JPH01144078A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH01144078A
JPH01144078A JP30374687A JP30374687A JPH01144078A JP H01144078 A JPH01144078 A JP H01144078A JP 30374687 A JP30374687 A JP 30374687A JP 30374687 A JP30374687 A JP 30374687A JP H01144078 A JPH01144078 A JP H01144078A
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JP
Japan
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toner
coating layer
developing device
developing roller
ceramic coating
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Application number
JP30374687A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Asada
浅田 智幸
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、電子複写装置等の画像形成装置に装備され
る現像装置に関し、特に、非磁性−成分現像剤を使用す
る現像装置に関する。
(従来の技術) 電子複写装置等の画像形成装置に用いられる現像装置と
しては、一般に、像担持体としての感光体上ζミ形成さ
れた静電潜像を可視化するために、二成分の現像剤、又
は、磁性−成分の現像剤を用いるものが知られている。
しかしながら、二成分の現像剤を用いる場合には、現像
剤を構成するトナー及びキャリの濃度比を正確にコント
ロールしなければならないという欠点があり、一方、磁
性−成分の現像剤を用いる場合には、現像剤としてのト
ナーが磁性体を含んでいることから、カラー複写化が困
難であるという不都合がある。また、いずれの現像剤を
用いる場合であっても、現像剤保持部材である現像ロー
ラとしてマグネットローラを使用せざるを得ず、現像装
置のコストが非常に高くなってしまう。
このような不具合を解消するものとして、近時、非磁性
の一成分現像剤を用いた現像装置が提案されている。こ
のような現像装置は、非磁性トナーを収容するホッパと
、感光体に近接対峙して設けられたトナー保持用の現像
ローラと、ホッパ内のトナーを現像ローラに供給するト
ナー供給ローラと、現像ローラの外周に当接され現像ロ
ーラ上にトナーの薄層を形成するコーティングブレード
とを備えている。このような現像装置においては、トナ
ー供給ローラによりホッパ内のトナーを現像ローラに供
給し、コーティングブレードの押付は力により、トナー
を現像ローラに付着させると共に、付着したトナーの厚
みを例えば約30μmの薄層にし、この現像ローラに付
着したトナーを感光体に供給して感光体上の静電潜像を
現像する。
このような現像装置を用いる場合には、感光体として負
極性のものを使用し、このため、トナーとしては薄層形
成後に帯電量が約+12μC/gとなるような正帯電性
のものを用いる。また、このトナーとしては高電気抵抗
のものを用いており、トナーの帯電はトナーと現像ロー
ラ及びコーティングブレードとの間の摩擦帯電によりな
される。
更に、トナーはトナーと現像ローラとの静電引力により
現像ローラに引付けられており、現像ローラの回転に従
って感光体に搬送される。このように、このような現像
装置は、二成分及び磁性−成分現像剤を用いる場合のよ
うな磁気による現像剤の搬送を必要としないので、極め
て簡易な構造の装置により現像することができ、コスト
面においても極めて有利であり、画像形成装置のカラー
化に最も適したものである。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上述のような非磁性−成分現像剤を用い
る現像装置の場合には、長時間の使用により、現像ロー
ラ及びコーティングブレードがトナーとの摩擦により激
しく摩耗してしまい、画像濃度の低下及び文字のかすれ
等が著しくなるという不具合がある。
