JPH01203372A - オキサゾリジンジオン誘導体およびその製造方法 - Google Patents

オキサゾリジンジオン誘導体およびその製造方法

Info

Publication number
JPH01203372A
JPH01203372A JP2549488A JP2549488A JPH01203372A JP H01203372 A JPH01203372 A JP H01203372A JP 2549488 A JP2549488 A JP 2549488A JP 2549488 A JP2549488 A JP 2549488A JP H01203372 A JPH01203372 A JP H01203372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
methyl
formula
fluoro
chloro
butenoate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2549488A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Hirai
憲次 平井
Atsuko Fujita
敦子 藤田
Koji Sato
弘司 佐藤
Hiroaki Hirose
弘明 廣瀬
Masahiro Yokota
正浩 横多
Shoin Nagato
長戸 松陰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JNC Corp
Sagami Chemical Research Institute
Original Assignee
Sagami Chemical Research Institute
Chisso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sagami Chemical Research Institute, Chisso Corp filed Critical Sagami Chemical Research Institute
Priority to JP2549488A priority Critical patent/JPH01203372A/ja
Publication of JPH01203372A publication Critical patent/JPH01203372A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は除草活性を有する新規なオキサゾリジンジオン
誘導体に関する。更に詳しくは、本発明は一般式 〔式中、X l 、 X 2は互いに独立してハロゲン
原子を表わす。R1はアルキル基、シクロアルキル基、
アルケニル基、またはアルキニル基を表わす。〕で示さ
れる、3位の窒素原子上のフェニル環5′位にチオエー
テル結合を有することを特徴とするオキサゾリジンジオ
ン誘導体およびその製法に関する。
従来、オキサゾリジンジオン環の5位に置換基を持つ種
々の誘導体が知られているが、5位に置換メチリデン基
を有するオキサゾリジンジオン誘導体はその合成が困難
であることとも関連してこれまでほとんど報告されてい
ない、さらに現在までに殺草活性を有するヘテロ環化合
物は数多く合成され、実用化されているものもあるにも
かかわらず、実用的な殺草活性を有するオキサゾリジン
ジオン類はこれまで知られていない。
(発明が解決しようとする課題) 従来知られているオキサゾリジンジオン誘導体の中で、
3位の窒素原子上に置換又は無置換フェニル基を有し、
5位にアルキリデン基を有する誘導体が各種雑草に対し
て殺草活性を有するという記載はあるが(特開昭82−
174065号公報参照)3位の窒素原子上の5′位に
チオエーテル結合を有する化合物およびそれらの化合物
の有する生物活性についての記載はない。
本発明は、各種強V!雑草に対して高い選択性と強力な
殺草活性とを併せもつ新規化合物を提供し、更にこれら
の化合物の工業的な製造方法を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、種々のオキサゾリジンジオン誘導体につ
