JPH0124542Y2 - - Google Patents

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JPH0124542Y2
JPH0124542Y2 JP1983073521U JP7352183U JPH0124542Y2 JP H0124542 Y2 JPH0124542 Y2 JP H0124542Y2 JP 1983073521 U JP1983073521 U JP 1983073521U JP 7352183 U JP7352183 U JP 7352183U JP H0124542 Y2 JPH0124542 Y2 JP H0124542Y2
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JP1983073521U
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JPS59178573U (ja
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  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は貯氷庫のドレン排出部の改良された構
造に関する。
氷を貯蔵するための貯氷庫には、氷の融解によ
り生じるドレンを庫外に排出するためのドレン排
出部を設けている。
従来のドレン排出部は第3図に示す如き構造で
あつて、貯氷庫の内底板8と外板9とに貫通させ
て鍔3′を中間部に有する合成樹脂管Pを取り付
けて、イの部分をシール剤でシールした後、内底
板8と外板9との間の空所にウレタン樹脂を発泡
成型により充填するのが一般的な加工手段であ
る。
ところが、かゝる構造では合成樹脂管Pの上端
縁のシール面積が小さいのでシールを行なつても
発泡成型時の圧力によつて内底板8の開口部周縁
と合成樹脂管Pとの間に間隙が生じて発泡樹脂が
継ぎ目から洩れることが〓々起り、内底板8と合
成樹脂管Pとが密着しなくて該樹脂管Pの固定が
不確実となる問題があつた。
さらに合成樹脂管Pの下端部にドレンホースな
どのドレン管をねじ締め付けする際に、合成樹脂
管Pの内底板8、発泡樹脂層に対する密着が確実
でないために、合成樹脂管Pが空まわりすること
があつてがたつきがより大となる欠点があつた。
本考案はかゝる従来のものが有する欠陥を克服
しようとして案内するに至つたものであつて、特
にドレン排出口を形成する合成樹脂筒状体と貯氷
庫の内底板および断熱層との密着を確実ならしめ
て固定強度を高めると共に、この筒状体周囲の部
分のシールを確実となすことにより、断熱性能の
確保とドレンの円滑な排出を果させる点を本考案
の目的とする。
そのために本考案は、特に合成樹脂を素材とし
た一体成型によりなり、ドレン管を螺着するため
のねじ溝を下端部の外面に有する筒部の中間部及
び上端縁に下平鍔及び上平鍔が筒部に直交して突
設され、それら両平鍔間に、前記筒部から放射状
に、かつ上平鍔とは離間させ、下平鍔とは一体さ
せて筒軸線方向に延在した少なくとも1つのひれ
片が設けられていて、貯氷庫の底部における内底
板と外板とに対して断熱層の発泡充填に先立つ
て、前記上平鍔を内底板のドレン排出口周縁の下
面に接当させるとともに、シールテープで上平鍔
外周と内底板との間をシールし、一方、下平鍔を
外板のドレン排出口周縁の上面に接当させて、上
平鍔から下平鍔の部分を断熱層に密着貫通すると
共に、ねじ溝を有する前記下端部を庫外に突出し
て配設せしめたドレン排出部構造としたものであ
つて、上平鍔と下平鍔とが貯氷庫の内底板と外板
とに対しシール面積の大きい接触部となつてシー
ル機能を十分に果し、しかも、上平鍔とひれ片と
は離間しているので、上平鍔の外周と内底板との
間に展開したシールテープをわたらせて貼り付け
るのが容易、確実となつてシールは万全であり、
一方、ひれ片および前記両平鍔が断熱層と強力に
密着するためにドレン管螺着時の回転モーメント
に対して耐性を発揮し、かくして所期の目的は達
成される。
以下、本考案の1実施例を添付図面によつて詳
細に説明する。
第1図及び第2図において、1は筒部であり、
ドレン管を螺着するためのねじ溝5を下端部の外
面に刻設せしめている。
上記筒部1の中間部及び上端縁には、適宜厚さ
の平板例えば円板をなす下平鍔3及び上平鍔2が
筒部1に直交して突設しており、さらにそれら両
平鍔2,3の間には、筒部1から放射状となり、
かつ筒軸線方向となつて延在する1つ以上のひれ
片4,4(図示例は3等分した個所の3個)を突
設せしめている。
上記ひれ片4,4は図示する如く下平鍔3には
外周まで達せしめて一体させ、一方、上平鍔2に
は適当な間隙を存し離間せしめて突設している。
この上平鍔2と下平鍔3との間の長さは第2図
により明らかなように貯氷庫6の断熱壁の厚さに
相当している。
それ等筒部1、両平鍔2,3及びひれ片4,4
は合成樹脂例えばABS樹脂を素材とした一体成
型により製作されるものであつて貯氷庫のドレン
排出部構造を形成する。
この成型品を用いて貯氷庫のドレン排出部を組
立てるには、上平鍔2が貯氷庫6の内底板8のド
レン排出口周縁の下面に接当し、下平鍔3が同じ
く外板9のドレン排出口周縁の上面に接当するよ
うに、両板8,9間に介在させ、それ等接当面に
は予じめシール剤を塗布して、さらに第2図々示
の如くシールテープTを用いて上平鍔2と内底板
