JPH01255130A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、画像情報や文字情報を表示するための表示装
置に使用される面放電型プラズマデスプレイパネル（以
下、単にＰＤＰと記述する）に関するものである。

［従来の技術］ 一般に、カラーＡＣ（交流）ＦＤＰには、第６図に示す
ような対向電極型と、第７図に示すような面電極型があ
る。このうち、第６図の対向′６Ｊｆ、横型は、背面ガ
ラス基板（２）側にＹｍ極（Ｙｍ）・・・を設け、前記
ガラス基板（１）側にＸ電極（Ｘｎ）・・・を設け、ま
た、蛍光体層（３）はＸ電極（Ｘｎ）・・・と同一面側
に形成していた。また、第７図の面放電型は背面ガラス
基板（２）側の誘電体層（４ａ）上にＸ電極（Ｘｎ）・
・・とＹ電極（Ｙｍ）・・・を形成し、蛍光体Ｍ（３）
は前面ガラス基板（１）側に形成していた。

［発明が解決しようとする課題］ 第６図に示す対向電極型では蛍光体層（３）がＸ電極（
Ｘｎ）・・・に近いので効率はよいが放電時のイオンに
よるスパッタで劣化され、また対向電極間放電のため隣
接の放電でカラークロスドータが生じそのため発光輝度
が落ち、効率が悪いという問題があった。第７図に示す
面電極では蛍光体層（３）が電極面側を避けて前面ガラ
ス基板（１）側のため劣化は防止できるが、放電時の紫
外線発光が蛍光体層（３）まで届かないものが生じ、発
光輝度と効率の低下を招いていた。また、蛍光体層（３
）が電極から離れているのでカラークロストークが生じ
易いという問題があった。

本発明は面放電型であってしかも電極面の近くに蛍光体
層を形成して効率よく発光するとともに、仕切障壁が低
くてもカラークロスト−りのないものを得ることを目的
とするものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明は上述のような課題を解決するため、背面ガラス
基板上に誘電体層を形成し、この誘電体層の同一面上に
それぞれ面放電のための複数のＸ’ＫｉＶｉｂとＹ電極
を形成し、これらＸ、Ｙの個別面放電１を極毎に仕切り
障壁を設け、かつこれらｘ、Ｙの個別面放電電極の上面
に蛍光体膜を形成してなるものである。

［作用］ Ｘ電極群とＹ電極群のうちの所定のＸ、Ｙ電極間に放電
電圧を印加すると、Ｘ電極の放電面とＹ電極に結合され
た個別放電電極の放電面との間で表示用の放電が発生し
、放電発光する。このとき、蛍光体層が発光部の近くに
位置しているので、発光紫外線が有効に利用され効率よ
く発光する。また、蛍光体層には保護膜が形成されてい
るのでスパッタによる劣化が防止される。

