JPH01124551A - イージィオープン蓋の製法 - Google Patents

イージィオープン蓋の製法

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JPH01124551A
JPH01124551A JP28101387A JP28101387A JPH01124551A JP H01124551 A JPH01124551 A JP H01124551A JP 28101387 A JP28101387 A JP 28101387A JP 28101387 A JP28101387 A JP 28101387A JP H01124551 A JPH01124551 A JP H01124551A
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渋江 正恒
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は缶詰用イージイオープン蓋の製法に関するもの
で、より詳細には、金属板と樹脂フィルムとの積層体の
蓋材にスコア加工を施こす際に生じるフィルムの割れを
防止したイージイオープン蓋の製法に関する。
(従来の技術) 従来、格別の器具を用いることなく手で容易に開封でき
る缶詰用缶として、所謂イージイオープン蓋付缶体が広
く使用されている。このイージイオープン蓋は、アルミ
板等の金属板から成る缶蓋に、金属板の厚み方向の途中
に達するようにスコアを設けて、開口用部分を区画し、
この開口用部分に蓋板目体でリベットを形成させ、この
リベットでプル・タブを固定したものであり、缶胴部材
のフランジとの間に二重巻締されて使用されるものであ
る。
このイージイオープン蓋は、ビール、炭酸飲料等の腐食
性の少ない内容物に対しては満足すべき結果が得られる
としても、−穀倉缶用の内容物、例えば食塩を含む内容
物に対してはアルミ板の腐食の点から到底適用不能であ
った。勿論、アルミ板の腐食を防止するために、アルミ
板の缶内面側に有機保護塗膜を施こすことが行われてい
るが、スコア加工時及びリベット加工時に塗膜にかなり
の傷が入るのを避は得ない。また、この塗膜の傷を補正
するために、電着塗装による補正塗りを行うことも提案
されているが、操作が煩瑣でしかもコスト高を招く上、
その保護効果においても必らずしも十分に満足し得るも
のではない。
特に、食缶においては、缶胴部材として、ぶりきが主に
使用されているが、一つは経済性の見地から、もう一つ
は優れた耐腐食性と塗膜に対する密着性の見地から、テ
ィン・フリー・スチール(TFS)、即ち電解クロム酸
処理鋼板から成る缶胴部材が広く使用されているが、こ
のぶりきまたはTFS缶胴にアルミ製イージイオープン
蓋を巻締した食缶においては、異種金属の接続により電
池が形成され、アルミ板の腐食が顕著に生ずるようにな
る。
アルミ板の内面側にポリプロピレン等の樹脂フィルムを
貼り合せ、外面側からアルミ板の厚み方向途中に達する
ようにスコアを設けたイージイオープン蓋も既に知られ
ている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上述した樹脂フィルム内面ラミネート型
イージイオープン蓋は、そのスコア加工に際して未だ欠
点を有することがわかった。即ち、スコア加工に際して
、スコア加工部でフィルム割れ等の被覆欠陥を生じ、こ
の欠陥は、スコア部の残留厚みを小さくなるように行え
ば行う程顕著なものとなることがわかフた。スコア部の
残留厚みは当然のことながら、開封のし易さと密接に関
連しており、樹脂フィルムの割れを防止するためには、
易開封性が損われることになる。
一方、フィルムの傷は、金属板に到達するようなもので
あれば、直ちに蓋の孔食を生じ、漏洩或いは微生物侵入
等の重大な欠陥を生じるが、フィルムの傷がこのように
深い傷でない場合にも、蓋のブレス加工或いはスコア加
工或いは開封用タブの取付のためのリベット加工或いは
更に巻締加工に際して、フィルムに加わる引張り変形に
よフて、小さな傷も深い傷となり、前述した孔食等の腐
食を生ずることになる。
従って、本発明の目的は、従来の樹脂フィルムラミネー
ト型イージイオープン蓋のスコア加工の際における前記
欠点が解消され、スコア加工部のフィルム割れを防止し
得るイージイオープン蓋の製法を提供するにある。
本発明の他の目的は、ラミネート蓋材のスコア残留厚み
を減少させ、易開封性能を向上させた場合にも、スコア
加工部におけるフィルム割れを有効に防止し得る方法を
提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明によれば、熱可塑性樹脂フィルムと金属板との積
層体を、該フィルムが蓋内面側となるように蓋に成形加
工し、蓋外面側から金属板の厚み方向の途中に達するよ
うにスコアを刻設することから成るイージイオープン蓋
の製法において、積層体のフィルム側を平均粗さが0.
