JPH01177448A - 燃料供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数の底部を有する燃料タンク内の燃料をエ
ンジン等に供給する燃料供給装置に関し。

特に該燃料供給装置に用いるジェットポンプに関するも
のである。

〔従来技術〕

複数の底部を有する燃料タンク内の燃料を、燃料ポンプ
によりエンジン等に供給する燃料供給装置としては、先
に本出願人が出願した装置がある（特開昭６１−６５０
６７号公報）。

このような燃料供給装置は、燃料タンクが複数の底部を
有する場合、その１つの主底部から燃料ポンプによって
外部へ燃料を供給するようになし。

タンク内の燃料が減少して各底部にのみ燃料が残った状
態のときにはジェットポンプにより他の底部の燃料を主
底部に戻しく集め）、燃料を外部に供給するようにした
ものである。なお、複数の底部を有する燃料タンクは、
自動車における各種部品の増加により、燃料タンクの底
部を１或いは２か所以上凸状に底上げする必要上から要
求されるものである。

しかして、上記装置は、第８図に示すごとく。

燃料タンク６０の主底部Ｘに開口させた燃料ポンプｌと
、該燃料ポンプｌをブラケット１３により燃料タンク６
０上部に固定するための板状のフランジ３と、上記燃料
ポンプｌからエンジン６２に燃料を吐出する吐出パイプ
１６と、ジェットポンプ７とからなる。！亥ジェットポ
ンプ７において。

その噴出口に燃料を供給するための入口ノズル７１は、
前記吐出パイプ１６の途中に設けたジツイン）８１と１
分岐パイプ８２を介して接続する。

また、ジェットポンプ７の吸入ノズル７２は、燃料タン
ク６０の他の底部Ｙに開口させた吸入バイブ８３に接続
する。また、ジェットポンプ７は戻しノズル７３を有す
る。

また、上記燃料ポンプ１はリード線６３．スイッチ６４
を介して、電源６５に接続する。なお。

同図中符号１１は燃料ポンプ１の吸入側フィルター、８
４は吸入パイプ８３のフィルター、６１はバイ１８日を
通すための燃料タンク下部の凸部である。

また、上記ジェットポンプ７の構造は、第９図に示すご
とく、噴出ロア４と、負圧室７５と、上記噴出ロア４に
連結した入口ノズル７１と、上記負圧室７５に開口させ
た吸入ノズル７２と、戻しノズル７３とよりなると共に
、上記負圧室７５と戻しノズル７３との間にはベンチュ
リ７６を有する。

上記燃料供給装置は上記構造を存するので、スイッチ６
４をオンとして燃料ポンプｌを作動させると、燃料タン
ク６０内の燃料６は、吐出パイプ１６によりエンジン６
２に吐出（送出）される。

このとき、ジヨイント８１から上記吐出燃料の一部が分
岐パイプ８２．入口ノズル７１を通じてジェットポンプ
７に供給される。そして、該ジェットポンプ７の作用に
より、底部Ｙ中の燃料が吸入バイブ８３を通じて主底部
Ｘに戻される。ジェットポンプ７は、燃料タンク６０中
の燃料が少なくなり主底部Ｘと他の底部Ｙとの燃料がそ
れぞれ独立して残されることとなったときに、その存在
が発揮され、底部Ｙ中に残存する燃料６が主底部Ｘへ全
て戻されることとなる。

しかして、上記ジェットポンプ７の機能に関しては１人
口ノズル７１より供給される燃料が、噴出ロア４よりベ
ンチュリ７６に向けて噴出され。

この噴出エネルギーにより負圧室７５に負圧が生じ、こ
の負圧によって吸入ノズル７２．吸入バイブ８３を通じ
て底部Ｙ内の燃料６が吸入され９両燃料は戻しノズル７
３を通じて主底部Ｘに戻される。

〔解決すべき問題点〕

しかしながら、上記従来の燃料供給装置は、ジェットポ
ンプ７の配設に当たって、吐出パイプ１６の途中にジヨ
イント８１を、更にジェットポンプ７に至る分岐パイプ
８２を必要とする他、上記ジェットポンプフ自体を燃料
タンク内において固定する必要があるなど、その構造が
複雑であった。

