JPH0125567B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は全般として時計その他の装身具を着用
者の腕に取付けるためのバンドに関し、特に着用
者の要求にあわせるためにバンド全長の調節即ち
変化をなし得る金属製の連結装置によつて相互連
結された非金属材製、非伸長性バンド部材を有す
るバンドに関する。

この種の非金属材製バンド部材は金属製のもの
に比較して急速に磨滅し易く、そのため屡々取換
えねばならない。然し、過去においては、この種
の取換は、たとえ連結装置が比較的磨滅してい
ず、なお完全に使用できるにも拘わらず、金属製
連結装置の取換えを屡々もたらした。これは、連
結装置が非金属材製バンド部材の少くとも一方に
恒久的に取付けられており、一方の取換を他方を
伴うことなしに行うことは不可能ではないにして
も困難ならしめているからである。金属製連結装
置のこの早期取換は、特にその中に貴金属が包含
されているとき、不経済かつ高価であつた。

その他の公知の構造においては、例えば留金ま
たはバツクルは、例えばばね入り棒（springbar）
の様な分離可能のコネクタにつて非金属材製バン
ドに分離できる様に接続されていた。然し、この
種のコネクタは、連続的に装飾的に調和させた外
観を低下することによつて全体としての外観をし
ばしば害うこととなる。

本発明の主要な目的は、バンド部材が磨滅した
とき、これが連結装置から容易かつ便利に取外し
得、これが次いで取換え用バンド部材の別のセツ
トに再使用し得る様に、非金属材製非伸長性バン
ド部材が金属製連結装置に取付けられている所の
改良形バンドを提供することである。以下詳細に
説明する本発明の若干の実施例においては、バン
ド部材は金属製留金の形の連結装置で相互結合さ
れている。この留金は第１バンド部材上でその長
手方向に摺動でき、その上の選定された位置で固
定することができるクランプ構体と、クランプ構
体に分離可能に接続されるフツク構体とを有す
る。金属製バンドアダプタが第２バンド部材に、
好ましくはその端部に恒久的に固着されている。
このアダプタはこれから突出する少くとも１個の
アダプタ部材を有する。連結構体のコネクタ部材
は少くとも１個の開孔、溝、などがあり、フツク
構体を第２バンド部材に重ね合わせて取外し自在
に固着するために曲げ変形を行う前に、その中に
タブ部材を挿通する。バンド部材の取換が必要と
なつた時には、クランプ構体は第１バンド部材か
ら摺動除去され、フツク構体は各タブ部材をこじ
上げてこれをコネクタ部材中の各対応開孔ないし
溝から引抜くことによつて分離される。取換え用
バンド部材を次いで代りに入れる。クランプ構体
は摺動取付けの上取換え第１バンド部材の所定長
部分に固定する。取換え第２バンドは固有の金属
製バンドアダプタを有し、これはフツク構体と上
述の要領で再結合される。

本発明の他の実施例においては、連結装置は金
属製伸長可能リンクバンドの短部分を有する。こ
の場合、各バンド部材はリンク部分の両端でコネ
クタ部材と曲げられて協働する突出タブ部材を有
するバンドアダプタを有する。この時も矢張り、
タブ部材はこじ上げられて分離され、リンクバン
ド部分は取換えバンド部材と一緒に再使用するこ
とができる。

本発明によれば、非金属材製バンド部材が磨滅
したとき、これらは容易に金属製連結装置から取
外し得、連結装置は次いで取替用バンド部材と一
緒に再使用し得ることがわかるであろう。金属製
部品の廃棄物は金属製バンドアダプタのみに限ら
れるが、元来これは小形の安価な小片、好ましく
は薄いプレス部品であるため、殆んど問題とする
に足りない。

本発明の更に他の目的は、各バンドアダプタの
主要部分を完全にバンド材料で被覆することによ
つて巧妙かつ確実な金属製連結装置とこれに付属
するバンド部材間の接続の実現である。

