JPH0117076Y2 - - Google Patents

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JPH0117076Y2
JPH0117076Y2 JP15532784U JP15532784U JPH0117076Y2 JP H0117076 Y2 JPH0117076 Y2 JP H0117076Y2 JP 15532784 U JP15532784 U JP 15532784U JP 15532784 U JP15532784 U JP 15532784U JP H0117076 Y2 JPH0117076 Y2 JP H0117076Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 本考案は有極電磁石、より詳しくは、有極電磁
継電器に用いられる有極電磁石に関する。
〈従来技術〉 第8図と第9図は有極電磁石の従来例を示す。
第8図の単安定形では、2個の電磁軟鉄片10
4,105と永久磁石106とでコ字状に形成さ
れたアーマチユア107が、電磁軟鉄で形成され
たE字形鉄心101の3個の開放端の間を変位自
在に図示しない可動ハウジング内に配置される。
E字形鉄心101は、一方の側脚108と中央脚
102が長さがほぼ同じであるのに対して、他方
の側脚109が中央脚102と側脚108より短
く切欠かれている。一方、第9図の双安定形で
は、E字形鉄心110の2個の側脚108,11
1及び中央脚102は全て同じ長さである。
第10図と第11図は上述の単安定形有極電磁
石の動作過程を示し、第10図は励磁を開始した
瞬間の状態、第11図は励磁を続行している状態
である。中央脚102に捲回されたコイル103
に電圧を印加すると、中央脚102の先端部がN
極、側脚108,109の先端部がS極になるよ
うに励磁される。そして、アーマチユア107の
電磁軟鉄片104がN極、電磁軟鉄片105がS
極であるので、電磁軟鉄片104と中央脚102
とが反撥し、電磁軟鉄片105が側脚108と反
撥して中央脚102に吸引され、アーマチユア1
07を収容した可動ハウジングが移動して、図示
しない接点の切換えが行なわれる。次に、コイル
103の通電を解除すると、アーマチユア107
の永久磁石106の起磁力によつてアーマチユア
107が第10図の元の位置に復帰する。そし
て、可動ハウジングが移動して接点の切換えが行
なわれる。
一方、第9図の双安定形有極電磁石では、E字
形鉄心110の中央脚102と側脚108,11
1が全て同じ長さであるので、コイル103への
通電の極性に応じてアーマチユア107が側脚1
08と側脚111のいずれかに吸引され、通電を
解除してもこの状態が保持される。
しかるに、上述の単安定形有極電磁石において
は、アーマチユア107の電磁軟鉄片104と対
極関係にあるE字形鉄心101の側脚109の電
磁軟鉄片104と対向する部分が切欠かれている
ため、この部分で磁束が漏れ、有極電磁石の高感
度化を困難にするとともに、動作時の磁気回路の
閉ループが形成されないので、保磁力が不足し、
振動や衝撃等により動作が不安定になる等の問題
点を有していた。
また、上述の有極電磁石を用いた有極電磁継電
器を組立てる際に、単安定形と双安定形とでE字
形鉄心の形状が異なるので、組立工程の初期から
単安定形と双安定形の区別をもうけなければなら
ず、工程を煩雑化し、能率を低下させる原因にな
つていた。
〈考案の目的〉 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、単安定形有極電磁石においても
双安定形有極電磁石と同様のE字形鉄心を用いる
ようにした有極電磁石を提供することである。
〈考案の構成〉 本考案においては、中央脚と左右両側脚の一端
をヨークで連結してE字形鉄心を形成し、その中
央脚に励磁コイルを捲回し、上記E字形鉄心の3
個の開放端の間を変位するアーマチユアを設けて
なる装置において、上記中央脚と左側脚の間を変
位する第一のコ字形アーマチユアと、上記中央脚
と右側脚の間を変位する第二のコ字形アーマチユ
アを、単一の可動ハウジング内に収容し、上記第
一及び第二のアーマチユアの少なくとも一方に永
久磁石を付設してなることを特徴とする。
