JPH01279827A - 脳機能改善組成物、学習能力増強剤、記憶力増強剤、痴呆予防剤、痴呆治療剤、または脳機能改善効果を有する機能性食品 - Google Patents

脳機能改善組成物、学習能力増強剤、記憶力増強剤、痴呆予防剤、痴呆治療剤、または脳機能改善効果を有する機能性食品

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JPH01279827A
JPH01279827A JP63109421A JP10942188A JPH01279827A JP H01279827 A JPH01279827 A JP H01279827A JP 63109421 A JP63109421 A JP 63109421A JP 10942188 A JP10942188 A JP 10942188A JP H01279827 A JPH01279827 A JP H01279827A
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dementia
docosahexaenoic acid
enhancer
active ingredient
learning ability
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JP63109421A
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Seiji Kimura
木村 省二
Kenshiro Fujimoto
健四郎 藤本
Masazumi Nishikawa
正純 西川
Kazuteru Maruyama
一輝 丸山
Michio Nonaka
野中 道夫
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Maruha Nichiro Corp
Original Assignee
Taiyo Fishery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野従来の技術」 本発明は脳機能を改善する効果をもっている物質、即ち
、脳機能改善組成物と、当該脳機能改善組成物を用いて
具現化される薬剤である学習能力増強剤、記憶力増強剤
、痴呆予防剤、痴呆治療剤と、脳機能改善効果を有する
機能性食品等に関するものである。
「従来の技術J 近年、学習能力や記憶力、痴呆症等といった脳機能改善
に作用する物質や方法に関しては、各方面で数多く研究
や検討が進められ、少しづつその成果が発表されてきて
いる。それによると、従来より研究されている脳機能を
改善する方法は、脳細胞に栄養を効率良く吸収させて、
細胞の働きを活性化する脳エネルギー代謝改善法と、脳
の血行を良くして脳細胞に必要な栄養や酸素を充分に供
給しようとする脳循環改善法とに大別され、それぞれの
病理学的作用を有する薬剤や治療法について研究が進め
られており、また、脳障害(痴呆症)については、神経
系障害を原因として起こるアルツハイマー型痴呆症と、
脳血管障害を原因とする脳血管性痴呆症との2つの型に
分けて認識され、それぞれに対応した薬剤や治療法の研
究が進められているようである。
しかし、この分野の研究は、まだまだ理論的な面でも実
用化の面でも、充分に研究され解明された段階とは言い
難く、−射的に顕著な治療効果が確認され実用化されて
いる物質や薬剤は少ない。
近年発表された記憶力増強剤や老人性痴呆治療剤として
は、例えば、■2−(7−インゾニルオキシメチル)モ
ルホリンまたはその酸付加塩を有効成分とする記憶力増
強剤(特開昭56−123915号)、■薬学的に許容
しつる酸を付加したデフエロキサミンの塩からなること
を特徴とするアルツハイマー病治療剤(特開昭58−1
2123)、■H−X−Y−OH(式中xとYは異なり
、TyrまたはArgを意味する。)で表わされるジペ
プチド化合物を含有する記憶改善剤(特開昭58−17
0719号)、■3,7−シヒドロー3−メチルー1−
(5−オキソヘキシル)−7−ブロビルーIH−プリン
ー2.6−シオンを有効成分として含有する記憶障害治
療剤(特開昭61−229823号)などがあり、その
他、■老人の記憶疾患の治療法としてPCT国際出曝さ
れたもの(特許出願公表昭61−501564号)があ
る程度である。
近年の高齢化社会に伴いかかる物質や薬剤は医学的のみ
