JPH01218308A - コントロールセンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、単位装置と負荷側とを接離する断路装置を改
良したコントロールセンタに関する。

（従来の技術） コントロールセンタは、箱体を多段に仕切って複数個の
ユニット室を形成し、これらユニット室内に、しゃ断器
、電磁接触器などの主回路器具及び監視、制御器具を単
位回路毎にまとめた複数個の単位装置を引出し可能に収
納している。そして、負荷側新路装置を構成する可動断
路部を単位装置に取付け、負荷側断路装置を構成する固
定断路部を箱体に取付けて、その固定断路部の端子部に
負荷に接続された負荷ケーブルの端部をねじ止めし、可
動断路部を固定断路部に単位装置のユニット室への収納
にともなって接続することにより、単位装置と負荷側と
を接続するようにしている。

ところで、コントロールセンタでは電気設備の保守を目
的１′−１〜２年に１回程度の割合で点検が実施されて
いる。その点検項目の内の１項目として、単位装置に接
続された負荷及び負荷ケーブルの絶縁低下及び劣化を調
査するためメガ−による絶縁抵抗の測定がある。この際
、単位装置側と負荷側との電気的接続を切離して測定す
る必要がある。

この第１の従来方法としては、固定断路部のねじを取外
して負荷ケーブルを固定断路部から切離し、負荷ケーブ
ルの端部間で絶縁抵抗を測定する。

また、第２の従来方法としては、単位装置をユニット室
から引出すことにより、可動断路部を固定断路部から抜
脱し、固定断路部の端子間で絶縁抵抗を測定する。

（発明が解決しようとする課題） 上述した第１の従来方法においては、負荷ケーブルを固
定断路部の端子部に止めているねじを逐一取外さなけれ
ばならず、その取外し作業に手間がかかるばかりでなく
、ねじを脱落したり、紛失する虞がある。

また、第２の従来方法においては、単位装置を引出すた
めにはラッチ機構の係合及び倒れ止め等の固定ボルト類
を外さなければならず、その作業に手間が掛るばかりで
なく、単位装置は１５〜３０ｋｇと重くその引出し及び
挿入作業が容易でないという問題がある。

そこで本発明の目的は、単位装置と負荷側との電気的接
続を容易に切離すことができるコントロールセンタを提
供するにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は、箱体内に引出し可能な単位装置を多段に収納
し、この単位装置と負荷側との間を断路装置により接離
するようにしたコントロールセンタにおいて、前記断路
装置を、箱体に固定され固定接触子を有する固定断路部
と、前記単位装置に摺動可能に設けられ固定接触子に接
離する可動接触子を有する可動断路部と、この可動断路
部及び前記単位装置間に設けられ可動断路部を往復移動
させることにより前記可動接触子を前記固定接触子に接
離させる駆動機構とから構成するようにしたところに特
徴を存する。

（作用） 本発明のコントロールセンタによれば、駆動機構を操作
することにより可動断路部が単位装置内を往復移動する
ので、単位装置が箱体内に収納された状態で可、動断路
部の可動接触子が固定断路部の固定接触子に接離される
。

（実施例） 以下、本発明の一実施例につき第１図乃至第７図を参照
して説明する。

先ず第６図及び第７図において、１は上下に長い箱体で
、この箱体１を水平仕切板１ａにより多段に仕切って複
数個のユニット室２が形成されているＪ３は箱体１にユ
ニット室２に隣接して上下に延びるように仕切板１ｂで
仕切り形成された配線処理室である。これら各ユニット
室２及び配線処理室３の前面部には扉２ａ及び３ａが開
閉可能に取付けられている。４はユニット室２内に引出
し可能に収納された単位装置で、これは箱状のフレーム
５に配線用しゃ断器６、電磁接触器７及び図示はしない
が熱動形継電器などの主回路器具並びに負荷の監視器具
及び制御器具が単位回路毎にまとめて取付けられて構成
されている。尚、周知のように、単位装置４と扉２ａと
の間には扉２ａを閉塞状態にロックするインタロック機
構が設けられており、配線用しゃ断器６のハンドル６ａ
をオフ位置に操作するとそのインタロック機構が解除さ
れて扉２ａを開放できるようになり、また、扉２ａの開
放中は配線用しゃ断器６のハンドル６ａを投入位置に操
作することはできないようになっている。８は箱体１の
略中央部に水平に配設された３本の主母線（１本のみ図
示）・、９は主母線８にこれらと井桁状をなすように垂
直に取付けられ３本の分岐母線である。１０は単位装置
４の背面部に取付けられた３個の電源用接触子であり、
これは箱体１内の垂直仕切板ＩＣを貫通して後方に突出
されている。１１は分岐母線９に形成された３個の固定
接触子であり、これらは可動接触子１０とともに電源側
断路装置１２を構成する。そして、単位装置４がユニッ
ト室２に挿入されたとき３個の可動接触子１０が固定接
触子１１に接触するようになっている。

