JPH01222078A - α−アリール酢酸類の製造法 - Google Patents

α−アリール酢酸類の製造法

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JPH01222078A
JPH01222078A JP63050233A JP5023388A JPH01222078A JP H01222078 A JPH01222078 A JP H01222078A JP 63050233 A JP63050233 A JP 63050233A JP 5023388 A JP5023388 A JP 5023388A JP H01222078 A JPH01222078 A JP H01222078A
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Tatsuya Shono
庄野 達哉
Isahiro Matsumura
功啓 松村
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  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、解熱作用や消炎鎮痛作用を有する医薬及び合
成ピレスロイド系殺虫剤の原料として有用なα−アリー
ル酢酸類の製造法に関する。
従来の技術 従来、α−アルキルアリール酢酸誘導体の製造法として
一般的には強塩基の存在下でアリール酢酸エステルとア
ルキル化剤を反応させる方法が知られている〔例えばJ
、 Org、 Chew、、 28゜3108 (19
63))。しかしながら、この方法には、(1)用いる
強塩基が高価であったり、危険性が高い為に取扱い上困
難が伴い、(2)目的アルキル化の選択性が充分高くな
い為に生成物の精製に多大のエネルギーを必要とする等
の欠点を有している。
一方、一般式 〔式中Arはアリール基、複素環基又は縮合複素環基を
示し、これらは置換基を有していても良い。
該置換基としては01〜C6の直鎖もしくは分枝鎖状の
アルキル基、03〜C6の脂環式基、02〜C6の直鎖
もしくは分枝鎖状の不飽和炭化水素基、アリール基、複
素環基、アラルキル基、/%ロゲン、アルコキシ基、ア
リールオキシ基、アシル基、アシルオキシ基、カルボキ
シル基、アルコキシカルボニル基、ニトロ基、シアノ基
、スルホン酸基、保護された水酸基、保護されたアミノ
基、保護されたスルホン酸基又は保護されたチオール基
であり、該置換基の数は1〜うであり、これらは同一で
あっても異なっていても良い。R1及びR2は、同−又
は異なって、水素原子、直鎖もしくは分枝鎖状のアルキ
ル基、脂環式基、直鎖もしくは分枝鎖状の不飽和炭化水
素基、アリール基又はアラルキル基を示す。〕 そ表わされるケトン誘導体から一般式 〔式中Ar、R3及びR4は前記Ar5R’及びR2と
同意義であり、R5は水素原子又は低級アルキル基を示
す。〕 で表わされるα−アリール酢酸類の製造法としては、3
価のタウリム化合物(特開昭51−23249号公報、
同52−105149号公報)や4価の鉛化合物(S 
ynthesis、 456(1982)、特開昭57
−163337号公報)を用いる方法及びオルソカルボ
ン酸エステル存在下で3価の芳香族沃素化合物(特開昭
59−163345号公報)又は沃素(特開昭62−2
38233号公報)を酸化剤として用いる方法等が公知
である。しかしながら、前者の方法では、毒性の高い重
金属塩を化学量論量以上必要とする為に公害対策上大き
な問題を含んでおり、工業的規模で実施するには困難が
伴なう。また後者の沃素化合物あるいは沃素を用いる方
法においても、これら酸化剤は活性が弱いために当量以
上(2倍量程度)使用する必要があり、かつ成る限られ
た範囲の化合物についてのみしか実際には反応が進行し
ない。またその選択性や収率は必ずしも満足できるもの
ではない。
発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、上記従来法の如き難点が無く安全かつ
効率的なα−アリール酢酸類の製造法を提供するところ
にある。
問題点を解決するための手段 本発明者は、先に記した問題点を克服すべく一般式(I
)で表わされるケトン誘導体からの一般式(II)で表
わされるα−了り−ル酢酸類の効率的合成法を鋭意検討
した結果、電極酸化法によって生成した沃素活性種が本
酸化的転位反応に高い活性と選択性を有することを見出
し、本発明を完成するに至った。
即ち本発明は一般式 〔式中Ar5R’及びR2は前記に同じ。〕で表わされ
るケトン誘導体を疾素もしくは沃素化合物とアセタール
