JPH01221417A - ポリメリックペルオキシエステル - Google Patents

ポリメリックペルオキシエステル

Info

Publication number
JPH01221417A
JPH01221417A JP4567488A JP4567488A JPH01221417A JP H01221417 A JPH01221417 A JP H01221417A JP 4567488 A JP4567488 A JP 4567488A JP 4567488 A JP4567488 A JP 4567488A JP H01221417 A JPH01221417 A JP H01221417A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymeric
peroxyester
peroxide
molecular weight
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4567488A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Suyama
須山 修治
Katsuki Taura
田浦 克樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Oil and Fats Co Ltd filed Critical Nippon Oil and Fats Co Ltd
Priority to JP4567488A priority Critical patent/JPH01221417A/ja
Publication of JPH01221417A publication Critical patent/JPH01221417A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Polymerization Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ビニル型単量体の遊離基重合開始剤として使
用される新規なポリメリックペルオキシエステルに関す
るものである。
(従来の技術) 二塩基性酸塩化物と過酸化す) IJウムとを重縮合反
応させて得たジアンル型ポリメリックペルオキシドは公
知である。即ち、ベリヒテ・デル・ドイチェン・ヘミン
エン・ゲゼルシャフト(Ber、 )27巻1501頁
(1894)にフタル酸塩化物と過酸化ナトリウムとの
反応により、相当するジアンル型ポリメリックペルオキ
シドが、またケミカル・アブストラクト(Chem、 
Abst第60巻5293d (1940)及び同巻1
0892e(1964)に脂肪族三塩基性酸塩化物と過
酸化す) IJウムとの反応によって次の一般式 (ここでnは2〜10、Xは16〜35を示す)で示さ
れるジアシル型ポリメリックペルオキFカ5報告されて
いる。また特開昭53−149918号公報には、分子
内にエステル結合を有する三塩基性酸塩化物と過酸化ナ
トリウムとの反応によって得られるエステル結合を有す
るジアシル型ポリメリックペルオキシドが、また特開昭
59−38233、特開昭59−93725、特開昭5
9−176320、特開昭59−227904号公報に
は、分子内に分岐または不飽和の炭化水素を有する三塩
基性酸と過酸化ナトリウムとの反応によって得られるジ
アシル型ポリメリックペルオキシドが開示されている。
またズルナール・オーガニチェスコイ・ヒミー(Zh、
Org、 Khim、)  第13巻 第9号 184
2頁(1977)に脂肪族または芳香族二塩基性塩化物
と2,5−ジメチル−2,5−ジヒドロペルオキシドと
の反応により、相当するポリメリックペルオキシエステ
ルが、米国特許第3.117.1.66号明細書には、
フタル酸またはフマル酸塩化物と2.5−ジメチル−2
,5−ジヒドロペルオキシドとの反応により、相当する
ポリメリックペルオキシエステルが開示されている。
これらのジアシル型ポリメリックペルオキシドまたはポ
リメリックペルオキシエステルはビニル型単量体の遊離
基重合開始剤(以下重合開始剤と称す)として有用であ
ることも公知である。たとえばケミカル・アブストラク
ト(Chem、 Abst、)第67巻54.445a
 (1967)  に前記のポリメリックペルオキシド
を重合開始剤として使用すると過酸化ベンソイルを用い
た場合に比較して分子量が2倍の重合体が得られたこと
が、またケミカル・アブストラクト([:hem、 A
bst、) 第84巻136. 12Of(1976)