［実施例コ 第１図、第２図および第３図は本発明をＡＣＩＩｉＩ＜
動力式の面放電型ＰＤＰの一実施例を示すもので。

これらの図において、（１）と（２）は対向して設けら
れたガラスの前面板と基板としての背面板である。

前記背面板（２）の対向側内面には複数列Ｙｍ、　Ｙｍ
＋□・・・のＹ電極群が導体ペーストで厚膜印刷されて
いる。前記Ｙ電極群の上面には、ガラス絶縁体ペースト
で印刷形成された第１の誘電体層（４ａ）が設けられ、
この第１誘電体層（４ａ）には、後述する表示用の放電
セル群Ｓ、Ｓ、・・・の列方向の２つの放電セルＳ、Ｓ
に１個の割合で接続導体用の孔（５）・・・が穿設され
ている。前記第１誘電体層（４ａ）の上面には、放電面
が前記背面板（２）面と平行であって、前記Ｙ電極群と
マトリックス状に交差して配列され、この交差部を表示
用の放電セルＳ、Ｓ、・・・とする複数行のＸｎ−Ｘｎ
や１、・・・からなるＸ電極群が導体ペーストの厚膜印
刷によって形成されている。前記第１誘電体Ｊ？１　（
４ａ）の上面には、さらに、放電面が前記背面板（２）
面に平行であって、放電セル群Ｓ、Ｓ、・・・の各列の
隣り合う２つの放電セルＳ、Ｓに対応した２つのＸ電極
の放電面と表示用の放電を行うことの可能な個別放電電
極（６）、（６）、・・・が導体ペーストの厚膜印刷に
よって形成され、これらの個別放電電極（６）、（６）
、・・・は、前記放電セル群Ｓ、Ｓ、・・・の各列につ
いて、前記第１誘電体層（４ａ）の孔（５）、（５）・
・・を貫通する接続導体（７）、（７）、・・・によっ
て前記Ｙ電極群の対応したＹ電極に電気的に結合されて
いる。前記第１誘電体層（４ａ）、Ｘ電極群および個別
放電電極（６）、（６）、・・・の上面には、蛍光体層
（３）が塗布され、また、この蛍光体層（３Ｌｌ：、に
は蛍光体保護膜（９）が被覆され、さらに前記放電セル
群Ｓ、Ｓ、・・・の個々の放電セルＳに対応した放電孔
が穿設された導電性仕切り板（８）が設けられている。

前記蛍光体保護膜（９）として、紫外線を通し、イオン
によるスパッタに強く、イオンによる２次電子放出係数
γの大きな、例えば綿化マグネシウム（ＭｇＦ２）が用
いられる。また、この保護膜（９）の上に、さらにγの
大きなＭｇＯ膜などを極く薄く形成してγを増大させる
こともできる。前記前面板（１）と背面板（２）の周縁
は側面板（図示せず）によって封止され、真空排気後放
電ガスを封入することによって面放電型ＦＤＰが形成さ
れる。なお、第２図において、（１０）は隙間である。

この面放電型ＦＤＰを駆動する場合、Ｘ電極群とＹ電極
群のいずれか一方（例えばＸ、？ｌ！極群）に順次走査
パルスを、他方（例えばＹ電極群）に表示パルスを印加
すると、放電電圧が印加したｘＨ極（例えばＸｍ電極）
とＹ電極群（例えばＹｍ−Ｙｍ＋ｚ・・・電極）の個別
放電電極（６）、（６）・・・どの背面板（２）に平行
な放電面間で表示用の放電が行われ、対応した放電セル
Ｓ、Ｓ、・・・が放電発光する。このとき、表示を維持
するために隣り合ったＸ、ｎや、とＸｎ、２電極、Ｘ　
ｎ、３とｘ、ｎ＋４ｆｆｉ極、・・・に印加するサステ
ィン電圧を同相にすれば、ｘｎ＋１とＸ−ｎ、ｚ間、Ｘ
　ｎ、、とＸｎ、４間、・・・の静電容量による電力損
失が少なくなる。また、表示用の放電セルＳに対応して
Ｘ電極とＹ電極の間隔を広くしても表示画素の面積に影
響を与えないので、このＸ、Ｙ電極間の間隔を広くして
静電容量による電力損失を少なくできる。

前記実施例では、個別放電電極をＸ電極群の２行のＸ電
極に対して１行の割合で設け、Ｙ電極群の各電極を放電
セル群Ｓ、Ｓ、・・・の各列に１本とし、Ｙ電極群の数
を少なくするとともに即動回路の構成をさらに簡単にす
るようにしたが、本発明はこれに限るものでなく、例え
ば第４図に示すように、個別放電電極（６ａ）　（６ａ
）・・・の各行をＸｎ、　Ｘｎ、い電極の１行について
１行の割合で設け、個別放電電極（６ａ）　（６ａ）・
・・の各列について２本のＹｍ、ａとＹ　ｍ、ｂ、　Ｙ
ｍ＊ｔ＋ａとＹ　ｍ＋□、ｂ、・・・を互いに異なるよ
うに接続導体（７ａ）　（７ａ）・・・で結合してもよ
い。または、第５図に示すように、個別放電電極（６ｂ
）　（６ｂ）・・の各行をＸ　ｎ、　Ｘ　ｎ　＊　、、
・・・電極の１行について１行の割合で設け１個別放電
電極（６ｂ）　（６ｂ）・・・の各列について接続導体
（７ｂ）　（７ｂ）・・・を介して対応するＹｌｌｌ、
　Ｙｍｈｌ、・・・電極に結合し、１つの個別ＩＩｉ電
電極電極ｂ）を１つの放電セルＳに対応せしめてもよい
。

