JPH01173975A - Ｃｒｔモニタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、水平偏向と高圧発生を別々の回路で行うＣ
ＲＴモニタ装置に係り、特に水平偏向の異常による蛍光
体の焼損防止に関するものである。

（従来の技術） 第４図は従来ＣＲＴモニタ装置で一般に用いられていた
一体型の水平偏向回路と高圧発生回路の構成を示す概略
図である。

この図において、１は水平同期信号に同期した駆動パル
スの入力端子、２は水平出力トランジスタ、３はダンパ
ダイオード、４キヤパシタ、５は水平８字補正用キャパ
シタ、６は水平偏向コイル、７はフライバックトランス
、８は高圧整流用ダイオードである。

すなわち、この回路では入力端子１に水平同期信号に同
期した駆動パルスが入力されることによって水平偏向を
行い、水平帰線期間中に発生するフライバックパルス（
ＦＢＰ）をフライバックトランス７において、例えば２
５ＫＶ程度の高圧に昇圧し、ＣＲＴのアノードに供給す
る。しかし、このような回路では水平偏向周波数が高く
なるにつれて水平出力トランジスタ２のスイッチング時
の電力損失が大きくなるため、最近、特にコンピュータ
等に接続され、演算処理結果等、細かい文字０図形を表
示するため、高い分解能が要求される高精細モニタでは
、第５図に示すように水平偏自回路１００と高圧発生回
路２００を別々に構成することが行われている。ただし
、この場合、高圧発生回路２００のスイッチングノイズ
が画面に影響しないように、水平偏向周波数と高圧発生
回路２００の動作周波数を同一にして同期させるのが一
般的である。なお、第５図において、２ａは水平出力ト
ランンジスタ、２ｂはフライバックトランス駆動トラン
ジスタ、９はダンパダイオード、１０は水平共振用キャ
パシタ、１１はダミー偏向コイルである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、第５図に示したように水平偏向回路１００と高
圧発生回路２００とを別々に備えた従来のＣＲＴモニタ
装置では、ＣＲＴの保護が考慮されておらず、例えば水
平偏向回路１００内で水平出力トランジスタ２ａが故障
したり、ダンパダイオード３がショートモードになフた
場合、水平偏向が行われなくなる。この場合、ＣＲＴを
外部より制御する上位装置から水平同期信号が供給され
続けて高圧発生回路２００が正常に動作していれば、Ｃ
ＲＴの画面上には縦線が高輝度で現れることになり、蛍
光体が焼損する（画面焼け）という問題点があった。

この発明は、かかる問題点を解決するためになされたも
ので、水平偏向回路の異常による蛍光体の焼損を防止す
ることが可能なＣＲＴモニタ装置を得ることを目的とす
る。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係るＣＲＴモニタ装置は、水平偏向回路から
出力されるフライバックパルスの波高値が一定値以上の
時にトリガパルスを出力するトリガ手段を設けて、この
トリガ手段から出力されるトリガパルスにより高圧発生
回路を駆動するようにしたものである。

（作用） この発明においては、水平偏向回路から出力されるフラ
イバックパルスの波高値が一定値以下となった場合、す
なわち、画面サイズが一定以下となった場合、トリガ手
段からトリガパルスが出力されなくなり、高圧発生回路
が動作しなくなる。

〔実施例〕

第１図はこの発明のＣＲＴモニタ装置の主要部の一実施
例を示す図である。

この図において、第４図および第５図と同一符号は同一
のものを示し、４ａ、４ｂは分圧を行うために分割され
た共振用キャパシタである。３００はトリガ手段で、コ
ンパレータ３００ａと波形整形回路３００ｂとからなっ
ている。