に酢酸ビニルの重合開始剤として前記のポリメリックペ
ルオキシドを使用したとき、過酸化ベンソイルを用いた
場合に比較しC分子量が大きく且つ分岐の程度の少ない
重合体が得られたことが報告されている。
(発明が解決しようとする課題) この様に公知のジアンル型ポリメ’J ンクペルオキシ
ドまたはポリメリックペルオキシエステルは、何れもス
チレン及びアクリロニトリルの様なビニル型単量体の高
分子量化反応またはスチレン−メチルメタクリレート、
スチレン−酢酸ビニル等のブロック共重合体製造におい
て有用な重合開始剤であるが、次のような欠点を持って
いる。
■) 前者のジアシル型ポリメリックペルオキシドは、
一般に各種有機溶媒への溶解性が極めて低く (ケミカ
ル・アブストラクト(Chem、八bst、 )第59
巻7651(1963)参照)、または衝撃摩擦に対し
て敏感であり、爆発性の化合物で(ケミカル・アブスト
ラクト(Chem、Abst、)第64巻15989g
 (1968) 、王化誌 第69巻718頁(196
8)参照)、工業的に使用することが困難であり、また
上記の欠点が改善されたジアシル型ポリメリックペルオ
キシドが特開昭59−38233、特開昭59−937
25、特開昭59−176320、特開昭59−227
904号公報で開示されている。これらジアシル型ポリ
メリックペルオキシドは、10時間半減期温度を60〜
70℃の間に持つものである。
これらジアシル型ポリメリックペルオキシドを用いてス
チレンの重合をまたはスチレンと共重合可能なビニル型
単量体との共重合をさせることにより、高分子量化また
は二種のビニル型単量体を逐次的に重合させて、いわゆ
るブロック共重合体を得ることができる。しかしより重
合速度を上げ生産性を向上させるためには、重合温度を
高める必要がある。そのためには10時間半減期温度を
もう少し高い70〜85℃、好ましくは75〜85℃の
ものが必要とされ、また所望されていた。
2) 後者のポリメリックペルオキシエステルは高温活
性ではあるが、そのほとんどが融点が高く、固体であり
(米国特許第3.117.166号明細書参照)、衝撃
摩擦に対して敏感であだ、また各種有機溶媒への溶解性
が極めて低く、工業的に重合開始剤として使用すること
が非常に困難である。
(課題を解決するための手段) そこで本発明者らは、上記種々の欠点を解消し、重合開
始剤として有用であり、しかも製造や取扱が安全てあり
、ビニル型単量体に速やかに溶解し、高分子量化及びフ
ロック共重合体製造において、工業的に価値のあるポリ
メリックペルオキシドで且つ10時間半減期温度70〜
80℃を有する新規ポリメリックペルオキシエステルと
して一般式からなる化合物を見出し、本発明を完成する
に至った。
即ち、本発明は一般式 で表される構成単位60〜40モル%と、一般式て表さ
れる構成単位40〜60モル%とか交互に結合した鎖状
化合物で、その結合様式は傾頭及び頭尾結合のランダム
結合であり、平均分子量1000〜20000であるポ
リメリックペルオキシエステルである。
本発明のポリメリックペルオキシエステルは次の方法で
製造できる。
即ち、一般式 %式% で表される酸塩化物と、一般式 テ表されるヒドロペルオキシドとをモル比64〜46の
割合で、アルカリ存在下、ベンゼンまたはトルエン等の
溶媒の存在下で反応させることによって製造することが
できる。反応温度は一10〜40℃、好ましくは0〜3
0℃であり、反応時間は1〜10時間、好ましくは3〜
5時間である。反応に用いるアルカリは、ピリジン等の
アミン類または水酸化カリウム、水酸化す) IJウム
等の無機塩基、あるいはそれらの水溶液である。
尚、前日のモル比の範囲より外れたモル比では、ポリメ
リックペルオキシエステルの収率だ低くなるので好まし
くない。
本発明のポリメリックペルオキシエステルは、前記酸塩
化物とヒドロペルオキシドとの脱塩酸縮合ペルオキシエ
ステル化反応で得られることから構成単位■と構成単位
■とが交互に結合した鎖状化合物であることは容易に理
解できる。さらにその末端基は、カルボキンル基または
ヒドロペルオキシ基の何れかである。
また本発明の、ポリメリックペルオキシエステルの分子
量は、反応原料相互間のモル比により変化し、当モルの
とき理論的には無限大となるが、現実には副反応などの
ために限界がある。反応原料が前述したモル比の範囲内
にあるとき平均分子量は1000〜2001]0である
製造した本発明のポリメリックペルオキシエステルは、
赤外線吸収スペクトルによりエステルのC−0結合とペ
ルオキシドの0−0結合が確認され、核磁気共鳴スペク
トルにより−CH3−>CH2〉CHの構造を明らかに
