JPH01160998A - ポリペプチド - Google Patents

ポリペプチド

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JPH01160998A
JPH01160998A JP63286929A JP28692988A JPH01160998A JP H01160998 A JPH01160998 A JP H01160998A JP 63286929 A JP63286929 A JP 63286929A JP 28692988 A JP28692988 A JP 28692988A JP H01160998 A JPH01160998 A JP H01160998A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、HIV−2ウィルスのエンベロープタンパク
質(e n v)の少なくともひとつの抗原決定基およ
び/または免疫原決定基からなる新規なポリペプチド、
これらのポリペプチドをコードするDNA配列、これら
のDNA配列を含有する組換えベクター、これらの組換
えベクターで形質転換された微生物、および組換えDN
A技術によるそれらの製造方法に関する。本発明はまた
、ヒト血清または他の生物学的体液中のHIV抗体(H
IV−2抗体またl;!HIV−1およびHIV−2抗
体)またはHIVウィルス(HIV−2ウィルスまたは
HIV−1およびHIV−2ウィルス)の検出方法に関
する。
1986年に、HIV−2と命名された新しいウィルス
が西部アフリカのAIDS患者から単離された(cla
velら:5cience 、  233 : 343
〜346.1986 ;C1avelら: Natur
e、  234 :691〜695.1986)。その
形態、リンパ向性およびT4陽性細胞に対するin v
H+o細胞変性活性に基づいて、このウィルスはAID
S原因HIV−1ウィルスと関連づけられた。しかしな
がら、これらの類似性にもかかわらず、HIV−1とH
I V−2の遺伝子の比較では、限られた配列ホモロジ
ーを示すにすぎなかった(Guyader ら:Nat
ure、326 : 662〜669.1987)。
これまでに20種以上の異なるHIV−2ウィルスが、
西部アフリカのAIDS患者ならびにヨーロッパのAI
DS患者から単離されている(Guyiderら:前出
; Brun−Vexinejら: Lancet。
1.128〜132.1987)。これらのAIDS患
者の血清はHIV−I  ELISAではすべて陰性で
あった(Brun−Vexinelら:前出)。
したがって、ヒト血液および他の体液中のHIV−2ウ
ィルスを正確かつ迅速に診断する方法の必要性はきわめ
て高い。
したがって、HIV−2ウィルスのエンベロープタンパ
ク質(env)の少なくともひとつの抗原決定基および
/または免疫原決定基に相当するアミノ酸配列を有する
新規なポリペプチドを組換えDNA技術を用いて製造し
た。これらのポリペプチドは、ヒト血清または他の生物
学的体液中のHI V−2抗体またはHIV−2ウィル
スもしくはそのフラグメントの検出を可能にする。
本発明はしたがって、HIV−2envタンパク質の少
なくともひとつの抗原決定基および/または免疫原決定
基に相当するアミノ酸配列を有するポリペプチドに関す
る。
さらに詳しくは、本発明は、HIV−2envタンパク
質の少なくともひとつの抗原決定基および/または免疫
原性決定基に相当する式SerAlaAzgLeuAs
nSecTrpGIValProT!:pValAsn
AspSerLeGLuTrpGluLysGlnVa
lArgTyGlnAlaGlnGly (ENV(6
0))yCysAlaPheArgGLnVaICys
HisThrThruA1aP!:OASpTcpAS
pASnMeCτhcTrpG1nrLeuG1uAl
aAsn工1eSef”LYSSel:Leuに1uで
示されるアミノ酸配列もしくはそのフラグメントまたは
その機能的均等配列を有するポリペプチドに関する。本
発明はまた、さらにアフィニティーペプチドおよび担体
ポリペプチドが共有結合している上に定義したポリペプ
チド、フラグメントおよび機能的均等配列に関する。ア
フィニティーペプチドと、アミノ酸配列がHIV−1エ
ンベロープタンパク質(env)および/またはHIV
−1コアタンパク質(gag)の少なくともひとつの抗
原決定基および/または免疫原決定基に相当するポリペ
プチドがさらに共有結合している上に定義したポリペプ
チドも包含される。このような融合タンパク質はHIV
−1ウィルスのみでなく HI V−2ウィルスの抗原
決定基および/または免疫原決定基を有するので、これ
らの融合ポリペプチドは、ヒト血清または他の生物学的
体液中のHIV−1およびHIV−2抗体またはHIV
−1およびHIV−2ウィルスもしくはそれらのフラグ
メントの有効な同時検出用ツールを提供する。
本発明の好ましいポリペプチドは一般式%式% (式中、Aはアフィニティーペプチドであり、Bは式■
のアミノ酸配列を有するポリペプチドであり、Cは担体
ポリペプチドまたはアミノ酸配列がHIV−1エンベロ
ープタンパク質(env)および/またはHIV−1コ
アタンパク質(g a g)の少なくともひとつの抗原
決定基および/または免疫原決定基に相当するポリペプ
チドである)で定義される。
本発明のとくに好ましいポリペプチドは、式で示される
アミノ酸配列を有する。
本発明のポリペプチドに関連して用いられる「機能的均
等配列」の語は、上述のアミノ酸配列からヌクレオチド
置換、ヌクレオチド欠失、ヌクレオチド挿入またはヌク
レオチド付加によって誘導され、HIV−2envタン
パク質の少なくともひとつの抗原決定基および/または
免疫原決定基に相当するアミノ酸配列のポリペプチドに
関する。
ポリペプチドのアミノ酸配列中のある種の置換はポリペ
プチドの生物学的活性に影響を与えない。
このようなアミノ酸置換の例としては、Affa/Se
r、Vafl/Ipe、Asp/G[u。
Thr/Ser、Affa/GQy、Affa/Thr
、Ser/Asn、Affa/Va、2゜Ser/GQ
y、Tyr/Phe、AQa/Pro、Lys/Arg
、Asp/Asn。
Leu/I (le、Leu/VaQ、A(la/GQ
uおよびその逆を挙げることができる(Doolill
le  :  The Proteins″、 Neu
rajh、  H。
& Hill、 R,L、著、^cademic Pr
ess、 New York。
1979)。
アフィニティーペプチドとは、アフィニティークロマト
グラフィー担体材料に好んで結合するアミノ酸配列を含
有するペプチドを意味する。この上うなアフィニティー
ペプチドの例は、少なくとも2個のヒスチジン残基を含
有するペプチドである(これに関してはヨーロッパ特許
出願公告第282 042号参照)。このようなアフィ
ニティーペプチドはニトリロ三酢酸−ニッケルキレート
樹脂に選択的に結合する(Hochuli & DOb
eli :Biol、  Chem、 Hoppe−S
e71e+、  368 : 748゜1987、ヨー
ロッパ特許出願公告第253303号)。したがって、
このようなアフィニティーペプチドを含有するポリペプ
チドは他のペプチドから選択的に分離できる。このアフ
ィニティーペプチドは、式Iのアミノ酸配列もしくはそ
のフラグメントまたはその機能的均等配列を有するポリ
ペプチドのC末端またはN末端のいずれかに結合させる
ことができる。
本発明のポリペプチドに関連して用いられる「担体ポリ
ペプチド」の語は、それ自体はHIV−2envタンパ
ク質の抗原決定基および/または免疫原決定基を含まな
いが、式Iのアミノ酸配列もしくはそのフラグメントま
たはその機能的均等配列を有するポリペプチドの発現に
必要なポリペプチドに関する。担体ポリペプチドとして
は、好ましくは、大腸菌クラロラムフエニコールアセチ
ルトランスフエラーゼ(cAT)およびマウスジヒドロ
葉酸リダクターゼ(D HF R)が考えられる。
本発明のポリペプチドは、その製造方法のために、最初
のN末端アミノ酸としてメチオニン(ATGをコードす
る)を含有することがある。
また微生物宿主が翻訳生成物を部分的または完全にプロ
セッシングできる場合は、N末端メチオニンは切断除去
される。
本発明のポリペプチドは、マルチマーの形で、たとえば
ダイマー、トリマー、テトラマー等の形で存在すること
もできる。もちろん、本発明のポリペプチドは、さらに
アミノ酸配列がHIV−2コアタンパク質(g a g
)の少なくともひとつの抗原決定基および/または免疫
原決定基に相当するポリペプチドを共有結合することも
できる。
本発明はまた、本発明のポリペプチドをコードするDN
A配列、これらのDNA配列を含有する組換えベクター
、本発明のポリペプチドを製造するための単細胞生物、
ならびにこのようなりNA配列、組換えベクターおよび
