JPH01199857A - 収納容器袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は合成樹脂フィルム類の複数個あ収納袋部が設
けである逆止弁付きの流体（粉粒体を含む）収納袋に関
するものである。

（従来技術） 従来この種の柔軟な合成樹脂フィルム製の袋において収
納袋部が表裏２枚のフィルムを相互に溶着してシール部
によって複数個の部屋に区画されたものは、空気枕、空
気マット、救命胴着として、また食品包装容器としても
一般に広く知られている。

他方この種の収納袋に取付ける逆止弁としては、合成樹
脂射出成形品よりなるもの、或いは扁平な合成樹脂フィ
ルムチューブ製の通称バルブサックと云われているもの
が知られている（例えば特公昭５０−２３１７号、特公
昭５１−３４３５１号、及び特公昭５１−３４３５１号
の各特許公報）。

また数個の区画室にそれぞれ独立に栓付き開口部を取付
けた空気袋も実公昭５５−３０１１７号実用新案公報に
よって知られている。

（解決しようとする課題） 然し乍ら前述の公知の空気枕、空気マット、救命胴着の
空気注入口には逆止弁が設けてあり、収納袋部は複数個
の部屋に区画はされているが、空気は各区画室間を相互
に流通するように形成されており、従って何れかの区画
室でも破断すると全部の空気が抜け、全く使用できなく
なり、浮き袋や救命胴着においては人命に係る。

他方食品など小区画に区画して連続した袋はあるが、そ
れぞれの収納袋部は完全に独立しており、流体を充填す
るときには、それぞれの収納袋部に個別に流体を充填し
なければならず、充填が面倒であるし、能率が悪く、こ
の種の連続袋には逆止弁の取付けであるものはない。

また前述の実公昭５５−３０１１７号のものも、栓付き
の開口部は設けであるが逆止弁は設けてないし、個々の
空気室にはそれぞれの開口部から空気室に空気を注入し
なければならず、−括注入はできない。

また比較的大きな単一の袋には前記各特許公報などにも
記載されているようにバルブサック型の逆止弁が取付け
であるものがあるが、これら特許公報のものは、各袋内
は前述の様に区画はされてなく、またバルブサックは流
体を充填するときには充填用のノズルを必ず必要とし、
各区画室毎にこのバブルサックを取付けたとしても、−
括充填はできない。

そこでこの発明は前述のように複数個の収納袋部を有す
る流体収納袋であっても、充填時には唯の一箇所から全
収納袋部に一括充填ができ、収納後は各収納袋部毎に独
立し、その中の一部の流体の取りだし、或いは一部の収
納袋部の破断があったとしても他の収納袋部に何らの影
響を与えずに、密封状態を保持できるものとすることで
ある。

また他の解決しようとする課題としては流体未充填時に
おいては、シート状で嵩張らないようにすることである
。

（課題を解決しようとする手段） この発明は前記の課題を解決するために、表裏２枚のフ
ィルム間に単一の注入口を有する流体導入部と、この流
体導入部に対し複数個の収納袋部が並列に、前記表１＆
２枚のフィルムを相互に溶着したシール部によって区画
形成してあり、前記流体源入部と各収納袋部の境界線を
なすシール部には、流体導入部から収納袋部側のみに流
体が流れ、反対方向には流れない逆止弁がそれぞれ設け
てあることを特徴とする合成樹脂フィルム乃至シート製
の扁平な収納容器袋とする。

またこの発明は前記の課題を解決するために、前記各逆
止弁は柔軟な合成樹脂製フラットフィルム２枚を重ねて
両側部をヒートシールして扁平なチーブとしあり、これ
ら２枚のフィルムのうち一方のフィルムの一次側端部分
を他の側のフィルムに対して幅方向に若干弛緩させて、
この部部においてのみ前記２枚のフィルム間に間隙が形
成してあり、他の部分はそれぞれ前記収納袋部内に位置
させ、前記扁平チューブの表裏のフィルムは相互には一
′密着状態として収納袋部のフィルムに添わせてあるこ
とを特徴とする収納容器袋とする。

また前記の注入口は前記流体導入部の一端、中間のうち
の一つの位置に設ける場合もある。

また前記流体導入部は枝分かれしたもとする場合もある
。

また前記収納袋部は第２の逆止弁を装備した直接外部に
開口する開口部をそれぞれ有するものとする場合もある
。

この発明に使用されるシートもしくはフィルムとしては
ポリエチレン、ポリプロピレジ、ナイロン、ポリエステ
ル、ポリ塩化ビニル、などの各種のプラスチックス、ゴ
ム、或いはこれらに裏打ち布をラミネートしたレザーな
どを用いる。

