JPH01272470A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば、原稿からイメージスキャナーでディ
ジタル的に読み取った画像情報に基づいて液晶プリンタ
やＬＥＤプリンタ等の固体走査型の光プリンタを作動さ
せることで原稿の複製が得られるディジタルコピア等の
記録装置に関する。

さらに詳しくは、画像光を画素単位で光電変換する列状
に配設された複数の画像読取用の光電変換素子と、それ
ら複数の光電変換素子からの電気信号をシリアルに出力
する出力装置とを有する画像読取手段、＄よび、感光体
を画素単位で露光するための列状に配設された複数の記
録用の露光部と、前記画像読取手段による読取画像情報
に基づいて前記複数の露光部を前記感光体に対する露光
状態と非露光状態とに切り替える変調装置とを有する記
録手段を備えた記録装置に関する。

〔従来の技術〕

上述した記録装置においては、−船釣に、画像読取手段
として、読取対象画像の全幅にわたる一次元のＣＣＤ型
ラインセンサを用い、このラインセンサの各光電変換素
子により光電変換されて蓄積された電荷をラインセンサ
の全幅にわたって転送しつつ、１本の信号ラインを介し
て出力する構成とすることが多い。そして、記録手段と
しては、例えば、この画像読取手段によって読み取られ
てシリアルに送られて来る読取画像情報の１ライン分を
シフトレジスタ等を用いて一旦スドアした後、ラッチパ
ルス等の人力で光シヤツタアレイやＬＥＤアレイ等の露
光部を作動させることで、感光体上に前記読取画像情報
に対応した静電潜像を形成できるようにしたものが知ら
れている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、上述した従来の記録装置においては、次のよう
な問題があった。

つまり、画像読取手段が電荷転送型の構成であって、複
数の光電変換素子により光電変換されて蓄積された電荷
を画像読取手段の全幅にわたって順次転送しつつ１本の
信号ラインを介してシリアルに出力するものであったか
ら、この画像読取手段によって画像を読み取るのには、
画像読取手段を構成する全ての光電変換素子の並設個数
と同じ回数の電荷転送が行われるだけの時間を要するも
のであり、画像読取速度を、複数の光電変換素子を有す
る画像読取手段における電荷の最大転送周波数以上にす
るこ七ができなかった。そのため、画像の読取りに比較
的時間が掛かり、記録装置における記録速度の向上に支
障を来たしがちであった。

特に、最近では、本来的に応答速度が速いＬＥＤ等の発
光型の露光部のみならず、受光型の露光部としてもＰＬ
ＺＴ素子等の応答性の良い固体変調素子を用いた光シャ
ッタが普及の傾向にあることから、読取画像情報に基づ
く記録を行うこの種の記録装置において、それら露光部
の応答性の良さを充分に活かして記録速度の向上を図る
ことが望まれている。

本発明の目的は、上記実情に鑑み、画像を高速で読み取
ることのできる画像読取手段を備えた記録装置を提供す
ることにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明による記録装置の特徴構成は、画像光を画素単位
で光電変換する列状に配設された複数の画像読取用の光
電変換素子を複数の群に分け、前記複数の光電変換素子
からの電気信号をシリアルに出力する出力装置を、群毎
に前記光電変換素子からの電気信号をシリアルに出力す
るとともに、同時に作動する複数の出力部から構成し、
前記画像読取手段による読取画像情報に基づいて、感光
体を画素単位で露光するための列状に配設された複数の
記録用の露光部を前記感光体に対する露光状態と非露光
状態とに切り替える変調装置に、前記複数の出力部から
の出力を各別に受け取るとともに、同時に作動する複数
の入力部を設けたことにある。

