JPH0121755Y2 - - Google Patents

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JPH0121755Y2
JPH0121755Y2 JP1982090499U JP9049982U JPH0121755Y2 JP H0121755 Y2 JPH0121755 Y2 JP H0121755Y2 JP 1982090499 U JP1982090499 U JP 1982090499U JP 9049982 U JP9049982 U JP 9049982U JP H0121755 Y2 JPH0121755 Y2 JP H0121755Y2
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JP
Japan
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blade
cutting
fish
base body
cutter
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JP1982090499U
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JPS588594U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案の魚節類切削用刃物は鰹節、煮干などの
魚節類を切削して削り節を得るのに使用されるも
のである。
(従来技術) 削り節は料理に使用した場合の溶け具合や舌ざ
わりなどの面からできるだけ薄く、しかも厚さや
形状の均一なものが望まれる。
また、削り節の風味を損なわないようにするに
は削り節をできるだけ空気にさらさないように
し、また切削時の摩擦熱をできるだけ少なくしな
ければならない。
従来の切削装置は第1図のように平面状の削り
台aにかんな刃cを取付け、そのかんな刃cに魚
節dを押し当てて摺動させて切削したり、第2図
のように回転板bにかんな刃cを取付け、その回
転板bを回転させて切削したり、昭和2年実用新
案出願公告3797のように回転円盤に薄刃を取付
け、その回転円盤を回転させて切削したり、登録
実用新案19646のように鉋台の内側に鉋を取付け
て鉋刃を鉋台の外周に突出させ、その鉋台を回転
させて切削したりしていた。
(従来技術の問題点) 従来の切削装置は次のような問題があつた。
(1) 上記のものはいずれも、かんな刃c、薄刃、
鉋の刃先を削り台a、回転板b、回転円盤、鉋
台の溝から突出させるものであるため、削り節
を1/100mm以下に薄く切削することができなか
つた。
(2) かんな刃c、薄刃、鉋を平板状の回転板や回
転円盤に取付けてあるため、魚節類が刃と刃の
間で回転板に接触し、摩擦熱が発生して回転板
が60℃〜80℃にもなり、削り節が酸化して香味
や色沢が失われ、削り節の品質が劣化する。
(3) かんな刃、薄刃、鉋と溝との間にどうしても
隙間ができるため、削り節や削り粉が詰まり易
く、詰る前と詰まつた後とでは削り節の厚さが
異なり、均一形状、均一厚の削り節を得るのが
困難になる。
(4) 削り節が詰ると刃の切れ味が悪くなるため刃
に無理な力が加わつて刃が欠損したり、回転板
が歪んだりし、益々削り節の厚さや形状が不均
一になる。
(5) 削り節が詰ると非衛生的であり、特に梅雨時
や高温多湿の作業環境ではそれが細菌繁殖の原
因になる。
(6) かんな刃c、薄刃、鉋は切削抵抗が大きいた
め刃の摩耗が激しく、削り節を大量生産する工
場などでは超硬刃でさえ3日位で摩耗し、削り
節の表面に艷がなくなり、1週間もすればほと
んど切れなくなる。ましてや普通の刃物では5
時間も使用すれば切れなくなつてしまう。従つ
て削り節を例えば2/100mm位の厚さでコンスタ
ントに切削するためには約10分おき位にかんな
刃の突出寸度を調整しなければならない。
(7) 刃の突出寸度を調整するためには一々削り機
を止めて切削作業を中止しなければならず、し
かも、かんな刃の枚数が多ければ多いほど、ま
た、かんな刃の長さが長ければ長い程調整に時
間がかかるため作業能率や生産性が低下する。
(考案の目的) 本考案の目的は上記のような従来の欠点が解消
された魚節類切削用刃物を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の魚節類切削用刃物は第3図〜第9図に
示すように、円周面2を有する基体1の円周面2
の外側に、基体1と別体成形した刃体3を複数
本、基体1の周方向に適宜間隔離して基体1の軸
線に沿つて又は軸線に斜めに取付けてなるもので
ある。
(考案の作用) 本考案の切削用刃物の軸孔4に減速機などの回
転軸を差込んで固定し、その刃物を減速機により
回転させ、回転している刃物に魚節類を長手方向
一端から直角に或は斜めに押し当てると、魚節類
が小片刃体3の幅で細長に切削される。
(実施例) 本考案の一例として第3図以下に示すものは、
軸孔4を有する基材1の円周面2に均一間隔で刃
体3を取付けたものである。この刃体3は第4図
〜第6図のように基体1の軸線に沿つて上下方向
に又は軸線に対して斜めに取付けられている。
第4図イ,ロの刃体3は縦長でしかも真直な板
状に成形してあり、第5図イ,ロの刃体3は縦長
でやや斜めに成形してあり、第6図イ,ロに示す
ものは縦長でしかも刃先5側が外側に突出するよ
う湾曲させてある。又第4図〜第6図の各イ、に
示す刃体3はその長手方向に一定間隔で切込み6
を入れて刃先5を断続させてある。
刃体3を基体1に取付ける手段は各種考えられ
