JPH01214338A - 血圧モニタ装置 - Google Patents

血圧モニタ装置

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JPH01214338A
JPH01214338A JP63040247A JP4024788A JPH01214338A JP H01214338 A JPH01214338 A JP H01214338A JP 63040247 A JP63040247 A JP 63040247A JP 4024788 A JP4024788 A JP 4024788A JP H01214338 A JPH01214338 A JP H01214338A
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pulse wave
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pulse
cuff
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Minoru Niwa
実 丹羽
Chikao Harada
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Colin Electronics Co Ltd
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KOORIN DENSHI KK
Colin Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、血圧測定時に呼吸の影響を受は難くする血圧
モニタ方法に関するものである。
従来技術 たとえば上腕部などの生体の一部にカフを巻回し且つそ
のカフ内の圧力を徐々に上昇或いは下降させる過程で発
生する心拍に同期した脈動に基づいて実際の血圧値を測
定するとともに、手首近傍に位置する撓骨動脈などの、
比較的生体表面に近接する動脈を適度な圧力で押圧する
ことなどにより動脈波を検出し、それら実際の血圧値と
実際の動脈波の大きさとの間の対応関係を予め決定して
、その対応関係から、動脈波に基づいて血圧値を連続的
に推定し且つモニタする形式の血圧モニタ方法が考えら
れている。
発明が解決すべき問題点 ところで、上記のような従来の方法においては、予め求
められた関係から実際の動脈波に基づいて決定された血
圧値の精度が充分に得られない場合があった。
問題点を解決するための手段 本発明者は以上の事情を背景として種々研究を重ねた結
果、動脈波の大きさは生体の呼吸に同期して変化するこ
とを見出した。本発明はかかる知見に基づいて為された
ものである。
すなわち、本発明の要旨とするところは、生体の動脈か
ら発生する動脈波を求めるとともに、予め求められた関
係からその生体の動脈波に基づいて生体の血圧値を決定
する形式の血圧モニタ方法であって、ta+前記生体の
呼吸周期と同等若しくはそれよりも長い時間内において
前記動脈波を複数求める工程と、(b)その工程により
求められた複数の動脈波の大きさの平均値を算出する平
均値算出工程と、(Clカフを用いて前記生体の血圧値
を測定する血圧測定工程と、[d)前記血圧値と複数の
動脈波の大きさの平均値とに基づいて前記関係を決定す
る関係決定工程と、を含むことにある。
作用および発明の効果 このようにすれば、生体の呼吸周期と同等若しくはそれ
よりも長い時間内において求められた複数の動脈波の大
きさの平均値が平均値算出工程において算出されるとと
もに、血圧測定工程において生体の実際の血圧値が測定
されて、関係決定工程において、その実際の血圧値と複
数の動脈波の平均値とに基づいて予め求められた関係が
決定された後に、その決定された関係から動脈波に基づ
いて生体の血圧値が決定される。したがって、本発明に
よれば、関係決定工程において決定される関係が生体の
呼吸による影響を受は難いので、動脈波と血圧値との間
の関係が呼吸の影響によってずれることが解消されて、
従来の方法と比較して血圧測定の精度が大幅に向上する
という効果が得られるのである。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第1図は、本実施例の血圧モニタ方法が採用された血圧
モニタ装置の構成を説明する図であり、図において、生
体の上腕部などに巻回されてそれを圧迫するゴム袋状の
カフ10には、内部にマイクロフォン12が設けられて
いる。また、カフ10には、圧力センサ14.切換弁1
6.および電動ポンプ18が配管19を介してそれぞれ
接続されている。マイクロフォン12は、生体の上腕部
から発生する脈音(コロトコフ音)を検出し、脈音を表
す脈音信号SOをバンドパスフィルタ20に供給する。
バンドパスフィルタ20はたとえば30〜80Hz程度
の周波数成分を有する信号を通過させるものであって、
通過した脈音信号SOをA/D変換器22を介してCP
U24に供給する。
圧力センサ14は、カフ10内の圧力(カフ圧P)を検
出してそのカフ圧Pを表すカフ圧信号SPをCPU24
へ出力する。切換弁16は、カフ10と電動ポンプ18
との間を圧力供給状態、律速排気状態、急速排気状態の
3つの状態に切り換えてカフ圧Pを調節するものである
。すなわち、圧力供給状態においては切換弁16の律速
排気口および急速排気口が閉じられて電動ポンプ18か
らカフ10に対して圧力が供給され、カフ圧Pが予め定
められた目標カフ圧に到達すると律速排気状態に切り換
えられて予め定められた血圧測定に適当な所定の速度に
てカフlO内が絞りを備えた律速排気口から排気され、
そのカフ10の律速降圧期間において血圧値が決定され
ると同時に急速排気状態に切り換えられて急速排気口か
らカフ10内が急速に排気されるのである。
CPU24は、データバスラインを介してROM26.