また、第２図（ａ）、（ｂ）、（Ｃ）は第１図における
主要な信号の波形図である。

次に動作について説明する。

通常、水平偏向回路では、第３図に示す様なＦＢＰが水
平帰線期間中発生しており、この波高値は偏向電流の大
きさにほぼ正比例している。画面焼けが発生するのは、
水平偏向回路に異常が発生して画面サイズが小さくなる
場合であるから、ＦＢＰの波高値が一定値以下になった
場合を検知して高圧発生回路を停止するように構成して
おけば、水平偏向回路の異常による画面焼けの発生を防
止できる。

第１図の実施例では入力端子１に人力される水平同期信
号に同期した駆動パルスに対応して、水平偏向回路１０
０の水平出力トランジスタ２ａがスイッチング動作を行
う。水平出力トランジスタ２ａがオフした際、水平偏向
コイル６のインダクタンス成分と共振用キャパシタ４ａ
、４ｂの直列合成容量とが並列共振し、水平偏向コイル
６の電流値を反転させるとともに、共振用キャパシタ４
ａ、４ｂの両端には通常１ｋＶ程度の波高値を持つＦＢ
Ｐが発生する。コンパレータ３００ａは第２図（ａ）に
示したようなＦＢＰを受けると、しきい値ＴＨを越える
成分に対応して第２図（ｂ）に示すようなパルスを出力
する。そして、このパルスを受けた波形整形回路３００
ｂは、第２図（Ｃ）に示したように一定のデユーティを
持つトリガパルスに波形整形して、高圧発生回路２００
内のフライバックトランス駆動トランジスタ２ｂのベー
スを駆動する。

高圧発生回路２００では、水平共振用キャパシタ１０と
ダミー偏向コイル１１との並列共振によリ、水平共振用
キャパシタ１０の両端には通常１ｋＶ程度のＦＢＰが発
生する。この電圧をフライバックトランス７において昇
圧し、高圧整流用ダイオード８により整流してＣＲＴの
アノードに供給する。

したがって、水平偏向回路１００の異常等によりコンパ
レータ３００ａに入力されるＦＢＰの波高値がしきい値
ＴＨ以下になった場合には、コンパレータ３００ａから
パルスが出力されなくなるため、フライバックトランス
駆動トランジスタ２ｂが“オフ”となり高圧発生回路２
００で高圧が発生しなくなる。すなわち、蛍光面へのビ
ームの照射が止まり、画面焼けを未然に防止することが
できる。

〔発明の効果〕

この発明は以上説明したとおり、水平偏向回路から出力
されるフライバックパルスの波高値が一定値以上の時に
トリガパルスを出力するトリガ手段を設けてなり、この
トリガ手段から出力されるトリガパルスにより高圧発生
回路を駆動するようにしたので、水平偏向回路に異常が
発生して画面サイズが一定以下となっても、画面焼けが
発生しなくなるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明のＣＲＴモニタ装置の主要部の一実施
例を示す図、第２図（ａ）〜（Ｃ）は主要な信号の波形
図、第３図はフライバックパルスを示す波形図、第４図
および第５図は従来のＣＲＴモニタ装置で用いられてい
る水平偏向回路および高圧発生回路の構成を示す概略図
である。 図中、１は入力端子、２ａは水平出力トランジスタ、２
ｂはフライバックトランス駆動トランジスタ、３はダン
パダイオード、４ａ、４ｂは共才辰用キャパシタ、５は
水平３字補正用キャパシタ、６は水平偏向コイル、７は
フライバックトランス、８は高圧整流用ダイオード、１
００は水平偏向回路、２００は高圧発生回路、３００は
トリガ手段、３００ａはコンパレータ、３００ｂは波形
第１図 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. それぞれ単独に動作する水平偏向回路および高圧発生回
   路を備えたＣＲＴモニタ装置において、前記水平偏向回
   路から出力されるフライバックパルスの波高値が一定値
   以上の時にトリガパルスを出力するトリガ手段を設けて
   なり、このトリガ手段から出力されるトリガパルスによ
   り前記高圧発生回路を駆動することを特徴とするＣＲＴ
   モニタ装置。