化試薬の存在下で必要に応じて有機溶媒又は含水有機溶
媒中、必要ならば支持電解質を添加して電極酸化するこ
とを特徴とする一般式 %式%() 〔式中A r s R3、R’及びR5は前記に同じ。
〕で表わされるα−アリール酢酸類の製造法に係る。
本発明の電極酸化法で沃素活性種を生成させる方法によ
れば、沃素あるいは沃素化合物の必要量は当量以下で充
分である。さらに適用可能な化合物も広範囲となりかつ
収率、選択性も非常に満足できるものとなる。
本発明においてArはアリール基、複素環基又は縮合複
素環基を示し、これらは置換基を有していても良い。ア
リール基はフェニル基又は多核芳香族炭化水素基を示し
、多核芳香族炭化水素基の具体例としてはα−ナフチル
、β−ナフチル、アントラニル、ピレニル基等を示すこ
とができる。
複素環基や縮合複素環基とは酸素、窒素、硫黄原子等を
含む環状芳香族基を示し、例えばフリル、ピロリル、ピ
リジル、オキサシリル、チエニル、チアジアゾリル、チ
アゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、キノリル、イ
ソキノリル、カルバゾリル、ベンゾカルバゾリル、キノ
キサリニル、キナゾリニル、ベンゾオキサシリル、ベン
ゾチアゾリル、インドリル、イントリジニル基等を挙げ
ることができる。
これらアリール基、複素環基及び縮合複素環基の置換基
としては、01〜C6の直鎖もしくは分枝鎖状のアルキ
ル基、03〜C6の脂環式基、C2〜C6の直鎖もしく
は分枝鎖状の不飽和炭化水素基、アリール基、複素環基
、アラルキル基、ハロゲン、アルコキシ基、アリールオ
キシ基、アシル基、アシルオキシ基、カルボキシル基、
アルコキシカルボニル基、ニトロ基、シアノ基、スルホ
ン酸基、保護された水酸基、保護されたアミノ基、保護
されたスルホン酸基又は保護されたチオール基であり、
該置換基の数は1〜5であり、これらは同一であっても
異なっていても良い。c1〜C,の直鎖もしくは分枝鎖
状のアルキル基とし′では、メチル、エチル、プロピル
、イソプロピル、ブチル、tert−ブチル、アミル、
イソアミル、ヘキシル基等が例示される。03〜C6の
脂環式基としては、シクロプロピル、シクロブチル、シ
クロペンチル、シクロヘキシル基等を例示することがで
きる。C2〜C6の直鎖もしくは分枝鎖状の不飽和炭化
水素基としては、ビニル、エチニル、プロペニル、プロ
ピニル、ブテニル、ブチニル、ペンテニル、ペンタジェ
ニル、ペンチニル、ヘキセニル、ヘキシニル基等を挙げ
ることができる。
アリール基及び複素環基としては、前記Arの定義にお
いて例示した基を挙げることができる。アラルキル基と
しては、ベンジル、フ゛エネチル、ジフェニルメチル、
トリフェニルメチル、ナフチルメチル基等を例示するこ
とができる。ハロゲンはフッ素、塩素、臭素、沃素であ
る。アルコキシ基としては、メトキシ、エトキシ、プロ
ポキシ、インプロポキシ、ブトキシ基等の低級アルコキ
シ基を挙げることができる。アリールオキシ基としては
、フェノキシ、トルイルオキシ、ナフチルオキシ、アン
トラニルオキシ、ピレニルオキシ基等を示すことができ
る。アシル基としては、ホルミル、アセチル、プロピオ
ニル、ベンゾイル、トルオイル、フロイル基等を、アシ
ルオキシ基としてはホルミルオキシ、アセチルオキシ、
プロピオニルオキシ、ベンゾイルオキシ、トルオイルオ
キシ、フロイルオキシ基等を挙げることができる。アル
コキシカルボニル基としては、メトキシカルボニル、エ
トキシカルボニル基等の低級アルコキシカルボニル基、
フェノキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、フ
ェネチルオキシカルボニル基等を例示できる。保護され
た水酸基の保護基としてはホルミル、アセチル、プロピ
オニル、ベンゾイル、トルオイル、フロイル基等のアシ
ル基、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル基
等の環状エーテル基、メトキシメチル、エトキシメチル
基等の低級アルコキシメチル基等を挙げることができる
。保護されたアミノ基の保護基としてはメチル、エチル
、プロピル、イソプロピル、アミル基等の低級アルキル
基、ベンジル、フェネチル、フェニルプロピル基等のア
ラルキル基、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ベン
ゾイル、トルオイル、フロイル基等のアシル基を例示で
きる。保護されたスルホン酸基、保護されたチオール基