（作　用） 畝上の様に構成するこの発明のものにおいて、流体未収
納つまり使用していない状態においては。

扁平な状態であり、この収納容器袋に流体（空気。

ガス、液体、粉粒体）を充填するにはこれらの吐出ノズ
ルを流体導入部の注入口に挿入し、若干の圧力を加えて
注入すると、流体は先ず流体導入部に流入し、この中の
圧力が大気圧よりも若干高くなって膨らみ、この流体導
入部にそれぞれ開口している逆止弁の一次側よりこれら
をそれぞれ押し開き、それぞれの収納袋部内に流入する
。

各収納袋部に流体が充分に注入できたならば。

前記吐出ノズルを注入口より抜去すると、前記流体導入
部内の圧力は低下し、各逆止弁はそれぞれ逆流時の同圧
及び収納袋部内の圧力によって閉じられる。

各収納袋部の流体を取り出すときは、その任意若しくは
全部の収納袋部を破り、取り出すか、或いは予め別個に
それぞれの収納袋部に外部に直接開口できる同様の第２
の逆止弁を取付けておき、これにストロ−状のパイプを
挿入して取り出す。

第２項の請求項においては前項の作用の外、流体未収納
の空の状態においては収納体フィルム及び逆止弁フィル
ムの厚みを加算した程度となっており、流体導入部に流
体を前記の第２項の請求項のときと同様に注入すると、
各フィルム製の逆止弁は、その−次側つまり流体導入部
側において、一方のフィルムがそれぞれ弛緩して、間隙
ができている部分から、逆止弁の２枚のフィルムを押し
開いて、各収納袋部中に流入する。

注入用のノズルを外せば、各収納袋部内の各逆止弁を構
成している扁平チューブ部分は逆流時の動圧及び内圧に
よって扁平となって密着して閉止される。

（効　果） 未使用のこの発明のものにおいては、収納容器袋の表裏
のフィルムははゾ密着状態で扁平であり保管や、商品の
流通過程において、また携行するにも嵩ぼらず、救命胴
着、空気枕、空気マットとして最適である。また空気バ
ッキング用として使用するときも、空気を充填する前に
この収納容器袋をバッキングを必要とする隙間に挿入乃
至挟み込んだ後、空気を充填することもできる。

畝上のようにこの出願中の請求項１及び請求項２項にお
いては、各逆止弁は流体導入部側からの単一の注入口よ
り流体を注入すると、流体導入部内の圧力上昇に伴い、
何れの逆止弁をも押し開いて、流体は各収納袋部内に流
入し、各収納袋部はすべて、同一の圧力となるところま
で充填される。

次に一旦流体が各収納袋部に充填された後は各収納袋部
の流体はそれぞれ独立に設けられている逆止弁によって
逆流が阻止され、各収納袋部ごとに独立して、流体は密
封状態に保持される。

従って、各収納袋部のうちの何れかを開封したとしても
、他の収納袋部の密封状態には何の影響も与えず、その
状態が保持され、 従って、救命胴着や、浮き袋においては、一部の収納袋
部が破断したとしても、残余の収納袋部による浮力は保
持され、安全性が高められる。

また、その他の液体練状のもの、粉粒を包装したものに
おいては、何れの収納袋部を開口しても、他の袋部には
何の影響もなく、これら未開封の収納袋部においては密
封包装状態が維持され、各収納袋部を単位として、内部
の流体が使用できる。

請求項２項の発明においては未使用状態のこの発明のも
のの最も厚みのある部分は前記の各逆止弁のある部分で
あるが、各逆止弁の構造は前記の通りであるから、逆止
弁を構成する２枚のフィルムの厚さに加えて、若干弛緩
した皺の部分と、これらの外側の収納袋の２枚のフィル
ムの厚さの和だけで、従来のバルブサック型逆止弁付の
袋と殆ど同程度の厚みで極めて薄く、前述の保管や、商
品流通過程において嵩張らないし、エアパッキングとし
て使用する場合にも、未使用の扁平状態のこの請求項２
項のものをバッキングを必要とする間隙に挿入したり挟
み込むことが容易にできる。

またこの請求項２項のものにおいても、各逆止弁に流体
注入ノズルを挿入しなくとも、流体導入部と各収納袋部
との圧力差によって、各逆止弁は開口して各収納袋部に
流体が充填され、各収納袋部の数に関係なく、単一の注
入口から一括して各収納袋部に流体を注入することがで
き、注入の手間が簡素化される。

