JPH0115991Y2 - - Google Patents

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JPH0115991Y2
JPH0115991Y2 JP18953181U JP18953181U JPH0115991Y2 JP H0115991 Y2 JPH0115991 Y2 JP H0115991Y2 JP 18953181 U JP18953181 U JP 18953181U JP 18953181 U JP18953181 U JP 18953181U JP H0115991 Y2 JPH0115991 Y2 JP H0115991Y2
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sleeve piece
floating
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sleeve
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  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は回転体へ圧油等の作動流体を供給する
場合に於いて回転側と固定側の流路を接続する回
転継手に関するものである。
[従来の技術] 従来の回転継手を第1図に示す。
1は回転軸であり、回転軸1には回転体(図示
せず)に固着する端面及び外周面に夫々両端が開
口する流路2,3,4が穿設してあり、又流路
2,3,4の外周面開口位置には周面を周回する
溝5,6,7を刻設してある。8は回転軸1に回
転自在に嵌合したスリーブであり、その内周面に
は前記溝5,6,7と合致する溝9,10,11
が設けてあり、更に該溝9,10,11に連通す
る連絡孔12,13,14をスリーブ8に貫通し
てある。15はスリーブ8に嵌合し、両端部に軸
受16,17を嵌装してあるハウジングであり、
ハウジング15とスリーブ8とは固定し、又ハウ
ジング15には前記連絡孔12,13,14に合
致する導孔18,19,20が設けられ図示しな
い給油管が接続される取付座21が固着されてい
る。
尚、22はシールリングであり、シール23が
装着されている。又、24はシールを示す。
以上述べた回転継手に於いて、ハウジング15
を機器に固定し、回転体に回転軸1を固定する。
供給する圧力流体は導孔18,19,20、連絡
孔12,13,14、溝5,6,7と溝9,1
0,11で囲れた空間、流路2,3,4を経て所
定の装置へ供給される。この構成で摺動面のシー
ル、即ち回転軸1とスリーブ8間のシールは両者
の間隙を適正にすることによつて行われおり、適
正な間隙に保持することにより各流路2,3,4
間をシールし得るものである。
[考案が解決しようとする課題] 然し上記したスリーブ8を軸心方向全長に亘り
精度よく仕上げることは困難であり、又高価なも
のとなる。この為、適正な間隙が得られにくく、
焼付現象、或はリーク量が増大する不具合があつ
た。
又、従来の他の回転継手として、前記したスリ
ーブを有さずハウジングと回転軸間にピストンリ
ングを設けて摺動面に於けるシールをする方式の
ものがあるが、斯る構成のものでは回転軸にピス
トンリング用の溝を設けることから応力集中等の
理由により強度上問題があり、更にピストンリン
グとハウジングの摺動面が摩耗しリークが増大す
る。従つて、交換保守を頻繁に行なう必要が生ず
る等の不具合を有していた。
本考案は斯かる不具合を解消し、高精度に加工
する部分を減少してシール性を向上すると共に焼
付を防止することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、回転軸に軸線方向の長さの短かい複
数のフローテイングリングを圧力流体のシールに
適正な狭い間隙で嵌合し、該フローテイングリン
グの間に回転軸と大きな間隙で嵌合するスリーブ
片を配設してハウジングに嵌装し、両端のフロー
テイングリングを軸受支持用のベアリングホルダ
により間隙を介して夫々支持し、スリーブ片間の
各フローテイングリングと前記ハウジングとの間
に該フローテイングリングよりも軸線方向の長さ
が長く且つ各スリーブ片の軸線方向の間隙を規制
するスペーサを、フローテイングリングの外周側
に間隙を介し重ねて配置し、前記各フローテイン
グリングをスリーブ片に回り止め部材により回り
止め可能に夫々固定し、各スリーブ片間のフロー
テイングリングとスリーブ片との間及び両端の各
フローテイングリングと前記ベアリングホルダと
の間に弾性体を圧縮状態で夫々挟設し、該各フロ
ーテイングリングの片側端面と相対するスリーブ
片の端面とを密着可能とし、前記ハウジングに設
けた導孔と前記回転軸に穿設した流路とを前記ス
