JPH0119046Y2 - - Google Patents

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JPH0119046Y2
JPH0119046Y2 JP1982162804U JP16280482U JPH0119046Y2 JP H0119046 Y2 JPH0119046 Y2 JP H0119046Y2 JP 1982162804 U JP1982162804 U JP 1982162804U JP 16280482 U JP16280482 U JP 16280482U JP H0119046 Y2 JPH0119046 Y2 JP H0119046Y2
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flat plate
plate
support plate
screw shaft
locking piece
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JP1982162804U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は測量器用の平板に関する。
従来、測量器の平板は第1図に示すように、平
板本体Aと脚頭金具Bとから構成されており、脚
頭金具Bはさらに半球状の平板受部Cとこの平板
受部Cを受承する凹部を備えた三脚取付部Dとを
有している。Eは脚頭金具Bの中心部を貫通する
螺棒で、その上端には、平板本体A内部に形成さ
れた溝Fに遊挿されて平板面に対し平行方向へ移
動可能な遊動板Gに係止される頭部Hを備えてい
る。このような測量器用平板において、平板受部
Cと三脚取付部Dとは大ネジIにより固定されて
平板本体Aの水平調節可能となつており、また、
このような大ネジIによる固定状態において、さ
らに中蝶ネジJにより平板本体Aを固定すること
により測点に関する調節が可能となつている。
ところが以上のような測量器用平板において、
平板本体Aは、上記のように、内部に溝Fを形成
するという複雑な加工を要し、かつ遊動板Gへの
螺棒Eの頭部Hの係止は、遊動板Gに設けられた
鍵穴状の開口を通じて行なわれるので測点調節の
際の移動により離脱等を生ずる恐れが有るという
欠点が有つた。さらに、測点調節範囲は遊動板G
の移動範囲に限られているので狭く、また、大ネ
ジIと中蝶ネジJとはともに三脚取付部Dの直下
の手が入り難い場所に位置するため、操作上不便
であるという欠点が有つた。
以上に鑑み、この考案の目的は、平板本体内部
に何ら遊動板を設けることなく、従つて平板本体
に何ら溝等の加工を要せず、測点調節を円滑かつ
広範囲で行なえ、しかもこのような測点調節後の
位置固定操作を無理なく行ないうるようにした測
量器用平板の提供にある。
次にこの考案の一実施例を第2図および第3図
に従つて説明する。
図中、1は平板本体、2は平板本体1の裏面中
央部において四方をネジ固定された裏板で中央部
には円形の穴3が設けられており、この裏板2の
長手方向で穴3の直径方向相対する側部には一対
のネジ軸4,4が各々その上端部を固定されてい
る。5は裏板2の下面に配設された長円形の支持
板で、中央部下面には部分球面状の凹部5aを有
しており、この凹部5aの両側部には上記ネジ軸
4,4を中心としてとり囲む円形の穴6,6が設
けられている。7,7は移動板5の両端部におい
て各々下向き突起5bにより水平面内での回転可
能に支持された係止片で、それぞれ近接するネジ
軸4を若干の隙間を隔てて狭む互いに平行な一対
のアーム7aを有しており、これら一対のアーム
7aの先端は対応する側の穴6を越えて延出して
いる。8,8は各々ネジ軸4,4に螺合するナツ
ト部材で、これらを緊締することにより支持板5
を係止片7,7を介して裏板2に対し位置固定可
能となつている。9は上記支持板5の凹部5aに
対応する部分球面状の凸面10を備えた略逆椀型
の三脚取付金具で、その中央部には、上記移動板
5の凹部5aの中央に形成された雌ネジ部5Cと
螺合する雄ネジ部12aを備えた固定ネジ具12
が挿通する貫通穴13を有している。14は固定
ネジ具12の軸部12bを若干の隙間を隔てて狭
む一対の下方に湾曲したアーム14a,14aを
備えた案内係止片で、上記係止片7とほぼ同様な
構成をなしており、一端(図示しない)を三脚取
付金具9の底端に、該底端に平行な面内において
回転可能に支持され、他端(図示しない)は貫通
穴13を横切つて相対する側の底端に延出してい
る。固定ネジ具12はまた下端に大径の摘み部1
2cを有しており、雄ネジ部12aを支持板5の
雌ネジ部5cに螺合させて締め込むと、摘み部1
2cの上端肩部が案内係止片14のアーム14
a,14aに係止されて、支持板5を三脚取付金
具9に対し位置固定可能となつている。
次に上記実施例の作用、効果を説明する。
まず、ナツト部材8,8および固定ネジ具12
を全て緊締して支持板5および三脚取付金具9を
各々裏板2および支持板5に対し適宜位置に固定
した状態で三脚取付金具9に図示しない三脚を取
りつける。次に固定ネジ具12を緩めて支持板5
の凹部5aを三脚取付金具の凸面10に沿つて摺
動させることにより、平板本体1を支持板5とと
もに傾動させ、水平器により、平板本体1が水平
に達した状態で固定ネジ具12を緊締し、水平調
節を行なう。
以上のような水平調節を終えた後、次にナツト
部材8,8を緩めて、平板本体1を水平面内で移
動させることにより測点調節を行なうわけである
が、このような平板本体1すなわち裏板2の移動
は、裏板2に固定されたネジ軸4,4が対応する
支持板5の穴6,6内に位置する限り、自由に行
なうことができ、従つて裏板2は平板本体1とと
もに、その中心位置を支持板5の中心Pに対し、
穴6,6とほぼ同径の円Sの内部の範囲で動かす
ことができる。またこのような平板本体1の移動
に際し、各係止片7,7は対応するネジ軸4,4
