JPH01208465A - 真空蒸着装置 - Google Patents

真空蒸着装置

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JPH01208465A
JPH01208465A JP63030969A JP3096988A JPH01208465A JP H01208465 A JPH01208465 A JP H01208465A JP 63030969 A JP63030969 A JP 63030969A JP 3096988 A JP3096988 A JP 3096988A JP H01208465 A JPH01208465 A JP H01208465A
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thin film
vacuum
film
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謙一 佐野
Hideaki Murata
秀明 村田
Tsugio Miyagawa
宮川 亜夫
Takaharu Yonemoto
米本 隆治
Hiroyuki Tokushige
徳重 裕之
Taiichi Mori
泰一 森
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、基板上に薄膜を成膜するための真空蒸着装置
に関する。
[従来の技術] 従来、基板上に成膜された薄膜の化学組成を制御する機
能を有する真空蒸着装置としては、真空チャンバ内に設
置された各蒸着源からの蒸着ビームを検出する検出器と
、この検出器での検出値に基づいて前記各蒸省源の出力
を制御する手段とを備えた構造のものが知られている。
[発明が解決しようとする課題] 上述した真空蒸着装置では、各蒸発源からの蒸発ビーム
の強度を制御指標として基板上に成膜された薄膜の化学
組成を間接的に制御するものである。しかしながら、基
板上に成膜された薄膜の化学組成は蒸発ビームの基板へ
の成膜確率、合金反応や化学反応の影響によって変化す
るため、蒸発ビームの強度を制御指標としても薄膜の化
学組成を高精度で制御できない。
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたも
ので、真空チャンバ内に配置した基板上に目的の化学組
成を有する薄膜を高精度で成膜し得る真空蒸着装置を提
供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本願節1の発明は、真空チャンバ内に少なくとも1台以
上の蒸着源を設置し、該チャンバ内に配置した基板上に
所望の薄膜を蒸着、成膜する真空蒸着装置において、前
記真空チャンバに付設され、前記基板−Lに成膜された
薄膜に特性X線を励起するための電子線を該基板表面に
対して10″以下の角度で入射させる電子銃と、この電
子銃からの電子線の入射により励起された特性X線を検
出するための検出器と、この検出器による検出値を予め
設定した基準値と比較し、これに基づいて前記蒸発源の
うち少なくとも1台の蒸発源の出力をフィードバック制
御するための制御手段とを具備したことを特徴とする真
空蒸着装置である。
本願節2の発明は、前記第1の発明の構成に成膜速度を
検出する検出器と、この検出値を予め設定した基準値と
比較し、これに基づいて蒸着源の出力をフィードバック
制御する制御手段の出力制御系を調節する手段とを付加
した構造の真空蒸着装置である。
本願節3の発明は、前記第1、第2の発明の電子銃とし
て高速反射電子線回折用の電子銃を用い、更に第1、第
2の発明の構成に真空チャンバに配設された高速反射電
子線回折像を結像するための蛍光板と、この蛍光板に近
接して配置され、該蛍光板上の回折像の輝度を検出する
2台以上の検出器と、これら検出器間の検出値の比を予
め設定した基準値と比較し、これに基づいて制御手段の
特性X線の基準値を増減させる手段とを付加した構造の
真空蒸着装置である。
[作用] 本願節1の発明によれば、基板上に成膜された薄膜に電
子線を照射して特性X線を励起させる電子銃と、励起さ
れた特性X線を検出する検出器により基板上に成膜され
た薄膜の化学組成をその成膜過程において直接かつ同時
に検出できる。この際、電子銃はそれから放出される電
子線が基板表面に対して10″以ドの角度で入射させる