リーブ片に穿設した連絡孔を介して連通したこと
を特徴とする回転継手に係るものである。
[作用] 回転軸に狭い間隙で嵌合する長さの短かい各フ
ローテイングリングは、スリーブ片とスペーサと
他のスリーブ片又はベアリングホルダとにより形
成される環状空間内に、回り止め部材により回り
止めされ且つ弾性体によりスリーブ片又はベアリ
ングホルダの端面に密着された状態で、若干の移
動が容易に保持される。
従つて、常に適正な摺動間隙が保たれて焼付防
止され、又端面の密着部分でシールが確実に行な
われる。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
第2図及び第3図は本考案の一実施例であり、
図中第1図と同一の構成要素には同符号を付して
ある。
連絡孔12,13,14を穿設したスリーブ片
25,26,27を回転軸1とハウジング15間
に、回転軸1に対し大きな間隙で嵌合する。各ス
リーブ片25と26、26と27間には、軸線方
向の長さの短かいフローテイングリング28,2
9を、回転軸1に対して作動流体のシールに適正
な狭い間隙となるよう挟設すると共に、前記ハウ
ジング15とフローテイングリング28,29と
の間に、該フローテイングリング28,29の軸
線方向の長さよりも若干長く且つ前記各スリーブ
片25,26,27の軸線方向の間隙を規制する
スペーサ30を、回転軸1の軸線に対し垂直方向
すなわち、フローテイングリング28,29の外
周側にフローテイングリング28,29と若干の
間隙をもつて重なるよう配置する。
又、ハウジング15の両端部に夫々、軸受1
6,17及びベアリングホルダ31,32を嵌込
み、更に両ベアリングホルダ31,32をシール
リング22,22′で押え込むことによつて、各
スリーブ片25,26,27の軸線方向の動きを
拘束する。
更に、スリーブ片25とベアリングホルダ31
間、スリーブ片27とベアリングホルダ32間に
フローテイングリング33,34を夫々設ける。
該フローテイングリング33,34も前記フロ
ーテイングリング28,29と同様に、軸線方向
の長さが短かく且つ前記回転軸1に対して作動流
体のシールに適正な狭い間隙となるよう嵌合して
いる。該フローテイングリング33,34は前記
ベアリングホルダ31,32の内周側に嵌合さ
れ、該各ベアリングホルダ31,32の外周縁が
前記スペーサ30と同様の作用をするよう、該外
周縁とフローテイングリング33,34との間に
若干の隙間が設けられる。
第3図はフローテイングリング28の取付構造
の詳細を示すもので、スリーブ片25の端面に突
設したピン35等の回り止め部材によつてフロー
テイングリング28を回り止め可能に固定すると
共にスリーブ片26とフローテイングリング28
間にスプリング26等の弾性体を圧縮状態で挟設
し、該フローテイングリング28とスリーブ片2
5との相対する面を密着可能とする。フローテイ
ングリング29,33,34についても同様な取
付構造である。
軸線方向の長さの短かい該各フローテイングリ
ング28,29,33,34の回転軸1との摺動
面及びスリーブ片25,26,25,27に夫々
密着する面すなわちスプリングを設けた面と反対
の面と、スリーブ片25,26,27のフローテ
イングリング28,29,33,34が密着する
面とを超精密仕上する。
上記構成の本考案に於いて、回転軸1の摺動面
の軸線方向のシールはフローテイングリング2
8,29,33,34と回転軸1間の間隙gを適
正な値に保持することによつて行なわれ、又フロ
ーテイングリング28,29,33,34とスリ
ーブ片25,26,25,27の各端面接触部a
は両部品共超精密仕上が行なわれており、且つス
プリング36により両部品は密着しているためこ
の部品で流体がシールされる。
従つて、ハウジングに設けた各導孔に作動流体
を夫々供給すると、各スリーブ片25,26,2
7の連絡孔12,13,14を経て回転軸1の各
溝から各流路2,3,4に流入するが、流路2の
系統はフローテイングリング33,28とスリー
ブ片25との密着部分により夫々シールされ、流
路3の系統はフローテイングリング28とスリー
ブ片25との密着部分及びフローテイングリング
29とスリーブ片26との密着部分により夫々シ
ールされ、流路4の系統はフローテイングリング
29とスリーブ片26との密着部分及びフローテ
イングリング34とスリーブ片27との密着部分
により夫々シールされ、流体のもれを生ずること
なく各流路2,3,4系を別個独立に作動するこ
とが可能となる。
各フローテイングリング28,29,33,3
4の回転軸1との摺動間隙gは適正な値を保持さ
れるので、流体リーク量を少量一定化することに
より潤滑を確実にすることができると共に焼付を
防止することができる。
スリーブ片25,26,27と回転軸1との間
