JPH0115632Y2 - - Google Patents

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JPH0115632Y2
JPH0115632Y2 JP10598483U JP10598483U JPH0115632Y2 JP H0115632 Y2 JPH0115632 Y2 JP H0115632Y2 JP 10598483 U JP10598483 U JP 10598483U JP 10598483 U JP10598483 U JP 10598483U JP H0115632 Y2 JPH0115632 Y2 JP H0115632Y2
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JP
Japan
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container
sheet material
resin
side wall
composite container
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JP10598483U
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、発酵乳、ジユース等の容器に関し、
特に高温充填及びシートに用いる容器に関する。
〔従来の技術〕
従来より、発酵乳、ジユース等の容器として、
紙容器、プラスチツク容器、或いは紙とプラスチ
ツクとの複合容器が知られている。また、容器形
状としては、円筒状、円錐状、角柱状等が知られ
ている。
〔考案が解決しようとする課題〕
これらの容器に高温(例えば発酵乳では40〜50
℃、ジユースでは93℃)で充填しかつ密閉を行う
と、冷却後の内容物及び内部空気の熱収縮により
内部が減圧状態となり、容器に変形が生じる。従
来の円筒状、円錐状或いは角柱状の容器では、こ
の変形の生じる場所が一定でなく、容器毎に異な
るところが変形し、そのため、容器の見栄えを著
しく損なうという欠点があつた。この変形を防止
するには、容器の壁厚を増加するとか容器の壁に
補強を入れることが考えられるが、費用がかかり
好ましくない。
本考案はかかる従来の欠点を解消せんとするも
ので、高温充填、密閉した後の熱収縮により内部
が減圧状態になつた時に、常に同じ箇所が変形
し、しかもその変形が生じても容器の外観を損な
うことのない構造の容器を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
本考案になる容器は、容器の底面及び側壁を構
成するシート材と、該シート材の互いに隣接した
端縁同志を結合する樹脂部とを有する複合容器で
あつて、容器側壁を構成するシート材が、少なく
とも一つの平面部と大きい湾曲部とを有し、該平
面部の両側が湾曲部の両側に樹脂の支柱部で固定
されていることを特徴とするものである。
〔作用〕
上記構成の複合容器は、剛性の高い樹脂の支柱
部ではさまれた平面部を有しているので、容器内
部が減圧状態になつた時には、この平面部が内方
に湾曲して減圧を吸収し、他の部分の変形を防止
することができ、容器の外観を損なうことがな
い。
〔実施例〕 以下、添付図面に示す本考案の実施例を説明す
る。
第1図は本考案の実施例になる複合容器1の斜
視図である。複合容器1は側壁2と底面3と上端
の大きい開口部4とを有しており、開口部4の外
周にはフランジ部5が形成されている。フランジ
部5はふた(図示せず)を接合するためのもので
ある。
側壁2は水平断面が略D字状をなしており、平
面部6と大きな湾曲部7とから成つている。複合
容器1は開口部4を取り囲む口縁部Aと、平面部
6の両側の支柱部Bと、底面の大部分を取り囲む
底縁部Cとを有し、これらの部分A,B,Cはプ
ラスチツクで作られ、残部はシート材、例えば板
紙で作られている。第2図は第1図の複合容器1
を形成する前のシート材10を示している。本実
施例のシート材10は最内面に熱可塑性樹脂層を
有する板紙で作られ、所定の印刷を施してから図
示の形状に打抜かれたものであり、複合容器1の
底面3を形成する部分11と、折線12を介して
連設され複合容器側壁の平面部6を形成する部分
13と、折線14を介して連設され複合容器側壁
の湾曲部7を形成する部分15とを有している。
このシート材10は射出成形金型内の所定位置に
セツトされ、溶融樹脂による射出成形により、口
縁部A、支柱部B、底壁部C等の樹脂部が成形さ
れ、同時にシート材の互いに隣接する端縁同志が
これらの樹脂部で結合されて第1図の複合容器1
が形成される。ここで用いる樹脂としては、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等が使
用可能であるが、強度面及び低収縮性の面からポ
リスチレンが好適である。シート材10の内面の
熱可塑性樹脂層は、射出成形樹脂と良好に接着す
るよう、同系統の樹脂であることが好ましい。
なお、第2図のシート材10において、くぼみ
16は射出成形するさいの樹脂注入部であり、く
ぼみ17は金型に挿入する前の多数のシート材を
並べて2本のロツドで保持するさいに、該ロツド
を通すためのものである。
上記構造の複合容器1は発酵乳、ジユース等の
高温充填、密閉に用いられる。高温充填、密閉
後、冷却すると内部が減圧状態となるが、容器側
壁のうち平面部6が最も変形しやすいため、第3
図に示すように、平面部6が内方に湾曲して減圧
を吸収し、他の側壁部分が変形することはない。
特に本実施例の複合容器1は、熱収縮の小さい
板紙のシート材を射出成形して固定したものであ
るので、成形後の樹脂部の熱収縮により平面部6
の板紙が多少あまり気味になり、この部分が特に
変形しやすくなつているので、減圧吸収に有利に
働く。しかも平面部6はその両側を強い成形樹脂
の支柱部Bで支持されているので、変形は平面部
のみであり、容器全体の形は保たれている。この
ため、平面部が湾曲しても、何等容器の美観を損
なうものではない。なお、上記実施例では底面3
も平面であり、この部分も内方に湾曲して減圧吸
収効果を発揮し好ましい。
〔考案の効果〕
以上の如く、本考案では容器内の減圧を常に同
じ場所(平面部)の変形で吸収し、他の部分の変
形を防止しうるものであるので、容器の美観を損
なうことがなく、しかも壁厚を薄くして経費の低
減をはかれる等の優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による複合容器の斜視
図、第2図は上記複合容器を形成する前のシート
材の平面図、第3図は上記複合容器の側壁の変形
を示す概略断面図である。 1……複合容器、2……側壁、3……底面、4
……開口部、6……平面部、7……湾曲部、10
……シート材、B……支柱部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器の底面及び側壁を構成するシート材と、該
    シート材の互いに隣接した端縁同志を結合する樹
    脂部とを有する複合容器において、容器側壁を構
    成するシート材が、少なくとも一つの平面部と大
    きい湾曲部とを有し、該平面部の両側が湾曲部の
    両側に樹脂の支柱部で固定されていることを特徴
    とする複合容器。
JP10598483U 1983-07-09 1983-07-09 複合容器 Granted JPS6015808U (ja)

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JP10598483U JPS6015808U (ja) 1983-07-09 1983-07-09 複合容器

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JP10598483U JPS6015808U (ja) 1983-07-09 1983-07-09 複合容器

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Publication Number Publication Date
JPS6015808U JPS6015808U (ja) 1985-02-02
JPH0115632Y2 true JPH0115632Y2 (ja) 1989-05-10

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JP10598483U Granted JPS6015808U (ja) 1983-07-09 1983-07-09 複合容器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63152791A (ja) * 1986-12-15 1988-06-25 株式会社 小島製作所 排水立て管継手

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JPS6015808U (ja) 1985-02-02

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