の保護基としてはメチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、tert−ブチル、アシル基等のアルキ
ル基、フェニル、ベンジル、フェネチル基等のアラルキ
ル基を例示することができる。
R1及びR2は、同−又は異な−って、水素原子、直鎖
もしくは分枝鎖状のアルキル基、脂環式基、直鎖もしく
は分枝鎖状の不飽和炭化水素基、アリール基又はアラル
キル基を表わし、炭素鎖又はへテロ原子を含む炭素鎖で
環を形成していてもよい。
直鎖もしくは分枝鎖状のアルキル基の具体例としては、
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イ
ソブチル、アミル、イソアミル、ヘキシル、デシル基等
を示すことができる。脂環式基としては例えばシクロプ
ロピル、2−メチルシクロプロピル、シクロブチル、シ
クロペンチル、2−メチルシクロペンチル、3−メチル
シクロペンチル、シクロヘキシル、4−イソプロピルシ
クロヘキシル基等を示すことができる。直鎖もしくは分
枝鎖状の不飽和炭化水素基としては、例えばビニル、エ
チニル、プロペニル、プロピニル、ブテニル、ブチニル
、ペンテニル、ペンタジェニル、ペンチニル、ヘキセニ
ル、ヘキシニル、ヘプテニル、ヘプテニル、デセニル、
プレニル、ゲラニル基等を挙げることができる。アリー
ル基としては、フェニル、ナフチル、アントラニル、ピ
レニル基等を、アラルキル基としては、ベンジル、フェ
ネチル、フェニルプロピル基を例示できる。またこれら
の基は少なくとも1個の置換基を有していても良く、弗
素、塩素、臭素、沃素等のハロゲン、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ等の低級アルコキシ、ホルミル、アセチ
ル基等のアシル基、ホルミルオキシ、アセチルオキシ基
等のアシルオキシ基、アミノ、メチルアミノ、ジメチル
アミノ、ジエチルアミノ基等のアミノ基、シアノ基等が
例示できる。
本発明を実施するには上記一般式(I)で表わされるケ
トン誘導体を沃素もしくは沃素化合物とアセタール化試
薬の存在下で電極酸化する。使用される沃素化合物は、
従来公知のものを広く使用でき、例えば沃化ナトリウム
、沃化カリウム等のアルキル金属沃素化物、次亜沃素酸
ナトリウム、次亜沃素酸カリウム等の次亜沃素酸塩、沃
素酸ナトリウム、沃素酸カリウム等の沃素酸塩、過沃素
酸ナトリウム、過沃素酸カリウム等の過沃素酸塩等の無
機沃素化合物、沃化メチル、沃化エチル、沃化イソプロ
ピル、ヨードベンゼン、沃化ベンジル、沃化トリフェニ
ルメチル、沃化アセチル、沃化ベンゾイル、ショートメ
タン、トリヨードメタン等の有機沃素化合物、沃化トリ
メチルシリル等の有機ケイ素沃化物、沃化アンモニウム
、ヨードベンゼンジクロライド、ヨードベンゼンジアセ
テート等の3価沃素化合物等を挙げることができ、これ
らは1種単独で又は2種以上混合して使用される。これ
ら沃素もしくは沃素化合物の使用量は化合物(I)に対
し0.01倍モル以上であれば良いが、反応をより効率
的かつ選択的に進行させるために好ましくは0. 1〜
0.25倍モルの範囲で使用される。
アセタール化試薬としてはオルト蟻酸メチル、オルト蟻
酸エチル、オルト蟻酸プロピル、オルト酢酸メチル、オ
ルト酢酸エチル、オルト酢酸プロピル、オルトプロピオ
ン酸メチル、オルトプロピオン酸エチル等のオルト低級
カルボン酸低級アルキルエステル、アセトンジメチルア
セタール、アセトンジエチルアセタール、メチルエチル
ケトンジメチルアセタール、メチルエチルケトンジエチ
ルアセタール等のケトンの低級ジアルキルアセタール、
炭酸ジメチル、炭酸ジエチル等の炭酸の低級ジアルキル
エステル、リチウムメトキシド、ナトリウムメトキシド
、カリウムメトキシド、マグネシウムメトキシド、カル
シウムメトキシド、バリウムメトキシド、リチウムエト
キシド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシド、
マグネシウムエトキシド、カルシウムエトキシド、バリ
ウムエトキシド、リチウムプロポキシド、ナトリウムプ
ロポキシド、カリウムプロポキシド、マグネシウムプロ
ポキシド、カルシウムプロポキシド、バリウムプロポキ
シド等のアルカリ金属あるいはアルカリ土類金属アルコ
キシド、リン酸トリメチル、リン酸トリエチル、リン酸
トリプロピル等の低級アルキルリン酸エステル、トリメ
チルフォスファイト、トリエチルフォスファイト、トリ
ブチルフォスファイト等の低級アルキルフォスファイト
を挙げることができ、これらは1種単独で又は2種以上
混合して使用される。アセタール化試薬の使用量は、化
