JPH01131743A - 断熱施工法 - Google Patents

断熱施工法

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JPH01131743A
JPH01131743A JP28963787A JP28963787A JPH01131743A JP H01131743 A JPH01131743 A JP H01131743A JP 28963787 A JP28963787 A JP 28963787A JP 28963787 A JP28963787 A JP 28963787A JP H01131743 A JPH01131743 A JP H01131743A
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weight
synthetic resin
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aqueous
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JP28963787A
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Isamu Suo
勇 周防
Mikito Tanuma
田沼 幹人
Hiroshi Mitsuboshi
寛 三星
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HOME INSARU KK
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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HOME INSARU KK
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は建築物の断熱機能に影響の大きい防湿性を向上
させた断熱施工法に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
住宅の断熱性能を高めるために、ガラス繊維等の断熱材
が建物の壁・天井・床等に使用されている。建物の断熱
性能を高める因子としては、用いる断熱材の種類、厚み
、施工技術の外に室内側からの湿度によって用いた断熱
材の断熱効果が低下しないように施される断熱材部分(
以下、断熱軸という。)の防湿とその施工精度が大きな
役割を果たす。断熱層の防湿性の向上は、断熱性を高め
るばかりではなく、壁内の内部結露を防止させ、熱交換
換気等による人工的な居住空間の空気調整、湿度コント
ロール等居住者の健康管理や快適性の向上、住宅の耐用
年数の向上に非常に大きな役割を果たす。
従来はポリエチレンフィルム、アルミ箔等の透湿抵抗の
大きい材料を断熱材施工後に室内側に張り断熱層の防湿
と建築物全体の気密化を計っているが、実際の施工にお
いては建築上の様々な要素(たとえば、間仕切り壁の設
置、配線、配管の貫通、内装工事による破損等)によっ
て、また施工者の注意の度合、施工方法によって大きな
格差が生じ完全な防湿性を有する施工は不可能とdっで
も過言ではない。たとえば、前述のポリエチレンフィル
ム等を用いた場合、間仕切り壁接合部等は施工が難しく
断熱層の防湿性および建築物全体の気密性が確保しがた
い。また、コンセントや配管、ダクト貫通部、開口部廻
りでは該防湿性、該気密性を確保するために粘着テープ
等で該部分をシールしなければならないが時間の経過と
ともに用いた粘着テープの接着性が弱くなり、それにと
もなって該部分のシールが不完全となり建築物の気密性
が悪くなり、また断熱層の防湿効果が低下することが確
かめられている。
これらの問題を改良する試みとして、樹脂溶液をシール
剤として該部分とフィルムとが接合する部分に塗布する
ことが行なわれているが、用いる樹脂溶液が溶剤系樹脂
では溶剤の飛散による建物の汚染、火災の危険性、臭気
等の問題があり、また無溶剤系樹脂では塗布時の粘性や
タレによる生成した塗膜の厚み管理のむづかしさ等の問