ように真空チャンバに配置しであるため、該基板表面に
成膜された薄膜の最表層の化学組成に相関する特性X線
を放出でき、検出器による薄膜最表層の化学組成に相関
する特性X線の検出感度を著しく向上できる。そして、
かかる検出値を制御手段により予め設定した基準値と比
較し、これに基づいて真空チャンバ内に設置した蒸発源
の出力をフィードバック制御することによって、目的の
化学組成を有する薄膜を高精度で基板上に成膜できる。
また、電子銃はそれから放出される電子線が基板表面に
対して10″以下の角度で入射させるように真空チャン
バに配置しであるため、電子銃が蒸発源からの蒸発ビー
ムにより汚染されたり、蒸発ビームを遮断して基板上の
薄膜の蒸着を阻害するのを防止できる。
本願節2の発明によれば、前記第1の発明の構成に成膜
速度を検出する検出器と、この検出値を予め設定した基
準値と比較し、これに基づいて蒸着源の出力をフィード
バック制御する制御手段の出力制御系を調節する手段と
を付加することによって、基板上に薄膜を一定の速度で
成膜でき、ひいては目的の化学組成を有すると共に結晶
性や形状等が揃った膜質の良好な薄膜を形成できる。
本願節3の発明によれば、電子銃として高速反射電子線
回折(以下、RHEEDと称す)用の電子銃を用い、史
に第1、第2の発明の構成に真空チャンバに配設された
RHEED像を結像するための蛍光板と、この蛍光板に
近接して配置され、該蛍光板上の回折像の輝度を検出す
る2台以上の検出器と、これら検出器間の検出値の比を
予め設定した基準値と比較し、これに基づいて制御手段
における特性X線の基準値を増減させる手段とを付加す
ることによって、基板上に成膜される薄膜がそれらの組
成比率の僅かな変動によって非晶質から結晶質に変化し
たり、結晶の面方位が変化したりする場合、前記制御手
段における特性X線の、2!準値を増減できるため、目
的とする化学組成に高精度で制御できる他に、所定の非
晶質構造の薄膜や所定の結晶面をもつ薄膜を成膜できる
。即ち、基板上に成膜される薄膜がそれらの組成比率の
僅かな変動によって非晶質から結晶質に変化したり、結
晶の面方位が変化したりする場合、その修正を最終段の
制御手段の出力制御系の調節によって行なうことが考え
られる。しかしながら、かかる制御方式では制御手段の
制御出力系に化学組成の制御情報、成膜速度の制御情報
及び結晶構造等の制御情報の3つの情報が入力されるこ
とになるため、制御にコンフリクト(矛盾)が生じて制
御が実質的に不可能となる。このようなことから、既述
の如く制御手段における特性X線の基準値を増減できる
手段を付加することによって、目的とする化学組成に高
精度で制御できる他に、所定の非晶質構造の薄膜や所定
の結晶面をもつ薄膜を成膜できる。
また、電子銃としてRHEED用の電子銃を用いること
によって薄膜への電子線の入射位置、角度などの調節を
容易に行なえる利点も有する。
[発明の実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する
。但し、実施例2〜4で参照する第2図〜第4図におい
ては、第1図と同様な部材は同符号を付して説明を省略
する。
実施例1 第1図は、本発明の実施例1における真空蒸着装置を示
す概略図であり、図中の1は真空チャンバである。この
真空チャンバ1の底部には、該チャンバl内を所定の真
空度に保持するための真空ポンプと連通ずる排気管(い
ずれも図示せず)が設けられている。前記真空チャンバ
lの底部付近には、例えば2台の蒸発源2a、 2bが
配設されている。これら蒸発源2a、 2bは、ルツボ
3as 3bと、このルツボ3a、 3b内に収納した
所定の金属に電子ビームを照射して蒸発を行なうための
EBガン4a。
4bとから構成されている。前記真空チャンバl内の上
部付近には、基板を保持するための基板ホルダ5が配設
されている。前記真空チャンバlの上部側壁には、前記
基板上に成膜された薄膜に電子線を照射して特性X線を
励起させるための例えばRHEED用の電子銃6が設け
られている。この電子銃6は、例えば放出される電子線
が基板表面に対して1″の角度で入射されるように角度
設定されている。また、前記真空チャンバ1の上部側壁
には前記電子線の照射により励起された特性X線を検出
するための固体素子からなる特性X線検出器7が設けら
れている。この検出器7は、例えば前記基板表面に対し