RAM28.I10ポート27とそれぞれ連結されてお
り、ROM26に予め記憶されたプログラムに従ってR
AM28の一時記憶機能を利用しつつ信号処理を実行し
、電動ポンプ18に接続された駆動回路31に対して0
N10FF信号を供給して駆動回路31からの電動ポン
プ18に対する電力供給を制御することにより電動ポン
プ18の起動および停止を制御するとともに、切換弁1
6に指令信号を出力して切換動作を実行させることによ
りカフ圧Pを上述のように調節する。
同時に、CPU24は、一連の血圧測定動作を実行し、
脈音信号SOおよびカフ圧信号SPに基づいて、コロト
コフ音が発生および消滅したときのカフ圧Pをそれぞれ
実際の最高血圧値および最低血圧値として決定するとと
もに、それら実際の血圧値と後述する脈波センサ32に
より検出された動脈波の大きさとの間の対応関係を求め
、その対応関係から脈波センサ32により検出される一
連の脈波に基づいて血圧値を連続的に決定する。そして
、血圧表示器29は、CPU24から供給された表示信
号に従って、第2図に示すように横軸21および縦軸2
3がそれぞれ時間および血圧(tm Hg )を表す二
次元図表が設けられたブラウン管上に、上端Aおよび下
端Bがそれぞれ最高血圧値および最低血圧値を表すバー
グラフ25を逐次連続的に表示するようになっている。
また、CPU24には、脈波センサ32がA/D変換器
34を介して接続されている。動脈の脈動を電気信号に
変換するための半導体歪センサ或いは圧電素子などから
構成される脈波センサ32は、第3図に示すように、そ
の両端部に図示しない一対のファスナを設けたバンド3
6に取り付けられており、動脈波を採取し易い場所であ
る生体の手首近傍の撓骨の上に配置されるとともにバン
ド36を生体の手首に巻回して前記ファスナを互いに密
着させることにより、撓骨上に位置する撓骨動脈に対し
て10〜100mHg程度の一定の圧力で局部的に押圧
されるようになっている。すなわち、脈波センサ32は
撓骨動脈から動脈波を検出し、その動脈波を表す脈波信
号SMをA/D変換器34を介してCPU24に供給す
る。また、脈波信号SMが表す脈波は、RAM28内に
備えられたリングバッファ内において所定数が順次記憶
されるようになっており、CPU24において、このリ
ングバッファ内の所定数の脈波の大きさの平均値と実際
の血圧値との対応関係が求められるようになっている。
なお、本実施例においては、RAM28内のリングバッ
ファのバッファ数は8個とされているが、この数は、呼
吸周期と同等若しくはその整数倍(本実施例においては
2倍)の長さに略相当する期間内に脈波が発生する数で
ある。また、脈波センサ32は、カフ10が巻回された
側の腕に取り付けられるものである。また、CPU24
にはクロック信号源38から所定周波数のパルス信号C
Kが供給されている。
以下、本実施例の作動を第4図のフローチャートに従っ
て説明する。
先ず、図示しない電源スィッチが投入されるとステップ
S1が実行され、図示しない起動停止押釦が押圧操作さ
れたか否か、すなわちCPU24に起動停止信号が供給
されているか否がが判断される。カフ10が生体の上腕
部などに巻回された後起動停止信号が出力されると、次
にステップS2が実行されてタイマの計数内容Tが零に
リセットされ、その後再びクロック信号源38から供給
されるパルス信号GKの計数を開始する。続いてステッ
プS3が実行され、脈波センサ32により脈波が検出さ
れる毎に、RAM28内の前記リングバッファにその検
出された脈波が記憶されるとともに、続くステップS4
において、脈波センサ32により検出された脈波が前記
所定数すなわち8拍に到達したか否かが判断される。す
なわち、ステップS4の判断は、脈波が連続して8拍検
出されてリングバッファ内に記憶されるまで否定されて
、その都度ステップS3が実行されるが、リングバッフ
ァ内に一連の8個の脈波が順次記憶されると、ステップ
S4の判断が肯定されて、リングバッファの記憶動作が
停止されると同時に続くステップS5が実行されるので
ある。ここで、前述のように、脈波が8拍発生する期間
は呼吸周期の2倍に略相当するのであるから、本実施例