いて鋭意検討した結果、一般式(1)で示されるように
、5位にインプロピリデン基を有し、3位窒素原子上の
フェニル環の5″位にチオエーテル結合を有するオキサ
ゾリジンジオン誘導体に各種強害雑草に対して強力な殺
草活性と、有用作物に対して高い選択性が発現すること
を見出し本発明を完成した。
本発明の新規オキサゾリジンジオン誘導体は、水田にお
いて使用する場合、ヒエ、コナギ、ヒメミソハギ等の一
年生雑草並びにミズガヤツリグサ、ホタルイ、ウリカワ
、マツバイなどの多年生雑草に対しても強力な殺草効果
を示す。また畑地においてもイヌビエ、メヒシバ、エノ
コログサ、シロザ、タデ、アオビユ、スベリヒエ、オオ
バコ等の畑地雑草を選択性に枯殺することかできる。
さらに本発明化合物は殺雑草活性が強く、少量で初期の
効果が得られるばかりでなく、有用栽培植物に対する薬
害は極めて低い。すなわち、本発明化合物はイネ科雑草
であるヒエ、メヒシバ、エノコログサ等を枯殺するのに
対して、イネ科の作物である移植水稲、小麦、トウモロ
コシ等に対してほとんど薬害を与えない、イネ科以外の
作物である大豆、綿等に対しても同様にほとんど薬害は
認められない。
本発明化合物を有効成分とする除草剤の使用量は、施用
方法、時期、対象植物の種類等によっても異なるが、化
合物量で10アール当たり10〜soo!?。
好ましくは、30〜300g程度である。
前記一般式(1)で示される本発明の新規オキサゾリジ
ンジオン誘導体は例えば下記に示す方法によって製造す
ることができる。
〔式中、X l 、 X 2 、 RIおよびR2は前
記と同じ意味を表わす。〕で示されるカルバミン酸エス
テルを塩基で処理することにより容易に得ることができ
る。反応は通常の有機溶媒中で室温もしくは還流下に実
施することが好ましい。使用される塩基としては、トリ
エチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン
、N−メチルモルホリン、ジメチルアニリン等の第3級
アミン、ピリジン、ルチジン、ピリミジン等の芳香族ア
ミン、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、
カリウム−し−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシ
ドや水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金
属水素化物または炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウムのような塩基性無機化合
物、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム等のカルボン酸金属
塩類を使用することができる。塩基の使用量は特に制限
はないが一般に触媒量で充分である。
また、使用される有機溶媒としては、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族系溶媒、ジオキサン、テトラヒ
ドロフラン、ジメトキシエタン等のエーテル系溶媒、メ
タノール、エタノール、イソプロパツール等のアルコー
ル系溶媒、あるいは、酢酸エチル、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド等の有機溶媒を挙げることが
できる。
本発明化合物の原料である前記一般式(If)で示され
る化合物は、例えば以下に示す方法によって容易に製造
することができ、例えば一般式(I[I)〔式中、X 
l 、 X 2 、 Rlは前記と同じ意味を表わし、
Yはイソシアナト基または塩化カルバモイル基を表わす
。〕で示されるアリールイソシアネートまたは塩化カル
バモイルクロリドを、−i式(IV)○H ンイC0OR・  (1’/) 〔式中、R2は前記と同じ意味を表わす。〕で表わされ
る2−ヒドロキシ−3−メチル−3−ブテン酸エステル
とを場合にこよっては塩基の存在下に反応させることに
より容易に製造することができる。
本発明化合物合成のための原料である一般式(II)で
示されるカルバミン酸エステルとしては、2− (N−