また、コーティングブレードとしては、金属製のもの又
はゴム製のもの等を使用しているが、このような材質の
場合にはコーティングブレードとトナーとの間の摩擦に
より現像装置のトルクが増大してしまう。
更に、一般によく使用されている負極性のOPC等を用
いたシステムの場合には、トナーとしては、正極性のも
のが要求されるが、トナーを構成する樹脂、カーボン及
びシリカ等は、−膜内に金属に対して正極性に帯電する
ことが困難である。そのため、二成分現像剤の場合には
、キャリヤにテフロンコートを施す等の手段によりトナ
ーの正帯電を補助する場合もあるが、非磁性−成分現像
剤を使用する現像装置の場合には、トナーの帯電に用い
られるのが現像ローラ及びコーティングブレードのみで
あり、これらを金属にした場合に、均一に正帯電したト
ナー薄層を現像ローラ状に形成することが極めて困難で
ある。このため、画像に地かぶり、画像濃度の不拘−及
び文字のかすれが生じたり、未帯電トナーが現像ローラ
のスリーブから飛散して画像形成装置内を汚染するとい
うような問題点がある。
この発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、
良好な画像を得ることができ、装置に加わるトルクを小
さくすることができる非磁性−成分現像剤を使用した現
像装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) この発明に係る現像装置は、像担持体に形成された静電
潜像を現像するために像担持体に搬送されるトナーを保
持するトナー保持体と、トナー保持体に保持されたトナ
ーを薄層化する薄層形成部材とを有する現像装置であっ
て、前記トナー保持体は、その表面にセラミックコーテ
ィング層を有することを特徴とする。
(作用) この発明においては、上述のように、トナー保持体の表
面をセラミックコーティング層としたので、薄層形成部
材の摩耗を抑制することができ、また、トナーを所望の
極性に均一に帯電させることができる。このため、良好
な画像を得ることができる。また、セラミックコーティ
ングによりトナー保持体の摩擦係数を小さくすることが
できるので、現像装置のトルクを低減することができる
(実施例) 以下、添付図1面を参照してこの発明の実施例について
具体的に説明する。第3図はこの実施例に係る現像装置
を使用した電子複写機を示す概略構成図である。図中参
照符号1は複写機本体であり、この本体1内の中央部に
は像担持体としての感光体2が矢印A方向・に回転可能
に設けられている。この感光体2の周囲は、その回転方
向に沿って帯電器3、結像レンズアレイ4、現像装置5
、転写帯電器6、クリーナ7及び除電器8が順次配設さ
れている。また、本体1の上部には、原稿を露光する光
学系9が設けられており、本体1の下部には給紙カセッ
ト10が装着されている。この給紙カセット10からは
複写用紙が供給され、この用紙は搬送路11に沿って搬
送されるようになっている。この搬送路11には用紙の
搬送方向に沿ってレジストローラ12、定着器13及び
排紙ローラ14が配設されている。更に、本体l外側の
排紙ローラ14近傍には排紙トレイ15が設けられてお
り、本体1上には原稿台16が設けられている。
このような電子複写機により画像を形成する際には、光
学系9により原稿台16上の原稿に光が照射され、その
反射光は結像レンズアレイ4を介して帯電器3により一
様に帯電された感光体21;結像され、静電潜像が形成
される。この静電潜像には現像装置5によりトナーが供
給され、静電潜像が顕像化される。
一方、この際に、給紙カセット10から複写用紙が感光
体2と転写帯電器6との間に搬送され、感光体2上の顕
像が用紙に転写される。その後、用紙は搬送路11に沿
って定着器13へ搬送され、この定着器13により画像
が定着された後、排紙ローラ14を介して排紙トレイ1
5上に排出される。顕像が転写された後、感光体2表面
に残存したトナーはクリーナ7によって除去され、次い
で、感光体2の表面が除電器8により除電され、その後
、再び帯電器3により一様に帯電される。
次に、上述した現像装置5について詳細に説明する。第
1図は現像装置の概略構成を示す側断面図、第2図はそ
の平面図である。この第1図及び第2図に示すように、
現像装置5はホッパ21を備えており、このホッパ21
内には現像剤として一成分の非磁性トナー22が収、容