〈実施例〉 以下、本考案の一実施例について説明する。
第1図と第2図は単安定形有極電磁石の構成を
示す。電磁軟鉄で形成されたE字形鉄心1は、中
央脚2と左右の側脚3,4の一端がヨーク5で連
結して形成され、中央脚2には励磁コイル6が捲
回される。中央脚2と側脚3,4は全て同じ長さ
である。
アーマチユア7は、電磁軟鉄で形成された脚部
8,9が永久磁石10をはさんでコ字形に形成さ
れ、アーマチユア11は、電磁軟鉄がコ字形に折
曲して脚部12,13と胴部14を有して形成さ
れる。この2個のアーマチユア7,11は、合成
樹脂等の非磁性材で形成された可動ハウジング1
5に固定的に収容され、アーマチユア7の脚部9
の開放端がE字形鉄心1の側脚3と中央脚2の開
放端の間に入り、アーマチユア11の脚部12の
開放端がE字形鉄心1の中央脚2と側脚4の開放
端の間に入る。そして、アーマチユア7の脚部9
の開放端及びアーマチユア11の脚部12の開放
端がE字形鉄心1の3個の開放端の間を図中上下
方向に変位自在になるように、可動ハウジング1
5が図示しない部材に可動に支持されている。
第3図と第4図は双安定形有極電磁石の構成を
示す。E字形鉄心1は、上述の単安定形有極電磁
石のE字形鉄心1と材質、形状及び寸法等が同様
であり、このE字形鉄心1は単安定形有極電磁石
と双安定形有極電磁石のいずれにも共通的に使用
できる。
アーマチユア7は、上述の単安定形有極電磁石
のアーマチユア7と同様である。アーマチユア1
6は、電磁軟鉄で形成された脚部17,18が永
久磁石19をはさんでコ字形に形成され、このア
ーマチユア16はアーマチユア7と同様である。
この2個のアーマチユア7,16が、上述の単安
定形有極電磁石の可動ハウジング15と同様の可
動ハウジング15に固定的に収容され、アーマチ
ユア7の脚部9の開放端がE字形鉄心1の側脚3
と中央脚2の開放端の間に入り、アーマチユア1
6の脚部17の開放端がE字形鉄心1の中央脚2
と側脚4の開放端の間に入る。そして、アーマチ
ユア7の脚部9の開放端及びアーマチユア16の
脚部17の開放端がE字形鉄心1の3個の開放端
の間を図中上下方向に変位自在となるように、可
動ハウジング15が図示しない部材に可動に支持
される。
第5図と第6図は単安定形有極電磁石の動作過
程を示し、第5図は励磁を開始した瞬間の状態、
第6図は励磁を続行している状態である。
コイル6に通電しないときには、永久磁石10
の起磁力により、アーマチユア7の脚部8−側脚
3−ヨーク5−中央脚2−脚部9−永久磁石10
の閉磁路を形成する。
いま、コイル6に特定方向の通電を行ない、中
央脚2の開放端にS極、側脚3,4の開放端にN
極を生じるように励磁すると、アーマチユア7が
永久磁石10により脚部8の開放端がN極、脚部
9の開放端がS極の極性をもつので、脚部9が中
央脚2と反撥して側脚3に吸引し、脚部8が側脚
3と反撥するとともに、アーマチユア11の脚部
12が中央脚2に吸引し、脚部13が側脚4に吸
引する。そして、アーマチユア11の脚部12−
中央脚2−ヨーク5−側脚4−脚部13−胴部1
4の閉磁路を形成する。アーマチユア7,11が
図中上方へ変位することにより、可動ハウジング
15が第2図中上方へ移動し、図示しない接点の
切換が行なわれる。
上述のコイル6に通電したときは電磁軟鉄で形
成されたアーマチユア11は閉磁路を形成し、磁
石10を有するアーマチユア7は閉磁路を形成し
ない。したがつて、コイル6の通電を停止する
と、電磁石の起磁力は発生しなくなりアーマチユ
ア7の永久磁石10の起磁力により、アーマチユ
ア7,11は図中下方へ変位し、元の状態に復帰
する。このとき、可動ハウジング15が移動し
て、接点の切換えが行なわれる。
一方、第3図と第4図の双安定形有極電磁石で
は、コイル6に通電しないときには、例えば第4
図に示すように、永久磁石10の起磁力により、
アーマチユア7の脚部8−側脚3−ヨーク5−中
央脚2−脚部9−永久磁石10の閉磁路を形成す
る。
いま、コイル6に特定の方向の通電を行ない、
中央脚2の開放端がS極、側脚3,4の開放端が
N極になるように励磁すると、アーマチユア7の
脚部8の開放端がN極、脚部9の開放端がS極で
あり、アーマチユア16の脚部17の開放端がN