(2°、4゛−ジクロロ−5′〜メチルチオフエニル)
カルバモイロキシ)−3−メチル−3−ブテン酸メチル
、2iN−(2’−フルオロ−4゜−クロロ−5゛−エ
チルチオフェニル)カルバモイロキシ)−3−メチル−
3−ブテン酸メチル、2−(N−(2’〜フルオロ−4
′−クロロ−5′−イソプロピルチオフェニル)カルバ
モイロキシ)−3−メチル−3−ブテン酸メチル、2−
(N−(2’。
4°−ジクロロ−5′−イソプロピルチオフェニル)カ
ルバモイロキシ)−3−メチル−3−ブテン酸メチル、
2− IN −(2″−フルオロ−4゛−ブロモ−5°
−イソプロピルチオフェニル)カルバモイロキシ)−3
−メチル−3−ブテン酸メチル、2−IN−(2°−フ
ルオロ−4”−クロロ−5′−へキシルチオフェニル)
カルバモイロキシ)−3−メチル−3−ブテン酸メチル
、2−(N−(2’−フルオロ−4゛−クロロ−5”−
ドデシルチオフェニル)カルバモイロキシ)−3−メチ
ル−3−ブテン酸メチル、2−(N−(2’−フルオワ
−4′−クロロー5′−シクロプロピルチオフエニル)
カルバモイロキシ)−3−メチル−3−ブテン酸メチル
、2− (N −(2°−フルオロ−4“−クロロ−5
”−シクロペンチルチオフェニル)カルバモイロキシ)
−3−メチル−3−ブテン酸メチル、2−(N−(2′
−フルオロ−4′〜クロロ−5゛−シクロへキシルチオ
フェニル)カルバモイロキジ)−3−メチル−3−ブテ
ン酸メチル、21N−(2’−フルオロ−4”−クロロ
−5°−アリルチオフェニル)力ルバモイロキシ)−3
−メチル−3−ブテン酸メチル、2−(N−(2’、4
’−ジクロロ−5゛−アリルチオフェニル)カルバモイ
ロキシ)−3−メチル−3−ブテン酸メチル、2−(N
−(2°−フルオロ−4゛−ブロモ−5′−アリルチオ
フェニル)力ルバモイロキシ)−3−メチル−3−ブテ
ン酸メチル、2−(N−(2’−フルオロ−4“−クロ
ロ−5°−クロチルチオフェニル)カルバモイロキシ)
−3〜メチル−3−ブテン酸メチル、2−(N−(2′
〜フルオロ−4′−クロロ−5′−プレニルチオフェニ
ル)カルバモイロキシ)−3−メチル−3−ブテン酸メ
チル、2−(N−(2’−フルオロ−4°−クロロ−5
′〜メタリルチオフエニル)カルバモイロキシ)−3−
メチル−3−ブテン酸メチル、2−(N−+2’−フル
オロ−4゛−クロロ−5″−(3゛°−ブテニル)チオ
フェニル)カルバモイロキシ〕−3−メチル−3−ブテ
ン酸メチル、2−+N−(2°、4゛−ジクロロ−5°
−プロパギルチオフェニル)カルバモイロキシ)−3−
メチル−3−ブテン酸メチル、2−(N−(2’−フル
オロ−4゛−クロロ−5′−プロパギルチオフェニル)
力ルバモイロキシ)−3−メチル−3−ブテン酸メチル
、2−(N−(2″−フルオロ−4゛−クロロ−5°−
(1”−メチルプロパギル)チオフェニル)カルバモイ
ロキシ〕−3−メチル−3−ブテン酸・メチル、2−(
N−(2°−フルオロ−4°−クロロ−5’−(2”−
ブチニル)チオフェニル)カルバモイロキジ〕−3−メ
チル−3−ブテン酸メチル、2− (Ni2’−フルオ
ロ−4′−クロロ−5”−(3゛°−ブチニル)チオフ
ェニル)カルバモイロキシ〕−3−メチル−3−ブテン
酸メチルおよびこれらの他の低級アルキルエステル等を
用いることができる。 本発明化合物の製造に当たって
は、前記−最大(I[[)と(IV)との反応によって
得られる前記−最大(II)で表わされるカルバミン酸
エステルを反応系から単離することなく、そのまま塩基
で処理することにより、目的とする前記−最大(1)で
表わされるオキサゾリジンジオン誘導体を製造すること
ができる。また本反応の実施において、反応終了後得ら
れた反応混合物をカラムクロマトグラフィー等を用いて
分離精製することができるが、適当な溶媒、例えばエチ
ルアルコール、エーテルあるいはヘキサン等を加え、必
要に応じて冷却することによって析出する結晶を炉別す
ることにより、純粋なオキサゾリジンジオン誘導体を容
易に単離することができる。
このようにして製造することのできる一最式(I)で表
わされる化合物のうち代表的なものを第1表に挙げた。
またそれらの物性値およびスペクトル測定値を第2表お
