JPH01148166A - 豆腐加工食品 - Google Patents

豆腐加工食品

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JPH01148166A
JPH01148166A JP62307446A JP30744687A JPH01148166A JP H01148166 A JPH01148166 A JP H01148166A JP 62307446 A JP62307446 A JP 62307446A JP 30744687 A JP30744687 A JP 30744687A JP H01148166 A JPH01148166 A JP H01148166A
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JP
Japan
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tofu
koji
bean curd
pieces
powder
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JP62307446A
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English (en)
Inventor
Masaaki Yamamoto
山元 正明
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は豆腐加工食品、特に、アミノ酸含有量の高い豆
腐加工食品に関する。
豆腐は極めて庶民的な食品として古くから食膳に供され
ているが、従来、そのまま調理されるかあるいは油揚、
高野豆腐などに加工されて食されているに過ぎない。従
ってこれまで豆腐を加工して変性することにより、原料
である豆腐とは風味の全く異る食品を製造することは全
く行われていない。
今般、本発明者は豆腐に蛋白分解酵素を作用させること
により、遊離アミノ酸含有量の高い、チーズ状の風味を
有する食品が得られることを知見して本発明を完成した
ものである。
従って本発明によれば、豆腐に蛋白分解酵素を作用させ
ることにより豆腐中の蛋白質を分解してなる、アミノ酸
(遊離アミノ酸)含有量の高い豆腐加工食品が提供され
る。
以下においては本発明の豆腐加工食品の製造法を詳述す
る。
本発明の豆腐加工食品を製造するにあたっては、先ず、
大豆から常法に従って豆腐を製造する。ついで豆腐を製
造する際の圧搾工程で硬めの豆腐が得′られるように脱
水して、豆腐の水分を70%以下にする。かくして得ら
れた硬めの豆腐を切断(スライス)して層状にする。こ
の場合、豆腐の厚さは、余り厚い場合には以後に行われ
る酵素による蛋白質の分解が十分に行われないので、4
c11以下にすることが好ましい(なお、このような厚
さを有する豆腐を初めから製造してもよい)。
従って、この行程では例えば10xlOx4 (厚さ)
cm、 IOX 4 X 1.5 (厚さ) cm、あ
るいは4×4×4(厚さ)cIIの豆腐片を製造する。
この豆腐片は例えば布切れにより表面の水分を吸収させ
るが又は100〜150°Cの高熱釜中に短時間装入し
て水分を蒸発させることにより、豆腐表面の水分を65
%程度にすることが好ましい。
ついで本発明においては上記で製造した脱水豆腐片に蛋
白分解酵素を作用させ、豆腐中の蛋白質を分解して遊離
アミノ酸を生成させるが、この蛋白分解酵素による蛋白
質の分解はっぎの3つの方法で行い得る:すなわち、 (イ)麹菌を使用しかつこれを繁殖させ、麹菌の分泌す
る蛋白分解酵素の作用により豆腐中の蛋白質を分解する
(o)RM麹の粉末を使用して、i中の麹菌の保有する
蛋白分解酵素の作用により蛋白質を分解する。
(ハ)蛋白分解酵素含有粉末を使用する。
従って本明細書において使用される“蛋白分解酵素”と
いう用語は蛋白分解酵素それ自体又は主成分としてこれ
を含有する製剤だけではなしに、上記したごとき麹菌に
よって分泌される蛋白分解酵素及び訪中の麹菌の保有す
る蛋白分解酵素も含有するものである。
(イ)で述べた方法に従って麹菌を使用する場合には、
麹菌の胞子を前記豆腐片の全表面に均一に吹き付けて接
種する。ついで麹菌の接種した豆腐片を28〜35°C
の温度に保持された恒温槽に装入して20〜35時間菌
を培養する。使用する麹菌の種類により繁殖速度が異な
るので、培養には早いもので20時間、遅いもので35
時間を要する。
麹菌としては一般的に使用されているもの、すなわち、
アスペルギルス(Aspergfllus)属の麹菌例
えば甘酒麹菌(As er 1llus肛■憇)、味噌
漿  。
油麹菌]」11月↓us 7−等を使用し得る。但し、
蛋白分解力の強い菌を使用した場合、より味のよい製品
が得られる。
麹菌が十分に繁殖し、従って蛋白質の分解が十分に行わ
れた豆腐片を恒温槽から取り出し、表面に食塩をまぶし
て変質を防止しこれを15℃以下の冷蔵庫中に貯蔵する
。貯蔵後の賞味期限は3週間程度である。
前記(II)の方法に従って穀類麹を使用する場合には
、米、麦等の穀類を原料として製造した麹を粉砕して直
径IW以下にした麹微劾末を、前記方法で製造した豆腐
片の全表面に均一に付着させかつすりこみ、ついでこの
豆腐片を適当なプラスチックフィルムで包装して密封す
る。ついで包装した豆腐片を50℃〜65℃の温度に保
持された恒温水槽又は恒温室内に装入して1〜4時間放
置する。
ついで10℃以下の冷蔵室に2日以上貯蔵した後、食用
に供する。好みに応じて麹粉末に食塩を適宜混合して、
製品に塩味を付与することもできる。
なお、上記穀類麹を製造する場合にも前記したものと同
様の麹菌を使用し得る。
つぎに、前記(ハ)の方法に従って蛋白分解酵素含有粉
末を使用する場合には、蛋白分解酵素製剤水溶液(例え
ば酵素製剤1gを水500ccに溶解させたもの)を、
