JPH01177466A - 可変容量型揺動板式圧縮機の圧力制御弁 - Google Patents
可変容量型揺動板式圧縮機の圧力制御弁Info
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- JPH01177466A JPH01177466A JP62336641A JP33664187A JPH01177466A JP H01177466 A JPH01177466 A JP H01177466A JP 62336641 A JP62336641 A JP 62336641A JP 33664187 A JP33664187 A JP 33664187A JP H01177466 A JPH01177466 A JP H01177466A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/14—Control
- F04B27/16—Control of pumps with stationary cylinders
- F04B27/18—Control of pumps with stationary cylinders by varying the relative positions of a swash plate and a cylinder block
- F04B27/1804—Controlled by crankcase pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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-
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- F04B2027/184—Valve controlling parameter
- F04B2027/1859—Suction pressure
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
この発明は、可変容量型揺動板式圧縮機に用いられ、ク
ランク室から吸入室へのガス逃げ量を調節する圧力制御
弁に関するものである。
ランク室から吸入室へのガス逃げ量を調節する圧力制御
弁に関するものである。
（従来の技術）
この種の圧力制御弁として、吸入圧力を受ける圧力応動
部材により動かされる弁体と、この弁体の動きを更に制
御するソレノイドとを備えており。
部材により動かされる弁体と、この弁体の動きを更に制
御するソレノイドとを備えており。
ソレノイドの電流量に応じて圧縮機のクランク室と吸入
室との連通度を調節する方式のものが知られている。そ
の具体的な構成例が第５図に示されており、圧力制御弁
を構成するケース２８の一端には弁体４２及びこの弁体
４２に連結された圧力応動部材４４を収納するバルブホ
ルダ２９が固定され、このバルブホルダ２９にクランク
室４と吸入室２７とに開口する連通孔３８．３９を設け
、クランク室４に開口する連通孔３８の側端に弁体４２
の弁座面４０を形成し、圧力応動部材４４には吸入室の
圧力が加わるようにしである。また、弁体４２にはステ
ム４１が当接され、このステム４１は、ソレノイド３０
を構成するアーマチュア３２からステータ３３の中心に
延びる連結ロッド５５と連結ビン５６を介して連結固定
されている。
室との連通度を調節する方式のものが知られている。そ
の具体的な構成例が第５図に示されており、圧力制御弁
を構成するケース２８の一端には弁体４２及びこの弁体
４２に連結された圧力応動部材４４を収納するバルブホ
ルダ２９が固定され、このバルブホルダ２９にクランク
室４と吸入室２７とに開口する連通孔３８．３９を設け
、クランク室４に開口する連通孔３８の側端に弁体４２
の弁座面４０を形成し、圧力応動部材４４には吸入室の
圧力が加わるようにしである。また、弁体４２にはステ
ム４１が当接され、このステム４１は、ソレノイド３０
を構成するアーマチュア３２からステータ３３の中心に
延びる連結ロッド５５と連結ビン５６を介して連結固定
されている。
アーマチュア３２とステータ３３とは互いの対向面がテ
ーバ状に形成され、電磁コイル３１への通電によりアー
マチュア３２とステータ３３との間に磁力を発生させ、
弁体４２を図中右方向へ押圧するようになっている。
ーバ状に形成され、電磁コイル３１への通電によりアー
マチュア３２とステータ３３との間に磁力を発生させ、
弁体４２を図中右方向へ押圧するようになっている。
（発明が解決しようとする問題点）
しかしながら、上記圧力制御弁によると、電磁コイルへ
供給する電流量の増加方向と減少方向とでは吸入圧力の
ヒステリシスが第４図の破線に示すように大きく、再現
性が悪いという欠点があった。