よび第3表に示した。
第1表 オキサゾリジンジオン誘導体 以下、実施例、参考例及び試験例により本発明を更に詳
しく説明する。
火1昨1 2−(N−(2’−フルオロ−4゛−クロロ−5゜−イ
ソプロピルチオフェニル)カルバモイロキシ)−3−メ
チル−3−ブテン酸メチル(2,31g、6.15mm
o1)のベンゼン(50mN)溶液に触媒量の酢酸ナト
リウム(50mg)を加え、還流下に3.5時間反応さ
せた。反応終了後、反応溶液をIN塩酸で洗浄した。
有機層を乾燥後、減圧下に濃縮した。得られた淡褐色油
状物をシリカゲル力ラムクロマトグラフィ−(溶出溶媒
:酢酸エチル/ヘキサン−115)により精製し、淡黄
色油状物を得た。このものに少量のメタノールを加え、
冷却することによって析出しな3−(2°−フルオロ−
4゛−クロロ−5′−イソプロピルチオフェニル)−5
−イソプロピリデン−1,3−オキサゾリジン−2,4
−ジオン〔化合物1〕の白色固体(850mg、収率4
0%)を濾過により単離した。
夫1涯1 実施例1と同様の操作により、2−(N−(2°。
4°−ジクロロ−5°−イソプロピルチオフェニル)カ
ルバモイロキシ)−3−メチル−3−ブテン酸メチルの
環化反応により3−(2°、4°−ジクロロ−5′−イ
ソ10ピルチオフエニル)−5−イソプロピリデン−1
,3−オキサゾリジン−2,4−ジオン〔化合物2〕を
合成した。
夫1によ (化合物3) 実施例1と同様の操作により、2− (N −(2”。
4°−ジクロロ−5°−メチルオフェニル)カルバモイ
ロキシ)−3−メチル−3−ブテン酸メチルの環化反応
により3−(2’、4’−ジクロロ−5゜−メチルチオ
フェニル)−5−イソプロピリデン−1,3−オキサゾ
リジン−2,4−ジオン〔化合物3〕を合成した。
夫1肚工 実施例1と同様の操作により、2−(N−(2’−フル
オロ−4′−クロロ−5“−シクロペンチルチオフェニ
ル)カルバモイロキシ)−3−メチル−3−ブテン酸メ
チルの環化反応により3−(2°−フルオロ−4°−ク
ロロ−5°−シクロペンチルチオフェニル)−5−イソ
プロピリデン−1,3−オキサゾリジン−2,4−ジオ
ン〔化合物4〕を合成した。
実1肚1 2−(N−(2°−フルオロ−4°−クロロ−5゜−ア
リルチオフェニル)カルバモイロキシ)−3−メチル−
3−ブテン酸エチル(1,32y、 3.40+I1m
o1)のトルエン(30z1)溶液に触媒量の酢酸ナト
リウム(30+g)を加え、還流下に2時間反応させた
0反応終了後、反応溶液をIN塩酸で洗浄した。有R層
を乾燥後、減圧下に濃縮した。得られた淡褐色油状物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸
エチル/ヘキサン=115)により精製し、淡黄色油状
物を得な。このものに少量のメタノールを加え、冷却す
ることによって析出した3−(2°−フルオロ−4°−
クロロ−5°−アリルチオフェニル)−5−イソプロピ
リデン−1,3−オキサゾリジン−2,4−ジオン〔化
合物5〕の白色固体(630alF、収率54%)を濾
過により単離した。
実JLfi予− 2−(N−(2°、4“−ジクロロ−5°−アリルチオ
フェニル)カルバモイロキシ)−3−メチル−3−ブテ
ン酸メチル(1,50g、3.84mmoi’)のトル
エン(30z1)溶液に触媒量の酢酸ナトリウム(40
B)を加え、還流下に、1時間反応させた0反応終了後
、反応溶液をIN塩酸および水で洗浄し、乾燥後、減圧
下に濃縮した。得られた淡褐色油状物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサ
ン=115)により精製し、黄色油状物を得た。このも
のを少量のメタノールから再結晶することによって3−
(2’、4°−ジクロロ−5°−アリルチオフェニル)
−5−イソプロピリデン−1,3−オキサゾリジン−2
,4−ジオン〔化合物6〕の白色固体(670zg、収
率49%)を得た。
(化合物7) 21N−(2’−フルオロ−4′−クロロ−5゜−メタ
リルチオフェニル)カルバモイロキジ)−3−メチル−
3−ブテン酸エチル(400z@、1.0mmo1)の
