実質的に立てに配置されていることは
、外壁の下から建物10内に浸入しようとする水を防ぐ
のに効果的である。
しかし、既に述べたように、コンクリート142の養生
が終るまでは、第13図に示す構造配置は、第1カプラ
ー材30が、または他の壁20を形成する構造要素が、
フランジ145から外に移動しようとする動きを防ぐた
めの内部固定には働らがない、この問題を除くには、例
えば、抗147を土台130Aを囲む地面に打ち込み、
永久固定手段が全面的に役立つようになるまで、壁20
の横向き、外方への動きを止めることができる。図示す
るように、抗147と壁20の間にジムか、ブロック1
48を入れて、所要の内部固定を有効にすることができ
る。
もし、敷居板140自体が備えていない何等かの暫定的
な構造配置によって、内部固定手段供給の必要性を満す
ことがかなわない場合は、別の形状の敷居板を使うこと
ができる。その代表的な例を以下に述べる。
型131A、 131Bのかわりに、例えば、第12図
に示す型131Cを使うことができる。この型も、鋼板
から注文加工することができ、土台130Bの1側面の
外周を決定する。敷居板140Bは、当業者に良く知ら
れた方法により、各型131Cの上縁133に取外し可
能に固定され、上縁から水平に外向きに伸びる。型は準
備された面上におかれ、そこにコンクリートを流し入れ
て土台130Bが作られる。第14図によって良くわか
るように、敷居板140Bは、型131Cが外された後
も、土台130Bを構成するコンクリート内に保持され
る。
土台130Bの全周を決定する前述の型131Cの完全
なセットにあらかじめ番号をつけることにより、または
、当業者に周知の手段を備えることにより、型131C
が予め定められた方法で結合できるようにすれば、未熟
な作業員でも複数の型131Cを正確に位置定めし、土
台130Bの外周を組みあげることが可能である。土台
130Bにコンクリートが流し込まれたとき、作業員は
適切な鉄筋136を、流し入れたばかりのコンクリート
内に挿入するが、その場合、敷居板140Bに沿い、長
手方向に所定の間隔をもってあけである穴149を使い
、鉄筋を、正確に所定位置に、コンクリートにさし込む
ことができる。土台130Bは、複数の型131Cによ
ってかこまれた、あらかじめ準備された面134にコン
クリートを流し入れて作られ、断面は、第14図に示す
ものと同様のものになる。
第14図に示す土台130Bの実施例においても、鉄筋
136は土台130Bから立て上方に伸び、穴149を
通って敷居板140Bを抜け、図示された中空の第1カ
プラー材30Aの中に受けられる。鉄筋136が入りこ
んだ各中空カプラー材30Aのなかは好適にコンクリー
トが詰められ、カプラー30Aと土台130B間は、鉄
筋136を通して、所要の構造的結合がなされている。
土台130Aの場合と同様である。
第12図および第14図に示される配列に使われる敷居
板140BはJ形をしている。敷居板140Bの中央の
ウェブ部分150は実質的に水平に配置され、第1のフ
ランジ部分151は中央ウェブ部分150の1つの側縁
から上方に、実質的に垂直に伸びる。
敷居板140Bが、型131Cに支持され、その下にコ
ンクリートが流し込まれると、土台130Bの周縁には
、棚状部分152が設置される。中央ウェブ部分150
によって形成される棚状部分152の面は、受面154
に向いて実質的に水平となり、第1フランジ部分151
によって形成される棚状部分152の面は、反作用面1
55に向って実質上垂直になる。第1フランジ部分15
1は、連続して反作用面155に並列しており、建物1
0の内側に向いた第1カプラー材30A上の面65によ
って係合された反作用面の一部と見なされて当然である
。壁(例えば図示される壁20)の外側に加わる風圧は
、鉄筋136のみでなく、また実質的に垂直に伸びる第
1フランジ部分151および土台130Bの棚状部分1
52によって表示される反作用面155によっても、抵
抗されるのである。
水平に配置された中央ウェブ部150に関して実質的に
垂直に配置された第1フランジ部分151は、また、壁
20の下から建物10のなかに浸入する水を防止する効
果的な手段としても働らく。
第2のフランジはウェブ部分150の、もう1つの側縁
から外方に伸びる。第2フランジの、少くとも第1部分
158は、ウェブ部分より上に、第1フランジ151と
同じ方向に伸び、第2フランジの第2部分159はウェ
ブ部分150の外方に、第1フランジ部分151とは反
対の方向に伸びる。第2フランジの第1部分158はか
くして、第1フランジ部分151に関して、平行に、側
方に所定の間隔をおくという関係で配置されて充分、内
部固定手段として働らき、それによって、敷居板140
B上に建てられたいずれの壁の内側に加わる横の力にも
耐えることができる。
第2フランジの第2部分159は、土台130Bの周縁
153の部分上にかぶさり、できれば係合するのが望ま
しい。従って、第2フランジの第2部分159はまず、
敷居板140Bの中央ウェブ部分150と、土台130
B間に見える境界線をカモフラーシュする装飾手段とし
て働らく。
今は明らかになったように、もし建物10の全周にわた
って敷居板140Bが使用されると、前述したように、
水の浸入を止める望ましい装置として働く。
第1カプラー材30A〜30Dと、建物構造10が上に
のる土台130との接合部にかかる応力を計算すると、
−aには、中空の第1カプラー材30A〜30Dのある
ものだけにコンクリートを詰めればよいということがわ
かる。外壁の位置を決定する点の軌跡に沿った位置にお
いてのみ、第1カプラー材30A〜30Dはコンクリー
トが詰められ、カプラー材と土台130の構造的結合を
行なうが、第1カプラー材30A〜30Dが、敷居板1
40と、あるいは、土台130そのものと、全面的に係
合することが、強く望まれる。他の場所においては、外
壁を形成する構造要素は、敷居板140そのものの上に
設置されようと、あるいは、立て方向をむく構造要素と
敷居板140の間に配置された部材の上に設置されよう
と、かまわない。
例えば、第18図に示す通り、だき材90は、ウェブ部
分150、および、敷居板140Bのフランジ151と
158の間に、共動的に受けられる。だき材90が、第
1カプラー材30以外の構造材の下に配置されなければ
ならないときは、だき材90と係合する、その他の構造
材の下方に向いた端面に凹みが形成されており、だき材
90の上方を向く断面輪郭と適合的に係合することが強
く望まれる。
しかし、これ等外壁に沿う場所には、扉16か18、あ
るいは窓19があり、扉や窓もだき材90に共動的に係
合する。密閉枠100およびだき材90間の相互作用に
ついては、後に詳しく説明する。
ここに述べる最后の代表的敷居板は、第21図に示され
るもので、−船釣に、アルファベット文字付きの数字表
示140Cで表わされる。個々についてのべると、敷居
板140Cは、水平に配置された、一般には平らな、バ
ッキング165を有する。ストップブロック166がバ
ッキング165の中間部から垂直に上方に伸び、バッキ
ング165部分はストップブロック166から横に外方
向に伸びたのち下に向ってストップブロック166に対
向する部分を形成し、だき材の面168A、 168B
と一直線になる。ストップブロック166の側壁は対向
するストップ面169A、 169Bを形成する。スト
ップ面169Aはだき面168Aから垂直に上方にのび
、ストップ面169Bは、だき面168Bから垂直に上
方にのびる。ストップ面169Aと169Bは実質的に
互に平行である。クロージヤー面170はストップブロ
ック166を横切って伸び、ストップ面169に関して
実質的に垂直であり、かつ、だき面168に対し実質的
に平行関係にあって、敷居板140Cの最上面を形成し
ている。
ストップブロックはかくしてバッキング165から上方
に伸び、建物構造10の壁に沿った構造要素に係合する
。敷居板140C上に建てられた壁に対して加わる、風
、またはその他の横荷重は、これらコンクリートを詰め
られた第1カプラー材30A〜30Dの内部で受けられ
た鉄筋だけでなく、今説明している通り、実質的に立て
に伸びるストップブロック166と、そこから壁が形成
される構造要素間の相互作用によっても抵抗される。敷
居板140Cの形状は、もし、建物構造10の建設中、
敷居板140cを土台130Aに固定しておく何等かの
手段が備えられれば、内部固定装置としても働らくこと
ができる。
第21図に示されるラムセットファスナー171は、そ
れによって敷居板140Cを土台130Aに固定する1
つの手段、を構成する。個々について説明すると、ファ
スナー171は、ストップブロック166が土台130
Aに向って横にのびる、バッキング165の部分に取付
けられる。この方法で、土台130Aを形成するコンク
リートが養生された後、敷居板140Cを定置し、固定
することができる。しかし、ファスナーを取付ける場所
としては、図示されているように、たき面168Bのあ
