JPH0120772Y2 - - Google Patents

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JPH0120772Y2
JPH0120772Y2 JP15206382U JP15206382U JPH0120772Y2 JP H0120772 Y2 JPH0120772 Y2 JP H0120772Y2 JP 15206382 U JP15206382 U JP 15206382U JP 15206382 U JP15206382 U JP 15206382U JP H0120772 Y2 JPH0120772 Y2 JP H0120772Y2
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JP
Japan
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negative electrode
battery
cylindrical
aqueous electrolyte
separator
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JP15206382U
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JPS5957860U (ja
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    • Y02E60/12

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  • Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は非水電解液電池、特にリチウム等の
軽金属からなる筒状負極が筒状の電池ケースの中
心部に軸方向に挿入される構造のものに関する。
一般に筒状の非水電解液電池は、第1図A,B
にその一例を示すように、リチウム等の軽金属か
らなる筒状負極14を用いて構成される。同図に
示す非水電解液電池10は、いわゆる筒型インサ
イドアウト型と呼ばれるものであつて、端子26
およびガスケツト28により封口された円筒状の
電池ケース12内に、負極14、セパレータ16
および正極18を同軸上に配列してなる発電要素
20を非水電解液22とともに装填している。こ
こで、負極14、セパレータ16および正極18
はそれぞれ筒状に形成され、電池ケース12の中
央部から順に負極14、セパレータ16および正
極18が互いに同軸上に配列されている。そし
て、同図に示す電池10の場合には、筒状の負極
14の内腔部に負極集電体24が挿入され、さら
にこの集電体24は負極端子26に接続されてい
る。また、正極18は電池ケース10の内壁面に
直接接触し、これにより該電池ケース12が正極
端子を兼ねるようになつている。
ところで、上記負極14は、第2図にその一例
を示すように、軽金属、例えば金属リチウムを両
端が開口した円筒状に形成したものであつて、こ
の円筒状負極14は、シート状の金属リチウムを
筒状に巻回することにより構成される。このよう
な筒状負極14を用いて上述したごとき筒型イン
サイドアウト型非水電解液電池10を構成した場
合は、電池ケース12内に充填された非水電解液
22がその筒状負極14の内腔部すなわち中空部
14aにも入り、その部分に相当量の電解液が溜
るようになる。非水電解液22は、上記電池ケー
ス12内に注入された後、まずその中空部14a
内に入り、そこから筒状負極14の外側のセパレ
ータ16に浸透し、これによりはじめて電池とし
て機能するようになる。しかしながら、上述した
ごとき従来の筒型インサイドアウト型の非水電解
液電池10では、電池ケース12内に一旦注入さ
れた非水電解液22が上記筒状負極14の筒壁よ
つてセパレータ16側への移動を妨げられ、これ
により注液した電解液がセパレータ16に十分に
浸透するまでに長い時間がかかり、また注液した
非水電解液22が筒状負極14の外側へ移動する
径路は該筒状負極14の上端および下端の2個所
しかなく、このためその浸透に時間がかかるとと
もに、該電解液22の注液時に内部の空気を排出
させることが十分に行なえなかつた。そしてこの
ために、この種の従来の非水電解液電池10にお
いては、まず電解液が十分にいきわたつて電池の
性能が安定するまでに長い時間を要し、さらに電
池ケース12内における電解液の移動が十分でな
いことにより電池としての性能が低下しやすく、
さらに発電要素20内に空気が閉じ込められやす
く、このことが放電性能に一層悪影響を与えてい
た。
この考案は以上のような従来の問題に鑑みてな
されたもので、その目的とするところは、従来の
この種の構造の非水電解液電池の基本的な構造を
変更することなく、そこにきわめて簡単な付加的
構成を施すだけでもつて、注入された電解液が速
やかにセパレータ等に十分に浸透できるように
し、これにより電解液を注入してから放電性能が
安定化するまでの期間を大幅に短縮することがで
き、さらに電池ケース内における電解液の移動の
自由度を高め、かつ発電要素内に空気が閉じ込め
られるのを防止することができるようにして、全
般的な性能を大幅に向上させ得るにようした非水
電解液電池を提供することにある。
上記の目的を達成するために、この考案は、電
池缶12と、負極14と、セパレータ16と、正
極18とを有する非水電解液電池であつて、 前記負極14は、外周に前記セパレータ16と
前記正極18とを配置して、前記電池缶12の中
心部の軸方向に挿入され、 前記負極14は、筒状に形成され、多数の小孔
30を有し、 前記小孔30は、前記負極14の半径方向に貫
通していることを特徴とする。
以下、この考案の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
まず、第3図はこの考案による非水電解液電池
に用いられる筒状負極14の一実施例を示す。同
