JPH0116307Y2 - - Google Patents

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JPH0116307Y2
JPH0116307Y2 JP1984174591U JP17459184U JPH0116307Y2 JP H0116307 Y2 JPH0116307 Y2 JP H0116307Y2 JP 1984174591 U JP1984174591 U JP 1984174591U JP 17459184 U JP17459184 U JP 17459184U JP H0116307 Y2 JPH0116307 Y2 JP H0116307Y2
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metal foil
heating element
sheet
electrode
insulating layer
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は屈撓に対し強度が大なる可撓性帯電極
を有する面状発熱体に関する。
(従来の技術) シート状基材に面状発熱導電体を全面にわたり
密着させ、または帯状のものを多行多列に配置し
て密着させ、その端部に可撓性を有する帯電的に
貼着してなる面状発熱体が従来から有り、その1
例が実開昭55−161386号公報に開示されているよ
うに公知であるが、使用される帯電極の構造とし
ては第4図に示すように、銅など導電性を有する
帯状の金属箔5を面状発熱導電体3に添着した状
態で、その表面に不織布等からなる保護シート7
を貼り合わせた後にミシンで縫着9するものが多
い。
(考案が解決しようとする問題点) 上述するように金属箔5の表面に柔軟な保護シ
ート7を合着したものは可撓性に富んでいるの
で、例えばカーペツトなどに利用した場合に折り
畳みが容易であるし、「ゴワゴワ」した違和感を
もたらせない利点はあるが、反面、耐折り曲げ強
度に対しては弱くて、日本工業規格(JIS P
8115−1976)のMIT形試験器によつて0.5mm曲率
半径の角での耐折強さ試験を行つたところ(巾20
mmの前記帯電極を1Kgの荷重をかけた状態で試験
した)、50回で金属箔5の縁に切断に至る最初段
階の切れ目が生じた。
このように耐折強さが劣ることは、使用の間に
帯電極が折損して面状発熱導電体の一部に通電さ
れなくなる問題があつて、製品に対する信頼性が
低下する事実は免れ得なかつた。
そこで、本考案は前述する従来の帯電極と同等
の柔軟性を持たせながら耐折強さを飛躍的に増大
し得る新規な構造の帯電極を面状発熱体に具備せ
しめることによつて、長寿命化ならびに信頼性の
向上をはからせようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成せしめるべく、導電性
を有する帯状の金属箔5と、この金属箔5の片面
全部及び反対面の長手側両縁部に沿わせて硬化性
接着剤8を介し接着した硬質又は半硬質の合成樹
脂フイルムからなる絶縁層6とにより可撓性を有
する帯電極4を形成し、この帯電極4を金属箔5
の露出面が面状発熱体1の導電端部に接するよう
に該面状発熱体1の端縁部に添着すると共に、金
属箔5の中間部露出面と面状発熱体1の導電端部
とが重合する部分を帯電極4の長手方向に走らせ
た少くとも2条の糸により縫着して、面状発熱体
を構成したものである。
なお、前記絶縁層6としてはポリエチレンテレ
フタレート樹脂からなるフイルム等が挙げられ、
一方、保護シート7としては不織布の薄いシート
等が挙げられる。
(作用) 本考案は帯電極4における金属箔5が、長手側
両縁部を合成樹脂フイルムからなる絶縁層6によ
り両面から挾みつけることにより恰も縁取りのよ
うに補強しているので、耐折り曲げ強度が大で縁
部から切れ目が発生するのを長期間にわたつて抑
えることが可能であり、また、金属箔5の露出面
を縫糸によつて面状発熱体1の導電端部に合着せ
しめているので、接続部における接触抵抗を可及
的に小さくさせて局部発熱を防止すると共に、安
定通電を果し得る。
(実施例) 第1図、第2図において、1は面状発熱体であ
つてシート基材2中に帯状をなす面状発熱導電体
3が緯方向に展延され、かつ、適宜ピツチを存す
る多列に配設されており、そしてシート基材2の
両端縁部には、前記各面状発熱導電体3の端部に
接せしめて帯電極4を夫々添着すると共に、ミシ
ンによつて縫着9せしめている。
前記面状発熱導電体3はシート基材2の緯糸の
一部に導電糸を用いて図示の横縞状に織成するこ
とによつてシート基材2の組織として一体に形成
されてなるもの、また導電性フツ素樹脂からなる
0.1mm厚程度のシートを帯状に切断してシート基
材2に貼着したもの、あるいは帯状に切断しなく
シート基材2と略々同形をなすシート状に形成し