されており、更に、ミキサ23、トナー供給ローラ24
及び現像剤保持体としての現像ローラ25が配設されて
いる。現像ローラ25は一ローラ本体25aと、この本
体25aに外嵌されたスリーブ25bとからなっており
、前述した感光体2に近接対峙して設けられていて、図
示しない駆動手段により、感光体2の周速の1乃至3倍
の周速で変変速可能に回転されるようになっている。
現像ローラ25の上方には、現像ローラ25にトナー薄
層を形成するためのコーティングブレード27が設けら
れている。このコーティングブレード27は、その上端
部がホルダ26により導通状態でホッパ21に保持され
、その下端部が現像ローラ25に当接されている。また
、現像ローラ25の下部に、トナー回収ブレード28が
当接されている。
現像ローラ25のスリーブ25bの表面には、後述する
ような方法によりセラミックコーティング層30が形成
されている。このセラミックコーティング層30により
、現像ローラ25の耐摩耗性が向上すると共に、コーテ
ィングブレード27との間の摩擦係数が低減する。なお
、コーティングブレード27の現像ローラ25側の表面
にセラミックコーティング層を設けることもできる。こ
の場合には、現像ローラ25及びコーティングブレード
27のいずれについても摩耗を抑制することができるの
で一層好ましい。
なお、このセラミックコーティング層3oの層厚は、0
.1乃至5μmであることが好ましい。
層厚が5μmを超えると、コーティングしたセラミック
スが高抵抗のため、現像ローラ25の表面に現像バイア
スを印加する際に電圧降下が生じ易く、また、セラミッ
クコーティング層がトナーに対して逆極性の電荷を保持
し、トナーの帯電量を低下させ易い。このように、トナ
ーの帯電量が低下すると画像の地かぶりが増加する等の
不都合が生じる虞がある。一方、セラミックコーティン
グ層が0.1μmよりも薄い場合には、上述した効果が
不十分になる虞がある。
このような現像装置においては、ホッパ21内に収容さ
れたトナー22をミキサー23で撹拌しつつ、トナー2
2をトナー供給ローラ24により現像ローラ25に供給
・する。現像ローラ25に供給されたトナー22は、現
像ローラ25の回転に伴い、コーティングブレードによ
り現像ローラ25のスリーブ25bの表面に付着される
と共に薄層化し、感光体2に供給されて感光体2の静電
潜像を現像する。
次に、セラミックコーティング層の形成方法について説
明する。このセラミックコーティング層は、例えばS 
t、Ge、Ti、B、Al、W、C。
N、O及びハロゲン元素から選択された少なくとも1種
の元素を含んでいる。そして、このコーティング層はス
パッタリング、イオンブレーティング、真空蒸着、プラ
ズマCVD、ECRプラズマCVD、熱CVD及び光C
VD等がある。これらの方法の中で、膜の密着性が良い
こと、比較的低温で処理することができ、基板の特性が
損われないこと、並びに、膜の電気的特性及び光学的特
性を容易にコントロールすることができること等の点か
らプラズマCVDが最適である。また、コーティング層
の被着体がコーティングブレードのような平板の場合に
は、スパッタリングによってもこれらの利点を保持しつ
つコーティングすることができる。
次に、プラズマCVDによりセラミックコーティング層
を形成する場合について具体的に説明する。先ず、スリ
ーブ25bの表面にセラミックコーティング層を形成す
る場合について説明する。
第4図はスリーブにセラミックコーティング層を形成す
るためのプラズマCVD装置を示す側断面図、第5図は
その平面断面図である。角筒状の平面断面を有する反応
室101は、その下端に複数個の排気口102が設けら
れた底部部材103が絶縁体104を介して取付けられ
ている。反応室101は、図示しない真空ポンプにより
排気口102を介して排気され、約10”−3Torr
に保持されるようになっている。反応室101内には、
ガス導入口105を介して種々の原料ガスが導入される
反応室101の上方には、絶縁体206を介して収納室
107が設置されており、収納室107は絶縁体106
により反応室゛101と電気的に絶縁されている。また
、収納室107は反応室101と仕切板108により仕
切られている。仕切板108には、複数子の支持ロッド
109がその長手方向を鉛直にして挿通されている。各
ロッド109には、カラー110が嵌合されてロッド1
09に固定されており、カラー110が仕切り板108
