JPH0118526Y2 - - Google Patents

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JPH0118526Y2
JPH0118526Y2 JP1981104389U JP10438981U JPH0118526Y2 JP H0118526 Y2 JPH0118526 Y2 JP H0118526Y2 JP 1981104389 U JP1981104389 U JP 1981104389U JP 10438981 U JP10438981 U JP 10438981U JP H0118526 Y2 JPH0118526 Y2 JP H0118526Y2
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short cylindrical
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JP1981104389U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、一般に安全キヤツプと称されるキヤ
ツプこのキヤツプが組付けられる壜体との組合せ
構造に関するもので、壜体の口筒部に組付けられ
たキヤツプが正規の開封使用前に不正に開封され
るのを防止する壜体とキヤツプの組合せ構造に関
するものである。
〔従来の技術〕
液体等を収納する壜体は、内容物を収納した
後、その口筒部にキヤツプを組付けて密封され、
その状態で消費者の手元に届けられる。
この場合、高価な内容液を収納した壜体、また
は薬液等を収納した壜体に関しては、正規の消費
者が開封使用する以前に不正に開封されて、内容
液が抜き取られたり、不正に使用されたり、さら
には異物が混入されたり危険性の発生したことが
すぐに識別できるようにすることが必要である。
従来、この種の安全キヤツプとしては、壜体に
キヤツプを螺合組付け後に、キヤツプの切離し易
い一部を壜体に離脱不能にカシメ固定するものと
か、キヤツプを壜体に強引に押圧組付けし、キヤ
ツプの切離し易い一部を壜体に上昇変位不能に組
付けてしまうものとか、さらにはキヤツプを壜体
に強引に押圧組付けし、キヤツプの切離可能な一
部を除去しない限りキヤツプを壜体に対して回動
変位させることができないようにしたものとかの
種々の構造のものが利用されていた。
しかしながら、上記した従来のこの種の安全キ
ヤツプは、壜体に対するキヤツプの組付けが特殊
であると共にその操作が面倒であり、その実施に
専用の設備を必要とする場合があると云う問題が
あつた。
また、多くの場合、キヤツプの壜体への組付け
に、キヤツプを比較的大きく弾性変形させる強引
な組付けが採用されているので、この強引な組付
け力の作用に耐えることのできる構造および柔か
さを要求されることになり、この構造および柔か
さがキヤツプの壜体に対する開閉作用に不都合と
なる場合が生じると云う問題があつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕 これらの従来例における問題点および欠点は、
キヤツプの切離可能な一部を壜体の一部に強固に
係止させるために、この切離可能な部分を壜体の
一部を強引に乗り越えさせて達成する構成となつ
ていることにより発生するものである。
それゆえ、本考案は、キヤツプの切離可能な部
分の壜体の一部に対する下方からの係止を、この
切離可能な部分が壜体の一部を強引に乗り越える
ことなく達成できるようにすることを目的とした
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記した目的を達成すべく、キヤツ
プに一体形成された切離可能な部分をキヤツプ本
体に対して回動変位可能に設けると共に、このキ
ヤツプの切離可能な部分の回動変位を壜体に設け
られた部分により、キヤツプの壜体に対する螺合
組付け動作に従つて必然的に行わせるように構成
したものである。
以下、本考案を、本考案の実施例を示す図面を
参照しながら説明する。
本考案による壜体と壜体とキヤツプの組合せ構
造は、円筒形状の口筒部2外周面上部に螺条3を
設けると共に、同じ口筒部2の外周面下部に上位
鍔部4とこの上位鍔部4よりも大きい外径を有す
る下位鍔部5とを上下に間隔をあけて突周設した
壜体1と、前記した螺条3に螺合する螺条10を
内周面に周設した頂板9を有する円筒形状をした
円筒体7の下端に切断の容易な切離片13を介し
て短円筒形状をした短円筒体12を垂下状に連設
し、この短円筒体12の周壁に形成した窓孔14
内に、係止片15を軸片16を介して回動変位可
能に設けたキヤツプ6とから構成されており、キ
ヤツプ6に設けられた係止片15は、キヤツプ6
が口筒部2に螺合して組付いた際に、その下部を
下位鍔部5の外周縁に当接させて軸片16を回動
軸として回動変位することによつてその上端を上
位鍔部4の下面に係止させる寸法でおよび位置に
設けられている。
円筒体7の周壁8は、キヤツプ6が口筒部2に
螺合限まで組付けられた際に、その下端が上位鍔