ジメチルホルムアミド(30z1)溶液に触媒量の酢酸
ナトリウム(10ty)を加え、50℃で5時間反応さ
せた。反応終了後、反応溶液にIN塩酸(3011)を
加えエーテルで抽出した。エーテル層をIN塩酸および
水で洗浄し、乾燥後、減圧下に濃縮した。
得られた淡褐色油状物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/10)
により精製し、黄色油状物を得た。このものを少量のメ
タノールから再結晶することによって3−(2°−フル
オロ−4°−クロロ−5°−メタリルチオフェニル)−
5−イソプロピリデン−1゜3−オキサゾリジン−2,
4−ジオン〔化合物7〕の白色固体(234zy、収率
66%〉を得た。
実施例8 2−(N−(2°−フルオロ−4゛−クロロ−5“−プ
ロパギルチオフェニル)カルバモイロキシ)−3−メチ
ル−3−ブテン酸メチル(1,08g、2.90mmo
1)のトルエン(30zi’)溶液に触媒量の酢酸ナト
リウム(3011F)を加え、還流下に、2.5時間反
応させた0反応終了後、反応溶液をIN塩酸および水で
洗浄し、乾燥後、減圧下に濃縮した。得られた淡褐色油
状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒
:酢酸エチル/ヘキサン−115)により精製し、黄色
油状物を得た。このものを少量のメタノールから再結晶
することによって3−(2゜−フルオロ−4°−クロロ
−5°−プロパギルチオフェニル)−5−イソプロピリ
デン−1,3−オキサゾリジン−2,4−ジオン〔化合
物8〕の白色固体(450mg、収率46%)を得た。
夫1九l 実施例8と同様の操作により、2− (N −(2°。
4゛−ジクロロ−5°−プロパギルチオフェニル)カル
バモイロキシ)−3−メチル−3−ブテン酸メチルの環
化反応により3−(2’、4°−ジクロロ−5“−プロ
パギルチオフェニル)−5−イソプロピリデン−1,3
−オキサゾリジン−2,4−ジオン〔化合物9〕を合成
した。
以下、参考例として本発明に係る新規オキサゾリジンジ
オン誘導体の合成に用いる出発物質を製造する方法を示
す。
11九L 2−フルオロ−4−クロロ−5−プロパギルチオフェニ
ルイソシアネート(970i+1?、4.01m+mo
1)と2−ヒドロキシ−3−メチル−3−ブテン酸エチ
ル(870zy、6.03m+*o1)のエーテル(3
0x1)溶液に、少量のプロピレンオキサイドと0.5
z1のトリエチルアミンを加え、室温で2時間撹拌した
。反応終了i、溶液をIN塩酸で洗浄し、エーテル層を
乾燥後、減圧下に濃縮した。得られた淡褐色油状物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エ
チル/ヘキサン= 1 /12)により精製して、2−
(N−(2″−フルオロ−4°−クロロ−5°−プロパ
ギルチオフェニル)カルバモイロキシ)−3−メチル−
3−ブテン酸エチル(390rII、収率25%)を淡
黄色油状物として得た。
I R(neat) :1605,1740cm−’’
H−NMR(CDC13,TMS):8.26(LH,
d)、7.14(L H、d)、6.87〜7.14(
I H、br)、5.45(I H、s)、5.21(
I H、s)、5.11(I H。
S)、4.23(2H、q)、3.61(2H、d)、
2.19(LH,t)、1.83(3H、d)、1.2
8(3H、L)99m 臀遣1 2−フルオロ−4−クロロ−5−アリルチオフェニルイ
ソシアネート(940B、3.86mmoffi)と2
−ヒドロキシ−3−メチル−3−ブテン酸メチル(73
51g、5.65+mmof)のエーテル(30111
)溶液に、少量のプロピレンオキサイドと0.5afの
トリエチルアミンを加え、室温で2時間撹拌した0反応
終了後溶液をIN塩酸で洗浄し、エーテル層を乾燥後、
減圧下に濃縮した。得られた淡褐色油状物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘ
キサン−1/12)によりf[して、2−(N−(2’
−フルオロ−4°−クロロ−5°−アリルチオフェニル
)カルバモイロキシ)−3−メチル−3−ブテン酸メチ
