JPH0113403Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0113403Y2 JPH0113403Y2 JP3691583U JP3691583U JPH0113403Y2 JP H0113403 Y2 JPH0113403 Y2 JP H0113403Y2 JP 3691583 U JP3691583 U JP 3691583U JP 3691583 U JP3691583 U JP 3691583U JP H0113403 Y2 JPH0113403 Y2 JP H0113403Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capacitor
- coil spring
- clamping plate
- insulator
- capacitor element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 34
- 239000012212 insulator Substances 0.000 claims description 17
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 14
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 14
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 14
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims 1
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Transformers For Measuring Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
本考案はコンデンサ形計器用変圧器に関するも
のである。
のである。
一般にコンデンサ形計器用変圧器は第1図に示
すようにタンク内に変圧器および絶縁油を収納し
た変成装置部1と、この変成装置部1上に載置さ
れ、碍管2内に多数のコンデンサ素子3と絶縁油
を収納した結合コンデンサ部4と、この結合コン
デンサ部4上に設けられ、線路に接続される端子
5を有しかつ内部に結合コンデンサ部4内の絶縁
油の膨張、収縮を吸収する膨張室6を有する頭部
キヤツプ7とにより構成される。
すようにタンク内に変圧器および絶縁油を収納し
た変成装置部1と、この変成装置部1上に載置さ
れ、碍管2内に多数のコンデンサ素子3と絶縁油
を収納した結合コンデンサ部4と、この結合コン
デンサ部4上に設けられ、線路に接続される端子
5を有しかつ内部に結合コンデンサ部4内の絶縁
油の膨張、収縮を吸収する膨張室6を有する頭部
キヤツプ7とにより構成される。
結合コンデンサ部4の多数のコンデンサ素子3
は積み重ねられ、その上下に設けた締付板8を介
して絶縁ロツド9により締付けられて碍管2内に
収納される。この場合、碍管2内の収納スペース
の関係で、コンデンサ素子3上部の締付板8と碍
管2上部の頭部キヤツプの底板を構成する碍管カ
バー10との間には多少の余裕が出来る。このた
めコンデンサ素子3が移動しない様に碍管カバー
10と上部締付板8との間にコイルばね11を挿
入しこのコイルばね11の圧縮反撥力を利用して
コンデンサ素子3を固定していた。ここで上部締
付板8は浮遊電極とならないように最上部のコン
デンサ素子3の電極に接続してこれと同電位にす
るので、最上部のコンデンサ素子3の電極は上部
締付板8、コイルばね11を介して頭部キヤツプ
7に接続されることになる。
は積み重ねられ、その上下に設けた締付板8を介
して絶縁ロツド9により締付けられて碍管2内に
収納される。この場合、碍管2内の収納スペース
の関係で、コンデンサ素子3上部の締付板8と碍
管2上部の頭部キヤツプの底板を構成する碍管カ
バー10との間には多少の余裕が出来る。このた
めコンデンサ素子3が移動しない様に碍管カバー
10と上部締付板8との間にコイルばね11を挿
入しこのコイルばね11の圧縮反撥力を利用して
コンデンサ素子3を固定していた。ここで上部締
付板8は浮遊電極とならないように最上部のコン
デンサ素子3の電極に接続してこれと同電位にす
るので、最上部のコンデンサ素子3の電極は上部
締付板8、コイルばね11を介して頭部キヤツプ
7に接続されることになる。
従つてこの状態ではコイルばね11に電流が流
れることになり、コイルばね11が電磁コイルの
作用をしインダクタンスを生じる。このため特に
コンデンサ形計器用変圧器の結合コンデンサ部4
を利用して、電力線搬送波による通信等を行なう
場合には、このコイルばね11によるインダクタ
ンスにより結合コンデンサ部4の静電容量が見掛