本発明の更に他の目的は特別な工具および設備
の使用に訴える必要なしに非金属材製取替バンド
に再取付けできる金属製連結装置を提供すること
である。

その他の目的および長所は添付図面を補助とし
ての説明が進行するのに伴つて更に明白になるで
あろう。

本発明のその他の目的は連続的装飾的配列を行
つた外観を有する金属製連結装置と非金属材製バ
ンド間の容易に分離可能の接続を提供することで
ある。

まず第１図ないし第１４図を参照すると、本発
明のバンドが示されているが、これは調節可能留
金１４の形式の金属製連結装置で相互接続された
第１およ第２バンド部材１０，１２から成る。バ
ンド部材は非金属材製で伸長性はない。使用する
ことのできる典型的なバンド材料は皮革または類
似の獣皮、織物製品、プラスチツク、またはこれ
らの組合わせ物である。第１図ないし第１４図の
実施例では、各バンド部材１０，１２は皮革等製
の比較的薄い上部装飾層１６と、プラスチツクな
いしその類似品の様な合成材料の厚い底部支持層
１８を有する。実際には、バンド部材の露出端部
は、一様な魅力的な外観を設けるために周知の技
術で適当に処理する。

留金１４は1978年５月22日付米国特許出願第
908.229号明細書に開示されているものと事実上
同一であるがなお、上記米国出願は本発明の譲渡
人と同一の譲渡人に譲渡されている。留金１４は
クランプ構体２０とこれに取外し自在に接続され
るフツク構体２２とを有する。クランプ構体は直
立側壁２６，２８を有する底壁２４を有する。底
壁２４は好ましくは明瞭なほぼＵ字形をした切込
み３０を有し（第３図参照）、その目的は側壁２
６，２８の弾性変形の増加させることである。側
壁２６，２８は横方向に整列した開口３２，３４
及び３６を有し、開孔３２は矩形状で丸孔３４，
３６に比較して比較的大きい。底壁２４にはまた
任意の形状でよいが好ましくは図示の様に若干丸
いプレス加工突出部３８を有する。

クロスピン４０が側壁２６，２８間に延在して
おりその両端は横方向に整列している開孔３６に
はまつている。側壁２６，２８はまた、弾性加圧
板４２および枢動クランプ部材４４を支持してい
る。第５図Ａで最もよくわかる様に、加圧板４２
は横方向に突出して横方向に整列している開孔３
２に挿入されている耳４６を有し、また、クラン
プ部材４４は対応する横方向に突出する耳４８
（その一方のみ図示）を有し、この耳は横向に整
列した側壁開孔３４に挿入されている。

クランプ４４を第５図に示す様なクランプ解除
位置に枢動引起しを行うと、第１バンド部材１０
は底壁２４と加圧板４２の間に差し込み得る。ク
ランプ構体を次いで第１バンド部材の長手方向に
任意の選定位置に摺動調節せしめ得、この点でク
ランプ部材４４は第４図に示す様にそのクランプ
位置に枢動調節する。この様に調節されると、ク
ランプ部材４４の弾性脚５０が加圧板４２の突起
部５２上で加圧板を弾性的に加圧する役目とし
て、第１バンド部材１０を底壁２４に押し付け
る。これは一方で突起３８のバンド部材の下層１
８への食い込みをもたらし、クランプ構体をその
位置に固定する。クランプ部材４４をそのクラン
プ位置と解除位置間で枢動調節することは特殊の
工具ないし設備を必要とするものではなく、利用
者の指で行い得ることは了解される通りである。

フツク構体２２は、前方に延びるフツク形ノー
ズ５６と当接面６０から後方に延びるコネクタ部
材５８とを有する中間に横切つて延在するフレー
ム部材５４を有する。フレーム部材５４は両側垂
直板６２が設けられている（その一方のみを第４
Ａ図に示す）。若干弧状をなすカバー６４が側壁
６６を有し、これらは横方向に延びるばね付ピン
６８によつてフレーム部材５４の側板６２に枢着
されている。

側壁６６は更に横方向に突出する打出しボス７
０を有する。

フツク構体２２はクランプ構体２０に、まずフ
ツク形ノーズ５６を第６図に示す様にクロスピン
４０に引つ掛けることによつて分離可能に連結さ
れる。次いで、カバー６６を枢動閉止してカバー
側壁６６をクランプ構体の側壁２６，２８の間に
位置せしめる。