供給する電流量の増加方向と減少方向とでは吸入圧力の
ヒステリシスが第４図の破線に示すように大きく、再現
性が悪いという欠点があった。
これは、弁体がステムに当接されているだけであるので
ｌ！動等が生じると弁体をステムの軸方向へ確実に案内
できなくなり、弁体が弁座面に均一に着座しなかったり
、それにより弁体と弁座面との間の摩擦が大きくなるか
らであり、また、ステムや弁体、バルブホルダ等の寸法
誤差、あるいは圧力応動部材の取付如何によっては、ア
ーマチュアとステータとの間隔や圧力応動部材の特性が
異なってしまうためである。
ｌ！動等が生じると弁体をステムの軸方向へ確実に案内
できなくなり、弁体が弁座面に均一に着座しなかったり
、それにより弁体と弁座面との間の摩擦が大きくなるか
らであり、また、ステムや弁体、バルブホルダ等の寸法
誤差、あるいは圧力応動部材の取付如何によっては、ア
ーマチュアとステータとの間隔や圧力応動部材の特性が
異なってしまうためである。
そこで、この発明においては、電磁コイルへの供給電流
に対して吸入圧力のヒステリシスを小さくし、再現性の
よい可変容量型揺動板式圧縮機の圧力制御弁を提供する
ことを課題としている。
に対して吸入圧力のヒステリシスを小さくし、再現性の
よい可変容量型揺動板式圧縮機の圧力制御弁を提供する
ことを課題としている。
（問題点を解決するための手段）
しかして、この発明の要旨とすることろは、クランク室
と吸入室との連通状態を調節する弁体と。
と吸入室との連通状態を調節する弁体と。
この弁体の動きを電磁コイルへの通１！量により制御す
る該電磁コイル、ステニタ及びアーマチュアとより成る
ソレノイドと、吸入室内の圧力を受けて前記弁体の位置
を動かす圧力応動部材とを備えた可変容量揺動板式圧縮
機の圧力制御弁において。
る該電磁コイル、ステニタ及びアーマチュアとより成る
ソレノイドと、吸入室内の圧力を受けて前記弁体の位置
を動かす圧力応動部材とを備えた可変容量揺動板式圧縮
機の圧力制御弁において。
前記弁体をステータに形成の挿通孔に案内されて動くス
テムに固定し、このステムと前記アーマチュアとの間に
該アーマチュアからの突出量が調節できるアジャストス
クリュを介在させると共に。
テムに固定し、このステムと前記アーマチュアとの間に
該アーマチュアからの突出量が調節できるアジャストス
クリュを介在させると共に。
前記弁体が着座する弁座体を移動自在に設けるようにし
たことにある。
たことにある。
（作用）
したがって、弁体をステータの挿通孔に案内されて動く
ステムに固定したので、弁体をステムの軸方向に確実に
案内することができ、弁座面へ均一に着座させることが
できる。また、アーマチュアとステムとの間にはアジャ
ストスクリュが設けられているので、このアジャストス
クリュの突出量を調節することにより、アーマチュアと
ステータとの間隔が調節・でき、さらに、弁座体の位置
調節を行なえるようにしたので、圧力応動部材の特性を
調節できる。そのため、第４図の実線に示されるように
ヒステリシスを小さくでき、上記＠題を達成することが
できるものである。
ステムに固定したので、弁体をステムの軸方向に確実に
案内することができ、弁座面へ均一に着座させることが
できる。また、アーマチュアとステムとの間にはアジャ
ストスクリュが設けられているので、このアジャストス
クリュの突出量を調節することにより、アーマチュアと
ステータとの間隔が調節・でき、さらに、弁座体の位置
調節を行なえるようにしたので、圧力応動部材の特性を
調節できる。そのため、第４図の実線に示されるように
ヒステリシスを小さくでき、上記＠題を達成することが
できるものである。
（実施例）
以下、この発明の実施例を図面により説明する。
可変容量コンプレッサ１は、第３図にその詳細が示され
るように、ワブルプレート式のもので、有底筒状のハウ
ジング２を有し、このハウジング２の開口端にシリンダ
ブロック３が固定され、ハウジング２とシリンダブロッ
ク３とに囲まれてクランク室４が構成されている。また
、シリンダブロック３の他端にはシリンダヘッド５がバ
ルブプレート６を挾んで固定されている。
るように、ワブルプレート式のもので、有底筒状のハウ
ジング２を有し、このハウジング２の開口端にシリンダ
ブロック３が固定され、ハウジング２とシリンダブロッ
ク３とに囲まれてクランク室４が構成されている。また
、シリンダブロック３の他端にはシリンダヘッド５がバ
ルブプレート６を挾んで固定されている。
駆動軸７は、上記ハウジング２とシリンダブロック３に
回動自在に支持されており、該駆動軸７には、ハウジン
グ２に回動自在に支持されたスラストフランジ８がクラ
ンク室４内で固定されている。また、このスラストフラ
ンジ８には、同じくクランク室４内でドライブハブ９が
リンク１０を介して揺動自在に支持されている。このド
