JPH01245159A - ニューカッスル病ウィルス抗体の検出用プレート及び抗原ウィルスの可溶化方法 - Google Patents

ニューカッスル病ウィルス抗体の検出用プレート及び抗原ウィルスの可溶化方法

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JPH01245159A
JPH01245159A JP7392088A JP7392088A JPH01245159A JP H01245159 A JPH01245159 A JP H01245159A JP 7392088 A JP7392088 A JP 7392088A JP 7392088 A JP7392088 A JP 7392088A JP H01245159 A JPH01245159 A JP H01245159A
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JP
Japan
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ndv
plate
soln
solubilized
antigens
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Pending
Application number
JP7392088A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Mizumura
水村 芳弘
Kazuno Matsuhisa
松久 和乃
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Ghen Corp
Original Assignee
Ghen Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は醇素免疫測定法(以下ELISAと略称する。
)によるニューカッスル病の診断に使用するニューカッ
スル病rクイルス抗体の検出用ブレ、−ト及び抗原ウィ
ルスの可溶化方法に関するものである。
(従来の技術) ELISAは■他の血清反応よりも感度が高い、■迅速
に結果が得られる、■手技が簡単で自動化に適している
、■−度に多数の検体処理が可能である、■抗体の力価
測定に検体の限界希釈の代わりに1点希釈の吸光度(O
D値)で代用できる、などの利点から、ウィルス性疾病
、細菌性疾病などの各種疾病についてその診断への応用
が試みられている。そして、一般にELISAの特異性
及び感度は固相化される抗原によって左右されるので、
抗原作製法はEIISΔの最も重要なポイントになる。
従来、ニューカッスル病の診断についてもEl−ISA
の適用が検討されており、ELISAの抗原作製法とし
て、ニューカッスル病ウィルス(以下NDVと略称する
。)を接種した発育鶏卵の尿膜膣液そのものを抗原どす
る方法、これから精製したウィルスを熱又はホルマリン
で不活化して抗原とする方法などがある。(Vet、 
Bull 、 56゜337〜343 (1986)) (発明が解決しようとする課題) NDVは感染力が強く、ときには人間にも伝染して軽い
結膜炎の症状を現わすので、生きたNOVを抗原として
ELISAに使用する場合にはその取扱いが面倒になる
一方、NDVを熱又はホルマリン処理で不活化した場合
には、ウィルスの抗体との結合に関与づる部分が変性し
て抗体との結合性が低下する。従って、ELISA用抗
原として使用する際には、固相化するウィルスの量を多
く必要とするという問題がある。
又、ウィルスの不活化方法としてノニデツ1〜P−40
、トライトンX−100(いずれも商品名)などの界面
活性剤を用いてウィルスを可溶化する方法も知られてい
るが、これらを用いて再啓化したNOVをELISAの
抗原として使用した場合には、その感度が低下するとい
う問題がある。
又、ELISAにおいては、固相に対する抗原の結合状
態のバラツキが測定結果の正確性を左右する重要な因子
となる。従って、養鶏場等で多量の検体をELISAで
処理する場合、固相に対する抗原の結合作業〈コーティ
ング処理)からE LISAの術式を行うことは、作業
に1,1間がかかるばかりでなく測定結果にバラツキを
生ずる原因となる。
本発明は従来技術の有するこのような問題点に鑑みでな
されたものであり、その目的は抗体に対する結合能が低
下Jることなく不活化された安全なNDV抗原が固相化
されたELISA用プレートを提供することCあり、さ
らには、抗体に対ηる結合能を低下させることなくND
Vを不活化ザる方法を提供することである。
(課題を解決するための手段及び作用)前記の目的を達
成するため、本発明はELISAによるニューカッスル
病診断に使用するニューカッスル病ウィルス抗体の検出
用プレートどして、プレートに形成された複数個のつ1
ルを、オクチルグルコシド溶液処理で可溶化したニュー
カッスル病ウィルス粒子溶液でコーティングした。
又、精製されたニューカッスル病ウィルス粒子をオクチ
ルグルコシド溶液で処理して可溶化することにより、N
DVの抗体に対する結合能を低下させることなくNDV
が不活化される。
精製NDV粒子は、NDVを接挿した発育鶏卵から採取
した尿膜膣液を遠心分離して得た上清を、ショ糖密度勾
配遠心にかけた後、Pus (リン酸緩衝液)に再浮遊
して超遠心にかけることにより1qられる。NDV粒子
の可溶化は、NDV粒子をPBSに浮遊させた溶液に、
オクチルグルコシドのPBS溶液を加えることにより室
温で行われる。
可溶化されたNDVのHA活性(赤血球凝集性)は精製
NDVよりも多くなり、従来の不活化と異なり抗体に対
する結合能の低下はない。これは第1図に示すように、
NDVはその外膜(エンベロープ〉1に抗原2が多数存
在しており、可溶化していないNDVを固相化した場合
には、第2図に示すようにプレート3と対応する側の抗
原2が抗体との結合に関与できなくなるのに対し、本発
明による可溶化ではNOVの外膜1が第1図のX印部性
で切断されることにより、プレート3に固相化された際
、多くの抗原2が抗体との結合に関与できるようになる
ためと考えられる。