においては、ステップS3が動脈波を複数求める工程に
対応する。
ステップS5においては、圧力供給状態となるように切
換弁16が切り換えられて電動ポンプ18からカフlO
に対して圧力流体が供給される。
これによりカフ圧Pが上昇し、ステップS6においてそ
のカフ圧Pが予め定められた目標カフ圧P1に到達した
か否かが判断される。この目標カフ圧P1は予想される
生体の最高血圧値よりも高い圧力で、たとえば180 
m11g程度に設定されており、カフ圧Pが目標カフ圧
P、に達すると、続いてステップS7が実行されて、電
動ポンプ18が停止させられるとともに切換弁16が律
速排気状態に切り換えられて、カフ圧Pが徐々に降下さ
せられる。
次に、ステップS8においては、本実施例の血圧測定工
程に対応する血圧測定ルーチンが実行されて、カフ10
の上記律速降圧期間における脈音信号SOが表すコロト
コフ音の発生および消滅に基づいてカフ圧信号SPから
実際の最高血圧値H(lmHg )および最低血圧値L
 (mHg)が決定され且つそれら実際の血圧値Hおよ
びLがRAM28に記憶される。ステップS8が終了す
ると、ステップS9が実行されて最高および最低血圧値
がそれぞれ決定されたか否かが判断され、最高および最
低血圧値が共に決定されると、直ちにステップSIOが
実行されることにより切換弁16が急速排気状態に切り
換えられてカフ10内が急速に排気されるが、その判断
が否定されると、再びステップS8が実行されて血圧測
定が行われる。
続くステップSllにおいては、ステップS7において
記憶された8個の一連の脈波M+ 、Mz 。
・・・・・M、の各最高値の平均値A1.8および各最
低値の平均値A1,7が算出されるとともに、その平均
値A□8およびA @ i 、、に基づいてそれぞれ最
高血圧値sysおよび最低血圧値DIAを求めるための
関係式: %式%() における定数におよびaが決定される。すなわち、ス、
チップS8にて決定された実際の血圧値HおよびLが最
高血圧値SYSおよび最低血圧値DIAに代入されるこ
とにより、定数におよびaが算出されるのである。ここ
で、最高血圧値と脈波の最高値、および最低血圧値と脈
波の最低値との間には比例関係が成立することが判って
いることから、定数におよびaは、血圧値をY軸とし且
つ脈波の大きさをX軸とした場合において、傾きおよび
Y軸の切片をそれぞれ表している。なお、Y切片aが加
えられることによって、脈波の大きさが零のときであっ
ても血圧値は必ずしも零とはならないことから、血圧値
と脈波との関係が正確なものとなる。したがって、本実
施例においては、ステップSllが平均値算出工程およ
び関係決定工程に対応する。
次に、ステップS12において、カフ10による生体の
圧迫終了時から脈波が検出されているか否かが判断され
て、検出されていると判断されると、続(ステ゛ツブ3
13が実行されて、その圧迫終了直後の脈波M、が読み
込まれるとともに脈波M、の最高値m□8および最低値
m、iが決定される。そして、ステップS14において
は、前記ステップ311において既にKおよびaが決定
されているので、これら最高値m□。および最低値m1
,7を旧式(1)および(2)に代入することにより、
最高血圧値SYSおよび最低血圧値DIAが推定される
とともに、ステップS15においてそれら最高血圧値S
Yおよび最低血圧値DIAが血圧表示器29によって表
示される。
ステップS16においては、起動停止押釦が再操作され
たか否かが判断される。再操作されたと判断された場合
には再びステップS1まで戻されるが、再操作されてい
ないと判断された場合には、ステップ317が実行され
てタイマの計数内容Tが予め定められた計数内容T。に
達したか否かが判断される。この計数内容T0は上記ス
テップS11において決定された対応関係を補正するた
めに、改めてKおよびaを決定し直す時間間隔に対応す
るもので、たとえば5〜10分程度に設定される。した
がって、計数内容TがT。に到達した場合にはステップ
82以下が再び実行されることとなるが、この段階では
計数内容Tは未だToに到達しないので、ステップ31
2以下が実行されて、M9に続く一連の脈波M、。1M