また、そのため、該燃料供給装置を組み付けるに当たっ
ては、多くの部品について相互の位置関係１寸法関係、
接合などの加工組付、ｌ！整に多くの工数を要していた
。

本発明はかかる問題点に鑑み、構造簡単で、ｍ付工数の
少ない燃料供給装置を提供しようとするものである。

〔問題点の解決手段］ 本発明は、複数の底部を有する燃料タンクから燃料を吐
出パイプにより外部に供給するための燃料供給装置であ
って、該燃料供給装置は主底部に開口し上記燃料タンク
の外部に上記吐出パイプを通じて燃料を吐出する燃料ポ
ンプと、該燃料ポンプを燃料タンクにマウントするため
のフランジと。

燃料の一部を内部に噴出させてそのエネルギーを利用し
て燃料タンク中の他の底部から燃料を吸入しこれを主底
部に戻すようにしたジェットポンプからなり、該ジェッ
トポンプは、負圧室と、該負圧室に開口させた吸入口及
び戻し口とを板状体上に形成してなり、該板状体は前記
フランジと重ね合わせて一体的に結合され両者の間にお
いて、ジェットポンプ作用を行わせるようにしたことを
特徴とする燃料供給装置にある。

本発明において、最も注目すべきことは、上記ジェット
ポンプの主要部を厚目の板状体上において構成し、その
上に板状のフランジを重ね合わせて両者の間に作られる
空間部分でジェットポンプ作用をさせるようにしたこと
にある。なお、フランジは上面、下面いずれでも良（、
フランジと板状体との間にジェットポンプが形成されれ
ば良い。

しかして、該ジェットポンプの構造は、主として噴出口
、負圧室、吸入口、戻し口とよりなるが。

噴出口は燃料をエンジン等に吐出する吐出パイプの一部
に孔を設けてこの孔を負圧室に開口させることによって
も構成できる。このとき、吐出パイプは上記板状体中を
貫通させるようにする（第５図参照）。

また、板状体上或いは板状体中に噴出口を形成するため
の孔を設けておくこともできる（第３図参照）。

また、上記噴出口は９例えば吐出パイプによってエンジ
ンに送出した燃料のうち、未使用の燃料を再び燃料タン
クに返却する返却パイプを利用することもできる。つま
り；この返却燃料もある程度の流速を有しているので、
該返却燃料をジェットポンプの噴出口に流入させ、その
エネルギーを利用してジェットポンプ作用をさせるもの
である（第６図参照）。

また、板状体上とフランジとの間には例えばフランジと
燃料との常時接触を避けるため、或いはジェットポンプ
機能を向上させるため、ＷＩ板を介設することもできる
（第７図参照）。

しかして、ジェットポンプは上記のごとく負圧室など各
機能部分を板状体上に設けるが、これら機能部分は全て
板状体の表面（上面）に設ける必要はなく９例えば噴出
口を板状体の内部に設けること、戻し口を板状体を貫通
して設けることなどもできる０本発明では、これらも含
めて、板状体上に上記機能部分を構成することを意味す
る。

〔作用及び効果〕

本発明においては、ジェットポンプの主要機能部分を板
状体上に構成し、該板状体上に燃料タンクのフランジを
重ねて、ジェットポンプ作用を行わせるようにしている
。そのため、ジェットポンプとフランジとがいわば一体
的に構成されている。

それ故、従来の燃料供給装置のごとく、吐出パイプの途
中にジ四インドを設けたり、ジェットポンプの入口部へ
燃料を供給する分岐パイプを設けたり、またジェットポ
ンプを燃料タンク内において固定する必要もない、また
、ジェットポンプ自体も板状体上に構成するので、第９
図に示す従来のジェットポンプのごとく、多くの部品か
ら構成する必要がない。