ライブハブ９は、駆動軸７に外装されたヒンジボール１
１に回動、揺動自在に支持されている。このヒンジボー
ル１１は、駆動軸７の周囲に設けられた弾性部材１２ａ
、１２ｂにより両側から締圧されている。
回動自在に支持されており、該駆動軸７には、ハウジン
グ２に回動自在に支持されたスラストフランジ８がクラ
ンク室４内で固定されている。また、このスラストフラ
ンジ８には、同じくクランク室４内でドライブハブ９が
リンク１０を介して揺動自在に支持されている。このド
ライブハブ９は、駆動軸７に外装されたヒンジボール１
１に回動、揺動自在に支持されている。このヒンジボー
ル１１は、駆動軸７の周囲に設けられた弾性部材１２ａ
、１２ｂにより両側から締圧されている。
ワブルプレート１３は、クランク室４内でドライブハブ
９に対しては回動自在に支持され、ハウジング２に対し
てはスライダ１４を介して係合し、ヒンジボール１１を
支点として揺動のみが許されるようになっている。この
ワブルプレート１３には複数のピストン１５がピストン
ロッド１６を介して連結されている。これらピストン１
５は、前述したシリンダブロック３に形成されたシリン
ダボア１７に摺動自在に挿入され、バルブプレート６、
ピストン１５及びシリンダボア１７に囲まれて圧縮室が
構成されている。この圧縮室は、ピストン１５が吸入行
程にある場合には吸入弁１８が開かれてバルブプレート
６に形成された吸入孔１９を介してシリンダヘッド５内
の低圧室２０と連通し、また、ピストン１５が吐出行程
にある場合には吐出弁２１が開かれてバルブプレート６
に形成された吐出孔２２を介してシリンダヘッド５内で
低圧室２０から画成された高圧室２３と連通ずる。
９に対しては回動自在に支持され、ハウジング２に対し
てはスライダ１４を介して係合し、ヒンジボール１１を
支点として揺動のみが許されるようになっている。この
ワブルプレート１３には複数のピストン１５がピストン
ロッド１６を介して連結されている。これらピストン１
５は、前述したシリンダブロック３に形成されたシリン
ダボア１７に摺動自在に挿入され、バルブプレート６、
ピストン１５及びシリンダボア１７に囲まれて圧縮室が
構成されている。この圧縮室は、ピストン１５が吸入行
程にある場合には吸入弁１８が開かれてバルブプレート
６に形成された吸入孔１９を介してシリンダヘッド５内
の低圧室２０と連通し、また、ピストン１５が吐出行程
にある場合には吐出弁２１が開かれてバルブプレート６
に形成された吐出孔２２を介してシリンダヘッド５内で
低圧室２０から画成された高圧室２３と連通ずる。
上記低圧室２０と高圧室２３とは、シリンダヘッド５に
形成された吸入口（図示せず）と吐出口にそれぞれ接続
されている。
形成された吸入口（図示せず）と吐出口にそれぞれ接続
されている。
圧力制御弁２５は、シリンダブロック３、シリンダヘッ
ド５及びバルブプレート６に形成された制御弁挿入孔２
６に挿入固定され、該圧カ制御井２５のシリンダブロッ
ク３に臨む周囲には、前述した低圧室２０と連通ずる吸
入室２７が形成されており、この圧力制御弁２５の詳し
い構成が第１図及び第２図に示されている。
ド５及びバルブプレート６に形成された制御弁挿入孔２
６に挿入固定され、該圧カ制御井２５のシリンダブロッ
ク３に臨む周囲には、前述した低圧室２０と連通ずる吸
入室２７が形成されており、この圧力制御弁２５の詳し
い構成が第１図及び第２図に示されている。
第１図及び第２図において、圧力制御弁２５は。
ケース２８と、このケース２８の一端に固定されたバル
ブホルダ２９とを有し、ケース２８内にはソレノイド３
０が設けられている。このソレノイド３０は、電磁コイ
ル３１、アーマチュア３２及びステータ３３から構成さ
れ、アーマチュア３２はケース２８に対して軸方向に移
動自在であり。
ブホルダ２９とを有し、ケース２８内にはソレノイド３
０が設けられている。このソレノイド３０は、電磁コイ
ル３１、アーマチュア３２及びステータ３３から構成さ
れ、アーマチュア３２はケース２８に対して軸方向に移
動自在であり。
ステータ３３はケース２８に対して固定されており、こ
のアーマチュア３２とステータ３３とは、平坦に形成さ
れた互いの端面で対向されている。
のアーマチュア３２とステータ３３とは、平坦に形成さ
れた互いの端面で対向されている。
そして、ケース２８の他端に固定されたキャップ３４を
介してコイルボビン３５から引出されるリード線３６．
３６により電磁コイル３１への通電が行なわれ、通電に
よりアーマチュア３２がステータ３３に吸引され、電流
の大きさに応じて後述する弁体４２が弁座体３７方向へ
変位されるものである。
介してコイルボビン３５から引出されるリード線３６．
３６により電磁コイル３１への通電が行なわれ、通電に
よりアーマチュア３２がステータ３３に吸引され、電流