に掛止されることによりロッド109が抜は落ちないよ
うになっている。ロッド109の上端部には、駆動手段
、のギア112が嵌合されており、その下方にてロッド
109に嵌合して固定された押え部材111により、ギ
ア112がロッド109に支持されている。各ギア11
2は隣接するもの同士が相互に噛合しており、駆動装置
により中央のギアが回転駆動されると、全てのギア11
2が回転し、支持ロッド109が回転するようになって
いる。
各支持ロッド109の下端側には雌ねじが形成されてお
り、支持体104の上端部には雄ねじが形成されている
。セラミックコーティング層を成膜しようとする支持体
113の上端部には雌ねじが形成されており、支持体1
13と支持ロッド109とを螺合することにより、支持
体113がロッド10・9に取付けられる。駆動装置1
14が収納室107の上方に設けられており、この駆動
装置114によりギア112が回転すると、支持体11
3はその軸を中心として回転する。
第5図に示すように、支持体113は、反応室101内
にそのほぼ中央に一列に配列するように配設されている
。そして、この支持体113の列を挟むようにして、そ
の両側に一対の平板上の電極115.116が対設され
ている。電極115゜116は、マツチングボックス1
17を介して高周波電源118に接続されている。
このようなプラズマCVD装置によりセラミックコーテ
ィング層を形成するためには、先ず、反応室101内に
複数個の支持体113を取付けた後、駆動装置114に
より支持体113を適宜の速度で時点させると共に、反
応室101内を約10−3Torrに排気する。そして
、排気を継続しつつ、ガス導入口105を介して原料ガ
スを導入し、反応室101内を例えば0.1乃至10T
 orrの圧力に調節する。そして、マツチングボック
ス117を介して高周波電源118から高周波電力を電
極115,116に印加する。そうすると、支持体11
3は収納室107を介して接地されているから、電極1
15,116と、支持体113との間にプラズマが生起
され、原料ガス中の元素を含有する組成のセラミックコ
ーティング層が支持体113の表面に形成される。この
場合に、支持体は時点しているので、コーティング層は
支持体の周面に均一に形成される。
次に、コーティングブレード27の表面にセラミックコ
ーティング層を形成する場合について説明する。第6図
はコーティングブレード表面にセラミックコーティング
層を形成するための平行平板型の容量結合型プラズマC
VD装置を示す概略構成図である。真空子ナンバ41内
には、平板状の接地電極42と高周波電極43が対向し
て設置されており、基板44は接地電極42上に載置さ
れる。そして、図示しない真空ポンプによりチャンバ4
1内を10−3Torr程度に排気した後、接地電極4
2に取付けたヒータ45により基板44を150乃至4
50℃程度に加熱する。次いで、ガス導入口46からS
 iH4、N2 、CH3等の原料ガスをチャンバ41
内に供給しつつ、チャンバ41内が0.05乃至1.0
Torrに保持されるようにチャンバ41を排気しなが
ら、マツチングボックス47を介して高周波電源48か
ら高周波電極43に電力を投入する。そうすると電極間
にグロー放電が生じ、原料ガスがプラズマ化し、セラミ
ックスの薄膜が基板上に形成される。
この方法によれば、原料ガスの混合比を適当にコントロ
ールすることで、種々の物性を有するセラミックコーテ
ィング層を得ることができる。例えば、SiH4のみを
供給すれば、非晶質水素化シリコンを得ることができ、
周期律表第■族又は第V族に属する元素を含有するガス
、例えばB2H6、PH3等を混合すれば価電子制御が
可能である。また、SiH4にN2又はNH3を混合す
ると非晶質窒化シリコンを得ることができ、CH4、C
2H6、C2H2等の炭化水素を混合すると非晶質炭化
シリコンを得ることができ、02又はN20を混合する
と非晶質酸化シリコンが得られる。更に、これらのガス
を複数混合することも可能であり、SiH4にCH4及
びN2を混合して、窒素を含む非晶質炭化シリコンを形
成することもできる。これらの材料の中では、非晶質シ
リコンが最も光学的バンドギャップ及び比抵抗が小さく
、炭化物、窒化物、酸化物の順にこれらの値が大きくな
る。一方、機械的強度についても夫々異なり、ビッカー
ス硬度で比較すると、非晶質シリコンが1000、炭化