することにより同定され、その化学構造が決定される。
またV2C法(コロナ電気社製117  型分子量測定
装置を使用)により、その平均分子量が求められ、さら
にヨード滴定法からの活性酸素量によってペルオキシド
基の保存量を求めることができる。
(発明の効果) 以上のようにして得られた本発明のペルオキシエステル
は次のような多数の利点を有する。
(1)−分子中にペルオキシド基を数多く有しているた
め、ビニル型単量体の重合にあたって通常の単官能のペ
ルオキシドでは得られない特異的な重合反応を行うこと
ができる。例えば、本発明のポリメリックペルオキシエ
ステルを用いてスチレンを重合させたとき、類似構造を
有するt−プチルペルオキンへキサヒドロベンゾエート
を用いた時よりも分子歯か約2倍のポリスチレンを得る
ことができた。
(2)  70〜80℃の10時間半減期温度を有する
比較的高温活性のペルオキシドであり、特にスチレンの
重合またはスチレンと共重合可能なビニル型単量体との
共重合において従来のジアンル型ポリメリックペルオキ
シドを用いた場合と比べて、重合温度を上げることかで
き、重合速度を上げて生産性の向上尾高分子量化を図る
ことができる。スチレンと共重合可能なビニル型単量体
としては、例えば酢酸ビニル、アクリル酸エステノペメ
ククリル酸エステル、アクリロニトリノペメタクリロニ
トリル等が挙げられる。
(3)常温で粘性液体であり、衝撃及び摩擦に対して鈍
感で爆発性が少なく、製造及び取扱が安全である。
(4)有機溶媒例えばベンゼン、トルエン等の芳香族炭
化水素、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステノペジオキ
ザン、テトラヒドロフラン等の環状エーテル、メチルエ
チルケトン、クロロホルム、四塩化炭素等に対する溶解
度が優れており、従って重合開始剤としてビニル型単量
体に添加したとき、その単量体に速やかに溶解する為、
工業的な利用に際し作業性に優れている。
(5)本発明のポリメリンクペルオキシエステルを用い
て二種ビニル型単量体を重合させると、ブロック共重合
体を得ろことができる。例えば、第一段階でスチレンを
このペルオキドで重合してポリスチレン中に一以上のベ
ルオキント基を導入せしめ、さらに第二段階でこのペル
オキシド基含有のポリスチレンにメチルメタクリレート
のような異種のヒニル型単量体を重合せしめることによ
り、フロック共重合体を得ることができる。
以上のようにして本発明のボリメリンクペルオキンエス
テルは製造及び取扱が安全げ、しかもビニル型単量体に
添加した場合、速やかに溶解し、また70〜80℃の1
0時間半減期温度を有した高温活性の重合開始剤であり
、スチレンの重合またはスチレンと共重合可能なビニル
型単量体との共重合において、生産性の向上、高分子量
化及びブロック共重合体製造可能な重合開始剤として優
れた利点を有し、その工業的価値は極めて高い。
(実施例) 次に本発明を実施例で詳細に説明する。
実施例1 撹拌機及び温度計を備える500m1四ロフラスコにp
−ジイソプロピルベンゼンジヒドロベルオキンド(以下
DIB−Hpと略称する)67.9g(0,3モル)、
ピリジン47.5g及びベンゼン230gを入れ撹拌し
ながら5℃に冷却し、次いでシス−1,2−シクロヘキ
サンシクロライド(以下1゜2−CCと略称する) 6
9.5 g(0,3モル)を10〜15℃で滴下した。
その後23〜25℃で3時間反応を係属し、副生じたピ
リジン塩酸塩を濾別した。次に濾液を濃縮した後石油エ
ーテルに注いだところ871gの白色粘性液体を得た。
旧B−HPに基づく収率は801%であった。得られた
粘性液体について通常のヨード滴定法により、その粘性
酸素量を一13= 求めたところ7.62%であった。
この粘性液体の赤外線吸収スペクトルにおける特性吸収
は1770 cm ’ (ペルオキンエステル基のC=
[]結合)及び865 cm−’ (0−0結合)であ
り、核磁気共鳴スペクトルにおけるプロトンの化学シフ
トτ値及び強度は (a)  282.94 ppm (b)  4)12.08 ppm (c)  48 ]、、56 ppm (d) 1281.30 ppm (e)  4H7,44111)m であることから次の構成単位■′式及び■′式からなる
ポリメリンクペルオキシエステルであることが確認され
た。
次にこのポリメリックペルオキシエステルの平均分子量
をvpo法(コロナ電気社製117型分子量測定装置)
で測定したところ3230であった。
次にこのポリメリックペルオキシエステルをクメンに溶
解しく0,1モル/β)、75℃〜95℃までの5℃間