題があり実用的ではない。また、シール剤として水系樹
脂を塗布する方法は比較的有用性があるが、乾燥性、耐
水性、防湿性の点から満足すべきものはないのが実情で
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等はこれらの課題を解決するために種々検討を
重ねた結果、建築工法の如何を問わず完全に近い形で断
熱層の防湿性および建築物全体の気密化をはかる方法を
見いだし本発明に到達した。
すなわち、本発明は壁・床もしくは天井(以下、パネル
という。)に、該パネルとの間に空間ができるように通
気性を有する基布(以下、単に基布という。)を張り、
該空間に粒状もしくはルース・フィル状断熱材(以下、
略して断熱材と0う。)を注入して断熱層を形成したの
ち、譲り布の表面に合成樹脂水性液を塗布することによ
り、連続−体化した気密性の高い防湿層を形成すること
を可能にした断熱施工法である。
本発明にあっては、第1図〜第3図に示すようにまづ、
パネルとの間に空間ができる形に基布を張る。
壁の場合には、第1図に示すように室内側 柱、間柱の
面にそって外壁材と平行に該基布を張ることにより外壁
材と該基布との間に空間ができることになる。また床の
場合には第2図に示すように床板を固定する広本の地面
側にバラ板、ベニヤ板、ネット等を広本に固定し、広本
の屋内側の面にそって基布を張ることによりバラ板、ベ
ニヤ板、ネット等と該基布との間に空間を形成する。
さらに天井の場合は、第3図に例示したように天井板を
固定する垂木の、室内側面にそって該基布を張ることに
より屋根裏との間に空間ができることになる。
該基布は、柱、間柱、広本、天井根止垂木の部分にタッ
カ−等で張着されて固定される。
その後、壁、床については基布の1分を破り、その部分
より断熱材を圧縮気体を用いいて該空間に注入し、天井
の場合はブローイング工法等により断熱材を基布上に降
積させることにより断熱層を形成させる。断熱材の注入
のため破かれた部分は同じ基布をあてて補修する。
このようにして、断熱層を形成させたのち、基布の表面
に合成樹脂水性液をピンホール等が生成しないように塗
布し、乾燥させて塗膜を形成させることにより断熱層の
防湿性と建築物全体の気密性を高めることができる。
該合成樹脂水性液の塗布は刷毛、ローラーやスプレー機
械等を用いて行なえばよく、該塗布を反復することによ
って容易にピンホール等のない連続塗膜を形成すること
ができ、室内等に突出しているコンセント、ダクト、配
管等の貫通部等の接合部でも完全にシールして気密性の
高い防湿膜を形成することができる。また、施工中の基
布の破れ等についてはその破れた部位に該合成樹脂水性
液を塗布したのち同一基布を接着させ、その上から該合
成樹脂水性液を塗布することによって簡単に補修するこ
とができる。また室内におけるパネルの各部位毎の接合
も表面基布を復層させてその上から該合成樹脂水性液を
塗布することにより容易にシームレスな気密性の高い防
湿膜の形成が可能である。
本発明に用いられる通気性を有し、かつ表面舎−様に塗
布できる基布としては不織布が最適であり、これら不織
布としてはポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、ポ
リプロピレン等からなるものがあり、延伸強化したフィ
ルムを細かな割れ目を入れて割繊維にして縦・横に積層
したワリフ強化不織布、片面熱融着型不織布、ネット等
の絹布にて補強されたもの、トイレットベーパー等の通
気性の薄紙を張り合わせたもの等も用いることができ、
なかでも不織布を用いることが好ましい。
不織布のような通気性のある基布を用いることにより、
パネルと該基布との空間に断熱材を圧縮気体を用いて充
填注入させる際に断熱材を飛散させることなく圧縮気体
を均一に放出させることができ、その結果、該空間に断
熱材の高密度な充填が可能となる。
また、不織布のように単111gが絡み合ってシート状
の面を構成した基布は合成樹脂水性液を一様に均一に塗
布することができるので好ましい。穴空き状のプラスチ
ックシートやフィルムでは、穴の大きさが大きいと断熱