の大きさに応じて後述する弁体４２が弁座体３７方向へ
変位されるものである。
尚、平坦な面でアーマチュア３２とステータ３３とを対
向させているのは、対向面がテーパ状であると、アーマ
チュア３２又はステータ３３の対向面が偏心している場
合には該アーマチュア３２の軸に対して直角方向に作用
する力が大きくなり、摩擦が大きくなるのでこれを除去
するためである。
向させているのは、対向面がテーパ状であると、アーマ
チュア３２又はステータ３３の対向面が偏心している場
合には該アーマチュア３２の軸に対して直角方向に作用
する力が大きくなり、摩擦が大きくなるのでこれを除去
するためである。
バルブホルダ２９は、その先端に位ｍｓ節が可能な弁座
体３７が螺合され、この弁座体３７に形成された第１の
連通孔３８を介して前述したクランク室４と該バルブホ
ルダ２９の内部に形成された収納室４６とが接続されて
いる。また、バルブホルダ２９の側面には、前述した吸
入室２７に接続される第２の連通孔３９が形成されてい
る。
体３７が螺合され、この弁座体３７に形成された第１の
連通孔３８を介して前述したクランク室４と該バルブホ
ルダ２９の内部に形成された収納室４６とが接続されて
いる。また、バルブホルダ２９の側面には、前述した吸
入室２７に接続される第２の連通孔３９が形成されてい
る。
第１の連通孔３８の他端周囲には弁座面４０が形成され
、この弁座面４０にステム４１の先端に固定されたポペ
ット状の弁体４２が着座できるようになっている。ステ
ム４１は、その基部が前記ステータ３３の中心に形成さ
れた挿通孔４３に摺動自在に挿入されて該ステム４１の
軸方向にのみ移動が許され、弁体４２の振動等を抑えて
該弁体４２を弁座面４０に均一に着座させるようになっ
ている。また、ステム４１には例えばベローズから成る
圧力応動部材４４が連結されている。この圧力応動部材
４４は、一端がステム４１の先端近傍に形成された段部
にハンダ付けされ、他端がバルブホルダ２９の基端にか
しめ付けられた平ざがね４５に同じくハンダ付けされて
おり、前述した収納室４６内に収納されている。また、
この圧力応動部材４４は、それ自体のセット力を有し、
下記する押圧スプリング５１のばね力が付加されており
、吸入圧力が高くなるのに従って収縮し、押圧スプリン
グ５１に抗して弁体４２を図中左方向へ変位させるよう
になっている。
、この弁座面４０にステム４１の先端に固定されたポペ
ット状の弁体４２が着座できるようになっている。ステ
ム４１は、その基部が前記ステータ３３の中心に形成さ
れた挿通孔４３に摺動自在に挿入されて該ステム４１の
軸方向にのみ移動が許され、弁体４２の振動等を抑えて
該弁体４２を弁座面４０に均一に着座させるようになっ
ている。また、ステム４１には例えばベローズから成る
圧力応動部材４４が連結されている。この圧力応動部材
４４は、一端がステム４１の先端近傍に形成された段部
にハンダ付けされ、他端がバルブホルダ２９の基端にか
しめ付けられた平ざがね４５に同じくハンダ付けされて
おり、前述した収納室４６内に収納されている。また、
この圧力応動部材４４は、それ自体のセット力を有し、
下記する押圧スプリング５１のばね力が付加されており
、吸入圧力が高くなるのに従って収縮し、押圧スプリン
グ５１に抗して弁体４２を図中左方向へ変位させるよう
になっている。
また、アーマチュア３２には、該アーマチュア３２から
の突出量が調節でき、前記ステータ３３の挿通孔４３へ
摺動自在に挿入するアジャストスクリュ４７が螺合され
ている。このアジャストスクリュ４７はステンレス等の
硬質の材質で構成され、その先端が前記ステム４１の基
端に圧入固定され１つアジャストスクリュ４７と同じ硬
質の材質からなるブツシュ４８に当接されている。この
ように、アジャストスクリュ４７をステム４１の基端に
直接当接しないのは、ステム４１をハンダ付けしやすい
例えば黄銅等の材質で形成すると、長期間の使用により
アジャストスクリュウ４７との接触面が変形してしまい
、前記弁座体３７によって調整しても制御弁の特性が変
わって（るからである。
の突出量が調節でき、前記ステータ３３の挿通孔４３へ
摺動自在に挿入するアジャストスクリュ４７が螺合され
ている。このアジャストスクリュ４７はステンレス等の
硬質の材質で構成され、その先端が前記ステム４１の基
端に圧入固定され１つアジャストスクリュ４７と同じ硬
質の材質からなるブツシュ４８に当接されている。この
ように、アジャストスクリュ４７をステム４１の基端に
直接当接しないのは、ステム４１をハンダ付けしやすい
例えば黄銅等の材質で形成すると、長期間の使用により
アジャストスクリュウ４７との接触面が変形してしまい
、前記弁座体３７によって調整しても制御弁の特性が変
わって（るからである。
さらに、アーマチュア３２の後部は、キャップ３４内に