隔でペルオキシド基に基つく熱分解速度定数を求め、ま
たそれらの値を用いてアレニウスの式よりこのポリメリ
ックペルオキシエステルの10時間半減期温度(以後T
、。と略称する)を求めた。
このポリメリックペルオキシエステルのT1oハフ51
℃であった。次にこのポリメリックペルオキシエステル
25℃における各種溶媒(100g)に溶解する量を測
定し、その結果を第3表に示した。
実施例2〜3 DIB−Hp及び1.2−CCの使用量を次の第1表に
示す量に変えた以外は、実施例1と同様にして操作を行
った。得られたものは実施例1と同様の白色粘性液体で
あった。得られた生成物の終了と実施例1と同様にして
求めた活性酸素量及び平均分子量を第1表に示した。こ
の粘性液体の赤外線吸収スペクトル及び核磁気共鳴スペ
クトルの結果から実施例1と同様の構成単位I′式及び
■′式からなるポリメリックペルオキシエステルである
ことが確δ忍された。
第1表 実施例4 1.2−CCの代わりに1,4−シクロヘキサンジカル
ボニルクロライド (以下1..4−CCと略称する)
  69.5 g (0,3モル)を用いた以外は、1
実施例1と同様にして操作を行った。得られた生成物は
84.3gであり、実施例1と同様の白色粘性液体であ
った。DIB−Hpに基づく収率は77.5%であった
。えられた粘性液体について実施例1と同様な方法で活
性酸素量を求めたところ7.79%であった。
赤外線吸収スペクトルにおける特性吸収は1770cm
 ’ (ペルオキシエステル基のC−0結合)及び86
5 cm ’(0−0結合)であり、核磁気共鳴スペク
トルにおけるプロトンの化学シフトτ値及び強度は(a
)  882.06 ppm (b)  282.48 ppm (C) 12H1,30pp(1 (d)  487.44 ppm であることから次の構成単位■′式及び■′式からなる
ポリメリックペルオキシエステルであることが確言忍さ
れた。
■   ■ OCH2CH20I” ]11] I −○−c−c          c−c−o−n’次
にこのポリメリックペルオキシエステルの平均分子量を
vpo法(コロナ電気社製117型分子量測定装置)で
測定したところ14500であった。
次にこのポリメリックペルオキシエステルのTIOを実
施例1と同様にして求めた。このポリメリックペルオキ
シエステルのTIOは76.8°Cであった。
次にこのポリメリックペルオキシエステルの25°Cに
おける各種溶媒(100%)に溶解する量を測定し、そ
の結果を第3表に示した。
実施例5〜6 DIB−Hp及び1.4−CCの使用量を次の第2表に
示す量に変えた以外は、実施例1と同様にして操作を行
った。得られた生成物は実施例1と同様の白色粘性液体
であった。得られた生成物の収量と実施例1と同様にし
て求めた活性酸素量及び平均分子量を第2表に示した。
この粘性液体の赤外線吸収スペクトル及び核磁気共鳴ス
ペクトルの結果から実施例4と同様の構成単位11式及
び■′式からなるポリメリックペルオキシエステルであ
ることが確認された。
第2表 実施例7 DIB−Hpの代わりにm−ジイソプロピルベンゼンジ
ヒドロベルオキシド(以下DIB−Hmと略称する) 
 67.9g(0,3モル)を用いた以外は、実施例1
と同様にして操作を行った。得られた生成物は85.6
gであり、実施例1と同様の白色粘性液体であった。D
IB−Hmに基づく収率は78.8%であった。得られ
た粘性液体について実施例1と同様な方法で活性酸素量
を求めたところ758%であった。
赤外線吸収スペクトルにおける特性吸収波長、核磁気共
鳴スペクトルにおけるプロトンの化学シフトτ値及び強
度から次の構成単位1′式及び■″式からなるポリメリ
ックペルオキシエステルであることが確認された。
II         II 次にこのポリメリックペルオキシエステルの平均分子量
をvPO法(コロナ電気社製117型分子量測定装置)
で測定したところ1920であった。
次にこのポリメリックペルオキシエステルのTIOを実
施例1と同様にして求めた。このポリメリックペルオキ
シエステルのT、。は74.9℃であった。
次にこのポリメリックペルオキシエステルの25℃にお
ける各種溶媒(100g)に溶解する量を測定し、その
結果を第3表に示した。
実施例8 DIB−Hpの代わりにD I B−Hm 67.9 
g(0,3モル)を用いた以外は、実施例4と同様にし
て操作を行った。得られた生成物は82.0gであり、
実施例1と同様の白色粘性液体であった。D−21= TB−Hmに基つく収率は75.5%であった。得られ
た粘性液体について実施例1と同様な方法で活性酸素量