つぎに第１図乃至第３図において、１３は取付板で、こ
れは単°位装置４内にフレーム５の側板５ａに沿ってそ
の底板５ｂ上に載置されている。１４は取付板１３の後
面板１３ａの前側に取付けられた可動断路部で、これに
取着された３個の板状の可動接触子１５がフレーム５の
側板５ａの開口部５Ｃを貫通して第１図及び第２図に示
す右方向に突出している。１６は仕切板１ｂに取付けら
れた固定断路部で、第４図にも示すように、可動断路部
１４側の面部に形成された３個の収納凹部１６ａ内に夫
々前方が開口するＵ字状の固定接触子１７が取付けられ
ており、反対側の側部に夫々の端子部１７ａが配置され
ている。前記可動接触子１５は可動断路部１４とともに
前側から固定接触子１７に向けて（矢印Ａ方向に）移動
して固定接触子１７に接触するようになっている。１８
は図示しない負荷に接続された３芯の負荷ケーブルで、
これの端部１８ａが夫々端子部１７ａにねじ１９により
取付けられている。２０はフレーム５の底板５ｂに取付
板１３の後方に位置して立設されたガイド板で、これの
ガイド孔２０　ａ、　　２０　ａに取付板１３の後面板
１３ａに後方に向けて取付けられた２本のガイド棒２１
，２１が挿通されている。

２２は駆動機構で、これは固定板２３と駆動棒２４と前
記取付板１３とから構成されている。このうち、固定板
２３はナツトからなるねじ部２３ａを有してフレーム５
の底板５ｂの前端部に取付けられている。駆動棒２４は
、前端部側にねじ部２３ａに螺合するねじ部・２４ａを
有し、前端部にすり割部２４ｂを形成した頭部２４ｃを
有する構成であり、後端部が取付板１３の前面板１３ｂ
を貫通して後面板１３ａにストッパ２５．２５を介して
回動可能に取付けられている。そして、可動断路部１４
．固定断路部１６及び駆動機構２２から負荷側断路装置
２６が構成されている。

次に上記構成の作用について説明する。

単位装置４がユニット室２内に矢印Ａ方向に挿入される
と、第１図及び第３図に示すように、可動断路部１４が
後方に位置して可動接触子１５が固定接触子１７に接触
し、単位装置４が断路装置２６を介して負荷側即ち負荷
ケーブル１８を介して負荷に接続状態になる。

負荷ケーブル１８及び負荷の絶縁抵抗を測定する場合に
は、先ず、単位装置４の配線用しゃ断器６のハンドル６
ａを操作して電源をしゃ断し、扉２ａを開く。次に駆動
棒２４の頭部２４ｃのすり割部２４ｂにドライバーを挿
入し若しくは頭部２４Ｃにボックススパナを嵌合し、駆
動棒２４を例えば左回転させる。すると、ねじ部２４ａ
がねじ部２３ａに螺合しているので、駆動棒２４が前方
（反矢印へ方向）へ移動され、これに伴って取付板１３
がガイド棒２１，２１に沿って前方へ移動され、取付板
１３に取付けられた可動断路部１４も前方へ移動する。

そして、可動断路部１４が第５図に示す位置まで移動す
ると、可動接触子１５が固定接触子１７から抜は出て、
負荷側断路装置２６が断路され、即ち負荷ケーブル１８
及び負荷が単位装置４から電気的に切離された状態にな
る。

そこで、固定断路部１６の端子部１７ａ間を利用してメ
ガ−にて負荷ケーブル１８及び負荷の絶縁抵抗を測定す
る。この場合、駆動棒２４の頭部２４Ｃはフレーム５の
前方へ突出した状態になるので、扉２ａは閉鎖できない
。