ならず社会的にも開発が切望されている。
「発明が解決しようとする問題点」 本発明は、上記のような要請に応え、脳機能を改善し、
これによって学習能力増強、記憶力増強、老人性痴呆の
予防と治療をなすとともに、脳機能改善効果を有する機
能性食品を具現化せんとするものである。
本発明者等は、ニシン類、いわし類などから得られる油
に多く含まれているドコサヘキサエン酸の生理活性や薬
物活性について研究しているうち、この物質またはその
誘導体が動物試験の結果、意外にも強力な学習能力向上
、記憶力向上、痴呆予防及び治療効果を有していること
、これらは自然界の食物の組成成分の一部として存在し
ており、経験的に安全性が確認されていること、などか
ら脳機能の改善効果のある薬剤や食品として極めて有用
であることを見出し、本発明を完成したものである。
「問題点を解決する手段j 本発明において、脳機能改善効果を有する有効成分とし
て見出され、有用されるドコサヘキサエン酸(以下DH
Aと称す。)は、C*tHsxO□、分子量328.4
9で、4,7,10,13゜16.19位にシスニ重結
合を持つ炭素数22の直鎖ヘキサエン酸であり、その融
点は、−44゜5〜−44.1℃である。これはニシン
類、いわし類等の魚油中に多く含まれているとともに、
咄乳動物のリン脂質、ウシ肝などから検出されている、
近年当該DHAが、エイコサペンタエン酸(EPA)と
ともに、コレステロールを溶かして体の外に出す生理作
用の成ることが見出されて以来、DHA、EPA及びそ
のエステル、トリグリセリドは、心筋梗塞、脳梗塞等の
血栓症疾患の予防及び治療に有効であるとして注目され
ている。
しかし、このD HAが学習能力向上、記憶力向上、痴
呆予防及び治療効果を有しているという病理学的作用に
ついてはいまだ報告されていない。
本発明者は、当該DHAが上記学習能力向上作用、記憶
力向上作用、老人性痴呆症の予防及び治療に有効である
という薬理効果を実験結果によって見出したので、これ
ら薬理効果を利用して、薬剤や、食品等の製品を具現化
せんとしたものである。 以下、前記のような薬理効果
について実験に基すき詳細に説明する。具体的には、ド
コサヘキサエン酸の誘導体のうち少なくとも一種以上を
有効成分として含有する飼料を給餌させて飼育したラッ
トを対照区のラットとともにY迷路を用いて学習能力向
上及び記憶力向上効果の実験を行なうものである。
即ち、DHAに学習能力向上効果が存することを検討す
るため、ウィスター系ラットと、DHAエチルエステル
を有効成分として混入した飼料と、Y迷路とを用意し、
当該ラットをY迷路に入れたうえ、次のような実験を行
なった。
まず、前記ウィスター系ラットは、雄のウィスター系4
遇令ラットを合計80匹を用意し、これを各20匹づつ
4群に分け、所定期間給餌させる飼料の種類により、試
験区群3と対照区群1とする。
次に、前記実験において試験区群3と対照区群1とに分
ける試験飼料は、次のように成分配合された飼料を用い
ている。つまり、実験に用いる配合飼料は、第1表に示
した配合比の原料で構成されており、その構成成分であ
る脂肪の脂肪酸組成については、第2表のように差異の
ある3種類の試験飼料を用いるようにする。
第1表:飼料中の各成分配合比 〈実験例1、〉”DHAエステル群“の学習能力向上及
び記憶力向上効果の実験。
雄つィスター系4週令ラット20匹を1週間予備飼育し
た後、11週間DHA含有エチルエステルを混入した試
験飼料(第2表中のE試験飼料区)で飼育する。その後
、2週間ラットの体重が85%になるように個別飼いケ
ージに入れてShappingを行なってから本試験を
行なう。以下、このように、E試験飼料により飼育をし
たラット群を“DHAエステル群”と称す。
実験は当該DHAエステル群中の一匹につき1日5回で
20匹(−日合計100回の実験)を18日間行ない、
これを測定した。
当該実験方法は、まず動物を出発地点におく。
すると、動物は探索行動を始め、しばらくすると選択地
点に到達するが、そこで灯りがついて餌のある側か、灯
りも餌もない側かを選ぶ、出発地点においてから30秒
以内で餌のある側へ到達できた動物を正解とし、それ以
上時間がかかったもの、關のない側へ行ったものを不正
解とした。動物はY迷路の選択地点で初めて灯りだけが
見え、灯りのある側へ餌を摂取できることを学習すると
ともに、これを毎日繰り返すことによりその記憶力を調
