JPH01220207A - 磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフロッピーディスク、スチイルビデオ等の録画
、再生機器に使用される記録再生（以下Ｒ／Ｗという）
と消去（以下イレースという）の機能を一体にした磁気
ヘッドの製造方法に関する。

（従　　来　　技　　術〕 従来の磁気ヘッド製造工程を第８図〜第１１図に示す、
先ず、第８図の如く夫々がトラック加工されたフェライ
ト材等の磁性材からなるＣ型コアブロックｌと■型コア
ブロック２とを接合し、トラック間の溝３にガラス４を
充填して両コアブロック１．２を接着形成されたＲ／Ｗ
用磁気ヘッドのコアブロック５と、夫々がトラック加工
されたフェライト材等の磁性材からなるＣ型コアブロッ
ク６と■型コアブロック７とを接合し、トラック間の溝
８にガラス９を充填して両コアブロック６．７を接着形
成されたイレース用磁気ヘッドのコアブロック１０と両
足気ヘッドのコアブロック５．１０間に介在する結晶化
ガラス材などからなるスペーサ１１を用意する０次に、
スペーサ１１の両面に粉末ガラス、封着ガラス等のガラ
スや樹脂等の接着剤を塗布し、その両面にＲ／Ｗ用磁気
ヘッドのコアブロック５及びイレース用磁気ヘッドのコ
アブロック１０の接着面を接合し加熱して、第９図の如
く両コアブロック５、ＩＯをスペーサ１１を介して接着
する６次に、第９図の状態で点＆Ｉｘ、ｙ、ｚの如く切
断し、第１Ｏ図、第１１図の如く単体の磁気ヘッド１２
を形成する。第１０図は磁気ヘッド１２の平面図で、第
１１図は第１０図のＡ−Ａ　’線断面図である。第１０
図中、１３は上述したガラスや接着剤からなる接着層で
あり、第１１図中、１４はＲ／Ｗ用磁気ヘッド部１２ａ
とイレース用磁気ヘッド部１２ｂの夫々のギャップ１６
．１５の間の距離である。

上記構成の磁気ヘッド１２を用いて記録テープへ記録す
る場合には、イレース用磁気ヘッド部のギャップ１５を
利用して記録テープあるいはディスクをイレースし、Ｒ
／Ｗ用磁気ヘッド部のギャップ１６を利用して所望の情
報を記録テープあるいはディスクに記録し、再生する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上記磁気ヘッドの製造方法においては、
接着層１３が存在するため、その接着層１３の劣化ある
いは接着剤のスペーサへの不完全な塗布で気泡、空隙が
発生することによりギャップ間距離１４の寸法精度が劣
り、又ガラスの場合、磁気ヘッドのコアブロック５．１
０の接着温度に比べＲ／Ｗ用、イレース用のコアブロッ
ク１．２及び６．７の接着温度を充分高くしなければな
らず、そのためのガラスの選定に難がある等の問題点が
ある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、上記問題点を解決する為に提案したものであ
り、イレース用磁気ヘッドのコアブロック及び記録再生
用磁気ヘッドのコアブロックの各々をトラック加工し、
前記トラック間に形成された溝にガラスを充填した後、
前記両コアブロックの少なくとも一方の接着面を研磨し
て前記ガラスを露出させ、その後前記両コアブロックを
前記露出したガラスで接着した磁気ヘッドの製造方法を
提供する。

〔作　　用〕

本発明は、ギャップ間の寸法精度が向上し、トラックズ
レを防止し、更に接着用ガラスの選定を容易にする。

〔実　施　例〕

次に、本発明の実施例について説明する。第１図から第
７図は本発明に係る磁気ヘッドの製造方法の実施例を示
す製造工程である。先ず、第１図の如＜Ｒ／Ｗ用磁気ヘ
ッドのコアブロックを形成するフェライト材等の磁性材
からなるＣ型コアブロック２１、Ｉ型コアブロック２２
、イレース用磁気ヘッドのコアブロックを形成するフェ
ライト材等の磁性材からなるＣ型コアブロック２６、■
型コアブロック及び結晶化ガラス材等の非磁性高硬度薄
板からなるスペーサ３１を用意する。次に、第２図の如
くコアブロック２１．２２及び２６．２７の各にトラッ
ク加工をして溝５１．５２．５３．５４を形成する０次
に、コアブロック２１．２２及び２６．２７を夫々接合
し、第３図の如（溝５１〜５４にガラス２４．２９を充
填し加熱接着してＲ／’Ｗ用磁気ヘッドのコアブロック
２５とイレース用磁気ヘッドのコアブロック３０を形成
する０次にコアブロック２５．３０の夫々のＩ型コアブ
ロックを研磨して、第４図の如く両コアブロックの接着
面にガラス２４．２９を露出させる。