る、バッキング165のその場所のみが好適であること
に注意しなければならない。バッキング165の部分に
ついてのみいえば、だき面168Aのある方は、あまり
にも土台130Aの周縁146に近すぎて、ファスナー
173を差すと、土台130Aの周縁146が割れてし
まうおそれがある。
第27図は敷居板の別の形を開示する。敷居板140C
’は実質的に、敷居板140Cと同一であるが、敷居板
140C’が、バッキング165から下方に伸びる、内
蔵結合機構172を備えている点が異なる。
内蔵相互結合装置172は、バッキング165と総合的
に形成され、バッキング165から下方にのび、球根状
の脚部174を形成するレッグ173を有する。
敷居板140C’を土台130Aに固定する、このよう
な代案構造においては、敷居板140C’が、コンクリ
ートの固まる前に、土台13〇へのコンクリート内にセ
ットされる必要がある。土台130Aを形成するコンク
リート内に、相互結合装置172を埋めこむことによっ
て、敷居板140C’は、建物構造10の建設中要望さ
れる内部固定装置を提供することが可能となる。
再度第21図を参照すると、構造要素の端面としてバふ
ル材35Jが示されており、それは、敷居板140C(
または、敷居板140C’ )に係合するが、175の
ところで、敷居板140C1または140C’の断面輪
郭に適合する凹みを有しなければならない。
例えば、パネル材35の壁板38 、39の端縁は直接
土台130A上に載ることができるが、パネル材35の
横エレメント、例えば、図示されていないが密閉壁、お
よび図示されているリプ40などは、段状に凹んで端縁
1774.1778を構成し、それはだき面168A、
 168Bそれぞれを、敷居板140Cまたは140c
’に係合させ、そして、端縁178は、クロージヤー面
170を、敷居板140Cまたは140G’に係合させ
る。
他のカプラー材30の端部も同様に、敷居板140Cま
たは140C’に係合するよう凹所を有し、この配列は
、永久固定が働らくようになるまでの間、壁20(また
は他の外壁、あるいは内壁)と土台130A間の、所要
の内部固定装置として、非常に有効に働らく。
各構造要素の両端に、凹所175を設けることによって
、2つの目的が達成される。第1にして、かつ最も明白
なことは、作業者が建設工事中、構造要素の方向づけを
行なう必要がないことであり、第2は、各構造要素の頂
部の凹所175が外壁の長手方向に伸びる軌道を形成し
、そこに電気配線を行なうことができることである。各
構造要素の両端にある凹所175の模範的な利用法が、
第28図に示される。パネル材35は、第1カプラー材
・・・例えば30A・・・ならびに第2カプラー材30
Eによって作動可能に係合され、これ等3つの構造要素
の両端には、凹所175が設けられている。この代表的
な表示によって今や明らかなごとく、本発明の概念を具
体化した建物構造に使われる構造要素のいずれか、また
はすべてが、同様に凹所を持つことができる。
外壁を定める点の軌跡に沿ったこれ等の位置において、
第1カプラー材30A〜30Dは、カプラー材30A〜
30Dおよび土台130A間を構造的に結合させるため
、コンクリートが打ち込まれているが、第1カプラー材
30A〜30Dは、第1カプラー材30A〜30D内の
コンクリートと、土台130Aのこれ等の場所において
上方に伸びる鉄筋136との、所要の結合を確実に行な
うのみならず、また、少くともコンクリート142が詰
められているこれ等の第1カプラー材30A〜30Dに
よって受けられる支柱荷重が、確実に、支柱荷重がコン
クリートを詰めた第1カプラー材30A〜30Dによっ
て受けられることになるよう設計されていない何等かの
要素の介在なしに、直接上台1304に伝導されるよう
にするため、敷居板140Cまたは140C’よりもむ
しろ土台130Aそのものと全面的に係合することが、
強く望まれる。
水平に配置されたバッキング165に関し、実質的に垂
直であるストップブロック166の配置は、それによっ
て、そこに建てられた壁の下を水が通り抜けるのを防ぐ
手段としても働らく。従って、明らかに、もし敷居板1
40Cか140C’が、建物10の全周に沿って使用さ
れるならば、第1カプラー材30A〜30Dがコンクリ
ートを詰めこまれる場所を除き、敷居板140Cか14
0C’は、その目的を全面的に達成する。
ここに説明する構造要素を、開示された代表的な土台に
結合させることができる、構造要素ならびに幾つかの変
化を、基本的に理解した者ならば、建物構造10の壁を
建てるための代表的な方法の1つまたは複数を、すぐに
も考案することができる。
妥当な土台130は、鉄筋を備えてコンクリートが打た
れており、鉄筋は、少くとも外壁の位置を定める点の軌
跡に沿い所定の間隔をもって正確に位置定めされた上で
土台内に固定されていると仮定する。更に、選ばれた敷
居板もまた、適切に定置されているものと仮定する。こ
こに供される説明によって、当業者は、必要な要素を前
もって加工組立てし、建物構造10の壁を建てるための
準備として土台130を完成させることができる。
壁自体を建てるには、一般に、2つの異なった方法が使
われる。すなわち、壁を、その最終の、立ての配置にお
いて直接に組立てる、か、または壁を地上レベルで組立
て、次いでそれを、最終の立て位置に持ち上げるかの2
つである。いずれの方法も受容できるものであるが、人
はひとつの方法を他の方法より好むもののようである。
壁をしかるべき場所に建てるのに、作業員は、はしご、
たかあし、あるいはある形状の足場を必要とするだろう
。さて、第1図で最もよく見える、前面端のコーナーの
壁20および22から作業を始めるとして、作業員は土
台130上の壁22を建てるべき点の軌跡を定める選ば
れた敷居板140に沿って、2つの順に続くパネル材3
5A、35Bを直線上に並列させ、壁22の取付けを開
始する。以降、璧22の建設を例にして、説明を続ける
。本発明を理解する者は、容易に、実質的に、他の壁か
らも開始できる筈である。以上の理解のもとに、そして
、前述の通りパネル材35A、35Bが定置されたとし
て、足場などの上にいる作業員は、第2カプラー材30
Eをとりあげ、それを、直線的に並列するパネル材35
A、35Bの間に、立てにすべりこませ、第16図に示
す通り、第2カプラー材30Eの結合フランジ70Aを
パネル35Aのトング45に作動可能に係合させ、結合
フランジ70Bを、パネル材35Bのトング46に作動
可能に係合させる。
第2カプラー材30Hの結合フランジ70Aを、パネル
材35A上のトング45に作動可能に係合させるには、
結合フランジ?OAの爪75A、75Bを、パネル材3
5Aのトング45で構成されるロック溝51゜52のそ
れぞれに、滑動可能に受けさせる。同様に、第2カプラ
ー材30Eの結合フランジ70Bをパネル材35Bのト
ング46に、作動可能に係合させるには、結合フランジ
70Bの爪75C,75Dを、パネル材35Eのトング
46によって構成されるロック溝56 、58のそれぞ
れに、滑動可能に受けさせる。フランジ75A〜75D
が、直線的に並列するパネル材35A 、 35B上の
ロック溝51 、52 、56 、58に係合されると
、第2カプラー材30Eは、比較的容易に、第2カプラ
ー材30Eの下端が正しく土台140に当るまで、パネ
ル材35Aと35Bの間を滑り降りる。
この時点において、パネル材35A 、 35Bは、カ
プラー材30Eと、またそれにより相互に、完全に結合
される。
第16図はまた、さね45と46の横の厚さが、それに
よってさねが構成されるパネル材35のボディ部分36
の厚さよりも小さく作られている機能的目的が明白にな
る。
ロック壁49と、パネル材35Aの壁板38との間に、
結合フランジ70Aの継ぎ足しアーム71Aの横の厚さ
に等しい横オフセットを作ることにより、第2カプラー
材30Eの面65は、壁パネル35Aの壁板38の面と
同一面になる。パネル材35の壁板38と39間の横オ
フセット、および対応する、結合トング45 、46の
ロック壁49 、50 、54 、55間の横オフセッ
トによって、壁の長さを横切り、次のパネル材35の壁
板38 、39によって決定される端の壁22の、内お
よび外の面は、実質的に互に同じ高さとなり、また、パ
ネル材35を相互結合させるのに使用されるカプラー材
30の、それぞれの面62〜65とも同じ高さになる。
少くとも建物構造10の外壁を建設する1つの方法につ
いての説明を続けると、作業員は、今結合されたパネル
材35A、35Bと1直線上にある次の第3のパネル材
35Cに位置を移す。しかし、第3のパネル材35Cは
、第15図に示される通り、パネル材35Bと同一直線
上にあるが、ゆっくりした間隔で結合される。同一直線
上にあるが間隔のゆっくりしたパネル材35Bと35C
の配置によって、足場などの上にいる作業員は第1カプ
ラー材30Aをとり、それをパネル材35Bと35Cの
間に、第1カプラー材30Aの結合フランジ?OAをパ
ネル材35Bのトング45に、また第1カプラー材30