ル(640i+g、収率44%)を淡黄色油状物として
得た。
I R(neat):1608,1740cm−’’H
−N M R(CD C1,、TM S):8.09(
I H、d)、7.08(L H、d)、6.84〜7
.10(L H、br)、5.58〜6.11(L H
、m)、5.44(I H、s)、4.93〜5.36
(4H、m)、3.74(3H、s)、3.53(2H
、d)、 1.81(3H、d)pp輪釡j月阻」− 2−フルオロ−4−クロロ−5−シクロペンチルチオフ
ェニルイソシアネート(300B、1.10mmo1)
と2−ヒドロキシ−3−メチル−3−ブテン酸エチル(
240mg、1.66nv+o1)のエーテル(25z
l)溶液に、少量のプロピレンオキサイドと0.5ml
のトリエチルアミンを加え、室温で2.5時間撹拌した
。反応終了後、溶液をIN塩酸で洗浄し、エーテル層を
乾燥後、減圧下に濃縮した。得られた淡褐色油状物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エ
チル/ヘキサン= 1 /12)により精製して、2−
(N−(2’−フルオロ−4′−クロロ−5゛−シクロ
ペンチルチオフェニル)カルバモイロキシ)−3−メチ
ル−3−ブテン酸エチル(100zfI、収率22%)
を淡黄色油状物として得た。
I R(neat):1605,1740c+m−’’
H−NMR(CDC1s、TMS):8.16(IH,
d)、7.09(L H、d)、6.84〜7.08(
L H、br)、5.46(L H、s)、5.21(
I H、s)、5.12(LH,s)、4.23(2H
、q)、3.41〜3.81(L H、brm)、1.
41〜2.34(8H、brm)、1.82(3H、d
)、1.28(3H、t)ppsaかくして得られる本
発明化合物は、前述のように除草剤として優れた性能を
有しているや本発明化合物を除草剤として使用するにあ
たっては、そのままでも使用できるが、一般には一種又
は数種の補助剤を混合して除草剤として用いることがで
きる0通常、補助剤としては各種単体、増量剤、溶剤、
界面活性剤、安定剤などを配合して常法により例えば水
和剤、乳剤、粉剤、粒剤なとの形態に製剤化して使用す
ることが好ましい。
本発明化合物を有効成分とする除草剤における補助剤の
一つである溶媒としては、例えば水、アルコール類、ケ
トン類、エーテル類、脂肪族および芳香族炭化水素類、
ハロゲン化炭化水素類、酸アミド類、エステル類、ニト
リル類、などが適当であり、これらの一種又は二種以上
の混合物が使用される。また増量剤としては、カオリン
、ベントナイトなどの粘土類、タルク、葉ろう石などの
タルク類、珪藻土、ホワイトカーボンなどの酸化物等の
鉱物性粉末とダイズ粉、CMCなとの植物性粉末等が使
用される。また界面活性剤を展着剤、分散剤、乳化剤、
浸透剤として使用してもよい。
その界面活性剤としては、例えば非イオン系界面活性剤
、カチオン系界面活性剤、両性系界面活性剤などが挙げ
られる。これらの界面活性剤は、用途に応じて一種又は
二種以上の混合物として活用される。
本発明化合物を有効成分とする除草剤の好ましい使用方
法としては、土壌処理、水面処理、茎葉部処理等が挙げ
られ、防除雑草の発芽前から幼芽時の施用により特に優
れた効果をあげることができる。
さらに本発明化合物を有効成分とする除草剤は、本有効
成分の殺草活性を阻害することのない他の活性成分、例
えば他の除草剤、殺虫剤、殺菌剤、植物成長調節剤等の
混合使用又は併用することも可能である。
次に本発明化合物を有効成分とする除草剤の製剤例、お
よび本除草剤による除草効果を試験例を挙げて、本発明
を更に詳細に説明する。なお部は重量部を示す。
艮1目1上−(至)[層上 本発明化合物1を20部、キシレン35部、シクロへキ
サノン40部、ツルポール900A<東邦化学製〉5部
を均一に混合し、乳剤を得た。本発明の他の化合物2−
9それぞれについても上記と同様に処理し、乳剤を得た
12 (水 剤 本発明化合物1を50部、珪藻土25部、クレー22部
、ルノックスR100C(東邦化学製)3部の混合物を
均等に混合粉砕した後所定量の水を加えて水和剤を得た
