JPH01145187A - 金属箔の転写方法とその方法に用いる転写用シ−ト - Google Patents

金属箔の転写方法とその方法に用いる転写用シ−ト

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JPH01145187A
JPH01145187A JP62167477A JP16747787A JPH01145187A JP H01145187 A JPH01145187 A JP H01145187A JP 62167477 A JP62167477 A JP 62167477A JP 16747787 A JP16747787 A JP 16747787A JP H01145187 A JPH01145187 A JP H01145187A
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Jun Masaki
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JAPAN METARITSUKU KK
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JAPAN METARITSUKU KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明、金属光沢を存する所望の模様乃至画像として転
写するところの金属箔の転写、例えば、商業デザイナ−
がラベル、パッケージ、サイン等のダミー製作やプレゼ
ンテーションに際して金色や銀色を呈する金属箔の転写
方法とその方法に用いる転写用シートに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、金属光沢を有する所望の模様乃至画像の転写技術
としては、当初、熱可塑性接着剤を用いたホットスタン
プとして広く知られている技術があった。
この技術は、転写に際して、予定した図形乃至模様の押
型板が必要なのであり、そのため、デザイン決定のため
の1個のダミー(サンプル)しか必要としない場合でも
、その高価につく押型板を製作しなければならないと共
に転写時に押型板を加熱して被転写体に押し付けるため
の装置を必要とするという問題があった。
そこで、本発明者は、加熱手段や押型板を用いない全く
新しい転写方法として、既に、第1に特願昭57−19
0281号、第2に特願昭58−57029号、特願昭
58−204588号において新規な転写技術を提案し
ている。
本発明との関係からして、説明を簡略にするために改良
案である前記第2の発明から概略説明すると、転写用の
ベースフィルムに離型層を介してアルミニウムを蒸着さ
せて転写用シートを作成し、その上に接着剤をコーティ
ングし、次いで、水性感光剤をコーティングし、これに
紫外線ランプを用いてネガフィルムで露光して非硬化部
分を水洗と油性溶剤等で除去し、露出した金属箔(蒸着
アルミニウム)をエツチング処理して転写画像(図形)
を得ると共に前記硬化した感光剤部分を除去して転写を
するものである。 ここにいう金属箔シートとは、ベー
スフィルムに離型処理(シリコン等)を施し、この上に
透明顔料(金色、銀色等所望の金属光沢を出すための色
を選択する)をコーティングし、その後にアルミニウム
を蒸着させているもので、現在広く用いられている。
そして、第3の発明においては、第2発明における工程
の複雑さを簡素化し、大量生産にも適応できるように、
印刷の手法を採り入れている。
この方法によって、露光や水洗及び油性溶剤による洗い
等の工程を不要としたのである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上記第2及び第3発明の何れも、画像(転写模
様)を得るのに、ベースフィルムに蒸着したアルミニウ
ム箔をエツチング処理しなければならないという大きな
工程が存在し、しかも、このエツチング処理には、水性
或いは油性インク(水性感光剤と油性感光剤)の何れを
用いた方法であってもエツチング処理液が別途必要であ
る。
そして、転写画像を得るまでの工程が簡素化されたとは
いえ1、未だ複雑なものであった。
こうした問題は、何れの方法においてもベースフィルム
に蒸着したアルミニウム箔に転写用画像を形成してから
転写するという方法を採っているからである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者は、上記従来技術の問題点を、アルミニウム箔
に転写用画像を形成してから転写するという方法を放棄
した全く新しい技術思想のもとに解決したののである。
この新規技術思想にもとづく解決手段は、これに使用さ
れる転写用シートの構造によって三つの方法発明に分け
られ、そして、その一つの方法に使用される転写用シー
トによって、格別の作用効果を発揮するものである。
(第1発明) 本発明の第1発明は、次の工程(イ)〜(へ)からなる
金属箔の転写方法である。 即ち、(イ)合成樹脂製の
ベースフィルムの少なくとも一側を油性溶剤にとける樹
脂層を介してシリコンで離型処理した転写用シートの側
面に、(A)粘着剤を層状にコーティングし、その上に
感光剤を層状にコーティングするか、(B)粘着剤を層
状にコーティングしてその上にインクを層状にコーティ
ングし、その上に感光剤を層状にコーティングするか、 の何れか一方の方法を施し、 (ロ)前記工程(イ)の後にネガフィルムを載せて露光
