JPH01254532A - バンド梱包体の開梱方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はバンド掛けされた梱包体特に圧縮による弾性変
形可能な梱包体の開梱方法に関する。

〔従来の技術〕

梱包方法としてのバンド掛けは、各種の分野に広く用い
られている０例えばダンボールや新聞の故紙、クラフト
パルプ、ウェス等は、ワイヤ、ひも、なわ等のバンドを
用いて結束し、用途先に運び込まれてくるが、従来その
開梱を機械的に行う方法がなく、専ら作業員がニッパ等
の工具を用いてバンドを切断し、これを梱包体から引き
外すことによって処理していた。

〔発明が解決しようとする課題〕

一般に開梱作業現場は、フォークリフト等の動作域であ
ることが多く、このような環境下で作業員が手作業で梱
包体からバンド、特にワイヤの取り外しを行うのは危険
な作業である。さらに、梱包体から取り外されたワイヤ
はその延伸力に抗して、これをたばねなければならず、
その処置は極めて厄介である。この処置を誤ると、取り
外されたバンドが開梱された資材の搬送ラインに同伴し
てひきずられ、機械のトラブルや人身事故発生の原因と
なる。

本発明は上記問題点を解消し、特に前述のダンボールや
新聞の故紙、クラフトパルプ、ウェス等を含め、これら
の梱包体が圧縮変形可能であることに着目し、その特性
を利用して梱包体からのバンドの収り外し、並びに収り
外されたバンドの処理を容易に行う方法を提供すること
にある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、本発明のバンド梱包体の開梱
方法においては、周面がバンドで結束された圧縮可能な
梱包体を一方向に圧縮し、圧縮された梱包体の対向２面
と前記結束バンドとの間に形成される隙間をバンド切断
用並びに切断バンド撤去用器具の挿入空間として圧縮さ
れた梱包体の第１面側のバンドを切断し、第２面側から
切断されたバンドを撤去するものである。

〔作用〕

圧縮可能な梱包体には梱包体の素材が圧縮可能な場合と
、眉間の空間が圧縮可能な場合とがある。

圧縮変形可能な素材には代表例として例えばフオームラ
バーがある０層間の圧縮が可能な積層体とは、材質自体
には殆んど圧縮性がなくても、眉間に介在する空間を押
し縮めることによって体積を減少させるような積層体で
ある。ダンボール、新聞の故紙、クラフトパルプ、ウェ
スなと、通常ワイヤ、ひも、なわなどを用いて結束する
殆んどの梱包体が含まれる。この種、圧縮性梱包体は成
る程度圧縮した状態でバンド掛けにより結束されている
が、本発明では梱包体をさらに一方向に圧縮し、一定形
態に保型するために形成したバンドのループと圧縮梱包
体との間に隙間を生じさせ、この隙間を利用し、一方の
隙間にカッターを挿入してバンドの切断を行い、他方の
隙間にバンド撤去具を挿入して切断されたバンドの撤去
を行うものである。梱包体の圧縮により、その周上に掛
は渡されたバンドの少くとも一部は圧縮機の押圧バッド
の面に支えられ、バンドの切断に際して反動や衝撃を生
じない、切断されたワイヤは梱包体の圧縮時あるいは圧
縮解除ｆ＆無理なく撤去できる。

〔実施例〕

以下に本発明の実施例を図によって説明する。

第１図（ａ）は例えばダンボール紙、クラフトバルブな
どを積層物をバンド１で梱包し、角形に保型させた梱包
体２を示している。なお、バンド１は梱包体２の正面２
ａ、底面２ｂ、背面２Ｃおよび上面２ｄに渡って二条に
掛は渡されている。

第１図（ｂ）において、梱包体２を床Ｆ上に定置し、そ
の上方から圧縮機の押圧バッド３を圧下して梱包＃２の
上面に押し付け、これを上下方向に圧縮する。梱包体２
は圧縮力を受けて体積を減するが、バンド１のループは
原形の梱包体２を保型する大きさに保たれ、しかも、梱
包体２の上面２ｄ及び底面２ｂに沿うバンド１の部分は
押圧バッド３と床Ｆとに支えられるため、実施例の場合
には梱包体２の正面２ａと背面２Ｃとに緩みが生じ、バ
ンド１と梱包体２の対向面間に隙間が形成される。その
状態で、まず正面側の隙間内にカッター４を差し込み、
第１図（Ｃ）のようにこのカッター４を外向けに引いて
バンド１を切断する。

一方、背面側の隙間内には第１図（ｄ）のようにバンド
１の切断に先立って棒状のバンド撤去具５を差し込み、
バンド１を切断後、これを外方に回動又は直線移動させ
て切断されたバンド１を梱包体２から撤去する。バンド
の撤去は押圧バッド３を上方に退去させる以前又は退去
後のいずれでもよい、第１図（ｅ）はバンド撤去具に二
叉状腕杆６を用いた例である。腕杆６の二叉にバンド１
をはさみ、バンド切断後、軸心で腕杆６を回転させてそ
の周囲にバンド１を巻取れば、切断されたバンド１はそ
の周囲にコイル状に巻かれる。これはバンド１にワイヤ
を用いたときに好適である。二叉状腕杆６によればバン
ドの後処理を含めて梱包体を開梱できる。

バンドをクロス掛けした梱包体の場合には正面、背面の
対向面とともに両側面に形成されるバンドと梱包体間の
各隙間にそれぞれカッタ、撤去具を差し込んでバンドの
切断並びに切断バンドの撤去を行う。

なお、梱包体の圧縮方向は上下方向に限られるものでは
ない、少くともバンド掛けされた対向２面を支えて梱包
体を圧縮すれば、残る池の２面とバンド間に隙間が形成
される。梱包体を竪置きあるいは横置きの姿勢で開梱で
きる。梱包体の断面が円形、不定形のものでも同様であ
る。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によるときには梱包体の有する特性
を利用し、これを圧縮変形させるのみの操作で梱包体を
結束するバンドを該梱包体の外面から引き離してその切
断ならびに撤去を容易に機械的に行うことが可能となり
、また、撤去すべきバンドを撤去具に巻き取ることによ
って、取り外したバンドの後処理を含めて安全に開梱で
きる。

本発明によれば作業現場に搬入された梱包体の開梱作業
環境の安全を図るとともに結束バンドの処理を含めて梱
包体の開梱作業を機械的に能率よく行うことができる効
果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）〜（ｄ）は本発明による開梱の要領を工程
順に示す図、第１図（ｅ）は他の実施例を示す図である
。 １・・・バンド　　　　　　２・・・梱包体３・・・押
圧バッド　　　　４・・−力・ツタ−５・・・バンド撤
去具　　　６・・・二叉状腕杆特許出願人　　株式会社
テクノロジー・リソシーズ・インコーボレーテヲド（Ｃ
Ｌ） 第１図 （Ｃ） 第１図 （ｅ） 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、周面がバンドで結束された圧縮可能な梱包体を一方
   向に圧縮し、圧縮された梱包体の対向２面と前記結束バ
   ンドとの間に形成される隙間をバンド切断用並びに切断
   バンド撤去用器具の挿入空間として圧縮された梱包体の
   第１面側のバンドを切断し、第２面側から切断されたバ
   ンドを撤去することを特徴とするバンド梱包体の開梱方
   法。