突出ボス７０は矩形側壁開孔３２の上部にスナ
ツプ係合されて、カバーを閉止位置に保持する。
空所７２がカバー６４の前端とバンド部材１０の
上面との間に存在してフツク構体をクランプ構体
から外す前にカバーを開ける時に利用者の爪の挿
入を容易ならしめている。

後方に延びるコネクタ部材５８は、フツク構体
２２を第２バンド部材１２に分離可能に固定する
為に金属製バンドアダプタ７４と共同動作する様
になつている。第７図から最もよくわかる様に、
バンドアダプタ７４は好ましくは幅を小さくした
端部７８と板前端８４にある溝８２から上方に突
出している１個または複数個のタブ８０を有する
平坦な細長い基板７６を有する一体として形成さ
れた比較的安価な金属製のプレス加工品で形成さ
れる。第８図ないし第１１図を参照すると最もよ
くわかる様に、バンド部材１２の上部装飾層１６
の一端部１６ａは下層１８の端部より前に迄最初
延在している。この両層の端部は８６に示す様に
（第１０図参照）そぎ落され、端部１６ａは１個
ないし複数個の開孔８８がありバンドアダプタ７
４のタブ８０を受入れるために適当に寸法取りの
上配列されている。

バンドアダプタ７４はバンドの全体としての装
飾的外観を損うことのない任意適当な方法で第２
バンド部材１２に恒久的に接続される。好ましい
方法においては、バンドアダプタは、タブ８０を
開孔８８に挿入突出せしめた状態で第９図および
第１０図に示す様に端部１６ａにまず横向きに設
置する。基板７６の長さはバンド部材１２の幅と
事実上等しく、従つて幅細端部７８はバンドの側
端に対してバンドアダプタを中心的に位置せしめ
る簡易手段として作用する。第１１図に示す様
に、端部部分１６ａは丸め込まれて下部支持層１
８の端部の下に押込まれバンドアダプタを包み込
みそぎ落し面８６を対向関係で持来す。９０およ
び９２の様に適当な接着剤が施されて組立が完了
する。バンドアダプタ７４は、タブ８０が層１６
中の開孔８８を介して突出し、幅細端部７８のみ
がわずかに見られる状態で第２バンド部材１２に
恒久的に固着されること、第６図に例示されてい
る通りである。

フツク構体２２の後方に延在するコネクタ部材
５８には、フツク構体を第２バンド部材１２に取
外し可能に固定するときタブ８０を受入れるため
に適当に配列、寸法取りされた開孔９４が設けら
れている。開孔を介して一度挿入されると、タブ
８０は例えば第１３図および第１４図に示す様に
コネクタ部材と重ね合わせ係合する様に曲げられ
る。この曲げは例えば第１３図の一点鎖線９６で
示す様な任意の簡単な工具によつてなし得る。

タブ８０を曲げると、矢印の方向に力が加わる
（第１４図参照）。この力は第２バンド部材１２の
端部をフレーム部材５４の当接面６０におし付
け、連続的な装飾的な外観を作り、完成品の全体
としての魅力に大きく寄与する。

第１５図は上述の実施例のわずかの変形例を示
すが、ここでは第２バンド部材１２′およびフツ
ク構体２２′は相当幅がせまくなつている。この
状況下においては、ほそいバンドアダプタ７４′
にただ１個の突出タブ８０′を、ほそいコネクタ
部材５８′にただ１個の開孔９４′を使用するのが
望ましい。

第１６図および第１７図に示す本発明の別の実
施例においては、後方に延在するコネクタ部材１
００には前述の実施例の開孔の代りに側方切込溝
１０２を設ける。金属製のバンドアダプタ１０４
は矢張り第２バンド部材１０６の端部に恒久的に
包囲ないし埋込まれている。然しこの実施例にお
いては、アダプタ１０４はその端部から下方に突
出する対向タブ１０８を有する。タブ１０８は切
込溝１０２の中にはまり込み、コネクタ部材１０
０と重ね合わせ係合するために曲げられる。