べる。なお、対照群は、DHAのかわりにサフラワー油
とオリーブ油を混合した対照飼料(第2表中の対照飼料
区)を与え、飼育したラットを使用した。
その結果を、第1図〜第3図に示す。
第1図に示されるように、実験を開始してから18日自
回はDHAエステル群の正反応率が75%に達し、対照
群(正反応率)にくらべて極めて高い正反応率を示した
また、第2図と第3図に示されるように、当初は両群共
に、R−(不正解反応回数)のほうがR”  (正解反
応回数)よりも高いが、対照群は10日自回たりからR
−が減少するのに対し、DHAエステル群は5自回あた
りからR−が減少するとともに、Roが大幅に増加する
。つまり、DHAエステル群の方が、対照群に比較して
早く灯りの側へ行けば、餌がもらえることを学習し、そ
れを何日も忘れずに記憶していることになる。
以上より、“D HAエステル群”が、Y迷路ヲ用いて
行なった明暗弁別餌とり行動において学習効果を強力に
増強し、記憶力を増強することが判明した。
〈実験例2.〉“DHA トリグリセリド群”の学習能
力向上及び記憶力向上効果の実験。
ウィスター系ラットと、DHA含有トリグリセリドを有
効成分として混入した飼料(第2表中のT試験飼料区)
と、Y迷路とを用意し、当該ラットをY迷路に入れたう
え、次のような実験を行なった。
即ち、雄つィスター系4週令ラット20匹を1週間予備
飼育した後、11週間DHA含有トリグリセリドを有効
成分として混入した試験飼料で飼育する。その後、2週
間ラットの体重が85%になるように個別飼いケージに
入れてShappingを行なってから本試験を行なっ
た。以下、このように、試験飼料(第2表中のT試験飼
料区)により飼育をしたラット群を“DHAトリグリセ
リド群“と称す。
実験は、DHAトリグリセリド群の一匹につき1日5回
で20匹(−日合計100回の実験)を18日間行ない
、これを測定した。
実験の仕方は、前記実験例1.と同様な方法で実験を行
なった。
その結果を示したのが第4図〜第6図である。
第4図に示されるように、実験を開始してから18日自
回はDHAt−リグリヤリド群の正反応率が7゛4%に
達し、対照群(正反応率)にくらべて操めて高い正反応
率を示した。
また、第5図、第6図に示されるように、当初は両群共
にR−(不正解反応回数)のほうがR゛(正解反応回数
)よりも高いが、対照群は10日自回たりからR−が減
少するのに対し、“DHAJリグリセリド群”は6自回
あたりからR−が減少するとともに、R′″が大幅に増
加する。つまり、DHA群の方が、早く灯りの側へ行け
ば、餌がもらえることを学習し、しかもそれを何日も忘
れずに記憶していることになる。つまり、D HA含有
トリグリセリドを有効成分とした場合も、DHA含有エ
チルエステルを有効成分とした場合とほぼ同じように、
Y迷路を用いて行なった明暗弁別餌とり行動において学
習効果を強力に増強し、記憶力を増強する効果が得られ
た。
〈実験例3.〉“DHAリン脂質群“の学習能力向上及
び記憶力向上効果の実験。
雄つィスター系4週令ラット20匹を1週間予備飼育し
た後、11週間DHA含有リン脂質を有効成分として混
入した試験飼料で飼育し、その後、2週間ラットの体重
が85%になるように個別飼いケージに入れて5hap
p i ngを行なってから本試験を行なう、以下、こ
のように、試験飼料により飼育をしたラット群を“DH
Aリン脂質群”と称す。
実験はDHAリン脂質群の一匹につき1日5回の割合で
20匹分の実験(−日合計100回の実験)を18日間
行ない、これを測定した。
実験の仕方は、前記実験例1と同様な方法である。
その結果は、第7図〜第9図に示した通りであセ この場合も、実験を開始してから188日目はDHAリ
ン脂質群の正反応率が73%に達し、対照群(正反応率
)にくらべて極めて高い正反応率を示している。また、
第8図、第9図に示されるように当初は、両群共にR−
(不正解反応回数)のほうがR”  (正解反応回数)
よりも高いが、対照群は100日目たりからR−が減少
するのに対し、DHAリン脂質群は4日目あたりからR
−が減少するとともに、Roが大幅に増加する。つまり
、DHAリン脂質群の方が、早く灯りの側へ行けば、餌
がもらえることを学習し、それを何日も忘れずに記憶し
ていることになる。つまり、DHA含有リン脂質の場合
も、D HA含有トリグリセリドや、DHA含有エチル
エステルを有効成分とした場合とほぼ同じように、Y迷