て10の傾きをもつように角度設定されている。
前記検出器7は、第1増幅器8に接続されている。この
第1増幅器8は、予め所定の特性X線のみを検出するよ
うに設定された波高分析器9a、 9bに接続されてい
る。これら波高分析器9a、 9bは、第1比較器10
a 、」Obに夫々接続されている。これら比較器10
a 5lObには、計数率設定311a。
11bが夫々接続され、各設定器11a 、 llbか
ら前記比較器10a 、 lObに予め所定の化学組成
に対応するように設定された計数率基準値の信号が出力
される。前記各第1比較器10a 、 10bは、第2
増幅器12a 、 +2bに夫々接続され、かつこれら
増幅器12a 、 12bは出力制御系としての蒸発源
出力制御W13a 、 13bに夫々接続されている。
これら蒸発源出力制御器Ha 、 13bは、前記真空
チャンバl内の各蒸発i2a、2bのEBガン4a、 
4bに接続され、各制御器13a 、 13bから各E
Bガン4a、 4bにフィードバック制御信号が出力さ
れるようになっている。こうした第1増幅器8、波高分
析器9a。
9b、第1比較器10a 、 lOb 、計数率設定器
lla。
12b 、第2増幅器12a 、 12b及び蒸発源出
力制御513a 、13bにより前記各蒸発源2a、 
2bのEBガン4a、 4bの出力をフィードバック制
御するための制御手段が構成されている。なお、前記各
蒸発源出力制御器13a s 13bには該制御′JS
113a 、 13bにより前記EBガン4a、 4b
の出力をフィードバック −制御する際の絶対出力を手
動で調節するための蒸発源出力調節器14が接続されて
いる。
次に、本実施例1の真空蒸着装置による薄膜形成につい
て説明する。
まず、基板ホルダ5に所定の基板15を保持させ、蒸発
源2as 2bのルツボ3a、 3b内に成膜すべき薄
膜の組成成分としての2種の金属1θa 、 18bを
収納した後、真空ポンプを作動してチャンバ1内のガス
を排気管(図示せず)を通してチャンバ1内を所定の真
空度に保持する。つづいて、各蒸発源出力制御器13a
 、 13bから信号により各EBガン4a。
4bを作動して電子ビームを各ルツボ3ax 3b内の
金属tea 、 lGbに照射して溶融、蒸発させ、そ
れらの蒸発ビームにより基板15表面に薄膜を成膜する
1−述した成膜過程において、RHEED用電子銃6か
ら電子線を薄膜表面に10の角度で入射させる。この時
、基板15表面に成膜された薄膜の最表層に電子線が効
率よく照射され、該最表層の化学組成に相関する特性X
線が励起、放出される。
こうして放出された特性X線は、チャンバ1に設けられ
た特性X線検出器7で検出される。検出器7での検出後
に第1増幅器8で増幅され、2つの波高分析器9a、9
bにより前記薄膜の組成成分であるルツボ3a、3b内
の金属tea 、 18bの特性X線のみを分析し、そ
れらの計数率を第1比較器!0a110bに出力する。
これら比較器10a 、 10bにおいて、前記波高分
析器9a、 9bからの計数率信号と計数率設定器11
a 、 llbからの予め設定された計数率基準値とを
比較し、これらの偏差出力を第2増幅器12a 、 1
2bで増幅した後、その出力信号に基づいて蒸発源出力
制御器13a 、 13bにより蒸発源2as 2bの
EBガン4a、 4bの出力をフィードバック制御する
。従って、成膜過程における制御手段による一連のフィ
ードバック制御によって、ルツボ3a、 3b内に収納
した2種の金属が目的とする組成比率で精度よく合金化
された合金薄膜を基板15表面に成膜できる。なお、か
かる成膜過程での速度は蒸発源出力調節器■4から調節
信号を蒸発源出力制御器13a 、 13bに出力し、
これに基づいて蒸発源2as 2bのEBガン4a、 
4bの出力をフィードバック制御することによって行な
った。
実施例2 第2図は、本実施例2の真空蒸着装置を示す概略図であ
る。図中の17は、真空チャンバlの上部に配設された
例えば水晶膜厚計からなる蒸着速度検出器である。この
検出器17は第3増幅器18に接続され、かつ該増幅器
18は第2比較器19に接続されている。この比較器1
9には、成膜速度設定器20が接続され、該設定器20
から前記比較器19に予め設定した蒸着速度基準値の信
号を出力される。前記第2比較器19は、第4増幅器2
1に接続され、かつ該増幅器21は出力制御系としての