図に示す筒状負極14は、軽金属、例えば金属リ
チウムによつて構成されたもので、その外形状に
ついては前述した従来のものと同じである。そし
て、それを形成する方法も、従来のものと同じ様
に、シート状のリチウムを筒状に巻回する。た
だ、この考案で使用される筒状負極14は、第3
図に示すように、その筒壁部を半径方向に貫通す
る多数の小孔30,30,…が設けられている。
この多数の小孔30,30,…は、該筒状負極1
4を形成するためのシート状リチウムにあらかじ
め多数の貫通透孔を設けておくことにより簡単に
形成することができる。
第4図A,Bは、それぞれ第3図に示した構造
の筒状負極14を用いて構成された筒型インサイ
ドアウト型の非水電解液電池10を示す。同図に
示す非水電解液電池10は、その基本的な構成は
前述した従来のものと同じであつて、端子26お
よびガスケツト28により封口された円筒状の電
池ケース12内に、負極14、セパレータ16お
よび正極18を同軸上に配列してなる発電要素2
4を非水電解液22とともに充填している。負極
14、セパレータ16および正極18はそれぞれ
筒状に形成され、電池ケース12の中央部から順
に負極14、セパレータ16および正極18が互
いに同軸上に配列されている。そして、筒状の負
極14の内腔部に負極集電体24が挿入され、さ
らにこの集電体24は負極端子26に接続されて
いる。また、正極18は電池ケース10の内壁面
に直接接触し、これにより該電池ケース12が正
極端子を兼ねるようになつている。
ここで、第4図A,Bにそれぞれ部分拡大して
示すように、電池ケース10内に挿入された筒状
負極14の筒壁部には半径方向に貫通する多数の
小孔30,30,30…が設けられていて、これ
により電池ケース10内に注入された非水電解液
22は、その筒状負極14の中空部14aから上
記多数の小孔30,30,…を通過して該筒状負
極14の外側へ簡単に移動することができる。こ
のため、電解液22を注入した後該電解液22が
セパレータ16に浸透するのが従来よりも著しく
早く行なわれるようになり、電解液22を注入し
てから短い時間の間に放電性能を安定させること
ができるようになる。また、上記多数の小孔3
0,30,…を電解液22が自由に通過すること
ができるので、電池系内に電解液22がまんべん
なく行きわたり、かつ電池系内における電解液2
2の状態が片寄らず、これにより従来よりも放電
性能を大幅に向上かつ安定化させることができる
ようになる。しかも、発電要素20内における空
気は、該発電要素20内に閉じ込められることな
く、上記多数の小孔30,30,…を通して簡単
に外部へ排出されるようになり、これにより全般
的な性能向上が保証されるようになる。
以上のように、この考案による非水電解液電池
は、その基本的な構成にほとんど変更を強いるこ
となく、きわめて簡単な付加的構成を与えるだけ
でもつて、電解液を注液してから放電性能が安定
化するまでの時間を大幅に短縮することができ、
さらに電解液の移動の自由度が高まり、かつ発電
要素内の空気の排出が確実に行なわれるようにな
ることにより、電池としての一般的な性能を大幅
に向上させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bはそれぞれ従来の非水電解液電池
の例を示す断面図、第2図は従来の非水電解液電
池で用いられていた筒状負極を示す斜視図、第3
図はこの考案による非水電解液電池で用いられる
筒状負極の一実施例を示す斜視図、第4図A,B
はそれぞれこの考案による筒状非水電解液電池の
実施例を示す断面図である。各図中、共通あるい
は相当する部分は同符号で示す。 10……電池、12……電池ケース、14……
負極、14a……中空部、16……セパレータ、
18……正極、20……発電要素、22……非水
電解液、24……集電体、26……端子、28…
…ガスケツト、30……小孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電池缶12と、負極14と、セパレータ16
    と、正極18とを有する非水電解液電池であつ
    て、 前記負極14は、外周に前記セパレータ16と
    前記正極18とを配置して、前記電池缶12の中
    心部の軸方向に挿入され、 前記負極14は、筒状に形成され、多数の小孔
    30を有し、 前記小孔30は、前記負極14の半径方向に貫
    通していることを特徴とする非水電解液電池。
JP15206382U 1982-10-08 1982-10-08 非水電解液電池 Granted JPS5957860U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15206382U JPS5957860U (ja) 1982-10-08 1982-10-08 非水電解液電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15206382U JPS5957860U (ja) 1982-10-08 1982-10-08 非水電解液電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5957860U JPS5957860U (ja) 1984-04-16
JPH0120772Y2 true JPH0120772Y2 (ja) 1989-06-22

Family

ID=30336798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15206382U Granted JPS5957860U (ja) 1982-10-08 1982-10-08 非水電解液電池

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JPS5957860U (ja) 1984-04-16

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