11・・・・が検出される毎に最高血圧値SYSおよび
最低血圧値DIAが推定されて連鉄的に表示される。
以上のようにステップ312以下の作動が繰り返される
過程で、ステップS17においてタイマの計数内容Tが
Toに到達したと判断されると、ステップ82以下が再
び実行されることにより、ステップS8において新たに
決定された実際の最高血圧値Hおよび最低血圧値りと、
ステップS5におけるカフ10による生体の圧迫開始直
前までにステップS3において記憶された一連の脈波8
個の最高値および最低値のそれぞれの平均値A @@z
およびA m i Fl ’とに基づいて、ステップS
llにおいて対応関係式(1)および(2)の定数にお
よびaが再び求められる。そして、その新しい対応関係
式(1)および(2)から、前記圧迫終了後に検出され
た脈波の最高値および最低値に基づいて連続的に血圧値
が決定され且つ決定された血圧値が表示されるのである
以上のように、本実施例の血圧モニタ方法を採用するこ
とにより、生体の呼吸周期よりも長い時間、すなわち呼
吸周期の2周期分に略相当する時間内において求められ
た8個の脈波の最高値および最低値の各々の平均値A、
、8およびA、ifiが算出されるとともに、生体の実
際の血圧値HおよびLが測定され、その実際の血圧値H
およびLと平均値A。XおよびA、iイとに基づいて、
最高血圧値SYSおよび最低血圧値DIAと脈波の最高
値および最低値との対応関係が決定されて、その対応関
係からカフ10による圧迫終了後に検出された脈波に基
づいて血圧値SYSおよびDIAが決定される。したが
って、本実施例によれば、生体の呼吸周期よりも長い時
間内に発生した8個の脈波の平均値を用いて、血圧値と
脈波の大きさとの対応関係が決定されるので、その対応
関係が生体の呼吸による影響を受は難く、従来の方法と
比較して血圧測定の精度が大幅に向上するという効果が
得られるのである。
また、本実施例によれば、生体の一部を一定の時間間隔
毎に圧迫するだけで血圧値がモニタされるので、生体の
一部を比較的高い圧力で連続的に圧迫する方式と比較し
て、長時間にわたって連続的に血圧測定を行う場合であ
っても不快感、欝血などの生体に対して与えられる苦痛
が大幅に軽減されるという効果が得られる。また、本実
施例によれば、生体の最高血圧値と最低血圧値とが同時
に且つ動脈の一拍毎に連続測定し得るため、密度の高い
医学的情報を得ることができるという利点がある。なお
、本実施例においては、最高血圧値若しくは最低血圧値
のいずれか一方のみを連続測定するように構成すること
も勿論可能であり、或いはそれらの平均値である平均血
圧値やその他の血圧値を連続測定するように構成するこ
ともできる。
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の実
施例において上述の実施例と共通する部分には同一の符
号を付して説明を省略する。
第5図に示すように、ステップSllにおいて決定され
る上院血圧値と脈波との間の対応関係がずれたと思われ
る状態、たとえば手首近傍の脈波検出部の体動或いは末
梢血流抵抗変化などが脈波から判断された場合には、そ
の関係を求め直すためのステップ318を設けても良い
。脈波検出部の体動が生じて脈波センサ32の押圧条件
が変化したり、また末梢血管の収縮或いは拡張などによ
り末梢血流抵抗が変化すると、上腕血圧値と撓骨動脈の
脈波に基づいて決定される血圧値との対応関係がずれる
から°である。上記ステップ318は、たとえば第4図
のステップS13と31−4との間に設けられ、撓骨脈
波の異常を判断する。このステップS18では、たとえ
ば、脈波検出部の体動に関しては、撓骨脈波の振幅、基
線(たとえば零ボルト線)から撓骨脈波のピーク値まで
の大きさが単位時間(たとえば5sec)内に50%以
上変化したときに異常と判定する。或いは、撓骨脈波の
発生時期が正常時の発生周期よりもたとえば30%以上
ずれたときに異常と判定する。また、末梢血流抵抗の変
化に関しては、第6図に示すように、撓骨脈波に対して
その切痕(ノツチ)の位置を示す値(たとえば切痕から