〔作　用〕

つまり、画像読取手段による画像の読取りが、複数の群
に分けられた光電変換素子の全部によって同時的に行わ
れる光電変換と、それら複数の群毎の出力部によって同
時的に行われる光電変換素子からの電気信号のシリアル
な出力とによって行われ、それら複数の出力部からの同
時的な出力シリアル信号のそれぞれが、各出力部に対応
する変調装置の複数の入力部によって同時に受け取られ
るから、画像光を画素単位で光電変換してその読取画像
情報を記録手段の変調装置に人力するまでの時間、すな
わち、画像読取手段によって画像を読み取るのに要する
時間は、複数に分けられた群毎の光電変換素子の並設個
数と同じ回数の電荷転送が行われるだけの時間で済み、
画像読取手段を構成する全ての光電変換素子による蓄積
電荷を画像読取手段の全幅にわたって転送しつつ１本の
信号ラインを介して出力していた従来構成に対して、画
像読取時間を、分割群数分の１に短縮することができる
。

従って、その画像読取手段からの読取画像情報に基づい
て作動される記録手段の変調装置による複数の露光部の
露光状態と非露光状態との切替えが、全ての露光部に対
応するシフトレジスタ等に一旦読取画像情報をストアし
た後に一括して行われる場合であっても、或いは、画素
単位で読取画像情報が入力される度に行われる場合であ
っても、同様に、画像の読取りを高速で行えることによ
って、画像の読取りから記録までの全体としての記録動
作の高速化を達成できる。

〔実施例〕

以下、図面に基づいて、本発明の詳細な説明する。

第５図は、本発明による記録装置の一例であるディジタ
ル複写機の概略断面図を示している。

このディジタル複写機は、原稿（Ｍ）の画像を読み取る
イメージリーグ部（ｉＲ）とそのイメージリーグ部（Ｉ
Ｒ）で読み取られた読取画像情報を記録紙（Ｐ）に記録
するプリント部（ＰＲ）とから構成されている。

イメージリーグ部（ＩＲ）において、図中（１）はガラ
ス等からなる原稿台で、この原稿台（１）上に載置され
た原稿（Ｍ）がハロゲンランプ（２）により照明され、
その原稿（Ｍ）からの画像光が、３個のミラー（３）〜
（５）によって反射された後、結像レンズ（６）によっ
て、複数の光電変換素子が紙面に直交する方向に並ぶ一
次元のＣＣＤ型ラインセンサ（７）上に結像されるよう
に構成されている。

ハロゲンランプ（２）と第１ミラー（３）とは一体化さ
れて走査装置（Ｓ）を構成し、ＤＣモータ等（図示せず
）の駆動により一定速度で図中左方に移動して原稿（Ｍ
）を走査するように構成されている。また、第２ミラー
（４）と第３ミラー（５）とは、一定の結像光路長を維
持するために、走査装置（Ｓ）の移動速度の半分の速度
で同じＤＣモータ等の駆動により図中左方に移動するよ
うに構成されている。

画像読取手段の一例であるＣＣＤ型ラインセンサ（７）
は、光軸方向に沿って移動自在な状態で保持枠（８）に
取り付けられており、ＣＣＤ型ラインセンサ（７）を保
持枠（８）に対して移動させることでピント調節を行う
ことができるように構成されている。また、ＣＣＤ型ラ
インセンサ（７）の保持枠（８）と結像レンズ（６）と
は光軸方向に沿って移動自在な移動台（９）に取り付け
られており、この移動台（９）の移動で原稿（Ｍ）に対
するＣＣＤ型ラインセンサ（７）上での結像倍率を変更
することができるように構成されている。

また、プリント部（ＰＲ）において、（１０）は感光体
ドラムで、図中時計方向に定速で駆動回転されるように
構成されている。そして、この感光体ドラム（１０）上
に、それに対向配置された光プリントヘッド（Ｐ）Ｉ）
により、前記イメージリーグ部（ＩＲ）で読み取られた
読取画像情報に応じた静電潜像が形成されるように構成
されている。