材を圧縮気体を用いて、充填、注入する際に断熱材も圧
縮気体と一緒に該穴より飛散するし、また合成樹脂水性
液を塗布する際に均一な塗膜が得られない。穴の大きさ
が小さいと充填、注入される断熱材により該穴が目詰り
を引き起こし圧縮気体の逃げが悪(なり、施工中にシー
トやフィルムの膨らみが生じ、その結果、断熱材が低密
度充填しかできず均一な断熱層が得られない。
本発明に用いられる合成樹脂水性液は、ガラス転移温度
(TQ)が10℃以下、−50℃以上であるアクリル樹
脂の水性1マルジヨン(ただし樹脂分30〜60ffi
li%、以下、アクリルエマルシコンという。)60〜
95重量部と、Toが20℃以上、100℃以下である
アクリル樹脂の水性液(ただし樹脂分5〜40重量%、
以下、アクリル水溶液という。)40〜5重量部とを合
計100重量部になるように混合した合成樹脂水性液で
ある。
本発明の合成樹脂水性液にあっては、アクリルエマルジ
ョンが60重5i部より少ないと、基布に塗布したとき
に得られる塗膜が硬くなり、その結果ひび破りたり、欠
けたりするおそれがあり、アクリルエマルジョンが95
@量部より多いと塗膜の乾燥が遅くなり、表面がいつま
でもベタつき吸水したり汚れたりしやすくなる。
ここにガラス転移温度(Tg>とは無定形重合体の各種
性質が急変する温度で、この温度以下では重合体の無定
形部分の分子セグメントの運動が凍結される温度である
とされている。
本発明で規定する重合体のToは得られた重合体を用い
て種々の方法で実際に測定することができる。−測定方
法の一例をあげれば、種々の温度で熱膨張を測定して比
容積−温度曲線の2つの傾斜の異なる直線の交点を求め
ることによって得られる。しかし実際には個々の単独重
合体のToの値が知られていることにより、次の計算式
によって共重合体のTQを求めることができる。
1/Ta=Ca/Taa+Cb/Tab・ (1)Ca
 :成分aの重は分率 Cb ;成分すの重量分率 rqa:成分a単独重合体のガラス転移温度(’K) Tab:成分す単独重合体のガラス転移温度(’K) Tq ;成分a、b共重合体のガラス転移温度(@K) ここで Ca+Cb=l  である。
この式でTgを計算するためには、単独重合体のTgが
必要であり、それを列挙すると以下の通りである。まず
Toが0℃以下の主な単独重合体をあげると(括弧内は
すべてTCI)ポリエチルアクリレート(−22℃)、
ポリn−ブチルアクリレート(−54℃)、ポリ2−エ
チルへキシルアクリレート(−85℃)、ポリメタクリ
ルln−ヘキシル(−5℃)等があり、Toが0℃以上
の重合体としてはポリアクリル酸(106℃)、ポリメ
タクリル!(130℃)、ポリスチレン(100℃)、
ポリ酢酸ビニル(30℃)、ポリアクリロニトリル(1
00℃)等がある。
次に計算の一例を示すと、n−ブチルアクリレート35
重遭部、酢酸ビニル65重量部を重合して得られた共重
合体のTgは前述の(1)式より一6℃となる。また、
2−エチルへキシルアクリレート90重量部、メチシン
10重吊部とからの共重合体のTgは(1)式より一7
6℃となる。
本発明に用いられるアクリルエマルジョンは、造膜性、
耐水性、耐久性に優れ、さらには基拐との接着性が良好
で、かつ可どう性に富むためには樹脂のToが10℃以
下、−50℃以上でなければならない。該Toが10℃
を超えると常温でのエマルジョン粒子同志の合−性が悪
くなり、耐水性に擾れた造膜能が低下してしまい、また
−50℃未満では乾燥性、耐水性が著しく低下する。
アクリルエマルジョンは(メタ)アクリル酸エステル単
量体単独もしくは、これらと、共重合可能な単量体との
水性分散液を一般的な乳化重合法により乳化重合させる
ことによって得ることかできる。
(メタ)アクリル酸エステル用は休の例としてはアクリ
ル酸オよびメタアクリル酸のメチル、エチル、n−プロ
ピル、1so−ブチル、5ec−ブチル、n−アミル、
n−ヘキシル、n−ペンチル、n−オクチル、2−エチ
ルヘキシル、n−ノニル、n−デシル等のエステルであ
り、全単量体中の該(メタ)アクリル酸エステル単量体
の割合が30重散気以上の単量体から得られるアクリル
エマルジョンが本発明に望ましい。共重合性単量体の例