8との境界部を密封して前記ねじ溝5の下端部は
外板9から外方に突設した状態を保持させておい
て、しかる後に前記両板8,9間の空所にウレタ
ン発泡樹脂原材と発泡剤とを注入して発泡成型を
行なわせ、ウレタン発泡樹脂層による断熱層7を
充填成層させる。
この発泡成型の際、上平鍔2と内底板8との接
触面ならびに下平鍔3と外板9との接触面の面積
が大きいためにシール剤による密着度は大であ
り、発泡樹脂が洩れるおそれは全然ない。
また、ひれ片4,4が断熱層7内に喰い込んだ
状態となるので、筒部1まわりの回転は断熱層7
によつて完全に防止される。
以上の組立てに際して、ひれ片4は下平鍔3と
は連なつているが、下平鍔3に対しては離隔させ
てすき間を持たせているがこれは、前記シールテ
ープTを上平鍔2の全周縁に貼り着けやすくする
ために好ましい形態である。
かくしてドレン排出部は筒部1と断熱層6とが
強固に密着一体化しドレンが断熱層6内に浸入す
ることがないのはもとより、ドレン管をねじ溝5
に螺着する場合に筒部1が空まわりすることもな
い。
叙上の構成および作用を有する本考案によれば
シール面積の大きい上平鍔2及び下平鍔3を有し
ているので断熱層7を発泡成層する場合にシール
性能が大きくて断熱層7の洩れ出しはもとより変
型を確実に防止できる。
また、ひれ片4が断熱層7内に楔作用をなして
喰い込んだ状態となるので固着が確実となり、ド
レン管を螺着する際に空まわりするなどの不都合
は解消され、強固かつ長寿命のドレン排出部構造
を安価に提供し得る効果を奏する。
さらに、シールテープTにより上平鍔2と内底
板8との間のシール手段を行うに際しては、ひれ
片4を上平鍔2とは離間させているために、例え
ばドーナツツ板状で等分割してなる如きシールテ
ープTの展開貼着が容易、かつ確実であつて、シ
ールは万全となる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の1実施例に係る外
観斜視図及び縦断示正面図、第3図は従来のドレ
ン排出部構造の縦断面示正面図である。 1……筒部、2……上平鍔、3……下平鍔、4
……ひれ片、5……ねじ溝、6……貯氷庫、7…
…断熱層、8……内底板、9……外板、T……シ
ールテープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂を素材とした一体成型によりなり、ド
    レン管を螺着するためのねじ溝5を下端部の外面
    に有する筒部1の中間部及び上端縁に平たい広い
    シール面を持つ下平鍔3及び上平鍔2が筒部1に
    直交して突設され、それら両平鍔2,3間に、前
    記筒部1ら放射状に、かつ上平鍔2とは離間さ
    せ、下平鍔3とは一体させて筒軸線方向に延在し
    た少なくとも1つのひれ片4が設けられていて、
    貯氷庫6の底部における内底板8と外板9とに対
    して断熱層7の発泡充填に先立つて、前記上平鍔
    2を内底板8のドレン排出口周縁の下面に接当さ
    せるとともに、シールテープTで上平鍔2外周と
    内底板8との間をシールし、一方、下平鍔3を外
    板9のドレン排出口周縁の上面に接当させて、上
    平鍔2から下平鍔3の部分を前記断熱層7に密着
    貫通するとともに、ねじ溝5を有する前記下端部
    を貯氷庫6外に突出して配設せしめたことを特徴
    とする貯氷庫のドレン排出部構造。
JP7352183U 1983-05-16 1983-05-16 貯氷庫のドレン排出部構造 Granted JPS59178573U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7352183U JPS59178573U (ja) 1983-05-16 1983-05-16 貯氷庫のドレン排出部構造

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JP7352183U JPS59178573U (ja) 1983-05-16 1983-05-16 貯氷庫のドレン排出部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59178573U JPS59178573U (ja) 1984-11-29
JPH0124542Y2 true JPH0124542Y2 (ja) 1989-07-25

Family

ID=30203639

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7352183U Granted JPS59178573U (ja) 1983-05-16 1983-05-16 貯氷庫のドレン排出部構造

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5183970U (ja) * 1974-12-27 1976-07-06
JPS5912540Y2 (ja) * 1979-12-20 1984-04-16 三洋電機株式会社 排水装置を備えた断熱箱体

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59178573U (ja) 1984-11-29

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