0本発明の他の化合物2−9それぞれについても上記と
同様に処理し、水和剤を得た。
製111と1lEu 本発明化合物1を5部、ベントナイト35部、タルク5
5部、リグニンスルホン酸ソーダ5部の混合物を均一に
混合粉砕した後、水を加えて混練し、押出し造粒器で粒
剤化した後、乾燥、整粒して粒剤を得た0本発明の他の
化合物2−9それぞれについても上記と同様に処理し、
粒剤を得た。
1 (オ  に   る 5、000分の1アールのワグネルポットに水田土壌を
詰め、これにヒエ、コナギ、ヒメミソハギの種子、及び
2〜3葉期の稲苗(品種二日本晴)を播種又は移植して
湿潤状態に保った。5日後に水深4CIlまで入水した
。その後、製剤例に従って水和剤または乳剤とした本発
明化合物をアール当たり、20.10.5グラムとなる
ように希釈液の所定量を水面処理した。処理後20日目
に供試植物に対する殺草効果、および稲に対する薬害に
ついて下記の判第4表 水田雑草に対する効果 一験 2 (草に  る − 面積18x 11c+*”、深さ7c+*のバットに畑
土壌を詰め、これにメヒシバ、シロザ、イヌビエ、及び
大豆の種子を播種し、その上に1c+mの覆土をした。
翌日、製剤例に従って水和剤または乳剤にした本発明化
合物をアール当たり20,15.5グラムとなるように
希釈液の所定量を覆土上に均一に散布した。
処理後20日目に供試雑草に対する殺草効果及び大豆に
対する薬害について試験例1と同様にして調査した。そ
の結果を第5表に示す。
第5表 畑土壌処理による効果 3茎  理による 5、000分の1アールのワグネルボットに畑土壌を充
填し、これにトウモロコシおよび、シロザ、タデ、イヌ
ビエなどの雑草を播種し、20日後に生育した植物の茎
葉部へ製剤例1に示した乳剤に製剤した各供試化合物を
水で希釈した所定の濃度の薬液を、100j!/10a
の割合の散布量で供試植物に均一に噴霧処理した。処理
後20日目に殺草効果および薬害について試験例1と同
様に評価した。結果を第6表に示す

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、X^1、X^2は互いに独立してハロゲン原子
    を表わす。R^1はアルキル基、シクロアルキル基、ア
    ルケニル基、またはアルキニル基を表わす。〕で示され
    るオキサゾリジンジオン誘導体。
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 〔式中、X^1、X^2は互いに独立してハロゲン原子
    を表わす。R^1はアルキル基、シクロアルキル基、ア
    ルケニル基、またはアルキニル基を表わし、R^2は低
    級アルキル基を表わす。〕で示されるカルバミン酸エス
    テルを塩基の存在下に反応させることを特徴とする一般
    式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、X^1、X^2は互いに独立してハロゲン原子
    を表わす。R^1はアルキル基、シクロアルキル基、ア
    ルケニル基、またはアルキニル基を表わす。〕で示され
    るオキサゾリジンジオン誘導体の製造方法。
JP2549488A 1988-02-05 1988-02-05 オキサゾリジンジオン誘導体およびその製造方法 Pending JPH01203372A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2549488A JPH01203372A (ja) 1988-02-05 1988-02-05 オキサゾリジンジオン誘導体およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2549488A JPH01203372A (ja) 1988-02-05 1988-02-05 オキサゾリジンジオン誘導体およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01203372A true JPH01203372A (ja) 1989-08-16

Family