を求めたところ7.75%であった。
赤外線吸収スペクトルにおける特性吸収波長、核磁気共
鳴スペクトルにおけるプロトンの化学ソフトτ値及び強
度から次の構成単位1′式及び■″式からなるポリメリ
ックペルオキシエステルであることが確S忍された。
\      / CH2−CH2 次にこのポリメリックペルオキシエステルの平均分子量
をV2C法(コロナ電気社製117型分子量測定装置)
で測定したところ7250てあった。
次にこのポリメリックペルオキシエステルTIOを実施
例1と同様にして求めた。このポリメリックペルオキシ
エステルのTIOは76.5℃であった。
次にこのポリメリックペルオキシエステルの25℃にお
ける各種溶媒(100g)に溶解する量を測定し、その
結果を第3表に示した。
比較例1 アジピン酸塩化物と過酸化す) IJウムとを反応させ
て、公知の固体のジアシル型ポリメリックペルオキシド
を製造した。このペルオキシドは赤外線吸収スペクトル
の特性吸収波長及び核磁気共鳴スペクトルのτ値及び強
度から次式 の構成単位からなるペルオキシドであることが確認され
た。またその平均分子量はV2C法による測定結果から
940であった。
次にこのペルオキシドの溶解度を実施例1と同様の方法
で求め、各々の結果を第3表に示した。
比較例2 トデカンニ単塩化物と過酸化ナトリウムとを反応させて
、公知の固体のジアシル型ポリメリックペルオキシドを
製造した。このペルオキシドは赤外線吸収スペクトルの
特性吸収波長及び核磁気共鳴スペクトルのτ値及び強度
から次式 の構成単位からなるペルオキシドであることが確認され
た。またその平均分子量はV2C法による測定結果から
1620であった。
次にこのペルオキシドの溶解度を実施例1と同様の方法
で求め、各々の結果を第3表に示した。
比較例3 7−エチル−ヘキサデカン−1,16−ンカルボン酸塩
化物と過酸化す) IJウムとを反応させて、公知の固
体のジアシル型ポリメリックペルオキシドを製造した。
このペルオキシドは赤外線吸収スペクトルの特性吸収波
長及び核磁気共鳴スペクトルのτ値及び強度から次式 の構成単位からなるペルオキシドであることが確認され
た。またその平均分子量はV2C法による測定結果から
9280であった。
=25− 第3表から本発明のポリメリックペルオキシエステルは
公知のジアシル型ポリメリックペルオキンドと比較して
、各種溶媒に対する溶解度が優れていることが明らかで
ある。
参考例1 〔スチレンの重合(塊状重合)と平均分子量の測定〕 スチレン1βに重合開始剤として実施例1、実施例4、
実施例7、及び実施例8て製造したポリメリックペルオ
キシエステル0.01モルをそレソれ溶解して調整した
試料5祿を内径12mmのガラスアンプルに封入し、9
0℃で8時間重合を行った。
しかる後、反応液を取り出しベンゼンに溶解させ、内部
標準法によるガスクロマトグラフィーにより未反応スチ
レンツマ−を定量して重合添加率を求めた。また同様に
反応液をテトラヒドロフランに溶解させ、GPC(東洋
曹達工業製高速液体クロマトクラフHLC−802UR
型)によりポエスチレンの平均分子量を求めた。
また比較のため、公知の単官能製ベルオキンエステルで
あるt−ブチルペルオキシへキサヒドロベンゾエート及
び比較例3のジアンル型ポリメリックペルオキシドをポ
リメリックペルオキシエステルの代わりに用い、同様の
操作を行って重合添加率及びポエスチレンの平均分子量
を求めた。これらの結果を第4表に示した。
第4表から明らかなように、本発明のポリメリックペル
オキシエステルは、公知の単官能製ペルオキシエステル
であるt−ブチルペルオキシへキサヒドロベンゾエート
に比較してポリスチレンの平均分子量を約2倍大きくす
ることができることがわかった。また本発明のポリメリ
ックペルオキシエステルは公知の低温活性なジアシル型
ポリメリンクペルオキンドに比較して、重合添加率及び
平均分子量を著しく向上できることがわかり、重合開始
剤しとて優れていることがわかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ I で表される構成単位と、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼II で表される構成単位とが交互に結合した化合物で、その
    結合様式が頭頭および頭尾結合のランダム結合であり、
    且つ構成単位 I と構成単位IIとのモル比が6:4〜4
    :6で、平均分子量1000〜20000であることを
    特徴とするポリメリックペルオキシエステル。