てこれをシート基材2に貼着したもの等各種の構
造のものが利用可能である。
一方、前記帯電極4は銅箔など導電性を有する
帯状の金属箔5を導電部となし、その外面に絶縁
層6及び保護シート7を順次積層して全体として
可撓性を有する帯状に形成している。
金属箔5は例えば厚さ30μ、巾20mmの銅箔を用
いており、一方、絶縁層6は硬質又は半硬質の合
成樹脂フイルム、例えばポリエチレンテレフタレ
ート樹脂で厚さ25μ程度のフイルムを使用して金
属箔5の片面全面に沿わせると共に、これを反対
面側に夫々折り曲げて金属箔5の長手側両縁部に
約4mm巾で沿わせ縁取り状に密着せしめる。
この絶縁層6は硬化性接着剤8によつて金属箔
5に接着せしめるのであるが、例えば溶剤を含ん
だ硬化性接着剤8を所定巾を有する合成樹脂フイ
ルムの片面に塗布して溶剤を揮発させるために乾
燥した後、金属箔5に密着させて熱圧着を行わせ
ると、接着剤8の硬化によつて金属箔5に強力に
接着した絶縁層6を形成し得る。
次に保護シート7は金属箔5と等巾もしくは
稍々広巾で30g/m2目付の不織布を接着剤を介し
て金属箔5の片面全部に接着せしめた前記絶縁層
6の表面に接着せしめている。
このように多層構造になる帯電極4を、金属箔
5の巾約12mmで中間部に露出している中間部露出
面が前記面状発熱導電体3の端部に直接々触し得
るように添着すると共に、金属箔5の露出面と面
状発熱導電体3とが重合する部分を第1図々示の
ように、帯電極4の長手方向に走らせた少くとも
2条の糸により縫着9せしめることによつて面状
発熱体1が完成される。
なお、帯電極4は例示してなるように面状発熱
体1の導電端部に対して2枚で両面から挾み付け
るようにして縫着9する他に、片面だけ1枚の帯
電極4を使用して縫着9するようにしてもよい。
叙上の構成を有する面状発熱体1は、前記帯電
極4が絶縁層6によつて金属箔5の長手側両縁部
を両面から掩つてしかも硬化性接着剤8により一
体に接着しているので、両縁部の耐折り曲げ強度
は大であり、しかも柔軟性を十分備えているの
で、頻繁な折り畳みによつても金属箔5が折損し
難く、また、「ゴワゴワ」した感じも無い。
なお、前述の例と同じ構造に作製した帯電極4
を、日本工業規格に準拠したMIT形試験器によ
る1Kg加荷重で、かつ0.5mm曲率半径の角の下で
の耐折強さ試験を行つたところ、約1000回で金属
箔5の中間部露出部分に僅かな切れ目が生じて、
長手側両縁部は無傷のままであつた。
このことは頻繁な折り曲げによつても帯電極4
の金属箔5が破断することなく電極としてなお使
用に耐え得るものであることが明らかにされるも
のである。
(考案の効果) 本考案は以上説明した通り、帯電極4の金属箔
5を絶縁層6によつてその長手側両縁部に対して
縁取り状に補強させ、しかも、金属箔5と絶縁層
6とは硬化性接着剤によつて相互間の滑りが生じ
ないよう強固に接着させているので、折り曲げに
対して金属箔5の強度は増大し長期間安定した導
電性能を発揮し得る。
また金属箔5の中間部露出面と面状発熱体1の
導電端部とを少くとも2条の糸により長手方向に
亘り縫着せしめているので、接触部の電気抵抗を
小さく抑えて局部発熱の防止をはかることができ
安定した加熱を面状発熱体に行わせる効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1例に係る面状発熱体の一部
切欠示平面図、第2図は第1図における−線
断面図、第3図は第2図における帯電極部の拡大
図、第4図は従来の面状発熱体の部分拡大断面図
である。 1……面状発熱体、4……帯電極、5……金属
箔、6……絶縁層、7……保護シート、8……硬
化性接着剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 導電性を有する帯状の金属箔5と、この金属箔
    5の片面全部及び反対面の長手側両縁部に沿わせ
    て硬化性接着剤8を介し接着した硬質または半硬
    質の合成樹脂フイルムからなる絶縁層6とにより
    可撓性を有する帯電極4を形成し、前記帯電極4
    を金属箔5の中間部露出面が面状発熱体1の導電
    端部に接するように該面状発熱体1の端縁部に添
    着すると共に、金属箔5の露出面と面状発熱体1
    の導電端部とが重合する部分を帯電極4の長手方
    向に走らせた少なくとも2条の糸により縫着して
    なることを特徴とする面状発熱体。
JP1984174591U 1984-11-16 1984-11-16 Expired JPH0116307Y2 (ja)

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JPS6188683U JPS6188683U (ja) 1986-06-10
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