JPH01227410A

JPH01227410A - 小形トランス

Info

Publication number: JPH01227410A
Application number: JP63052747A
Authority: JP
Inventors: Seiichi Kijima; 木嶋　精一
Original assignee: Kijima Co Ltd
Current assignee: Kijima Co Ltd
Priority date: 1988-03-08
Filing date: 1988-03-08
Publication date: 1989-09-11
Also published as: GB2216729B; CN1036102A; CN1016474B; US4931761A; GB2216729A; GB8905326D0

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「産業上の利用分野」この発明は、電気機器、通信機器その他写真撮影用の閃
光放電発光器などに利用するところの小形トランスに関
する。

「従来の技術」小形トランスには様々な構成のものがあるが、その−例
を第１５図に示す。

この図において、１１は小形トランスである。１２．１
３はフェライト材からなる同形状のＥ形コアで、これら
は各脚端を接合固定させて閉磁路１４．１５を形成する
ようになっている。

１６は低圧側コイル、１７は高圧側コイルで、これらは
上記コア１２．１３の中央脚に装備されている。なお、
上記コア１２．１３の中央脚間に多少のギャップを設け
たものもあり、また、コイル１６．１７はボビンの筒状
部に巻線され、ボビン筒状部内にコア１２．１３の中央
脚を挿入させた構成のものが多い。

第１６図は上記した小形トランス１１を写真撮影用の閃
光放電発光器に組み込んだ回路図である。

この回路図では、小形トランス１１が発振トランジスタ
１８．１９１時定回路を形成する抵抗２０及びコンデン
サ２１、ダイオード２２などと共にＤＣ−ＤＣコンバー
タを形成しており、低圧側に接続された電池電源２４の
直流電圧を昇圧し、その出力電圧によってメーンコンデ
ンサ２３を充電する構成となっている。

その他、この図において、２５はメーンコンデンサ２３
が所定の電圧まで充電されることによって点灯するネオ
ンランプ、２６はトリガー回路、２７はキセノン放電管
、２８．２９は動作安定用のコンデンサ、３０は発振ト
ランジスタ１８．１９を保護するダイオード、３１は電
源スィッチである。

「発明が解決しようとする課題」上記したような小形トランス１１は外形を小形化し、可
能なるかぎリパワーアップさせることが重大な問題であ
る。

例えば、第１６図に示したように閃光放電発光器に利用
する場合には、組み込みスペースが少なく、その上、メ
ーンコンデンサ２３の充電時間を可能なる限り短縮させ
るものであることが必要になる。

一方、このように利用される小形トランス１１は可成り
高音の熱が発生するため、トランス自体の絶縁破壊のみ
ならず、周囲の回路部品に対する加熱の問題がある。

この発熱の問題は、閃光放電発光器がカメラに内蔵され
る場合に、上記小形トランス１１が各回路部品と共にカ
メラ内の狭い空間に組み込まれる関係で、特にその弊害
が大きくなる。

本発明は上記した問題点にかんがみ、極めて発熱の少な
い高効率の小形トランスを開発することを目的とする。

「課題を解決するための手段」本発明は上記目的を達成するために、第１の解決手段と
して、複数のコアを組付け２つの閉磁路を形成させた一
つのコア鉄心を設け、一方の閉磁路には第１の一次コイ
ルと第１の二次コイルとを、他方の閉磁路には第２の一
次コイルと第２の二次コイルとを各々装備し、第１及び
第２のコイル誘導部を同時期に動作させる構成としたこ
とを特徴とする小形トランスを提案する。

第２の解決手段としては、複数のコアを組付け２つの閉
磁路を形成させた一つのコア鉄心を設け、一方の閉磁路
には第１の一次コイルと第１の二次コイルとを、他方の
閉磁路には第２の一次コイルと第２の二次コイルとを各
々装備し、第１及び第２の一次コイルを接続すると共に
第１及び第２の二次コイルを接続して構成したことを特
徴とする小形トランスを提案する。

「作　用」第１の一次コイルと第１の二次コイルの誘導作用と、第
２の一次コイルと第２の二次コイルの誘導作用とが別々
の閉磁路で行なわれる。

したがって、一つのコア鉄心を備えたトランスでありな
がら、効率が高く、発熱の少ない小形トランスとなる。

「実施例ｊ次に、本発明の実施例について図面に沿って説明する。

第１図は第１実施例を示すコアとボビンとの分解斜視図
、第２図は小形トランスの縦断面図、第３図は同トラン
スの底面図である。

これらの図において、４１．４２はフェライト材からな
る同形状のＥ形コア、４３は同じ材料からなる工形コア
である。

４４は合成樹脂材からなるボビンで、これは巻線部分を
なす角筒部の両側に端鍔４４ａ、４４ｂが、中程に中間
鍔４４ｃが各々一体形成してあって、第１巻線区分４５
と第２巻線区分４６とをもっている。

