JPH01171979A - 画像記録方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明は、感圧記録媒体を利用した画像記録方法にＩＩ
Ｉ＊るものである。

［従来技術１ 従来、感圧媒体の１例として示す米国特許４３９９２０
９号に提案されている感光感圧記録媒体は、染料前駆物
質、光硬化性樹脂及び光重合開始剤を主内包物とするマ
イクロカプセルが表層に担持される感光感圧媒体と、前
記マイクロカプセルの内包物である染料前駆物質と反応
して呈色する物質、いわゆる顕色剤が表層に担持される
顕色媒体とからなる。その画記録媒体を利用した画像記
録装置は、感光感圧媒体面に画像情報に基き光を照射し
、その照射光により光硬化性樹脂を硬化させ、しかる後
該感光媒体面に顕色媒体を重ね合わせ加圧することによ
り硬化しなかったマイクロカプセルを破壊させ、それに
よって内部の染料前駆物質と顕色媒体面の顕色剤とを反
応させ、顕色媒体面に可視画像を形成させるが、例えば
特開昭６１−１７３９８１号公報等により既に知られて
いる。

［発明が解決しようとする問題点１ しかしながら、顕色媒体（以下顕色剤シートともいう）
のベースとして、パルプを原材料とする、いわゆる普通
紙を用いると、感光記録媒体と重ね合せて加圧すること
で未硬化のマイクロカプセルを破壊する際に、加圧力の
大半がベースの普通紙を圧縮するのに費やされてしまい
、マイクロカプセルの破壊が不十分となる。このため、
顕色剤シートの上の画像濃度が十分高くならないという
間ｍ点があった。

Ｗ通紙をベースとした顕色剤シートでも十分な画像濃度
を得るためには、例えば直径が１０輪銭の圧力現像ロー
ラでは、単位長さ当りの加圧力として、約６０　８０Ｋ
ｇ／ｃ−を必要とする。これは、Ａ４サイズの用紙をた
てに送る場合で、総圧力が約１２００−１６００Ｋｇに
もなり、圧力現像装置そのものが非常に高い剛性を必要
としていた。

また、圧力現像装置の体積や重量も大きいものとなる上
に、装置が高価なものになっていた。

なお、第４図は、密度の違ういくつかの用紙を顕色剤シ
ートのベースとして使用した場合の、顕色剤シートの上
の画像濃度の最高値を示したグラフである。これによれ
ば、比較的高密度のアート紙■■が、比較的低密度のｔ
！通通紙上りも、かなり高い濃度を得られることがわか
る。これは、説明するまでもなく、圧力現像装置の加圧
力の大半がマイクロカプセルの破壊だけに費やされたこ
とを示すものである。

顕色剤シーシのベースとして、このような高密度の用紙
を用いることは、ランニングコストが高くなるという問
題があり、低密度で廉価な普通紙などの用紙を用いる方
法が望まれていた。

また、上述のことは感圧記録媒体についても同様である
。

［発明の目的］ 本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、前記のような画像記録方法において、廉価で
低密度の−ＩＰ通紙を顕色剤媒体又は感圧記録媒体のベ
ースとして使用しても高品質な画像を小型の圧力現像装
置により形成できるようにすることである。

Ｅ問題点を解決するための手段］ この目的を解決するために、本発明の画像記録装置では
、顕色剤媒体又は感圧記録媒体のベースとなる担持体を
、予め加圧して前記の加圧されたベースに、前記マイク
ロカプセル又は顕色剤を付着する。

［作用１ 上記の構成を有する発明によれば、圧力現像を行う前に
、顕色剤媒体のベースを予め加圧して高密度にしてから
、前記顕色剤が前記ベースに付着されて顕色剤媒体を形
成する。

しかるのちに前記の高密度化された顕色層媒体と、エネ
ルギが与えられて（例えば露光により）潜像の書き込み
が行われた後の感圧記録媒体とを重ね合わせて、圧力現
像を行うことにより、顕色剤媒体のベースとして、比較
的低密度の普通紙を用いても、はじめから高密度のベー
スを用いた顕色媒体で得られる場合と同等の、高濃度の
画像が得られる。また、圧力現像を行う前に感圧記録媒
体のベースを予め加圧して高密度にしてから前記マイク
ロカプセル及び顕色剤が前記ベースに付着されて感圧記
録媒体を形成する。