Aの結合フランジ70Bをパネル材35Cのトング46
にそれぞれ係合させて、立てにすべり込ませることがで
きる。
第15図に示す配置において、第1カプラー材30Aの
結合フランジ?OAをパネル材35Bのトング45に係
合させるには、結合フランジ?OAの爪75A 、 7
5Bを、パネル材35Bのトング45から構成されるロ
ック溝51 、52のそれぞれに、摺動自在に受けさせ
る必要がある。同様に、第1カプラー材30Aの結合フ
ランジ70Bをパネル材35Cのトング46に係合させ
るには、結合フランジ70Bの爪75G、75Dを、パ
ネル材35Cのトング46から構成されるロック溝56
 、58のそれぞれに、摺動自在に受けさせる必要があ
る。フランジ75A〜75Dが、そのように、1直線上
にあるが間隔のゆるやかなパネル材35B ’+ 35
C上のロック溝51 、52 、56 、58にそれぞ
れ係合したときは、第1カプラー材30Aは、比較的容
易に、第1カプラー材30Aの下端が正しく土台140
に当るまで、パネル材35Bと35Cの間を下に滑り降
る。そのとき、パネル材35Bと35Cは、カプラー材
30A、およびそれによって相互に完全に結合される。
壁20 、21を建てるのに使われるパネル材はすべて
同じ高さであることが好適である。しかし、前述した通
り、端の壁22、ならびに普通の壁23を建てるとき、
次のパネル材35は漸次高さを増し、その上端が、屋根
24の各傾斜部24A、24Bのピッチに合うよう傾斜
しなければならない、傾斜部24A、24Bは、棟26
9に向って上方に集中して行くからである。端の壁22
を形成するパネル材35の高さが漸次増する様子は、例
えば、第25、第26図を見れば明らかである。
これから組立てる各部材の下端は、選ばれた敷居板14
0に係合する形になっているものと理解されたい。また
、鉄筋の使用は、これから土台130上に組み立てる構
造要素の結合には必ずしも必要でないものと理解された
い。しかし、壁20と壁22の交叉点には鉄筋が必要に
思われ、その理由からも、これから壁20のパネル材3
5Dの建設について説明する。
目的に沿うために、作業員は、前に建てたパネル材35
A〜35C1および同時に、土台130上に建てられよ
うとする壁20の点の軌跡を定める、選ばれた敷居板1
40に関して、垂直にパネル材35Dを位置づける。こ
のように、パネル材35Aに関して位置されたパネル材
35Dについて、足場等の上にいる作業員は第1カプラ
ー材30Bをとり、それを立てに、垂直に向けられたパ
ネル材35Aと35Dの間に、カプラー材30Bの結合
フランジ?OAが、パネル35Aのトング46に係合し
、結合フランジ70Cがパネル35Aのトング45に係
合するように、すべりこませる。結合フランジ?OA 
、 70Cをパネル材35A 、 35Dの夫々のトン
グに作動可能に係合させる方法は、第15.16図によ
って説明した方法と同じなので、その結合方法の詳細は
説明する必要がないものと思われる。第1カプラー材3
0Bとパネル材35A、35Dの係合によって、各パネ
ル材35A 、 35Dと、第1カプラー材30B3そ
してそれにより、パネル材35A、35D自身が結合さ
れることを述べれば十分である。
また同様に、建物構造10の隅に使われる第1カプラー
材も、その上に建物構造lOが建設される土台130に
結合される。カプラー材30Bが、垂直に向くパネル材
35A、35D間に作動可能に挿入されるとき、それは
また、建物構造10の、前記の隅に位置づけされ、垂直
に配置された鉄筋にも、その長手方向に沿ってかぶさっ
て行く。
壁の建設はこのようにして、1つの要素から次の要素へ
と続けられる。例えば、壁20に沿っては、パネル材3
5Eをパネル35Dに直線上に並べ、−この2つのパネ
ル材を、他の第2カプラー材30Eによって結合させる
という方法を次々に続けることによって組み上げて行く
ことができる。ぺの結合の方法は、前にパネル材35A
、35Bの結合のとき説明した方法と同じである。
第2カプラー材30Eに結合されない、パネル材35H
の縁部には第1カプラー材30Aを取付けることができ
る。このカプラー材30Aは、そのなかにコンポジット
式窓19Aがはめ込まれる開口18o(第1図に見られ
る)の左側の構造窓わく「間柱」の1部分として働らく
。他のカプラー材30Aも、開口180の、反対側、つ
まり右側の構造窓わく「間柱」の1部分として働らき、
そのカプラー材30Aは、パネル材35Cを第1カプラ
ー材30Aに結合させる方法としてここに詳述する方法
によって、パネル材35Fに結合される。
だき材90は、開口180の各側面を限定する第1カプ
ラー材30Aによって支持される。だき材90が第1カ
プラー材30によって支持されるという配列は、第17
図に最も良く表示されている。
特に第17図について述べると、第1カプラー材30A
の結合フランジ70Bは、だき材90のトング46に係
合する。すなわち、結合フランジ70Bの継ぎ足しアー
ム71C,71Dに構成される各ロック爪75C,75
Dは、だき材90のトング46内の各ロック溝56 、
58内に、摺動自在に受けられる。
第1図に示す通り、窓19Aはコンポジット式窓である
。すなわち、窓19Aは、4つの立てに積まれた窓ユニ
ット181A〜181Dのシリーズで構成される。第1
7図は、窓ユニッl−181Bの、だき材90に関する
横の関係を示し、そして図示される通り、蝶番183の
取付アーム182は、接着剤、ねじ、リベット(図示さ
れていない)といった従来の締付は手段によって、だき
材90の胴部分91のケーシング面92に固定され、蝶
番183の第2の取付はアーム184は、密閉枠100
のある長さによって形成される縦かまち185に固定さ
れる。耳186は取付はアーム182から外に伸び、隣
接する耳188に並列し、耳188は取付はアーム18
4から外に伸びる。ヒンジピン189は2つの耳186
.188間に伸び、この2つの耳を作動可能に連結し、
ヒンジピン189の軸に沿って、取付はアーム182.
184が相関的に動けるようにしている。窓ユニット1
81A〜181Dの両側には、同様の蝶番装置を設け、
各窓ユニットが、第1カプラー材30A、およびそれに
よって窓ユニット181が支持されている関連するだき
材90に関してスイングするようにできる。また第17
図に見られる通り、例えばすき間ふさぎ190のような
、適切な密封材を、だき材90のストップ面96Aと、
窓ユニット181Bの縦かまちの間に取付けることがで
きる。
第27図により、立てに積み重なった一連の窓ユニット
181A〜181Dがどのように相互に作用し、窓ユニ
ット181A〜1810の各個が個別に開閉できるかが
わかる。積み重ねの一番下からはじめると、まず土台1
30Aにストップブロックが設けられている。第18図
に示す通り、95のようなストップブロックを構成する
手段かだき材90を利用する。
所要の場所にストップブロック166を設ける他の手段
が、第27図に示す通り、敷居板140Cを利用する。
窓ユニット181Aの底レール191(これもまた密閉
枠100のある長さで形成される)が、ストップブロッ
ク166上のストップ面169^に係合し、その間には
妥当な密封材190が取付けられている。
窓ユニッl−181Aの内側開口114の最上境界線は
、上部接合レール192(これもまた密閉枠100のあ
る長さで形成されている)で構成され、それは下部レー
ル191に関して平行に配置されている。水平に配置さ
れている下部レール191および上部接合レール192
の側端は、第10図に示す方法で、立てに配置された、
左および右の縦かまち185に結合されている。
ブラインドストップ193は、上部接合レール192に
固定され、そこから立て上方に伸びる。個々に説明する
と、ブラインドストップ193・・・これは、中空の構
造体を適切な長さに切った、直線的な断面をもった、大
体はガラスはめビード110に類似するが、少くとも1
方向だけは寸法の非常に大きい点だけが相異するもので
構成される・・・は、それによって上部接合レール19
2が形成される密閉枠100に設けられた凹所101の
内側に固定されている。図示される通り、ブラインドス
トップ193は、複数の締付は具例えばねじ197によ
って、上部接合レール192を形成している密閉枠10
0のある長さで構成される壁194に固定されることが
可能であり、もし、窓ユニット181^のブラインドス
トップ193と、窓ユニッ目81Bの間に密封材190
が使用されていると、以下に説明する通り、ブラインド
ストップ193と、上部接合レール192の壁194の
間に、図示するようなシム195を位置させるのが望ま
しい。
次にすぐ上に続く窓ユニットl、81Bの下部部材は、
これも密閉枠100のある長さで形成される下部接合レ
ール196である。第27図に最もわかりやす(示され
ているが、窓ユニッ目81Bの下部接合レール196は
、窓ユニット181Aの下部レール191と正確に同一
の配置で同一方向に向けられており、窓ユニッ) 18
