JPH01221848A - 荷電粒子線装置 - Google Patents

荷電粒子線装置

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JPH01221848A
JPH01221848A JP63047959A JP4795988A JPH01221848A JP H01221848 A JPH01221848 A JP H01221848A JP 63047959 A JP63047959 A JP 63047959A JP 4795988 A JP4795988 A JP 4795988A JP H01221848 A JPH01221848 A JP H01221848A
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JP
Japan
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target
charged particle
focusing lens
auxiliary electrode
particle beam
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JP63047959A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sawaragi
宏 澤良木
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Jeol Ltd
Original Assignee
Jeol Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、荷電粒子線装置に関し、特に、減速した荷電
粒子線をターゲットに照射するようにした荷電粒子線装
置に関する。
[従来の技術] イオンビーム装置や電子ビーム装置では、ターゲットに
イオンビームや電子ビームを照射し、更に、その照射位
置を移動させることによって、所望図形の描画を行った
り、該イオンビームや電子ビームの照射に伴って発生し
た2次電子等を検出し、該ターゲットの表面観察等を行
っている。ところで、例えば、30kV程度で加速され
たビームをターゲットに照射した場合、このビームの高
いエネルギーのために、ターゲットの表面を損傷させた
り、ターゲットの表面部分をエツチングして形状を変化
させてしまう。このため、ビームの加速電圧を低くシ、
ターゲットに照射されるビームのエネルギーを低下させ
ることも考えられるが、加速電圧を低くすると、ビーム
の色収差量が増加し、集束レンズでビームを細く集束す
ることができなくなり、ターゲットの損傷やエツチング
は回避されるものの、微細部分への高精度のビームの照
射を行うことができなくなる。
このため、ビームを高い加速電圧で加速する一方、集束
レンズとターゲットとの間に減速電場を形成することが
考えられている。例えば、電子ビームの場合、−30k
Vで加速し、ターゲットに一27kVを印加することに
より、電子ビームは比較的高いネルギーで対物レンズに
入射して細く集束され、その後、電子ビームは、ターゲ
ットに実質的に加速電圧−3kVで照射される。この結
果、電子ビームをターゲット上に細く集束できると共に
、ターゲットの損傷も回避される。イオンビームにおい
ても、対物レンズとターゲットとの間に減速電場を形成
することにより、電子ビームと同様な効果が得られる。
しかしながら、上述した減速電場を用いた装置において
、ターゲットへのビームの照射に基づいて発生する2次
電子を検出するため、対物レンズとターゲットとの間に
2次電子検出器を配置すると、イオンビームの場合には
、ターゲットの電位が対物レンズ側より高い電位となっ
ているため、ターゲットからの2次電子は、該ターゲッ
トに引き戻さ°れてしまい、有効に2次電子を検出する
ことができない。又、電子ビームの場合には、ターゲッ
トに高い電圧が印加されているため、2次電子は高いエ
ネルギーで加速されて飛び出し、検出器に入射するため
、該検出器が急速に劣化してしまう。このため、第5図
に示す如き荷電粒子線装置が考えられた。この図には改
良されたイオンビーム装置が示されており、図中1はイ
オンビーム、2は接地電位の外側電極3.4と、電源5
から高電圧が印加されている中間電極6から成る静電型
対物レンズ、7はターゲット、8は減速電極、9は該タ
ーゲットと減速電極8に減速電場用の高電圧を印加する
ための電源、10は該ターゲット7と減速電極8との間
の空間に配置されたマイクロチャンネルプレート等の2
次電子検出器である。
このように構成することにより、2次電子検出器は、タ
ーゲット7と減速電極8との間の等電位空間にj配置さ
れることから、該ターゲット7へのイオンビームの照射
によって発生した2次電子は、ターゲット7に戻される
ことなく、該2次電子検出器に印加される収集電界によ
って該検出器に向かう。なお、該減速電極8は、該減速
電極とターゲット7との間の等電位空間により、イオン
ビームの集束が乱されることを防止するために、該減速
電極8とターゲット7との距離はできるだけ短くする必
要がある。この要求と、2次電子検出器を配置する空間
を確保する必要から、該減速電極8の形状は、中心部が
ターゲット側に凸のコーン状に形成されている。
又、図示しないが、電子ビーム装置の場合でも、ターゲ