して前記感光剤を画像部分で硬化させ、そのネガフィル
ムを除去し、 (ハ)前記工程(ロ)の後に、上記工程(イ)の方法(
A)を選択した場合には非感光部分の前記前記感光剤と
その下層の前記粘着剤層を水洗と油性溶剤又は油性溶剤
によって除去し、上記工程(イ)の方法(B)を選択し
た場合には非感光部分の前記感光剤、その下層の前記イ
ンク層、及びその下層の前記粘着剤層を水洗と油性溶剤
又は油性溶剤によって除去して転写画像を得る、(ニ)
前記工程(ハ)の後に、画像転写のための粘着剤を全面
に層状にコーティングし、(ホ)前記工程(ニ)の後に
、前記転写用シートを対象物に当てつけて、この転写用
シートを前記工程(ニ)の粘着剤によって対象物に接着
し、この転写用シートを前記工程(イ)の粘着剤層との
間で剥離し、得られた画像を対象物側に感圧接着で転写
する、 (へ)前記転写された画像の表面に表れた前記工程(イ
)の粘着剤に、転写用金属箔シートを押圧し、この転写
用金属箔シートを引き剥がし、この転写用金属箔シート
の離型処理されたフィルム基板から前記画像対応部分の
金属箔を感圧接着で転写する。
(第2発明) 本発明の第2発明は、次の工程(イ)〜(ホ)からなる
金属箔の転写方法である。 即ち、(イ)合成樹脂製の
ベースフィルムの少なくとも一例をシリコンで離型処理
した転写用シートの一側面に、 (A)油性溶剤に溶ける第1の粘着剤を層状にコーティ
ングし、前記第1の粘着剤層の上に油性インクを層状に
コーティングし、前記インク層の上に油性溶剤に・溶け
る第2の粘着剤を層状にコーティングし、前記第2の粘
着剤層の上に水性感光剤を層状にコーティングするか、 (B)水性インク、水性粘着剤、水性感光剤を練り込ん
だインク組成剤をコーティングするか、の何れか一つの
方法を施し、 (ロ)前記工程(イ)の後にネガフィルムを最上層に載
せて露光して前記感光剤を画像部分で硬化させ、そのネ
ガフィルムを除去し、 (ハ)前記工程(ロ)の後に、上記工程(イ)の方法(
A)を選択したときには水洗によって前記感光剤の非感
光部分を除去し、次いで油性溶剤によって前記感光剤の
非感光部分の下層の前記第2の粘着剤層、前記インク層
及び第1の粘着剤層を除去し、次いで、水性溶剤によっ
て前記感光剤の感光部分を除去し、前記方法(B)を選
択したときには水洗によって前記インク組成剤の非感光
部分を除去し、以て転写画像を得る、 (ニ)前記工程(ハ)の後に、前記転写用シートを対象
物に当てつけて、この転写用シートを上記工程(イ)の
方法(A)を選択したときには前記第2の粘着剤によっ
て対象物に接着し、前記方法(B)を選択したときには
前記インク組成剤の非感光部分に表れている水性粘着剤
によって対象物に接着し、この転写用シートをそのシリ
コン離型層において剥離し、得られた画像を対象物側に
感圧接着で転写する、 (ホ)上記工程(イ)の方法(A)を選択したときには
転写された画像の表面に表れた前記第1の粘着剤に、前
記方法(B)を選択したときには前記インク組成剤の非
感光部分の水性粘着剤に、転写用金属箔シートを押圧し
、この転写用金属箔シートを引き剥がし、この転写用金
属箔シートの離型処理されたフィルム基板から前記画像
対応部分の金属箔を感圧接着で転写する。
(第3発明) 本発明の第3発明は、次の工程(イ)〜(ト)からなる
金属箔の転写方法である。 即ち、(イ)合成樹脂製の
ベースフィルムで構成された転写用シートの一側面に、 (A)粘性を有する油性インク又は該油性インクにシリ
コンを混入したインク組成剤を層状にコーティングする
か、 (B)金属箔転写用粘着剤を層状にコーティングして、
その上に粘性を有しない油性インク又は該油性インクに
シリコンを混入したインク組成剤を層状にコーティング
するか、 の何れか一方の方法を施し、 (ロ)前記インク又はインク組成剤層の上に油性感光剤
を層状にコーティングし、 (ハ)前記工程(ロ)の後にネガフィルムを載せて露光
して前記感光剤を画像部分で硬化させ、そのネガフィル
ムを除去し、 (ニ)前記工程(ハ)の後に、油性溶剤によって前記感
光剤の非感光部分、その下層の前記インク又はインク組
成剤層、そして、前記工程(イ)の方法(B)を選択し
たときには更にその下層の前記金属箔転写用粘着剤を除
去して転写画像を得る、(ホ)前記工程(ニ)の後に、
前記転写用シート。
の全面に油性粘着剤を層状にコーティングする、(へ)
前記工程(ホ)の後に、前記転写用シートを対象物に当
てつけて、この転写用シートを対象物に押圧し、この転
写用シートを剥離して得られた画像を前記油性粘着剤に
よって対象物側に感圧接着で転写する、 (ト)前記工程(イ)の方法(A)を選択したときには
前記転写された画像の表面に表れた前記粘性を有するイ
ンク又はインク組成剤に、前記方法(B)を選択したと
きには前記金属箔転写用粘着剤に、転写用金属箔シート
を押圧し、この転写用金属箔シートを引き剥がし、この
転写用金属箔シートの離型処理されたフィルム基板から
前記画像対応部分の金属箔を感圧接着で転写する。
(第4発明〕 本発明の第4発明にかかる転写用シートは、(イ)合成
樹脂製のベースフィルムの少なくとも一側を油性溶剤に
とける樹脂層を介してシリコンで離型処理した転写用シ
ートの側面に、(A)粘着剤を層状にコーティングし、
その上に感光剤を層状にコーティングするか、(B)粘
着剤を層状にコーティングしてその上にインクを層状に
コーティングし、その上に感光剤を層状にコーティング
するか、 の何れか一方の方法を施し、 (ロ)前記工程(イ)の後にネガフィルムを載せて露光