1Aの上部接合レール192が、窓ユニッ) 181B
の下部接合レール196と同一の横断面を持っていると
しても、窓ユニッ目81Aおよび181Bが上下に連続
して積み重ねられて取付けられると、それ等は鏡の関係
に配置される。このように、窓ユニッ目81への上部接
合レール192によって構成され、そこに固定されてい
るブラインドストップ193は、それによって窓ユニッ
ト181Bの下部接合レール196が形成されている密
閉枠100の凹所101の壁194によって係合されて
いる。もし、窓ユニット181A 、 181B間に密
封材190を使用するならば、窓ユニッ目81A上のブ
ラインドストップ193と、窓ユニッ目81Bの下部接
合レールの壁との間に配置するのが良い。
窓ユニット181Aの上部接合レール192上のブライ
ンドストップ193、および窓ユニット181Bの下部
接合レール196間に干渉がなく窓ユニッ) 181A
を開けられるようにするためには、窓ユニット181A
が軸のまわりに枢動するようにすることが必要で、その
場合、数字198で示される水平軸は、ブラインドスト
ップ193の最も外側のコーナー199が、建物構造1
0の内に向い、そして、窓ユニッl−181Bの下部接
合レール196から遠去かるようにスイングできるよう
になっている。
前述の配列は上に積まれる窓ユニットの数だけ反復され
、第1図に示すのは、4つの窓ユニット181A〜18
10が、窓の開口180の両側を構成する2つの立に配
置された第1カプラー材30A間の窓開口180内に積
み重なっている。
また第27図に示すように、最上段の窓ユニット181
0は、ブラインドストップ193を使用しない。
窓開口180の最上部はだき材90によって構成され、
それは壁キャップアセンブリ200によって支えられて
いるが、これについて以下に詳述する。
窓ユニット181Dの上部接合レール201を形成する
密閉枠100のある長さ部分の壁194は、だき材90
から構成されるストップブロック99のストップ面96
Aに係合し、その間に密封材190を取付けることがで
きる。上述したように、窓ユニット1810と他の窓ユ
ニット181A〜181Cとは相異しているので、窓ユ
ニット181Dがそのまわりにスイングする、水平に配
置された枢動軸202が、上部接合レール210を形成
する密閉枠100の凹所101の最上部の内側コーナー
203が、だき材90上のストップブロック95から遠
去かるように下方かつ外方にスイングするよう位置づけ
されるのは、やむを得ない。
窓19B〜19Eは、窓19Aのあり方で、1つまたは
複数の窓ユニットを含むよう組立てられる。
壁20の組立てを続けるならば、窓開口180の両側を
形成する第1カプラー材30Aの1つか双方が、第17
図に示すようにコンクリート142内に埋まった鉄筋1
36をなかに包み込むよう注意しなければならない。
窓開口180(第1図)の右側を形成する第1カプラー
材30Aに結合された側縁に対向するパネル材35Fの
側縁は、第1カプラー材30Cに結合され、内壁26で
分けられる内壁26と外壁20に必要な構造的結合を行
なう。
内壁26と外壁20を結合させるため第1カプラー材3
0Cを然るべき方法で建てる準備をするため、作業員は
、パネル材35Gを、既に建てていて累積的に外壁20
を構成しはじめているパネル材35D 、 35E 、
 35F、ならびに窓19Aと、直線上に心がでるよう
位置づける。しかし、パネル材35Gは、パネル材35
Fと、前に説明したパネル材35Bおよび35Cの結合
と同じ方法で、ゆるやかな間隔をとって、心出しされ、
取付けられる。更に、作業員は立てに配置されたパネル
材35H(第2図)を、壁20の平面に関して垂直に、
かつ、心出しされたパネル材35Fおよび35Gの間隔
がゆるくなるよう位置づける。パネル材35Hは、内壁
26が建設されている点の軌跡と同一直線上になるよう
方向づけられる。
敷居板140Cもまた、各内壁を建てるとき、その点の
軌跡を表示するのに好適に使用され、敷居板140Cの
長さもまた、外壁20から内向きに垂直に伸びるよう決
定され、内壁26の位置を定めるのみならず、建物構造
10の建設中、パネル材35Hの物理的な位置定めが容
易にできるようにする。
3つのパネル材35F〜35Hを正しく位置ぎめすると
、足場等の上にいる作業員は、同時に、第1カプラー材
30C上の結合フランジ70Aがパネル材35Fのトン
グ46に係合し;結合フランジ70Bがパネル材35G
のトング45に係合し;結合フランジ70Cがパネル材
35Hのトング45に係合するようにして、第1カプラ
ー材30Cを、集中する配置の3つのパネル材35F〜
35Hの間に、立てにすべりこませる。
結合フランジ70A〜70Cと、パネル材の対応するト
ングとの保合は、既に建てられたパネル材35とカプラ
ー材30の結合に関してかなり詳細に説明した方法と同
じ方法で行なわれるので、結合実施の詳細説明は反復す
る必要がない。第1カプラー材30Cとパネル材35F
〜35Hの保合は、各パネル材35F 、 35G 、
 35Hを第1カプラー材30Cに、そしてパネル材3
5F〜35H自体間を結合させることを言えば十分であ
る。
代表的な壁20の建設について説明を続けると、コンポ
ジット窓19Cおよび19Dの、既に建設されたパネル
材35D〜35Gと心を出しての取付けは、コンポジッ
ト窓の取付と、−船釣には同じ方法で行なうことができ
、その後、直線的に並べたパネル材351および35J
を続けて建設し、次いで作業員は扉16にとりかかる。
図示するように、扉16はカプラー材30Dに懸けるこ
とができる。カプラー材30Dの使用によって、だき材
90を、扉16が取付けられる1つの側に、そして第2
のだき材90をカプラー材30Dの反対側に設け、扉1
6Aを住居ユニット12に取付けることができる。更に
、カプラー材30Dは、第1のパネル材35Kを普通の
壁23に係合させることによって、外壁20と普通の壁
23間の、所要の構造的結合を行なうことができる。最
后に、カプラー材30Dはパネル材35Lの建設を可能
にし、パネル材35Lは、建物構造10の外方へ、普通
壁23と反対の方向に伸び、隣接する住居ユニット11
および12の出入口となる扉16および16Aの間のプ
ライバシー防護壁を構成する。
対向するパネル材35にと35L、ならびに対向するだ
き材90であって、心出しされたパネル材35におよび
35Lに関して垂直に配置されているだき材90の、第
1カプラー材30Dへの結合は、(カプラー材30Dか
ら構成される結合フランジ70上のロック爪75と、パ
ネル材35に、35L、ならびにだき材90のトング4
5 、46上のロック溝51 、52 、56 、58
を係合させることによって)、これまで説明して来た方
法と同じ方法において達成され、作業員が、カプラー材
30Dを、対向し、心出しされ、ゆるく間隔をとっであ
るパネル材35にと35Lの間に下向きにすべりこませ
ると(カプラー材30Dが所定の場所についたのち、だ
き材90はその位置にすべり込む)、すべての部材が所
定の通りつながり、構造的にひとつに結合される。
まずまちがいなくそうなるものと思われるが、カプラー
材30Dはまた土台130に結合される。それは、土台
130にコンクリートが流し込まれたとき、正しく固定
された鉄筋136によって行なわれ、カプラー材30D
は位置ぎめされるとコンクリートがその中空の胴体部分
61に詰められ、それが所期通り鉄筋をおし包んで固定
されるのである。
扉16 、16A 、 18 、31は、窓ユニット1
81を組み立てたとき使用された方法と同様な方法で組
み上げられる。但し、第18図に示す通り、扉16は、
窓ユニット181が一般に外向きに開かれるのが好適で
あるのに反して、居住ユニット11の内側に開けられる
ようにするのが好適である。
扉16の基礎からはじめると、ストップブロックが土台
130に設けられる。166のようなストップブロック
は、好適な手段を用いて設けられると思うが、第21図
および第27図に示すように、敷居板140Gを土台1
30Aに固定したものを使うこともできる。しかしまた
、第18図に示すように、例えば土台130Bに設けた
敷居板140Bにだき材90を受けさせ、このだき材9
0を利用してストップブロック95にすることもできる
扉16の下部レール205(密閉枠100のある長さで
形成される)はストップブロック95のスト・ンプ面9
6Bに係合し、この2つの間には適当な密封材190が
取付けられる。上部レール206(これも密閉枠100
のある長さで形成される)は、下部レール205に関し
、立てに間隔をとられ、平行関係に配置される。水平に
配置された下部および上部レール205および206の
側端はそれぞれ、第10図に示すような方法で、立てに
配置された左の口、ツクかまち208と右の蝶番かまち
209(第1図)に結合される。扉16の中央インサー
ト113は、ある長さの密閉枠lOOに設けられた、連
続する凹所102内に位置され、この密閉枠100から
は、レール205.206、ならびに紺かまち208.