ットと対物レンズとの間に減速電極を配置し、該ターゲ
ットと対物レンズとの間の等電位空間に2次電子検出器
を配置することにより、ターゲットから発生した2次電
子は高いエネルギーで加速されることはなく、検出器が
急速に劣化することは防止される。
さて、第5図の構成における2次電子検出効率を考慮し
た場合、この効率は、2次電子のエネルギーに応じて異
なることが予想される。本発明者は、ターゲットから発
生し、2次電子検出器に向う2次電子の軌道の計算を行
った。第6図はその結果であり、第5図と同一構成要素
には同一番号を付しである。この構成で、減速電極8は
、ターゲット7と同電位となっており、又、マイクロチ
ャンネルプレート10には、2次電子吸収電圧として、
100vが印加されている。イオンビームの照射点Pか
ら発生した2次電子の内、実線で示した軌道Tlは2e
Vのエネルギーの2次電子、点線で示した軌道T2は4
eVのエネルギーの2次電子である。この図から明らか
なように、出射角が小さい(光軸Oに近い角度に出射す
る)2次電子は、マイクロチャンネルプレート10のシ
ールド部材11等に衝突し、効率良くマイクロチャンネ
ルプレートに入射できない。
本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、2次電子
の検出効率が優れた荷電粒子線装置を提供することを目
的としている。
[問題点を解決するための手段] 本発明に基づく荷電粒子線装置は、荷電粒子線発生源か
ら発生し加速された荷電粒子線を集束するための集束レ
ンズと、該荷電粒子線が照射されるターゲットと、該集
束レンズと該ターゲットとの間に減速電場を形成するた
めの手段と、該ターゲットと該集束レンズとの間に配置
され、該ターゲットと略同電位の補助電極と、該ターゲ
ットと該補助電極との間に配置された2次電子検出器と
、該補助電極に該ターゲットに対してマイナスの微小電
圧を印加する電源手段とを備えたことを特徴としている
[実施例] 第1図は本発明の一実施例であるイオンビーム装置を示
している。この第1図の装置と第5図の装置との相異は
、ターゲット7と減速電極8との間に該減速電極8に該
ターゲット7よりマイナスの微小電圧を印加する電源1
2が備えられている点である。第2図は、減速電極8に
ターゲット7に対して一2vを印加した場合の2次電子
の軌道を計算によって求めた結果を示している。減速電
極8やマイクロチャンネルプレート10の構造は第5図
と同一であり、イオンビームの照射点Pから発生した2
次電子の内、実線で示した軌道Tlは2eVのエネルギ
ーの2次電子、点線で示した軌道Tzは4eVのエネル
ギーの2次電子である。
この図から明らかなように、出射角が小さい(光軸Oに
近い角度に出射する)2次電子も、マイクロチャンネル
プレート10のシールド部材11等に衝突することなく
、効率良くマイクロチャンネルプレート10に入射して
いる。すなわち、出射角が小さい2次電子は、減速電極
8に印加されたマイナスの電位によってターゲット方向
に戻されることによってマイクロチャンネルプレート1
0への入射が可能となったものである。なお、このこと
は、2次電子検出器としてマイクロチャンネルプレート
を用いた場合に限られるものではなく、シンチレータと
フォトマルチプライアとの組合せによる2次電子検出器
を用いても同様な効果が得られる。
第3図は本発明の他の実施例を示している。この実施例
において、15はコンピュータの如き制御装置、16は
ROMの如き記憶手段、17はキーボード等の入力手段
である。ここで、ターゲットから発生する2次電子のエ
ネルギー分布は、照射するイオンビームのイオン種、エ
ネルギーによって相異することから、記憶手段16には
、使用するイオン種とターゲットに照射されるイオンビ
ームの加速電圧に応じた、電源12に印加する最適電圧
が記憶されている。入力手段17によって該イオン種と
加速電圧とを入力すると、制御装置15は記憶手段から
該イオン種と加速電圧に応じた電圧を読み出し、この電
圧となるように電源12を制御する。
第4図は本発明の他の実施例を示している。図中21は
コンピュータ等の制御装置、22はマイクロチャンネル
プレートの出力信号を増幅する増幅器、22は掃引回路
である。制御装置21は掃引回路22を制御して該制御
回路22から鋸歯状波を発生させ、電源12の出力電圧
を所定範囲繰返し掃引させる。この電圧の掃引に伴って
、マイクロチャンネルプレート10の検出信号は変化す
る。この検出信号は制御装置20に供給され、該制御装
置20では、検出信号が最大の時の電源12の電圧が検
出される。その後、該制御装置20は、該電源12の電
圧が該検出された最大検出信号の時の値となるように、
該掃引回路22の出力信号を固定する。
以上本発明の実施例をイオンビーム装置を例に説明した
が、本発明は電子ビーム装置にも適用できるものである
。電子ビーム装置の場合には、減速電極8に印加される
電圧の極性が逆となる。この電子ビーム装置の場合、対
物レンズとしては電磁レンズを用いることが好ましい。
又、減速電極8として、コーン状の電極を用いたが、平
行平板状の電極を用いても良い。更に、ターゲット7や
減速電極8に高電圧を印加し、イオンや電子を発生する
エミッタの電位を接地電位としたが、ターゲット7の電
位を接地電位とし、イオンや電子が発生するエミッタに
高電圧を印加しても良い。
[効果] 以上詳述した如く、本発明は、簡単な構成により、2次
電子の検出効率を向上させることができる。又、ターゲ