合物(I)に対し通常1〜10倍モル、好ましくは2〜
8倍モルである。
本発明の電極反応は、必要であれば溶媒及び支持電解質
を添加して行うことができる。溶媒としては、ジエチル
エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレン
グリコールジメチルエーテル等の鎖状乃至環状エーテル
類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハ
ロゲン化炭化水素、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル等の低級酢酸エステル、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルアセトアミド等のアミド化合物が使用できる。
支持電解質としては、反応に悪影響を及ぼさぬ限りにお
いて通常の電極反応で用いられる物質が広く使用可能で
あり、具体的には過塩素酸リチウム、過塩素酸カリウム
等の過塩素酸塩、パラトルエンスルホン酸テトラエチル
アンモニウム、パラトルエンスルホン酸テトラメチルア
ンモニウム、過塩素酸テトラエチルアンモニウム、ホウ
フッ化水素酸テトラエチルアンモニウム、沃化テトラエ
チルアンモニウム等の第4級アンモニウム塩、ベンゼン
スルホン酸やトルエンスルホン酸のアルカリ金属あるい
はアルカリ土類金属の塩類等が挙げられる。これら支持
電解質は、効率的に電気が流れる量用いれば問題はない
が、原料化合物(1)に対して0.01〜10倍モル、
好ましくは0.1〜5倍モルの範囲で使用される。
本電極反応で使用する電極材料としては、炭素、白金、
ステンレス、ニッケル、チタン、鉄、銅、二酸化鉛、鉛
等の通常の電極材料を広く使用することができる。
本電極反応は、特別に電位コントロールする必要はな(
定電流電解でも定電圧電解でも良い。例えば定電流電解
する場合の電流密度は5〜500mA/ cJ s好ま
しくは10〜200mA/cJである。
電気量は理論的には原料化合物(I)に対し2F1モル
で良いが、反応収率を高めるために2〜30F1モル、
好ましくは2.5〜10F1モルの範囲で通電すること
ができる。
本発明は、陽陰極の極性を切りかえながら行うこともで
き、そのほうが望ましい結果を与える場合もある。電解
に使用する装置は、特に限定されず通常の装置が有効に
使用できる。電極反応時の反応温度は、特に限定されな
いが、望ましくは0℃〜50℃の温度範囲で反応を行う
のがよい。
上記反応終了後、例えば反応液に塩基性チオ硫酸ナトリ
ウム水溶液を加え、溶媒で抽出し、抽出液を減圧濃縮す
ることにより一般式(n)で表されるα−アリール酢酸
類をほぼ単品で得ることができる。更に精製の必要があ
れば、蒸留、再結晶又はカラムクロマト等の方法を利用
してもよい。
発明の効果 本発明者は、アリールアルキルケトンの酸化的転位反応
によるα−アリール酢酸類の製造に際して電極酸化によ
り発生させたヨード活性種が高い活性と選択性を有する
ことを見出した。これにより沃素あるいは沃素化合物の
使用量が低減でき、かつ従来技術と比較して製造可能な
化合物も広範囲となり、さらに収率、選択性も満足でき
るものとなる。
実施例 以下に実施例を示して本発明をより一層具体的に説明す
る。
実施例1 2枚の白金板(2cJ)と磁気回転子を備えた電極反応
容器に化合物(I) 648n+g (4,0mmoり
、沃素254ng (1mmol) 、過塩素酸リチウ
ム3水和物300 mg及びオルト蟻酸メチル3mQを
入れ、水浴で外部冷却しながら定電流条件(50mA/
cTりのもとて8F1モル通電した。反応後反応液を液
基性チオ硫酸ナトリウム水溶液(10mQ)に注ぎ塩化
メチレン(60mO)で抽出した。抽出液は水洗後減圧
濃縮し、残渣を少量蒸留装置で蒸留することによりα−
イソプロピルフェニル酢酸メチル(2)を714+ng
得た。
収率93%、沸点110℃/4mmHgIR,2970
,1740,1460,1440゜1295.1210
,1160,1130゜700 Cm ’ NMR(COOム)δ: 0.70 (d、6Hz、6H)。
1.02 (d、6Hz、3H)。
2.70 (m、IH)。
3.10 (d、10Hz、IH)。
3.63 (s、3H)。
7.73 (m、5H) 実施例2〜15 出発原料(4mmol)を第1表に示すものに代え、種
々の電気量で電解した他は実施例1と同様に反応及び後
処理を行なった。得られたα−アルキルアリール酢酸メ
チルの収率を第1表に併せて示した。
Ar −C−CHR’ R2(I ) ↓ Ar  CC02CH3(II ) 実施例16〜34 第2表に示す各種出発原料(4mmol)を用い、沃素
