JPH01159133A - ネジ切りバイト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は旋盤で用いられるネジ切りバイトに関する。

〔発明の概要〕

本発明はネジ切りバイトにおいて、前記バイトの刃先部
角度を傾けることにより、バイトの摩耗を減少させ、部
品の生産性を上げ、又ひき肌を向上させたものである。

〔従来の技術〕

従来バイトによるネジ切り方法はバイト刃先部の傾きが
なく、この刃先とシャンクが平行に作られており、なお
バイトをホルダーに平行に取り付け、この状態でネジ切
りを行っていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、従来のバイトによるネジ切りでは刃先の両側に
平均した力がかかるのではなく片側に多くの力がかかる
事によりバイトの摩耗が早く、この事から送りを遅くさ
せ、又部品のネジ部の挽き肌が左右違うという問題を宵
していた。そこで本発明は従来のこのような問題点を解
決する為、刃先の両側に平均した力がかかるようにし、
バイトの摩耗を減らし、生産性を上げ、挽き肌を良くす
ることを目的としたものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明によるネジ切りバイトは、旋盤で加工される部品
のネジ切りを行うネジ切りバイトにおいて、前記ネジ切
りバイトの刃先部角度を傾けてネジ切りをすることを特
徴とする特 〔実施例〕 以下に本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。第
１図はリードスクリュー用左ネジチェーシングバイトの
刃先上面図である。第２図、第１図の刃先を左側の方向
から見た図で、第３図は第２図の刃先を側面の方向から
見た図である。第４図はリードスクリューのネジ溝の形
状である。１はシャンク、２は刃先部、３はネジ溝底部
に当たる部分である。４から５の角度はネジ溝の角度で
ある。６はリードスクリューであり、７はネジ溝底面部
８．９はネジ溝の斜面である。

第１図において、３の面によって底の平面を切削してい
る。４から５の傾き角とネジ溝斜面８．９の角度は同じ
であり、総形のバイトを用いる。

４から５の傾きは図面上左端面から１１．３度傾いてい
ることにより刃直角にネジ切りができ、切削時は８．９
に均等の力で切れることによって挽肌が曵くなる。１１
．３度という角度の計算式は、径公差φ３マイナス千分
の１０〜マイナス千分の１５であり、Ｘは２．９８７５
である。ピッチ１．８７５で円周が９．３８５になる。

三角関数で間のθを求めると１１．３度となり、刃先を
傾ける角度１１．３度となる。尚、以上リードスクリュ
ーを実施例に上げて説明してきたが、上述した本発明の
構成をネジ類の物に同様の効果が得られることはいうま
でもない。

〔発明の効果〕

以上の如く本発明によれば、刃先角度を刃直角に傾ける
ことにより、ネジ溝斜面の挽き肌を良くし、刃にかかる
負担が軽くなることからバイトの耐命を向上し、サイク
ルタイムを上げて加工できるメリットを存する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例におけるバイト刃先形状の上面
図。第２図は第１図の左側から見た側面図である。又、
第３図は第２図の下側から見た側面図である。第４図は
バイトによって切られたネジ形状を示す図である。 １・・・シャンク ２・・・刃先 ３・・・ネジ溝底の平面にあたる面 ４．５・・・刃先傾き角 ６・・・リードスクリュー ７・・・ネジ溝底の平面部 ８．９・・・ネジ溝斜面 以　　上 第１図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 旋盤加工により部品のネジ切りを行なうネジ切りバイト
   において、前記ネジ切りバイトの刃先部角度を傾けてネ
   ジ切りすることを特徴とするネジ切りバイト。