単細胞生物の製造方法を提供する。本発明のポリペプチ
ドの発現、単離および精製方法も包含される。このよう
にして製造された本発明のポリペプチドは、本発明の方
法を用いる多くの重要な免疫学的操作に使用することが
できる。
本発明のポリペプチドは、ヒト血清中のHIV−2ウィ
ルスに対する抗体の検出、またはヒト血清中のHIV−
1およびHIV−2ウィルスに対する抗体(以下、合わ
せてHIVウィルスに対する抗体という)の同時検出の
ための診断剤として使用できる。これらは均一な形に製
造できるので、比較的粗製のウィルスHIVタンパク質
分解物に基づく診断剤の使用における従来の限界であっ
た非特異的反応の問題は消失する。
免疫原として使用する場合、本発明のポリペチドは、こ
れらのポリペプチドに含まれる抗原決定基に対する抗体
を動物に産生させるために使用できる。一方、このよう
な抗体は、適当に標識した本発明のポリペプチドと組合
せて、ヒト血清または生物学的液体たとえば涙液、***
、膣分泌液および唾液中におけるHIV−2ウィルスま
たはHIV−1およびHIV−2’フイルス(以下、合
わせてHIVウィルスという)またはその粒子の存在を
検出するために、放射免疫検定(RI A)または酵素
免疫検定(ELISA)に使用できる。
これらの方法を用いて検出できるHIVウィルスの粒子
(またはフラグメント)にはもちろん、ウィルスのHI
Vエンベロープタンパク質(env)の断片も包含され
る。
本発明のポリペプチドは、ペプチド合成の慣用方法によ
り、液相または好ましくは固相中で、たとえばMerr
ilieldの方法(J、  Am、  Chem、 
 Soc、。
85:2149〜2154.1963)または本技術状
態の他の均等方法によって製造できる。
別法として、本発明のポリペプチドはまた、DNA組換
え技術の方法を用いて製造することもできる(Mani
afisら: Mo1ecula+ Cloning 
−ALabo「atory Mannual” 、  
Co1d Sp「ing Ha「bo「Labo+at
o+7 、1982) oたとえば、本発明のポリペプ
チドをコードするDNA配列は慣用の化学的方法、たと
えばホスホトリエステル法(Natangら:Meth
、 Enxymol、、 68 : 90〜108.1
979)またはホスホジエステル法(B+ownら:M
elh、   EnBmol、、   68  :  
109 〜1 5 1.  1979)によって合成で
きる。DNAフラグメントのヌクレオチド配列は天然の
HIV−2またはHIV−1とHI V−2ポリペプチ
ドをコードするヌクレオチド配列と同一であってもよい
。一方、遺伝暗号は退化するので、部分的にまたは完全
に異なるヌクレオチド配列が同一のポリペプチドをコー
ドする可能性がある。所望により、ポリペプチドの発現
に際し宿主微生物によって好んで用いられるコドンのヌ
クレオチド配列を選択することもできる((irosj
e’anら:Gene、  18 : 199〜209
.1982)。しかしながら、このようにして得られた
DNA配列が発現ベクターの構築を困難にするような部
分配列を含まないように、たとえば望ましくない制限酵
素切断部位が導入されないように注意すべきである。
さらに、本発明のポリペプチドをコードするDNA配列
は、単離プロウィルスHI V−2DNAから、または
プロウィルスHIV−2ゲノムを組込みついでそのフラ
グメントを一最大A−B−C,A−C−BおよびC−B
−Aの部分配列AおよびCをコードする適当なベクター
中に導入した細胞のゲノムDNAから単離することによ
っても製造できる。
本発明のポリペプチドをコードするDNAの製造後、こ
れらを公知の方法により、必要な発現シグナルを生成す
る適当な任意の発現ベクター中に導入することができる
。適当なベクターは、染色体性、非染色体性および合成
りNA配列のセグメント、たとえば各種の公知プラスミ
ドおよびファージDNAから構築できる。この関係では
、前述のManialisらの参考書が参考になる。と
くに適当なベクターはpDS群のプラスミドである(B
ujatdら: Methods  in Enxym
olog7.  Wu &G+oss+nan編、 人
cademic  Press、  Inc、、   
1 5 5巻。
416〜433.1987)。
本発明の好ましい態様においては、式■のアミノ酸配列
(e n v (60)遺伝子)をコードする合成りa
mHIフラグメントを、プラスミドpDs78/RBS
■、6xH4sのBamHIもしくはBgfin切断D
NAおよびプラスミドpRBsII、−env (80
)−gag (419)−6xHisのBgFII切断
DNAと融合サセテ、本発明の式■〜■のとくに好まし
いポリペプチドの合成をコードする発現ベクターpen
v(60)−DHFR,pDHFR−env (60)
およびpRBSII−env (80)−gag (4
19)env (60)−6xHi sを単離する。合
成env(60)遺伝子の合成は例1に記載する。
そのヌクレオチド配列およびそれから誘導されるアミノ
酸配列(ENV (60)’)は第1図に示す。
プラスミドpDS78/RBSII、6xHis。
penv  (60)−DHFR,pDHFR−env
 ((3Q)、pRBSII−env (80)−ga
g (419)−6xHisおよびpRBsII−en
v (80)  gag (419)−env(60)
−6xHisの構築については例2〜4゜6および7に
詳細に記載する。
本発明のポリペプチドをコードするDNA配列が発現制
御配列と有効に結合している発現ベクターは、それ自体
公知の方法により、任意の適当な宿主生物中に導入する
ことができる。適当な宿主生物の選択は、本技術分野に
おける熟練者には知られている様々の因子によって決定
される。すなわち、たとえば、選ばれたベクターとの適
合性、発現生成物の毒性、発現特性、必要な生物学的安
全性予防手段および経費が重要であり、これらの因子の
すべての間のバランスが見出されねばならない。
適当な宿主生物としては、ダラム陰性菌およびダラム陽
性菌、たとえば大腸菌および枯草菌株が考慮される。本
発明のとくに好ましい宿主生物は、大腸菌M15株(V
illateioら: J、 Bacleriol、。
120:466〜474.1974により、0Z291
として記載されている)および大腸菌W3110株(A
TCCNα27325)である。しかしながら、上述の
大腸菌株に加えて、他の一般に入手できる大腸菌株、た
とえば、大腸菌294(ATCCNα31446)およ
び大腸菌RR1(ATCCNα31343)も使用でき
る。
本発明のポリペプチドの発現方法は、選ばれた発現ベク
ター/宿主細胞系に依存する。通常、所望の発現ベクタ
ーを含有する宿主生物は、その宿主生物の生育に至適の
条件下に生育させる。単位時間あたりの細胞数の増加が
低下する対数生育期の終わりに、所望のポリペプチドの
発現を誘導する。すなわち、所望のポリペプチドをコー
ドするDNAを転写させ、転写されたmRNAを翻訳さ
せる。この誘導は生育メジウムにインデューサーもしく
はデイプレッサ−を添加するか、または物理的パラメー
ターを変化させるたとえば温度を変化させることにより
行うことができる。本発明の好ましい態様において用い
られる発現ベクターでは、発現はpacレプレッサーに
よって制御される。イソプロピル−β−D−チオガラク
トピラノシド(IPTG)の添加により、発現制御配列
を抑制すると、所望のポリペプチドの合成が誘導される
分析の目的で本発明のポリペプチドの少量をたとえばポ
リアクリルアミドゲル電気泳動で単離するためには、宿
主生物を界面活性剤たとえばドデシル硫酸ナトリウム(
S D S)で処理して破壊する。本発明のポリペプチ
ドの大量回収には、機械的方法(charmら: Me
th、 Enx7mo1.、 22 : 476〜55
6.1971)、酵素的方法(リゾチーム処理)もしく
は化学的方法(界面活性剤処理、尿素または塩化グアニ
ジニウム処理等)またはこれらの方法の組合せが使用で
きる。
本発明のポリペプチドは、宿主生物から除いたのち、公
知の方法により、たとえば様々な速度での遠心分離、硫
酸アンモニウムによる沈殿、透析(常圧または減圧で)
、プレパラテイブ等電点電気泳動、プレパラテイブゲル
電気泳動または各種クロマトグラフィー法たとえばゲル
濾過、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)、イオ
ン交換クロマトグラフィー、逆相クロマトグラフィーお
よびアフィニティークロマトグラフィー(たとえば5e
pharose Blue  CQ −6B上または本
発明のポリペプチドに対するモノクローナル抗体結合担
体上)によって精製することができる。しかじながら、
本発明のポリペプチドは、−最大%式% (式中、Xは2.3または4である)で示されるニトリ
ロ三酢酸(N T A)樹脂上で精製するのが好ましい