シリコンが2500、窒化シリコンが2000、酸化シ
リコンが1500程度であり、これらのうちから所望の
硬度のものを選択することができる。また、上述したよ
うに、周期律表第■族又は第V族に属する元素を含有さ
せることにより価電子制御が可能であり、これによりセ
ラミックコーティング層の電気抵抗を103乃至101
3ΩC■程度の間で変化させることができ、現像剤の特
性及び帯電極性に応じて電気抵抗及び導電型を適宜選択
することができる。
また、原料ガスとしてGeH4を使用する場合には非晶
質ゲルマニウムを形成することができ、混合する原料ガ
スの種類を適宜調整することによリ、Stの場合と同様
に、窒化物、炭化物又は酸化物を得ることもでき、また
、周期律表第■族又は第V族に属する元素を含有させる
ことにより価値電子制御することもできる。このように
Geを使用した場合には、Siを使用した場合と比較し
て機械的強度が若干劣り、光学的バンドギャップ及び比
抵抗は小さくなる。
更に、セラミックコーティング層をTi系セラミックス
で形成することもできる。Ti系セラミックスは電気伝
導度が高く、導電性である。従って、帯電しやすいトナ
ーを用いる場合に適している。Ti系セラミックスとし
ては、TiN又はTiC等があるが、これらをコーティ
ングするためには、原料ガスとしてT iC14、N 
2、NH3、CH4、C2Hb又はC2H2等を用いる
。また、TiCl4は蒸気圧があまり高くないので、チ
ャンバ内にH2を吹込んで、TiCl4をチャンバから
強制的に追出すことが必要である。
従ってチャンバ内には上述の原料ガスの他にH2ガスも
導入する。
その他、Al、B又はC系のセラミックスを適用するこ
ともできる。これらは非常に硬く、ビッカース硬度は3
000乃至10000にまで及び、摩耗しに<<、更に
熱伝導性が良好なので、コーティングブレードと現像ロ
ーラとの間に生じた摩擦熱を容易に放出することができ
る。このようなセラミックスはトナーへの外添剤が多い
場合等、特に、現像ローラのスリーブ又はコーティング
ブレードが摩耗しやすい場合に効果が大きい。
AI系セラミックスとしてはAl2O3及びAIN等が
あるが、これらをコーティングする場合には、原料ガス
としてAl(CH3)3、Al (C2H5)3.02
、N2又はNH3等を用いる。Al(CH3)3及びA
I(C2Hs ) 3は蒸気圧が低いのでチャンバ内に
H2を吹込んで、TiCl4の場合と同様に、これらを
チャンバから強制的に追出すことが必要である。従って
チャンバ内には上述の原料ガスの他にH2ガスも導入す
る。
C系のセラミックスとしては、ダイヤモンド、グラファ
イト及び非晶質炭素等があり、炭素重合膜をコーティン
グすることもできる。これらをコーティングする場合に
は、原料ガスとしてCH4、C2H6又はc2I(2等
の炭化水素とH2とを用いる。ダイヤモンド及びグラフ
ァイトをコーティングする場合には特に基板温度を高く
する必要があり、ダイヤモンドの場合には基板温度を約
800℃、グラファイトの場合には基板温度を約500
℃にする。
B系のセラミックスとしてはBN及びBCがある。これ
らをコーティングする場合には、原料ガスとしてB2H
6、BF3又はBC13等のガスと、N2、NH3、C
H4又はC2H6等のガスとの混合ガスを用いる。
次に、スパッタリングによりコーティングブレード表面
にセラミックコーティング層を形成する場合について具
体的に説明する。第7図はコーティングブレード表面に
セラミックコーティング層を形成するためのスパッタリ
ング装置を示す概略構成図である。このスパッタリング
装置はターゲットを設けた以外は第6図に示すCVD装
置に類似している。真空チャンパラ1内には、平板状の
接地電極52と高周波電極53が対向して設置されてお
り、高周波電極53には形成しようとするセラミックコ
ーティング層の主体となる材料で形成されたターゲット
59が配設されていて、基板54は接地電極52上に載
置される。そして、図示しない真空ポンプによりチャン
バ51内を10−6Torr程度に排気した後、必要に
応じて接地電極52に取付けたヒータ55により基板5
4を加熱する。次いで、ガス導入口56からA「ガス及
び必要に応じて反応ガスをチャンバ51内に供給しつつ
、チャンバ51内が約1O−3T orrに保持される
ようにチャンパラ1を排気しながら、マツチングボック
ス57を介して高周波電源58から高周波電極43に電