して前記感光剤を画像部分で硬化させ、そのネガフィル
ムを除去し、 (ハ)前記工程(ロ)の後に、上記工程(イ)の方法(
A)を選択した場合には非感光部分の前記前記感光剤と
その下層の前記粘着剤層を水洗と油性溶剤又は油性溶剤
によって除去し、上記工程(イ)の方法(B)を選択し
た場合には非感光部分の前記前記感光剤、その下層の前
記インク層、及びその下層の前記粘着剤層を水洗と油性
溶剤又は油性溶剤によって除去して転写画像を得る、(
ニ)前記工程(ハ)の後に、画像転写のための粘着剤を
全面に層状にコーティングし、(ホ)前記工程(ニ)の
後に、前記転写用シートを対象物に当てつけて、この転
写用シートを前記工程(ニ)の粘着剤によって対象物に
接着し、この転写用シートを前記工程(イ)の粘着剤層
との間で剥離し、得られた画像を対象物側に感圧接着で
転写する、 (へ)前記転写された画像の表面に表れた前記工程(イ
)の粘着剤に、転写用金属箔シートを押圧し、この転写
用金属箔シートを引き剥がし、この転写用金属箔シート
の離型処理されたフィルム基板から前記画像対応部分の
金属箔を感圧接着で転写する、ところの上記工程(イ)
〜(へ)からなる金属箔の転写方法に用いられる転写用
シートであって、前記合成樹脂製のベースフィルムベー
スフィルムを、ポリエステル、ポリプロピレン又はスチ
レン系の合成樹脂で構成し、その少なくとも一側には、
油性溶剤に溶ける合成樹脂が層状にコーティングされ、
該合成樹脂層の上に、離型剤としてのシリコンを前記合
成樹脂層が微小な面積で部分的に露出するように薄膜状
に設けたことを特徴とするのである。
〔作用〕
(第1発明) この第1発明では、転写用シートに、粘着剤層及び感光
剤層(及び工程(イ)の方法(B)を選択したときはイ
ンク層も)がネガフィルムによる画像に形成されて、こ
れが工程(ニ)における転写のための粘着剤によって対
象物に転写されるのである。 ここに、金属箔ではない
画像の転写が行われるのである。 つまり、従来の如き
アルミニウム蒸着した箔をエッチンングしで金属箔の転
写画像を作成した後に対象物に転写するものではないの
である。 そして、前記転写用シートの剥離によって、
表面に表れた画像の粘着剤に、在来の金属箔シートを当
て付けて、画像相当部分の箔を感圧で接着し、この金属
箔シートをそのシリコンで離型処理したところで引き剥
がして、画像相当部分の箔を転写できるのである。
そして、この発明方法では、前記転写シートに油性溶剤
に溶ける樹脂層を介してシリコン離型層を設けているの
で、前記非感光剤部分が除去されるときに、前記油性溶
剤に溶ける樹脂層とシリコン層とが共に除去されて、そ
の画像を対象物に転写するための粘着剤が全面にコーテ
ィングされても、この粘着剤が前記非感光剤部分、即ち
、転写画像以外の部分で前記転写シートのベースフィル
ムに強固に接着し、前記感光剤部分(画像)の対象物へ
の接着でこれら前記感光剤部分(画像)と前記非感光剤
部分、即ち、転写画像以外の部分との境界線での切れが
良くなり、対象物への画像以外の部分の粘着剤が転写さ
れずに済み、その結果、金属箔が転写されたときに画像
部分が鮮明に転写されるという作用がある。
〔第2発明〕 この第2発明では、転写用シートに、粘着剤層インク層
及び感光剤層がネガフィルムによる画像に形成されて、
これが工程(ハ)によって得られた粘着性によって対象
物に転写されるのである。
ここに、金属箔ではない画像の転写が行われるのである
。 つまり、従来の如きアルミニウム蒸着した箔をエッ
チソングして金属箔の転写画像を作成した後に対象物に
転写するものではないのである。
そして、更に、第2発明によれば、上記第1発明と異な
り、露光後し、画像が形成された後の粘着剤のコーティ
ング工程がないのに比べ、露光による感光剤の感光部分
(転写画像部分)の表面を水性溶剤によって除去する工
程を必要とするが、この方法であれば、画像以外の部分
の粘着剤の対象物への付着を全く考慮しなくて済み、従
って、金属箔の転写時においても、上記第1発明に近い
優れた画像転写をなし得るのである。
〔第3発明〕 この第3発明では、転写用シートに、粘着剤層をコーテ
ィングしたのち油性インクをコーティングするか、粘性
を存するインク又はシリコンを混入したインク組成剤を
コーティングした後、感光剤をコーティングし、これが
ネガフィルムによる画像に形成されて、転写用の粘着剤
がコーティングされたことによって、感光硬化した画像
部分が対象物に転写されるのである。 ここに、金属箔
ではない画像の転写が行われるのである。 つまり、従
来の如きアルミニウム蒸着した箔をエッチソングして金
属箔の転写画像を作成した後に対象物に転写するもので
はないのである。
そして、この第3発明では、転写用シートのベースフィ
ルムが離型処理されていないが、この場合は、インクと
ベースフィルムとの間の剥離、或いは、シリコンが混入
されたことによる剥離が両者の接着力の弱め、これが、
通常の紙、布、プラスチック、木材等の転写対象物と油
性粘着剤との接着力よりも小さいことによって、画像の
転写が可能となっている。 これによって、上記第1発
明と第2発明に比べて画像鮮度が少し劣るものの、本発
明の目的を達することができるのである。
(第4発明) この第4発明は、上記第1発明において使用される転写
シートであるが、油性溶剤に溶ける合成樹脂をそのベー
スフィルムに層状にコーティングし、該合成樹脂層の上
に、離型剤としてのシリコンを前記合成樹脂層が微小な