。キャリアーマトリックスとしては、アフィニティーお
よびゲルクロマトグラフィーに使用される材料、たとえ
ば架橋デキストラン、アガロース(とくに、3epha
τO8e■の商品名で知られる形)またはポリアクリル
アミドが考慮される。
スペーサーとしては、アフィニティークロマトグラフィ
ーからすでに知られているスペーサー基が使用できる。
基 −0−CH2−CH(OH)−CH2−および−〇−C
O−が好ましい。
本発明のポリペプチドの精製にとくに好ましいNTA樹
脂は、式 %式% で示される樹脂である。
上述のように、上述の方法に従って得られる本発明のポ
リペプチドは、ヒト血清中のHIVウィルスに対する抗
体を検出するための診断用ツールとして使用できる。こ
の目的で本発明のポリペプチドは、多数の公知検出方法
に使用できる。
たとえば、本発明のポリペプチドは公知の方法に従って
標識することができ、これらの標識ポリペプチドはHI
Vウィルスに対する抗体を含むことが疑われるヒト血清
に添加して、標識ポリペプチド/抗体複合体を生成させ
ることができる。このようにして生成した複合体はつい
で、それ自体公知の方法で検出することができる。さら
に例を示せば、本発明のポリペプチドはまた、固体支持
体上に固定化させ、ついでヒト血清サンプルと接触させ
ることができる。サンプル中のHIVウィルスに対する
抗体はこの固定化ポリペプチドに結合し、非結合ポリペ
プチドと抗体を洗浄して除去したのち、このようにして
生成した複合体を、たとえば1taph71ococc
us aureusプロティンA(たとえば125−ヨ
ウ素で標識)または第二の抗−Ig抗体(たとえば放射
性同位元素またはワサビパーオキシダーゼで標識)のよ
うな試薬を用いて検出することができる。これらの上述
の検出方法には多くの修飾および可能が可能なことは、
本技術の熟練者には自明のとおりであるが、その一部を
以下に示す。
ヒト血清または他の生物学的液体中のHIVウィルスま
たはそのフラグメントを検出するための様々な診断試験
は、本発明のポリペプチドに対する抗体(以下、抗−H
IV抗体という)を用いて発展させることができる。こ
のような抗体は、本発明のポリペプチドおよび生理的に
許容される担体材料からなる免疫原組成物を哺乳類また
は鳥類に注射することによって製造できる。注射に必要
なタンパク質の量は本技術の熟練者にはよ(知られてい
るし、また既知の方法に従って決定することができる。
本発明に関連して用いられる「担体材料」の語は、ヒト
への投与に適している既知の組成物または動物への接種
に使用される既知のアジュバントを指す。ヒトおよび動
物に使用するのに適当なアジュバントは、本技術の熟練
者にはよく知られている(W)IQ Tecb、 Ra
p、  5eries、  595 :1〜400,1
976 ;Jollisら: Chemicalxnd
 biological basis of adju
tants、  Mol。
Biothem、  Biopb7..13 : 1〜
148. 1973゜Spring Verlag、 
 Berlin) 。しかしながら、本発明のポリペプ
チドはりポゾームまたは他の微小担体材料に導入したの
ち、または多糖、他のポリペプチドもしくは他のポリマ
ーにカップリングさせたのちに投与することもできる。
とくに代表的な例では、最初の接種から数週後に1回ま
たは2回以上の付加免疫を行うと、高含量の抗−HIV
抗体が得られる。これらはそれ自体公知の方法によって
単離できる。
上述の試験では、当然、モノクロナール抗体も使用でき
る。このような抗体の製造方法は本技術分野の熟練者に
はよく知られている(Kiihlerら:Najote
、256 : 495〜497.1975)。
先に説明したように、前述の方法に従って得られる抗−
HIV抗体は、HIVウィルスまたはそのフラグメント
の検出のための各種診断試験に使用することができる。
このような試験は、溶液中または固体支持体上において
放射線免疫検定の形で実施できる。また、酵素免疫検定
で行うこともできる。試験は直接または抗−HIV抗体
に対する第二の抗体により間接的に実施できる。多数の
酵素活性、たとえばペルオキシダーゼ、グルコースオキ
シダーゼ、β−ガラクトシダーゼおよびアルカリホスフ
ァターゼを抗体にカップリングすることができ、基質溶
液後に着色を生じる。
これらの試験の多くの基盤になる原理は、HIVウィル
スまたはそのフラグメントの含有が疑われるヒト血清ま
たは他の生物学的液体が既知の力価の抗−HIV抗体と
反応して抗原/抗体複合体を生成することにある。この
ようにして生成した複合体は、それ自体公知の方法で検
出される。
抗−HIV抗血清を使用できる多くの他の検出方法、た
とえば各種の凝集試験があることもまた、本技術分野の
熟練者には自明のとおりであろう。
この場合、抗体とHIVウィルスまたはそのフラグメン
トとの間の相互作用は、粒子が抗−HIV抗体で被覆さ
れているシステムを用いて検出される。このような粒子
は、たとえばラテックスビーズ、リポゾーム、赤血球、
ポリアクリルアミドビーズまたは任意の多数の適当なポ
リマーである。
HIVウィルスまたはHIVウィルスに対する抗体を検
出するための前述の方法は、本発明のポリペプチドまた
は本発明の抗−HIV抗体を含有する容器からなる適当
な試験キットで実施することができる。
本明細書に添付した図面および以下の実施例は、本発明
の理解を容易にするために示すものであって、本発明を
限定するものではない。
例1 合成HIV−2env (60)遺伝子の生成A)原理 合成HIV−2env (60)遺伝子は14オリゴヌ
クレオチドフラグメントから構築した。その長さは17
〜31ヌクレオチドであった(第1図参照) B)オリゴヌクレオチドフラグメントの合成オリゴヌク
レオチドフラグメント1〜14は固体担体上、Ba++
nvarlb & 1aixaの記載した方法(DNA
、互:413〜419.1986)に従って同時に合成
した。
C)オリゴヌクレオチドフラグメントの組合せ各100
100pのオリゴヌクレオチドフラグメント2. 3.
 8. 9. 10、ならびに4,5,6゜7、 1.
1. 1.2. 13を、100単位のポリヌクレオチ
ドキナーゼおよび100μCiのγ−32P−AT P
 (5,000Ci /mmol)を含むキナーゼ緩衝
液(Maniatisら: Mo1ecul@r Cl
oning。
Co1d Sprang )larbor Labot
alorl、   1982)100μρ中、37℃で
15分間リン酸化した。
ついで、反応混合物に10倍過剰の冷ATPを加えた。
さらに90分間インキュベーションしたのち、ポリヌク
レオチドキナーゼを熱失活させ(2分間、90℃)、1
0μQの5M酢酸リチウム(LiOAc)および100
μQのイソプロパツールを添加したのち、リン酸化され
たオリゴヌクレオチドフラグメントを30分間−78℃
に置いて沈殿させた。沈殿したオリゴヌクレオチドフラ
グメントを次にエタノールで洗浄し、乾燥させた。
リン酸化されたオリゴヌクレオチドフラグメント2.3
,8,9.10および非リン酸化フラグメント1、なら
びにリン酸化オリゴヌクレオチドフラグメント4. 5
. 6. 7. 11. 12. 13および非リン酸
化フラグメント14を、それぞれ、文献記載(Mani
ajisら:前出)の公知方法に従ってハイブリダイゼ
ーションし、ついで31単位のT4リガーゼ含有のりガ
ーゼ緩衝液(Maniatisら:前出)100μρ中
でリゲーションさせた。次に、得られた2種のサブフラ
グメントを前述のようにして沈殿させ、ついでエタノー
ルで洗浄し、乾燥させた。2種のサブフラグメントを次
に6%ポリアクリルアミドゲル電気泳動で分離し、標準
方法によって溶出しくManiajisら:前出) 、
5ephadexG−50カラムを用いて脱塩し、前述
のようにT4リガーゼを用いてたがいに結合させると所
望のHIV−2env (60)が得られた。HIV−
2env(60)遺伝子を前述の操作(ポリアクリルア
ミドゲル電気泳動および脱塩)によって精製したのち、
前述のようにリン酸化した。
例2 6xHisの構築 プラスミドpDs78/RBSI[,6xHfsの構築
には、プラスミドpDs78/RBSIIを選択した。
このプラスミドならびにプラスミドpDMI、1で形質
転換した大腸菌細胞は、ブダペスト条約に基づきドイツ
微生物寄託機関(Delschen San+n+Iu
ng won Mikroorganiamen。
G11l+ingen )に1987年9月3日に寄託
されている[E、coli M15 (pDs75/R
BSII。
pDMI、1)、DSM  Nα4232]。
XbaIとXhoIの切断部位の間にあって、複製領域
と、細胞にアンピシリン抵抗性を付与するβ−ラクタマ
ーゼの遺伝子を含有するpDS78/RBSnの部分(
第2図および第3図)は、最初、プラスミドpBR32