力を投入する。
そうするとArガス及び反応ガスがプラズマ化し、Ar
イオンによりターゲット5つからたたき出された原子又
は分子が、反応ガスが存在する場合には反応ガスと反応
して、所定の組成を有するセラミックスを形成し、この
ようにして形成されたセラミックスが基板に付若する。
このようなスパッタリングの場合には、基板54を必ず
しも加熱しなくても良いが、加熱したほうがセラミック
コーティング層の密告性が向上する。なお、スパッタリ
ングによってセラミックスコーティング層を形成する場
合にも、ターゲット59の材質及び反応ガスを適宜調節
することにより、プラズマCVDの場合と同様に、柾々
のセラミックスをコーティングすることができる。
試験例 以下、この実施例に係る現像装置を製造して実際に試験
した試験例について具体的に説明する。
第2図に示したような現像装置において、サンドブラス
トによりA10一ラ表面の表面粗さを2.8μm Rz
とし、表面に非晶質シリコンを2.2μmの厚−みでコ
ーティングしたスリーブをAIクローラ外嵌したものを
現像ローラとして使用した。この場合に、原料ガスとし
てSiH4を用い、その流量を11005CCとし、真
空チャンバ内の圧力が1.0Torrs高周波電力が1
00Wという条件で成膜した。また、価電子制御するた
めに原料ガスとしてB2H6又はPH3を含有させてコ
ーティングしたものも作成した。
B2H6を使用したものは、流量比B2H6/SiH4
をlXl0−’及び1×10−2とし、PH3を使用し
たものは、流量比PH3/SiH4を同じ<lXl0−
5及びI X 10−2として、チャンバ内の圧力及び
電力を価電子制御しないものと同様に、夫々1,0To
rr及び100Wとして成膜した。
このような現像装置を第1図に示した複写装置に使用し
、50000枚連続してコピーした。その結果、500
00枚連続コピー後も、スリーブ表面の表面粗さは初期
と同様であった。また、このように連続コピーしても、
スリーブ表面の現像バイアスの電圧効果が生じなかった
次に、セラミックコーティング層の厚みを種々変化させ
て作成した現像ローラのスリーブを用いて同様な試験を
行った。セラミックコーティング層の厚みが0.1μm
よりも薄い場合いは、コーティング層に傷が生じた際に
下地のAl粗面が現われ、その部分から摩耗が生じた。
また、コーティング層が5μmより厚い場合には、現像
バイアスの電圧降下が生じ画像濃度の低下及び文字のか
すれが生じる場合があった。
また、コーティングブレードにも同様にしてセラミック
コーティング層を形成し、同様の試験を行った結果同様
に良好な結果を得ることができた。
なお、セラミックコーティング層として他の材質を用い
た場合についても同様に試験した。その結果、いずれも
上述の非晶質シリコンと同様に良好な結果を得ることが
できた。その際の各材質における製造条件を以下に列挙
する。
(1)非晶質炭化シリコン (2)非晶質窒化シリコン (3)非晶質酸化シリコン (4)非晶質ゲルマニウム (5)非晶質炭化ゲルマニウム (6)非晶質窒化ゲルマニウム (7)非晶質酸化ゲルマニウム (8)窒化チタン(T i N) (9)炭化チタン(T i C) (10)炭窒化チタン(TiCN) (11)炭化タングステン(wc) (12)酸化アルミニウム(A1203)(13)窒化
アルミニウム(AIN) (14)ダイヤモンド また、コーティングブレードのセラミックコーティング
層をスパッタリングによって形成した。
この場合においてもプラズマCVDでコーティング層を
形成した場合と同様に良好な結果を得ることができた。
次に、各材質についてのスパッタリング条件を列挙する
(1)非晶質シリコン ターゲット;単結晶シリコン又は多結晶シリコン 圧力、lX10−3 電力、500W 反応ガス及び流量;(a)Ar   IO8CCMH2
100SCC1 005CCIO3C0M H2100SC10 05CC1SCCM (c)Ar   IO3C0M H2100S100 5CC1SCCM (2)炭化シリコン(S i C) 圧力、lX10−3 電力、500W (a)ターゲット;焼結炭化シリコン 反応ガス及び流量;Ar   10SC105CCター
ゲット;単結晶シリコン 反応ガス及び流ffi ; A r   10 S C
CMCH450SCCM (3)窒化シリコン(SiN) 圧力、lX10−3 電力;500W (a)ターゲット;焼結窒化シリコン 反応ガス及び流量;Ar   IOSCCM(b)ター