としては上記単量体以外のアクリル酸誘導体たとえばア
クリルアミド、アクリルニトリル、N−メチロールアク
リルアミド、アクリル酸グリシジルエステル等およびエ
チレン、酢酸ビニル、塩化ビニリデン、スチレン、ブタ
ジェン等の共重合性単量体があげられる。
本発明に用いられるアクリル水溶液とは水に完全に溶解
した透明な液体かもしくは平均粒子径が0.05μ以下
のコロイド状アクリル樹脂の水分散体をいう。
本発明に用いられる該アクリル水溶液の樹脂のTgは前
述したTg計算式により求めることができるが、該樹脂
のToが20℃未満ではアクリルエマルジョンと組み合
わせた水性液を塗布して得られた塗膜がベタつき、その
結果、塗膜表面が汚染しやすくなり、また、該樹脂のT
 Oが100℃を超える場合には常温でアクリルエマル
ジョンとの相溶性が悪く均一にならないので、好ましく
ない。その使用割合は、その合計を100重間部として
、アクリルエマルジョン60〜95重量部に対して40
〜5重間部で、好ましくはアクリルエマルジョン90〜
70重量部に対して10〜30重量部である。該アクリ
ル水溶液が40重組部よりも多いと基布に塗布した場合
、得られた塗膜が硬くなり割れが発生する。また、5重
M部未満ではアクリル水溶液を添加した効果が現れず、
耐水性がよくない。
本発明で用いられる合成樹脂水性液には、断熱層の防湿
性および建築物全体の気密性の効果を充分に発揮するた
めに、さらに必要に応じて充填材、界面活性剤、分散剤
、消泡剤等を配合することが可能である。
充填材は、本発明の合成樹脂の水性液の塗工性を向上さ
せ、塗膜に強靭性、耐摩耗性を付与するので、充填材の
種類にもよるが、樹脂100重間部に対して300重は
部まで添加することが可能であり、好ましくは200重
量部以下の量で併用するとよい。充填材の届が多いと著
しく増粘し塗布が不可能となったり、得られる塗膜の柔
軟性が低下するので好ましくない。使用できる充填材と
しては塗料等に一般的に用、いられるものが使用でき、
タルク、酸性白土、ケイ凍土、カオリン、石英、フライ
アッシュ、ベントナイト、鉄粉、カーボンブラック、バ
ライタ、リトポン、ジルコニア、ウルトラホワイト、セ
メントもしくはカルシウム、マグネシウム、亜鉛、バリ
ウム、ストロンチウム、アルミニウムなどの金属酸化物
、水酸化物、炭酸塩等があり、水に対して不活性なしい
は、著しい難溶性を示す微粉末状の鉱物質があげられる
界面活性剤は上述の充填材の分散を良好ならしめるため
に用いられ、たとえばポリオキシエチレンのアルキル、
アルキルフェノールなどのエーテル類、ポリオキシエチ
レンのソルビタン脂肪酸などのエステル、オキシエチレ
ン−オキシプロピレンブロックポリマーなどがあげられ
る。
かかる界面活性剤の量は本発明の目的を達成するために
重合時に用いられる界面活性剤の吊と合わせても樹脂1
00重間部あたり10重量部の範囲内で配合することが
好ましく、さらに好ましくは1.0ff11部以下であ
る。該界面活性剤の配合量が10重量部より多い場合は
生成塗膜の耐水性が低下する。
分散剤としてはたとえばりゲニンスルホン酸、ポリアク
リル酸、ポリメタクリル酸、トリポリリン酸等のナトリ
ウム、カリウム、アンモニウム塩等が用いられ、その配
合量は樹脂100fflffi部に対して0.1〜5重
量部程度が好ましい。
本発明に用いられる合成樹脂水性液には通常の顔料や染
料を用いて自由に着色することができ、該顔料や染料と
しては酸化鉄、酸化亜鉛、鉛酸化物、酸化チタン、シア
ニンブルー、コバルトグリーン等の顔料やアゾ、インジ
ゴイド、アントラ主ノン等の染料が例示できる。
本発明に用いられる合成樹脂水性液を基布に塗布するに
は刷毛、ローラー等による塗布方法やスプレーガンを用
いた吹き付は塗布等公知の手法によって塗布され、吹き
付は塗布にあっては、塗布面を平滑な仕上げ面にしても
、また塗膜にピンホール等の欠陥が生じない程度に凹凸
模様を有する化粧仕上げにしてもよい。
塗布する場合には¥膜にピンホールを発生させないため
に、−度に所定量を塗布するよりも、公知の手法によっ
て少なくとも2回以上の塗り重ねをするのが望ましい。