2から誘導する(Bolivarら:Gene、 2 
:95〜113.1977 ; 5lcliffe: 
Co1d Spring Hatbor S7mp。
Qunnt、 Biol、、  43 : 77〜90
. 1979)。
しかしながら、β−ラクタマーゼの遺伝子は一方、制限
酵素HtncIIおよびPstIの切断部位が除去され
ることで修飾される。DNA配列におけるこれらの変化
は、しかし、β−ラクタマーゼのアミノ酸配列には影響
しない。プラスミドの残りの部分には、調節可能なプロ
モーター/オペレーター要素N25 0PSN25 0
P  29およびリポソーム結合部位RBSnがある。
このリポソーム結合部位は大腸菌ファージT5のプロモ
ーターPG25のリポソーム結合部位から誘導されて(
Gentx、 R,: ハイデルベルグ大学、BRD学
位論文、1984) 、DNA合成によりEcoRI/
BamHIフラグメントとして得られる。これに続いて
、マウス細胞系AT−3000のジヒドロ葉酸リダクタ
ーゼ遺伝子がある(changら:Nature、27
5 : 617〜624.1978 ;Masters
ら:Gene、 21 : 59〜63.1983)。
これは一方、制限酵素BgfiI[の切断部位が翻訳の
停止コドンの直前に挿入されることによって変化してい
る。さらに、プラスミドpDs78/RBSIIは大腸
菌ファージラムダのターミネータ−t   (Schw
arr ら:Na+ure、  272 :410  
                       □0
〜414.1978)、プロモーターを含まないクロラ
ムフェニコールアセチルトランスフェラーゼの遺伝子(
Marcoli ら: FEBS Le口、、110:
11〜14.1980)および大腸菌rrnBオペロン
のターミネータ−71(Brosius ら:J。
Mol、  Biol、、148:107〜127.1
981)を含有する。
pDS78/RBSIIは調節可能なプロモーター・/
オペレーター要素N25 0PSN250P 29なら
びにリポソーム結合部位RBSnを含有する。この発現
シグナルの高い効率のために、プラスミドpDS78/
RBSIIおよびその誘導体たとえばプラスミドpDS
78/RBSII。
6xHisは、プロモーター/オペレーター要素がオペ
レーターへのQacリプレッサーの結合によって抑制さ
れている場合にのみ、大腸菌内に安定に維持される。Q
acリプレッサーはQacI遺伝子によってコードされ
る。N25 0PSN25 0P  29は、細胞内に
十分な数のリプレッサー分子が存在する場合にのみ効果
的に抑制される。したがって、リプレッサー遺伝子の発
現増加を導くプロモーター変異体を含有するρacIQ
対立遺伝子が使用された。この、9acI”対立遺伝子
はプラスミドpDMI、i中に含有される(第4図およ
び第5図)。このプラスミドはQacI遺伝子のほか、
細菌にカナマイシン抵抗を付与し、選択マーカーとして
使用されるneo遺伝子ももっている。pDMI、1は
上述のプラスミド類と適合性を示す。このような発現ベ
クターで形質転換される大腸菌細胞は、発現ベクターが
細胞内で安定に維持されることを保証するためにはpD
MI、1を含まねばならない。このシステムの誘導は、
所望の細胞濃度においてメジウムにI PTGを添加す
ることによって達成される。
プラスミドpDMI、1 (第4図および第5図)は、
大腸菌細胞にカナマイシン抵抗性を付与する、トランス
ポゾンTn5からのネオマイシンホスホトランスフェラ
ーゼのneo遺伝子(Beckら:Gene、  19
:327〜336. 1982)、およびプロモーター
変異体IQを有しくCa1os  :  Natute
 、 274ニア62〜765. 1978)1.Qa
cリプレッサーをコードするQacl遺伝子(Fara
bough  : Nature、  274ニア65
〜769. 1978)をもっている。しかもプラスミ
ドpDMI、1は、複製と娘細胞への安定な伝達に必要
なすべての情報を含むプラスミドpACYC184の領
域(changら: J、 Bactetiol、、 
 134:1141〜1156. 1978)  も含
有する。
プラスミドpDs78/RBSn、6xHis(第6図
および第7図)の構築には、リポソーム結合部位RBS
IIからなるプラスミドpDS78/RBSnのEco
RI/BamHIフラグメントを6個のヒスチジンをコ
ードする領域と合体させた。
この目的には、まず、二本鎖DNA配列として第6図に
示したヌクレオチド配列の2種の相補性オリゴヌクレオ
チドを前述(例1のB)のようにして合成した。凍結乾
燥したオリゴヌクレオチドを水に取り、4℃で1時間を
要して溶解した。
DNA濃度は100 nmol/ mlとした。リン酸
化のためには2種のオリゴヌクレオチド各150pmo
lを50mM  Tr is/HCQ(pH8,5)お
よび10mM  MgCQ22OttQ中、21111
101のγ−[”2P] −AT P (5,000C
i /mmol)および1単位(U)のT4ポリヌクレ
オチドキナーゼとともに、37℃で20分間インキュベ
ーションした。ついで5+1molのATPを加え、さ
らに37℃で20分間インキュベーションしたのち、6
5℃に加熱して反応を停止させた。
2種のリン酸化オリゴヌクレオチドとリゲーションする
ためのプラスミドpDs78/RBSnのDNAは、ま
ず2pmolのプラスミドDNAを制限酵素BamHI
で切断することにより製造した。
DNAをフェノールで抽出し、エーテルで洗浄し、つい
で前述したように酢酸リチウム/イソプロパツールを用
いて沈殿させた。沈降物を乾燥し、20μQのTE緩衝
液に取った。リン酸化オリゴヌクレオチドとのリゲーシ
ョンは、BamHIで切断したプラスミドDNA1.5
pmolを、2単位の74−DNAリガーゼを含有する
りガーゼ緩衝液中、リン酸化オリゴヌクレオチド各(3
Qpmolと15℃で2時間インキュベーションするこ
とにより行った。65℃で5分間インキュベーションし
たのち、連結したDNAを制限酵素XhoIおよびBa
mHIで切断した。ついで、調節可能プロモーターN2
5 0PSN25 0P  29、リポソーム結合部位
RBSIIならびに6個のヒスチジンをコードする領域
を含有するXhoI/BamHIフラグメント(第6図
)をアガロースゲル電気泳動によって単離した。
プラスミドpDS78/RBSn、6xHisの構築に
は、上述のXhoI/BamHIフラグメントを、プラ
スミドpDs78/RBSII中に組込み、このプラス
ミドの元のXho I/BamHIフラグメントを置換
した(第7図)。
この目的では、まず、プラスミドpDS78/RBSn
のDNAlpmolを制限酵素XhoIおよびBamH
Iで切断し、この大DNAフラグメントをアガロースゲ
ル電気泳動によって単離した。
ついで、このフラグメント0. 05μmolを、2単
位の74−DNAリガーゼを含有するリゲーション緩衝
液中、単離XhoI/BamHIフラグメントQ、lp
molと15℃で2時間インキュベーションした。プラ
スミドpDMI、1を含有する大腸菌M15細胞は、M
orrisonの方法(MethodsEnx7mo1
.、68 : 326〜331.1979)に従って形
質転換を行い、調製した。65℃に7分間加熱したのち
、リゲーション混合物をこれらのコンピーテント細胞2
00μaに加えた。サンプルを水中に30分間保持した
のち、42℃で2分間インキュベーションし、LBメジ
ウム0.5mlを加え、さらに37℃で90分間インキ
ュベーションした。次に、細胞を100μg / ml
のアンピシリンおよび25μg / mlのカナマイシ
ンを含有するLBアガールプレート上に接種し、プレー
トを37℃で一夜インキユベーションした。各コロニー
を無菌のようじで採取し、100μg / mlのアン
ピシリンおよび25μg / mlのカナマイシン含有
LBメジウム10m1を含む試験管に移し、振盪インキ
ュベーターで12時間インキュベーションした。次に細
胞を沈降させ、プラスミドDNAをBirnboim 
& Do17の方法(Nucl、Ac1ds Res、
7 :1515〜1523.1979)に従って単離し
た。
単離プラスミド各0.2μgを、制限酵素XhoIおよ
びBamHIで切断して、調節可能オペレーター/レプ
レッサー要素N250PSN25PO29,リポソーム
結合部位RBSIIならびに6個のヒスチジンをコード
する領域を含有するフラグメントがこれらのプラスミド
中に存在するか否かを調べた。このフラグメントを含む
プラスミドをpDS78/RBSI[,6xHi sと
命名した(第7図)。
pDS78/RBSI1.6xHis中に正しい配列が
存在することを明らかにするためには、γ−[32P]
−ATP標識スターター配列(プライマー)を用いて、
二本鎖環状プラスミドDNAの配列決定を行った。スタ
ーター配列は、プラスミドp D S 78 / RB