るが、主な手段としては例えばビス止めとかロー
付け等がある。
基体1の円周面2の隣合う刃体3間には第7図
〜第9図のように凹溝7を形成するのがよく、又
刃体3を取付けるケ所には第9図のように刃体3
を嵌入する刃体嵌入凹部8を形成してもよい。
又第7図、第8図に示すように基体1の外周に
均一間隔で多数本の突条9を突設し、各突条9の
頂部10に刃体3を取付けるようにしてもよい。
(考案の効果) 本考案の魚節類切削用刃物は以下のような効果
がある。
(1) 曲面状の円周面2に刃体3を取付けてあるた
め、魚節類が刃と刃の間で基体1に接触しな
い。このため前記した引例のように魚節類が刃
と刃の間で回転板に接触して、その摩擦熱で削
り節が酸化して香味や色沢が失われ、削り節の
品質が劣化するといつたことがない。
(2) 円周面2の外側に刃体3を取付けるものであ
るため、刃体3の刃先5を円周面2に突出させ
るための溝が必要なく、その溝が無いので溝と
刃体3との間に削り節や削り粉が詰つて非衛生
的であるとか、削り節の厚さや形状が不均一に
なるといたことがない。
(3) 刃体3の刃先5を断続させ、しかも断続され
た刃先5の長さを所望とする削り片の長さに合
せておけば、切削される削り片をそのまま袋詰
めすることができる。従つて切削から袋詰めま
での作業工程が簡略化されると共に短時も短縮
されるため、削り片が空気に触れる時間が少な
くなり、ひいては品質の劣化も少なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来の切削装置の説明図、第
3図は本考案の一例を示す平面図、第4図〜第6
図は本考案の異種例を示すもので、夫々イは刃に
切込みを設けた状態の側面図、ロは切込みを設け
ない状態の側面図、第7図、第8図、第9図は本
考案の更に他例を示す説明図である。 1は基体、2は円周面、3は刃体、5は刃先、
6は切込。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 円周面2を有する基体1の円周面2の外側
    に、基体1と別体成形した刃体3を複数本、基
    体1の周方向に適宜間隔離して且つ基体1の軸
    線に沿つて又は軸線に斜めに取付けてなる魚節
    類切削用刃物。 (2) 刃体3を基体1に固定又は取外し自在なるよ
    う取付けてなる実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の魚節類切削用刃物。 (3) 刃体3の刃先5を刃体3の長手方向に適宜間
    隔で断続させてなる実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の魚節類切削用刃物。 (4) 刃体3の刃先5側が外側に突出するよう湾曲
    している実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    魚節類切削用刃物。 (5) 基体1に取り付けられた隣り合う刃体3の間
    に凹溝7を形成してなる実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の魚節類切削用刃物。
JP9049982U 1982-06-17 1982-06-17 魚節類切削用刃物 Granted JPS588594U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9049982U JPS588594U (ja) 1982-06-17 1982-06-17 魚節類切削用刃物

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JP9049982U JPS588594U (ja) 1982-06-17 1982-06-17 魚節類切削用刃物

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Publication Number Publication Date
JPS588594U JPS588594U (ja) 1983-01-20
JPH0121755Y2 true JPH0121755Y2 (ja) 1989-06-28

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ID=29885616

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JP9049982U Granted JPS588594U (ja) 1982-06-17 1982-06-17 魚節類切削用刃物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS648462U (ja) * 1987-07-06 1989-01-18

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH023797U (ja) * 1988-06-17 1990-01-11

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JPH023797U (ja) * 1988-06-17 1990-01-11

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JPS588594U (ja) 1983-01-20

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