の移動に伴なつて常にこれらを各々アーム7a,
7aにより狭んだ状態で回動し、従つて裏板2は
いずれの位置においてもナツト部材8,8を緊締
することにより、支持板5に対し、対応する係止
片7のアーム7a,7aを介して固定可能であ
る。ここで、平板本体1の移動範囲すなわち裏板
2の移動範囲は、支持板5の穴6,6の径を大き
く設定するとともに、それに対応して各係止片7
の各アーム7aの長さを適宜設定することによつ
てさらに広く設定することができるので広範囲な
測点調節が可能であり、かつネジ軸4,4は、固
定ネジ具12に対し両側部に離れて平板本体1の
周縁部寄りに位置するため、作業者の手が届き易
く、ナツト部材8,8による緊締を極めて容易に
行なうことができる。またこのような測量用平板
において平板本体1は何ら溝等の加工を要せず、
従つて通常の平板が使用可能である。
以上のようにこの考案は平板本体の下面に固定
された裏板と、この裏板の下面に前記平板本体の
周縁部寄りの両側部において突設されたネジ軸
と、中央部に三脚取付金具を任意角度でネジ固定
するための固定機構を備え、両側部に前記ネジ軸
が挿通する該ネジ軸の径よりも大きな穴をそれぞ
れ有する支持板と、この支持板の下面に前記穴の
下部を通る領域において当該支持板と平行な面内
で回動可能に取付けられた、前記ネジ軸に係止さ
れる係止片と、前記ネジ軸に螺合して前記支持板
を前記係止片を介して前記裏板に固定するための
ナツト部材とを有することを特徴とする測量用平
板である。
本願の測量用平板では、各ナツト部材を緩めて
支持板を、対応する側の穴が裏板のネジ軸を挿通
状態で、裏板に対し平行に動かし、所望の位置に
達したならナツト部材を係止片を介して締付ける
ことで支持板を裏板に対し位置固定することがで
きる。すなわち支持板は各穴が対応するネジ軸を
囲む範囲で任意に位置設定できる。またネジ軸は
平板本体の周縁部寄りの両側部において配置され
ており、これに螺合するナツト部材の操作は平板
本体の下面側であつても作業者が容易に手を届か
せて行うことができる。さらに支持板は裏板に対
し取付け固定され、また三脚取付金具は支持板に
対し取付け固定されるものであり、平板本体には
裏板を固定するだけで済む。従つて下記の効果を
有する。
a 支持板位置の調節範囲はネジ軸を取囲む各穴
の面積を単に大きくすることにより複雑な加工
を要することなく平板本体のサイズに応じて容
易に拡大できる。
b 支持板の裏板に対する固定作業を作業者が容
易に手を伸ばして行なうことができるので作業
性が向上する。
c 支持板の裏板に対する固定は複数箇所でしか
も平板本体の周縁部寄りにおいて行われるため
平板本体を確実かつ安定に保持できる。
d 平板本体には溝等の特別な加工を必要とせず
平板本体として一般的な平板をそのまま利用で
きるので、平板本体に互換性が与えられ、また
製造コストが安価となる。
e 支持板の裏板に対する固定はナツト部材を係
止片を介して締付けることにより行われ、この
ようなナツト部材と係止片との係合は作業者に
より外部から容易に確認できるので作業の確実
性に寄与する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の測量器用平板を示す正面断面
図、第2図および第3図はこの考案の一実施例を
示し、第2図は測量用平板の正面断面図、第3図
は裏板と支持板との組付け状態を示す平面図であ
る。 1……平板本体、2……裏板、4,4……ネジ
軸、5……支持板、6,6……穴、7……係止
片、8,8……ナツト部材、9……三脚取付金
具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平板本体の下面に固定された裏板と、この裏板
    の下面に前記平板本体の周縁部寄りの両側部にお
    いて突設されたネジ軸と、中央部に三脚取付金具
    を任意角度でネジ固定するための固定機構を備
    え、両側部に前記ネジ軸が挿通する該ネジ軸の径
    よりも大きな穴をそれぞれ有する支持板と、この
    支持板の下面に前記穴の下部を通る領域において
    当該支持板と平行な面内で回動可能に取付けられ
    た、前記ネジ軸に係止される係止片と、前記ネジ
    軸に螺合して前記支持板を前記係止片を介して前
    記裏板に固定するためのナツト部材とを有するこ
    とを特徴とする測量器用平板。
JP16280482U 1982-10-26 1982-10-26 測量器用平板 Granted JPS5966110U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16280482U JPS5966110U (ja) 1982-10-26 1982-10-26 測量器用平板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16280482U JPS5966110U (ja) 1982-10-26 1982-10-26 測量器用平板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5966110U JPS5966110U (ja) 1984-05-02
JPH0119046Y2 true JPH0119046Y2 (ja) 1989-06-02

Family

ID=30357406

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JP16280482U Granted JPS5966110U (ja) 1982-10-26 1982-10-26 測量器用平板

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JPS5966110U (ja) 1984-05-02

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