蒸発源出力制御器13a%+3bに夫々接続されている
このような構成の本実施例2によれば、前述した実施例
1での成膜過程において、蒸発源2as 2bのルツボ
3a、 3bからの蒸発ビームが成膜速度検出器17に
成膜され、成膜速度を検出し、第3増幅器18で増幅後
、第2比較器19に出力される。この比較器19におい
て、前記増幅器18からの信号と成膜速度設定器20か
らの予め設定された成膜速度基準値とを比較し、これら
の偏差出力を第4増幅器21で増幅した後、その出力信
号に基づいて蒸発源出力制御器13a 、 13bによ
り蒸発源2a、 2bのEBガン4a、 4bの最大出
力を同一比率でフィードバック制御する。従って、成膜
過程における前述した実施例1での制御手段における第
2増幅器12a112bで増幅後の出力信号、及び第4
の増幅器21で増幅後の出力信号基づいて蒸発源出力制
御器13a 。
13bにより蒸発源2as 2bのEBガン4as 4
bの出力をフィードバック制御することによって、ルツ
ボ3as 3b内に収納した2種の金属を目的とする組
成比率で精度よく合金化された合金薄膜を基板15表面
に成膜できると共に、その成膜速度を一定化でき、膜質
や純度が良好な合金薄膜を形成できる。
実施例3 第3図は、本実施例3の真空蒸着装置を示す概略図であ
る。図中の22は、真空チャンバ1の上部側壁に設けら
れ、RHEED像が形成される蛍光板である。この蛍光
板22の外側には、該蛍光板22の適当な2点の回折強
度を検出するための光電検出器23a 、 23bが配
設されている。これら検出器23a 、 23bは、第
5増幅器24a 、 24bに夫々接続され、かつこれ
ら増幅器24a 、 24bは割り算器25に接続され
ている。この割り算器25は、前記各増幅器24a 、
 24bからの回折強度信号の比率を求め、その比率に
基づいて制御信号を計数設定器11a111bに夫々出
力するものである。
このような構成の本実施例3によれば、前述した実施例
1で説明した成膜過程において、RHEED用電子銃6
から電子線を薄膜表面に1°の角度で入射させると、基
板15表面に成膜された薄膜の最表層の化学組成に相関
する特性X線が励起、放出されると共に、チャンバ1の
上部側壁に設けた蛍光板22のRHEED像が形成され
る。
こうしたRHEED像の形成により、光電検出器23a
 、 23bにより該蛍光板22での2点の回折強度が
検出され、第5増幅器24a 、 24bで増幅後、割
り算器25に出力される。この割り算器25において、
2つの増幅された回折強度信号の比率が求められ、これ
に基づいて計数率設定器11a 、、llbの計数率基
準値が補正される。つまり、基板15表面に成膜させる
合金薄膜が非晶質の場合、蛍光板22に形成されるRH
EED像はハローパターンとなり、前記割り算S25で
求められた回折強度の比率は1に近い値となるが、結晶
化が進むと1より大きい値又は小さい値となる。そこで
、割り算器25において予め定めた偏差範囲を越えて前
記比率が1からずれた場合には、該割り算器25から計
数率設定器11a 、 llbの計数率基準値を薄膜が
非晶質構造となるように増減させる。このような計数率
設定器11a 、 llbから補正された計数率基準値
を第1比較器10a 、 10bに出力すると共に、前
述した実施例1で説明した波高分析器9a、 9bから
の計数率信号を同比較器LQa 5tabに出力し、各
比較器10a 。
tabにおいて、それらの計数率信号と補正された計数
率基準値とを比較し、これらの偏差出力を第2増幅器1
2a 、 12bで増幅した後、その出力信号に基づい
て蒸発源出力制御2H13a 、 13bにより蒸発源
2a、 2bのEBガン4a、 4bの出力をフィード
バック制御する。従って、計数率設定器11a 、ll
bの計数率基準値が割り算器25により補正される構成
をなす制御手段による一連のフィードバック制御によっ
て、ルツボ3a、 3b内に収納した2種の金属が目的
とする組成比率で精度よく合金化され、かつ所定の結晶
も■造(例えば非晶質構造)を有する合金薄膜を基板1
5表面に成膜することができる。
実施例4 第4図は、実施例4の真空蒸着装置を示す概略図である
。かかる真空蒸着装置は、実施例2の構成にRHEED
像が形成される蛍光板22と、該蛍光板22の外側に配
設された光電検出5L3a 、 23bと、これら検出
器23a 、 23bに接続された第5増幅器24a 