極、脚部18の開放端がS極であるので、アーマ
チユアの脚部8が側脚3と反撥し、脚部9が中央
脚2と反撥して側脚3に吸引する。さらに、アー
マチユア16の脚部17が側脚4と反撥して中央
脚2に吸引し、脚部18が側脚4に吸引する。そ
して、脚部17−中央脚2−ヨーク5−側脚4−
脚部18−永久磁石19の閉磁路が形成される。
アーマチユア7,16が第4図中上方へ変位する
ことにより、可動ハウジング15が上方へ移動
し、図示しない接点の切換えが行なわれる。この
状態でコイル6への通電を停止しても、アーマチ
ユア16の永久磁石19の起磁力により、上述の
閉磁路が形成され、アーマチユア7,16が上方
の位置に保持される。
次に、コイル6に上述とは逆方向の通電を行な
つて、中央脚2の開放端がN極、側脚3,4の開
放端がS極になるように励磁すると、脚部8が側
脚3に吸引し、脚部9が側脚3と反撥して中央脚
2に吸引し、脚部17が中央脚2と反撥して脚部
4に吸引し、脚部18が側脚4と反撥する。そし
て、脚部8−側脚3−ヨーク5−中央脚2−脚部
9−永久磁石10の閉磁路が形成され、コイル6
への通電を停止してもこの状態を保持する。アー
マチユア7,16が図中下方へ変位することによ
り、可動ハウジング15が下方へ移動し、図示し
ない接点の切換えが行なわれる。
第7図は単安定形有極電磁石の他の実施例を示
しており、電磁軟鉄の脚部21,22と電磁軟鉄
のブロツク23とでコ字形に形成されたアーマチ
ユア20が、永久磁石10を備えたアーマチユア
7とともに可動ハウジング15に収容される。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案においては、コイ
ルへ通電を行なうときと行なわないときのいずれ
においても閉磁路が形成されるようにしたから、
動作の感度および安定度を高めることができる。
さらに、E字形鉄心が単安定形と双安定形のいず
れにも共通的に使用できるので、有極電磁石の組
立工程を簡略化し、能率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図と第3図は本考案実施例の有極電磁石の
斜視図、第2図と第4図は本考案実施例の有極電
磁石の平面図、第5図と第6図は本考案実施例の
有極電磁石の動作過程を示す部分平面図、第7図
は本考案の他の実施例の斜視図、第8図と第9図
は従来例の平面図、第10図と第11図は従来例
の動作過程を示す部分平面図である。 1……E字形鉄心、2……中央脚、3,4……
脚部、5……ヨーク、6……コイル、7,11,
16,20……アーマチユア、10,16……永
久磁石、15……可動ハウジング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中央脚と左右両側脚の一端をヨークで連結して
    E字形鉄心を形成し、その中央脚に励磁コイルを
    捲回し、上記E字形鉄心の3個の開放端の間を変
    位するアーマチユアを設けてなる装置において、
    上記中央脚と左側脚の間を変位する第一のコ字形
    アーマチユアと、上記中央脚と右側脚の間を変位
    する第二のコ字形アーマチユアを、単一の可動ハ
    ウジング内に収容し、上記第一及び第二のアーマ
    チユアの少なくとも一方に永久磁石を付設してな
    ることを特徴とする有極電磁石。
JP15532784U 1984-10-15 1984-10-15 Expired JPH0117076Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15532784U JPH0117076Y2 (ja) 1984-10-15 1984-10-15

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15532784U JPH0117076Y2 (ja) 1984-10-15 1984-10-15

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JPS6170351U JPS6170351U (ja) 1986-05-14
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