JPH01271350A - 用紙搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は紙を搬送する用紙搬送装置に関するものである
。

（従来技術） 従来、前記用紙搬送装置の一つとして、第４図に示すよ
うに、回転駆動する搬送ローラ（２４）と、周囲に複数
の押え歯（２６）を有し、該押え歯（２６）を前記搬送
ローラ（２４）の外周部に圧接させた押え車（２５）と
を備え、前記搬送ローラ（２４）の回転に基づいて該搬
送ローラ（２４）と押九車（２５）とで用紙を挾持しな
がら搬送するものが提案されている。

この用紙搬送装置は、例えば、図示するように、複写機
、プリンタ等の画像形成装置において、給紙部（２１）
から供給され、静電潜像担体（２０）と転写チャージャ
（２２）が対向する転写領域（Ｘ）で表面（上面）にト
ナー像が転写された用紙（Ｓ）を定着装置（２３）に搬
送する手段として使用される。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、前記用紙搬送装置では、押え歯（２６）
の先端が用紙表面に静電的に保持されている未定着トナ
ーと接触し、該トナーを保持する。

このため、押え歯（２５）にトナーが堆積し、これが何
かの振動によって用紙（Ｓ）の表面に落下して画像面を
汚したり、押え歯（２５）から搬送ローラ（２４）に転
移したトナーが用紙（Ｓ）の裏面に付着して汚すという
問題点を有していた。

（課題を解決するための手段） 本発明は、前記問題点を解決するためになされたもので
、一実施例を示す第１，２図を参照して説明すると、周
囲に複数の押え歯（１４）を有する押え車（１３）を搬
送ローラ（１）の外周部に付勢し、該搬送ローラ（１）
と前記押え車（１３）とで用紙（Ｓ）を挾持しつつ搬送
する用紙搬送装置において、前記搬送ローラ（１）の前
記押え歯（１４）が接触する部分を含む所定の幅の領域
に、該領域の両側に位置する領域〔搬送部）（４）、（
４）よりも小径の押え歯清掃部（３）を設けたものであ
る。

（作用） 以上の構成において、第３図に示すように、搬送ローラ
（１）と押え車（１３）との間に用紙（Ｓ）が搬送され
てくると、用紙（Ｓ）の腰の強さによって押え車（１３
）は上方に押し上げられ、用紙（Ｓ）の裏面と清掃部（
３）との間には空間部（Ａ）が形成され、両者は非接触
状態に保持される。

一方、押え車（１３）は用紙（Ｓ）の表面に付勢され、
該用紙（Ｓ）を搬送部（４）、（４）に押し付け、搬送
ローラ（１）の搬送性向」二を図る。

このとき、押え車（１３）の押え１（１４）が用紙（Ｓ
）の表面と接触する。

したがって、前記用紙（Ｓ）が、表面にトナーを静電的
に保持しているものであれば、押え歯（１４）がトナー
と接触してこれを保持する。

次に、用紙（Ｓ）が通過して第１図の状態に復帰すると
、押え歯（１４）は清掃部（３）に接触されて清掃され
る。

したがって、再び用紙（Ｓ）が搬送されて来ても、その
表面に押えｍ（１４）からトナーが転移して汚れること
はない。また、用紙（Ｓ）の裏面は、前述のように清掃
部（３）と非接触状態に保持されるため、清掃部（３）
からトナーが転移して裏面が汚れることもない。

（実施例） 以下、本発明を添付図面に従って説明する。

第１図において、搬送ローラ（１）は支軸（２）に、清
掃部（３）と搬送部（４）、　（４）とを、搬送部（４
）。

（４）で清掃部（３）で挟持するように設けたもので、
前記支軸（２）の両端部を本体（５）に設けた支持部（
６）、（６）に軸受（７）、（７）を介して回動自在に
保持し、駆動軸（８）を介して回転駆動するようにしで
ある。

なお、清掃部（３）は幅２〜５ｍｍを有し、多孔性の物
質、例えばスポンジ、フェルトで構成され、搬送部（４
）は紙との摩擦係数が大きいゴム、例えばＣＲＢゴムで
構成され、その外径は清掃部（３）よりも大径としてあ
り、両者の間には段差（Ｈ）が形成されている。

搬送ローラ（１）の上方には壁（９）が形成され、そこ
には搬送ローラ（１）と平行な軸（１０）を介してアー
ム（１１）が回動可能に支持され、その先端には同じく
搬送ローラ（１）と平行な軸（１２）を介して押え車（
１３）が回動自在に保持されている。

また、前記アーム（１１）は本体（５）に取り付けたス
プリング（１６）を介して第２図における矢印（ａ）方
向に付勢され、押え車（１３）の周囲に設けた押え歯（
１４）の先端（１５）が清掃部（３）の外周部に軽く接
触させられている。