け上変化し、電力線搬送用結合フイルターの特性
に著しい影響を与える。従つて、この影響を無く
すため別に並列に接続リード線12を用いて上部
締付板8と碍管カバー10とを接続して、コイル
ばね11の電磁コイル作用を無くし、インダクタ
ンスを押さえ特性の向上に努めていた。なお、1
3はカバー10と端子5とを接続するリード線で
ある。しかしながら、この様に接続リード線12
を設けることは組立作業が煩雑化するばかりか、
断線のおそれや、製品が高くなる欠点があつた。
れることになり、コイルばね11が電磁コイルの
作用をしインダクタンスを生じる。このため特に
コンデンサ形計器用変圧器の結合コンデンサ部4
を利用して、電力線搬送波による通信等を行なう
場合には、このコイルばね11によるインダクタ
ンスにより結合コンデンサ部4の静電容量が見掛
け上変化し、電力線搬送用結合フイルターの特性
に著しい影響を与える。従つて、この影響を無く
すため別に並列に接続リード線12を用いて上部
締付板8と碍管カバー10とを接続して、コイル
ばね11の電磁コイル作用を無くし、インダクタ
ンスを押さえ特性の向上に努めていた。なお、1
3はカバー10と端子5とを接続するリード線で
ある。しかしながら、この様に接続リード線12
を設けることは組立作業が煩雑化するばかりか、
断線のおそれや、製品が高くなる欠点があつた。
本考案は上記従来技術のもつ欠点を除去し、接
続リード線を用いることなくコイルばねにインダ
クタンスが発生するのを防止し、しかも容易に結
合コンデンサ部を組立てることのできるコンデン
サ形計器用変圧器を提供することを目的とする。
続リード線を用いることなくコイルばねにインダ
クタンスが発生するのを防止し、しかも容易に結
合コンデンサ部を組立てることのできるコンデン
サ形計器用変圧器を提供することを目的とする。
本考案はかかる目的を達成するため、最上部の
コンデンサ素子の電極と電気的に接続された上部
締付板と碍管カバーとの間に、互いに逆方向に巻
回され巻回数の等しい2個のコイルばねを同心配
置した無誘導の二重コイルばねを挿入し、この二
重コイルばねの圧縮反発力を利用して、上部締付
板と碍管カバーの電気的接続を行なうとともにコ
ンデンサ素子の固定を行なうようにしたものであ
る。
コンデンサ素子の電極と電気的に接続された上部
締付板と碍管カバーとの間に、互いに逆方向に巻
回され巻回数の等しい2個のコイルばねを同心配
置した無誘導の二重コイルばねを挿入し、この二
重コイルばねの圧縮反発力を利用して、上部締付
板と碍管カバーの電気的接続を行なうとともにコ
ンデンサ素子の固定を行なうようにしたものであ
る。
以下本考案を図面に示す一実施例について説明
する。第1図と同一部分には同符号を付した第2
図において、結合コンデンサ部14を構成する多
数のコンデンサ素子3は積み重ねられ、その上下
から電極兼用締付板8を介して絶縁ロツド9によ
り締付られて碍管2内に絶縁油とともに収納され
る。このコンデンサ素子3の上方にある締付板8
は最上部のコンデンサ素子3の電極と接続されて
これと同電位にされる。この上部締付板8と碍管
カバー10との間には互いに逆方向に巻かれしか
も巻回数の等しい同心配置の二重コイルばね15
を挿入し、この二重コイルばね15の圧縮反撥力
によりコンデンサ素子3を碍管2内に固定してい
る。同時にこの二重コイルばね15は碍管カバー
10と上部締付板8とを電気的に接続して、最上
部のコンデンサ素子3の電極から上部締付板8を
介してカバー10、リード線13、端子5につな
がる電路の一部を構成する。
する。第1図と同一部分には同符号を付した第2
図において、結合コンデンサ部14を構成する多
数のコンデンサ素子3は積み重ねられ、その上下
から電極兼用締付板8を介して絶縁ロツド9によ
り締付られて碍管2内に絶縁油とともに収納され
る。このコンデンサ素子3の上方にある締付板8
は最上部のコンデンサ素子3の電極と接続されて
これと同電位にされる。この上部締付板8と碍管
カバー10との間には互いに逆方向に巻かれしか
も巻回数の等しい同心配置の二重コイルばね15
を挿入し、この二重コイルばね15の圧縮反撥力
によりコンデンサ素子3を碍管2内に固定してい
る。同時にこの二重コイルばね15は碍管カバー
10と上部締付板8とを電気的に接続して、最上
部のコンデンサ素子3の電極から上部締付板8を
介してカバー10、リード線13、端子5につな
がる電路の一部を構成する。
このような構成にすれば、二重コイルばね15
を用いるだけでコンデンサ素子3の固定を行なう
ことができ、しかも接続リード線を用いることな
く、カバー10と締付板8との間の電気的接続を
行なうことができる。そして、この場合、コイル
ばね15を、互いに逆方向に巻かれ巻回数の等し
い同心配置の二重コイルばね構造であることによ
つて、この二重コイルばね15に電流が流れた場
合には巻方向が逆のために磁界方向が逆となり相