可溶化されたNDV粒子溶液をコーティングするプレー
トは、ELISAで一般に使用されるプレートが使用さ
れる。コーティングに使用する可溶化NDV粒子溶液は
、HA活性(赤血球凝集性)が1=30〜50となるよ
うに緩衝液で希釈調整して使用する(実用化の点では安
定的に反応を促進するため100HAとする。)。
(実施例) 以下、本発明についてより具体的に説明する。
(1’)NDVの精製 NDVを10〜11日齢の発育鶏卵に接種し、24〜4
8時間後に尿膜膣液を採取した。細胞成分除去のため5
ooo〜10000gで2時間遠心し、その上清を10
00000で2時間遠心してペレット状の沈澱層を回収
した。この沈澱層をPBSに浮遊し、この浮遊液を20
%及び50%の不連続密度勾配を右するショ糖溶液層上
に重層して100000oで90分遠心した。20%と
50%の間のバンドを採取して5倍♀のPBSに再浮遊
し、さらに連続密度でショ糖密度勾配遠心く20〜50
%、100000g、1時間)を行なった 5o%領域
に近い部分に生じたバンドを採取し、シヨ砂除去のため
P[3Sに再浮遊して100000(]で11時間心を
行った。ペレット状の沈澱物を回収し、PBSに浮遊後
液体窒素中に保存した。この精製ウィルスのHA活性は
1:2000以上、タンパク量は1000HA/ml当
たり100μ9以下であった。
(2)精製NDV粒子の可溶化 精WANDV粒子を浮遊したPF35溶液に4%オクヂ
ルグルコシド液を等量加え、室温で1時間放置すること
にJ:すNDV粒子を可溶化した。
比較試験として0.1%のトライトンx−i。
O及びノニデットP−40(いずれも非イオン性界面活
性剤の商品名)で、NDV粒子を可溶化した。
精’INDV、オクチルグルコシドによる可溶化NDV
、トライトンX−100による可溶化ND■、ノニデッ
トP−40による可溶化NDVについて、0.5%鶏赤
血球液を使用して一般的に用いられるm1cro法に従
って赤血球凝集(HA)試験を2倍希釈法で行った。又
、抗原中に残留する可溶化物質の溶血性試験をも行った
。結果を表に示す。
抗体との結合能を表すHA活性は、オクチルグルコシド
処理NDVではIt製NDVより23高くなったのに対
して、トライトンX−100処理NDV及びノニデット
P−40処理NDVでは精製NOVより21以上低くな
った。
(3〉可溶化処理NDVのコーティングオクチルグルコ
シドで処理した可溶化NOVを透析ののち溶液(1−I
 A活性1:16000以上)を炭酸緩衝液(p H9
,6,Na NJ  0.02%含右)でl−I A活
性1:100となるように希釈調整したものをコーティ
ング用液とした。一般のELISA用プレー上プレート
多数(例えば96個)のウェルを有するプレートの各ウ
ェルに、前記コーティング用液を100μmずつ入れ、
4℃で48時間放置した。コーティング用液を捨て、1
%アルブミン加PBSを100μmずつ各ウェルに入れ
、37℃で30分反応させた。次に0.1%トウィーン
20加PBSで各ウェルを2回洗浄した後、プレートを
よく乾燥した。コーテイング後のプレートは4℃では長
期保存後も規準陽性血清に対するELISAのOD値は
0.5前後を保持したが、37℃では1週間で0.2ま
で低下した。
すなわち、プレートの保存は低温(4℃)で行う必要が
ある。
(4)ELISAのOD値と中和抗体価との関係前記の
ようにして可溶化NDV抗原をコーティングしたプレー
トを使用するとともに、酵素標識抗体としペルオキシダ
ーゼで標識したウサギ抗ニワトリIaGを使用して定法
に従いELSIAを行った。又、定法に従い赤血球凝集
抑制(ト11)試験及び中和試験を行った。
次式で定義するS/P比とH1価及び中和指数の相関性
はいずれもγ=0.7であった。
S/P 比=  (S−N>/  (P−N>S・・・
被検血清OD値、N・・・対照陰性血清OD値、P・・
・対照陽性血清001直 (発明の効果) 以上詳述したように本発明のプレートは、ND■の抗体
に対する結合能が低下することなく不活化されて、各ウ
ェルに抗原として結合されているので安全かつ簡単にE
LISAを行うことができ、作業者が異なっても測定結
果のバラツキが小さくなる。又、可溶化処理によりEL
ISA抗原として精製NDVより高感度となるため、結
果的に固相生に必要な抗原の間が少なくて済み′!!A
造コス1〜が低くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はニューカッスルウィルスの模式図、第2図はニ
ューカッスルウィルスを同相に付性させた状態を示す概
略図である。 外膜〈エンベロープ〉1、抗原2、プレート3゜特許出
願人  株式会社ゲン・〕−ポレーション代 理 人 
 弁理士  恩1)博宣

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、プレートに形成された複数個のウェルを、オクチル
    グルコシド溶液処理で可溶化したニユーカッスル病ウィ
    ルス粒子溶液でコーティングしたことを特徴とするニユ
    ーカッスル病ウィルス抗体の検出用プレート。 2、精製されたニユーカッスル病ウィルス粒子をオクチ
    ルグルコシド溶液で処理して可溶化することを特徴とす
    る抗原ウィルスの可溶化方法。
JP7392088A 1988-03-28 1988-03-28 ニューカッスル病ウィルス抗体の検出用プレート及び抗原ウィルスの可溶化方法 Pending JPH01245159A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004060303A3 (en) * 2002-12-26 2005-11-24 Cell Genesys Inc Methods and reagents for the enhancement of virus transduction in the bladder epithelium
WO2017009926A1 (ja) * 2015-07-13 2017-01-19 和光純薬工業株式会社 特異的結合物質の固定化方法

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