そして、このボビン４４の中間１４４ｃには図示するよ
うに、Ｉ形コア４３を嵌合させる別状溝４７が形成しで
ある。別状溝４７はＩ形コア４３の板厚とほぼ同じ溝幅
で鍔内厚内に沿って形成してあり、角筒部内孔に連通ず
るようにこの底面に合せた溝の深さとなしである。

また、４８ａ〜４８ｄは端鍔４４ａに植設した端子ピン
、４９ａ〜４９ｄは端鍔４４ｂに植設した端子ピン、５
０８〜５０ｄは中間鍔４４ｃに植設した端子ピンである
。

上記したトランスの生産に当たっては、まず、端子ピン
が予め植設されたボビン４４に巻線する。

この巻線は、例えば、巻始端部を端子ピン４８ａにから
げた後に巻線区分４５に所定の巻回数の巻線を行なって
第１の二次コイル５１Ｓを形成し、巻終端部を端子ピン
４９ｄにからげる。

端子ピン４９ｄのからげに続いて線材を切断することな
く巻線区分４６に所定の巻回数の巻線を行なって第２の
二次コイル５２Ｓを形成し、巻終端部を端子５０ｄにか
らげて線材を切断する。

次に、−次コイルとなる線材の巻始端部を端子ピン４９
ａにからげて巻線区分４５に巻線して第１の一次コイル
５１Ｐを形成し、巻終端部を端子ピン４９ｂにからげ、
続いて線材を切断することなく巻線区分４６に巻線した
第２の一次コイル５２Ｐを形成し、巻始端部を端子ピン
４９ａにからげて線材を切断する。

上記した一連の巻線作業は自動巻線機によって行なわれ
るが、巻線終了後は各端子ピンにからげたコイル端末部
を半田付けにより固着する。上記の巻線によれば、第４
図に示すトランス回路の如く第１のコイル５１と第２の
コイル５２とが形成される。

Ｅ形コア４１は中央脚をボビン４４の角筒部内孔に挿入
させるようにして端鍔４４ａの外側より嵌め合せ、また
、同様にしてＥ形コア４２を端鍔４４ｂの外側より嵌め
合せる。

なお、必要があれば、第１の一次コイル５１Ｐと二次コ
イル５１Ｓとの間、第２の一次コイル５２Ｐと二次コイ
ル５２Ｓとの間、或いはコイル外周に絶縁テープなどを
巻ぎ付けてもよい。

工形コア４３は中間鍔４４ｃの割状溝４７に嵌合させる
と共にＥ形コア４１．４２各々の脚端面に接合させる。

すなわち、工形コア４３の一面にＥ形コア４３の各脚端
面を、その他面にＥ形コア４２の各脚端面を各々接着剤
をもって固着する。

本発明を実施する場合には、必ずしも第４図に示す回路
構成とする必要がなく、−次コイル５１Ｐと５２Ｐとを
直列に、或いは、二次コイル５１Ｓと５２Ｓとを並列に
接続することができ、また、第１のコイル５１と第２の
コイル５２は上記したように連結巻線することなく、こ
れを別々に巻線形成してもよい。

また、二次コイルとしては、第５図に示した如く、コイ
ル５１Ｓい５１Ｓ２を第１のコイル５１として、また、
コイル５２Ｓ１．５２Ｓ２を第２のコイル５２とする等
複数のコイルとすることができる。

また、本発明を実施するに際しては、第１のコイル５１
と第２のコイル５２の各々の一次コイルに対して同時に
給電し、これらのコイル５１．５２の二次コイルが同時
に出力するように構成する。

第６図は第２実施例を示すコアとボビンとの分解斜視図
である。

本実施例は、中間鍔４４ｃにＩ形コア４３の嵌合孔５３
を設けた点に特徴があり、その他は上記第１実施例と同
じ構成である。

上記嵌合孔５３はＩ形コア４３の板幅及び肉厚とほぼ同
じ孔径で、中間鍔４４ｃの一側から他側に向かって貫通
しており、角筒部内孔に対して直交している。

工形コア４３は上記嵌合孔５３内を通して上記同様にＥ
形コア４１．４２に固着する。

第７図及び第８図は第３実施例を示すトランスである。

この実施例では、上記したＥ形コア４１，４２が変形し
である。

すなわち、Ｅ形コア５４．５５各々は、左右脚幅を拡大
すると共に、中央脚が左右脚方向に長い四辺形断面とな
るように形成しである二また、工形ア５６はＥ形コア５
４．５５の左右脚幅に合せた板幅となっている。

