JPH01208443A - ゼロスパングル処理用薬液噴霧ノズル - Google Patents

ゼロスパングル処理用薬液噴霧ノズル

Info

Publication number
JPH01208443A
JPH01208443A JP3351288A JP3351288A JPH01208443A JP H01208443 A JPH01208443 A JP H01208443A JP 3351288 A JP3351288 A JP 3351288A JP 3351288 A JP3351288 A JP 3351288A JP H01208443 A JPH01208443 A JP H01208443A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
slit
liquid chemicals
spangle
header
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3351288A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0621333B2 (ja
Inventor
Haruhiko Ishihara
石原 晴彦
Takao Hashimoto
孝夫 橋本
Michiharu Hannoki
播木 道春
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP3351288A priority Critical patent/JPH0621333B2/ja
Publication of JPH01208443A publication Critical patent/JPH01208443A/ja
Publication of JPH0621333B2 publication Critical patent/JPH0621333B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Coating With Molten Metal (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、ゼロスパングル溶融亜鉛メッキ鋼板を製造
するに際して溶融亜鉛付着鋼板面に薬液を均一に噴霧す
るための、ゼロスパングル処理用薬液噴霧ノズルに関す
るものである。
〈従来技術とその課題〉 一般に、溶融亜鉛メッキ鋼板のゼロスパングル品(ミニ
マムスパングル品とも言う)を製造するには、第4図に
示されるように、溶融亜鉛メッキ浴11を通して連続的
に引き上げられ、ワイピングノズル12からの高圧エア
ーにて目付量を調整された付着亜鉛が未凝固状態の鋼板
13に、ゼロスパングル製造装置14のノズル15から
リン酸アンモニウムを主体とする薬液を高圧エアーと共
に吹付け、これによって亜鉛層を急冷凝固させる方法が
採用されている。なお、図面における符号16はジンク
ロールである。
即ち、亜鉛付着鋼板面に前記薬液を噴霧することにより
未凝固亜鉛層の徐冷を防止してデンドライトの成長を抑
え、亜鉛層の凝固時に生成するデンドライトの平均粒径
(スパングル径)を目視判別できない程度にまで小さく
する方法である。
ところで、従来、前記ゼロスパングル製造装置14の薬
液噴霧ノズル15として、第5図で示される如き断面様
式の二液体ノズルが適用されていた。
つまり、このノズル15は高圧エアーと薬液を個別に導
入する取り入れ口(エアー導入口:17.薬液導入口;
18)を持ち、それぞれ個別のヘッダーからフレキシブ
ルホースを介して導入した薬液と高圧エアーとをノズル
先端部で混合し、薬液を細かいミストとして円形又はフ
ラットなノズル孔19より放出する構造となっている。
そして、ゼロスパングル製造装置内では、このようなノ
ズル15が被処理鋼板の幅方向−直線状に30〜2Q(
Inピッチで、かつ鋼板の両面に対向して多数配置され
ている。この場合、各ノズルから噴霧される互いのミス
トが干渉しないように、隣合うノズル同士の角度が一定
角度だけ捩じられて(捩じり角と呼ばれる)配置される
のが普通である。
しかしながら、前記形式の二流体ノズルでは、ミスト分
布が第6図に示すように台形状又は山形状となるため、
被処理鋼板の幅方向にミストを均一な吹付は量で(即ち
吹付はムラなく)噴霧するのが難しいと言う問題があり
、更には、ノズルの薬液流路内やノズル先端で薬液の固
化が生じてノズル閉塞を起こし易く、この点からもスプ
レームラが生じやすいとの指摘もなされていた。
このようなスプレームラによって被処理鋼板幅方向に薬
液ミストの均一な流量分布が得られなくなると、付着溶
融亜鉛層の“冷却速度”及び゛スパングルの核生成サイ
トの分布”が不均一となり、鋼板幅方向全面にわたって
均一なスパングル径を得ることが困難になって外観が著
しく損なわれることから、ゼロスパングル溶融亜鉛メッ
キ鋼板製造時における薬液スプレームラの防止は大きな
問題となっていた。
もっとも、前記ノズル閉塞の対策として、薬液流路径よ
り少し細めのニードルをノズル後部より挿入できる構造
を持たせ、該ニードルで流路内固形物を除去するように
した薬液噴霧ノズルも提案されたが、この場合でも、ノ
ズル最先端部は流量分布を均一にするよう特殊な構造を
持たせていることから該最先部にニードルを通すことは
できず、結局は第5図に示したA部に排滓物が溜まるこ
ととなってスプレームラを起こすので万全な方策とは言
えなかった。
く課題を解決するための手段〉 この発明は、ゼロスパングル溶融亜鉛メッキ網板の製造
時に見られる前記問題点を解消し、被処理鋼板幅方向に
均一な流量分布を持ち、かつノズル閉塞を殆んど生じな
い薬液噴霧ノズルを提供し、均一で美麗な外観を呈する
ゼロスパングル溶融亜鉛メッキ鋼板の安定製造を図るこ
とを目的としたものであり、 「溶融亜鉛メッキ鋼板のゼロスパングル処理用薬液噴霧
ノズルを、高圧気体導入口を有するスリットノズル下部
に薬液用ヘッダーを併設すると共に、前記スリットノズ
ルのスリット部と薬液用ヘッダーとをスリット長手方向
に並べて穿設した多数の薬液吸い上げ小孔で連通せしめ
てなる構成とした点」 に特徴を有している。
第1図は本発明に係る溶融亜鉛メッキ鋼板のゼロスパン
グル処理用薬液噴霧ノズルの1例を示す概略構成図であ
り、第1図(a)は構造説明斜視図。
第1図(b)は縦断面説明図、そして第1図(C)は外
観斜視図であるが、以下、本発明を第1図に基づいて詳
述する。