部4のやや上方に位置する程度の高さに設定され
ている。
円筒体7と短円筒体12とを連結する切離片1
3は、ミシン目状に多数の孔を穿設した肉薄片、
あるいは周状にごく薄肉部を設けることによつて
成形されている。
短円筒体12は、上位鍔部4の外径よりも大き
な内径を有していて、キヤツプ6が口筒部2に螺
合限まで組付いた際には、少なくとも上位鍔部4
がこの短円筒体12内に侵入位置するようにして
いる。
この短円筒体12の窓孔14内に設けられた係
止片15は、その両側面のほぼ中央で軸片16に
より短円筒体12に結合されており、その内側部
分は上位鍔部4より外側に位置しているが下位鍔
部5よりも内側に位置すべく、その設置位置とか
肉厚が設定されており、またキヤツプ6が口筒部
2に螺合限まで組付いてその下部が下位鍔部15
に当接して回動変位する際に、その上端が上位鍔
部4の外周端下側縁をやや強引に乗り超えてこの
上位鍔部4の下側に侵入位置するようにその高さ
寸法が設定されている。
〔作用〕
本考案は、上記したごとき構成となつているの
で、壜体1の口筒部2にキヤツプ6を螺合組付け
してゆくと、螺合組付き限間近で係止片15の下
部が下位鍔部5の外周端縁に当接し、このため係
止片15はその上端部を口筒部2に接近させる方
向に軸片16を回動軸として回動傾斜して、上端
部を上位鍔部4の外周縁に押圧させる。
この状態からキヤツプ6の口筒部2に対する螺
合組付きをさらに押し進めて、キヤツプ6を口筒
部2に螺合限まで組付けると、このキヤツプ6の
口筒部2に対する螺合の進行に従つて係止片15
の下部の下位鍔部5外周端縁への当接程度が増進
し、このため係止片15の傾斜はより増大して、
係止片15の上端の上位鍔部4外周縁に対する押
圧力が増大する。
この係止片15の上端の上位鍔部4外周縁に対
する押圧力の増大と同時に、係止片15は上位鍔
部4に対して下降変位するので、係止片15の上
端は上位鍔部4の外周縁下端を強引に乗り超えて
上位鍔部4の下面に対向し、もつて上位鍔部4下
面に係止し、もつてキヤツプ6の壜体1への組付
けが達成される。
この状態から壜体1を開放すべくキヤツプ6を
螺合を解く方向に回動させようとすると、係止片
15が上位鍔部4の下面に係止しているのでキヤ
ツプ6は壜体1に対して上昇変位することができ
ず、このためキヤツプ6の螺合を解く方向への回
動すなわち開封動作は達成できないことになる。
しかしながら、このキヤツプ6に対する開封操
作を強引に押し進めてキヤツプ6を回動させる
と、切離片13が切断して短円筒体12を残した
ままキヤツプ本体である円筒体7だけが回動上昇
して壜体1の開封が達成される。
すなわち、切離片13を切断しない限り、壜体
1の開封は達成できないのである。
このように、本考案による構造は、キヤツプ6
を通常のネジキヤツプと同様の操作により壜体1
に螺合組付けすることによつて、壜体1への組付
けが簡単に達成できることになる。
また、一旦キヤツプ6を組付けた壜体1を開封
するには、通常のネジキヤツプと同様に、キヤツ
プ6を開封方向に回動させれば良いのであるが、
キヤツプ6の最初の開封は切離片13を切断しな
い限り達成できないので、この切離片13の切断
の有無を一見するだけで、その壜体1がすでに開
封されたことのあるものであるか否かを簡単にか
つ確実に認識することができる。
なお、切離片13が切断されてしまうと、短円
筒体12を保持する力が無くなつてしまうので、
短円筒体12は口筒部2から離脱しないまでも、
切離片13が切断されていない状態の時よりも、
それ自身の重量によつてやや下降した位置に変位
することが多く、このため切離片13の切断はよ
り明確に識別されることになる。
〔実施例〕
第1図ないし第5図図示実施例の場合、短円筒
体12は周壁8および上位鍔部4の外径よりも大
きいが下位鍔部5の外径よりも小さい内径を持つ
て成形されていると共に、キヤツプ6が螺合限に
組付いた状態で下端が下位鍔部5に達しない高さ
寸法で成形されており、この短円筒体12に等間
隔で四つ設けられた窓孔14を短円筒体12の全
高さ範囲にわたつて形成されている。
このため、切離片13が切断されて短円筒体1
2が円筒体7から独立すると、短円筒体12は円
筒形状を自己保持する機械的強度が急激に低下す
ることになり、このため切離片13切断後の不要
となつた短円筒体12の除去を容易にすることが
できる。
また、係止片15は軸片16よりも下位となつ
た下半分を短円筒体12の下端から下方に延出さ
せた状態で短円筒体12に一体設されており、こ
の係止片15を短円筒体12に結合している軸片
16は下位鍔部5の外周端よりも外方に位置して
いる。
軸片16が下位鍔部5の外周端よりも外方に位
置しているのは、係止片15がその下部を下位鍔
部5に当接させて回動傾斜した際に、係止片15
の下部の外方への突出量をできるだけ少なくし、
もつて本考案構造物の取扱いに不便を生じさせな
いようにするためである。
なお、符号11はキヤツプ6に回動力を作用さ
せ易いようにするためのローレツトである。
また、第6図ないし第9図図示実施例の場合、