以上の構成において、搬送ローラ（１）が駆動軸（８）
を介して回転されると、清掃部（３）に接触している押
え車（１３）は従動しつつ回転し、その先端（１５）は
清掃部（１３）により清掃される。

次に、第３図に示すように、搬送ローラ（１）と押え車
（１３）との間に用紙（Ｓ）が搬送されてくると、両者
の間に侵入して（る用紙（Ｓ）は、清掃部（３）との対
向部において、それ自身の腰の強さによりスプリング（
１６）の付勢力に抗して押え車（１３）を僅かに上動さ
せるとともに、それ自身も清掃部（３）と空間部（Ａ）
を介して非接触状態となる。

一方、用紙（Ｓ）はスプリング（１６）の付勢力により
押え車（１３）で搬送ローラ（１）の搬送部（４）。

（４）に押圧され、用紙（Ｓ）と搬送部（４）、　（４
）との摩擦力が大きくなり、用紙（Ｓ）は搬送ローラ（
１）の回転により良好に搬送される。また、押え車（１
３）は用紙（Ｓ）の表面と接触しつつ回転する。

ここで、本実施例の用紙搬送装置が、第４図に示すよう
に、複写機等において、表面に未定着トナーを静電的に
保持した用紙（Ｓ）を定着装置（２３）に搬送するもの
として使用された場合、転写領域（Ｘ）を通過した用紙
（Ｓ）の表面には未定着トナーが保持されており、これ
に押尤歯（１４）の先端（１５）が接触する。

この押え！（１４）に保持されたトナーは用紙（Ｓ）に
も再度転移されるが、用紙（Ｓ）と接触する押えｍ（１
４）の先端部面積は極めて小さいためにその量は僅かで
、殆どのトナーが押え歯先端（１５）の近傍に保持され
る。

しかし、搬送ローラ（１）と押え車（１３）との間を用
紙（Ｓ）が通過し終えると再び押え歯（１４）は清掃部
（３）と接触する。

ここで、前述のように清掃部（３）は多孔性の軟質部材
で形成されているため押え車（１３）の先端（１５）が
清掃部（３）と接触する面積は用紙（Ｓ）と接触する面
積よりも広く、先端（１５）の周囲に保持されているト
ナーも清掃部（３）に良好に取られて清掃される。

したがって、後に用紙（Ｓ）か搬送ローラ（１）と押え
車（１３）との間に搬送されてきても、その表面及び裏
面にトナーかＮ着することはない。

なお、前記実施例では押え車（１３）はスプリング（１
６）により清掃部〈３）、用紙（Ｓ）にイ」勢した状態
で接触させるものとしたが、例えば、本体（５）に一対
の壁を設け、そこに」１下方向の長溝を対向状態に形成
し、ここに軸（１２）の両端を嵌め込み、押え車（１３
）を上下動可能に支持して、押え車（１３）と軸（１２
）の自重により押え車先端（１５）を清掃部（３）に接
触させるようにしてもよい。

また、前記実施例では、本発明にかかる用紙搬送装置を
複写機等の画像形成装置において、転写領域（Ｘ）から
定着装置（２３）に用紙を搬送する手段に適用した場合
について示したが、その適用はこれに限られるものでは
ない。

（発明の効果） 以上の説明で明らかなように、本発明にかかる用紙搬送
装置によれば、押え車の先端に付着したトナーは清掃部
に取られるため、押え車先端と接触する用紙表面の汚れ
が低減される。

また、押え車からトナーを回収した清掃部は、これより
も大径の搬送部により用紙との接触が断たれるため、用
紙の裏面にトナーが付着して汚れることもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は用紙搬送装置の正面図、第２図は第１図の■−
■線断面図、第３図は用紙の搬送状態を示す正面図、第
４図は画像形成装置の用紙搬送状態を示す断面図である
。 ■・・・搬送ローラ、３・・・清掃部、４・・・搬送部
、１１・・・アーム、１３・・押え車、１４・・・押え
歯、１５・・・先端、１６・・スプリング、Ｓ・・・用
紙。 特許出願人　ミノルタカメラ株式会社 代理人　弁理士　青　山　葆　ほか１名第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）周囲に複数の押え歯を有する押え車を搬送ローラ
   の外周部に付勢し、該搬送ローラと前記押え車とで用紙
   を挾持しつつ搬送する用紙搬送装置において、 前記搬送ローラの前記押え歯が接触する部分を含む所定
   の幅の領域に、該領域の両側に位置する領域よりも小径
   の押え歯清掃部を設けたことを特徴とする用紙搬送装置
   。