したがって１本発明によれば、構造筒車で、かつ組付加
工数の少ない燃料供給装置を提供することができる。

〔実施例〕

第１実施例 本例にかかる燃料供給装置を、第１図ないし第４図を用
いて説明する。

本例の装置は、第１図に示すごとく、燃料タンクの主底
部にフィルター１１を介して開口さ廿た燃料ポンプｌと
、そのＥ方に設けたフランジ３と。

該フランジ３と一体的に設けたジェットポンプ２と、上
記燃料ポンプｌをフランジ３に固定するブラケット１３
とよりなる。燃料ポンプ１の吐出ノズルＩ４は、ホース
５２を介して、ジェットポンプに接続した吐出パイプ１
５に接続する。該吐出パイプ１５は、第３図に見られる
ごとく、ジェットポンプ２の機能部分を設けた板状体２
０の吐出通路２７に接続する。また、該吐出通路２７の
上方にはエンジンに接続した吐出パイプ１６を接続する
。

しかして、上記ジェットポンプ２は、ジェットポンプ機
能部分を設けた板状体２０と、その上面に重ねて一体的
に固定したフランジ３とにより構成する。該板状体２０
は、第２図、第３図に示すごとく、その上表面に噴出口
２１．負圧室２２゜吸入口２３．ベンチエリ２４を溝状
に形成してなる。またベンチュリ２４の出口には該板状
体２０を下方に貫通する戻し口２５を形成してなる。ま
た、板状体２０において、噴出口２１側には、該板状体
を貫通する吐出通路２７を設けてなる。

そして、上記板状体２０の上面にフランジ３を重ねて両
者を接着剤により密着固定して、ジェットポンプ２を構
成する（第３図）、そして、吐出通路２７には、前記の
ごとく吐出パイプ１５，１６を、吸入口２３には他の底
部に開口させた吸入パイプに連結する吸入ノズル２３１
を、また戻し口２５には戻しパイプ２６をそれぞれ接続
する（第３．第４図）、これらノズル等の接続固着はロ
ウ付けにより行った。

本例の燃料供給装置は、上記のごとく構成されているの
で、主底部の燃料はフィルター１１より燃料ポンプｌに
吸入され、吐出パイプ１５．１６を介してエンジンに送
られる。そして、このとき。

吐出パイプ１５．１６の間にある板状体２０の吐出通路
２７には、噴出口２１が設けであるので。

該噴出口２Ｉより上記吐出燃料の一部がベンチュリー２
４に向けて噴出する。そのため、この噴出エネルギーに
よって負圧室２２内に負圧が生じ。

吸入ノズル２３１．吸入口２３を通じて、他の底部にあ
る燃料が吸入され、ベンチュリー２４．戻し口２５．戻
しパイプ２６を通じて主底部に燃料が戻される。

なお、上図において、符号５１は戻しノズル２６に接続
した戻しパイプ、５３はホースクリップ。

１２は燃料ポンプ１のクツシランラバーである。

上記のごとく、本例装置は、そのジェットポンプ２が板
状体２０とフランジ３とによって一体的に構成されてい
るので、構造が簡単であると共に。

組み付は容易である。また、前記従来の燃料供給装置に
比して、全体がコンパクトである。

第２実施例 本例の燃料供給装置は、第１実施例のジェットポンプに
おいて、ジェットポンプ２の噴出口２１を吐出パイプの
途中に設けると共に、戻しノズルを板状体に一体的に設
けたことを特徴とするものである。

即ち１本例のジェットポンプ２は、第５図に示すごとく
、板状体２０上に第１実施例と同様に負圧室２２．吸入
口２３．ベンチュリ２４．戻し口２５を設けると共に該
戻し口２５に続けて戻しノズル２６を一体的に成形した
ものである。また。

該板状体２０の負圧室２２側には貫通口２８を設ける。

しかして、該貫通口２日には前記吐出パイプ１６を挿通
し、固定する。該吐出パイプ１６の途中には９板状体２
０上の負圧室２２に開口する噴出口２１が穿設しである
。また、上記板状体上にはフランジ３を重ねて両者を一
体的に接合する。

本例のジェットポンプ２は、上記のごとく構成されてい
るので、燃料ポンプによって吐出された燃料の一部が吐
出パイプ１６に設けた噴出口２１よりジェットポンプ２
のベンチュリ２４に向けて噴出し、前記第１実施例に示
したごとく、ジェットポンプ作用を行う。

本例によれば、第１実施例と同様の効果が得られる他、
板状体２０には戻しノズル２６を一体的に設け、また噴
出口２１は板状体に貫挿した吐出パイプ１６に設けであ
るので、−層構造簡単、＆［ｌみ付は容易である。