面積で部分的に露出するように薄膜状に設けたことによ
って、その工程(ハ)の画像形成において、非感光部分
の粘着剤層又はインクと粘着剤層を油性溶剤によって除
去するときに、同時にこの油性溶剤を前記微小な面積部
分から浸透させて、画像を対象物に転写するときに必要
な離型シリコン層を、その土台となる下層の前記合成樹
脂層を溶すことによって除去できるのである。
これによって、画像を対象物に転写するときに、転写の
ための粘着剤を際上部から伸ばし用のバー等で全面にコ
ーティングしたとき(工程(ニ))、その粘着剤を、前
記非画像部分で前記転写シートのベースフィルムに直接
強固(離型層が無くなっているため)に接着させること
ができ、画像転写時に、転写画像部分と非画像部分との
間でシャープに切断されるのである。 その結果、非画
像部分にコーティングされた前記粘着剤が転写対象物へ
付着することを防止することができ、以て、金属箔の転
写時に画像部分だけのシャープな箔転写が成しえたので
ある。
こうした作用が、上記したベースフィルム、油性樹脂層
、シリコンとを組み合わせ、且つ、シリコンを特殊コー
ティングするという新規な技術思想を用いていながら、
構造としては簡潔であるため、この転写用シートの製造
上が楽に行いうるものでもある。
〔実施例〕
本発明にかかる金属箔の転写方法とその方法に用いる転
写用シートの好適実施例を第1図乃至第7図に基づき、
第1発明から第4発明へ順次以下詳述する。
(第1発明) この第1発明にかかる金属箔の転写方法は、次の工程(
イ)〜(へ)で実施される。 即ち、工程(イ)として
、合成樹脂製のベースフィルム1の少なくとも一例を油
性溶剤にとける樹脂層2を介してシリコン3で離型処理
した転写用シート4の側面に、 方法(B)として、粘着剤5を層状にコーティングして
その上にインク6を層状にコーティングし、その上に感
光剤7を層状にコーティングする(第1図参照)。 こ
の場合の前記ベースフィルム1の一側面には、ジメチル
ポリシクロサン系シリコン3が油性溶剤に溶けるポリア
ミド系樹脂20層を介して微細なメツシュ状に、即ち、
前記ポリアミド系樹脂2が微小な面積で部分的に露出す
るように薄膜状に焼き付けられているのである。
そして、前記ベースフィルム1は、ポリエステルで構成
されているが、その他、ポリプロピレン或いはスチレン
系の合成樹脂で構成してもよい。
又、前記粘着剤5としては、水性糊又は油性接着剤の何
れでも使用可能だが、ここでは油性接着剤としてビニー
ル系のものを使用しており、要するに常温で粘着性を有
し、感圧によって接着するものである。
又、前記インク6は、水性又は油性の何れでも使用可能
であるが、ここでは油性インクを用いている。  この
油性インク6は、転写時のクツション材としての機能を
果すと共に画像を形成する一種の増量材としての役目も
果たす。
更に、前記感光剤7は、ここでは一般に用いられている
水性感光剤を使用しているが、油性感光剤を用いてもよ
い。 この油性感光剤を用い、且つ、上記粘着剤5、上
記インク6も全て油性とすれば、後述する画像形成のた
めの非感光部分の除去には油性溶剤のみの使用でこと足
りる。
尚、この工程(イ)において、上記方法(B)に代えて
、方法(A)として、粘着剤を層状にコーティングし、
その上に感光剤を層状にコーティングするという方法を
採ってもよい。
次に、工程(ロ)として、前記工程(イ)の後にネガフ
ィルム8を載せて露光して前記感光剤7を画像部分で硬
化させ、そのネガフィルム8を除去するのである(第2
図参照)。
この露光は、一般に用いられているバキュウム型の紫外
線ランプで行えばよいが、この装置自体は、この発明と
直接関係がないので、その詳細説明を省く。
又、ネガフィルム8は、所望の文字、図形等の転写する
べき画像をもつもので、ここでは説明上、ローマ字の「
B」を選んだ。
次に、工程(ハ)として、前記工程(ロ)の後に、上記
工程(イ)の方法(B)を行っているので、非感光部分
の前記前記感光剤7、その下層の前記インク層6、及び
その下層の前記粘着剤層5を水洗と油性溶剤によって除
去して転写画像Bを得るのである(第3図)。
この場合の油性溶剤としては、アルコール系のもの、或
いはこれと均等なものであればよい。
尚、上記工程(イ)の方法(A)を選択した場合には、
非感光部分の前記感光剤7とその下層の前記粘着剤層を
油性溶剤だけで一度に除去するのである。
次いで、工程(ニ)として、前記工程(ハ)の後に、画
像B転写のための粘着剤9を全面に層状にコーティング
するのである(第4図参照)。
この場合の粘着剤9は、上記粘着剤5と同様のものを用
い得る。
次いで、工程(ホ)として、前記工程(ニ)の後に、前
記転写用シート4を対象物10、ここではパッケージに
当てつけて、この転写用シート4を前記工程(ニ)の粘
着剤9によって対象物10に接着し、この転写用シート
4を前記工程(イ)の粘着剤層5との間で剥離し、得ら
れた画像Bを対象物10側に感圧接着で転写するのであ
る(第5図参照)。
この転写は、ローラーペン等を用いればよい。
工程(へ)として、前記転写された画像Bの表面に表れ
た前記工程(イ)の粘着剤5に、転写用金属箔シート1
1を押圧し、この転写用金属箔シート11を引き剥がし
、この転写用金属箔シート11の離型処理されたフィル
ム基板12から前記画像B対応部分の金属箔13を感圧
接着で転写するのである(第6図参照)。
ここに用いられる転写用金属箔シート11は、既に広く
用いられているもので、冒頭において少し言及したよう