第1図ないし第5図に示した図示実施例のものの
短円筒体12の下端に、下位鍔部5の外径よりも
大きい内径をもつ短円筒形状をしたリング体17
を一体設し、窓孔14を短円筒体12からのこの
リング体17にかけて窓孔形成した構造となつて
いる。
このリング体17は、キヤツプ6の下端に係止
片15が突出することによる外観の異和感をなく
すために設けられたものであると共に、係止片1
5が設けられる切離片13以下のキヤツプ6部分
の機械的強度を強化し、もつて係止片15の上位
鍔部4に対する係止をより確実に確保できるよう
にしたものである。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなごとく、本考案は構造
が簡単であるので、その成形が容易であり、また
壜体に対するキヤツプの組付け、取外し操作が通
常のネジキヤツプと全く同じで良く、そして一旦
開封されたならば、その開封されたことの識別が
極めて簡単かつ確実に達成できると共に、一度開
封したならば、原状に復することができないので
不正等の入り込む余地が全くなく、さらにキヤツ
プ本体である円筒体に無理な変形を与えないの
で、この円筒体を壜体の開閉部材として良好に機
能させ続けることができる等、多くの優れた効果
を発揮するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るキヤツの一実施例を示す
正面図、第2図は同じく縦断面図、第3図は同じ
く底面図、第4図は同じく平面図、第5図は壜体
に組付いた状態を示す縦断面図である。第6図は
キヤツプの他の実施例を示す正面図、第7図は同
じく縦断面図、第8図は同じく底面図、第9図は
壜体に組付けた状態を示す縦断面図である。 符号の説明、1……壜体、2……口筒部、3…
…螺条、4……上位鍔部、5……下位鍔部、6…
…キヤツプ、7……円筒体、8……周壁、9……
頂板、10……螺条、12……短円筒体、13…
…切離片、14……窓孔、15……係合片、16
……軸片、17……リング体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒形状の口筒部2外周面上部に螺条3を設け
    ると共に、下部に上位鍔部4と該上位鍔部4より
    も大外径となつた下位鍔部5とを間隔をあけて周
    設した壜体1と、前記螺条3に螺合する螺条10
    を内周面に周設した有頂円筒体7の下端に切離片
    13を介して短円筒体12を連設し、該短円筒体
    12の周壁に形成された窓孔14内に、前記口筒
    部2に組付いた際に、下部を前記下位鍔部5外周
    縁に当接させて回動することによつて上端を前記
    上位鍔部4下面に係止させる係止片15を軸片1
    6を介して設けたキヤツプ6とより成る壜体とキ
    ヤツプの組合せ構造。
JP10438981U 1981-07-14 1981-07-14 壜体とキヤツプの組合せ構造 Granted JPS5812156U (ja)

Priority Applications (1)

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JP10438981U JPS5812156U (ja) 1981-07-14 1981-07-14 壜体とキヤツプの組合せ構造

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JP10438981U JPS5812156U (ja) 1981-07-14 1981-07-14 壜体とキヤツプの組合せ構造

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Publication Number Publication Date
JPS5812156U JPS5812156U (ja) 1983-01-26
JPH0118526Y2 true JPH0118526Y2 (ja) 1989-05-30

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4232891B2 (ja) * 2003-01-31 2009-03-04 株式会社吉野工業所 封緘式キャップ
JP5773417B2 (ja) * 2011-04-28 2015-09-02 株式会社吉野工業所 合成樹脂製キャップを備えた容器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5489886A (en) * 1977-12-26 1979-07-17 Somabuhai Pat Chiyandorakaanto Antiiinterference plug

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JPS5812156U (ja) 1983-01-26

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