上記実施例によれば次の効果を奏する。即ち、駆動機構
２２の駆動棒２４を操作して可動断路部１４を前側に移
動させることにより、可動接触子１５を固定接触子１７
から離反させ、以て単位装置４を負荷ケーブル１８及び
負荷から電気的に切離すようにしたので、第１の従来方
法とは異なり、負荷ケーブル１８を止めているねじ１９
を逐一取外す必要がなくて、点検作業が極めて容易にな
り、また、ねじ１９を脱落したり或いは紛失する虞もな
い。また、これらの作業は単位装置４をユニット室２内
に収容した状態で行なうことができるので、第２の従来
方法とは異なり、単位装置４をユニット室２から引出す
必要がなく、作業が簡単である。しかも、負荷側断路装
置２６の駆動棒２４を操作するには、ユニット室２の扉
２ａを開放させる必要があり、その扉２ａを開放するに
は、配線用しゃ断器６のハンドル６ａをオフ位置に操作
して扉２ａを閉塞状態にロックしているインクロック機
構を解除する必要があるので、駆動棒２４を操作すると
きには必ず配線用しゃ断器６がオフして電源をしゃ断し
ていることになり、点検作業時の安全性を確保すること
ができる。

第８図は本発明の他の実施例を示すもので、上記実施例
との相違は、駆動棒２４の代りに駆動棒２７を用い、そ
の駆動棒２７の前端部を固定板２３に貫通させストッパ
２３ｂを介して回転可能に取付ける。そして、駆動棒２
７の後端部側に有するねじ部２７ａを取付板１３の前面
部１３ｂに貫通させるとともに後面部１３ａに有するナ
ツトからなるねじ部１３ｃに螺合させ、以て駆動機構２
２に代る駆動機構２８を構成し、以上により負荷側断路
装置２９とする。３０はフレーム５の底板５ｂに取付板
１３の移動を検知するように取付けられたマイクロスイ
ッチである。尚、２７ｂは前記頭部２４ｃと同様の駆動
棒２７の頭部である。

この実施例によれば、上記の実施例の効果に加えて駆動
棒２７の頭部２７ｂの位置が移動しないので、駆動棒２
７の回転操作を容易になし得るという効果を奏する。こ
の場合、駆動棒２７の頭部２７ｂが移動しないので、負
荷側断路装置２９が断路状態にあっても扉２ａを閉塞す
ることが可能になり、従って、扉２ａを閉塞して誤って
、配線用しゃ断器６（第７図参照）を投入することも考
えられるので、マイクロスイッチ３０を電源投入を阻止
する電気的インクロックを行なうように用いる。

［発明の効果］ 以上の説明から明らかなように本発明は、断路装置を、
箱体に固定された固定断路部と、単位装置に摺動可能に
設けられた可動断路部と、可動断路部を移動させる駆動
機構とから構成し、駆動機構を操作して可動接触子を固
定接触子に接離させるようにしたので、単位装置と負荷
側との電気的切離しを容易に行なうことができるという
効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第７図は本発明の一実施例を示すもので°、
第１図は断路装置の平面図、第２図は同正面図、第３図
は第２図中■−■線に沿って見た図、第４図は第２図中
ＩＶ−ＩＶ線に沿って見た図、第５図は断路状態におけ
る第１図相当図、第６図は全体の斜視図、第７図は同横
断面拡大図であり、第８図は本発明の他の実施例を示す
第３図相当図である。 図中、１は箱体、６は単位装置、１４は可動断路部、１
５は可動接触子、１６は固定断路部、１７は固定接触子
、２２は駆動機構、２６は断路装置を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、箱体内に引出し可能な単位装置を多段に収納し、こ
   の単位装置と負荷側との間を断路装置により接離するよ
   うにしたコントロールセンタにおいて、前記断路装置を
   、箱体に固定され固定接触子を有する固定断路部と、前
   記単位装置に摺動可能に設けられ固定接触子に接離する
   可動接触子を有する可動断路部と、この可動断路部及び
   前記単位装置間に設けられ可動断路部を往復移動させる
   ことにより前記可動接触子を前記固定接触子に接離させ
   る駆動機構とから構成するようにしたことを特徴とする
   コントロールセンタ。