感光体の一例である感光体ドラム（１０）の周囲には、
光プリントヘッド（ＰＨ）の回転上手側に、感光体ドラ
ム（１０）の表面を一様に帯電させる帯電装置（１１）
が設けられ、回転下手側に、感光体ドラム（１０）上に
形成された静電潜像にトナーを付着させて顕像化する現
像装置（１２）、そのトナー像を記録紙（Ｐ）上に転写
する転写装置（１３）、その記録紙（Ｐ）を感光体ドラ
ム（１０）から分離する分離装置（１４）、転写後の感
光体ドラム（１０）表面に付着した余分なトナーを除去
するブレード状のクリーニング装置（１５）、及び、転
写後の感光体ドラム（１０）の表面の電荷を消滅させる
イレーザランプ（１６）等が配設されている。

一方、記録紙（Ｐ）は、複写機本体（Ｘ）内の給紙トレ
イ（１７）内に収容されている。そして、記録開始信号
に応じて、記録紙（Ｐ）がピックアップローラ（１８）
によって給紙トレイ（１７）から１枚ずつ取り出され、
捌きローラ対（１９）を通って搬送ローラ対（２０）を
介装した給紙経路（２１）に送り込まれ、タイミングロ
ーラ対（２２）によって、感光体ドラム（１０）上での
静電潜像の形成に同期を取った後、転写装置（１３）に
送り込まれるように構成されている。

転写装置（１３）で感光体ドラム（１０）上のトナー像
を転写された後に分離装置（１４）により感光体ドラム
（１０）から分離された記録紙（Ｐ）は、搬送ベル）　
（２３）によって定着装置（２４）に送られるように構
成されている。定着装置（２４）は、この記録紙（Ｐ）
上に転写されたトナー像を形成するトナーを加熱して溶
融させることにより、記録紙（Ｐ）上に定着させるよう
に構成されている。

定着装置（２４）によってトナー像が定着された後の記
録紙（Ｐ）　は、排紙ローラ対（２９）によって複写機
本体（Ｘ）外の排紙トレイ（３０）上に排出されるよう
に構成されている。

記録手段の一例である光プリンタヘッド（ＰＨ）は、第
３図および第４図に示すように、光源（図示せず）から
の光を線状の光出射部（３１）に導く複数の光ファイバ
（３２）、前記光出射部（３１）から均一に出射された
光を画素単位で配設されたＰＬＺＴシャッタアレイ（３
３）上に集光させるロッドレンズ（３４）、前記ＰＬＺ
Ｔシャッタアレイ（３３）の各シャッタ（３３ａ）に対
する駆動用Ｉ　Ｃ（３５）、前記ＰＬＺＴシャッタアレ
イ（３３）を挾んで配設された互いに偏光方向が直光す
る偏光子（３６）と検光子（３７）、前記ＰＬＺＴシャ
ッタアレイ（３３）の各シャッタ（３３ａ）を通過後の
光を各別に感光体ドラム（１０）上に集束させるロッド
レンズアレイ（３８）等から構成されている。

そして、この光プリントヘッド（ＰＨ）を用いた読取画
像情報の記録に際しては、コネクタ（３９）を介して入
力される読取画像情報に応じてＰＬＺＴシャッタアレイ
（３３）の各シャッタ（３３ａ）を前記駆動用Ｉ　Ｃ（
３５）によって選択的に作動させ、作動状態にあって偏
光方向を回転させるシャッタ（３３ａ）を通過した光の
みを検光子（３７）を通過させて感光体ドラム（１０）
上に結像させることで、読取画像情報に応じた静電潜像
が感光体ドラム（１０）上に形成されるように構成され
ている。すなわち、各シャッタ（３３ａ）が露光部を構
成している。また駆動用ＩＣ（３５）とそれに対する制
御回路（図示せず）とが変調装置を構成している。

