JPH01270638A

JPH01270638A - 熱間強度試験装置

Info

Publication number: JPH01270638A
Application number: JP10100788A
Authority: JP
Inventors: Haruo Mitsui; 春雄三井; Shigeru Hayashida; 林田　繁; Toshio Yamane; 山根　利夫; Tatsuo Kawakami; 川上　辰男
Original assignee: Kawasaki Refractories Co Ltd
Current assignee: JFE Refractories Corp
Priority date: 1988-04-22
Filing date: 1988-04-22
Publication date: 1989-10-27
Anticipated expiration: 2012-09-03
Also published as: JP2649056B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、熱間強度試験装置に関し、特に省エネルギー
化がはかれて、雰囲気の調節が可能な熱間強度試験装置
に関する。

従来の技術従来、耐火煉瓦、セラミックス等の熱間における強度を
測定するのに、台車の上に試料片をそれぞれ載せて試験
炉内に搬送し、所定の抗折位置で試料片を抗折し、抗折
荷重を測定する方式が知られている。

また、試験炉内に試料片をハツチ式にして送り込み、所
定の温度に達したら試料片を順次抗折するバッチ処理方
式が知られている。

発明が解決しようとする課題しかし、前者のものでは、台車を試験炉に搬入出するた
めに試験炉として大きな容積を必要とし、また試料片と
ともに台車も同時に加熱され、しかも台　　　・車の搬
出によって試料片の１０倍以上もの熱量が持ち去られる
ものであった。そのため、台車による試料片の搬送方式
では、不要な大熱量を必要とし、大量の電力を消費する
とともに、炉内の雰囲気調節用としてＮ２ガス等を吹き
込んでも、炉内容積が大きくて雰囲気調整ができないも
のであった。

また、後者にあっては、パンチ処理数が十数本程度で、
きわめて能率が悪いものであった。

課題を解決するための手段本発明は上記のような点に鑑みたもので、上記の課題を
解決するために、耐火煉瓦、セラミックス等の試料片を
試験炉に送給して強度試験機で熱間強度試験を行う熱間
強度試験装置において、試験炉の炉床に試料片摺動用の
レールを敷設し、このレールの上に試料片を一定ピッチ
で整列して強度試験機に送り込み自在に配設するととも
に、送り込む試料片を所要の温度に加熱して試験可能な
程度の小容量に試験炉を形成したことを特徴とする熱間
強度試験装置を提供するにある。

作用本発明によれば、レールの上に試料片をスペーサを介し
て整列し、強度試験機に送り込んで強度試験を行うこと
によって、従来のように台車で大熱量を消費することな
く、小容量の試験炉で熱間強度試験を行うことができる
。また、試験炉を小容量とすることによって、試験炉の
電力容量を従来の半分以下にでき、また小容量なのでＮ
２ガス等の吹き込みによる炉内の雰囲気調整も容易にで
きる。

実施例以下、本考案を実施例にもとづいて説明する。

第１図以下は、本発明の一実施例である。試験炉１は電
気炉方式のもので、第１図、第２図のように所定の厚さ
で、やや横長のｔＪ字状断面とした耐火壁の炉壁２の上
面に炉蓋３を開閉可能に装着し、一端面側の試料片入口
４から耐火煉瓦等の試料片５を送り込んで、他端部側の
強度試験機６に送り、試験した試料片５を他端側の炉床
７部に開閉自在の排出口８からυト出するようにしてい
る。炉床７は炉壁２と一体的に形成していて、その上面
に第２図のように所定の間隔で平行にレール９を突設し
たレール床材１０を配設し、レール９の上に上記した試
料片５をスペーサ−１１を介して整列して搭載し、炉床
７を外方へ延設した端部に設けた電動シリンダーのよう
な移送装置１２で定寸送りすることによって試料片５を
強度試験機６に送り込むようにしている。上記レール床
材１０の両側部には、第２図のようにレール９にそって
ガイド１３を突設していて、試料片５をレール９にそっ
て整列状態で移送できるようにしている。また、スペー
サー１１は、第１図、第２図のように試料片５よりやや
背低くし、その中央部を凹設して抗折の邪魔にならない
ようにしているとともに、高温下で化学反応を起こさな
い高純度のアルミナ材質のものとしている。また炉床７
は、試料片５と化学反応を起こさないことと、摩耗によ
る損耗とから窒化珪素の材質を使用している。

強度試験機６は、第１図、第２図のように炉蓋３を貫通
してプランジャーのような抗折部１４を炉内に突き出し
、第１図のように試験炉１の端部がら突き出した試料片
検出器１５で位置検出して停止した試料片５を試験でき
るようにしている。強度試験機６は、第２図のように試
験炉１を跨（ように架台３５を架設して構成しており、
架台３５に秤りのようにてこ機構で荷重レバー１６を枢
支し、その中央部に垂直状に支持金具１７を介して上記
プランジャーの抗折部１４を交換可能に垂設している。