 S IIの位置89〜108のヌクレオチドを含有す
る。この単離プラスミドDNA0. 3μmolをアル
コールで沈殿させ、沈降物を80%エタノールで1回洗
浄し、乾燥し、最後に1/4 7E緩衝液8μQに溶解
した。サンプルを95℃で5分間インキュベーションし
、0℃に冷却し、遠心分離した(エッペンドルフ・ベン
チ・セントリフエージ、2分、12.000rpm )
。スターター配列1. 5μmolを容量2μaとして
加え、サンプルを最初95℃で2分間、ついで42℃で
5分間インキュベーションした。ついで、DNAの配列
をSangerら(P+oc、 Nap。
Acad、  Sci、  USA、  74 : 5
463〜6567゜1977)の方法に従って決定した
。放射性標識プライマーを使用したために、反応はすべ
て非標識デオキシヌクレオチド三リン酸を用いて実施し
た。DNA配列解析の結果は、pDs78/RBSII
、6xHisが第6図に掲げた配列を含有することを示
している。
例3 プラスミドpenv (60)−DHFRの構築^)原
理 プラスミドpenv (60)−DHFRの構築には、
制限酵素BamHIで線状化したプラスミドpDS78
/RBSII、6xHisを合成的に製造したenv(
60)遺伝子と連結させた(第8図)。
プラスミドpDS78/RBSII4pmolを制限酵
素BamHIで切断した。次に、このDNAをctp 
(ウシ小腸ホスファターゼ)で処理した。
次に、酵素を熱失活させ、サンプル緩衝液を添加したの
ち、DNAを1%低融点アガロースゲル中で分離した。
エチジウムプロミドで染色したのち、相当するDNAバ
ンドをUV光線(300nm)下に切り取り、標準方法
(Manialisら:前出)に従ってDNAを抽出し
た。
ント2)の調製 この遺伝子の調製は例1に記載しである。
D)プラスミドpenv (60)−DHFHの製造 0.05μmolのフラグメント1および0.1μmo
 Iのフラグメント2をIUのT4リガーゼとインキュ
ベーションした(15℃、2時間)。酵素を熱失活させ
たのち、プラスミドpDMI、1を含有する大腸菌株M
15を、このDNAで形質転換した。細胞を、100μ
g / mlのアンピシリンおよび25μg / ml
のカナマイシンを含有するLBアガールプレート上に接
種した。このプレートを37℃で15時間インキュベー
ションした。
リゲーションで約500個のコロニーが得られた。
各コロニーをそれぞれ、10m1のLBメジウムに移し
、37℃で一夜生育させ、ついでプラスミドDNAを標
準方法(Maniajiaら:前出)に従って単離した
(60)遺伝子の配列解析 プラスミドpDS78/RBSI[,6xHisのBa
mHI部位に正しいHIV−2env (60)遺伝子
配列が正しい方向性で存在することを明らかにするため
、二本鎖環状プラスミドDNAの配列を、[γ−32P
] −ATPで標識したスターター配列(プライマー)
を用いて決定した。
単離プラスミドDNA0.3pmolをアルコールで沈
殿させ、沈降物を1回80%エタノールで洗浄し、乾燥
し、最後に1/4TE緩衝液8μaに溶解した。放射性
標識スターター配列2pmolを加えたのち、サンプル
を最初95℃で2分間、ついで42℃で5分間インキュ
ベーションした。次にDNAをS@ngetらの方法(
Proc、 Na1l、Acad。
Sci、  USA、74:5463〜6567.19
77)に従って配列決定した。配列解析の結果は、正し
いHIV−2env (60)遺伝子配列が、プラスミ
ドpDS78/RBSII、6xHisのBamHI制
限部位に組込まれたことを示している。
胆 プラスミドpDHFR−env (60)の構築A)原
理 プラスミドpDHFR−env (60)の構築には、
制限酵素Bgfinで線状化したプラスミドpDs78
/RBSI[,6xHisを合成的に製造したenv(
60)遺伝子と連結させた(第9図)。
製 プラスミドpDS78/RBSII、6xHis4pm
olを制限酵素BgQI[で切断した。次に、このDN
AをCIP (ウシ小腸ホスファターゼ)で処理した。
次に、酵素を加熱失活させ、サンプル緩衝液を添加した
のち、DNAを1%低融点アガロースゲル中で分離した
。エチジウムプロミドで染色したのち、相当するDNA
バンドをUV光線(3001m)下に切り取り、標準方
法(Maniafisら:前出)に従ってDNAを抽出
した。
C)HIV−2env (60)遺伝子(フラグメこの
遺伝子の調製は例1に記載しである。
D)プラスミドpDHFR−env (60)の製造 0.05pmolのフラグメント1および0. 1pm
o lのフラグメント2をIUのT4リガーゼとともに
インキュベーションした(15℃、2時間)。
酵素を熱失活させたのち、このDNAで、プラスミドp
DI、1を含有する大腸菌株M15を形質転換した。細
胞を100μg / mlのアンピシリンおよび25μ
g / mlのカナマイシンを含有するLBアガールプ
レート上に接種した。プレートを37℃で15時間イン
キュベーションした。リゲーションにより約500個の
コロニーが得られた。
各コロニーをそれぞれLBメジウム10m1中、37℃
で一夜生育させ、ついでプラスミドDNAを標準方法(
Maniajisら:前出)に従って単離した。
遺伝子の配列解析 プラスミドpDS78/RBSI[,6xHisのBg
fin部位に正しいHIV−2env (60)遺伝子
配列が正しい方向性で存在することを明らかにするため
、二本鎖環状プラスミドDNAの配列を、[γ−”2P
] −ATPで標識したスターター配列(プライマー)
を用いて決定した。
単離プラスミドDNA0.3pmolをアルコールで沈
殿させ、沈降物を1回80%エタノールで洗浄し、乾燥
し、最後に1/47E緩衝液8μρに溶解した。放射性
標識スターター配列2pmolを加えたのち、サンプル
を最初95℃で2分間、ついで42℃で5分間インキュ
ベーションした。次にDNAをSangerらの方法(
Proc、 Na1l。Acad。
Sci、USA、74:5463〜6567.1.97
7)に従って配列決定した。配列解析の結果は、正しい
HIV−2env (60)遺伝子配列が、プラスミド
pDs78/RBSI[,6xf(i sのBgQn制
限酵素部位に組込まれたことを示している。
例5 反応性 ^)原理 HIV−2に感染した患者の血清中の抗体によって認識
される抗原決定基がenv(60)遺伝子によりコード
されていることを明らかにするため、大腸菌内でポリペ
プチドENV (60)−DHFRおよびDHFR−E
NV (60)を発現させ、ついでニトロセルロースフ
ィルターに遷移させ、適当な血清とインキュベーション
した。
HIV−IENV (80) −DHFRポリヘプチド
(certaら:EMBOJ、、5:3051””30
56.1986)を対照として用いた。
プラスミドpDMI、1を含有する大腸菌M15細胞を
プラスミドpenv (60)−DHFRまたはpDH
FR−env (60)で形質転換し、100μg /
 mlのアンピシリンおよび20μg/mlのカナマイ
シンを含有するLBメジウム(Mani@titら:前
出)中で生育させた。培養液を光学密度0D6oo=0
.7においてIPTG(最終濃度2mM)で誘導し、さ
らに4時間生育させた。
ついで遠心分離によって細胞を収穫した。
の解析 細胞培養液50μQを、3%SDS、3%β−メルカプ
トエタノールおよび20%グリセロール含有125mM
  Tris−H(12,pH6,8に再懸濁した。こ
のサンプルを5分間煮沸し、ついで12.5%ポリアク
リルアミドゲル電気泳動(υ、に、  Laemmli
:Nature、  227 : 680〜685.1
970)を用いて分離した。タンパク質バンドはクーマ
ツシーブルー染色を用いて発色させた(第10図、上図
)。
誘導細胞培養液(上記B参照)、大腸菌対照溶解物およ
び精製HIV−IENV (80)−DHFRポリペプ
チド(各レーンに1μg)を上記Cに記載したようにし
て電気泳動で(2ゲル)分離した。非染色ゲルをそれぞ
れニトロセルロース膜で被覆した。被覆ゲルそれぞれを
次に2枚の濾紙で覆い、遷移チャンバー内に移した。こ
れを遷移緩衝液(192mMグリシンおよび20%メタ
ノール含有25mM  Tris、pH8,3)で満た
し、ポリペプチドの遷移は4℃、アンペア数10QmA
で12時間実施した。次に、ニトロセルロース膜を、最
初、5%乾燥スキムミルク含有PBS中室温で4時間イ
ンキュベーションした(Maniajisら:前出)。
ついで、ニトロセルロース膜の一方は5%乾燥スキムミ
ルクと1:1000希釈HIV−1陽性血清を含むPB
S中、室温で4時間インキュベーションし、他方の膜は
5%スキムミルクと1 : 1000希釈HIV−2陽
性血清を含むPBS中、室温で4時間インキュベーショ
ンした。次に、ニトロセルロース膜を0.3% Twe
en −20含有PBSでまず3回洗浄したのち、0.