第１８図ないし第２１図に示す更に別の実施例
においては、非伸長性、非金属材料製の第１及び
第２バンド部材１１０，１１２は伸長可能リンク
バンドの一部１１４から成る金属製連結装置によ
つて相互連結されている。コネクタ部材１１６は
リンクバンドの一部１１４の両端から伸び、各部
材には開孔１１８が設けられている。金属製バン
ドアダプタ１２０が各バンド部材１１０，１１２
の一端に包囲の上恒久的に固着されている。バン
ドアダプタは突出タブ１２２を有し、開孔１１８
に挿通されてコネクタ部材１１６を重ねる様に曲
げ変形され、リンクバンド部１１４をバンド部材
１１０，１１２の各端部に取外し可能に固定す
る。

上述から考えると、本発明は時計その他の装身
具を着用者の腕に取付けるためのバンドを提供す
ることに一般的には関係していることが当業者に
よつて了解されるであろう。このバンドはバンド
全長の調節を可能とする連結装置によつて相互連
結された非伸長性の可撓性バンド部材を有する。
代表的には、バンド部材は少くともその一部はそ
の装飾的外観から選定した非金属材料によつて作
られ、連結装置は金属の打抜き加工などによつて
作られる。第１図ないし第１７図に開示した若干
数の実施例においては、連結装置は分離可能に連
続されたクランプ及びフツク両構体を含む留金構
体から成る。クランプ構体は一方のバンド部材上
で長手方向に摺動可能で適な長さに固定可能でバ
ンド全長の調節を可能ならしめている。フツク構
体は他方のバンド内に恒久的に固着された金属製
バンドアダプタによつて他方のバンド部材に取外
し可能に固定されている。第１８図ないし第２１
図に示す別の実施例においては、連結装置は、両
端をこの場合も金属製バンドアダプタによつてバ
ンド部材に取外し可能に固着された公知の設計の
短い長さの伸長可能のリンクバンドから成る。い
づれの実施例においても、バンドアダプタはカツ
プリング装置の一部をなすコネクタ部材中の受入
部中に挿通された突出タブを有する。タブ部は第
１図ないし第１４図および第１８図ないし第２１
図に示す様な直列状にまたは第１６図ないし第１
７図に示す様に対向状に配列した若干個のタブ部
材で構成してもよく、構体の幅が指定をするとき
は、タブ部材は第１５図に示す様に単一タブ部材
で構成されていてもよい。

コネクタ部材中の受入部は代表的には第１２
図、第１５図および第２１図に示す様に１個また
はそれ以上の開孔で構成してもよく、第１６図に
示す様に切込溝で構成してもよい。