ットに照射するイオンビームの種類やイオンビーム、電
子ビームの加速電圧に最適な状態に装置をセットするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す図、第2図は本発明に
基づく2次電子の軌道を示す図、第3図。 第4図は本発明の他の実施例を示す図、第5図は従来装
置を示す図、第6図は従来装置における2次電子の軌道
を示す図である。 1・・・イオンビーム   2・・・対物レンズ3.4
・・・外側電極   5・・・レンズ電源6・・・中間
電極     7・・・ターゲット8・・・減速電極 
    9・・・減速電源10・・・マイクロチャンネ
ルプレート12・・・電源      15・・・制御
装置16・・・記憶手段    17・・・入力手段2
0・・・制御装置    21・・・増幅器22・・・
掃引回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)荷電粒子線発生源から発生し加速された荷電粒子
    線を集束するための集束レンズと、該荷電粒子線が照射
    されるターゲットと、該集束レンズと該ターゲットとの
    間に減速電場を形成するための手段と、該ターゲットと
    該集束レンズとの間に配置され、該ターゲットと略同電
    位の補助電極と、該ターゲットと該補助電極との間に配
    置された2次電子検出器と、該補助電極に該ターゲット
    に対してマイナスの微小電圧を印加する電源手段とを備
    えた荷電粒子線装置。 (2)該荷電粒子線は電子ビームであり、該集束レンズ
    は電磁レンズが使用される請求項1記載の電子ビーム装
    置。 (3)該荷電粒子線はイオンビームであり、該集束レン
    ズは静電レンズが使用される請求項1記載の荷電粒子線
    装置。 (4)荷電粒子線発生源から発生し加速された荷電粒子
    線を集束するための集束レンズと、該荷電粒子線が照射
    されるターゲットと、該集束レンズと該ターゲットとの
    間に減速電場を形成するための手段と、該ターゲットと
    該集束レンズとの間に配置され、該ターゲットと略同電
    位の補助電極と、該ターゲットと該補助電極との間に配
    置された2次電子検出器と、該補助電極に該ターゲット
    に対してマイナスの微小電圧を印加する電源手段と、該
    ターゲットに照射する荷電粒子線のエネルギーに応じた
    該補助電極に印加する微小電圧の値を記憶した記憶手段
    と、該荷電粒子線のエネルギーの指定に基づいて、該記
    憶手段から対応する電圧値を読み出し、該電源手段を制
    御する制御手段とを備えた荷電粒子線装置。(5)イオ
    ンビーム発生源から発生し加速されたイオンビームを集
    束するための集束レンズと、該イオンビームが照射され
    るターゲットと、該集束レンズと該ターゲットとの間に
    減速電場を形成するための手段と、該ターゲットと該集
    束レンズとの間に配置され、該ターゲットと略同電位の
    補助電極と、該ターゲットと該補助電極との間に配置さ
    れた2次電子検出器と、該補助電極に該ターゲットに対
    してマイナスの微小電圧を印加する電源手段と、該ター
    ゲット照射するイオンビームのイオン種およびエネルギ
    ーに応じた該補助電極に印加する微小電圧の値を記憶し
    た記憶手段と、該イオンビームのイオン種およびエネル
    ギーの指定に基づいて、該記憶手段から対応する電圧値
    を読み出し、該電源手段を制御する制御手段とを備えた
    イオンビーム装置。 (6)イオンビーム発生源から発生し加速されたイオン
    ビームを集束するための集束レンズと、該イオンビーム
    が照射されるターゲットと、該集束レンズと該ターゲッ
    トとの間に減速電場を形成するための手段と、該ターゲ
    ットと該集束レンズとの間に配置され、該ターゲットと
    略同電位の補助電極と、該ターゲットと該補助電極との
    間に配置された2次電子検出器と、該補助電極に該ター
    ゲットに対してマイナスの微小電圧を印加する電源手段
    と、該微小電圧を掃引する手段と、該2次電子検出器の
    出力信号が供給され、該微小電圧の掃引に伴って該検出
    信号が最大となる微小電圧を検知し、該検出信号強度が
    最大となるように該微小電圧をセットする制御手段とを
    備えた荷電粒子線装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019224896A1 (ja) * 2018-05-22 2019-11-28 株式会社日立ハイテクノロジーズ 荷電粒子線装置及び荷電粒子線装置の検出器位置調整方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019224896A1 (ja) * 2018-05-22 2019-11-28 株式会社日立ハイテクノロジーズ 荷電粒子線装置及び荷電粒子線装置の検出器位置調整方法
JPWO2019224896A1 (ja) * 2018-05-22 2021-05-20 株式会社日立ハイテク 荷電粒子線装置及び荷電粒子線装置の検出器位置調整方法
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