前記ＣＣＤ型ラインセンサ（７）は、第１図に示すよう
に、４個に分割構成されており、そのそれぞれが、第２
図に示すように、画素単位で配設された複数個のフォト
ダイオード（７ａ）、各フォトダイオード（７ａ）によ
り光電変換された電荷を蓄積する蓄積電極（７ｂ）・シ
フトゲ−）　（７ｃ）・シフトレジスタ（７ｄ）等から
構成されている。従って、ラインセンサ（７）の全ての
フォトダイオード（７ａ）は、４個の群に分けられると
ともに、４個に群分けされた複数個ずつのフォトダイオ
ード（７ａ）に対応する蓄積電極（７ｂ）・シフトゲ−
１−（７ｃ）・シフトレジスタ（７ｄ）も、同様に４個
の群に分けられ、その各群が、画像読取手段の出力装置
（７Ａ）の４個の出力部（７Ｐ）を構成している。

そして、上述した４個の群それぞれにおいて、光電変換
素子の一例である複数個のフォトダイオード（７ａ）か
らの電気信号を、出力部（７Ｐ）を構成する蓄積電極（
７ｂ）・シフトゲート（７ｃ）・シフトレジスタ（７ｄ
）等を用いて電荷転送しつつ信号ライン（Ｌ）からシリ
アルに、すなわち、画素単位で順次出力するように構成
されている。

前記４個の出力部（７Ｐ）による電気信号の出力は、制
御部（４０）の作動制御によって、同時的に行われるよ
うに構成されている。つまり、４個の群に分けられた複
数のフォトダイオード（７ａ）によって、４個に分割さ
れた原稿（Ｍ＞の各部分からの画像光を光電変換した電
気信号を、並行的に出力することで、原稿（Ｍ）の読取
りを高速で行えるように構成しである。

各出力部（７Ｐ）からの出力電気信号は、前記制御部（
４０）によって切替操作される各別の転送切替部（４１
）によって１頁分の記録容量を持つページメモリ（４２
）　、或いは、前記光プリントヘッド（ＰＨ）にデータ
を送るためのシフトレジスタ（４３）のいずれかに転送
されるように構成されている。

前言己ページメモリ（４２）およびシフトレジスタ（４
３）は、何れも、４個の群に分けられた複数のフォトダ
イオード（７ａ）に対応して４個に分割されている。そ
して、ページメモリ（４２）においてもシフトレジスタ
（４３）においても、前記画像読取手段により４分割さ
れて並行的に読み取られた読取画像情報が、同時的に書
き込まれるように構成されている。

前記ページメモリ（４２）は、読取画像情報に対して画
像の合成や画像の移動或いはその他の各種の画像処理を
施す場合に読取画像情報を一旦スドアするために用いら
れる。そして、それら各種の処理を行った後、制御部（
４０）からの制御信号に応じてこのページメモ！Ｊ　（
４２）内の画像情報が読み出され、転送切替部（４１）
を介して、同様にシフトレジスタ（４３）に転送されて
書き込まれるように構成されている。

画像読取手段であるＣＣＤ型ランンセンサ（７）からの
直接の読取画像情報、或いは、ベージメモ’Ｊ　（４２
）からの編集済画像情報がシフトレジスタ（４３）に書
き込まれた後、制御部（４０）からの制御信号に応じて
、シフトレジスタ（４３）内の画像情報が光プリントヘ
ッド（ＰＨ）に−斉に転送され、前述のように、感光体
ドラム（１０）上での静電潜像の形成が行われるように
構成されている。

すなわち、４個に分割されたシフトレジスタ（４３）そ
れぞれが、画像読取手段であるＣＣＤ型ラインセンサ（
７）の４個の出力部（７Ｐ）からの出力を各別にかつ同
時的に受け取る入力部を構成している。

〔別実施例〕

次に、本発明の別の実施例を列記する。

く１〉画像読取手段としては、先の実施例で説明したＣ
ＣＤ型のラインセンサ（７）に替えて、ａ−３ｉ膜やｆ
Ｊｓ−３ｅ膜等を用いたりニアセンサを用いることがで
きる。

〈２〉画像読取手段（７）の複数の光電変換素子（７ａ
）を分ける群の数は、先の実施例で説明した４個に限定
されるものではなく、それ以下であってもそれ以上であ
ってもよい。