本発明に用いられる合成樹脂水性液を基布に塗布する場
合、塗g!厚みは0.3m以上であるのが好ましい。0
.3rrfAにりも厚みが小さいとピンホールが発生し
やすい。
本発明に用いられる粒状断熱材としては粒状発泡スチロ
ールのごとき有機発泡体、パーライト、バーミュキlラ
イトのごとき無機軽量骨材が例示でき、ルース・フィル
状断熱材としてはガラスウール、ロックウール、セルロ
ース繊維、木質繊維等の各種1a紺を例示することがで
きる。
該断熱材をパネルの隅々まで充填させ所熱性を高めるた
めには該断熱材を圧縮された空気、窒素、酸素等の気体
と一緒に充填注入することが好ましいが、そのなかでら
圧縮空気が安全性、経済性の点から最適である。
この場合充填された断熱材が自重や撮紡、@撃等の圧縮
力により、施工侵に経時変化が発生しないようにするた
めにラテックスをベースにしたゴム系接着剤やポリビニ
ルアルコール樹脂等を水に溶解させたもの、アクリル樹
脂エマルジョン、尿素/ホルマリン系、メラミン/ホル
マリン系、フェノール光等接着剤を該断熱材に付着させ
て充填、注入してもよい。
〔実施例〕
以下実施例、比較例により本発明をさらに詳細に説明す
るが、これにより本発明を限定するものではない。以下
において部は特記する以外は重石基準で、ある。
(アクリル1マルジヨンのtJ 1ffi例−1〕アク
リル酸n−ブチル70部、メタクリル酸メチル20部、
アクリロニトリル7部、メタクリル酎3部よりなる単量
体混合物に、アニオン界面活性剤としてラウリル硫酸ナ
トリウムを0.2部、触媒として過硫酸アンモニウム0
.8部、還元剤として亜硫酸水素ナトリウム0.3部、
水100部を混合して70℃、4時間通常の方法で重合
し、アンモニア水でpH7,0に調節したらのをエマル
ジョンA−1とした。該エマルジョンA−1の樹脂のガ
ラス転移温度(Tg)は計算式より一23℃である。
〔アクリルエマルジョン製造例−2〕 2−エチルへキシルアクリレート50部、スプレ250
部よりなるi!通通温混合物、界面活性剤としてポリオ
キシエチレンノニルフェノールエーテル(HL8 15
.5)2部、ラウリルトリメチロールアンモニウムクロ
ライド1部、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニト
リル0.5部、水120部を混合して70℃の重合温度
で乳化重合を実施し、これをエマルジョンA−2とした
該エマルジョンA−2の樹脂のTgは計算式より、−2
3℃である。
〔アクリル水溶液の製造例〕
メタクリル酸メチル70部、アクリル酸ブチル20部、
メタフリルミ1110部よりなるφm体混合物に、界面
活性剤としてラウリルli’tMナトリウムを0.2部
、触媒として過IalS!2アンモニウム0.8部、還
元剤として亜1i!酸ナトリウム0.3部、水溶性溶剤
としてジエチレングリコールモノイソプロピルエーテル
15部、水100部を混合し70℃、4時間通常の方法
で重合してアン上ニア水でpHが7.0になるように調
節した。これをアクリル水溶液B−1とした。該アクリ
ル水溶液B−1の樹脂のTgは計算式より、56℃であ
る。
実施例−1 エマルジョンA−1を80℃、アクリル水溶液B−1を
20部、間泡剤としてサンノブコネ1のデフォ−マー1
21を0.5部添加した合成樹脂水性液を高圧ポリエチ
レン製のワリフ強化不織布(商品名:日石ワリフNα1
09・・・日石合樹製品株式会社)の片面にウーローラ
ー刷毛にて塗膜厚みが0.5sg+厚みで、かつピンホ
ールのないように塗り重ねて、室温で一週間養生乾燥し
て塗膜を生成させた。得られた塗膜の透湿抵抗値をJI
SZ0208に準じた透湿カップ法により、測定した結
果、湿度90%における20℃、40℃での値はそれぞ
れ0.02および0.12g/yd・24hrであった
実施例−2 実施例−1にて調製した合成樹脂水性液を目付は重重6
0’7の片面熱融着不織布の融着された片側にウーロー
ラー劉毛にて塗膜厚みが0.5511になるように塗布
した以外は実施例−1と同様にしてJISZO208に
準じて透湿抵抗値を測定した結果、湿度90%における
20℃、40℃での値はそれそぞれ0.05および0.