209も形成されている。扉16の中央インサート11
3は、適切な長さのガラスはめビード110によって凹
所102内に、窓ユニツト181内にガラスインサート
113を取付けるのと同様の方法で、取付けられる。
上部レール206を形成する密閉枠100から構成され
る壁207は、壁キャップアセンブリに固定されたたき
材90から構成されるストップブロック95のストップ
面96Bに係合し、その壁キャップアセンブリは、第2
7図に示す壁キャップアセンブリ200Cを使っても、
また第19図か第20図に示す、比較的簡単な壁キャッ
プアセンブリ200^か200Bを使ってもかまわない
。ここでもまた、密封材190が、上部レール206と
ストップ面96Bの間に取付けられる。
縦かまち208.209も、扉16の両側に位置される
カプラー材30に結合されたたき材90から構成される
ストップ面に係合する。だき材90と、立て方向のカプ
ラー材30Aの結合については、第17図に示されてお
り、窓19の各側面におけるカプラー材30Aの使用に
関連して説明しである。
従って、所要であれば第17図を参照していただいて、
どのように結合を行なうかに関し、記憶を新たにしてい
ただくとして、ここで完全な説明を繰り返すのは余剰す
ぎるように思われる。だき材90とカプラー材30Dの
結合も同様に行なわれるものと理解されたい。
ここにおいて、本発明の概念を具体化した建物構造の外
および内壁のすべてを、如何にして建設するかが十分明
白になった筈である。単に、ここで使用される幾つかの
独特な構造要素の各個について詳しく説明されただけで
な(、これ等の構造要素を互に結合させ、かつ、少くと
も1つの代表的な形状の土台に結合させる、少くとも1
つの手段についても詳しく説明された。この模範的な構
造10の残りの外壁および内壁、またはそれ等の理にか
なった変造も、前述した建設技術を応用することにより
、容易に建設することができる筈である。
ここで、壁そのものを建設するのに、一般に、2つの異
った方法があるといったことが思い出される。これ迄の
説明は、壁をその最終室て配置に直接組み上げる方法を
開示した。壁はまた、地上レベルで組立て、それを最終
室て位置にまで持ち上げることができ、この方法につい
て評価を行なう、いかに各種の構造要素がひとつに結合
され得るかを理解すれば、同じ一般的な組立て技術が、
水平ならびに立て方向にむけられる構造要素について実
行できることにも、容易に理解がいく、妥当な長さの壁
を地上に並べたならば、数人の作業員が壁の頂を持ち上
げて立て位置に組む。唯1つ、困難にぶつかるとすれば
、ある長さの壁を持ち上げて、土台から上方に突き出て
いる鉄筋を、第1カプラー材30の、鉄筋を受けるよう
になっている中空の、胴部分61のなかに入れるときだ
けである。この潜在する困難性を除くには、第1カプラ
ー材を、単に一部分だけすべりこませておく。
そして、壁を立て位置にして、第一カプラー材を土台か
ら上方に伸びている鉄筋に心合せをした後、作業員は第
1カプラー材を下にすべり込ませ鉄筋にかぶせて行く。
このようにして、壁は、実質的に水平配置で組み立て、
それを持ち上げて立て配置にし、選ばれた第1カプラー
材を、その最終位置にまですべり込ませるには、中庸の
努力を必要とするだけである。
このようにして壁が建てられたならば、パネル材35に
、建物構造10が遭遇する環境に対し、十分な絶縁をほ
どこすかどうか決定しなければならない。壁板38 、
39の間には多くの空洞211が存在し、複数の横行鉄
筋40も十分その中に備えられている。一方、熱や音響
の伝導率を、構造要素を作りあげている材料のもつ伝導
率以下に下げるため、絶縁物で空洞211を満すことも
できる。更に、パネル材35の壁板3B 、 39、ま
たはその他のむき出しの面には、空洞211を何等かの
材料で埋めて内装用の裏ばりをほどこすこともできる。
いずれの場合も、空洞211は、壁が建設された後、そ
して屋根があげられる前に、好便にものが詰められる。
例えば、空洞には、砂、フオーム樹脂、そして適当なセ
メンタイト材、例えば気泡コンクリート、あるいは、多
泡構造を持つ骨材を使ったコンクリート、例えば人工の
フオーム樹脂、または軽石のような天然の材料を詰める
ことができる。
壁が建設された後、壁を形成する構造要素の頂部に沿っ
て伸びる凹所175内に電気配線を行ない、各種外壁お
よび内壁の頂部に適当な壁キャップアセンブリを取付け
る。概観すると、壁キャップアセンブリ200は、幾つ
かの目的を達成する。まず第一に、少くとも屋根20を
その上に載せることができることである。第2に、屋根
と壁(土台自体にではなく)を構造的に結合させる何等
かの手段を、そこに設けることができることである。こ
れは強風の対象になるものについて、建築規則が強制条
項として規定しているものである。最后に、好適な壁キ
ャップアセンブリは、壁を形成する構造要素を確実に整
列させる手段として働らくことである。特に、隣接する
構造要素間に、自然に横の安定性を生むようになってい
ない壁の部分に沿って有効に働らく。この自然に横の安
定性を生む可能性を例示する状況の、すぐれた例として
は、なかに窓か扉のある壁のスパンである。窓や扉の側
にある構造要素は、窓や扉を越えて互にしっかり結合さ
れているわけではないので、その場合は、これ等の構造
要素を土台に結合させるのに特別な注意が払われ、また
、これ等構造要素は、窓や扉が介在するスパンを越えて
、ひとつに結合させることが非常に望まれる。正しく設
計され、加工されることによって、壁キャップアセンブ
リ200は、全構造的設計に必要な完全さを与えること
ができる。
ここでは、3種の壁キャップアセンブリ 200につい
て説明する。第19図は、選択的に土台130に結合さ
れたカプラー材30Aの1つの頂部を通過するよう描か
れた、代表的な壁キャップアセンブリの横断面形状を示
す、土台130から上方に伸びる鉄筋が、カプラー材3
0Aの立ての全長に伸び、更にポル) 215の頭21
3と柄214のかなりな長さまでを、図示するように、
第1カプラー材30Aの胴部分61によってコンクリー
ト142内に埋め込むこともできる。
壁キャップアセンブリ200Aは金属チャンネルを有し
、そのウェブ部分は壁20を横断してスパンする。すべ
てのパネル材35の壁板面、および各種カプラー材30
すべでの外面62〜65は、ひとつの壁に組み上げられ
たとき同一平面内になるので、外にしろ内にしろ、ウェ
ブ部分218の横スパンを、第19図に示すカプラー材
30A上の対向する外面63および65間の横スパンに
等しくすることにより、ウェブチャンネル216内のウ
ェブ218の側縁から下に伸びるフランジ219.22
0は、パネル材35の壁板ならびにカプラー材30の外
面63 、65と摩擦係合する。壁の頂を、その長手方
向に沿って抱くようにチャンネル216を取付けること
によって、所期の、横安定性を壁に与えることができる
壁キャップアセンブリ200Aはまた、チャンネル21
6のウェブ部分218に据えられ、ウェブ部分の長さだ
け伸びるスペーサブロック221を有する。
カプラ一部分30Aの胴部分61内のコンクリート14
2から上方に伸びるボルト215は、チャンネル216
のウェブ部分218にあけられた穴222、および、穴
222に正しく合った、スペーサブロック221の穴2
23を通して伸びる。穴223は座ぐり穴224のとこ
ろで終る。座ぐり穴224は、それによって壁キャップ
アセンブリ200Aを少くとも選ばれたカプラー材30
に締付けているナンド226と座金225を受けるのに
十分な深さと直径を有する。
同じく第19図に示す通り、屋根24は、適切な接着剤
228によって、スペーサブロック221に固定される
。これに関して、接着剤が“固まるパまでは、M根24
を正しい位置に留めておく必要があるので注意しなけれ
ばならない、これについては、仮の締付具、例えば小さ
な釘、あるいはねじ229を使って、スペーサブロック
221を通し、屋根24を形成するのに使われたパネル
材35の壁板38 、39に留めておくことが望ましい
。これについて以下に、より詳しく説明する。
ボルト215を、隣接する壁板38を通過させて上に伸
ばし、パネル材35の中でナツト226でとめることも
できる。これは第22図に示す。この図については後に
説明する。
第20図に示す通り、壁キャップアセンブリ200Bは
、前に述べた構造要素の大半がそうであるように、ガラ
ス繊維で強化した押出し成型の熱可塑性樹脂で構成され
る。壁キャップアセンブリはまた、チャンネル部分23
0を有し、そのウェブ部分は、壁20を横にスパンする
。前にも、壁キャップアセンブリ20〇八について説明
した場合と同様、ウェブ部分231の横スパンを、パネ
ル材35の対向する壁板38 、39の外の面間の横ス
パンに等しくすることにより、ウェブ部分233の側縁
から下に伸びるフランジ232.229は、パネル材3
5の壁板38 、39のみならず、またパネル材を相互
に結合するのに使われるカプラー材30の外面とも、摩
擦係合する。壁キャップアセンブリ200Bを、フラン
ジ232.233が壁の頂部をその長手方向に抱くよう
にさせることで、所期の壁の横の安定性が得られる。
壁キャップアセンブリ200Bはまた、1対の、長手方
向に伸び、横倒の長さは異なるスペーサアーム234.