挿入されており、キャップ３４の偏心等によりアーマチ
ュア３２とキャップ３４との間に摩擦が生じないよう該
キャップ３４との間に半径方向の隙間４９が設けられて
いる。また、アーマチュア３２は、キャップ３４に螺合
する調節ねじ５０でセット力を調節することができる押
圧スプリング５１により右方向に押圧されている。
挿入されており、キャップ３４の偏心等によりアーマチ
ュア３２とキャップ３４との間に摩擦が生じないよう該
キャップ３４との間に半径方向の隙間４９が設けられて
いる。また、アーマチュア３２は、キャップ３４に螺合
する調節ねじ５０でセット力を調節することができる押
圧スプリング５１により右方向に押圧されている。
従って、弁体４２は、ベローズ自体のセット力及びこれ
に作用する吸入圧力、ソレノイド３０に作用する磁力及
びアーマチュア３２を押圧する押圧スプリング５１の力
とがバランスした位置にあるが、ソレノイドへの無通電
時には第１図に示すように弁体４２は弁座体３７から離
れている。そして、電磁コイル３１に流れる電流が上昇
してソレノイド３０の磁力が上昇すると、弁体４２にク
ランク室４と吸入室２７との連通を絞る方向の力が働き
、クランク室から吸入室２７へ漏れる冷媒ガス量が少な
くなる。このため、ピストン１５とシリンダボア１７と
の間からクランク室４へ漏れる冷媒ガス、即ちブローパ
イガスによりクランク室４の圧力が増大して、クランク
室４の圧力の上昇に応じてピストン１５の背面に作用す
る力が大きくなるので、ワブルプレート１３がヒンジボ
ール１１を支点として揺動角度が小さくなる方向に回動
し、ピストン１５のストローク、即ち、コンプレッサの
容量を小さくする。
に作用する吸入圧力、ソレノイド３０に作用する磁力及
びアーマチュア３２を押圧する押圧スプリング５１の力
とがバランスした位置にあるが、ソレノイドへの無通電
時には第１図に示すように弁体４２は弁座体３７から離
れている。そして、電磁コイル３１に流れる電流が上昇
してソレノイド３０の磁力が上昇すると、弁体４２にク
ランク室４と吸入室２７との連通を絞る方向の力が働き
、クランク室から吸入室２７へ漏れる冷媒ガス量が少な
くなる。このため、ピストン１５とシリンダボア１７と
の間からクランク室４へ漏れる冷媒ガス、即ちブローパ
イガスによりクランク室４の圧力が増大して、クランク
室４の圧力の上昇に応じてピストン１５の背面に作用す
る力が大きくなるので、ワブルプレート１３がヒンジボ
ール１１を支点として揺動角度が小さくなる方向に回動
し、ピストン１５のストローク、即ち、コンプレッサの
容量を小さくする。
尚、５２は前記リード線３６と共にキャップ３４から引
出されるチューブで、圧力応動部材４４の内側を大気に
開放して圧力応動部材４４の内圧と大気圧とを等しくし
、例えば圧力制御弁内の温度が上昇した場合に、応動部
材の内圧が上昇して特性が変化してしまうのを防止する
と共に、引出し方向を調節することで圧力制御弁２５内
への水、塵埃等の侵入を防いでいる。
出されるチューブで、圧力応動部材４４の内側を大気に
開放して圧力応動部材４４の内圧と大気圧とを等しくし
、例えば圧力制御弁内の温度が上昇した場合に、応動部
材の内圧が上昇して特性が変化してしまうのを防止する
と共に、引出し方向を調節することで圧力制御弁２５内
への水、塵埃等の侵入を防いでいる。
」二記構成において、弁体４２をステータ３３の挿通孔
４３に案内されるステム４１によって弁座面４０に当接
させ、アーマチュア３２とステータ３３との接触面を平
面にし、さらにアーマチュア３２の後部をキャップ３４
から離してクリアランスを大きくしたので、弁体４２の
動きへの摩擦力による影響を減らすことができる。また
、弁座体３７の位置調節により弁座面４０を変位させて
圧力応動部材４４の初期変位量（弁体４２の弁座面４０
からの距離）を調節でき、またアジャストスクリュ４７
によりソレノイド３０のアーマチュア３２とステータ３
３との間隔を調節できる。その結果、電磁コイル３１へ
の供給電流に対する吸入圧力のヒステリシスを第４図の
実線のように少なくでき、供給電流に対してクランク室
４と吸入室２７との連通度をほぼ一対一の関係で制御す
ることができるものである。
４３に案内されるステム４１によって弁座面４０に当接
させ、アーマチュア３２とステータ３３との接触面を平
面にし、さらにアーマチュア３２の後部をキャップ３４
から離してクリアランスを大きくしたので、弁体４２の
動きへの摩擦力による影響を減らすことができる。また
、弁座体３７の位置調節により弁座面４０を変位させて
圧力応動部材４４の初期変位量（弁体４２の弁座面４０
からの距離）を調節でき、またアジャストスクリュ４７
によりソレノイド３０のアーマチュア３２とステータ３
３との間隔を調節できる。その結果、電磁コイル３１へ