隙は前記間隙gより大きくしてあり、且つフロー
テイングリング28,29,33,34は小部品
で軸心方向の長さが短かく、精度出しを容易に行
なえ、更に該フローテイングリング28,29と
スペーサー30との間及びフローテイングリング
33,34とベアリングホルダ31,32の外周
縁部との間に間隙を夫々有するため、回転軸1外
径とハウジング15内径に軸心の違いがあつても
間隙gに直接影響がなく、従つて間隙gの管理が
容易である。
[考案の効果] 以上述べたように本考案の回転継手によれば、
下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
() 回転軸に所定の間隙で嵌合する複数のフ
ローテイングリング間に、スリーブ片を回転軸
に対し大きな間隙で嵌合するよう配設し、各フ
ローテイングリングの端面を隣接するいずれか
のスリーブ片の端面にスプリング等の弾性体に
よつて密着させることにより、作動流体のシー
ルを確実に行なうことができる。
() 各フローテイングリングは軸線方向の長
さが従来のスリーブに比べ著しく短かく小部品
であり、高精度に加工する部分はフローテイン
グリングの回転軸との摺動面及びフローテイン
グリングとスリーブ片の接触する両端面のみで
充分である。
() ()により、高精度の加工を確実に行
なえるので、シール性が向上すると共に焼付防
止を図ることができる。
() ()により、高精度の加工範囲が少な
くて済むので、加工コストを著しく低減でき
る。
() 各フローテイングリングはスペーサー又
はベアリングホルダにより間隙を介して支持さ
れるので、作動流体のシールに適正な狭い間隙
が常に保持され、流体リーク量の少量一定化と
焼付防止を同時に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の回転継手の断面部分図、第2図
及び第3図は本考案の回転継手の断面部分図であ
る。 1は回転軸、2,3,4は流路、8,19,2
0は導孔、15はハウジング、16,17は軸
受、25,26,27はスリーブ片、28,2
9,33,34はフローテイングリング、30は
スペーサ、31,32はベアリングホルダ、35
はピン、36はスプリングを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸に軸線方向の長さの短かい複数のフロー
    テイングリングを圧力流体のシールに適正な狭い
    間隙で嵌合し、該フローテイングリングの間に回
    転軸と大きな間隙で嵌合するスリーブ片を配設し
    てハウジングに嵌装し、両端のフローテイングリ
    ングを軸受支持用のベアリングホルダにより間隙
    を介して夫々支持し、スリーブ片間の各フローテ
    イングリングと前記ハウジングとの間に該フロー
    テイングリングよりも軸線方向の長さが長く且つ
    各スリーブ片の軸線方向の間隙を規制するスペー
    サを、フローテイングリングの外周側に間隙を介
    し重ねて配置し、前記各フローテイングリングを
    スリーブ片に回り止め部材により回り止め可能に
    夫々固定し、各スリーブ片間のフローテイングリ
    ングとスリーブ片との間及び両端の各フローテイ
    ングリングと前記ベアリングホルダとの間に弾性
    体を圧縮状態で夫々挟設し、該各フローテイング
    リングの片側端面と相対するスリーブ片の端面と
    を密着可能とし、前記ハウジングに設けた導孔と
    前記回転軸に穿設した流路とを前記スリーブ片に
    穿設した連絡孔を介して連通したことを特徴とす
    る回転継手。
JP18953181U 1981-12-18 1981-12-18 回転継手 Granted JPS5894991U (ja)

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JP18953181U JPS5894991U (ja) 1981-12-18 1981-12-18 回転継手

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JP18953181U JPS5894991U (ja) 1981-12-18 1981-12-18 回転継手

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Publication Number Publication Date
JPS5894991U JPS5894991U (ja) 1983-06-28
JPH0115991Y2 true JPH0115991Y2 (ja) 1989-05-11

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