米、麦等の穀類の粉末や豆類の粉末と混合して、水分含
有量が15%以下の蛋白分解酵素含有粉末を調製する。
上記穀類又は豆類の粉末としては、通常、煎焙するか又
は100℃以上の温度で乾熱殺菌したものが使用される
。また、上記酵素製剤としては市販の酵素製剤又は後記
実施例3に記載するごとき方法で調製したものを使用し
得る。
上記方法で調製した酵素含有粉末を前記で述べた豆腐片
の全表面に付着させかつすりこみついで豆腐片をプラス
チックフィルムで包装、密封し、以後、この包装豆腐片
を前記(υ)と同様の方法で処理することにより、本発
明の加工豆腐食品が得られる。
上記した方法で得られる本発明の加工豆腐食品は製品1
00g(乾燥重量)当り1000■以上のアミノ酸を含
有するチーズ状の食品であり、以下に示す実施例から明
らかなごとく遊離アミノ酸、特にグルタミン酸の含有量
が高いため非常に美味であり、スナック食品として好適
なものである。また、グルタミン酸の他に、栄養学上、
必須アミノ酸とされるアミノ酸を多く含有しているので
、高植物性蛋白食品として、いわゆる健康食品としても
すぐれたものである。
以下に本発明の実施例を示す。
裏庭■−上 常法に従って豆腐を製造したが、圧搾工程での圧力を大
きくすることによって硬めの豆腐を得た(水分68.5
%)、この豆腐を裁断して10cm X 4 cmX 
1.5amの豆腐片を得た。このば豆腐片を吸水性の高
い木綿布で包み、豆腐片の表面部分から水分を可能な限
り除去した。
上記で得た表面脱水した豆腐片の全表面に黄麹菌(鹿児
島型、株式会社河内源一部商店製、湾内麹菌を使用)の
種麹を均一に撒布した。
種麹接種の終了後、豆腐片を30〜35℃の保温室(麹
室)に装入して約35時間麹菌を繁殖させた。
この間に豆腐片の全表面に亘って麹菌の菌体を伸長させ
て、豆腐片の全表面を厚さ0.2鵬程度の麹菌体で被覆
した。
ついで製品の保存性を高めるために、麹菌を発育させた
豆腐片の全表面に豆腐片の重量の5%の食塩をすりこみ
、プラスチックフィルムで包装し、12℃以下の冷蔵庫
に装入して調熟した。m熟3日日頃からアミノ酸含有量
が増大して、旨味が更に増した。この製品の賞味期間は
製造後、10℃以下で保存して、30日程度である。こ
の製品の調熟7日後の分析値は後記成分表に示す通りで
ある。
実施勇−1 実施例1と同様の方法で製造した10cm X 4 c
m Xl、5cmの豆腐片の全表面に後記する方法で調
製した麦麹粉末と食塩の混合粉を均一にすりこみ、プラ
スチックフィルムで包装し、密封した。ついでこの密封
された豆腐片を55°Cの恒温水槽に浸漬し、水槽内に
約3時間放置して酵素分解を行わせた。
水槽から取出した後、包装物を10°Cの冷蔵室に貯蔵
し、7日間熟成させ、チーズ状製品を得た。この製品の
分析値は後記成分表に示す通りである。
上記方法で使用した麦麹粉末と食塩の混合粉は、大麦を
原料として常法により麦麹を作り(40時間製麹)、こ
れを60℃以下で乾燥させて水分を約13%としついで
かく得られた乾燥麦麹を直径1mm以下の粉末状に粉砕
し、この麦麹粉末と、該粉末の重量の5%の食塩とを混
合して調製したものである。
ス[ 後記する方法で調製した粗酵素剤1gを水30ccに分
散させ、溶解させて得られる溶液を焙焼大麦微粉末15
0gと混合し更に食塩7.5gを添加した後、十分に混
合して蛋白分解酵素含有粉末を得た。
この酵素含有粉末を実施例1で述べたものと同様の豆腐
片の全表面によくすりこみ、ついでこの豆腐片をプラス
チックフィルムで包装し、密封した。上記酵素含有粉末
100 gで豆腐片20kgを処理し得る。
上記で得られた密封豆腐片を55°Cの恒温水槽に浸漬
し、槽内で4時間酵素分解を行わせた後、急冷した。水
槽から取出した後、10℃の冷蔵室内で7日間熟成して
、本発明のチーズ状製品を得た。
この製品の分析値は後記の表に示す通りである。
上記で使用した粗酵素剤は下記の方法で調製したもので
ある: 米ヌカを原料として製麹した黄麹600gに1%食塩水
37!を加えた後、30°Cで3時間酵素を抽出した。
この抽出液にアルコールを加えて粗酵素を沈澱させ、沈
澱した酵素を風乾して水分15.5%の粗酵素42gを
得た。
なお、上記方法で調製した粗酵素剤の代わりに、市販の
酵素製剤を使用した場合にも同様の結果を得ることがで
きる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 豆腐に蛋白分解酵素を作用させることにより豆腐中の蛋
    白質を分解してなる、アミノ酸含有量の高い豆腐加工食
    品。
JP62307446A 1987-12-07 1987-12-07 豆腐加工食品 Pending JPH01148166A (ja)

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JP62307446A JPH01148166A (ja) 1987-12-07 1987-12-07 豆腐加工食品

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JP62307446A JPH01148166A (ja) 1987-12-07 1987-12-07 豆腐加工食品

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JPH01148166A true JPH01148166A (ja) 1989-06-09

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JP62307446A Pending JPH01148166A (ja) 1987-12-07 1987-12-07 豆腐加工食品

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