しかるのち、前記の高密度化された感圧記録媒体にエネ
ルギが与えられて（例えば露光により）潜像の書き込み
が行われた後圧力現像を行う。

［実施例１ 以下、本発明を具体化した実施例を図面を参照して説明
する。

第１図は、本発明の一実施例を示す概略図である。

１０は感光記録媒体で供給用カートリッジ１１の中に、
ロール状にセットされている。７は露光ステーシヨンで
、光源３により照射された原稿台１の上の原稿２の光像
をレンズ４、ミラー５，６により前記感光記録媒体１０
に露光され、潜像が書き込まれる。

４０は圧力現像装置で、顕色剤シー）２０と露光後の感
光感圧紙を重ね合わせて加圧することで、露光されなか
った未硬化の感光感圧紙上のマイクロカプセルから、染
料前駆体がしみ出し、顕色剤シー）２０に塗布された顕
色剤と発色反応を起こすことで、顕色剤シート２０の上
に画像が記録される。

４１は熱定着装置で顕色剤シート２０の上の画像の発色
を促進させると共に、顕色剤シート２０表面に適度の光
沢を出すようになっている。

用紙カセット２１には、前記顕色剤シー）２０のベース
として、例えば坪ｆｆ１６４ｇ／ｍ２程度の普通紙がセ
ットされている。２２は給紙ローラで、給紙信号により
顕色剤シートのベースを１枚ずつ捌いて送り出す。

３０は゛顕色剤シート２０のベースの加圧ローラ、３１
は顕色剤塗布装置で、水溶性媒体に分散された顕色剤分
散溶液３２、ローラ３３．３４、ブレード３５とを備え
る。３６は顕色剤シート乾燥装置で、ベースに塗布され
た顕色剤の水溶性媒体を乾燥させる。

次に、顕色剤シートの圧縮手段と、顕色剤の塗布手段に
ついて説明する。

加圧ロー２３０は、両端を図示しない２組のばねで互い
が圧接するように加圧されており、線圧が１０　３０　
Ｋｇ／ａｍ程度になるように設定されている。顕色剤シ
ートのベースとして６４ｇ／論２程度の普通紙を用いた
場合、これを７−Ｆ紙並の密度にするための圧力は、加
圧ローラ３０の直径が３０ｍ−の場合、およそ２０　ｋ
ｇ／　ｃ鰺でよい。この程度の線圧を得る加圧ローラは
、特別新規な機構を用いる必要はなく、例えば、電子写
真複写機の一部で用いられる、圧力定着装置のようなス
テンレス製の中実のローラでよい。

顕色剤としては、従来の感光感圧シートに用いられるも
のはなんでもよく、例えば、酸性白土、活性粘度、カリ
オンなとの＊＊酸性物質等の７工ノール系化合物、サル
チル酸、プロピルタンニン酸等の芳香族カルボン酸系化
合物などがある。これらは、単独または複合によって使
用できる。

これらの顕色剤は、水溶性の結着剤に分散させてベース
に塗布することができる。

本実施例においては、顕色剤塗布装置３１には、顕色剤
として酸性白土５０部、ビスフェノールＡ３０部、Ｐ−
フェニルフェノール３０部を、結着剤であるポリビニル
アルコールの水溶液６０部に分散させ、顕色剤分散溶液
としたものがいれられている。

前記顕色剤分散溶液３２は、塗布ロー２３３゜３４との
表面張力で、少しずつ持ち上げられ、ブレード３５でＮ
厚を均一にされてから、顕色剤シート２０のベースに塗
布される１次に、顕色剤シート２０に塗布された顕色剤
分散溶液の中の水分は、顕色剤シーＦ乾燥装置３６で蒸
発される。

かくして、圧力現像装置４０に入るまでに、普通紙をベ
ースとした顕色剤シートは、ベースとして、アー（紙な
どの高密度の用紙を用い、予め顕色剤を塗布した顕色剤
シーＦと同程度の密度となる。