く３〉先の実施例では、画像編集等のために１頁分の容
量を持つベージメモＵ（４２）を設け、転送切替部（４
１）によって、画像読取手段（７）からの読取画像情報
をこのベージメモ’Ｊ　（４２）と光プリントヘッド（
ＰＨ）とに択一的に転送できるように構成したものを説
明したが、本発明を実施するにあたって、ベージメモ！
Ｊ　（４２）　及び転送切替部（４１）を省略し、リア
ルタイムで読取画像を記録する機能のみを持たせるよう
にしてもよい。

〈４〉先の実施例では、画像読取手段（７）からの読取
画像情報の１ライン分を一旦シフトレジスタ（４３）に
保持させた後に光プリントヘッド（ＰＨ）にその１ライ
ン分の読取画像情報をまとめて出力するように構成した
ものを説明したが、それに替えて、読取画像情報を画素
単位で逐次光プリントヘッド（ＰＨ）の露光部に出力す
るように構成してもよい。

く５〉図示はしないが、感光体ドラム（１ｏ）に替えて
、一対のローラ間に張設したベルト状の感光体を用いて
もよく、それらを感光体（１ｏ）と総称する。

く６〉先の実施例では、感光体く１０）を画素単位で露
光させる露光部として、光源からの光を画素単位で断続
するＰＬＺＴシャッタ（３３ａ）を設けたものを説明し
たが、ＰＬＺＴシャッタ（３３ａ）に替えて液晶シャッ
タ等の他の光シャッタを設けてもよく、また、露光部と
して、画素単位で点清澄可能なＬＥＤを設けてもよい。

露光部としてＬＥＤを設けた場合には、点燈状態が感光
体く１０）に対する露光状態であり、清澄状態が非露光
状態である。

〔発明の効果〕

以上述べてきたように、本発明による記録装置は、画像
読取手段を、光電変換素子を群分けすることと、各群毎
に光電変換素子からの出力電気信号を同時的に出力させ
ることによって、ひとつの画像を複数部分で並行的に読
み取ることのできる構成にしたものであるから、画像読
取時間を分割群数分の１に短縮できる。その結果、特に
、記録手段における露光部として発光型の素子や固体変
調素子等の応答性の高い素子を用いることで記録を高速
に行えるように構成した場合において、画像の読取りを
高速化できることで、記録手段における応答性の良さを
充分生かして、画像の読取りからその読取画像情報に基
づく実際の記録に至るまでの全体としての記録動作の高
速化を達成することができ、それにより、作業の効率化
を図ることができるようになった。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る記録装置の実施例を示し、第１図は
概略構成図、第２図はＣＣＤラインセンサの概略図、第
３図は光プリントヘッドの外観斜視図、第４図は光プリ
ントヘッドの内部の斜視図、第５図は記録装置の概略断
面図である。 （７）・・・・・・画像読取手段、（７ａ）・・・・・
・光電変換素子、（７Ａ）・・・・・・出力装置、（７
Ｐ）・・・・・・出力部、（１０）・・・・・・感光体
、（３３ａ）・・・・・・露光部、（４３）・・・・・
・入力部、（ＰＨ）・・・・・・記録手段。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 画像光を画素単位で光電変換する列状に配設された複数
   の画像読取用の光電変換素子と、それら複数の光電変換
   素子からの電気信号をシリアルに出力する出力装置とを
   有する画像読取手段、および、感光体を画素単位で露光
   するための列状に配設された複数の記録用の露光部と、
   前記画像読取手段による読取画像情報に基づいて前記複
   数の露光部を前記感光体に対する露光状態と非露光状態
   とに切り替える変調装置とを有する記録手段を備えた記
   録装置において、前記複数の光電変換素子を複数の群に
   分け、前記出力装置を、群毎に前記光電変換素子からの
   電気信号をシリアルに出力するとともに、同時に作動す
   る複数の出力部から構成し、前記変調装置に、前記複数
   の出力部からの出力を各別に受け取るとともに、同時に
   作動する複数の入力部を設けてある記録装置。