3% Tween20.5%ヤギ血清および1:200
0希釈ヤギ抗ヒトIgG−ペルオキシダーゼ抱合体を含
むPBS中、室温で1時間インキュベーションした。P
BSで3回洗浄したのち、抗体と反応したニトロセルロ
ース膜上のタンパク質バンドを、4−クロロ−1−ナフ
トール5μgと30%過酸化水素5μρを含むPBS2
5ml中でインキュベーションして発色させた。反応は
PBSを加えて停止させた。
第10図から明らかなように、ENV (60)−DH
FR#よびDHFR−ENV (60)ポリペプチドは
HIV−2に感染した患者の血清中の抗体によってのみ
認識される。一方、ENV (8Q)−DHFRポリペ
プチドはHIV−1に感染した患者の血清中の抗体によ
ってのみ認識される。
例6 プラスミドpRBsII−6xHi sの構築には、プ
ラスミドpDS56/RBSIIを使用した。このプラ
スミドおよびプラスミドpDMI、1で形質転換した大
腸菌細胞は、ブダペスト条約に基づき、ドイツ微生物寄
託機関(Deutsche Sammlungvan 
Mikroorganismen in Brauns
chweig )に1987年12月23日付で寄託さ
れている[大腸菌M15 (pDS56/BSII :
pDMI、1)。
DSM  Na4330]。
制限酵素XbaIとXhoIの切断部位の間にあって複
製領域ならびに細胞にアンピシリン抵抗性を付与するβ
−ラクタマーゼをコードする遺伝子を含有するpDS5
6/RBSIIの部分(第11図及び第12図)は、は
じめプラスミドpRB322 (Bolive+ら:前
出; !1otclNIe  :前出)から誘導する。
しかしながら、β−ラクタマーゼの遺伝子は他方、制限
酵素HincIIおよびPstIの切断部位が消失する
ように修飾される。
DNA配列におけるこの変化は、しかし、β−ラクタマ
ーゼのアミノ酸配列には影響しない。プラスミドの残り
の部分は、調節可能プロモーター/オペレーター要素N
250PSN250P29とそれに続くリポソーム結合
部位RBSIIを有し、これはEcoRI/BamHI
フラグメントの部分である。さらに続いて、大腸菌ファ
ージラムダのターミネータ−t   (Schwarx
 ら:前出)、プロモーターを含まないクロラムフェニ
コールアセチルトランスフェラーゼ(Marcoli 
ら:前出)および大腸菌rrnBオペロンのターミネー
タ−T I (Brosius ら:前出)がある。
発現シグナルN250PSN250P29およびRBS
nの高い効率のために、プラスミドpDS56/RBS
I[およびその誘導体たとえばプラスミドpRBSI!
−6xHt sは、プロモーター/オペレーター要素が
オペレーターへのβaCリプレッサーの結合によって抑
制されている場合にのみ、大腸菌細胞内で安定に維持さ
れる(この点については、例2、A参照)。
B)プラスミドpRBSII−6xHisの構築(1)
プラスミドpDS56/RBSII2pmolを制限酵
素HindIIIで切断した。サンプルを後処理したの
ち、切断したプラスミドDNAに50pmo lのリン
酸化アダプター(6個のヒスチジンをコードする)を加
え、サンプルを前述のようにT4DNAリガーゼとイン
キュベーションした。
リゲーション混合物を後処理したのち、制限酵素Bam
HIとXbaIでDNAを切断し、6個のヒスチジン、
ターミネータ−t、cat遺伝遺伝 子上びターミネータ−T1をコードする領域を含むBa
mHI/XbaIフラグメントをアガロースゲル電気泳
動で単離した(第13図)。
(2)プラスミドI)DS56/RBSI[2pmol
を制限酵素XbaIとBamHIで切断し、複製領域、
bQa遺伝子、プロモーターN25 0PSN25 0
P  29とリポソーム結合部位RBS■を含むXba
I/BamHIフラグメントをアガロースゲル電気泳動
で単離した(第14図)。
(3)単離したフラグメント各0.  lpmolをリ
ゲーションさせ、ついで、前述(例2)のようにして大
腸菌株M15 (pDMI、1)の形質転換を行った。
プレート上に置いてインキュベーションしたのち(例2
、B)、各コロニーを前述のようにして10m1のメジ
ウム中で生育させ、Bitnboim& Dolyの方
法(前出)に従ってプラスミドDNAを単離した。酵素
BamHIおよびXbaIによる制限解析の結果、プラ
スミドは2つの所望のフラグメントを含むことが明らか
にされた。これらのプラスミドをpRBsIr−6xH
i sと命名した(第14図)。
例7 の構築 ^)原理 プラスミドpRBsII−env (80)−gag 
(419)−env (60) −6xHi sの構築
には、HIV−2遺伝子env(60)ならびにHIV
−1遺伝子e n v (80)とgag(419)を
、発現ベクターpRBSII−6xHisで連結した。
B)プラスミドpRBsn−6xHi sの制限酵プラ
スミドpRB S I!−6xHi s 2pmolを
制限酵素BamHIおよびBg、f21110単位で切
断した。サンプル緩衝液を加えたのち、DNAを1%ア
ガロースゲル上で分離した。エチジウムプロミドで染色
したのち、プラスミドDNAに相当するバンドをUV光
線(300++m)下に切り出し、電気溶出により溶出
した(Manialisら:前出)。
ついで、精製DNAの末端をホスファターゼで脱リン酸
化した。次に、DNAをフェノール:クロロホルム(1
,:1)で抽出し、エタノールで沈殿させ、1/4 7
E緩衝液に溶解した。
C)HIV−Igag (419)遺伝子の調製HIV
−Igag遺伝子の5stI/BgQ■フラグメント(
そのヌクレオチド配列は第16図に示す)を含有するプ
ラスミドpU−GAG2pmo lを12単位の制限酵
素XmnIで消化した。
次にDNAをフェノール:クロロホルム(1: 1)で
抽出し、2容のエタノールにより一20℃で沈殿させた
。DNAペレットを10mM  MgCQ2.10mM
  DTT、0. 5mM  ATP、100100p
のリン酸化107−107−Baリンカ−(5′−CC
GGATCCGG−3’ )を含む50mM  Tri
s−HCQ(pH7,6)50μρ中に再懸濁した。1
単位の74−DNAリガーゼを添加したのち、混合物を
14℃で一夜インキユベーションした。ついで混合物を
65℃で10分間インキュベーションし、制限酵素緩衝
液で容量を100μaとした。
100単位のBamHIと10単位のHind■を加え
、ついで混合物を37℃で3時間インキュベーションし
た。次にDNAをフェノールとクロロホルムで抽出し、
エタノールで沈殿させた。
DNAのペレットをサンプル緩衝液に溶解し、6%ポリ
アクリルアミドゲル上で分離した。エチジウムプロミド
で染色したのち、250塩基対をもつバンドを切り出し
、電気溶出で単離した。
HIV−Igag遺伝子のHindIIIフラグメント
(そのヌクレオチド配列は第17図に示す)を含有する
プラスミドp2−3U/Hind■10の2pmolを
11単位のBgpIIにより37°Cで1時間消化し、
65℃に10分間加熱し、室温に冷却し、大腸菌DNA
ポリメラーゼのフレノウフラグメントと45分間インキ
ュベーションした。
次に、DNAをフェノール:クロロホルム(1:1)で
抽出し、エタノールで沈殿させ、10mMMgCQ2.