ID=12167610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2549488A Pending JPH01203372A (ja) 1988-02-05 1988-02-05 オキサゾリジンジオン誘導体およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01203372A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4052942B2 (ja) 2−ピリミジニルオキシ−n−アリールベンジルアミン誘導体、その製造方法及び利用
HU208226B (en) Herbicidal compositions comprising pyrrolidine-2,5-dione or 4,5,6,7-tetrahydroisoindole-1,3-dione derivatives as active ingredient and process for producing the active ingredient
US4098600A (en) Isocyanoacylamides
KR940010176B1 (ko) 3-퍼플루오로알킬-5-치환된-옥시-이속사졸 유도체, 그의 제조방법, 및 그를 함유하는 제초제
JPH02207075A (ja) N‐置換‐3‐(置換ヒドラジノ)ベンゼンスルホンアミド誘導体、その製造方法及び除草剤
JPH02200658A (ja) N―(置換)ベンジルカルボン酸アミド誘導体及び除草剤
JPS60109578A (ja) 3−(置換フエニル)−5−置換−1,3,4−オキサゾリン−2−オン類およびこれを有効成分とする除草剤
JP3110145B2 (ja) N−置換−3−(置換ヒドラジノ)ベンゼンスルホンアミド誘導体、その製造方法及び除草剤
US4371388A (en) 3-Substituted aminoalkyl-2-benzothiazolinones as plant growth regulants
JPH02108668A (ja) 5−アルコキシピリジン−3−カルボキサミド誘導体とその製造方法及び植物成長抑制剤
JPH02207084A (ja) N‐置換‐3‐(含窒素5員環)ベンゼンスルホンアミド誘導体、その製造方法及び除草剤
JPH01203372A (ja) オキサゾリジンジオン誘導体およびその製造方法
JPS62167713A (ja) 除草剤
EP0655444A1 (en) Oxazoline derivative, process for preparing the same and agricultural and horticultural chemical for controlling noxious organisms containing the same
JP3066536B2 (ja) 縮合ヘテロ環誘導体及び除草剤
JP2650823B2 (ja) N−アリールオキシアシル−n−フェニルテトラヒドロフタラミン酸誘導体およびその製造法ならびにそれを有効成分とする除草剤
JPH0655705B2 (ja) アシルアミノバレロニトリル誘導体、その製造法およびそれらを含有する除草剤および農園芸用殺菌剤
JP2809481B2 (ja) 2―アルコキシカルボニル―3―ピリジンカルボン酸誘導体、その製造法及び除草剤
JPH01203306A (ja) オキサゾリジンジオン誘導体を活性成分とする除草剤
JPH039908B2 (ja)
EP0073409A1 (en) N-substituted-tetrahydroisophthalimide derivatives
JPS61221170A (ja) トリフルオロメタンスルホニルアミド誘導体及びそれを有効成分とする除草剤
KR0128544B1 (ko) 2,3-디히드로-3-메틸렌-2-치환된 페닐-1h-이소인돌-1-온 유도체
JPH0720959B2 (ja) N―置換―3―〔(2,3―ジメチルマレイミド)アミノ〕ベンゼンスルホンアミド誘導体、その製造方法及び除草剤
KR100545784B1 (ko) 제초활성을 가지는 3,4,5,6-테트라히드로프탈이미드계화합물