の代りに沃化メチル0.4g (2,8mmol)を使
用した他は実施例1と同様に反応及び後処理を行なった
。通電量及び得られたα−アルキルアリール酢酸メチル
の収率を第2表に併せて示した。
実施例35 化合物(3) 536mg (4mmol)を出発原料
とし、沃素の代りに沃化メチル284mg (2mmo
l)用いた他は実施例1と同様に反応及び後処理を行な
ってα−メチルフェニル酢酸メチル(4)597mgを
得た。
収率91%。沸点100℃/ 12 mmHgIR;3
040,2990,2970,1740゜1500.1
460.1420,1335゜1250.1210.1
170,1070゜700 c m −’ NMR(CC9a)  δ: 1.40  (d、7Hz、3H)。
3.57  (s、3H)。
3.59  (q、7Hz、IH)。
7、 17  (m、5H) 実施例36〜45 沃化メチルの代りに各種沃素化合物を第3表に示す如く
用いた。得られた(4)の収率を同表に併せて示した。
第  3  表 実施例46 白金電極の代わりに2枚の炭素板電極(2cJ)を用い
た他は実施例27と同様に反応及び後処理を行なって目
的物(4)を591 mg得た。収率90%。
実施例47 化合物(3) 536mg (4mmol)を出発原料
とし、沃素を57mg (0,4mmol)及びオルト
蟻酸メチルを1.3g (12mmol)に減量した。
さらに電気量も3F1モルに減少させた他は実施例1と
同様に反応及び後処理を行なった結果、目的物(4)が
551 mg得られた。収率84%。
実施例48 出発原料として化合物(5)936a+g (4,0a
+mol)を用いた他は実施例1と同様の仕込みを行な
い、定電流条件(50mA/cd)の下、コミュテータ
−を用いて7秒毎に陽陰極の極性を変換しながら12F
1モル通電した。反応粗生成物は実施例1と同様に取り
出し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ベンゼン
/酢酸エチル−10/1)で精製することにより化合物
(6)を淡黄色油状物として908IIIg得た。収率
86%。
IR,2990,1745,1515,1490゜12
85.1210.1165.1115c m ” NMR(CCQt)  δ: 1.31  (s、9H)。
1.45  (d、7Hz、3H)。
3.56  (s、3H)。
3.50〜3.70  (m、IH)。
6.87  (d、8Hz、2H)。
7.20  (d、8Hz、2H) (以 上)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中Arはアリール基、複素環基又は縮合複素環基を
    示し、これらは置換基を有していても良い。該置換基と
    してはC_1〜C_6の直鎖もしくは分枝鎖状のアルキ
    ル基、C_3〜C_6の脂環式基、C_2〜C_6の直
    鎖もしくは分枝鎖状の不飽和炭化水素基、アリール基、
    複素環基、アラルキル基、ハロゲン、アルコキシ基、ア
    リールオキシ基、アシル基、アシルオキシ基、カルボキ
    シル基、アルコキシカルボニル基、ニトロ基、シアノ基
    、スルホン酸基、保護された水酸基、保護されたアミノ
    基、保護されたスルホン酸基又は保護されたチオール基
    であり、該置換基の数は1〜5であり、これらは同一で
    あっても異なっていても良い。R^1及びR^2は、同
    一又は異なって、水素原子、直鎖もしくは分枝鎖状のア
    ルキル基、脂環式基、直鎖もしくは分枝鎖状の不飽和炭
    化水素基、アリール基又はアラルキル基を示す。〕 で表わされるケトン誘導体を沃素もしくは沃素化合物及
    びアセタール化試薬の存在下で電極酸化することを特徴
    とする一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 〔式中Ar、R^3及びR^4は前記Ar、R^1及び
    R^2と同意義であり、R^5は水素原子又は低級アル
    キル基を示す。〕 で表わされるα−アリール酢酸類の製造法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013528703A (ja) * 2010-04-23 2013-07-11 セラマテック インコーポレイテッド アリールアルキル界面活性剤前駆体の電気化学合成

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