上ピーク値までの大きさA/切痕から下ピーク値までの
大きさB)が単位時間内に30%以上変化したときに異
常と判定する。或いは、撓骨脈波の一部であって心臓拡
張期に対応する部分(切痕以降の立ち下がり部分C)の
変化率(傾斜)が大きく変化したときに異常と判定する
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて説明したが、
本発明はその他の態様においても好適に実施される。
前述の実施例において、脈波は生体の手首近傍の撓骨動
脈から採取されていたが、たとえば頚動脈或いは足背動
脈などの生体表面に比較的接近して位置するため脈波が
採取し易い他の動脈から脈波を検出しても良いのである
また、前述の実施例において、平均値A 1lllxお
よびA +a i  を算出するために記憶される脈波
の数は8個、すなわち呼吸の2周期分の長さに略相当す
る時間内に発生する数とされていたが、要するに、呼吸
周期と同等の時間内に得られる3〜4個の脈波、若しく
はそれ以上の個数、好適には呼吸周期の整数倍の時間内
に発生する数の脈波が記憶されるようになっていれば良
いのである。
また、前述の実施例において、カフ10および脈波セン
サ32はそれぞれ同じ腕に装着されていたが、これに対
し、それらカフ10および脈波センサ32を互いに異な
る腕に装着することもできる。すなわち、上述の実施例
においては、血圧測定時にカフ10によって上腕部が圧
迫されている状態では、脈波センサ32によって検出さ
れる脈波が小さ(歪んでしまうため、血圧値と脈波の大
きさとの対応関係を決定するためのリングバッファによ
る脈波の記憶は、カフ10による生体の圧迫の直前に停
止されるようになっていたが、これに対して本実施例に
おいては、カフ10と脈波センサ32とをそれぞれ異な
る腕に装着することにより、カフ10による圧迫に拘わ
らず前記対応関係を決定するまで常に最新の脈波を所定
数記憶し、それら所定数の脈波の最高値および最低値の
各々の平均値を用いて血圧値と脈波の大きさとの対応関
係を決定することができるのである。
また、前述の実施例においては、脈波センサ32はバン
ド36によって手首近傍の撓骨動脈上に固定され且つそ
の撓骨動脈に対して一定の押圧力で押圧されているが、
これに対して、たとえば生体の手の指にカフを巻回し、
そのカフ圧を所定圧まで上昇させるとともに、生体の脈
拍に同期してカフ内に発生する圧力振動波をカフに接続
された圧力センサにより検出し且つその圧力振動波に対
応する脈波信号を圧力センサからCPU24に対して出
力するようにしても良い。このとき、カフに対する圧力
供給は調圧弁により制御されており、脈波信号の大きさ
、たとえば振幅、信号電力などがCPU24にて算出さ
れ且つその大きさが飽和したか否かが検出されて、飽和
したときには調圧弁に指令信号が出力されてその時点の
カフ圧が維持されるようになっている。なお、脈波信号
の大きさが飽和するようにカフ圧を変化させるのではな
(、カフ内が予め定められた好適な圧力となるように制
御しても差支えないのである。
また、バンド36に替えて、脈波センサ32を収容する
流体容器、およびその流体容器内において生体表面に接
触するように脈波センサ32を固定して流体容器内を密
閉するゴム類などのダイアフラムなどを設けて、それら
流体容器およびダイアフラムを生体表面の動脈直上部に
固定し、流体容器内に調圧弁などにより調圧された圧力
流体が供給されるとダイアフラムの作用により脈波セン
サ32が動脈に対して好適な押圧力で押圧されることに
より脈波が検出されるようにすることもできる。また、
脈波センサ32を流体容器の内部、流体容器上、或いは
流体容器外に設けるとともに、ダイアフラムにて流体容
器の生体への接触面を塞ぐことにより、流体容器内の流
体およびダイアフラムを介して、脈波に対応する圧力振
動波が脈波センサ32にて検出されるようにしても良い
また、たとえば、指などの生体の一部において所定距離
離れた2位置に電極を固着するとともにその指に微弱な
電流を流すことによって2電極間に発生するインピダン
スから脈波に対応する振動波を検出するようにしても良
い。さらに、指などの比較的厚みの薄い部位の上下に投