第1図において、符号1はスリットノズルであり、その
後部にフレキシブルホース2が接続された高圧気体(エ
アー、N2ガス等)導入口3が設けられていると共に、
前部には薬液ミスト4をスプレーするスリット5が開口
ししている。そして、スリットノズル1の下部には薬液
用ヘッダー6が併設されており、この薬液用ヘッダー6
の内部とスリットノズル1のスリット5は、スリット長
手方向に一列に穿設された多数の薬液吸い上げ小孔7で
連通されている。
く作用〉 さて、第1図に示した薬液噴霧ノズルにおいて、薬液用
ヘッダー6内にリン酸アンモニウムを主体とするゼロス
パングル処理用薬液を連続的に満たすと共に、高圧気体
導入口3からスリットノズル本体内に高圧のエアー又は
N2ガス等を導入すると、まず該高圧気体はノズル先端
部のスリット5からノズル前方に噴き出すが、この際、
スリット部を通過する高速ガスの吸引力により薬液用ヘ
ッダー6内の薬液は薬液吸い上げ小孔7を通して無動力
で吸い上げられ(ベルヌーイの定理に従った現象である
)、気体と薬液とが混合状態(ミスト状態)となってノ
ズル先端より放出される。
コノ場合、ノズルの基本がスリットノズルであることか
ら、ノズル先端から噴出する薬液ミストの幅方向流量分
布(スリット長手方向分布)が極めて均一となる上、薬
液によるノズル詰まりも殆んど生じることがない。
なお、本発明に係る上記薬液噴霧ノズルにおいて、薬液
吸い上げ小孔7をノズルの長手方向にスリット状とする
ことも検討されたが、溶融亜鉛メッキ鋼板のゼロスパン
グル品を製造するのに必要な薬液流量は4〜201/m
in・ヘッダーと低流量で良く、このため上述のような
スリット状とした場合にはノズル先端部のスリット5(
ミスト噴射口)を狭くしなければならなくなってノズル
詰まりが発生し易いことが明らかとなった。従って、薬
液吸い上げ路はスリット状ではなく、多数の小孔が配列
した形態にする必要があり、流量に合わせて小孔の間隔
や径を設定するのが良い。
続いて、この発明を実施例によって説明する。
〈実施例〉 実際のゼロスパングル溶融亜鉛メッキ鋼板製造ラインの
ゼロスパングル製造装置に、前記第1図に示す構成で、
かつ第2図で示したスリット幅寸法及び薬液吸い上げ小
孔直径の薬液噴霧ノズル取付け、溶融亜鉛メッキ浴から
亜鉛を付着して連続的に引き上げられ、目付は調整され
た鋼板面にリン酸アンモニウム水溶液と高圧エアーとの
ミストをスプレーしてゼロスパングル品を製造した。
また、比較のために、第5図に示した従来の薬液噴霧ノ
ズルノズルを用い、薬液及び導入高圧気体は上記と同様
のものを使用してゼロスパングル溶融亜鉛メッキ銅板を
製造した。
得られた製品を比較したところ、本発明に係るノズルを
使用して製造されたものはスプレームラがなく、外観の
均一な極めて美麗な製品であったのに対して、従来ノズ
ルを使用した場合には多少の外観ムラが認められ、商品
価値に劣ると判断された。
また、本発明に係るノズルは延べ千日間の操業において
もノズル詰まりが発生しなかったのに対して、従来ノズ
ルでは、ノズル詰まりのために一時作業の中断を余儀無
くされた。
なお、第3図は、このときの本発明に係るノズルと従来
ノズルの流量分布を比較したものであるが、この第3図
からも、本発明に係るノズルは鋼板幅方向の噴霧流量均
一性に著しく優れていることが確認できる。
〈効果の総括〉 以上に説明した如く、この発明によれば、被処理網板幅
方向における薬液噴霧流量の極めて均一で、ノズル閉塞
も殆んど生じないゼロスパングル処理用薬液噴霧ノズル
を提供することができ、外観の優れた美麗な高品質ゼロ
スパングル溶融亜鉛メッキ鋼板の安定製造が可能となる
など、産業上有用な効果がもたらされるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る溶融亜鉛メッキ鋼板のゼロスパ
ングル処理用薬液噴霧ノズルの1例を示す概略構成図で
あり、第1図(a)は構造説明斜視図を、第1図(b)
は縦断面説明図を、そして第1図(C)は外観斜視図を
それぞれ示している。 第2図は、実施例で使用した本発明ノズルの各部寸法を
示した説明図である。 第3図は、本発明に係るノズルと従来ノズルの流量分布
を比較したグラフである。 第4図は、ゼロスパングル溶融亜鉛メッキ鋼板の製造工
程を説明した概念図である。 第5図は、従来、ゼロスパングル処理に使用されていた
二液体ノズルの断面概略構成図である。 第6図は、従来の二液体ノズルでの噴霧流体流量分布を
示したグラフである。 図面において、 1・・・スリットノズル。 2.8・・・フレキシブルホース。 3・・・高圧気体導入口、  4・・・薬液ミスト。 5・・・スリット、   6・・・薬液用ヘソグー。 7・・・薬液吸い上げ小孔。 11・・・溶融亜鉛メッキ浴。 12・・・ワイピングノズル、13・・・鋼板。 14・・・ゼロスパングル製造装置。 15・・・/ス)L/、     16・・・ジンクロ
ール。 17・・・エアー導入口、18・・・薬液導入口。 19・・・円形ノズル孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 高圧気体導入口を有するスリットノズル下部に薬液用ヘ
    ッダーを併設すると共に、前記スリットノズルのスリッ
    ト部と薬液用ヘッダーとをスリット長手方向に並べて穿
    設した多数の薬液吸い上げ小孔で連通せしめてなる、溶
    融亜鉛メッキ鋼板のゼロスパングル処理用薬液噴霧ノズ
    ル。
JP3351288A 1988-02-16 1988-02-16 ゼロスパングル処理用薬液噴霧ノズル Expired - Lifetime JPH0621333B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3351288A JPH0621333B2 (ja) 1988-02-16 1988-02-16 ゼロスパングル処理用薬液噴霧ノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3351288A JPH0621333B2 (ja) 1988-02-16 1988-02-16 ゼロスパングル処理用薬液噴霧ノズル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01208443A true JPH01208443A (ja) 1989-08-22
JPH0621333B2 JPH0621333B2 (ja) 1994-03-23