JP4567488A 1988-02-27 1988-02-27 ポリメリックペルオキシエステル Pending JPH01221417A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4567488A JPH01221417A (ja) 1988-02-27 1988-02-27 ポリメリックペルオキシエステル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4567488A JPH01221417A (ja) 1988-02-27 1988-02-27 ポリメリックペルオキシエステル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01221417A true JPH01221417A (ja) 1989-09-04

Family

ID=12725937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4567488A Pending JPH01221417A (ja) 1988-02-27 1988-02-27 ポリメリックペルオキシエステル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01221417A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5041624A (en) * 1988-10-13 1991-08-20 Nippon Oil And Fats Company, Limited Polymeric peroxy ester and its use
JP2001049216A (ja) * 1999-08-04 2001-02-20 Nippon Shokubai Co Ltd 粘着剤組成物および該組成物を用いた粘着製品

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5041624A (en) * 1988-10-13 1991-08-20 Nippon Oil And Fats Company, Limited Polymeric peroxy ester and its use
JP2001049216A (ja) * 1999-08-04 2001-02-20 Nippon Shokubai Co Ltd 粘着剤組成物および該組成物を用いた粘着製品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH01221417A (ja) ポリメリックペルオキシエステル
EP0364169B1 (en) Polymeric peroxy ester and its use
JPH01156324A (ja) ポリメリックペルオキシエステル
JPH01156325A (ja) ポリメリックペルオキシエステル
EP0461767B1 (en) Polymeric peroxide, polymerization initiator and method for production of block copolymer
JPH02129222A (ja) ポリメリックペルオキシエステル
US4045463A (en) Peroxyesters of sorbic acid
JP3314396B2 (ja) ジアシル型ポリメリックペルオキシド及びその用途
JPH03252413A (ja) ポリメリックペルオキシエステル、遊離基発生剤及びビニル型重合体の製造方法
JPH02219824A (ja) エステル型ポリメリックペルオキシド
JPH01242567A (ja) 新規ペルオキシエステル
JPH032375B2 (ja)
JPS64410B2 (ja)
JPS6332089B2 (ja)
JPH025771B2 (ja)
JP3144055B2 (ja) スチレン系単量体の重合方法
JP3275714B2 (ja) ペルオキシド、ビニル系単量体の重合開始剤及びそれを用いる重合方法
JPS59227904A (ja) 重合開始剤
JPH025772B2 (ja)
JPH02194005A (ja) α―メチルスチレン系共重合体の製造方法
JPH0264112A (ja) マレイミド系ランダム共重合体
JPH03227968A (ja) 新規ペルオキシエステル
JPH0240362A (ja) ジアシル型ポリメリックペルオキシド
JPH01180873A (ja) 新規ペルオキシエステル
JPS5993725A (ja) ジアシル型ポリメリツクペルオキシド