ここで、ガラス２４．２９の露出面と隣り合うフェライ
ト材の面とは同一面になっている０次に、ガラス２４．
２９の露出面とスペーサ３１とを接合し、加熱して、前
記ガラス２４．２９を若干溶融させることにより、第５
図の如＜Ｒ／Ｗ用磁気ヘッドとイレース用磁気ヘッドと
が一体になった磁気ヘッドのコアブロック３２を形成す
る。次に、第５図の状態で点線Ａ、Ｂ、Ｃの如く切断し
、第６図、第７図の単体の磁気へラド３３を形成する。

第６図は磁気ヘッド３３の平面図で、第７図は第６図の
Ｂ−Ｂ”線断面図である。第６図、第７図中、３４は磁
気ヘッド３３のＲ／Ｗ用磁気ヘッド部３３ａのギャップ
、３５は磁気ヘッド３３のイレース用磁気ヘッド部３３
ｂのギャップ、３６は第２図における工程でコアブロッ
ク２１にスパツクあるいは蒸着など形成されたセンダス
トあるいはアモルファス等の金属磁性体、３７はそれぞ
れの磁気ヘッド部３３ａ、３３ｂのギャップ間距離であ
る。

上述した磁気ヘッドの製造方法においては、第６図、第
７図の如くスペーサ３１と再磁気ヘッド部との間に接着
層が存在せず、従来のように接着層の劣化あるいは接着
剤のスペーサへの不完全な塗布で気泡、空隙が発生する
ことによるギャップ間距離の寸法精度が劣ることがない
、又ガラスの場合、磁気ヘッドのコアブロック２５．３
０の接着温度と同じ温度か又はそれ以下の温度で作業で
き、この場合接着材料の選定が不要となり、又温度によ
る金属磁性体の特性劣化を防止する効果がある。

なお、上記説明中、スペーサを使用しなくてもよく、こ
の場合はＲ／Ｗ用磁気ヘッドのコアブロックあるいはイ
レース用磁気ヘッドのコアブロックのいずれか一方の接
着面にのみガラスを露出すればよい、又金属磁性体は磁
気ヘッドの特性を向上させるために使用したものであり
、必ずしも必要としない。

〔発明の効果〕

上述の如く、本発明の磁気ヘッドの製造方法は、イレー
ス用磁気ヘッドのコアブロック及び記録再生用磁気ヘッ
ドのコアブロックの各々をトラック加工し、前記トラッ
ク間に形成された溝にガラスを充填した後、前記両コア
ブロンクの少なくとも一方の接着面を研磨して前記ガラ
スを露出させ、その後前記両コアブロックを前記露出し
たガラスで接着するため、Ｒ／Ｗ用磁気ヘッドのコアブ
ロックのギャップとイレース用磁気ヘッドのコアブロッ
クのギャップとのギャップ間距離精度が向上し、又両コ
アブロックのトラックズレを防止し、又接着用ガラスの
選定を容易にする等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第７図は本発明に係る磁気ヘッドの製造方法の
実施例を示し、第１図はＲ／Ｗ用及びイレース用磁気ヘ
ッドを形成するそれぞれのＣ型コアプロ７り、夏型コア
ブロック及びスペーサの斜視図、第２図はトラック加工
した両コアブロック及びスペーサの斜視図、第３図はＲ
／Ｗ用磁気ヘッド及びイレース用磁気ヘッドのコアブロ
ック、及びスペーサの斜視図、第４図はＲ／Ｗ用磁気ヘ
ッド及びイレース用磁気ヘッドの両コアブロックを研磨
した状態の斜視図、第５図はＲ／Ｗ用磁気ヘッドとイレ
ース用磁気ヘッドとが一体になった磁気ヘッドのコアブ
ロックの斜視図、第６図は磁気ヘッドの平面図、第７図
は第６図のＢ−Ｂ　′線断面図、第８図〜第１１図は従
来の磁気ヘッドの製造方法を示し、第８図はＲ／Ｗ用磁
気ヘッド及びイレース用磁気ヘッドの両コアブロック、
及びスペーサの斜視図、第９図はＲ／Ｗ用磁気ヘッドと
イレース用磁気ヘッドとが一体になった磁気ヘッドのコ
アブロックの斜視図、第１０図は磁気ヘッドの平面図、
第１１図は第１０図のＡ−Ａ　’線断面図である。 ５．２５ ・・・Ｒ／Ｗ用磁気ヘッドのコアブロック１０．３０ ・・・イレース用磁気ヘッドのコアブロック４．９．２
４．２９・・・ガラス 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. イレース用磁気ヘッドのコアブロック及び記録再生用磁
   気ヘッドのコアブロックの各々をトラック加工し、前記
   トラック間に形成された溝にガラスを充填した後、前記
   両コアブロックの少なくとも一方の接着面を研磨して前
   記ガラスを露出させ、その後前記両コアブロックを前記
   露出したガラスで接着したことを特徴とする磁気ヘッド
   の製造方法。