従って、圧力現像装置４０による加圧力は、顕色剤シー
トのベースにアート紙を用いた場合と同等のレベルで、
所望の高濃度の画像が得られる。

第２図は、本発明の他の実施例を示したもので、顕色剤
シートのベースである普通紙が、用紙カセット２１がら
送り出され、加圧ローラ３０によって圧縮されて、高密
度になるまでの過程は、第１図と同様である。

前記実施例と構成が異なるのは、顕色Ｍシートのベース
への顕色剤の塗布手段である０本実施例での顕色剤の塗
布手段の基本的な構成及び作用は、本出願人による先願
；特１［６２−１９６６７０号に詳しく述べられている
ものである。

５０は第３図に断面形態を示したように、前記の成分よ
りなる顕色剤５２が媒体ベース５３に担持され、顕色剤
５２上に感熱接着剤５４が塗布されている顕色剤は、本
発明の第一の実施例の構成のものを用い、前記顕色剤を
ポリエチレンテレ７タレー）（ＰＥＴ）のフィルム上に
塗着させである。

また、感熱接着剤としては、エチレン酢酸ビニル共重合
体１０部と、パラフィンワックス５部、粘度調整剤０゜
１部、充填剤０．１部とを混合したものを用いる。詳し
い製作方法は前記特願昭６２−１９６６７０号に述べら
れている。

第３図の実施例においては、顕色媒体はローラ状に巻か
れており、熱圧ロー２５１により、顕色剤シートベース
と重ね合わされて加熱加圧される。

熱圧ローラ５１は、表面温度が約１００℃に設定されて
おり、感熱接着剤が熱溶融して顕色剤シートベースに転
写される。

本発明は以上詳述した感光感圧記録紙の実施例に限定さ
れるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種
々の変更を加えることができる。

［発明の効果１ 以上詳述したことから明らかなように、本発明によれば
、感圧記録媒体又は顕色媒体として、比較的低密度の廉
価な普通紙を用いても、所望の現像濃度を得るための圧
力現像装置の圧力は、比較的低い圧力に抑えることがで
き、！ｉｆ！ｆの小型化とコストダウンが可能となる。

また、そのシートとして、高価なアート紙などではなく
、廉価な普通紙を用いることができるため、ランニング
コストも低く抑えることができる。

さらに、顕色剤シートのベースとしては、普通紙に限定
されず、例えば葉書、封筒、ＯＨＰシート、カラーペー
パーなどの様々な用紙が、予め顕色剤を塗布することな
くその表面に所望の画像を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図から第３図までは本発明を具体化した実施例を示
すもので、ｍｉ図は第１の実施例の構成を示す断面図で
あり、第２図は第２の実施例の構成を示す断面図であり
、第３図は実施例で使用する顕色剤熱松写方式の顕色媒
体の構成図であり、第４図はベース紙の密度と顕色紙上
の画像濃度の関係を示す図である。 １０・・・感光感圧媒体、３０・・・顕色媒体ベース紙
の加圧装置、３２・・・顕色剤分散溶液、４０・・・圧
力現像装置、５０・・・顕色媒体、５２・・・顕色剤、
５３・・・顕色剤担持体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　染料前駆物質が内包されてエネルギが付与されて機械
   的強度が変化するマイクロカプセルが担持されてなる感
   圧媒体と、前記染料前駆物質と発色反応を起こす顕色剤
   が担持されてなる顕色媒体とを用いるか又は前記マイク
   ロカプセル及び前記顕色剤が担持されている感圧媒体と
   を用い、感圧記録媒体にエネルギを与えて潜像を形成し
   マイクロカプセルに圧力を加えてマイクロカプセルを破
   壊し染料前駆物質と顕色剤とを反応させて、前記感圧媒
   体又は顕色媒体上に画像を得る画像記録方法において、
   前記顕色媒体又は感圧媒体のベースとなる担持体を、予
   め加圧してから、前記マイクロカプセル又は顕色剤を付
   着し、その後感圧媒体にエネルギを与えて潜像を形成す
   ることを特徴とする画像記録方法。