流体導入部が直線に形成しである請求項３項においては
流体の注入時における抵抗が少なく注入が短時間で行え
る。

流体導入部が枝分かれしている請求項３項のものにおい
ては、注入口から、各収納袋部までの距離が短く、注入
抵抗が少ない。

各収納袋部がそれぞれ外部に直接開口する第２の逆止弁
付開口部が設けである請求項５項のものにおいては、こ
の開口部にストロ−状のパイプを挿入することによって
任意の収納袋部より、必要量の流体を取り出すことがで
きるし、各収納袋部は複数回繰返し、使用することがで
きる。

このように構成し、作用及び効果を奏するこの発明の収
納容器袋は、内部に収納されるものが、空気の場合は浮
き袋、救命胴着、エアマット、梱包用バッキングその他
空気袋式雨傘に適し、また液体の場合は調味料、飲料水
、その他の液体の充填に、また粉末の場合は砂糖、塩、
穀粉、肥料、粉末洗剤などの充填に適する。

その他、小粒の顆粒物、穀類などの包装にも適する。

（実施例） 今この発明を図示の代表的な実施例に基づいて説明する
。

実施例１ 第１図乃至第５図に示すものであって、Ａはこの発明の
収納容器袋であって、一般には２枚の合成樹脂シート、
若しくは裏張布を貼りあわせたシート、若しくは薄いフ
ィルム１１．１２製よりなり、これらを相互にヒートシ
ール、高周波溶着などのシール部１３によって数個の独
立した収納袋部１４．１４・・・・・・と単一の流体導
入部１５との区画形成されており、流体導入部１５は幅
の狭い通路となっており、各収納袋部１４．１４・・・
・・・はこの流体導入部１５に対し、対称的に両側に並
列に隣接して形成しである。

前記シール部１３のうち、各収納袋部１４．１４・・・
・・・と流体導入部１５との境界をなすシール部１３ａ
には逆止弁１６．１６・・・・・・がそれぞれの収納袋
部１４．１４・・・・・・に対して一個づつ設けである
。

この逆止弁１６．１６・・・・・・の具体的な構造は第
２図に示す通りであり、柔軟な合成樹脂フィルム環の扁
平チューブよりなり、その一方のフィルム１７は他方の
フィルム１８に対し、−次側端２０において、幅方向に
僅かに弛緩させて両側縁が弁シール部１９によって前記
フィルム１７と１８がシールされ、−次側端２０のみに
おいて、二枚のフィルム１７と１８間に隙間２２が形成
され、二次側２１寄部分においては二枚のフィルム１７
と１８は完全に密着できるように形成してあり、この逆
止弁１６．１６・・・・・・が前記シール部１３ａに前
記逆止弁１６の一次側端２１を流体導入部１５内に若干
突出させ、これより二次側２１部分は殆ど前記収納袋部
１４中に位置させてあり、第３図乃至第５図に示すよう
に、一方のフィルム１７が他のフィルム１８より長くし
てあり、これらが相互に密着状態（第５図参照）と離反
状態（第４図）参照になるように形成しである。

前述の流体導入部１５の一端のみが外気に開放した注入
口２３としである。

実施例２ 第６図に示すものであって、流体導入部１５の片側に各
収納袋部１４が並列に設けてあり、注入口２３は流体導
入部１５の中間位置に設けである点が先の実施例１と異
なり、その他実施例１と同一符号のところは同一の構成
をなす各構成部分を示す。

実施例３ 実施例１．２と同一符号のところは同一の構成部分を示
す。

異なるところは流体導入路１５が二叉に枝分かれしであ
るところである（第７図参照）。

実施例４ 第８図に示すものであって、実施例１と同一符号のとこ
ろは同一の構成部分である。

異なるところは各収納袋部ユ４には、それぞれ直接外部
に開口した第２の逆止弁２４付の開口部２５がそれぞれ
設けであるものである。

実施例５ 第９図に示すものであって、逆止弁１６の構造が他の実
施例のものとは全く異なる。全部がフィルム製ではなく
弾性を有する真円乃至楕円断面形の射出乃至押出成形パ
イプ３０に気密的に接続した柔軟なフィルム状の合成樹
脂チューブ３１とよりなるもの（第１０図参照）であり
、前記パイプ３０を一次側端２０としである。