互に打消し合つて、二重コイルばね15にはほと
んどインダクタンスを生じない様になる。従つて
電力線搬送波による通信等を行なう場合、結合コ
ンデンサ部4の静電容量の見掛け上の変化をほと
んど無くすことができ、電力線搬送用結合フイル
ターの特性に著しい影響を与えない様にすること
が出来る。
を用いるだけでコンデンサ素子3の固定を行なう
ことができ、しかも接続リード線を用いることな
く、カバー10と締付板8との間の電気的接続を
行なうことができる。そして、この場合、コイル
ばね15を、互いに逆方向に巻かれ巻回数の等し
い同心配置の二重コイルばね構造であることによ
つて、この二重コイルばね15に電流が流れた場
合には巻方向が逆のために磁界方向が逆となり相
互に打消し合つて、二重コイルばね15にはほと
んどインダクタンスを生じない様になる。従つて
電力線搬送波による通信等を行なう場合、結合コ
ンデンサ部4の静電容量の見掛け上の変化をほと
んど無くすことができ、電力線搬送用結合フイル
ターの特性に著しい影響を与えない様にすること
が出来る。
以上説明したように本考案によれば無誘導状に
巻かれた二重コイルばねを利用することにより、
結合コンデンサ部のインダクタンスを押えた高周
波特性の優れたコンデンサ形計器用変圧器を提供
することができる。また接続リード線の接続がな
く、組立を煩雑化せずに、安価で無駄のないコン
デンサ形計器用変圧器が提供できる。
巻かれた二重コイルばねを利用することにより、
結合コンデンサ部のインダクタンスを押えた高周
波特性の優れたコンデンサ形計器用変圧器を提供
することができる。また接続リード線の接続がな
く、組立を煩雑化せずに、安価で無駄のないコン
デンサ形計器用変圧器が提供できる。
第1図は従来のコンデンサ形計器用変圧器を示
す一部切り欠き断面図、第2図は本考案によるコ
ンデンサ形計器用変圧器の一実施例を示す一部切
り欠き断面図である。 1……変成装置部、2……碍管、3……コンデ
ンサ素子、4,14……結合コンデンサ部、5…
…端子、7……頭部キヤツプ、8……締付板、1
0……碍管カバー、11,15……コイルばね。
す一部切り欠き断面図、第2図は本考案によるコ
ンデンサ形計器用変圧器の一実施例を示す一部切
り欠き断面図である。 1……変成装置部、2……碍管、3……コンデ
ンサ素子、4,14……結合コンデンサ部、5…
…端子、7……頭部キヤツプ、8……締付板、1
0……碍管カバー、11,15……コイルばね。
Claims (1)
- 多数のコンデンサ素子を積み重ねその上、下か
ら締付板により締付けて碍管内に収納し、最上部
のコンデンサ素子の電極と電気的に接続された前
記上部の締付板と前記碍管の上部に設けられ線路
端子に電気的に接続された碍管カバーとの間に弾
性体を挿入して前記コンデンサ素子を前記碍管内
に固定した結合コンデンサ部を有するものにおい
て、前記弾性体を、互いに逆方向に巻かれ巻回数
の等しい2個のコイルばねを同心配置した二重コ
イルばねで構成し、この二重コイルばねを前記上
部締付板と碍管カバーを接続する電路としたこと
を特徴とするコンデンサ形計器用変圧器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3691583U JPS59143025U (ja) | 1983-03-16 | 1983-03-16 | コンデンサ形計器用変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3691583U JPS59143025U (ja) | 1983-03-16 | 1983-03-16 | コンデンサ形計器用変圧器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59143025U JPS59143025U (ja) | 1984-09-25 |
JPH0113403Y2 true JPH0113403Y2 (ja) | 1989-04-19 |
Family
ID=30167577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3691583U Granted JPS59143025U (ja) | 1983-03-16 | 1983-03-16 | コンデンサ形計器用変圧器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59143025U (ja) |
-
1983
- 1983-03-16 JP JP3691583U patent/JPS59143025U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59143025U (ja) | 1984-09-25 |
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