Family

ID=12388600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3351288A Expired - Lifetime JPH0621333B2 (ja) 1988-02-16 1988-02-16 ゼロスパングル処理用薬液噴霧ノズル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0621333B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100269314B1 (ko) * 1997-02-17 2000-10-16 윤종용 플라즈마처리를이용한반도체장치의커패시터제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0621333B2 (ja) 1994-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5470932B2 (ja) 溶融金属めっき鋼帯製造設備及び溶融金属めっき鋼帯の製造方法
KR20010021203A (ko) 가스 와이핑 장치 및 방법
JPS62180767A (ja) 粉粒体の断続スプレイ塗布方法とそのガン
JPH01208443A (ja) ゼロスパングル処理用薬液噴霧ノズル
JPH06292854A (ja) 液状塗膜剥取り装置
JP3498613B2 (ja) ガス・ワイピング・ノズル
JPH0323218B2 (ja)
JPH119985A (ja) 流動層粉体被覆装置及び被覆肥料の製造方法
JPH05306449A (ja) 溶融金属メッキ時における溶融金属飛沫のストリップ面への付着防止方法
JP3637874B2 (ja) 溶融亜鉛系めっき鋼板のスパングル微細化装置および表裏異種スパングル溶融亜鉛系めっき鋼板の製造方法
JPH0261048A (ja) 溶融金属めっきあるいは塗装用のシールボックス
JPH02227165A (ja) 液体又は溶融体の塗布方法
JPH10204599A (ja) 溶融めっき付着量の制御方法及びガスワイピングノズル
JPH0833861A (ja) 建築板端縁塗工機
JPH0459948B2 (ja)
JPH08356Y2 (ja) ガスワイピング装置
JPH0234760A (ja) 溶融めっき綱板の製造法及びめっき用ロール
JPH02156059A (ja) 美麗ゼロスパングル鋼板の製造方法
JPH07150323A (ja) 溶融金属めっきのスナウト内スカム付着防止装置
CA1082912A (en) Apparatus for liquid coating thickness control, fluid nozzle and method of removing excess liquid coating from web edges
JPH04337012A (ja) 金属粉末の製造装置
JPH02156054A (ja) 溶融メッキ鋼板へのドロス押込み防止方法
JPH0627314B2 (ja) ゼロスパングル鋼板の製造方法
JPH01312061A (ja) ゼロスパングル鋼板製造装置
JPS62133057A (ja) ガスワイピングノズル