の供給電流に対する吸入圧力のヒステリシスを第４図の
実線のように少なくでき、供給電流に対してクランク室
４と吸入室２７との連通度をほぼ一対一の関係で制御す
ることができるものである。
なお、上記説明中の押圧スプリング５１は、−重巻きの
ものを図示したが、この押圧スプリング５１の端部を二
重巻き等の多重密着巻きにすればさらに動作が安定し、
ヒステリシスを減少させることができる。
ものを図示したが、この押圧スプリング５１の端部を二
重巻き等の多重密着巻きにすればさらに動作が安定し、
ヒステリシスを減少させることができる。
（発明の効果）
以上述べたように、この発明によれば、弁体をステータ
の挿通孔に案内されるステムにより確実に弁座面に着座
させると共に、アジャストスクリュの突出量や弁座面の
位置を適宜変更することができるようにしたので、摩擦
に起因する吸入圧力のヒステリシスを減らすことができ
、さらに、アーマチュアとステータとの間隔や圧力応動
部材の特性を調節することで最もヒステリシスが少ない
状態を設定することができ、再現性のよい圧力制御弁を
得ることができるものである。
の挿通孔に案内されるステムにより確実に弁座面に着座
させると共に、アジャストスクリュの突出量や弁座面の
位置を適宜変更することができるようにしたので、摩擦
に起因する吸入圧力のヒステリシスを減らすことができ
、さらに、アーマチュアとステータとの間隔や圧力応動
部材の特性を調節することで最もヒステリシスが少ない
状態を設定することができ、再現性のよい圧力制御弁を
得ることができるものである。
第１図はこの発明に係る圧力制御弁を示す第２図Ｉ−Ｉ
線の断面図、第２図は同上における圧力制御弁の背面図
、第３図は同上における圧力制御弁を有する可変容量型
揺動板式圧縮機の断面図。 第４図はソレノイドにより圧力制御弁を制御した場合の
吸入圧力の特性を示す特性線図、第５図は従来の圧力制
御弁を示す断面図である。 ４・・・クランク室、２５・・・圧力制御弁、２７・・
・吸入室、３０・・・ソレノイド、３１・・・電磁コイ
ル。 ３２・・・アーマチュア、３３・・・ステータ、３７・
・・弁座体、４０・・・弁座面、４１・・・ステム、４
２・・・弁体、４３・・・挿通孔、４４・・・圧力応動
部材、４７・・・アジャストスクリュ。 特許出願人 ヂーゼル機器株式会社 第２図 １］ 、／ ■＼Ｊ 第４図 誘＄電流
線の断面図、第２図は同上における圧力制御弁の背面図
、第３図は同上における圧力制御弁を有する可変容量型
揺動板式圧縮機の断面図。 第４図はソレノイドにより圧力制御弁を制御した場合の
吸入圧力の特性を示す特性線図、第５図は従来の圧力制
御弁を示す断面図である。 ４・・・クランク室、２５・・・圧力制御弁、２７・・
・吸入室、３０・・・ソレノイド、３１・・・電磁コイ
ル。 ３２・・・アーマチュア、３３・・・ステータ、３７・
・・弁座体、４０・・・弁座面、４１・・・ステム、４
２・・・弁体、４３・・・挿通孔、４４・・・圧力応動
部材、４７・・・アジャストスクリュ。 特許出願人 ヂーゼル機器株式会社 第２図 １］ 、／ ■＼Ｊ 第４図 誘＄電流
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、クランク室と吸入室との連通状態を調節する弁体と
、この弁体の動きを電磁コイルへの通電量により制御す
る該電磁コイル、ステータ及びアーマチュアとより成る
ソレノイドと、吸入室内の圧力を受けて前記弁体の位置
を動かす圧力応動部材とを備えた可変容量揺動板式圧縮
機の圧力制御弁において、 前記弁体をステータに形成の挿通孔に案内されて動くス
テムに固定し、このステムと前記アーマチュアとの間に
該アーマチュアからの突出量が調節できるアジヤストス
クリユを介在させると共に、前記弁体が着座する弁座体
を移動自在に設けるようにしたことを特徴とする可変容
量型揺動板式圧縮機の圧力制御弁。 ２、ソレノイドのアーマチュアとステータとの対向面は
互いに平面であることを特徴とする特許請求の範囲第１
項記載の可変容量型揺動板式圧縮機の圧力制御弁。 ３、ステムは該ステムに固定された硬質の部材を介して
アジヤストスクリユに当接されていることを特徴とする
特許請求の範囲第１項記載の可変容量型揺動板式圧縮機
の圧力制御弁。 ４、圧力応動部材はステムに連結されるベローズからな
り、ベローズ内圧をチューブを介して大気圧に等しくし
たことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の可変容
量型揺動板式圧縮機の圧力制御弁。 ５、アーマチュアの後部は該アーマチュアの後部周囲に
固定されたキャップに挿入され、アーマチュアとキャッ
プとの間には半径方向の隙間を設けたことを特徴とする
特許請求の範囲第１項記載の可変容量型揺動板式圧縮機