235を有し、そのスペーサアームは、ウェブ部分23
1の横縁より上方に、直径的に反対方向に、フランジ2
32.233を越えて伸びる。各スペーサアーム234
.235はそれぞれ、結合フランジ236゜238のと
ころで終る。第19図にも示す通り、屋根24は、適切
な接着剤239によって結合フランジ236、および2
38に固定される。これに関しては、接着剤が“固まる
”まで、屋根24を正しい位置に留めておく必要がある
。これについては、仮の締付具、例えば小さな釘かねじ
、240を、結合フランジ238を通し、屋根を形成す
るのに使用されたパネル材35の壁板38 、39に向
け、下方に打ち込むのが望ましく、これについては後に
更に詳しく説明する。
第20図は、長手方向に間隔をとるカプラー材30の間
にかかる壁のスパンを表示し、屋根24とカプラー材3
0を構造的に結合させる手段は、実際に第20図には示
されていないが、第19図や第22図に示したようなボ
ルト215は、妥当な位置に充分使えるものであること
を理解されたい。
第22図に示すような壁キャップアセンブリ200Cは
、前に述べた構造要素の大半がそうであるように、ガラ
ス繊維で強化された押出し成形の熱可塑性相で構成され
る。壁キャップアセンブリ200Cはチャンネル部分2
45を有し、それのウェブ部分246は壁20を横にス
パンする。前に第19図について説明したように、受は
フランジ248゜249間の横スパンを、パネル材35
の、対向する壁板38と39間の横スパンのみならず、
またカプラー材30の対向する面63と65(または6
2と64)間の横スパンとも等しくすることによって、
受はフランジ248および249は、パネル材35の壁
板38 、39のみならず、パネル材を相互に結合させ
るのに使われるカプラー材30の外面とも、摩擦係合す
る。壁キャップアセンブリ200Cを取付けて、受はフ
ランジ248.249が壁の頂部をその長手方向に抱く
ようにすることで、壁に、所期の横の安定性を与えるこ
とができる。
壁キャップアセンブリ200Cはまた、1対の、長手方
向に伸び、横に変位した、スペーサブロック250、2
51を備え、そのスペーサブロックは、ウェブ部分24
6から上方に伸び、横に対向してスペーサブロック25
0.251を横切るオフセット壁252と253により
、ウェブ部分246に結合される。ウェブ部分246、
オフセット壁252と253、ならびに受はフランジ2
48と249で決定される横断面は、保合空洞225A
 、 225Bを描き、その輪郭は正確に、各種のカプ
ラー材30の各個から構成される結合フランジの輪郭を
なぞるものである。
各スペーサブロック250.251の上に伸びる部分は
、対応する結合フランジ256と258それぞれに結合
する。結合フランジ256および258は、角度をもっ
て配置され、各部分は角度をもって上方に伸び、好適に
、頂上259で結合する。逆に、角度をもって下に伸び
る結合フランジ256.258は、それ等が構成されて
いるスペーサブロック250.251を通り越して分れ
て行き、各々、アングルプレース260.261のそれ
ぞれの脚に連結する。各アングルプレース260.26
1の他の脚は水平に伸びて、受はフランジ248.24
9に、それがそれぞれのスペーサブロック250.25
1に接合するところで連結する。
また第22図に示す通り、屋f124は、適切な接着剤
262で、結合フランジ256.258に固定される。
これに関し、それによって屋根24が組立てられている
要素を、接着剤が“固まる′まで、正しい位置に留めて
おく必要があることに注意しなければならない。それに
は、仮の締付具、例えば小さい釘か、ねじ、263を使
い、結合フランジ256を通し、屋根24を形成するの
に使われたパネル材35の壁板38に、下方にむけて打
ち込むのがよい。これについては以下に詳しく説明する
この仮の締付具への接近は、第22図に示すように、壁
キャップアセンブリ200Cの長さに沿って、一定の間
隔をとり、アングルプレース260を貫通するアクセス
穴264をあけることによって容易に行なえる。
壁キャップアセンブリ200Cは、ボルト215によっ
てカプラー材30Aに固定され、ボルトの頭213およ
び柄214の大部分は、カプラー材30Aに詰められた
コンクリート142内に埋められている。ボルトの柄2
14はコンクリート142の外、上方に伸び、ウェブ部
分246の穴265、壁キャップアセンブリ200Cの
頂259にある穴266、ならびに、屋根25のパネル
材35の壁板38にあけられた穴267を突き通す。斜
め座金268が柄214の上で受けられ、ナツト226
は、キャップアセンブリ200Cならびに屋根24をカ
プラー材30Aに、またそれによって土台130Aに、
最も正しい建築規則を満足する方法で結合させる。
屋根24の棟269へ、−aには平行して伸びる外壁2
0 、21上に位置された、選ばれた壁キャップアセン
ブリ200によって、作業員は、所要の構造的支持装置
を棟269に建設することができ、また、必要と思われ
る中間母屋を、屋根を組む前に建てることができる。(
母屋については後述する)。
第23図に示す通り、壁キャップアセンブリ200Cは
特に、屋根24がその上にのり、屋根24の棟269に
留まる部材として働くのに適する。
棟269において使用される配列の説明は、好便に、外
部の端の壁22と、内壁25の交叉部からはじめる。隣
接する寝室13A 、 13Bの間のプライバシーにつ
いては、壁25が充分上に、伸び、壁25の頂部と、ど
のような屋根支持の装置が使われていようが、その屋根
支持装置との間のすき間を閉ざすことが望まれる。所期
の結果をもたらす1つの配列としては、壁キャップアセ
ンブリを、壁25を形成しているパネル材35の最も上
部に取付けることである。そう取付けることによって、
壁キャップアセンブリ200C上の受はフランジ248
゜249は、パネル材35の対向する壁板38 、39
に、第22図において説明した、壁キャップアセンブリ
200Cの受はフランジ248.249がカプラー材3
0Aの外側面63 、65と係合する方法と同じ方法で
係合する。
カプラー材30C(3つの内壁25 、26 、27の
交点に位置する)から食堂兼居間15を横切って、普通
の壁23のカプラー材30Aまでスパンする屋根の長手
方向に沿って、棟269のスパンに沿う梁に必要な強さ
を与えるため、何等かの構造強化を行なう必要がある。
第24図に良く示される通り、根太ハンガー270をカ
プラー材30Cの頂から取付けることができる。根太ハ
ンガー270のアンカーフランジ271は、カプラー材
30Cの頂を横切って水平にのび、ボルト215の柄2
14はアンカーフランジ271の穴272を貫通して上
に伸びび、ナット226(第24図は示されていないが
、第22図に示されている)を受ける。肋鉄筋273は
アンカーフランジ271から下方に、少くともパネル材
35の横寸法からトング45の横寸法を引いた長さに等
しい距離だけのびる。この形状で、さね45は上方に、
根太ハンガー270の上のアンカーフランジ271のレ
ヘルより上で、のびることができる。図示するように、
アンカーフランジ271の上面は、できれば位置定めシ
ョルダー41A、41Bと同じ平面内にあることが望ま
しい。パネル材35をそのように配置することにより、
トング46は根太ハンガー270の水平な支持脚274
上に載る。
もちろん、さね46は、食堂兼居間15を横切ってスパ
ンするパネル材35により形成された梁の下側に、露出
して構成されることも可能である。
しかしまた、食堂兼居間15をスパンする梁の下側の見
てくれを良くしたい人もいるわけで、その場合は、カプ
ラー材275がさね46をかくずように、終端カプラー
材275を支持することもできる。
終端材275は、第1カプラー材30Aと同じ方法で加
工されるが、結合フランジ70Bを終端材275からは
除去することもできる。終端材275の結合フランジ7
0Aはさね46を肋鉄筋273に支持されたパネル材3
5に、作動可能に係合させる。すなわち、結合フランジ
?OA上のロック爪75Aおよび75Bは、さね46の
ロック溝56,5B内に受けられる。終端材275の中
空な胴部分61は、内に電気配線を走らせることのでき
る絶好のレース溝となるし、胴部分61の、邪摩物のな
い、直線的な外面63 、64 、65は、パネル材3
5から形成されるコンポジット梁の下縁部を美しく仕上
げる。
梁として働くパネル材35の下側に終端材275を使う
こともできるが、肋鉄筋273の支持脚274上にトン
グ46をのせるやり方もあり、あるいは終端カプラー材
275を支持弾274上にのせる方法もある。パネル材
35のさね46を支持脚274にのせる方法を選んだ場
合は、終端カプラー材275がそれによって支持される
ときでも、根太ハンガー275の深さを変えてはならな
い。しかし、終端カプラー材275の胴部分61を除い
て結合フランジ7OAの長さを減じ、そこで根太ハンガ
ー270が支えられているカプラー材30Cの外面65
との係合を除く方法を選ぶこともできる。この方法は第
24図に示されるが、結合フランジ70Aが、根太ハン
ガーの側面板276との接合を止めているのが見られる
また、終端カプラー材275を直接、根太ハンガー27
0中の肋鉄筋273の支持脚274上にのせる方法を選
ぶこともできる。この選択には、肋鉄筋273の長さが
伸長して、終端カプラー材275の肋部分61の長さを
含むことが必要条件である。
いずれの場合も、パネル材35は、食堂兼居間域15を
横切って、所期のやり方で、普通壁23のカプラー材3
0に支持された第2の根太ハンガー270の肋鉄筋27
3に受けられるようスパンする。
パネル材35の形状は、単にすぐれた曲げ強さのみなら
ず、むしろその長袖に沿った良好な支柱強さをもたらす
ものである。しかし、パネル材35の形状は、パネル材
35自体に横方向から働く比較的強い圧縮荷重(実質的
な屋根荷重によって生じることが予測できる程度の)に