に、フィルム基板12にシリコン14の離型層を施し、
この上に透明顔料(金色、銀色等所望の金属光沢を出す
ための色を選択する)をコーティングし、その後にアル
ミニウムを蒸着させているもので、前記離型層で前記フ
ィルム基板12が剥離されて、このアルミニウムと前記
透明顔料とで構成された有色金属箔13が転写されるの
である。
(第2発明) この第2発明にかかる金属箔の転写方法は、次の工程(
イ)〜(ホ)によって実施されるのである。 この実施
例の説明では、上記第1実施例の図面があれば充分に理
解の助けとなるので、図面を省略するものである。
工程(イ)として、合成樹脂製のベースフィルムの少な
くとも一側をシリコンで離型処理した転写用シートの一
側面に、 方法(A)として、油性溶剤に溶ける第1の粘着剤を層
状にコーティングし、前記第1の粘着剤層の上に油性イ
ンクを層状にコーティングし、前記インク層の上に油性
溶剤に溶ける第2の粘着剤を層状にコーティングし、前
記第2の粘着剤層の上に水性感光剤を層状にコーティン
グする。
但し、この方法(A)に代えて、方法(B)として、水
性インク、水性粘着剤、水性感光剤を練り込んだインク
組成剤をコーティングしてもよいのである。 硬化した
水性感光剤は、漂白剤で除去できる。
方法(ロ)として、前記工程(イ)の後にネガフィルム
を最上層に載せて露光して前記感光剤を画像部分で硬化
させ、そのネガフィルムを除去し、工程(ハ)として、
前記工程(ロ)の後に、水洗によって前記感光剤の非感
光部分を除去し、次いで油性溶剤によって前記感光剤の
非感光部分の下層の前記第2の粘着剤層、前記インク層
及び第1の粘着剤層を除去し、次いで、水性溶剤によっ
て前記感光剤の感光部分を除去し、以て転写画像を得る
のである。
但し、上記工程(イ)の前記方法(B)を選択実施した
ときには水洗によって前記インク組成剤の非感光部分を
除去し、以て転写画像を得ればよいのである。
工程(ニ)として、前記工程(ハ)の後に、前記転写用
シートを対象物に当てつけて、前記第2の粘着剤によっ
て対象物に接着し、この転写用シートをそのシリコン離
型層において剥離し、得られた画像を対象物側に感圧接
着で転写するのである。
但し、上記工程(イ)の前記方法(B)を選択したとき
には前記インク組成剤の非感光部分に表れている水性粘
着剤によって対象物に接着し、この転写用シートをその
シリコン離型層において剥離し、得られた画像を対象物
側に感圧接着で転写すればよいのである。
工程(ホ)として、転写された画像の表面に表れた前記
第1の粘着剤に、転写用金属箔シートを押圧し、この転
写用金属箔シートを引き剥がし、この転写用金属箔シー
トの離型処理されたフィルム基板から前記画像対応部分
の金属箔を感圧接着で転写するのである。
但し、上記工程(イ)の前記方法(B)を選択したとき
には前記インク組成剤の非感光部分の水性粘着剤に、転
写用金属箔シートを押圧し、この転写用金属箔シートを
引き剥がし、この転写用金属箔シートの離型処理された
フィルム基板から前記画像対応部分の金属箔を感圧接着
で転写すればよいのである。
上記実施例説明において使用される各エレメントの具体
的な物質は、上記第1実施例において述べた対応する各
エレメントの物質と実質的に同じであるので、ここでそ
の詳細説明を繰り返す必要はないものとして省いた。
(第3発明) この第3発明にかかる金属箔の転写方法は、次の工程(
イ)〜(ト)によって実施されるのである。 この実施
例の説明では、上記第1実施例の図面があれば充分に理
解の助けとなるので、図面を省略するものである。
工程(イ)として、合成樹脂製のベースフィルムで構成
された転写用シートの一側面に、方法(A)として、粘
性を有する油性インク又は該油性インクにシリコンを混
入したインク組成剤を層状にコーティングするのである
但し、この方法(A)に代えて、方法(B)として、金
属箔転写用粘着剤を層状にコーティングして、その上に
粘性を有しない油性インク又は該油性インクにシリコン
を混入したインク組成剤を層状にコーティングしてもよ
い。
工程(ロ)として、前記インク又はインク組成剤層の上
に油性感光剤を層状にコーティングするのである。
工程(ハ)として、前記工程(ロ)の後にネガフィルム
を載せて露光して前記感光剤を画像部分で硬化させ、そ
のネガフィルムを除去するのである。
工程(ニ)として、前記工程(ハ)の後に、油性溶剤に
よって前記感光剤の非感光部分、その下層の前記インク
又はインク組成剤層を除去して転写画像を得るのである
但し、前記工程(イ)の方法(B)を選択し実施したと
きには前記インク又はインク組成剤層の更にその下層の
前記金属箔転写用粘着剤を除去して転写画像を得るので
ある。
工程(ホ)として、前記工程(ニ)の後に、前記転写用
シートの全面に油性粘着剤を層状にコーティングするの
である。
工程(へ)として、前記工程(ホ)の後に、前記転写用
シートを対象物に当てつけて、この転写用シートを対象
物に押圧し、この転写用シートを剥離して得られた画像
を前記油性粘着剤によって対象物側に感圧接着で転写す
るのである。
工程(ト)として、前記転写された画像の表面に表れた
前記粘性を有するインク又はインク組成剤に転写用金属
箔シートを押圧し、この転写用金属箔シートを引き剥が
し、この転写用金属箔シートの離型処理されたフィルム
基板から前記画像対応部分の金属箔を感圧接着で転写す
るのである。
但し、上記工程(イ)の前記方法(B)を選択したとき
には前記金属箔転写用粘着剤に、転写用金属箔シートを
