JPH01223246A

JPH01223246A - カーテンウォール装置

Info

Publication number: JPH01223246A
Application number: JP304188A
Authority: JP
Inventors: Katsuhiko Nawa; 那和　克彦
Original assignee: Sumitomo Wall Systems Ltd
Current assignee: Sumitomo Wall Systems Ltd
Priority date: 1988-01-12
Filing date: 1988-01-12
Publication date: 1989-09-06
Anticipated expiration: 2011-08-21
Also published as: JP2527208B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、ビルディングの外装をガラス張りにした、
カーテンウオール装置に関するものである。

［従来の技術］第９図、第１０図に示すように、ビルディングの外装と
してガラス　ｌを全面に取付けたカーテンウオールが近
年の建築に多数用いられている。

従来のカーテンウオールは第１１図に示すように、ガラ
ス　１の周囲にフレーム２を設け、ガラスｌの下側はゴ
ム製のセツティングプロ・ツク３でフレーム　２に支持
し、ガラス　ｌの両面周囲とフレーム２との間にシール
４を充填し、建物の躯体５に固若したブラケット　６に
フレーム　２をボルト　７で固定していた。

［発明が解決しようとする課題］従来のカーテンウオールに於いては、地震の際にフレー
ム２は躯体と共に振動し、その振動が大きい場合にはガ
ラス　ｌの周囲の形状に対してフレーム２が遊離したり
圧縮力を与えることになり、ガラス　ｌを破損してしま
うことがあった。

また従来のカーテンウオールは、ガラス　１の周囲がフ
レーム２で囲まれているため、ガラスｌの取替が困難で
あり、ガラス　ｌの周囲にフレーム２が露出するため、
外観が悪くなる欠点かあった。

この発明は上述した従来の欠点を解決し、地震の際の躯
体の振動がガラスに影響を与えないようにすると共に、
ガラスの取替が簡単にでき、ガラスの周囲にフレームが
露出しないようにしたカーテンウオール装置を提供する
ことを目的とするものである。

［課題を解決するための手段］この発明は、ガラスの内面周囲に接着され外周に係合溝
１２を有するアウターフレームＩＩと、該アウターフレ
ームとほぼ同形に作られ建物の躯体に固定されたインナ
ーフレーム１８と、該インナーフレームに取付けられ前
記係合溝１２に嵌合する係合突起を有するジヨイント材
２１と、を備えたことを特徴とするカーテンウオール装
置である。

［作　用］地震によってインナーフレームが建物の枢体と共に振動
すると、ジヨイント材の係合突起２３はアウターフレー
ムの係合溝内で摺動し、アウターフレーム及びガラスに
は躯体の振動変形が伝わらない。

［実施例］次に、この発明の詳細な説明する。

第１図は第９図の１−１線拡大断面図であって、８は床
面、９は窓台である。ガラス　ｌの内面周囲にはシール
ＩＯが接着され、さらにこののシール１０を介して、ガ
ラスｌの外形とほぼ同じ大きさのアルミニウム製等の枠
状のアウターフレーム１１が接着されている。このよう
なガラス１の内面周囲にシールｌＯを介してアウターフ
レーム１１を接着する作業は、予め工場で行ってから建
築工事現場に搬入するものである。ガラスｌの内面周囲
に接着するアウターフレーム１１の外周には、連続した
溝状の係合溝１２が形成されている。

一方、建物の躯体５には、第２図に示すＬ字状のファス
ナー１３を固着し、ファスナー１８にＬ字状のブラケッ
ト１４を固着する。そしてこのブラケット１４には、ボ
ルト１５、ナツト１６及びアルミニウム押出形材のワッ
シャー１７によって、インナーフレーム１８を固定する
。インナーフレーム１８は、アルミニウム等により前述
したアウターフレーム１１とほぼ同形の枠状に作られた
もので、窓台９内の鉄骨１９にも、ボルト１６、ナツト
１７、ワッシャー１８によって固着する。

インナーフレーム１８の外面側の周囲には、連続した溝
状の係合溝２０が設けてあって、この係合溝２０にジヨ
イント材２１を固定することができるようになっている
。ジヨイント材２１はアルミ押出形材等によって作られ
たもので、第３図に示すように基部突起２２が上下に突
出しており、表面側には係合突起２３が上下に突出して
いて、表面側の中心から押ネジ２４がねじ込まれている
。

ジヨイント材２１を第１図、第３図に示す姿勢から押ネ
ジ２４を中心として９０″回動じ、基部突起２２、係合
突起２３が左右に張出した状態にすると、基部突起２２
をインナーフレーム１８の係合溝２０内に挿入すること
ができる。そしてジヨイント材２１を再び押ネジ２４を
中心として９０＠回動すると基部突起２２は上下方向を
向いてインナーフレームＩ８の係合溝２０に係合する。

このようにジヨイント材２１を再び回動する際、インナ
ーフレーム１８の外側に、ガラス１に接着したアウター
フレームｉｔを配置しておいて、ジヨイント材２１の係
合突起２３をアウターフレーム１１の係合溝１２内に嵌
合させる。次に押ネジ２４をジョイント材２１内に深く
ねじ込むと、押ネジ２４の先端はジヨイント材２１から
突出してインナーフレーム１８を押圧し、その反力によ
りジヨイント材２１の基部突起２２は係合溝２０と強固
に係合する。これよってジヨイント材２１はインナーフ
レーム１８に固定され、ジヨイント材２１の係合突起２
３が係合溝１２を介してアウターフレーム１１及びガラ
ス　ｌを支持することになる。