、 24bと、これら増幅器24a 、24bに接続さ
れた割り算器25を付設した構造になっている。
このような構成の本実施例4の真空蒸着装置によれば、
ルツボ3a、 3b内に収納した2種の金属を目的とす
る組成比率で精度よく合金化され、かつ所定の結晶構造
(例えば非晶質構造)を有する合金薄膜を基板15表面
に成膜できると共に、その成膜速度を一定化でき、膜質
や純度が良好な合金薄膜を形成できる。
なお、上記各実施例1〜4では真空チャンバ内に2台の
蒸発源を配設した構成としたが、これに限定されず、1
台又は3台以上配設してもよい。
特に、1台の蒸発源を真空チャンバ内に配設した構造の
真空蒸着装置において、真空チャンバ内に反応性ガスを
供給して金属との化合物薄膜を基板上に成膜する際、蒸
発源の出力を制御手段でフィードバック制御することに
より目的とする化学組成に精度よく制御された化合物薄
膜を基板上に成膜できる。
上記実施例1.2では、RHEED用電子銃を使用した
が、汎用の電子銃を用いてもよい。
[発明の効果] 以上詳述した如く、本願節1の発明によれば真空チャン
バ内に配置した基板−ヒに目的の化学組成を有する薄膜
を高精度で成膜し得る真空蒸着装置を提供できる。また
、本願節2の発明によれば、真空チャンバ内に配置した
基板上に目的の化学組成を有する薄膜を高精度で成膜で
きると共に、その成膜速度を一定化でき、膜質や純度が
良好な薄膜を形成し得る真空蒸着装置を提供できる。更
に、本願節3の発明によれば真空チャンバ内に配置した
基板上に目的の化学組成を有し、かつ所定の結晶構造や
結晶面をもつ薄膜を高精度で成膜したり、更にその成膜
速度を一定化でき、膜質や純度が良好な薄膜を形成し得
る真空蒸着装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1の真空蒸着装置を示す概略図
、第2図は本発明の実施例2の真空蒸着装置を示す概略
図、第3図は本発明の実施例3の真空蒸着装置を示す概
略図、第4図は本発明の実施例4の真空蒸着装置を示す
概略図である。 l・・・真空チャンバ、2a、2b・・・蒸発源、6・
・・RHEED用電子銃、7・・・特性X線検出器、1
0a 510b S19・・・比較器、lla 、 l
lb・・・計数率設定器、13a 、 13b・・・蒸
発源出力制御器、15・・・基板、17・・・成膜速度
検出器、20・・・成膜速度設定器、22・・・蛍光板
、23a 、 23b・・・光電検出器、25・・・割
り算器。 出願人代理人 弁理士  鈴江武彦 手続補正書 636.2 昭和  年  A1

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、真空チャンバ内に少なくとも1台以上の蒸着源
    を設置し、該チャンバ内に配置した基板上に所望の薄膜
    を蒸着、成膜する真空蒸着装置において、前記真空チャ
    ンバに付設され、前記基板上に成膜された薄膜に特性X
    線を励起するための電子線を該基板表面に対して10゜
    以下の角度で入射させる電子銃と、この電子銃からの電
    子線の入射により励起された特性X線を検出するための
    検出器と、この検出器による検出値を予め設定した基準
    値と比較し、これに基づいて前記蒸発源のうち少なくと
    も1台の蒸発源の出力をフィードバック制御するための
    制御手段とを具備したことを特徴とする真空蒸着装置。
  2. (2)、成膜速度を検出する検出器と、この検出値を予
    め設定した基準値と比較し、これに基づいて蒸着源の出
    力をフィードバック制御する制御手段の出力制御系を調
    節する手段とを具備したことを特徴とする請求項1記載
    の真空蒸着装置。
  3. (3)、高速反射電子線回折用の電子銃と、真空チャン
    バに配設された高速反射電子線回折像を結像するための
    蛍光板と、この蛍光板に近接して配置され、該蛍光板上
    の回折像の輝度を検出する2台以上の検出器と、これら
    検出器間の検出値の比を予め設定した基準値と比較し、
    これに基づいて制御手段の特性X線の基準値を増減させ
    る手段とを具備したことを特徴とする請求項1又は2記
    載の真空蒸着装置。
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