路を用いて行なった明暗弁別餌とり行動における学習効
果な強力に増強し、記憶力を増強する効果が得られた。
く実験例4.〉血小板凝集能の測定。
Y迷路を用いて18日間学習能力向上効果試験を行なっ
たDMAエステル群及び対照群のラット各々10匹から
採血し、その血液について次のように測定した。
ラットの心臓から採取した血液9容と3.8%クエン酸
ナトリウム1容を混和し、遠沈器で1000回転5分間
遠沈し、その上、澄みを多血小板血漿(Platele
t  Rich  Pla−suma;以下これをP、
R,P、と称す、)とし、このP、R,P、の血小板数
を約20〜40X10’個/ m I2になるように調
整した。また、乏血小板血漿(Platelet  P
oorPlasuma;以下P、P、P、と称す、)は
同遠沈器で3000回転15分間遠沈し、その上澄みを
ブランクして用いた。測定には、東亜医用電子株式会社
の自動血小板凝集測定装置AA−100(sysmex
)を用いて、9.14M濃度のアデノシン ジ ホスフ
ェイト(ADP)を惹起物質として行なった。
その結果は、下記第3表および第10図に示した通りで
ある 第3表:自動血小板凝集測定装置を用いた血小板凝集能
の測定結果。
すなわち、−次凝集及び二次凝集ともに対象群に比べて
、試験区のDMAエステル群は、血小板凝集を抑制する
ことで、血栓の形成を防止することが、容易に考えられ
る。痴呆症は、前述したように、原因論的に分類によれ
ば、ハルツハイマー型痴呆症と脳血管障害を原因とする
脳血管性痴呆症の2つに分類されるが、DHAが血栓形
成を防止することから、脳血管性痴呆症の予防及び治療
に対して、効果をもつことが明らかになった。
尚、DHA含有トリグリセリドを有効成分とした場合及
びDHA含有リン脂質を有効成分とした場合も、別途実
験の結果、血液の側から上記測定結果とほぼ同様な予防
と治療効果があることが判明した。
取上のように、本発明は、ドコサヘキサエン酸またはそ
の誘導体のうち少なくとも一種以上を有効成分として含
有する組成物であれば、薬剤でとしても機能性食品とし
た場合でも脳機能を改善する効果があり、それが学習能
力増強効果や記憶力増強効果のみならず、痴呆症の予防
及び治療効果等、脳機能を改善する効果となることが判
明した。
従って、本件発明について、発明者が特許を受けたいと
希望する発明の範囲は、次のようなものとなる。
特許を受けようとする第1発明は、ドコサヘキサエン酸
またはその誘導体のうち少なくとも一種以上を有効成分
として含有する脳機能改善組成物である。これは、基本
発明になり、以下はこれの応用発明となる。
特許を受けようとする第2発明は、ドコサヘキサエン酸
またはその誘導体のうち少なくとも一種以上を有効成分
として含有する学習能力増強剤である。
特許を受けようとする第3発明は、ドコサヘキサエン酸
またはその誘導体のうち少なくとも一種以上を有効成分
として含有する記憶力増強剤である。
特許を受けようとする第4発明は、ドコサヘキサエン酸
またはその誘導体のうち少なくとも一種以上を有効成分
として含有する痴呆予防剤である。
特許を受けようとする第5発明は、ドコサヘキサエン酸
またはその誘導体のうち少なくとも一種以上を有効成分
として含有する痴呆治療剤である。
特許を受けようとする第6発明は、食品中にドコサヘキ
サエン酸またはその誘導体のうち少なくとも一種以上を
有効成分として含有する脳機能改善組成物を混入したこ
とを特徴とする脳機能改善効果を有する機能性食品であ
る。
特許を受けようとする第7発明は、前記第1発明〜第6
発明に記載したドコサヘキサエン酸の誘導体が、天然油
脂から抽出した脂肪酸、リン脂質、トリグリセリドであ
る脳機能改善組成物、学習能力増強剤、記憶力増強剤、
痴呆予防剤、痴呆治療剤、または脳機能改善効果を有す
る機能性食品である。
特許を受けようとする第8発明は、前記第1発明〜第6
発明に記載したドコサヘキサエン酸の誘導体が、塩、ア
ミド、またはアルコリシスして得られたエステルである
脳機能改善組成物、学習能力増強剤、記憶力増強剤、痴
呆予防剤、痴呆治療剤、または脳機能改善効果を有する
機能性食品である。
「本発明の効果」 本発明は、取上のように、ドコサヘキサエン酸(DHA
)またはその誘導体のうち少なくとも一種以上を有効成
分として含有する脳機能改善組成物により脳機能を増強
し、あるいは脳障害を回復させるものであり、その薬理