そして、図のよう乙こ荷重負荷装置１８を荷重レバー１
６の一端に連結し、荷重レバー１６のてこ機構によって
抗折部１４に所定の荷重を負荷して抗折試験を行えるよ
うにしている。また、図のように荷重レバー１６の他端
に重り１９を吊り下げて中央の抗折部１４が中立状態に
支持されるようにしており、荷重負荷側の荷重レバー１
６の一端側にロードセルのような荷重検出器２０および
歪ゲージまたは磁気ゲージのような変位計２１を取着し
て荷車用スクリュー２２を接続し、パルスモータ−のよ
うなサーボモーター２３で荷重用スクリ１−２２を回転
駆動し、荷重検出器２０で試料片５の抗折荷重を測定し
、変位計２１で試料片５の変位を測定できるようにして
いる。

また、炉蓋３には、第２図のようにカンタルスーパーの
ようなヒーター２４を一定間隔で配設していて、試料炉
１内を所定の温度に昇温しで試料片５を加熱自在とし、
炉壁２の両側には不活性ガス吹き込み管２５を一定間隔
で配設して、炉内にＮ２ガス、Δｒガス等の雰囲気ガス
を吹き込んで雰囲気調整できるようにしている。

上記のように形成した試料炉１は、第３図のようにパー
ソナルコンピューターのようなコンピューター２６で自
動制御できるようにしている。コンピューター２６と接
続したシーケンサ−２７はプログラム設定により移送袋
Ｗ１２を駆動自在とし、抗折部の試料片検出器１５で試
料片５を位置検出して順次抗折部に試料片５を送り込む
ように制御している。

また、温度コントローラー２８を介して、コンピュータ
ー２６や試験炉１を所定の温度状態に管理できるように
している。上記シーケンサ−２７と連動するようにした
コンピューター２６には、サーボドライバー２９を介し
て荷重負荷装置１８のサーボモーター２３を電気接続し
、所定の加圧速度でサーボモーター２３を駆動自在とし
て抗折部１４を昇降自在とし、荷重検出器２０で検出し
た抗折部１４の負荷荷重および変位計で検出した試料片
５の変位を変換器３０を介してコンピューター２６に送
信し、フロッピーディスクの記憶媒体３１に適宜に記録
できるようにしている。

上記のように荷重負荷装置１８、移送装置１２、温度コ
ントローラー２８等を自動制御するようにしたコンピュ
ーター２６は、図のようにキーボード３２で試料片５の
番号、品名、寸法、強度データー等を入力自在とし、Ｃ
ＲＴ３２を介して出力自在とし、試料片５の曲げ強度や
変位量等を換算処理してプリンター３４に適宜に出力で
きるようにしている。

このように構成の試験炉にあっては、レールに試料片を
整列して送り込むため従来の台車搬送式のものに比べて
炉容積が４分の１以下となり、消費電力量も従来の２分
の１以下となった。また、不活性ガス吹き込み管を介し
てＮ２ガスを３ＯＮ／、ｉアの吹き込みで、炉内の０２
濃度を０．１％以下に雰囲気調整をすることができたも
のである。

また、上記したようなパーソナルコンピューターによっ
て試料炉を自動運転することができて連続無人運転が可
能となり、夜間においても試料片を試験処理できるもの
である。

特に、本実施例では、レールに試料片を搭載して移送す
るため、試料片と炉床との接触面積を小さくできて移送
装置を小出力のものとでき、さらにレールの両側にガイ
ドを設けているので、試料片に寸法誤差等があっても、
ガイドにそって試料片を強度試験機に確実に送れて試験
できるものである。

またさらに、炉蓋を試験炉から持ち上げて取りはずせる
ので、炉内の点検および補修が容易にできて便利なもの
である。

なお、試料片としては、上記の耐火煉瓦の他に断熱煉瓦
、キャスタブル耐火物、セラミックス、鉄鋼材、プラス
チックや複合樹脂材等が適用できるものである。

発明の効果以上のように本発明にあっては、試料片をレール上に整
列して送り込めて、従来のように台車を加熱して大量の
熱量を損失することがなくなり、電力量を従来に比して
半分以下に削減でき、また電力設備も大幅に小容量にで
きる。また、試験炉が送り込む試料片を所要の温度に加
熱して試験可能な程度の小容量にできて、炉設備を小型
化でき、Ｎ２ガス等の吹き込みによる炉内雰囲気の調整
も容易にでき、効率よく、能率よく試料片の試験が行え
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の一部省略した側断面図、第
２図は第１図の矢視Ａ−Ａの断面図、第３図は同上の制
御ブロック図である。１・・・試験炉、５・・・試料片、６・・・強度試験機
、７・・・炉床、９・・・レール、１２・・・移送装置
。ま　真冒司鴻

Claims

【特許請求の範囲】

（１）耐火煉瓦、セラミックス等の試料片を試験炉に送
給して強度試験機で熱間強度試験を行う熱間強度試験装
置において、試験炉の炉床に試料片摺動用のレールを敷
設し、このレールの上に試料片を一定ピッチで整列して
強度試験機に送り込み自在に配設するとともに、送り込
む試料片を所要の温度に加熱して試験可能な程度の小容
量に試験炉を形成したことを特徴とする熱間強度試験装
置。