光器および受光器を設けて、その部位に位置する動脈を
通過するように投射された光を受光器において受光し、
受光された光の波長の変化から動脈の脈動を検出するこ
ともできる。
また、前述の実施例では、実際の血圧値と脈波の大きさ
とが比例関係にあることを前提としてそれらの対応関係
が求められているが、血圧値が脈波の大きさの二次関数
で表される対応関係を求めたり、予めプログラムされた
血圧値と脈波の太きさとの対応関係を表す複数種類のデ
ータマツプの中から、被測定者である生体の血圧値およ
び脈波の大きさに基づいて一つのデータマツプを選択す
ることにより対応関係を求めたりするなど、その他の方
法で対応関係を求めるようにしても差支えない。
また、前述の実施例においては、血圧値と脈波の大きさ
との対応関係において傾きKおよびY切片aが用いられ
ていたが、傾きKのみを用いるようにしても、血圧測定
の精度は充分に得られるのである。この場合には、最高
血圧値SYSと脈波の最高値の平均値A、、x、および
最低血圧値DIAと脈波の最低値の平均値A m i 
nとの間の比例関係はそれぞれ異なるものとして、傾き
Kを2種類求めるようにしても良い。
また、前述の実施例で、血圧測定工程においては、マイ
クロフォン12によって採取されたコロトコフ音の発生
・消滅に基づいてカフ10の降圧過程で血圧値が決定さ
れるに置方式が採用されていたが、生体の脈波の大きさ
の変化に基づいて血圧値を決定するオシロメトリック方
式や、超音波によって動脈表壁の波動を検出し、その波
動の大きさの変化に従って血圧値を決定する超音波方式
など、その他の血圧測定方法を採用することもでき、さ
らにカフ10の昇圧過程で血圧測定を行うことも可能で
ある。
また、前述のステップS13においては、1つの脈波に
関する最高値m、、Xおよび最低値m、i、が決定され
ていたが、呼吸周期と同等若しくはその整数倍の時間内
に得られる個数、たとえば8個の連続した脈波のm、、
Xおよびm、inを移動平均を取ることにより求めても
良い。このようにすれば、−層呼吸の影響が除去されて
高精度の血圧モニタが可能となる。
さらに、前述の実施例では連続測定された最高および最
低血圧値がブラウン管上に表示されるようになっている
が、同時にチャート等の記録紙にプリントして記録する
ようにしても良く、また、その他の種々の表示手段若し
くは記憶手段を採用し得る。
なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であり
、本発明はその精神を逸脱しない範囲において種々変更
が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である血圧モニタ方法を採用
した血圧モニタ装置の構成を説明する図である。第2図
は第1図における血圧表示器に表示される血圧のトレン
ドの一例を示す図である。 第3図は第1図の脈波センサが生体の手首に装着された
状態を示す図である。第4図は第2図の装置の作動を説
明するフローチャートである。第5図は本発明の他の実
施例を採用した装置の作動の要部を説明するフローチャ
ートである。第6図は脈波の切痕位置、或いは心臓拡張
期に対応する部分を説明する図である。 10:カフ 出願人  コーリン電子株式会社 第2図 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 生体の動脈から発生する動脈波を求めるとともに、予め
    求められた関係から該生体の動脈波に基づいて該生体の
    血圧値を決定する形式の血圧モニタ方法であって、 前記生体の呼吸周期と同等若しくはそれよりも長い時間
    内において前記動脈波を複数求める工程と、 該工程により求められた複数の動脈波の平均値を算出す
    る平均値算出工程と、 カフを用いて前記生体の血圧値を測定する血圧測定工程
    と、 前記血圧値と該複数の動脈波の平均値とに基づいて前記
    関係を決定する関係決定工程と、 を含むことを特徴とする血圧モニタ方法。
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