効果を利用して、薬剤や機能性食品の原料として商品化
したり、あるいは、これを適宜の薬理的に許容される担
体、賦形剤、希釈剤と混合し、液剤、散剤、顆粒剤、錠
剤、注射剤、カプセル剤、座剤、など所望の形態に加工
して商品化してもよい、また、水剤を上記のような形態
で経口的に投与しても、また非経口的に投与しても良い
こと勿論である。尚、投薬する際には、年令、体重、症
状などにより投与量が増減されることは言うまでもない
このように本発明によって、薬剤または食品の形態で、
脳機能を改善する効果のある物質であるドコサヘキサエ
ン酸またはその誘導体のうち少なくとも一種以上が人体
内に摂取されると、その有効成分によって学習能力が増
強されるとともに、記憶力が増強されることになる。ま
た、本発明のように脳機能改善組成物を薬剤として、ま
たは食品として摂取することによって、脳障害によって
起こる痴呆症を未然に予防し、または各種の痴呆症の治
療に効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る実験例1.のY迷路明暗弁別間取
り行動実験の習得経過(正反応率%)を示すグラフで、
第2図は同実験例1.におけるDHAエステル群の正反
応回数と誤反応回数を示すグラフで、第3図は同実験例
1.における対照群の正解反応回数と不正解反応回数を
示すグラフであり、 第4図は実験例2.のY迷路明暗弁別關取り行動実験の
習得経過(正反応率%)を示すグラフで、第5図は同実
験例2.におけるDHA I−リグクセリド群の正解反
応回数と不正解反応回数な示すグラフで、第6図は同実
験例2.における対照群の正解反応回数と不正解反応回
数を示すグラフであり、 第7図は実験例3.のY迷路明暗弁別間取り行動実験の
習得経過(正反応率%)を示すグラフで、第8図は同実
験例3.におけるDHA含有リン脂質群の正解反応回数
と不正解反応回数を示すグラフで、第9図は同実験例3
.における対照群の正解反応回数と不正解反応回数を示
すグラフであり、 第10図は実験例4.における自動血小板凝集測定装置
を用いて血小板凝集能を測定した結果を示すグラフであ
る。 特許出願人 大洋漁業株式会社  、−1代理人 弁理
士 大 津 洋 夫 −、′! WVa針? t+−1情 −包悩Q艷 ?

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ドコサヘキサエン酸またはその誘導体のうち少な
    くとも一種以上を有効成分として含有する脳機能改善組
    成物。
  2. (2)ドコサヘキサエン酸またはその誘導体のうち少な
    くとも一種以上を有効成分として含有する学習能力増強
    剤。
  3. (3)ドコサヘキサエン酸またはその誘導体のうち少な
    くとも一種以上を有効成分として含有する記憶力増強剤
  4. (4)ドコサヘキサエン酸またはその誘導体のうち少な
    くとも一種以上を有効成分として含有する痴呆予防剤。
  5. (5)ドコサヘキサエン酸またはその誘導体のうち少な
    くとも一種以上を有効成分として含有する痴呆治療剤。
  6. (6)食品中にドコサヘキサエン酸またはその誘導体の
    うち少なくとも一種以上を有効成分として含有する脳機
    能改善組成物を混入したことを特徴とする脳機能改善効
    果を有する機能性食品。
  7. (7)請求項1、2、3、4、5、または6、記載のド
    コサヘキサエン酸の誘導体が、天然油脂から抽出した脂
    肪酸、リン脂質、トリグリセリドである脳機能改善組成
    物、学習能力増強剤、記憶力増強剤、痴呆予防剤、痴呆
    治療剤、または脳機能改善効果を有する機能性食品。
  8. (8)請求項1、2、3、4、5、または6、記載のド
    コサヘキサエン酸の誘導体が、塩、アミド、またはアル
    コリシスして得られたエステルである脳機能改善組成物
    、学習能力増強剤、記憶力増強剤、痴呆予防剤、痴呆治
    療剤、または脳機能改善効果を有する機能性食品。
JP63109421A 1988-05-02 1988-05-02 脳機能改善組成物、学習能力増強剤、記憶力増強剤、痴呆予防剤、痴呆治療剤、または脳機能改善効果を有する機能性食品 Pending JPH01279827A (ja)

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