10mM  DTT、0.5mM  ATP。
1、00 pmolのリン酸化127−BgFII−リ
ンカ−(5’ −GGAAGATCTTCC−3’ )
および1単位のT4−DNAリガーゼを含む50mM 
 Tris −HCQ(pH7,6)50μρ中に取り
、14°Cで一夜インキユベーションした。反応混合物
をついで65℃に加熱し、制限酵素緩衝液で容量を10
0μaとした。BgfinlOO単位を加えたのち、混
合物を37℃で3時間インキュベーションした。
NaCQ (最終濃度50mM)を加えたのち、Hin
dmlO単位を加え、混合物を37°Cで1時間インキ
ュベーションした。フェノール:クロロホルム(1: 
1)で抽出したのち、DNAをエタノールで沈殿させ、
ついて1%アガロースゲル上で分離した。1020塩基
対をもつフラグメントを切り出し、電気溶出によって単
離精製した。
BamHI−Hindll[フラグメントおよびHin
dT[[−BgQ■フラグメント各1pmolを、1単
位の74−DNAリガーゼを用いてたがいに連結した。
リガーゼを熱失活させたのち、リゲーションしたフラグ
メントをBamHIとBgQIIで切断し、1%アガロ
ースゲル上で分離した。
HIVgag (419)遺伝子に相当するフラグメン
トを電気溶出によって単離精製した。
D)HIV−1,e nv (80)遺伝子の調製HI
V−1env (80)遺伝子の調製はCerta ら
の記載(EMBOJ、、5:3051〜3056.19
86)に従って行った。
E)HIV−2env (60)遺伝子の調製HIV−
2env (60)遺伝子の調製は例1に記載した。
プラスミドpRBsH−gag (419)−6xHi
sの構築には、BamHIとBgQIIで線状化したベ
クターpRBsI!−6xHis (上記B参照) 0
. 1μmolをgag(419)遺伝子0、 3μm
olと、1単位の74−DNAリガーゼとともに14℃
で一夜インキユベーションして連結させた。酵素を熱失
活さPたのち、このDNAで、プラスミドpDMI、1
含有大腸菌株W3110を形質転換した。細胞を100
μg / mlのアンピシリンと25μg / mlの
カナマイシンを含有するLBアガールプレート上に接種
した。プレートを37℃で一夜インキユベーションした
。各コロニーを37°Cで一夜生育させ、それらのプラ
スミドDNAを標準方法(Maniatisら:前出)
に従って単離した。
プラスミドpRBsII−env (80)−gag 
(419)−6xHi sの構築には、プラスミドpR
BSn−gag (419) −6xHtsをBamH
Iで切断し、CIPで処理した。DNAをフェノール:
クロロホルム(1:1)で抽出し、2容のエタノールで
沈殿させた。
BamHIで線状化されたpRBSII−gag(41
9)   6xHisプラスミドDNAを0、 3μm
olのHIV−1env (80)遺伝子および1単位
のT4−DNAリガーゼとともに1400で一夜インキ
ユベーションした。酵素を熱失活させたのち、このDN
Aで、プラスミドpDMI。
1を含有する大腸菌株W3110を形質転換した。
細胞を100μg / mlのアンピシリンおよび25
μg / mlのカナマイシンを含むLBアガールプレ
ート上に接種した。プレートを37℃で一夜インキユベ
ーションした。各コロニーを37℃で一夜生育させ、つ
いでそれらのプラスミドDNAを標準方法(Mania
tisら:前出)に従って単離した(第19図)。
の構築 プラスミドpRBSII−env (80)−gag 
 (419)−env  (60)−6xHi sの構
築には、プラスミドpRBsn−env (80)  
gag (419)−6xHisをBglで切断し、C
IPで処理した。ついでDNAをフェノール:クロロホ
ルム(1: 1)で抽出し、2容のエタノールで沈殿さ
せた。BgQIIで線状化したpRBsII−env 
(80) −gag (419)−6xHisプラスミ
ドDNAをついで、0、 3μmolのHIV−2en
v (60)遺伝子および1単位の74−DNAリガー
ゼと一夜14℃でインキュベーションした。酵素を熱失
活させたのち、このDNAで、プラスミドpDM1.1
含有大腸菌株W3110を形質転換した。細胞を100
μg / mlのアンピシリンと25μg / [+1
1のカナマイシンを含むLBアガールプレート上に接種
した。プレートを37℃で一夜インキユベーションした
。各コロニーを37℃で一夜生育させ、それらのプラス
ミドDNAを標準方法(Maniafisら:前出)に
従って単離した(第20図)。
例8 ENV  (80)−GAG  (419)−ENV性 A)原理 ENV (80)−GAG (419)−ENV(60
)ポリペプチドがHIV−1およびHIV−2に感染し
た患者の血清と反応することを示すため、ENV (8
0)−GAG (419)、−ENV(60)ポリペプ
チドを大腸菌内で発現させ、ついで精製し、適当な血清
を用いて酵素免疫検定(E I A)で試験した。
プラスミドDMI、1を含有する大腸菌W3110細胞
をプラスミドpRBSII−env (80)gag 
(419)−env (60)−6xHisで形質転換
し、100 u g/mlのアンピシリンと25μg 
/ mlのカナマイシンを含有するLBメジウム中で生
育させた(Manialisら:前出)。培養液を光学
密度0D6oo ” 1. 0においてIPTG(最終
濃度2 mM)により誘導し、さらに2時間生育させた
。ついで細胞を遠心分離によって収穫した。
収穫した細胞をPBS緩衝液(0,2g/QKCQ、、
8.0g/Q  NaCR,0,2g/QK82 P 
04.1.144 g/ QN a 2 HP O4、
pH7,0)に再懸濁し、高圧ホモジナイザーを用いて
破壊した。得られた細胞ホモジネートを遠心分離し、ペ
レットを2回6Mグアニジン塩酸塩含有0.1Mリン酸
ナトリウム緩衝液pH8,0で抽出した。
不溶物質があれば遠心分離によって除去し、濾過した。
澄明な溶液をNTAカラム(その構造および調製法はヨ
ーロッパ特許出願公告第253303号に記載されてい
る)に適用した。ついで、カラムを最初6Mグアニジン
塩酸塩含有0,1Mリン酸ナトリウム緩衝液(p)18
. 0)で、次に8M尿素含有0.1Mリン酸ナトリウ
ム緩衝液(pH6,5)で洗浄した。ENV (80)
−GAG(419) −ENV (60)ポリペプチド
の溶出は8M尿素含有0.1Mlン酸ナトナトリウム緩
衝液H4,0)で行った。
NTAカラムを用いて得られたENV (60)−GA
G (419)−ENV (60)ポリペプチドを次に
、5ephacrYI S −200カラム(Phar
macia )上2回クロマトグラフィーに付した(溶
出緩衝液:5mM  EDTAおよび1%ないし0.1
%SDS含有50mM  Tr i 5−HC,9゜p
H7,0)。得られたENV (80)−GAG(41
9)−ENv(60)ポリペプチドは、SDSポリアク
リルアミドゲル電気泳動およびアミノ酸分析で純度89
%を示した。
の反応性 精製ENV (80) −GAG (419)−ENV
 (60)ポリペプチド(7)HIV−1おヨヒHIV
−2陽性血清との反応性を、ヨーロッパ特許第2701
14号に記載された酵素免疫検定(E I A) ニヨ
ッテ試験した。精製ENV (80)−GAG (41
9)−ENV (60)ポリペプチドおよび精製DHF
R−ENV (60)ポリペプチド(陽性HI V−2
対・照)によって得られたEIA値は次表のとおりであ
った。
DHFR−ENV(60)    ENV(80)−G
AG(419)−ENV(6G)血清   111V−
2111V−1/l(IV−2Mi123    0.
132        1.684M1Q22   0
.104        2.094M1ff24  
 0.140        2.244M1Q26 
  0.062        2.198M1ρ30
   0.059        2.345)11V
−2陽性血清l) S       L、 271        2. 
072K       O,9102,052D   
    1. 559        2. 252B
       1. 232        2. 1
04陰性血清 N10.096      0.092N20.047
      1.11ON30.063      0
.076N40.056      0.087N50
.067      0.0881) ウェスタンプロ
ット(WB)により確認表から明らかなように、HIV
−1およびHIV−2陽性血清はすヘテ、ENV (8
0)−GAG (419)−ENV (60)ポリペプ
チドによって認識される。
【図面の簡単な説明】
図面中には、以下の略号および記号を使用する。 B、  Bg、  E、 H,Sa、 Xおよびxbは
それぞれ、制限酵素BamHI、BgQn、EcoRI
、HindI[、PstI、5aQI、XhoIおよび
XbaIの切断部位を示す。 区:遺伝子b’、Qa、Qaelおよびne。 のプロモーター 1)■:遺伝子す、Qa、cat、neoおよびpac
Iのリポソーム結合部位 111:ターミネータ−t。およびT1@l1iiiJ
:調節可能なプロモーター/オペレーター要素N250
PSN250P29 0:リポソーム結合部位RBSn −東:このリポソーム結合部位の制御下にある暗号領域 2:6個のヒスチジンをコードする領域□:複製を要す
る領域(+apl、 )−〉ニジヒドロ葉酸リダクター
ゼ(dhl+)、クロラムフェニコールアセチルトラン
スフェラーゼ、Qacリプレッサー(QacI)、β−
ラクタマーゼ(b Q a)およびネオマイシンホスホ
トランスフェラーゼ(n e o)の暗号領域]:合成
env(60)遺伝子 [I  HIV遺伝子フラグメント 第1図は、合成env(6(D遺伝子のヌクレオチド配
列およびそれから誘導されるENV (60)ポリペプ
チドのアミノ酸配列を示す模式図である。合成env(
60)遺伝子が構築される各オリゴヌクレオチドフラグ
メントは1〜14の番号が付されている。 第2図は、プラスミドpDs78/RBSIIの構成図
である。 第3図は、プラスミドpDS78/RBSIIのヌクレ
オチド配列を示す模式図である。配列中、第2図に示し
た制限酵素の認識部位には上線を付し、またβ−ラクタ
マーゼおよびジヒドロ葉酸リダクターゼをコードする領
域には下線を付しである。 第4図は、プラスミドpDMI、1の構成図である。 第5図は、プラスミドpDMI、1のヌクレオチド配列