の圧力制御弁。 ６、押圧スプリングは、端部を多重密着巻きとしたこと
を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の可変容量型揺
動板式圧縮機の圧力制御弁。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62336641A JPH01177466A (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 可変容量型揺動板式圧縮機の圧力制御弁 |
| US07/286,121 US4875832A (en) | 1987-12-28 | 1988-12-19 | Pressure control valve for variable displacement swash plate type compressor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62336641A JPH01177466A (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 可変容量型揺動板式圧縮機の圧力制御弁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01177466A true JPH01177466A (ja) | 1989-07-13 |
| JPH0355676B2 JPH0355676B2 (ja) | 1991-08-26 |
Family
ID=18301267
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62336641A Granted JPH01177466A (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 可変容量型揺動板式圧縮機の圧力制御弁 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4875832A (ja) |
| JP (1) | JPH01177466A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6036447A (en) * | 1997-05-14 | 2000-03-14 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Control valve having a ground connection for the actuator coil |
| DE19801975C2 (de) * | 1997-01-21 | 2002-05-08 | Toyoda Automatic Loom Works | Steuerventil in einem Kompressor mit variabler Verdrängung und dessen Montageverfahren |
| KR100520913B1 (ko) * | 1998-06-19 | 2005-12-28 | 한라공조주식회사 | 압축기고압냉매과부하방지장치 |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02115577A (ja) * | 1988-10-24 | 1990-04-27 | Sanden Corp | 容量可変形揺動式圧縮機 |
| JP2567947B2 (ja) * | 1989-06-16 | 1996-12-25 | 株式会社豊田自動織機製作所 | 可変容量圧縮機 |
| JPH0331581A (ja) * | 1989-06-28 | 1991-02-12 | Sanden Corp | 容量可変型斜板式圧縮機 |
| JP2943934B2 (ja) * | 1990-03-20 | 1999-08-30 | サンデン株式会社 | 容量可変型斜板式圧縮機 |
| JPH1162842A (ja) * | 1997-08-08 | 1999-03-05 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 可変容量型圧縮機の容量制御弁 |
| JP3886290B2 (ja) * | 1999-04-27 | 2007-02-28 | 株式会社テージーケー | 容量可変圧縮機の容量制御装置 |
| JP4205826B2 (ja) * | 1999-11-30 | 2009-01-07 | 株式会社不二工機 | 可変容量型圧縮機用制御弁 |
| JP2002048068A (ja) * | 2000-07-31 | 2002-02-15 | Toyota Industries Corp | 可変容量型圧縮機 |
