JPH01132803A - 使捨てオムツ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は使捨てオムツに係るものであって、使用目的に
合致した複雑な構成を取ることを可能にしながら、使用
材料を減少させ廉価な製品を得ることを目的とするもの
である。

従来の技術 従来のオムツは一般的に、実開昭６０−１６９２０４号
、実公昭６０−７７０９号、特開昭５６−９１００２号
等のごとく、使用時に於ける股部分との装着性を良好と
するためと、オムツ本体にエンドフラップの寸法を確保
するため、長手方向の中央部両側を凹部として、トリム
カットすることにより構成しているが、このトリムカッ
ト部分の素材が無駄になるばかりでなく、エンドフラッ
プ部はオムツと同一の素材を用いる必要は無いものであ
るにも拘わらず、オムツと同一の高価な素材を用い、製
品を高価なものとしている。

また従来品は上述のごとく、トリムカット部分の長手方
向の端部に、正着部を設けてエンドフラップとして、人
体への装着作用を持たせるもので有るから、その形状、
材質、寸法等が極めて限定され、使用目的に合致した形
状、材質、寸法等をエンドフラップに取ることが出来ず
、不都合な状態での使用を余颯なくされているものであ
った。

発明が解決しようとする問題点 本発明は上述のごとき問題点を解決しようとするもので
あって、オムツの長手方向の端部に設けるエンドフラッ
プを、オムツの形状、寸法、材質等にとられれる事なく
、使用目的に応じて任意に決定する事を可能にするとと
もにオムツの使用材料を従来品に比して削減し、廉価な
製品を得ることを可能にしようとするものである。

問題点を解決するための手段 本発明は上述のごとき問題点を解決するため、水分不透
過性の防漏層の表面に防漏層よりも幅狭に形成した吸収
体を位置し、この吸収体の表面を水分透過性の表面層で
被覆するとともに表面層と防漏層を、吸収体の少なくと
も両側位置で接着することによりオムツ本体を形成し、
このオムツ本体の表面層側の長手方向の端部に、オムツ
本体とは別個に形成したエンドフラップを固定し、この
エンドフラップの両側を、オムツ本体の幅方向よりも外
方に突出して、突出片とするとともに人体。

へのオムツの装着状態に於ける突出片の内面に、粘着剤
にて止着部を形成して成るものである。

そしてまた、他の異なる第２の発明に於いては、上記構
成中のエンドフラップの固定部を、防漏層の表面とした
ものである。

作　　用 本発明は上述のごとく構成したものであるから、オムツ
の長手方向の端部に設けるエンドフラップを、オムツ本
体とは別個に形成することにより、オムツの形状、寸法
、材質等にとられれる事なく、使用目的に応じて任意に
決定する事を可能にする。

また、オムツ本体をエンドフラップの必要寸法を考慮す
ることなく形成できるから、排せつ物の処理にのみ必要
な幅に、オムツ本体の寸法を限定でき、オムツ本体の両
側をトリムカットする必要も、またエンドフラップ部分
の寸法も考慮しなくて良いから、高価な素材である水分
透過性の表面層の使用量を減らす事が可能となり、オム
ツの使用材料を従来品に比して削減し、廉価な製品を得
ることができるものである。