を示す模式図である。配列中、第4図に示した制限酵素
の認識部位には上線を付し、ネオマイシンホスホトラン
スフェラーゼおよびQacリプレツザーをコードする領
域には下線を付しである。 第6図は、調節可能プロモーター/オペレーター要素N
250PSN250P29、リポソーム結合部位RBS
nならびに6個のヒスチジンをコードする領域を含有す
るXhoI/BamHIフラグメントの製造を示す工程
図である。 第7図は、プラスミドpDs78/RBSIIと、調節
可能プロモーター/オペレーター要素N250PSN2
5 0P  29、リポソーム結合部位RBSnならび
に6個のヒスチジンをコードする領域を含有するXho
I/BamHIフラグメントを用いるプラスミドpDS
78/RBSII。 6xHisの構築を示す工程図である。 第8図は、プラスミドpenv(60)−DHFRの構
築を示す工程図である。 第9図は、プラスミドpDHFR−env(60)の構
築を示す工程図である。 第10図は、ENV (60)−DHFRおよびDHF
R−ENV (60)ポリペプチドの反応性を示す図で
ある。上図は、プラスミドpDS78/R8BI!、6
xHis  (レーンA)、penv(60)−DHF
R(レーンb)およびpDHFR−env (60)(
レーンC)を含有する大腸菌M15分解物の電気泳動解
析を示す。 レー:zcN!精製HIV−I  ENV (80)−
DHFRを含有する。下図は、HIV−2(左)および
HIV−1,(右)陽性血清で生成した相当するイムノ
プロットを示す。レーンMは予め染色した分子量標準を
含有し、そのサイズはキロダルトンで与えられている。 第11図は、プラスミドpDs56/RBSIIの構成
図である。 第12図は、プラスミドpDS56/RBSffのヌク
レオチド配列を示す模式図である。配列中、第11図に
示した制限酵素の認識部位には上線を、またRBSnの
制御下にある領域には下線を付しである。 第13図は、6個のヒスチジンをコードする領域、ター
ミネータ−t  S cat遺伝子およびターミネータ
−T1を含むBamHI/Xbalフラグメントの構築
および単離を示す工程図であり、このフラグメントはプ
ラスミドpRBSn−6xHisの構築に用いられた。 第14図は、第13図に示したBamHI/XbaIフ
ラグメントと、プラスミドpDS56/RBSIIの複
製領域含有XbaI/BamHIフラグメントの結合に
よるプラスミドpRBSII−6xHisの構築を示す
工程図である。 第15図は、HIV−I  BamHI/BgQII 
 gag(419)遺伝子フラグメントの製造るHIV
−Igag遺伝子フラグメントのヌクレオチド配列を示
す模式図である。 第17図は、プラスミドル2−3U/HindII11
0中に存在するHIV−Igag遺伝子フラグメントの
ヌクレオチド配列を示す模式図である。 第18図は、プラスミドpRBSII −gag(41
9) −6xHi sの構築を示す工程図である。 第19図は、プラスミドpRBSII−env(80)
−gag (419)−6xHisの構築を示す工程図
である。 第20図は、プラスミドpRBsII−env(80)
   gag (419)−env (60)−5xH
isの構築を示す工程図である。

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)HIV−2envタンパク質の抗原決定基および
    /または免疫原決定基の少なくともひとつに相当するア
    ミノ酸配列からなるポリペプチド
  2. (2)式 【遺伝子配列があります。】( I ) で示されるアミノ酸配列もしくはそのフラグメントまた
    はそれらの機能的均等配列を有する特許請求の範囲第1
    項のポリペプチド
  3. (3)式( I )のアミノ酸配列を有する特許請求の範
    囲第1項または第2項いずれか一つのポリペプチド
  4. (4)アフイニテイーペプチドと担体ポリペプチドが共
    有結合している特許請求の範囲第1項から第3項までの
    いずれか一つのポリペプチド
  5. (5)アフイニテイーペプチドと、アミノ酸配列がHI
    V−1エンベロープタンパク質(env)および/また
    はHIV−1コアタンパク質 (gag)の少なくともひとつの抗原決定基および/ま
    たは免疫原決定基に相当するポリペプチドが共有結合し
    ている特許請求の範囲第1項から第3項までのいずれか
    一つのポリペプチド
  6. (6)以下の式 【遺伝子配列があります。】(II) 【遺伝子配列があります。】(III) の一方のアミノ酸配列を有する特許請求の範囲第1項か
    ら第4項までのいずれか一つのポリペプチド
  7. (7)以下の式 【遺伝子配列があります。】(IV) のアミノ酸配列を有する特許請求の範囲第1項から第3
    項までおよび第5項のいずれか一つのポリペプチド
  8. (8)アミノ末端にさらにメチオニン残基を有する特許
    請求の範囲第1項から第4項までおよび第5項のいずれ
    か一つのポリペプチド
  9. (9)細菌内で産生された特許請求の範囲第1項から第
    8項までのいずれか一つのポリペプチド
  10. (10)大腸菌内で産生された特許請求の範囲第1項か
    ら第8項までのいずれか一つのポリペプチド
  11. (11)特許請求の範囲第1項から第8項までのいずれ
    か一つのポリペプチドをコードするDNA配列
  12. (12)式 【遺伝子配列があります。】 で示される核酸配列もしくはその部分配列またはこの核
    酸配列もしくはこれらの部分配列の機能的均等配列を包
    含する特許請求の範囲第11項のDNA配列
  13. (13)特許請求の範囲第11項または第12項のDN
    A配列が発現制御配列と有効に結合している発現ベクタ
  14. (14)大腸菌内で複製できる特許請求の範囲第13項
    の発現ベクター
  15. (15)プラスミドpenv(60)−DHFR、pD
    HFR−env(60)またはpRBSII−env(
    80)−gag(419)−env(60)−6xHi
    sである特許請求の範囲第14項の発現ベクター
  16. (16)特許請求の範囲第13項から第15項までのい
    ずれかの発現ベクターで形質転換されたバクテリア
  17. (17)特許請求の範囲第13項から第15項までのい
    ずれかの発現ベクターで形質転換された大腸菌株
  18. (18)特許請求の範囲第13項から第15項までのい
    ずれかの発現ベクターで形質転換された大腸菌M15株
  19. (19)抗原としての特許請求の範囲第1項から第10
    項までのいずれか一つのポリペプチド
  20. (20)バクテリアを特許請求の範囲第13項から第1
    5項までのいずれかの発現ベクターで形質転換し、つい
    で形質転換されたバクテリアを適当な成長条件下に培養
    し、ポリペプチドを単離し、所望により精製することか
    らなる特許請求の範囲第1項から第10項までのいずれ
    か一つのポリペプチドの製造方法
  21. (21)特許請求の範囲第1項から第10項までのいず
    れか一つのポリペプチドの十分量を哺乳類または鳥類に
    注射し、この動物の血清から生成した抗体を単離するこ
    とからなるHIV抗体の製造方法
  22. (22)(a)特許請求の範囲第1項から第10項まで
    のいずれか一つのポリペプチドを標識し、(b)この標
    識ポリペプチドをヒト血清サンプルと反応させ、(c)
    反応混合物中の生成した標識ポリペプチド/抗体複合体
    を検出することからなるヒト血清中のHIVウィルスに
    対する抗体の検出方法
  23. (23)(a)特許請求の範囲第1項から第10項まで
    のいずれか一つのポリペプチドを固体担体材料上に固定
    化し、(b)ヒト血清サンプルをこの固定化タンパク質
    と接触させ、(c)非結合ポリペプチドと抗体を洗浄に
    よつて除去し、(d)洗浄固定化ポリペプチド/抗体複
    合体を標識黄色ブドウ球菌プロテインAの添加または標
    識ヒト抗−Ig抗体の添加によつて検出することからな
    るヒト血清中のHIVウィルスに対する抗体の検出方法
  24. (24)(a)ヒト血清サンプルまたは他の体液サンプ
    ルを特許請求の範囲第1項から第10項までのいずれか
    一つのポリペプチドに対する抗体の既知量と反応させ、
    (b)反応混合物中に生成した抗原/抗体複合体を検出
    するとからなるヒト血清または他の生物学的液体中のH
    IV−2ウィルスまたはそのフラグメントの検出方法
  25. (25)抗体は酵素で標識し、反応混合物中に生成した
    抗原/抗体複合体は酵素免疫検定法によつて検出する特
    許請求の範囲第24項の方法
  26. (26)特許請求の範囲第1項から第10項までのいず
    れか一つのポリペプチドに対する抗体
  27. (27)モノクローナル抗体である特許請求の範囲第2
    6項の抗体
  28. (28)特許請求の範囲第1項から第10項までのいず
    れかのポリペプチドの、HIV抗体製造のための使用
  29. (29)特許請求の範囲第1項から第10項までのいず
    れか一つのポリペプチドの、ヒト血清または他の生物学
    的液体中のHIV抗体の検出のための使用
  30. (30)特許請求の範囲第1項から第10項までのいず
    れか一つのポリペプチドの、ヒト血清または他の生物学
    的液体中のHIVウィルスまたはそのフラグメントの検
    出のための使用
  31. (31)特許請求の範囲第1項から第10項までのいず
    れか一つのポリペプチドに対するHIV抗体を含有する
    容器からなるHIVウィルスまたはそのフラグメントの
    定量用キット
  32. (32)特許請求の範囲第1項から第10項までのいず
    れか一つのポリペプチドを含有する容器からなるHIV
    抗体の定量用キット
  33. (33)特許請求の範囲第20項の方法によつて製造さ
    れた特許請求の範囲第1項から第10項までのいずれか
    一つのポリペプチド
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