押圧し、この転写用金属箔シートを引き剥がし、この転
写用金属箔シートの離型処理されたフィルム基板から前
記画像対応部分の金属箔を感圧接着で転写するのである
上記実施例説明において使用される各エレメントの具体
的な物質は、上記第1実施例において述べた対応する各
エレメントの物質と実質的に同じであるので、ここでそ
の詳細説明を繰り返す必要はないものとして省いた。
(第4発明) この第4発明にかかる転写シートは、上記第1発明にか
かる金属箔転写方法、即ち、 (イ)合成樹脂製のベースフィルムの少なくとも一側を
油性溶剤にとける樹脂層を介してシリコンで離型処理し
た転写用シートの側面に、(A)粘着剤を層状にコーテ
ィングし、その上に感光剤を層状にコーティングするか
、(B)粘着剤を層状にコーティングしてその上にイン
クを層状にコーティングし、その上に感光剤を層状にコ
ーティングするか、 の何れか一方の方法を施し、 (ロ)前記工程(イ)の後にネガフィルムを載せて露光
して前記感光剤を画像部分で硬化させ、そのネガフィル
ムを除去し、 (ハ)前記工程(ロ)の後に、上記工程(イ)の方法(
A)を選択した場合には非感光部分の前記前記感光剤と
その下層の前記粘着剤層を水洗と油性溶剤又は油性溶剤
によって除去し、上記工程(イ)の方法(B)を選択し
た場合には非感光部分の前記前記感光剤、その下層の前
記インク層、及びその下層の前記粘着剤層を水洗と油性
溶剤又は油性溶剤によって除去して転写画像を得る、(
ニ)前記工程(ハ)の後に、画像転写のための粘着剤を
全面に層状にコーティングし、(ホ)前記工程(ニ)の
後に、前記転写用シートを対象物に当てつけて、この転
写用シートを前記工程(ニ)の粘着剤によって対象物に
接着し、この転写用シートを前記工程(イ)の粘着剤層
との間で剥離し、得られた画像を対象物側に感圧接着で
転写する、 (へ)前記転写された画像の表面に表れた前記工程(イ
)の粘着剤に、転写用金属箔シートを押圧し、この転写
用金属箔シートを引き剥がし、この転写用金属箔シート
の離型処理されたフィルム基板から前記画像対応部分の
金属箔を感圧接着で転写する、ところの上記工程(イ)
〜(へ)からなる金属箔の転写方法に用いられるのであ
る。
そして、その転写用シートは、前記合成樹脂製のベース
フィルムベースフィルムを、ポリエステル、ポリプロピ
レン又はスチレン系の合成樹脂で構成し、その少なくと
も一側には、油性溶剤に溶ける合成樹脂が層状にコーテ
ィングされ、該合成樹脂層の上に、離型剤としてのシリ
コンを前記合成樹脂層が微小な面積で部分的に露出する
ように薄膜状に設けているのである(第7図参照)。
この場合の前記離型剤としてのシリコンは、ジメチルポ
リシクロサン系シリコン3であり、これが油性溶剤に溶
けるポリアミド系樹脂2の層を介して微細なメツシュ状
に、即ち、前記ポリアミド系樹脂2が微小な面積で部分
的に露出するように薄膜状に焼き付けられているのであ
る。
このシリコン3のコーティングは、焼き付は以外の他の
慣用手段を用いてもよい。
又、その焼き付けは、メツシュ状以外のパターン、例え
ば、格子状、扉状、ドツト状(ピンホールのようなもの
)でもよく、要するに前記ポリアミド系樹脂2が微小な
面積で部分的に露出する構造となればよいのである。
〔発明の効果〕
(第1発明) この第1発明では、従来の如きアルミニウム蒸着した箔
をエッチンングする工程と、そのエツチング液を使用す
ることなく、既成の金属箔の転写シートから簡単、且つ
容易に転写ができるという作用効果を奏するのである。
そして、この発明方法では、金属箔が転写されたときに
画像部分が鮮明に転写されるという作用がある。
(第2発明) この第2発明では、従来の如きアルミニウム蒸着した箔
をエッチンングする工程と、そのエツチング液を使用す
ることなく、既成の金属箔の転写シートから簡単、且つ
容易に転写ができるという作用効果を奏すると共に、画
像以外の部分の粘着剤の対象物への付着を全く考慮しな
くて済むので、上記第1発明に近い優れた金属箔の画像
転写をなし得るのである。
(第3発明) この第3発明では、従来の如きアルミニウム蒸着した箔
をエッチンングする工程と、そのエツチング液を使用す
ることなく、既成の金属箔の転写シートから簡単、且つ
容易に転写ができるという作用効果を奏すると共に、上
記第1及び第2発明に比べてその転写精度は少し劣るも
のの、転写用シートのベースフィルムが離型処理されて
いないがものを利用できるので、非常にコストの低いも
のとして実施できる利点がある。
(第4発明) この第4発明は、上記第1発明において使用される転写
シートであるが、ベースフィルム、油性溶剤に溶ける合
成樹脂及びシリコンの特殊コーティング構造、即ち、前
記合成樹脂層が微小な面積で部分的に露出するように薄
膜状に設けるという簡潔な構造にもかかわらず、これに
よって、非画像部分にコーティングされた前記粘着剤が
転写対象物へ付着することを防止することができ、以て
、金属箔の転写時に画像部分だけのシャープな箔転写が
できるという効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明にかかる金属箔の転写方法とその方法に
用いる転写用シートの実施例を示し、第1図は、第1発
明の工程(イ)の縦断側面図、第2図は、工程(ロ)の
縦断側面図、第3図は、工程(ハ)の縦断側面図、第4
図は、工程(ニ)の斜視図、第5図は、工程(ホ)の縦
断側面図、第6図は、工程(へ)の斜視図、第7図は、