対しては、抗力が貧弱であることを理解しておく必要が
ある。
結局、もし、絶対に必要ということではないにしても、
パネル材35中を長手方向に伸びている空洞211の、
端の開口に詰物をして、梁の支持体として働らくカプラ
ー材30の上にのるパネル材35の長手方向の端が、単
一梁として使われたときバックリングを起さないだけの
補助強度を分与するが非常に望ましく思われる。
詳しくは、パネル材35は、力の分散の結果、その端部
にかかってくる応力を受は得るよう強化されなければな
らない。この力の分散は、梁(食堂兼居間域15を横切
る梁)のかわりをするパネル材35によって運ばれる荷
重を、それによって根太ハンガー270が支えられてい
るカプラー材30によって供される支柱支持へ転移する
のに必要である。所要の詰物としては、第24図に示す
通り、空洞211の端に押し込む、簡単な木の栓でよい
。終端カプラー材275を直接、根太ハンガー270の
支持脚274上にのせる場合は、終端力ブラ−材275
の中空な胴部分61にも詰物をするかどうか考察するこ
とを推せんする。このような計算は、与えられた環境に
関する詳細の決定を行なう技術者の技能の範囲内であっ
て、これ以上論する必要はない。
根太ハンガー270間に伸びる単純梁として、前述のよ
うな方法で支持されるパネル材35により、第2カプラ
ー材30E上の結合フランジ70Aは、第23図に示す
ように、パネル材35の最上部の縁でさね45に作動可
能に係合する。前に詳述したように、結合フランジ?O
Aとトング45の作動可能な保合には、結合フランジ7
0A上のロック爪75A、75Bが、パネル材35上の
トング45の、ロック溝51 、52に夫々受けられる
ことが必要である。
第2カプラー材30Eの結合フランジ70Bは、壁キャ
ップアセンブリ内の空洞255によって作動可能に受け
とめられ、その間の構造的結合を行なう。
同じく第23図に示されるように、ロック爪75Cを含
んだ継き足しアーム71Cの横断面の輪郭は、保合用空
洞255Aの横断面の輪郭と完全に−敗し、ロック爪7
5Dの横断面輪郭を含んだ継ぎ足しアーム71Dの横断
面輪郭は、保合用空洞255Bの横断面輪郭と十分一致
するので、壁キャップアセンブリ200Cは容易に第2
カプラー材30Eにずベリ込み、作動可能な保合を行な
う。
ある環境下では、屋根24は、棟269と平行する外壁
20 、21の間で、十分支持される。この場合、屋根
は、屋根を支持する装置が組立てられたならば、すぐに
組立てることができる。第1図、第22図、第23図を
連続して参照すると、1対のパネル材35が、外壁20
の頂部に取付けられた壁キャップアセンブリ200Cの
上に構成される結合フランジ256上にのせられている
。1対のパネル材35は、所期通りに配置されるまで作
業されて、外壁上のその壁キャップアセンブリ200C
と、屋根24の棟269に位置される第2の壁キャップ
アセンブリ2000間をスパンする。
壁キャップアセンブリ200Aが壁20に取付けられる
と、パネル材35はスペーサブロック(第19図に示す
)上に載置され、壁キャップアセンブリ200Bが壁2
0に取付けられると、パネル材35は、結合フランジ2
36.238 (第20図に示す)の上にa置される。
いずれにしろ、2つの壁パネル材35が外壁上の壁キャ
ップアセンブリ200と、屋根24の棟269において
使用される支持装置の間に支持されると、作業員は、然
るべく位置づけられた2つのパネル材の間にカプラー材
30をすべり入れて、その2つを作動可能に係合させる
。典型的には、屋根24を形成するパネル材35を第2
カプラー材30Hによって次々に、第16図に示すよう
に結合させる。屋根24はこのようにして、次々にパネ
ル材35を、屋根24の2つの傾斜側部24A。
24Bの長手方向に沿って連続的に位置させ、かつ、連
続するパネル材を、適切なカプラー材3oによって相互
に結合させ、またパネル材35を、開示された壁キャッ
プアセンブリ200の幾つかの変化について説明したと
き、それに関して説明した方法によって、壁キャップア
センブリ200に結合させることにより、組立てられる
第23図に示すように所定の場所に結合された、屋根2
4の2つの傾斜部24A、24Bを形成するパネル材3
5によって、棟キャップ材280は据付けられる。棟キ
ャップ材280は、屋fIi24の、対向する傾斜部2
4A、24Bを形成するパネル材35の壁板39に係合
する、1対の取付は用タブ281A 。
281Bを有し、それ等は、例えばねじ、リベット、あ
るいは接着剤282のような締付手段によって固定され
る。
棟キャップ材280の横断面輪郭は、実質上、要求され
るいかなる形であってもよいが、描かれた屋根の線のミ
ニチュアパロツティングは全く機能的である。すなわち
、最上部の壁283^、 283Bが水を流し、水平に
配置され横にひろがる壁284A 。
284Bには複数の開口285が開けられて、所要の換
気を行なう。
前述した通り、屋根24を形成する各傾斜部24A、2
4Bのスパンを中間的に支えるため、母屋を使用するこ
とができる。金属母屋290を支えるだめの代表的な配
列を、第25図および第26図に示す。
母屋290の両端を適格に支柱受けするには、少くとも
母屋の対向する端を支えるため選ばれたカプラー材30
は、前に説明した方法で、土台130に結合させるのが
好適である。そのカプラー材30の胴部分61の内部空
洞は、カプラー材30内のコンクリート142上に母屋
290の支持フランジ291が載置されるレベルまでに
、コンクリート142を詰めなければならない。普通、
母屋が位置される位置において使用されるべきカプラー
材30Aのかわりに、カプラー材30Cを使うことによ
って、追加的な支持受けが提供される。カプラー材30
Cを使用することにより、だき材90は、第25 、2
6図に示す通り、母屋290の下まで、上向きに伸び、
好適に、カプラー材30C内のコンクリート142と同
じレベルにおいて終止する。母屋290を載置できる追
加支持域を提供するほかに、だき材90の装備は、母屋
2900両端を支持する最も効果的な支柱配列を備える
ための組合せのL/R比率を増加させる。
カプラー材30Cにより母屋を支持する方法を選択した
と仮定し、母屋290の1端を受けるため、外部面63
に、292のところに、ノ・ンチをつける。
支持フランジ291は、支持面の上に載置される水平部
分293のみならず、曲げモーメントに抗するため、支
持フランジ291の力に貢献する、立て方向に向いた返
り部分294をも有する。母屋290はまた、梁の厚さ
の初期計測値を与えるウェブ部分295を含む。最后に
、母屋290はまた、好適に、第26図に示すように、
屋根の測面24A、24Bのピッチに合わせて、角度を
もって配置される結合フランジ296を構成し、屋根2
4を組立てるのに使用されるパネル材35の壁板38に
係合する。
ここでまた、壁板3Bは好適に、例えば接着剤262の
ような適切な手段で、結合フランジ296に固定される
が、接着剤262が“固まる°゛までの期間、例えばね
じ298のような内部締付具を、補助的に使用する。
母屋を使うか否かの選択は、建物構造10が建設される
環境において遭遇することが予測される屋根への荷重、
および外壁と棟269のスパンによって決まる。しかし
、今や、棟269のいずれかの端に母屋290を使用し
て、棟269に対する主要な支持物にできることは明白
である。そのような選択は、特定な使用および環境を考
えて建物構造を設計する者には容易になし得ることであ
り、そして、本発明の概念を制限するものとは考えられ
ない。
以上の開示は、各種構造要素に関する幾つかの変形を含
み、同様に、所要の建物構造10に組み込まれることが
可能な構造要素の組合せには非常に広範な選択がある。
各構造要素のどの形状を使うべきかの決定は、設計者、
建築技術者によって、構造要素が建設現場に出荷される
前に、工場において行なわれるものと理解されるべきで
ある。しかし、−旦選択が行なわれたならば、特定な建
築プロジェクトに使われるべき各構造要素に関して要求
される特定形状につき、如何様に考慮しようとも、選ば
れた構造要素は、建築現場に、最少人数の知識ある職長
の監督下、実質的に未熟な作業員によっても建設が可能
な、キットの形で供給することが可能である。
今や明らかな通り、本発明は、建物が、実質的にそのす
べてにわたって、複数の、標準化され、量産される構造
要素により、比較的未熟な作業員により、特殊化された
工具を用いず、対比し得る構造が従来技術の要素から建
設される期間よりもはるかに短期間に建設されることが
可能であることを教示するのみならず、また、本発明の
他の目的も、同様に、達成されることが可能であること
教示するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の概念を具体化したモジュー式建物構
造であって、連続的につながる一連の住宅ユニットの一
部であり、各住宅ユニットは隣接する住宅ユニットと隔
壁を共有する、1戸の完全な住宅ユニットおよび隣接す
る住宅ユニットの1部分を示す、モジュール式建物構造
の斜視図、第2図は、第1図に示す代表的建物構造に含
まれる、代表的な住宅ユニットの間取り図、第3図は、
第1図に示すモジュール式建物構造の、壁および屋根と
して使われる、模範的なパネル材としての、構造要素を
表示する斜視図、第4図は、カプラー材によって相互結
合されるよう適応されている構造要素間に設置され、そ
の連続して直線的に方向づけられた2つの構造要素を構
造的に結合させるよう適応された、カプラー材様の構造
要素を示す斜視図、 第5図は、互に垂直になるよう配置され、(カプラー材
によって相互結合されるよう適応された)、2つの、連
続的に並べられた構造要素間に設置され、その構造要素
を構造的に結合させられるよう特に適応された、第1の
カプラー材に換る変形材様の構造要素を示す斜視図、 第6図は、3つの(カプラー材によって結合されるよう
