JPH01270522A - ゴブ分配装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は複数のオリフィスから供給されたゴブをダブル
キャビティあるいはトリプルキャビティのＩＳ型成形機
の複数のモールドへ分配するためのゴブ分配装置に関す
るものである。

（従来の技術） ダブルキャビティ、トリプルキャビティ等のＩＳ型ガラ
ス成形機の各セクションのモールドへ２個あるいは３個
のゴブを揺動式のスクープを利用して順次供給するゴブ
分配装置は、特公昭４９−３４１７３号公報、特公昭４
’ｌ−４６５２８号公報等に示されるように従来から知
られている。この場合、オリフィスも当然に複数となり
、同一のラックピニオン機構により同時に駆動される複
数のスクープを用いて複数のゴブが同時に各固定樋（ト
ラフ、デフレクタ）の上端に分配さ゛れ、各デフレクタ
の下端から同一セクションの複数のモールドへ同時に投
入されることは周知のとおりであるところが第５図に示
されるように、各オリフィス（１）、（２）のセンター
（Ｏ３）、（Ｏ□）間の距離（Ｄ）は−般に１１１．．
１ｍであるに対して、各セクションのモールド（３）、
（４）のセンター（０３）、（Ｏｌ）間の距離（ｄ）は
機種によって異なるものの１０８．０ｆｌ〜１６５．１
ｍであって両者は一致しておらず、オリフィスセンター
（０＋）とモールドセンター（０３）とを結ぶ直線（Ｌ
ｌ）と、オリフィスセンター（０□）とモールドセンタ
ー（０４）とを結ぶ直線（ＬＺ）とは平行ではない。こ
れに対して各スクープは同一のランクピニオンによって
平行を保ったまで揺動されるので、その延長線（β１）
、（β２）は第５図に示すように直線（＋、１）、（１
゜２）と一致しない。即ち、従来スクープの揺動角度は
オリフィスセンター（０１）、（０゜）の中点くＭｌ）
と、モールドセンター（０３）、（０４）の中点（Ｍ２
）とを結ぶ直線（ＬＨ）の方向に一致するように定めら
れているため、シングルキャビティの場合には問題はな
いが、ダブルキャビティやトリプルキャビティの場合に
は不可避的なずれが生し、第５図において角度Ａと角度
Ｂと角度θはそれぞれ異なる大きさを取ることとなる。

そしてこの直線（＋、＋）と（Ｐ１）、直線（Ｌ２）と
（１２）の間のずれは、１０セクシヨンのＩＳ型成形機
の場合には両端のセクションにおいて７０ｍ＋１にも達
する。

従って従来はトラフ、デフレグ等の固定樋を直線（＋−
＋）、（Ｌ２）上に正しく配置することができず、スク
ープとトラフとの間およびトラフとデフレグとの間に角
度をイ」けて配置することによって上記のずれを吸収さ
せていたため、ゴブがスクープ、トラフ、デフレクタの
内部を滑りながら落下する際に左右に蛇行することとな
り、安定したゴブ供給を妨げる原因となっていた。この
ような問題は特に高速度で高品質のガラス器を製造する
場合に初めて認識されるものであり、従来はこのような
問題点はほとんど認識されていなかった。

（発明が解決しようとする課題） 本発明は上記したような従来の問題点を解決して、複数
のオリフィスから供給されたゴブをＩＳ型成形機の複数
キャビティのモールドへ左右への蛇行を生ずることなく
正確に供給することができるゴブ分配装置を目的として
完成されたものである。

（課題を解決するための手段） 本発明は複数のオリフィスから供給されたゴブをＩＳ型
成形機の各セクションの複数のモールドへ分配するゴブ
分配装置であって、トラフ、デフレクタ等の固定樋は水
平面に投影したときに各オリフィスのセンターと各モー
ルドのセンターとを結ぶ直線上にそれぞれ配置されてお
り、各オリフィスの下方で揺動してゴブを各セクション
の複数の固定樋の上端に分配する上下のスクープは上記
直線と正確に一致するように上下それぞれ異なる角度で
個別に揺動されることを特徴とするものである。

（実施例） 次に本発明をダブルキャビティのＩＳ型成形機へのゴブ
分配装置を実施例として更に詳細に説明する。

第１図において、（１）、（２）はダブルキャビティ川
の複数のオリフィス、（Ｏ１）、（０□）は各オリフィ
ス（１）、（２）のセンター、（３）、（４）はＩＳ型
成形機の各セクションの複数のモールド、（０３）、（
０４）は各モールド（３）、（４）のセンターである。

本発明においては、トラフ、デフレクタ等の固定樋（５
）、（６）はいずれも水平面に投影したときに各オリフ
ィスのセンター（０＋）、（０□）と各モールドのセン
ター（０３）、（０４）とを結ぶ直線（Ｌ１）、（Ｌ２
）上にそれぞれ正しく配置されている。

