JPH01210548A - 建築物の床パネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、建築物の床パネルに関するものである。

従来の技術 住宅においては、各部屋間の間仕切り壁を防火性の高い
ものにするのみならず、その天井裏部分においても、こ
の天井裏を通って部屋から部屋へ炎が伝播するのを防止
するため、室毎に仕切りを設けていわゆるファイアスト
ップを形成しなければならない。この場合、間仕切り壁
に対応する位置に例えば梁等がある場合には、この梁が
ファイアストップとなることから、必ずしも特別のファ
イアストップを設ける必要はない。しかしながら、必ず
しも間仕切り壁と梁等が一致するとは限らず、このよう
な場合には、従来においては、間仕切り壁に対応する位
置に特別の仕切り材を現場で介在させて、ファイアスト
ップを設けるようにしている。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、そのようにすると建物の間取りに応じて
ファイアストップの位置決めを行なわなければならず、
それだけ設計及び施工作業が複雑になるという不都合が
あった。

この発明は、主に２階部分に使用される床パネルにおい
て、建物の基準線毎に、ファイアストップとなる振れ止
め材を介在させたものである。

課題を解決するための手段 すなわち、上記の目的を達成するため、この発明では、
互いに対向する一対の取付はフレーム（１）（１）間に
複数の根太（４）（４）・・・を渡してなる床フレーム
において、前記根太（４）と直角な方向の建物の基準線
Ｎ毎に振れ止め材（５）（５）・・・を各根太（４）（
４）・・・間に介在させて、その床フレーム両面に表面
板（６）（７）を張り付けた状態において、各振れ止め
材（５）両側の空間部（８）が互いに遮断されるよう構
成したことを特徴とするものである。

この発明において、振れ止め材（５）の材質は木製であ
ってもよいが、鍋その他の防火性の高いものを使用する
ことによって、ファイアストップとしての効果をより増
大させることができる。

作　　　　用 間仕切り壁は常に建物基準線Ｎに沿って設けられるから
、上記のように、その基準線Ｎ毎に振れ止め材（５）が
設けられることによって、少なくともこの床パネル内に
おいては、特別のファイアストップを設ける必要がない
。

実施例 第１図は、この発明の第１の実施例を示すものであり、
図において（１）（１）は、互いに相対向する一対の鉄
鋼製取付はフレーム、（２）　　（２）は、これらの各
取付はフレーム（１）　　（１）間の端部間を連結する
一対の平行な連結フレームであり、これらのフレームに
よって鉄骨の外周フレーム（３）を形成している。そし
て、取付はフレーム（１）（１）間には、互いに平行な
多数の木製根太（４）（４）・・・が相互に平行にして
渡されている。この外周フレーム（３）は、前記取付は
フレーム（１）（１）間の長さを、建物基準線Ｎ間の長
さＰに対して３Ｐとしてあり、他方、取付はフレーム（
２）（２）間の長さを同じ＜２Ｐとしである。そして、
根太（４）　　（４）・・・と同方向においては、建物
の基準長さＰ毎に、すなわち基準線Ｎに対応して各根太
（４）（４）間に木製の振れ止め材（５）（５）・・・
を各々介在させている。

そして、第３図で示すように、前記根太（４）（４）の
両側には、その上面側に床下地板（６）が、裏面側に天
井下地板（７）が張り付けられ、このとき、振れ止め材
（５）両側の空間部（８）が相互に遮断されるよう、各
下地板（６）　　（７）がこの振れ止め材（８）へ密着
するようにして取り付けられる。この第３図で示すよう
に、建物の間仕切り壁（９）は、常に建物基準線Ｎに一
致して配置されるものであり、それゆえ、間仕切り壁（
９）が来る位置には必ず上記のような振れ止め材（５）
があることになり、一方の室（１０）と他方の室（１１
）との間の天井裏は、常に振れ止め材（５）によって遮
断された防火構造となり、いわゆるファイアストップが
形成されることになる。なお、この第３図で示すように
、取付はフレーム（１）（１）の表裏両側にも、前記下
地板（６）（７）が密着されているから、このフレーム
（＋）　　（１）自身もいわゆるファイアストップを構
成するものである。更に、第１図で示すように、この実
施例において、根太（４）と直角な方向においては、そ
の全長の長さ２Ｐに対し、ＩＰの位置に根太（４）の１
つが来るように配置している。そのため、この根太（４
）と直角な方向においても、その基準線Ｎに一致する根
太（４）がファイアメ１−ツブを構成している。すなわ
ち、この根太（４）と直角な方向においても、常にその
根太（４）が建物の間仕切り壁と一致して、ファイアス
トップを構成する。また、前記連結フレーム（２）（２
）についても同様にファイアストップを構成する部材と
なる。

第４図は、この発明の別の実施例であり、取付はフレー
ム（１）（１）間の長さの長いものにおいて、その取付
はフレーム（１）（１）から間隅を置いて中間フレーム
（１２）　　（１２）を設け、この中間フレーム（１２
）　　（１２）間に根太（４）（４）を渡したものにお
いて、前記と同様に、基準線Ｎ毎に同様の振れ止め材（
５）（５）・・・を配置し、かつ、１つの根太（４）が
建物の基準線Ｎに一敗するようにして配置したものであ
る。

発明の効果 この発明によれば、根太間に介装した振れ止め材が、そ
の根太の横方向の振れを防止するのみならず、その振れ
止め材両側の空間部を遮断するようにして、建物の基準
線毎に配置されていることから、同じく基準線に沿って
設けられる間仕切り壁画例の室は、その天井裏側におい
ても、少なくともこの床パネル部分においては、炎の伝
播を防止するファイアストップを構成することになる。

そのため、従来のように、間仕切り壁の位置に対応して
逐次ファイアストップを設ける必要がな（、設計及び施
工が容易になるという効果が得られる。

また、この発明の第２の発明によれば、根太を建物の基
準線に合わせて配置させるようにしていることから、こ
の根太と同方向の間仕切り部においても同様の効果が得
られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の床パネルの平面図、第２図は、第
１図のＡ−Ａ線拡大断面図、第３図は、床パネル取付は
状態の要部横断面図、第４図は、この発明の他の実施例
を示す床パネルの平面図である。 （１）・・・取付はフレーム、（４）・・・根太、（５
）・・・振れ止め材、（７）・・・下地板（表面板）、
（８）・・・空間部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、互いに対向する一対の取付けフレーム間に複数の根
   太を渡してなる床フレームにおいて、前記根太と直角な
   方向の建物の基準線毎に振れ止め材を各根太間に介在さ
   せて、その床フレーム両面に表面板を張り付けた状態に
   おいて、各振れ止め材両側の空間部が互いに遮断される
   よう構成したことを特徴とする建築物の床パネル。 ２、根太と同方向の建物基準線毎に、一部若しくは全部
   の根太が来るようにして各根太を配置した請求項１記載
   の建築物の床パネル。