いづれの実施例においても、タブ部材は受入部
内に延在し、コネクタ部材と重ね合わせ係合とな
る様に曲げ変形して、簡単ではあるが有効な取外
し可能の接続を連結装置とこれに隣接するバンド
部材との間で生ずる。この形式の配列によつて、
磨滅バンド部材は連結装置を取替えることなしに
容易に取換えることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るバンドの一実施例の一部
上面図、第２図は第１図に示すバンドの側面図、
第３図は第１図および第２図に示すバンドの底面
図、第４図は第１図の線４−４にそつた切断拡大
図、第４図Ａは第４図の線４Ａ−４Ａにそつて行
つた断面図、第５図は第１バンド部材にそつた選
定位置で固定する前のクランプ構体に関する第４
図に類似の断面図、第５Ａ図は第１バンド部材の
所定の長さで固定したクランプ構体を示す一部破
断平面図、第６図はフツク構体をクランプ構体へ
連結する中間段階を示す一部切欠拡大側面図、第
７図はバンドアダプタの斜視図、第８図はバンド
アダプタに組合わせる前の第２バンド部材の平面
図、第９図はバンドアダプタを第２バンド部材に
組込む中間段階を示す第８図に類似する図、第１
０図は第９図の線１０−１０にそつて行つた拡大
断面図、第１１図は第２バンド部材に恒久的に取
付けたバンドアダプタを示す第１０図と類似の別
の拡大断面図、第１２図は第２バンド部材の端部
から分離したフツク構体を示す斜視図、第１３図
はタブ部材を曲げ変形してフツク構体を第２バン
ド部材に固着する仕方を示す斜視図、第１４図は
第１３図の線１４−１４にそつて行つた拡大断面
図、第１５図は薄いバンドに使用するための本発
明の細い形状の場合を示す斜視図、第１６図は変
形フツク構体から分離した変形バンドアダプタを
有するバンド部材を示す本発明の別の実施例の斜
視図、第１７図はフツク構体に分離可能に固着さ
れたバンド部材を示す第１６図に類似の図、第１
８図は金属製連結装置が伸長可能のリンクバンド
の短部分から成る所の本発明の別の実施例の頂面
図、第１９図は第１８図に示す実施例の側面図、
第２０図は第１８図および第１９図に示す実施例
の底面図、第２１図は伸長可能リンクバンド部分
から取外したバンド部材の斜視図を夫々示す。 １０，１１０……第１バンド部材、１２，１０
６，１１２……第２バンド部材、１４，１１４…
…連結装置、２０……クランプ構体、２２……フ
ツク構体、５８，１００，１１６……コネクタ部
材、６０……当接面、７４，７４′，１０４，１
２０……バンドアダプタ、７６……長形平板部
材、８０，８０′，１０８，１２２……タブ部材、
９４，９４′，１０２，１１８……受入部、１１
４……リンクバンド。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ バンド全長の調節可能の連結装置で相互連結
   された非伸長性の細長い可撓性の第１及び第２バ
   ンド部材であつて、このバンド部材の少くとも一
   方はこれに恒久固着されたバンドアダプタを有し
   前記バンドアダプタはこれから突出するタブ部材
   を有する非伸張性の細長い可撓性の第１及び第２
   バンド部材と、前記連結装置の一部をなすコネク
   タ部材とを有し、前記タブ部材は前記コネクタ部
   材中の受入部中に挿入されて前記コネクタ部材と
   重ね合わせ係合状態にする様に曲げ変形されて前
   記連結装置を前記バンドの一方に分離可能に固着
   したことを特徴とする時計その他装身具用バン
   ド。 ２ 前記バンド部材は非金属材で、前記連結装置
   と前記バンドアダプタは金属材であることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項に記載のバンド。 ３ 前記連結装置は第１バンド部材の長手方向に
   摺動自在かつ該部材の選定位置に固定自在のクラ
   ンプ構体と、前記クランプ構体に分離可能に接続
   されるフツク構体を有し、前記コネクタ部材は前
   記フツク構体の一部をなしていることを特徴とす
   る特許請求の範囲第２項に記載のバンド。 ４ 前記連結装置は伸長可能のリンクバンドの一
   部で形成され、該リンクバンドの両端は前記第１
   及び第２バンド部材の両者のバンドアダプタと共
   同動作するコネクタ部材を有し前記バンド部材を
   前記リンクバンドに分離可能に固着したことを特
   徴とする特許請求の範囲第２項に記載のバンド。 ５ 前記バンドアダプタは前記第１バンド部材に
   横向きに延在する長形平板部材から成り該平板部
   材の長さは該平板部材の位置での前記第１バンド
   部材の幅に事実上等しく、前記タブ部材は前記平
   板部材と一体で該平板面から突出していることを
   特徴とする特許請求の範囲第２項に記載のバン
   ド。 ６ 前記平板部材の両端の幅をせまくしたことを