15g/TIL・24hrであった。
実施例−3 ■マルジョンA−2を80部、アクリル水溶液13−1
を20部、消泡剤としてビック・ケミ−・インターナシ
ョナル社のByK−301を0.02部、充填材として
ポルトランドセメントを100部配合したペースト状組
成物をモルタルガンにて実施例−1にて用いたと同様の
高圧ポリエチレン製のワリフ強化不織布に塗膜厚みが0
.8511になるように吹き付は塗布し、実施例−1と
同様にしてJISZO208に準じて透湿抵抗値を測定
した結果、湿度90%−における20℃、40℃での値
はそれぞれ0.06および0.13g/Td・24hr
であった。
実施例−4 エマルジョンA−1を60部、アクリル水溶液B−1を
40部、消泡剤としてサンノブコ社のデフォ−マー12
1を0.5部添加した合成樹脂水性液を用いる以外は実
施例1と同様にしで塗膜を作成し、JISZO208に
準じて塗膜の透湿抵抗値を測定した結果、湿度90%に
おける20℃、40℃での値はそれぞれ0.02および
0.07g/TIt・24hrであった。
実施例−5 エマルジョンA−1を95部、アクリル水溶液8−1を
5部、消泡剤としてサンノブコネ1のデフォ−マー12
1を0.5部添加した合成樹脂水性液を用いる以外は実
施例1と同様にして實膜を作成し、JTSZO208に
準じて塗膜の透湿抵抗値を測定した結果、湿度90%に
おける20℃、40℃での値はそれぞれo、ioおよび
0.25g/m・24hrであった。
比較例−1 エマルジョンA−1を100部に、消泡剤としてサンノ
ブコ社のデフォ−マー121を0.5部添加した合成樹
脂水性液を用いて実施例−1と同様にして高圧ポリエチ
レン製のワリフ強化不織布の片面に塗膜を形成したが、
−塗膜表面にいつまでも粘着性が有り、ベトベトして防
湿膜としては不適であった。
比較例−2 アクリル水溶液B−1100部を実施例−1と同様にし
て、高圧ポリエチレン製のワリフ強化不織布の片面に塗
布したが、塗膜を乾燥養生中、表面にひび割れを発生し
、不織イfiよりのハガレを生じた。
比較例−3 ■マルジョンA−1を50部、アクリル水溶液8−1を
50部、消泡剤としてサンノブコ社のデフォ−マー12
1を0.5部添加した合成樹脂水性液を用いて実施例1
と同様にして高圧ポリエチレン製のワリフ強化不織布の
片面に塗布したが、乾燥養生中に塗膜の表面にひび割れ
が発生した。
〔発明の効果〕
本発明によれば従来技術では達成されなかった透湿抵抗
の大きな材料を建物の壁・天井・床に継目なしに施工す
ることが可能となる。このため、本発明による技術を用
いれば断熱材の水分による断熱効果の低下が防出できる
のみならず、建物の気密性を著しくたかめるため、建物
全体の優れた断熱機能を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は壁に空間を設ける形で基布を張った状態を示し
たものであり、第2図は床に空間を設ける形で基布を張
った状態を、第3図は天井に駐布を張った状態をそれぞ
れ示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、建築物の壁、床もしくは天井(以下、パネルという
    。)に該パネルとの間に空間ができるように通気性を有
    する基布を張り、該空間に粒状もしくはルース・フィル
    状の断熱材を注入して断熱層を形成したのち、該基布の
    表面に合成樹脂水性液を塗布して防湿膜を形成すること
    を特徴とする断熱施工法。 2、合成樹脂水性液としてガラス転移温度 (Tg)が10℃以下、−50℃以上であるアクリル樹
    脂の水性エマルジョン(ただし、樹脂分が30〜60重
    量%)60〜95重量部と、Tgが20℃以上、100
    ℃以下であるアクリル樹脂の水溶液(ただし、樹脂分5
    〜40重量%)40〜5重量部の合計100重量部から
    なる合成樹脂水性液を用いる特許請求の範囲第1項に記
    載の断熱施工法。 3、通気性を有する基布として、不織布を用いる特許請
    求の範囲第1項に記載の断熱施工法。 4、不織布として、ワリフ強化不織布、片面熱融着型不
    織布もしくはトイレットペーパーを用いる特許請求の範
    囲第3項に記載の断熱施工法。
JP28963787A 1987-11-18 1987-11-18 断熱施工法 Pending JPH01131743A (ja)

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JP28963787A JPH01131743A (ja) 1987-11-18 1987-11-18 断熱施工法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100433037B1 (ko) * 2000-09-27 2004-05-24 (주)프라코인터내셔날 바닥용 깔판의 높낮이 조절장치
JP2005306971A (ja) * 2004-04-20 2005-11-04 Asahipen Corp 水性塗料組成物

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