ゲット;単結晶シリコン 反応ガス及び流量;Ar   10SC105CC50
SCCM (4)酸化シリコン(Sin) ターゲット;酸化シリコン 圧力、lX10−3 電力、500W 反応ガス及び流量;Ar     IOSCCM(5)
窒化チタン(T i N) ターゲット;金属チタン 圧力;lX10−3 電力、800W 反応ガス及び流量HAr     IO8CCMN2 
  50SCCM (6)炭化チタン(T i C) ターゲット;金属チタン 圧力、lX10−3 電力、800W 反応ガス及び流量;Ar     IO3CCMCH4
50SCCM (7)酸化アルミニウム(A1203)ターゲット;焼
結酸化アルミニウム 圧力;lX10−3 電力、800W 反応ガス及び流量;Ar     IOSCCM(8)
窒化ボロン(BN) ターゲット;焼結窒化ボロン 圧力、lX10−3 電力、800W 反応ガス及び流量;Ar     IO8CCM[発明
の効果] この発明によれば、トナー保持体の表面にセラミックコ
ーティング層を設けたから、トナー保持体の摩耗を低減
することができ、また、トナーを所望の極性に均一に帯
電させることができる。このため、極めて良好な画質を
得ることができる。
また、セラミックコーティング層により薄層形成部材と
トナー保持体との間の摩擦係数を少なくすることができ
るので、現像装置のトルクを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例に係る現像装置の概略構成を
示す側断面図、第2図はその平面図、第3図はこの現像
装置を用いた電子複写装置を示す概略構成図、第4図は
現像ローラのスリーブにセラミックコーティング層を形
成するためのプラズマCVD装置の概略を示す側断面図
、第5図はその平面断面図、第6図はコーティングブレ
ードにセラミックコーティング層を形成するためのプラ
ズマCVD装置を示す概略構成図、第7図はコーティン
グブレードにセラミックコーティング層を形成するため
のスパッタリング装置を示す概略構成図である。 2;感光体(像担持体)、5;現像装置、25;現像ロ
ーラ(トナー保持体)、27;コーティングブレード(
薄層形成部材)、30;セラミックコーティング層。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 1/ 第2図 第4図 第5図 第6図 第7図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)像担持体に形成された静電潜像を現像するために
    像担持体に搬送されるトナーを保持するトナー保持体と
    、トナー保持体に保持されたトナーを薄層化する薄層形
    成部材とを有する現像装置において、前記トナー保持体
    は、その表面にセラミックコーティング層を有すること
    を特徴とする現像装置。
  2. (2)前記セラミックコーティング層は、その層厚が0
    .1乃至5μmであることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載の現像装置。
  3. (3)前記セラミックコーティング層は、Si、Ge、
    Ti、B、Al、W、C、N、O及びハロゲン元素から
    選択された少なくとも1種の元素を含んでいることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の現像
    装置。
  4. (4)前記セラミックコーティング層は、プラズマを形
    成してコーティングされることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項乃至第3項いずれか1項に記載の現像装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008136491A1 (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Canon Kabushiki Kaisha 電子写真用ローラ部材の製造方法
JP2013007982A (ja) * 2011-06-27 2013-01-10 Canon Inc 導電性ローラ

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