06乃至1.00μmで且つ0.1 μmを越える山の
ピークカウントが30個15mm以上の粗度を有するア
ンビルで支持し、スコアダイスによるスコア加工を行う
ことを特徴とするイージイオープン蓋の製法が提供され
る。
(作用) 本発明は、金属板と樹脂フィルム内面材との積層体から
成る蓋材に、金属板の厚み方向の途中に達するようにス
コア加工を行う際、フィルム側を平均粗さが0.06乃
至1.00μm、特に0.1乃至0.8μmで且つ0.
1 μmを越える山のピークカウントが30個75mm
以上、特に50乃至200個75mmの粗度を有するア
ンビルで支持し、スコアダイスによるスコア加工を行う
と、スコア加工部でのフィルム割れが有効に防止される
という新規知見に基づくものである。
樹脂フィルムラミネート型イージイオープン蓋における
フィルム割れを説明するための第2図において、金属板
1と樹脂フィルム2とから成る積屠体蓋材をアンビル(
金敷)10の上に載せ、スコア加工ダイス11を蓋材の
金属板2と噛み合せることにより、スコア加工を行う。
この際、ダイスにより加わる垂直方向の圧縮応力Aは、
金属板1の残留厚み部12及びその下のフィルム部分4
では水平方向の引張応力已に転換され、この引張応力B
によりフィルム割れ13が発生するものと認められる。
これに対して、本発明のスコア加工工程を説明する第1
図において、アンビル10の表面に前述した範囲の粗度
を有する粗面14を形成させ、この粗面14で樹脂フィ
ルム内面材2が支持されるようにしてスコア加工ダイス
11を蓋材の金属板2と噛み合せることにより、フィル
ム内面材のB方向(水平方向)への引張変形が防止され
、これによりフィルム割れが防止されるのである。
これは真に意外の知見と言わねばならない。何となれば
、従来のスコア加工等による常識では、蓋材の潤滑性能
を向上させ且つ工具等も可及的に平滑化することが蓋材
の傷発生を防止するに有効であると考えられていたから
である。これに対して、本発明では蓋材の樹脂フィルム
内面材を支持する金敷表面を粗面とすることにより、フ
ィルム割れ等の被覆欠陥の発生が有効に防止されること
が見出されたのである。
この事実は、第3図の実験結果を参照することにより直
ちに明白となろう。第3図はアルミニウム板(厚さ0.