第３実施例 本例装置は、第６図に示すごとく、エンジンから未使用
の燃料を返却する返却パイプ４１をジェットポンプ２に
接続したごとを特徴としている。

そして、ジェットポンプ２の板状体２０は、第２実施例
と同様に構成したものである。但し、第２実施例に示し
た貫通孔２８は途中で閉止した凹所２９としている。そ
して、該凹所２９には上記返却パイプ４１を挿入し、そ
の下端４１０は凹所２９の底面に当接、閉止されている
。また、該返却パイプ４１には噴出口２１が穿設され、
該２１は板状体２０の負圧室２２に開口している。

本装置においては、返却パイプ４１から返却される燃料
が噴出口２４１から噴出し、ジェットポンプ作用を行う
。

本例によれば、第２実施例と同様の効果を得ることがで
きる。また、返却燃料を利用して他底部の燃料を主底部
に戻すことができる。

第４実施例 本例は、第７図に示すごとく、第１実施例のジェットポ
ンプ２において、板状体２０の上面とフランジ３との間
に薄板３５を介設し、該薄板３５と、板状体２０の上方
とによりジェットポンプ２を形成したものである。上記
板状体２０．薄板３５、フランジ３とはネジ３６により
一体的に固定する。

本例によれば、第１実施例と同様の効果が得られる他、
燃料を直接フランジに接触させることがない、また、ｆ
ｊｌ板として若干弾力性のあるプラスチック板を用いれ
ば、シール材としての役目も兼備させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明の第１実施例を示し、第１
図は燃料供給装置の全体図、第２図は第１図又は第３図
のＡ−Ａ線矢視断面図、第３図は第２図のＢ−Ｂ線矢視
断面図、第４図は第２図のＣ−Ｃ線矢視断面図、第５図
は第２実施例にかかるジェットポンプの断面図、第６図
は第３実施例にかかるジェットポンプの断面図、第７図
は第４実施例にかかるジェットポンプの断面図、第８図
及び第９図は従来の燃料供給装置を示し第８図は燃料タ
ンク中の配置状態を示す図、第９図はジェットポンプの
断面図である。 １１０．燃料ポンプ。 １５．１６．、、吐出パイプ。 ２１０．ジェットポンプ。 ２０、、、板状体、２１．、、噴出口。 ２２、、、負圧室、　　　　２３．、、吸入口。 ２４、、、ベンチュリ、２５．、、戻し口。 ３０１．フランジ。 ４１、　、　、返却パイプ。 ６１０．燃料、　　　　６０．、、燃料タンク。 ６２、、、エンジン。 ７０１．従来のジェットポンプ。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の底部を有する燃料タンクから燃料を吐出パ
   イプにより外部に供給するための燃料供給装置であって
   、 該燃料供給装置は、主底部に開口し上記燃料タンクの外
   部に上記吐出パイプを通じて燃料を吐出する燃料ポンプ
   と、該燃料ポンプを燃料タンクにマウントするためのフ
   ランジと、燃料の一部を内部に噴出させてそのエネルギ
   ーを利用して燃料タンク中の他の底部から燃料を吸入し
   これを主底部に戻すようにしたジェットポンプからなり
   、該ジェットポンプは、負圧室と、該負圧室に開口させ
   た吸入口及び戻し口とを板状体上に形成してなり、該板
   状体は前記フランジと重ね合わせて一体的に結合され両
   者の間において、ジェットポンプ作用を行わせるように
   したことを特徴とする燃料供給装置。
2. （２）ジェットポンプは、前記板状体の負圧室に開口さ
   せた噴出口を有し、該噴出口は板状体を貫通する吐出パ
   イプに設けてなることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項に記載の燃料供給装置。
3. （３）ジェットポンプは、前記板状体の負圧室に開口さ
   せた噴出口を有し、該噴出口は外部から燃料を返却する
   返却パイプに設け、該返却パイプは上記板状体に挿入さ
   れてなることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載
   の燃料供給装置。
4. （４）板状体は、前記フランジとの間において薄板を介
   在して一体的に結合されていることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項に記載の燃料供給装置。