JPH0122197Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は機器のスイツチ装置に関するもので、
簡単な構造により確実で安全な操作が出来るよう
にしたものである。

例えば、乾電池や充電式電池を電源とした小型
携帯用電気掃除機においては、電源容量が小さい
ために無駄な動作をなくして効率よく使用するこ
とが重要となる。

そこでタツチ式のスイツチ操作により掃除機の
動作を制御するようにしているが、単なる押釦で
マイクロスイツチを押圧するようにすると、強い
力で押釦を押した場合等前記マイクロスイツチに
無理な力が加わり破損する恐れがあつた。

そこで本考案は、機器本体の動作を制御するマ
イクロスイツチと、該マイクロスイツチに近接し
て前記機器本体に回動自在に枢支されたスイツチ
操作体と、該操作体の枠部内に形成された前記マ
イクロスイツチの作動杆を押圧する弾性板状舌部
とにより構成することにより上記従来の欠点を解
消して所期の目的を達成したものである。

以下本考案を小型携帯用電気掃除機に適用した
場合を実施例として説明する。

１はフアンモータ及び電源電池（いずれも図示
せず）を内蔵する掃除機本体で後部には把手部２
と該把手部の上面側に後述のスイツチ操作本体の
押釦部３を設けると共に前部両端には排気孔４，
４を形成している。５は前記掃除機本体１の前面
部に着脱自在に連結されるダストケースで前部に
吸気孔を形成すると共に着脱自在のフイルター装
置（図示せず）を収納している。前記掃除機本体
１の外殻は合成樹脂製の左右対称な分割体６，６
を抱き合わすと共にフアンモータと該フアンモー
タを制御するマイクロスイツチ７を取付けた合成
樹脂製の中枠８を挾持している。

而して９は合成樹脂製のスイツチ操作体で該操
作体は前記分割体６，６の対向位置に設けた軸受
ボス１０，１０に回動自在に支持される円筒状の
枢支ピン１１，１１と、分割体６，６の上面に設
けた切欠開口１２，１２より突出する押釦部３
と、先端が前記中枠８の上面に係当する枠部１３
と、該枠部内に切込溝１４を介して形成され前記
マイクロスイツチ７の作動杆１５を適宜押圧する
弾性板状舌部１６とにより構成している。

上記の構成において、前記スイツチ操作体９の
押釦部３を親指で押圧しない状態では第３図イに
示す如く弾性板状舌部１６はマイクロスイツチ７
の作動杆１５の上方に間隔を存して位置しており
掃除機本体１は作動しない。

次に押釦部３を押圧すると第３図ロに示す如く
まず枠部１３がたわみ、つぎに弾性板状舌部１６
が彎曲して作動杆１５を押し下げてマイクロスイ
ツチ７をONせしめる。これにより掃除機本体１
は作動して使用可能となる。

また押釦部３の押圧を解除すると枠部１３によ
り弾性板状舌部１６は元に復帰し前記掃除機本体
１の作動は停止する。

本考案による機器本体のスイツチ操置は上述の
如く構成したものであるから、マイクロスイツチ
の作動杆はスイツチ操作体の弾性板状舌部により
軽く押圧されるため前記スイツチには無理な力が
加わらず安全で確実に動作せしめることが出来
る。また外力を解除すると弾性板状舌部は枠部に
より元の状態に復帰するため構造も簡単となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す小型携帯用電
気掃除機の斜面図、第２図は要部分解斜視図、第
３図イ及びロはマイクロスイツチとスイツチ操作
体の関係を示す要部断面図である。 １……掃除機本体（機器本体）、３……押釦部、
７……マイクロスイツチ、９……スイツチ操作
体、１３……枠部、１５……作動杆、１６……弾
性板状舌部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 機器本体の動作を制御するマイクロスイツチ
   と、該マイクロスイツチに近接して前記機器本体
   に回動自在に枢支されたスイツチ操作体と、該操
   作体の枠部内に形成され前記マイクロスイツチの
   作動杆を押圧する弾性板状舌部とにより構成する
   ことを特徴とする機器のスイツチ装置。