JPH0116384Y2 - - Google Patents

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JPH0116384Y2
JPH0116384Y2 JP1983067362U JP6736283U JPH0116384Y2 JP H0116384 Y2 JPH0116384 Y2 JP H0116384Y2 JP 1983067362 U JP1983067362 U JP 1983067362U JP 6736283 U JP6736283 U JP 6736283U JP H0116384 Y2 JPH0116384 Y2 JP H0116384Y2
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JP
Japan
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coil
stator
section
shaped cross
winding
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JP1983067362U
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JPS59173479U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、可動子に永久磁石を備えることによ
り、可動子側に電力の供給が不要となる可動磁石
型リニアモータに関するものである。
従来のリニアモータとしては、特開昭55−
83454号公報に示されるごとく種々の構造による
モータが提案されているが、そのいずれもが、固
定子側に多数の永久磁石片を配列し、その磁束内
を可動コイルを移動させる可動コイル型リニアモ
ータであるので、可動コイルへの給電装置などを
必要とする問題があり、また高価な永久磁石の使
用量が多くコスト高となり、希土類磁石のような
高性能磁石を使用することがコスト的に難しいの
で小型化に不利である。さらに、可動コイルを固
定子に沿つて移動可能に支持する支持装置を必要
とし、構成が複雑で高価なものとなつていた。
本考案は、上記の問題に鑑みてなされたもので
あり、可動子側に電力を供給することが不要であ
るとともに比較的に推力が大きく、かつ小型で安
価な可動磁石型リニアモータを提供することを目
的とするものである。
本考案によれば、巻線部および空心部の幅が同
一であるとともに上下に折曲部を有する断面略コ
字形の2個のコイルをコイル全幅の1/3だけずら
して、一方のコイルの空心部に他方のコイルの巻
線部を嵌め合わせるように背中合わせに組合わせ
た断面略I字形状のコイル組立体を長手方向に複
数組密に配列してなる固定子と、前記固定子を跨
ぐように断面U字型に形成したヨーク、及び平板
状で厚み方向に着磁され、互いに向かい合う極性
が異なるように前記ヨークの相対向する内面に配
置された永久磁石片からなる可動子とで構成さ
れ、しかも前記可動子はその磁石片が前記固定子
の両側において外方に突出する各コイルの上下折
曲部の間に支持されて、前記固定子に沿つて移動
可能になされていることを特徴とする可動磁石型
リニアモータが得られ、可動子の永久磁石片によ
る空隙内磁束方向と固定子の有効巻線部の巻線方
向は直角とし、可動子の位置に応じて固定子巻線
部の電流を順次切換えることにより動作される。
以下本考案を図面に表わされた1実施例につい
て説明する。
第1図は1実施例の正面図、第2図はそのA−
A断面図、第3図はコイルの斜視図、第4図はそ
れを2個組合わせたコイル組立体の斜視図、第5
図は第1図のB−B断面図である。
本考案になるモータは、第3図に示されるごと
く、有効巻線部1aの幅と空心部1bの幅がいず
れもで、上下に折曲部1cを備える断面略コ字
形の2個のコイル1A,1Bを背中合わせにし
て、このコイルの全幅3の1/3だけずらして、
一方のコイル1Aの空心部1bに他方のコイル1
Bの巻線部1aを嵌め合わせ、2個のコイル1
A,1Bの巻線部1aが連続面をなすとともに各
コイル1A,1Bの上下折曲部1cがそれぞれ外
方に突出する断面略I字形状のコイル組立体1と
なし、このコイル組立体1を長手方向に複数組密
に配列してなる固定子2と、前記固定子を跨ぐよ
うに断面U字型に形成したヨーク3、および平板
状で厚み方向に着磁され、互いに向かい合う極性
が異なるように、また隣り合う極性が異なるよう
に前記ヨーク3の相対向する内面3A,3Bに配
置された永久磁石片4A〜4Dからなる可動子4
とで構成され、この可動子4の相対向する永久磁
石片4A〜4Dの間の空隙5の磁束は固定子2に
おけるコイル1A,1Bの有効巻線部1aの巻線
方向と直角である。
永久磁石片4A〜4Dはそれぞれその幅が前
記コイル1A,1Bの巻線部1aの幅と同一に
形成され、かつ隣り合う磁石片同士は磁石片1個
分の間隔をあけて配置されている。そして、前
記可動子4はその磁石片4A〜4Dが前記固定子
2の両側において外方に突出する各コイル1A,
1Bの上下折曲部1cの間に支持されて、前記固
定子2に沿つて移動可能になされている。
なお、第2図中6A,6Bは、可動子4が固定
子2に沿つて円滑に動くように可動子4側に設け
られた非磁性体のガイド部材であり、磁石片1個
分の間隔を有して隣り合う磁石片の固定子2との
対向面を連続面とすべく両磁石片を被覆するよう
に設けられている。このガイド部材6A,6B
は、第5図では図示が省略されている。
次に、上記構成になる本考案モータの作動を、
第5図を用いて説明する。
第5図aに示す位置ではコイル1Aに通電し、
続いてコイル1Bにも通電する。可動子4におけ
る磁石片4AのN極から磁石片4BのS極に向か
う磁束内において、コイル1Aの左側の巻線部1
aを手前から紙面向かう電流、およびこれとは逆
に磁石片4CのN極かな磁石片4DのS極に向か
う磁束内において、コイル1Aの右側の巻線部1
aを紙面から手前に向かう電流が流れると、コイ
ル1Aの巻線部1aはそれぞれフレミングの左手
の法則により紙面の左方向に向かう力を受け、可
動子4には紙面の右方向に向かう反力が生じる。
同図b図示のごとく、可動子4の磁石片4A〜4
Dがコイル1A,1Bに共に対面する位置では、
コイル1A及びコイル1Bの双方に電流が流され
ており、この状態で可動子4が移動している。可
動子4が、同図c図示の位置まで来るとコイル1