適応されている)構造要素の交叉部に設置され、それに
よって、2つは直線的に方向づけられ、他の1つは、他
の2つと垂直になるように配置された、3つの構造要素
を、構造的に結合させるよう適応された、第1のカプラ
ー材に換る、1つの変形材様の構造要素を示す斜視図、
第7図は、4つの(カプラー材によって結合されるよう
適応されている)構造要素の交叉部に設置され、それに
よって、2つの対はそれぞれ直線的に方向づけられ、1
つの対は他の対に関して垂直になるよう配置された、4
つの構造要素を構造的に結合させるよう適応された、第
1のカプラー材に換る、別の変形材様の構造要素を示す
斜視図、第8図は、カプラー材によって相互結合される
よう適応された、連続的に、直線的に方向づけられてい
る2つの構造要素間に設置され、構造的に結合させるよ
う特に適応された、代表的な第2カプラー材様の構造要
素を示す斜視図、 第9図は、代表的なだき材様の構造要素を示す斜視図、 第10図は、密閉枠材および密閉枠に選択的に固定でき
る、別個の、枠と並列する、ガラスはめビード材様の、
構造要素を示す、分解斜視図、第11図は、その上に第
1図に示す建物を建造することができる1種の土台の、
少くとも外周を輪郭づけるのに使用される、2つの型材
の角の交叉部分を示す斜視図、 第12図は、その上に第1図に示す建物を建造すること
ができる、他の種類の土台の、少(とも外周を輪郭づけ
るのに使用される、別の型材の一部を示す斜視図、 第13図は、外壁と、第11図に示す型材によって外周
が限定される土台の実施例との間に設置される敷居板の
1形態の詳細構造を示す、実質的に第1図の13−13
に沿って取った、拡大型断面図、第14図は、外壁と、
第12図に示す型材によって外周が限定される土台の実
施例との間に設置される敷居板の、別の、かつ更に代表
的な形の、詳細構造を示す、第13図に類似する立断面
図、第15図は、1つまたは複数のパネル材(第3図)
を、第4図に示す第1カプラー材に結合させる、代表的
な配列の詳細を示す、実質的に第1図の16−16に沿
って取った、拡大水平断面図、第16図は、2つの連続
するパネル材(第3図)を、第8図に示す第2のカプラ
ー材に結合させる、代表的な配列の詳細を示す、実質的
に第1図の16−16に沿って取った、拡大水平断面図
、第17図は、だき材(第9図)を、第4図に示す第1
カプラー材に結合させる代表的配列の詳細とともに、適
当なガラスはめビードを含む、動作可能に結合された密
封枠材(共に第10図に示す)と、上記だき材間の構造
的関係の詳細も示す、実質的に第1図の17−17に沿
って取った、拡大水平断面図、 第18図は、扉と、扉口の頂部および敷居部に使用され
るだき材間の、作動上の相互関係を示す、実質的に第1
図の18−18に沿って取った拡大型断面図、 第19図は、本発明の概念を具体化したモジュール式建
物構造において、屋根を外壁に支持させる代表的な方法
を示す、実質的に第1図の19−19に沿って取った拡
大型断面図、 第20図は、屋根を外壁に支持させる他の方法を示す、
実質的に第1図の20−20に沿って取った拡大室断面
図、 第21図は、外壁および内壁と、実際上多様な土台との
間に設置することが可能な敷居板の、別の、おそらくは
好適な形状の詳細構造を示す、実質的に第1図の21−
21に沿って取った、第13 、14図と同様な拡大室
断面図、 第22図は、第19 、20図と同様であるが但し、第
1図に示すモジュール式建物構造において、屋根を外壁
に支持させ、固定する、別の、しかしおそらく好適な方
法の詳細を示す、拡大室断面図、第23図は、本発明の
概念を具体化した建物の棟を支持し、仕上げる方法の詳
細を示す、実質的に第1図の23−23に沿って取った
、拡大室断面図、第24図は、第1図に示す建物構造の
端面壁に取付けられた第1カプラー材により、棟を支持
する1つの方法の詳細構造を示す、斜視図、第25図は
、屋根のスパンに沿い、選択された位置に配置された母
屋を支持する代表的な方法を示す、立体分解斜視図、 第26図は、第25図の26−26に沿って取った立断
面図、 第27図は、本発明の概念に従った構造要素によって作
られた窓の、複数のユニットを積み重ねた場合の、作動
上の相互関係を示す、実質的に第1図の27−27に沿
って取った、拡大室断面図、第28図は、1つの側縁が
第1カプラー材の型に結合され、他の側縁が第2カプラ
ー材に結合され、反対側の、長手方向の端部に凹所があ
り、それによって記述されるアセンブリの1端は、選択
された敷居板の横断面の輪郭に適合し、他端は電気配線
等用の溝とすることができる、代表的なパネル材を示す
、斜視図である。 30・・・負荷カプラー材、35・・・パネル材、45
 、46・・・さね、     51 、52・・・ロ
ック溝、70・・・結合フランジ、  130・・・土
台。 〜 FIG、/3 FIG、22 図面の浄書(内容に変更なし) FIG、23 手FA補正書く方式) 平成1年4月26日 特許庁長官 吉 1)文 毅 殿 1、事件の表示 昭和63年特許願第312132号 2、発明の名称 モジュール式建物楕遣とそのプレハブ構成要素および方
法 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 名称 ザ ビー、エフ、グツドリッチ カンパニー 4、代理人 住所 〒105東京都港区虎ノ門−丁目8番10号5、
補正命令の日付 6、補正の対象 (11明   細   書 (2)図  面 7、補正の内容 (11明細書の浄書(内容に変更なし)(2)図面の浄
書(内容に変更なし) 8、添付書類の目録 (1)浄書明細書       1通 (2)浄書図面     1通

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、土台上に建築される、モジュール式建物用構造要素
    であって、該構造要素は、 モジュール式建物の壁を定める点の軌跡に沿い、所定の
    間隔をもって配置され、かつ、土台に対して実質的に垂
    直に向けられる、複数の負荷カプラー材、 該カプラー材を、土台に選択的に保持する手段、複数の
    パネル材、および 該パネル材を該カプラー材に構造的に結合する手段、 を包含する構造要素。 2、該パネル材を該カプラー材に結合する該手段が更に
    、 該カプラー材に設けられ、横に所定の間隔を保ち、平行
    な結合を行なう、少くとも1対のフランジ、 反対方向を向く、側面パネル材の側縁、および、該パネ
    ル材の、少くともひとつの側縁に設けられたさね手段を
    包含し、 該結合フランジが、作用可能に該さね手段に係合するこ
    とによって、該パネル材を該カプラー手段に結合させる
    ことを特徴とする、請求項1記載のモジュール式建物用
    構造要素。 3、該パネル材を該カプラー材に結合する該手段が更に
    、 該カプラー材に設けられ、横に所定の間隔を保ち、平行
    な結合を行なう、少くとも1対のフランジ、および 該さね手段に凹所をなす、少くとも1対のロック溝、を
    包含し、 該結合フランジに設けられた手段を共働的に該ロック溝
    に係合させることによって、該パネル材を該カプラー材
    に結合させることを特徴とする、請求項2記載のモジュ
    ール式建物用構造要素。 4、モジュール式建物構造において、屋根に係合し、支
    持する構造材であって、該構造材は、1対の、横に所定
    の間隔を有し、一般には垂直に方向をとり、上部および
    下部を有するスペーサブロック、 一般に、該スペーサブロックの下部間に水平に伸びるウ
    ェブ手段、 該スペーサブロックの下部から下方に伸びる包持フラン
    ジ、および 屋根を支持するため、該スペーサブロックの上部に取付
    けられ、実質的に横方向を向く結合フランジ、を包含す
    る、構造材。 5、モジュール式建物構造であって、該構造は、建物構
    造の、少くとも外壁を定める点の軌跡に沿って伸びる土
    台、 該土台に沿い、所定の間隔をもって配置され、該土台に
    対して実質的に垂直な方向に向く、複数の負荷カプラー
    材、 少くとも選択されたカプラー材を該土台に選択的に固定
    する手段、 該所定の間隔に配置されたカプラー材間に取付けられて
    壁を形成する、複数の、垂直に立つパネル材、および 該パネル材を該カプラー材に構造的に結合させる手段、
    を包含することを特徴とする構造。 6、少くとも1つの固定手段が該土台に取付けられ、該
    固定手段は該土台から上方に伸び、そして、該固定手段
    に作用可能に係合される手段が備えられ、それによって
    、少くとも選択された負荷カプラー材を該土台に固定さ
    せる、請求項5記載のモジュール式建物構造。 7、該構造が更に、 敷居板、および 該敷居板を該土台に固定する手段、を包含し、該敷居板
    は、該土台および該パネル材、ならびに少くとも選択さ
    れた負荷カプラー材間に取付けられる、請求項5記載の
    モジュール式建物構造。 8、複数の、前もって作りあげた組立て構造要素より建
    物を建造する方法であって、該方法は、土台を準備し、 パネル材とパネル材を隣接させる位置定めをし、位置定
    めされたパネル材の間にカプラー材をすべり込ませ、相
    互にはめ合わせるステップを含み、該位置定めおよび挿
    入作業の反復により、パネル材およびカプラー材を連続
    的に加え、所要の建物構造の内および外壁を形成するこ
    とを特徴とする、方法。 9、該方法が更に、 壁キャップアセンブリによって、内および外壁に沿い、
    パネル材およびカプラー材の頂部縁を連合させる段階を
    包含する、請求項8記載の方法。 10、該方法が更に、 屋根を壁キャップアセンブリに固定させる段階を包含す
    る、請求項9記載の方法
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