転写用シートの拡大斜視図である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次の工程(イ)〜(ヘ)からなる金属箔の転写方
    法。 (イ)合成樹脂製のベースフィルムの少なくとも一側を
    油性溶剤にとける樹脂層を介してシリコンで離型処理し
    た転写用シートの側面に、 (A)粘着剤を層状にコーティングし、その上に感光剤
    を層状にコーティングするか、 (B)粘着剤を層状にコーティングしてその上にインク
    を層状にコーティングし、その上に感光剤を層状にコー
    ティングするか、 の何れか一方の方法を施し、 (ロ)前記工程(イ)の後にネガフィルムを載せて露光
    して前記感光剤を画像部分で硬化させ、そのネガフィル
    ムを除去し、 (ハ)前記工程(ロ)の後に、上記工程(イ)の方法(
    A)を選択した場合には非感光部分の前記前記感光剤と
    その下層の前記粘着剤層を水洗と油性溶剤又は油性溶剤
    によって除去し、上記工程(イ)の方法(B)を選択し
    た場合には非感光部分の前記感光剤、その下層の前記イ
    ンク層、及びその下層の前記粘着剤層を水洗と油性溶剤
    又は油性溶剤によって除去して転写画像を得る、 (ニ)前記工程(ハ)の後に、画像転写のための粘着剤
    を全面に層状にコーティングし、 (ホ)前記工程(ニ)の後に、前記転写用シートを対象
    物に当てつけて、この転写用シートを前記工程(ニ)の
    粘着剤によって対象物に接着し、この転写用シートを前
    記工程(イ)の粘着剤層との間で剥離し、得られた画像
    を対象物側に感圧接着で転写する、 (ヘ)前記転写された画像の表面に表れた前記工程(イ
    )の粘着剤に、転写用金属箔シートを押圧し、この転写
    用金属箔シートを引き剥がし、この転写用金属箔シート
    の離型処理されたフィルム基板から前記画像対応部分の
    金属箔を感圧接着で転写する。
  2. (2)前記工程(イ)における前記粘着剤は、水性又は
    油性であり、前記感光剤は、水性であり、前記インク又
    はインク組成剤は、油性である特許請求の範囲第(1)
    項に記載の金属箔の転写方法。
  3. (3)前記工程(イ)におけるベースフィルムが、ポリ
    エステル、ポリプロピレン又はスチレン系樹脂である特
    許請求の範囲第(1)項又は第(2)項に記載の金属箔
    の転写方法。
  4. (4)前記工程(イ)及び前記工程(ニ)における前記
    粘着剤は、ビニール系樹脂粘着剤である特許請求の範囲
    第(1)項乃至第(3)項の何れか一項に記載の金属箔
    の転写方法。
  5. (5)次の工程(イ)〜(ホ)からなる金属箔の転写方
    法。 (イ)合成樹脂製のベースフィルムの少なくとも一側を
    シリコンで離型処理した転写用シートの一側面に、 (A)油性溶剤に溶ける第1の粘着剤を層状にコーティ
    ングし、前記第1の粘着剤層の上に油性インクを層状に
    コーティングし、前記インク層の上に油性溶剤に溶ける
    第2の粘着剤を層状にコーティングし、前記第2の粘着
    剤層の上に水性感光剤を層状にコーティングするか、 (B)水性インク、水性粘着剤、水性感光剤を練り込ん
    だインク組成剤をコーティングするか、の何れか一つの
    方法を施し、 (ロ)前記工程(イ)の後にネガフィルムを最上層に載
    せて露光して前記感光剤を画像部分で硬化させ、そのネ
    ガフィルムを除去し、 (ハ)前記工程(ロ)の後に、上記工程(イ)の方法(
    A)を選択したときには水洗によって前記感光剤の非感
    光部分を除去し、次いで油性溶剤によって前記感光剤の
    非感光部分の下層の前記第2の粘着剤層、前記インク層
    及び第1の粘着剤層を除去し、次いで、水性溶剤によっ
    て前記感光剤の感光部分を除去し、前記方法(B)を選
    択したときには水洗によって前記インク組成剤の非感光
    部分を除去し、以て転写画像を得る、 (ニ)前記工程(ハ)の後に、前記転写用シートを対象
    物に当てつけて、この転写用シートを上記工程(イ)の
    方法(A)を選択したときには前記第2の粘着剤によっ
    て対象物に接着し、前記方法(B)を選択したときには
    前記インク組成剤の非感光部分に表れている水性粘着剤
    によって対象物に接着し、この転写用シートをそのシリ
    コン離型層において剥離し、得られた画像を対象物側に
    感圧接着で転写する、 (ホ)上記工程(イ)の方法(A)を選択したときには
    転写された画像の表面に表れた前記第1の粘着剤に、前
    記方法(B)を選択したときには前記インク組成剤の非
    感光部分の水性粘着剤に、転写用金属箔シートを押圧し
    、この転写用金属箔シートを引き剥がし、この転写用金
    属箔シートの離型処理されたフィルム基板から前記画像
    対応部分の金属箔を感圧接着で転写する。
  6. (6)次の工程(イ)〜(ト)からなる金属箔の転写方
    法。 (イ)合成樹脂製のベースフィルムで構成された転写用
    シートの一側面に、 (A)粘性を有する油性インク又は該油性インクにシリ
    コンを混入したインク組成剤を層状にコーティングする
    か、 (B)金属箔転写用粘着剤を層状にコーティングして、
    その上に粘性を有しない油性インク又は該油性インクに