その他は他の実施例と同一である。

各実施例において、小粒の顆粒物或いは穀類よりなる流
体をいれる場合においては各収納分露部１４は、これら
小粒の流体がこぼれず空気のみが脱気できる脱気間隙が
設けであることは勿論である。

（実施例の作用及び効果） 全ての実施例において、本件の発明のものと同一の作用
及び効果を奏することは勿論であるが、実施例１のもの
においては、流体導入部１５に注入された流体はこの流
体導入部１５の左右に並ぶ各逆止弁１６の一次側端２０
の僅かな間隙２２に内圧として作用し、この逆止弁１６
をそれぞれ第４図に示すように大きく押し開き、各収納
袋部１４中に流入する。注入を止めると、流体導入部１
５中の圧力が低下し、その表裏の弁フィルム１７．１８
は相互に密着し、それぞれ完全に密封される。

実施例１乃至実施例４においては、それぞれ逆止弁１６
が前述の通りフィルム製であるから、未使用状態におい
ては、最も厚みのある逆止弁部分であっても、すべての
フィルム乃至シートの厚みよりごく僅かの厚みが増加す
るだけで、保存する場合にも嵩張らず積み重ねたり、ロ
ール状に巻いて保存できるし、携行にも便利である。

また流体を充填したときにも、全体として、収納袋部１
４が平面的につらなった形状となるから流体を充填した
ま＼積み重ねることも可能である。

実施例２及び３においては、流体導入部１４が注入口２
３から２手に枝分かれしているから、端末の収納袋部１
４までの流体導入部１５よりなる通路寸法が短く、注入
時の圧力損失が少なく、注入圧力を大きくする必要がな
い。

実施例４のものにおいては、各収納袋部１４が外部に直
接開口する第２の逆止弁２４付の開口部２５を有するも
のであるから、各収納袋部１４を破断しなくとも何れの
収納袋部１４からも必要量の流体が取り出せる。またこ
の実施例のものは数回使用することができる。

実施例５のものにおいては逆止弁１６の構造として押出
乃至射出成形のパイプ３０を用いているから、逆止弁１
６が流体導入部の内圧で容易に開く、しかし未使用状態
のときの厚みの増大は否めない。

４、図面の簡な説明 図面はこの発明に係わる実施例を示すものであって、第
１図は実施例１の平面図、第２図は逆止弁の斜視図、第
３図は未使用状態の一部省略の３−３線縦断矢視側面図
、第４図は第３図部分流体注入時の縦断側面図、第５図
は第３図部分の流体注入後の状態の縦断側面図、第６図
は実施例２の平面図、第７図は実施例２の平面図、第７
図は実施例３の平面図、第８図は実施例４の平面図、第
９図は実施例５の一部省略縦断側面図、及び第１０図は
第９図に示す収納容器袋の逆止弁の斜視図である。

図中上な符号 Ａ・・・・・・・・・収納容器袋体、　　１３・・・・
・・シール部、１４・・・・・・収納袋部、　　　　１
５・・・・・・流体導入部、１６・・・・・・逆止弁。

第ｑ　菖

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）表裏２枚のフィルム間に単一の注入口を有する流体
   導入部と、この流体導入部に対し複数個の収納袋部が並
   列に、前記表裏２枚のフィルムを相互に溶着したシール
   部によって区画形成してあり、前記流体導入部と各収納
   袋部の境界線をなすシール部には、流体導入部から収納
   袋部側のみに流体が流れ、反対方向には流れない逆止弁
   が各収納袋部に対して１個宛それぞれ設けてあることを
   特徴とする合成樹脂フィルム乃至シート製の扁平な収納
   容器袋。 ２）前記各逆止弁は柔軟な合成樹脂製フラットフィルム
   ２枚を重ねて両側部をヒートシールして扁平なチーブと
   しあり、これら２枚のフィルムのうち一方のフィルムの
   一次側端部分を他の側のフィルムに対して幅方向に若干
   弛緩させて、この部部においてのみ前記２枚のフィルム
   間に間隙が形成してあり、他の部分はそれぞれ前記収納
   袋部内に位置させ、前記扁平チューブの表裏のフィルム
   は相互ほゞに密着状態として収納袋部のフィルムに添わ
   せてあることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   収納容器袋。 ３）前記の注入口は前記流体導入部の一端、中間のうち
   の一つの位置に設けてあることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載の収納容器袋。 ４）前記流体導入部は枝分かれしたものであることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の収納容器袋。 ５）前記収納袋部は第２の逆止弁を装備した直接外部に
   開口する開口部をそれぞれ有するものであることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載の収納容器袋。