実施例 以下本発明の一実施例を図面に於いて説明すれば、（１
）は防漏層で、水分不透過性のポリエチレンフィルム等
の樹脂フィルムにより形成し、このの防漏層（１）の表
面に、防漏層（１）よりも幅狭に形成した吸収体（２）
を位置している。この吸収体（２）は、人体より排せつ
される尿等を吸収保持できる物であれば、特にその構成
を限定するものではないが、本実施例に於いては防漏層
（１）の内面に吸収紙（３）を位置し、この吸収紙（３
）の内面には、比較的厚みを有する綿状バルブ層（４）
を位置し、この綿状バルブ層（４）には、高分子吸収シ
ート（５）をサンドイッチ状に位置している。そして、
この吸収体（２）の表面を、ポリオレフィン繊オ・１の
不織布等により形成した、水分透過性の表面層（６）で
被覆するとともに表面層（６）と防漏Ｎ１（１）を、吸
収体（２）の少なくとも両側位置で、熱溶着、接着剤等
により接着する。この表面層（６）と防漏層（１）の接
着は、表面層（６）と防漏層（１）の幅方向および長手
方向の長さを同一とする場合には、吸収体（２）の両側
位置のみならず長手方向位置に於いても、表面層（６）
と防漏層（１）を接着するが、比較的高価な素材である
表面層（６）の節約のため、表面Ｒ（６）の幅を防ｎ！
（１）と路間−とするとともに長手方向を吸収体（２）
と路間−に形成した場合には、防漏層（１）と表面層（
６）を吸収体（２）の両側位置においてのみ接着するも
のである。゛そして、上記の表面ＷＩ（６）、防漏層（
１）、吸収体（２）によりオムツ本体（７）を形成する
。このオムツ本体（７〉はエンドフラップ部分に付いて
考慮する必要がないから、股間に装着し得る幅で細身に
形成し、使用素材を従来品に比し、減少することが可能
となる。また、このオムツ本体（７）の表面層（６）Ｉ
ＩＩ！Ｉの長手方向の端部に、オムツ本体（７）とは別
個に形成したエンドフラップ（８）を固定している。こ
のエンドフラップ（８）は、第２図、第４図に示すごと
く、発泡ウレタン樹脂、ウレタンフィルム、ポリエチレ
ンフィルム等の樹脂ラミネート（１０）を、不織布（１
１）の表面にラミネートした素材シート（１２）により
伸縮性と弾性を持たせて形成し、この素材シート（１２
）を、オムツ本体（７）の製造工程とは別個に、打ち抜
き成型するものである。この打ち抜き成型により形成す
るエンドフラップ（８）は、オムツ本体（７）の長手方
向の背当部に該当する側に固定するが、このエンドフラ
ップ（８）固定部とは反対側の、オムツ本体（７）の長
手方向に固定するための被覆フラップ（１３）を、第２
図に示すごとく、同一の素材シート（１２）にて一体に
打ち抜き形成するものである。このエンドフラップ（８
）の両側を、オムツ本体（７）の幅方向よりも外方に突
出して、突出片（１４）とするとともに人体への、装着
状態に於ける突出片（１４）の内面に、エンドフラップ
（８）の固定部とは反対の腹側の外面と止着するための
止着部（１５）を形成している。そして、この止着部（
１５）は、突出片（１４）にホットメルト等の粘着剤を
塗布することにより形成するとともに、この塗布部のオ
ムツ本体（７）ＩＩＩに、剥離紙等を止着することによ
り、離型層（１６）を形成し、止着使用開始前は、突出
片（１４）の止着部（１５）を離型層（１６）＠に折曲
することにより、止着部（１５）を離型層（１６）に仮
止めする。また、前記被覆フラップ（１３）は、オムツ
本体（７）と路間−幅に形成し、オムツ本体（７）の表
面層（６）の端部に固定した状態で、吸収体（２）の長
手方向の一部を被覆する面積に形成している。

そして、それぞれ別工程で形成したオムツ本体（７）と
エンドフラップ（８）を固定するには、第１図に示すご
とく、連結状態で連続的に供給される、オムツ本体（７
）の表面Ｊｍ（６）または防漏［（１）にエンドフラッ
プ（８）を載置して行うが、エンドフラップ（８）のみ
をオムツ本体（７）に固着する場合と、被覆フラップ（
１３）を一体に設けたエンドフラップ（８）を固着する
場合とでは、多少異なったものと成る。被覆フラップ（
１３）を一体に設けたエンドフラップ（８）とオムツ本
体（７）とを接続するには、第１図に示すごとく連結状
層で連続的にオムツ本体（７）を供給し、この供給され
るオムツ本体（７）の連結部（１７）にまたがって、連
結する一方のオムツ本体（７）には被覆フラップ（１３
）を、他方のオムツ本体（７）にはエンドフラップ（８
）を８置し、それぞれが、各々の吸収体（２）の長手方
向の表面を少し被覆した状態で、熱溶着、接着剤等の方
法によりオムツ本体（７）に固定し、吸収体（２）の長
手方向からの漏れを防止し得るものとする。そして次の
工程で、被覆フラップ（１３）とエンドフラップ（８）
を連結部（１７）から切断する。

この工程を繰り返すことにより、オムツ本体（７）の長
手方向の一方には、エンドフラップ（８）が固定され、
長手方向の他方には被覆フラップ（１３）が固定される
ものとなる。この状態に於いては、吸収体（２）の表面
を被覆する表面層（６）は、長手方向の寸法を吸収体（
２）と時開−とすることが可能となり、高価な表面層（
６）の素材使用量を節約することが可能となる。

また上記被覆フラップ（１３）は必ずしも必須の要件で
はなく、異なる実施例では、エンドフラップ（８）のみ
をオムツ本体（７）に固定するものであっても良い、ま
た、オムツ本体（７）の防漏層（１）側には、止着部（
１５）を剥離可能に止着するためのポリプロピレンフィ
ルム等で形成した被着フィルム（１８）を、エンドフラ
ップ（８）の固定部とは反対側に固定している。

発明の効果 本発明は上述のごとく構成したものであるから、オムツ
の長手方向の端部に設けるエンドフラップを、オムツ本
体とは別個に形成することにより、オムツの形状、寸法
、材質等にとられれる事なく、使用目的に応じて任意に
決定する事を可能にする。