第９図及び第１０図は第４実施例を示すトランスである
。

この実施例では１周囲コア５７ａと内部コア５７ｂとか
らなる一方のコア５７と、同様に周囲コア５８ａと内部
コア５８ｂとからなる他方のコア５８とを使用した点に
特徴があり、その他は上記した実施例と同様であって、
工形コア５９を挾むようにして上記コア５７．５８を固
着する。

第１１図及び第１２図は第５実施例を示すトランスであ
る。

この実施例では、一方のＥ形コア６０の各脚端面を他方
のＥ形コア６１のヨーク部外面に接合すると共に、他方
のＥ形コア６１の各脚端面に１形コア６２を接合する構
成となっている。

すなわち、ボビン６３に第１のコイル５１を巻装してＥ
形コア６０を組み付け、ボビン６４に第２のコイル５２
を巻装してＥ形コア６１と■形コア６２とを組み付けで
ある。そして、ボビン６３と６４とを一体的に連結し、
Ｅ−Ｅ−Ｉの順序でコア６ｏ、６１．６２を接合固着す
る。

第１のコイル５１の一炊、二次コイルと第２のコイル５
２の一次、二次コイルとを、第４図しこ一例をもって示
す如く接続する場合には、各端子ピン６５．６６．６７
．６８間を適宜接続するか、このトランスを組み付ける
プリント基板の回路配線によって接続するようにする。

第１３図及び第１４図は第６実施例を示すトランスであ
る。

この実施例は、王の字形のコア６９の両側に工形コア７
０．７１を接合固着する構成としたもので、他の構成は
上記した第５実施例と同様である。

「発明の効果」上記した通り、本発明に係る小形トランスは、一つのコ
ア鉄心の一方の閉磁路に第１のコイルを、その他方の閉
磁路に第２のコイルを設け、第１のコイルの一次、二次
コイル及び第２のコイルの一次、二次コイルを同時期に
誘導動作させる構成としたので、発熱の少ない高効率の
トランスを得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例を示すコアとボビンの分解
斜視図、第２図は第１実施例として示したトランスの縦
断面図、第３図は同トランスの底面図、第４図及び第５
図は上記トランスの回路例を示す図、第６図は第２実施
例を示すコアとボビンの分解斜視図、第７図は第３実施
例を示すコアとボビンの分解斜視図、第８図は第３実施
例として示したトランスの縦断面図、第９図は第４実施
例を示すコアとボビンの分解斜視図、第１０図は第４実
施例として示したトランスの縦断面図、第１１図は第５
実施例を示すトランスの横断面図、第１２図は第５実施
例として示したトランスの縦断面図、第１３図は第６実
施例を示すトランスの横断面図、第１４図は第６実施例
として示したトランスの縦断面図、第１５図は従来例と
して示したトランスの簡略図、第１６図は小形トランス
の利用例を示す写真撮影用閃光放電発光器の回路図であ
る。４１．４２・・・・Ｅ形コア４３・・・・工形コア４４・・・・ボビン４４ａ、４４ｂ・・・・端鍔４４ｃ・・・・中間鍔４７・・・・割状溝５１・・・・第１のコイル５２・・・・第２のコイル５３・・・・嵌合孔５４．５５・・・・Ｅ形コア５６・・・・工形コア５７．５８・・・・コア５９・・・・工形コア６０．６１・・・・Ｅ形コア６２・・・・工形コア６９・・・・王の字形コア７０．７１・・・・工形コア特許出願人　　株式会社　キ　ジ　マ第１１１図ＩＩ　１２図第１３図５１　　　　　５２’ Ｊｉｇ　１４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）複数のコアを組付け２つの閉磁路を形成させた一
つのコア鉄心を設け、一方の閉磁路には第１の一次コイ
ルと第１の二次コイルとを、他方の閉磁路には第２の一
次コイルと第２の二次コイルとを各々装備し、第１及び
第２のコイル誘導部を同時期に動作させる構成としたこ
とを特徴とする小形トランス。
（２）複数のコアを組付け２つの閉磁路を形成させた一
つのコア鉄心を設け、一方の閉磁路には第１の一次コイ
ルと第１の二次コイルとを、他方の閉磁路には第２の一
次コイルと第２の二次コイルとを各々装備し、第１及び
第２の一次コイルを接続すると共に第１及び第２の二次
コイルを接続して構成したことを特徴とする小形トラン
ス。