    シリコンを混入したインク組成剤を層状にコーティング
    するか、 の何れか一方の方法を施し、 (ロ)前記インク又はインク組成剤層の上に油性感光剤
    を層状にコーティングし、 (ハ)前記工程(ロ)の後にネガフィルムを載せて露光
    して前記感光剤を画像部分で硬化させ、そのネガフィル
    ムを除去し、 (ニ)前記工程(ハ)の後に、油性溶剤によって前記感
    光剤の非感光部分、その下層の前記インク又はインク組
    成剤層、そして、前記工程(イ)の方法(B)を選択し
    たときには更にその下層の前記金属箔転写用粘着剤を除
    去して転写画像を得る、(ホ)前記工程に(ニ)の後に
    、前記転写用シートの全面に油性粘着剤を層状にコーテ
    ィングする、(ヘ)前記工程(ホ)の後に、前記転写用
    シートを対象物に当てつけて、この転写用シートを対象
    物に押圧し、この転写用シートを剥離して得られた画像
    を前記油性粘着剤によって対象物側に感圧接着で転写す
    る、 (ト)前記工程(イ)の方法(A)を選択したときには
    前記転写された画像の表面に表れた前記粘性を有するイ
    ンク又はインク組成剤に、前記方法(B)を選択したと
    きには前記金属箔転写用粘着剤に、転写用金属箔シート
    を押圧し、この転写用金属箔シートを引き剥がし、この
    転写用金属箔シートの離型処理されたフィルム基板から
    前記画像対応部分の金属箔を感圧接着で転写する。
  7. (7)(イ)合成樹脂製のベースフィルムの少なくとも
    一側を油性溶剤にとける樹脂層を介してシリコンで離型
    処理した転写用シートの側面に、(A)粘着剤を層状に
    コーティングし、その上に感光剤を層状にコーティング
    するか、 (B)粘着剤を層状にコーティングしてその上にインク
    を層状にコーティングし、その上に感光剤を層状にコー
    ティングするか、 の何れか一方の方法を施し、 (ロ)前記工程(イ)の後にネガフィルムを載せて露光
    して前記感光剤を画像部分で硬化させ、そのネガフィル
    ムを除去し、 (ハ)前記工程(ロ)の後に、上記工程(イ)の方法(
    A)を選択した場合には非感光部分の前記前記感光剤と
    その下層の前記粘着剤層を水洗と油性溶剤又は油性溶剤
    によって除去し、上記工程(イ)の方法(B)を選択し
    た場合には非感光部分の前記前記感光剤、その下層の前
    記インク層、及びその下層の前記粘着剤層を水洗と油性
    溶剤又は油性溶剤によって除去して転写画像を得る、(
    ニ)前記工程(ハ)の後に、画像転写のための粘着剤を
    全面に層状にコーティングし、 (ホ)前記工程(ニ)の後に、前記転写用シートを対象
    物に当てつけて、この転写用シートを前記工程(ニ)の
    粘着剤によって対象物に接着し、この転写用シートを前
    記工程(イ)の粘着剤層との間で剥離し、得られた画像
    を対象物側に感圧接着で転写する、 (ヘ)前記転写された画像の表面に表れた前記工程(イ
    )の粘着剤に、転写用金属箔シートを押圧し、この転写
    用金属箔シートを引き剥がし、この転写用金属箔シート
    の離型処理されたフィルム基板から前記画像対応部分の
    金属箔を感圧接着で転写する、ところの上記工程(イ)
    〜(ヘ)からなる金属箔の転写方法に用いられる転写用
    シートであって、前記合成樹脂製のベースフィルムベー
    スフィルムを、ポリエステル、ポリプロピレン又はスチ
    レン系の合成樹脂で構成し、その少なくとも一側には、
    油性溶剤に溶ける合成樹脂が層状にコーティングされ、
    該合成樹脂層の上に、離型剤としてのシリコンを前記合
    成樹脂層が微小な面積で部分的に露出するように薄膜状
    に設けてある転写用シート。
  8. (8)前記シリコンは、略メッシュ状に焼き付けられて
    いる特許請求の範囲第(7)項に記載の転写用シート。
  9. (9)前記シリコンは、ジメチルポリシクロサン系であ
    る特許請求の範囲第(7)項又は第(8)項に記載の転
    写用シート。
  10. (10)前記油性溶剤に溶ける合成樹脂は、ポリアミド
    系である特許請求の範囲第(8)項乃至第(10)項の
    何れか一項に記載の転写用シート。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5603259A (en) * 1993-08-31 1997-02-18 Crown Roll Leaf, Inc. In-line cold foil transfer process and apparatus
US5891289A (en) * 1996-09-16 1999-04-06 Zemel; Richard S. Method of transferring metal leaf to a substrate
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US9084340B2 (en) 2012-09-07 2015-07-14 Fujitsu Limited Electronic device unit and electronic device

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