   特徴とする特許請求の範囲第５項に記載のバン
   ド。 ７ 前記バンドアダプタは前記第１バンド部材の
   端部に埋込まれ、前記タブ部材は前記バンド部材
   の一面から突出していることを特徴とする特許請
   求の範囲第５項に記載のバンド。 ８ 前記第１バンド部材は少くとも二つの重畳層
   から成り、前記バンドアダプタは前記層の少くと
   も１層に包囲されていることを特徴とする特許請
   求の範囲第７項に記載のバンド。 ９ 前記受入部は前記コネクタ部材中の少くとも
   １個の開孔であることを特徴とする特許請求の範
   囲第１項に記載のバンド。 １０ 前記受入部は前記コネクタ部材の対向端に
   ある溝で成ることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項に記載のバンド。 １１ 前記コネクタ部材は前記第１バンド部材の
   一端が前記アダプタによつて前記タブ部材が曲げ
   変形された結果おし付けられる当接面を有するこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のバ
   ンド。 １２ 第１バンド部材上で長手方向に摺動自在か
   つ該部材にそつて選定された位置に固定可能のク
   ランプ構体と、前記クランプ構体に分離可能に連
   結されるフツク構体と、第２バンド部材に固着組
   立てされ少くとも１個のタブ部材がこれから突出
   しているバンドアダプタと、前記フツク構体上に
   あるコネクタ部材とから成り、前記コネクタ部材
   は受入部を有し、前記タブ部材は前記受入部中に
   挿入されて前記コネクタ部材と重なる様に曲げ変
   形され、前記フツク構体を第２バンド部材に分離
   可能に固着したことを特徴とする第１および第２
   細長可撓バンド部材を相互接続する連結装置。 １３ 前記バンドアダプタは第２バンド部材の一
   端に埋設され、前記タブ部材は前記第２バンド部
   材中の開孔を通つて突出していることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１２項に記載の連結装置。 １４ 前記バンドアダプタは第２バンド部材に横
   向きに延在する長形平板部材にして該平板部材の
   長さは該平板部材の位置での第２バンド部材の幅
   と事実上等しく、前記タブ部材は前記平板部材と
   一体をなしその面から突出していることを特徴と
   する特許請求の範囲第１２項記載の連結装置。 １５ 前記平板部材の両端は幅せまであることを
   特徴とする特許請求の範囲第１４項に記載の連結
   装置。 １６ 前記コネクタ部材は当接面を有し、該当接
   面に対して第２バンド部材の端部が前記タブ部材
   の曲げ変形の結果前記バンドアダプタによつて圧
   接されたことを特徴とする特許請求の範囲第１２
   項に記載の連結装置。 １７ 金属製連結装置によつて相互連結された非
   伸長性、非金属材製の第１及び第２バンド部材を
   有するバンドであつて、前記金属製連結装置は少
   くとも１個のコネクタ部材と、前記バンド部材の
   少くとも一方と前記コネクタ部材間を分解可能に
   接続する前記少くとも一方のバンド部材の一端に
   埋設されたバンドアダプタから成る部材とを有
   し、前記バンドアダプタは前記少くとも一方のバ
   ンド部材から外方に突出する少くとも１個のタブ
   部材を有し、前記タブ部材は前記コネクタ部材と
   重ね合わせ係合をする様に曲げ変型させることが
   できることを特徴とするバンド。 １８ 非伸長性、非金属材製の細長い可撓性の第
   １および第２バンド部材と、第１バンド部材上で
   長手方向に摺動自在且つその選定された位置で固
   定可能の金属製クランプ構体と、横向の当接面と
   これから延在する平担なコネクタ部材とを有し、
   前記クランプ構体に分離可能に連結される金属製
   フツク構体と、前記第２バンド部材の一端内に恒
   久的に埋設され、第２バンド部材に対して横向き
   に延在する長手平板部材より成り、該平板部材の
   長さは前記バンド部材の端部における前記第２バ
   ンド部材の幅に略等しく、前記平板部材は前記第
   ２バンド部材の外方に突出する少くとも１個のタ
   ブ部材を有する金属製バンドアダプタと、前記タ
   ブ部材を受入れるために前記コネクタ部材内にあ
   り、前記タブ部材が前記第２バンド部材を前記フ
   ツク構体に取外し可能に固定するために前記コネ
   クタ部材と重ね合わせ係合するために曲げられ、
   前記第２バンド部材の端部に関してはこれが前記
   当接面に対して緊密に引張り寄せられる様になる
   所の受入部とからなることを特徴とする時計その
   他の装身具を着用者の腕に取付けるためのバン
   ド。