Bはそのまま通電状態であり、コイル1Aは通電
していない、この状態でコイル1Bの巻線部1a
を手前から紙面に向かう電流、およびコイル1B
の右側の巻線部1aを紙面から手前に向かう電流
が流れると、コイル1Bの巻線部1aは、それぞ
れ磁石片4AのN極から磁石片4BのS極に向か
う磁束、および磁石片4CのN極から磁石片4D
のS極に向かう磁束によつて左方向に力を受け、
可動子4はその反力により右方向に移動を続け
る。第4図dは、コイル1Aの電流の向きを同図
a,b図示の状態と逆向きに通電し、コイル1B
はそのままの通電状態として、可動子4がさらに
右方向に移動している状態を示している。なお、
この状態では隣接する別のコイル組立体1のコイ
ル1Aにも最初に対面していたコイル組立体1の
コイル1Aと同じ向きに通電され、最大3個のコ
イルに通電して可動子4を右方向に移動せしめ
る。
上記のように、可動子4の磁石片4A〜4Dの
位置に対応して、固定子2のコイル1A,1B…
の入力電流を順次切替えることにより、可動子4
がほぼ一定な推力によつて右方向へ移動する。可
動子4を左方向へ移動させるには、コイル1A,
1B…への入力電流を全ての位置で右方向移動の
時とは逆向きにすればよい。
以上述べたごとく、本考案になるモータは上記
の構成を有するから、可動側に電力を供給するこ
とが不要であり、かつ永久磁石の使用量が非常に
少なく低コストになり、希土類磁石のような高性
能磁石を使用することがコスト的に容易になると
いう可動磁石型としたことによる通常の効果のほ
か、次のような優れた効果がある。
すなわち、本考案になるモータは、固定子の長
手方向全長にわたつて間断なく断面略コ字形のコ
イルの巻線部が存在するため、ほぼ一定の推力が
得られるとともに、その巻線部が連続面となつて
固定子の厚さが1個のコイルの厚さとほぼ同じと
なり、これによつて可動子の相対向する永久磁石
片の空隙を小さくできるため、磁束密度が大とな
り、高推力が得られる。また、固定子の両側にお
いて外方に突出する各コイルの推力発生には有効
でない上下折曲部を利用して可動子の磁石片を移
動可能に支持するようにしたから、可動子を固定
子に沿つて移動可能に支持する支持装置を特別に
要せず、高推力を維持しながら構成を著しく簡略
化し得、小型で安価なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は1実施例の正面図、第2図はそのA−
A断面図、第3図は断面コ字形のコイルの斜視
図、第4図はそれを2個組合わせたコイル組立体
の斜視図、第5図は第1図のB−B断面図であ
る。 1……コイル組立体、1A,1B……断面略コ
字形のコイル、2……固定子、3……ヨーク、4
……可動子、4A〜4D……永久磁石片、5……
空隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 巻線部および空心部の幅が同一であるとともに
    上下に折曲部を有する断面略コ字形の2固のコイ
    ルをコイル全幅の1/3だけずらして、一方のコイ
    ルの空心部に他方のコイルの巻線部を嵌め合わせ
    るように背中合わせに組合わせた断面略I字形状
    のコイル組立体を長手方向に複数個密に配列して
    なる固定子と、前記固定子を跨ぐように断面U字
    型に形成したヨーク、及び平板状で厚み方向に着
    磁され、互いに向かい合う極性が異なるように前
    記ヨークの相対向する内面に配置された永久磁石
    片からなる可動子とで構成され、しかも前記可動
    子はその磁石片が前記固定子の両側において外方
    に突出する各コイルの上下折曲部の間に支持され
    て、前記固定子に沿つて移動可能になされている
    ことを特徴とする可動磁石型リニアモータ。
JP6736283U 1983-05-04 1983-05-04 可動磁石型リニアモ−タ Granted JPS59173479U (ja)

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JP6736283U JPS59173479U (ja) 1983-05-04 1983-05-04 可動磁石型リニアモ−タ

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JP6736283U JPS59173479U (ja) 1983-05-04 1983-05-04 可動磁石型リニアモ−タ

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JPS59173479U JPS59173479U (ja) 1984-11-20
JPH0116384Y2 true JPH0116384Y2 (ja) 1989-05-15

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ID=30197551

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JP6736283U Granted JPS59173479U (ja) 1983-05-04 1983-05-04 可動磁石型リニアモ−タ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2834474B2 (ja) * 1989-05-19 1998-12-09 東日本旅客鉄道 株式会社 直流リニアモータ
KR100399423B1 (ko) * 2000-07-28 2003-09-29 주식회사 앤디텍 선형 모터

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5025125A (ja) * 1973-06-22 1975-03-17
JPS535402A (en) * 1976-07-06 1978-01-19 Ebara Corp Eddy engenderment preventive equipment of pumping water tank
JPS56101371A (en) * 1980-01-16 1981-08-13 Tamagawa Seiki Kk Magnet movable type dc linear motor

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