従って例えばエンドフラップに水分不透過性の樹脂をラ
ミネートすれば、長手方向の表面層からの漏れを防止で
きるし、表面層とは異なるレーヨン繊維等の汗を吸い易
い、親水性の表面材を用い、表面層には、ウェットバッ
ク性能の良い、ポリオレフィン繊維等の材質を用いる事
が可能となる。

また、オムツ本体をエンドフラップの必要寸法を考慮す
ることなく形成できるから、排せつ物の処理にのみ必要
な幅に、オムツ本体の寸法を限定でき、オムツ本体の両
側をトリムカットする必要も、またエンドフラップ部分
の寸法も考慮しなくて良いから、高価な素材である水分
透過性の表面層の使用量を減らす事が可能となり、オム
ツの使用材料を従来品に比して削減し、廉価な製品を得
ることができるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すものであって、第１図は
製造過程を示す平面図、第２図は素材シートの平面図、
第３図は第１図のＡ−Ａ線端面図、第４図は斜視図、第
５図は第４図のＢ−Ｂ線拡大断面図である。 （１）・・・・・防漏層　（２）・・・・・吸収体（６
）・・・・・表面層　（７）・・・オムツ本体（８）・
エンドフラップ　（１０）・樹脂ラミネート（１１）・
・・・・不織布　（１３）・・被覆フラップ（１４）・
・・・・突出片　（１５）・・・・・止着部（１６）・
・・・・離型層　（１８）・・被着フイルムＰ１３図

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. （１）水分不透過性の防漏層の表面に防漏層よりも幅狭
   に形成した吸収体を位置し、この吸収体の表面を水分透
   過性の表面層で被覆するとともに表面層と防漏層を、吸
   収体の少なくとも両側位置で接着することによりオムツ
   本体を形成し、このオムツ本体の表面層側の長手方向の
   端部に、オムツ本体とは別個に形成したエンドフラップ
   を固定し、このエンドフラップの両側を、オムツ本体の
   幅方向よりも外方に突出して、突出片とするとともに人
   体へのオムツの装着状態に於ける突出片の内面に、粘着
   剤にて止着部を形成した事を特徴とする使捨てオムツ。
2. （２）オムツ本体の防漏層側には、止着部を剥離可能に
   止着するための被着フイルムを、エンドフラップの固定
   部とは反対側に固定したことを特徴とする特許請求の範
   囲第１項記載の使捨てオムツ。
3. （３）止着部は、突出片の内面外方に粘着剤を塗布する
   ことにより形成するとともにこの塗布部のオムツ本体側
   に、離型層を形成し、止着使用開始前は、突出片を折曲
   することにより、止着部を離型層に仮止めすることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の使捨てオムツ。
4. （４）エンドフラップは、樹脂ラミネートの不織布にて
   形成することを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   使捨てオムツ。
5. （５）エンドフラップは、伸縮弾性を有する樹脂を、不
   織布にラミネートし、伸縮性および弾性を持たせる事に
   より形成することを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の使捨てオムツ。
6. （６）エンドフラップは、オムツ本体と別工程で製造す
   る際に、エンドフラップ固定部とは反対側の、オムツ本
   体の長手方向に固定する被覆フラップを、一体に形成す
   るものであることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の使捨てオムツ。
7. （７）水分不透過性の防漏層の表面に防漏層よりも幅狭
   に形成した吸収体を位置し、この吸収体の表面を水分透
   過性の表面層で被覆するとともに表面層と防漏層を、吸
   収体の少なくとも両側位置で接着することによりオムツ
   本体を形成し、このオムツ本体の防漏層側の長手方向の
   端部に、オムツ本体とは別個に形成したエンドフラップ
   を固定し、このエンドフラップの両側を、オムツ本体の
   幅方向よりも外方に突出して、突出片とするとともに人
   体へのオムツの装着状態に於ける突出片の内面に、粘着
   剤にて止着部を形成して成る事を特徴とする使捨てオム
   ツ。
8. （８）オムツ本体の防漏層側には、止着部を剥離可能に
   止着するための被着フイルムを、エンドフラップの固定
   部とは反対側に固定したことを特徴とする特許請求の範
   囲第７項記載の使捨てオムツ。
9. （９）止着部は、突出片の内面外方にホットメルト接着
   剤を塗布することにより形成するとともにこの塗布部の
   オムツ本体側に、離型層を形成し、止着使用開始前は、
   突出片を折曲することにより、止着部を離型層に仮止め
   することを特徴とする特許請求の範囲第７項記載の使捨
   てオムツ。
10. （１０）エンドフラップは、樹脂ラミネートの不織布に
    て形成することを特徴とする特許請求の範囲第７項記載
    の使捨てオムツ。
11. （１１）エンドフラップは、伸縮弾性を有する樹脂を、
    不織布にラミネートし、伸縮性および弾性を持たせる事
    により形成することを特徴とする特許請求の範囲第７項
    記載の使捨てオムツ。