［発明の効果コ 本発明による面放電型交流ＦＤＰは、上記のように構成
したので、従来の面放電型ＦＤＰが蛍光体層を前面ガラ
ス板に塗布していたものと比べて本発明では放電による
紫外線発光の光線の多くが蛍光体層に到達し、発光輝度
と効率を向上させることができる。また、従来のように
、前面ガラス板に蛍光体層を塗布すると、隣接セルから
の紫外線で励起されて色のクロストークが生じるが、本
発明では蛍光体層が電極に近いので障壁を可及的に低く
でき効率が向上するとともに、クロストークの問題がほ
とんどなくなる。さらに、蛍光体層上に保護膜を形成し
たので、蛍光体層がスパッタで劣化することを防止でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図から第３図までは本発明によるＦＤＰの一実施例
を示すもので、第１図は第２図のＢ−Ｂ線断面図、第２
図は第１図のＡ−Ａ線断面図、第３図は第１．第２誘電
体層の図示を省略した単位放電セルの分解斜組図、第４
図は本発明の他の実施例を示す断面図、第５図は本発明
のさらに他の実施例を示す断面図、第６図および第７図
は従来のＰ　Ｄ　１）の断面図である。 （１）・・・前面板、（２）・・・背面板（基板）、（
５）・・・孔、（６）（６ａ）　（６ｂ）−・・個別放
電電極、（７）　（７ａ）　（７ｂ）　・＝接続導体、
（８）・・・導電性仕切り板、（９）・・・蛍光体保護
膜、Ｘ　ｎ、　Ｘ　ｎ４ｔ　・・Ｘ　電極群、Ｙ　ｍ、
　Ｙ　ｍ、ａ、　Ｙ　ｍ、ｂ、Ｙｍや１、Ｙ　ｍ４１１
ａ＋　Ｙ　ｍ＋＞　＋ｂ、−Ｙ電極群、Ｓ・・・放電セ
ル。 出願人　　株式会社富士通ゼネラル 第１図 第２図　　　第３図 ＼ Ｙｍ＋＋ 第　　４　　図 第　　５　　囚 ゝ７ｂ　　　　　　７ｂ 第　　６　　図 ＼ Ｙｍ＋＋ 第　　７　　図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）背面ガラス基板上に誘電体層を形成し、この誘電
   体層の同一面上にそれぞれ面放電のための複数のＸ電極
   とＹ電極を形成し、これらＸ、Ｙの個別面放電電極毎に
   仕切り障壁を設け、かつこれらＸ、Ｙの個別面放電電極
   の上面に蛍光体膜を形成してなることを特徴とするプラ
   ズマディスプレイパネル。
2. （２）個別面放電電極の上面の蛍光体膜にさらに蛍光体
   保護膜を形成してなる請求項（１）記載のプラズマディ
   スプレイパネル。
3. （３）蛍光体保護膜は紫外線を通し、スパッタに強く、
   ２次電子放出係数γの大きなＭｇＦ＿２膜からなる請求
   項（２）記載のプラズマディスプレイパネル。
4. （４）蛍光体保護膜の上にさらに２次電子放出係数γの
   大きなＭｇＯ膜を形成してなる請求項（３）記載のプラ
   ズマディスプレイパネル。