第４図は第９図のＩＶ−Ｖｌ線拡大断面図であって、天
井２５近くの建物の躯体５にファスナー２６を固着し、
ファスナー２８１．：Ｌ字状のブラケット２７が固着し
である。前述したインナーフレーム１８は、天井２５近
くのブラケット２７に対しても、ボルト１５、ナツト１
Ｂ、ワッシャー１７によって固着されている。インナー
フレーム１８の係合溝２０には第５図に示すジヨイント
材２８が固定され、上側のアウターフレーム１１及びガ
ラス１を支持している。第５図に示すジヨイント材２８
は、基部突起２２は上下に突出しているが、係合突起２
３は上方にのみ突出しているもので、中心には押ネジ２
４がねじ込まれている。

アウターフレーム１１は、開き窓部のフレームを示し、
インナーフレーム１８とは窓開閉金具で支持されている
。開き窓は外壁面の適宜箇所に設けられている。第６図
は第９図のＶｌ−ＶＩ線拡大断面図、第７図は第９図の
■−■線拡大断面図であって、押ネジ２４をジョイント
材２１内に深くねじ込むことによってジヨイント材２１
をインナ−フレーム１８側部の上下方向の係合溝２０に
強固に係合し、アウターフレームｌｌ側部の上下方向の
係合溝１２を介してアウターフレーム１１の両側を支持
している。

第１図、第４図、第６図、第７図に示すように、インナ
ーフレーム１８に固定したジヨイント材２１．２８によ
りインナーフレーム１８の外側に支持したアウターフレ
ームｌｌ相互の間の隙間には、目地シール２９を充填し
、ジヨイント材２１．２８及び押ネジ２４の頭が外部か
ら見えないようにする。

以上説明したカーテンウオールを有する建物の躯体５が
、地震のために振動した場合には、インナーフレーム１
８は躯体５と共に振動変位し、ジヨイント材２１．２８
も坐位することになるが、ジヨイント材２１．２ｇの係
合突起２３（第３図、第５図参照）はアウターフレーム
１１の係合溝１２内で摺動変位し、目地シール２９は第
８図に示すように変位に順応するので、アウターフレー
ム１１及びガラス　ｌに圧縮力等を加えることがなく、
ガラス　１は破損しない。

ガラスＩを取替える場合には目地シール２９を除去し、
押ネジ２４を弛めてジヨイント材２１２ｇを９０＠回動
すると、ジヨイント材２Ｌ　２８の係合突起２３がアウ
ターフレーム１１の係合溝１２から外れるので、建物の
外部からアウターフレーム１１と共にガラス　ｌをとり
かえることができる。

［発明の効果〕この発明は、地震の際にもガラスが破損せず、またガラ
スの取替作業も簡単に行うことができる。

さらにアウターフレームはガラスの内面周囲に接着され
ていてガラスの外側には出ていないため、ガラスの周囲
にフレームを露出させたくないという要望にも沿うこと
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の第９図１−１線拡大断面
図、第２図はファスナー及びブラケットの斜視図、第３
図はジヨイント材の斜視図、第４図はこの発明の一実施
例の第９図ＩＶ−ＩＶ線拡大断面図、第５図はジヨイン
ト材の他の実施例の斜視図、第６図、第７図はこの発明
の一実施例のそれぞれ第９図ＶＩ−ＶＴ線、■−■線の
拡大断面図、第８図は地震の際の目地シールの変位を示
す正面図、第９図はカーテンウオール装置の正面図、第
１０図は第９図のＸ−Ｘ線断面図、第１１図は従来のカ
ーテンウオール装置の要部拡大縦断面図である。ｌ・・・ガラス、２・・・フレーム、３・・・セツティングブロック、４・・・シール、５・
・・躯体、６・・・ブラケット、７・・・ボルト、訃・
・床面、９・・・窓台、１０・・・シール、１１・・・
アウターフレーム、１２・・・係合溝、１３・・・ファ
スナー、１４・・・ブラケット、１５・・・ボルト、１
Ｂ・・・ナツト、１７・・・ワッシャー、Ｉ８・・・イ
ンナーフレーム、１９・・・鉄骨、２ｏ・・・係合溝、
２１・・・ジヨイント材、２２・・・基部突起、２３・
・・係合突起、２４・・・押ネジ、２５・・・天井、２
Ｂ・・・ファスナー、２７・・・ブラケット、２８・・
・ジヨイント材、２９・・・目地シール。特許出願人　住友ウオールシステム株式会社代理人　弁
理士　小　松　秀　岳

Claims

【特許請求の範囲】

ガラスの内面周囲に接着され外周に係合溝を有するアウ
ターフレームと、該アウターフレームとほぼ同形に作ら
れ建物の躯体に固定されたインナーフレームと、該イン
ナーフレームに取付けられ前記係合溝に嵌合する係合突
起を有するジョイント材と、を備えたことを特徴とする
カーテンウォール装置。