| JP2002122070A (ja) * | 2000-10-17 | 2002-04-26 | Fuji Koki Corp | 可変容量型圧縮機用制御弁 |
| JP3925091B2 (ja) * | 2001-02-28 | 2007-06-06 | 株式会社豊田自動織機 | 容量可変型圧縮機の制御弁及び同制御弁の調整方法 |
| KR100858604B1 (ko) * | 2001-11-30 | 2008-09-17 | 가부시기가이샤 후지고오키 | 가변용량형 압축기용 제어밸브 |
| US7967509B2 (en) | 2007-06-15 | 2011-06-28 | S.C. Johnson & Son, Inc. | Pouch with a valve |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA698160A (en) * | 1964-11-17 | Eldima Ag | Glandless solenoid valve | |
| DE2347559A1 (de) * | 1973-09-21 | 1975-03-27 | Hoerbiger Ventilwerke Ag | Hydraulikventil |
| US4530486A (en) * | 1983-02-09 | 1985-07-23 | City Of Hope National Medical Center | Valve |
| US4688997A (en) * | 1985-03-20 | 1987-08-25 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Variable displacement compressor with variable angle wobble plate and wobble angle control unit |
| JPS62253970A (ja) * | 1986-04-25 | 1987-11-05 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 可変容量圧縮機 |
| JPS6316177A (ja) * | 1986-07-08 | 1988-01-23 | Sanden Corp | 容量可変型圧縮機 |
| JPS6329067A (ja) * | 1986-07-21 | 1988-02-06 | Sanden Corp | 連続容量可変型揺動式圧縮機 |
| JPS6365178A (ja) * | 1986-09-05 | 1988-03-23 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 流体の制御機構 |
-
1987
- 1987-12-28 JP JP62336641A patent/JPH01177466A/ja active Granted
-
1988
- 1988-12-19 US US07/286,121 patent/US4875832A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19801975C2 (de) * | 1997-01-21 | 2002-05-08 | Toyoda Automatic Loom Works | Steuerventil in einem Kompressor mit variabler Verdrängung und dessen Montageverfahren |
| US6036447A (en) * | 1997-05-14 | 2000-03-14 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Control valve having a ground connection for the actuator coil |
| DE19821498C2 (de) * | 1997-05-14 | 2000-08-17 | Toyoda Automatic Loom Works | Steuerventil |
| KR100520913B1 (ko) * | 1998-06-19 | 2005-12-28 | 한라공조주식회사 | 압축기고압냉매과부하방지장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US4875832A (en) | 1989-10-24 |
| JPH0355676B2 (ja) | 1991-08-26 |
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