第２図〜第４図は本発明に用いられるスクープ（７）、
（８）とその駆動機構を拡大して示すものであり、（７
）が下側のスクープ、（８）が上側のスクープである。

各スクープ（７）、（８）は各オリフィス（１）、（２
）に向って垂直に立ち上った上端部側、０３）を有し、
ハウジング（９）の側方に突出された中空支持部００）
、αυ内にヘアリングによって揺動自在に支持されてい
る。また各スクープ（７）、（８）はその垂直な上端部
０２）、０３）にピニオン０４１．０５）を備え、ラッ
クピニオン機構によって駆動されるのであるが、従来は
単一のラックが用いられていたのに対し、本発明におい
ては複数のラック０（至）、０７）が用いられている。

即ち、ハウジング（９）の内部には上下２段にラック０
６）、０７）が設けられており、下段のラック０６）が
スクープ（７）のピニオン０４）と噛み合い、上段のラ
ンク０ηがスクープ（８）のとニオン０５）と噛み合っ
ている。各ランク０６）、θ７）の端部はハウジング（
９）の後方に突出されており、その先端のカムローラ０
８１．α＄が図示を略した２枚のカムによって個別に押
圧される。この結果、上下のスクープ（７）、（８）は
従来とは異なり個別に揺動角度の設定ができるようにな
り、前述した直線（Ｌ１）、（Ｌ２）と正確に一致する
ようにそれぞれ異なる角度で揺動される。

なお以上の実施例はダブルキャビティの場合についての
ものであるが、トリプルキャビティの場合にも同様であ
る。また以上の実施例ではスクープ（７）、（８）をラ
ックピニオン機構によって機械的に駆動したが、複数の
スクープ（７）、（８）を個別に駆動する方法は例えば
サーボモータによる方法、油圧シリンダによる方法、リ
ンク機構による方法等の種々の変形が可能である。

（作用及び効果） このように、本発明においては各オリフィスのセンター
（Ｏ１）、（Ｏ２）と各モールドのセンター（０３）、
（０４）とをそれぞれ結ぶ直線（Ｌ１）、（Ｌ２）と正
確に一致するように複数のスクープ（７）、（８）をそ
れぞれ異なる角度で揺動させることができるので、トラ
フ、デフレクタ等の固定橋（５）、（６）を水平面に投
影したときにこの直線（Ｌ１）、（Ｌ２）上に正確に一
致するように配置し、ゴブが全く左右に蛇行することな
く各モールド（３）、（４）へ供給することができる。

従って本発明によれば成形速度を高めた場合にも常に安
定したゴブ供給が可能となる。このほか本発明において
は各スクープ（７）、（８）を個別に駆動するので〜ラ
ックピニオン機構を用いた場合にもハックラッシュの調
整が容易となり、スクープ（７）、（８）のがたつきを
防止することが可能となる利点もある。よって本発明は
、特にセクション数が多いＩＳ型成形′機によりガラス
製品を高速大量生産する場合に有効なゴブ分配装置とし
て、業界に寄与することろは極めて大である。

【図面の簡単な説明】

第１閏は本発明の実施例を示す平面図、第２図はその要
部の一部切欠平面図、第３図は第２図のＡ−Ａ切断部の
拡大断面図、第４図は第２図の右側面図、第５図は従来
のゴブ分配装置の問題点を説明する概略的な平面図であ
る。 （１）、（２）ニオリフイス、（３）、（４）：モール
ド、（５）、（６）：固定橋、（７）、（８）ニスクー
プ。 （０１）、（０□）ニオリフイスのセンター。 （０３）、（０４）：モールドのセンター。 （Ｌ１）、（Ｌ２）　ニオリフイスのセンターとモール
ドのセンターとを結ぶ直線。 特許出願人　　石塚硝子株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数のオリフィス（１）、（２）から供給されたゴブを
   ＩＳ型成形機の各セクションの複数のモールド（３）、
   （４）へ分配するゴブ分配装置であって、トラフ、デフ
   レクタ等の固定樋（５）、（６）は水平面に投影したと
   きに各オリフィス（１）、（２）のセンター（Ｏ＿１）
   、（Ｏ＿２）と各モールドのセンター（Ｏ＿３）、（Ｏ
   ＿４）とを結ぶ直線（Ｌ＿１）、（Ｌ＿２）上にそれぞ
   れ配置されており、各オリフィス（１）、（２）の下方
   で揺動してゴブを各セクションの複数の固定樋（５）、
   （６）の上端に分配する上下のスクープ（７）、（８）
   は上記直線（Ｌ＿１）、（Ｌ＿２）と正確に一致するよ
   うに上下それぞれ異なる角度で個別に揺動されることを
   特徴とするゴブ分配装置。