30+am)に19μmのポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルムをラミネートしたものを、種々の表
面状態の金敷上に支持し、スコア加工を行った際におけ
るスコア加工部のエナメルレータ−電流値(ERV、m
A)と、金敷表面の粗度(平均粗さRaμm)との関係
を示す。
この結果によると、従来スコア加工に使用されていた鏡
面仕上げ金敷の場合には、平均粗さ(Ra)が約0.0
2μmで、この場合にはERVが38mAにも達し、フ
ィルム面への傷の発生り会誌められるのに対し、金敷表
面をエツチング或いはショツトブラストに賦して、平均
粗さ(Ra)を0.08μm以上としたときには、ER
Vを0.5mA以下に抑制し得ることが了解される。
本発明によるフィルムの引張割れ防止作用は、スコア部
の残留厚み(スコアレジデュアル)を減少させた場合に
特に顕著であり、この事実は、第4図の実験結果から明
らかとなる。即ち、第4図は第3図に示した鏡面仕上金
敷(Ra=0.02μm)及びショツトブラスト仕上金
敷(Ra=0.49μm)を用い、スコア加工部の残留
厚み(μm)とスコア加工部のエナメルレータ−値(E
RV)との関係をプロットしたものであり、従来の鏡面
仕上金敷の場合には、スコアレジデュアルが95μmよ
りも小さくなると、フィルムの傷の発生が著しくなるの
に対して、本発明で規定した表面粗度の金敷を用いる場
合には、スコアレジデュアルを80μmに減少させた場
合でさえ、フィルム内面材への傷の発生が防止されるこ
とが明らかである。
本発明に用いるアンビルにおいて、平均粗さ(Ra)が
前述した範囲よりも小さい場合及びピークカウントが前
記範囲よりも小さい場合には、スコア加工時におけるフ
ィルム割れ等の傷を防止するために十分でなく、一方平
均粗さ(Ra)が前記範囲よりも大きくなると、スコア
加工時にフィルムと粗面との接触によってフィルムに傷
が入るようになるため好ましくない。
(発明の好適態様) イージイオープン 本発明の目的に好適な蓋材(イージイオープン蓋)の断
面構造を拡大して示す第5図において、イージイオープ
ン蓋は、上側が缶外側、下側が缶内側として示されてお
り、アルミ板1、該板の内側に接着ブライマー3を介し
て設けられた二軸延伸ポリエステルフィルム層2、該樹
脂フィルム層の缶内面側に設けられたエポキシ系熱硬化
性樹脂塗膜層5、該エポキシ系熱硬化性樹脂塗膜5の缶
内面側表面に設けられた滑剤層6、アルミ板2の外面側
に設けられた保護塗膜7、該外面保護塗膜7の缶外面側
に設けられた滑剤層6及びアルミ材基質の外面側から厚
み方向の途中に達するように設けられた開口用スコア8
から成っている。
本発明によるイージイオープン蓋の構造を示す第6図(
上面図)及び第7図(側面断面図)において、このイー
ジイオープン蓋は、缶胴側面内面に嵌合されるべき環状
リム部(カウンターシンク)20を介してその外周側に
密封用溝21を備えており、この環状リム部20の内側
には開口すべき部分22を区画するスコア8が設けられ
ている。この開口すべき部分22には蓋材を缶蓋外面側
に突出させて形成したリベット23が形成され、開封用
プルタブ24がこのリベット23のリベット打ちにより
以下に示すように固定されている。即ち、開封用プルタ
ブ24は、一端に開封用先端25及び他端に把持用リン
グ26を有し、開封用光@25に近接してリベット23
で固定される支点部分27が存在する。プルタブ24は
、その開封用先端25がスコア8の開封開始部と近接す
るように設けられる。
前述した密封用溝21には、密封用ゴム組成物(シーラ
ント)28がライニングされていて、缶胴フランジとの
間に密封が行われる。
開封に際しては、開封用タブ24のリング26を把持し
て、これを上方に持上げる。これにより開封用タブ24
の開封用先端25が下方に押込まれ、スコア8の一部が
剪断開始される。次いで、リング26を把持してこれを
上方に引張ることにより、スコア8の残留部が破断され
て開封が容易に行われる。
■ l)金属板 蓋を構成する金属板としては、アルミニウムのような軽
金属板や、ブリキ、電解クロム酸処理鋼板、ニッケルメ
ッキ鋼板、ニッケルー錫メツキ鋼板、アルミメツキ鋼板
等の表面処理鋼板が使用されるが、これらの内でも、易
開封性及び開封時の安全性の点でアルミニウム板が特に
適している。
アルミ板としては、この種のイージイオープン蓋に使用
されているアルミ板は全て使用でき、例えば純アルミや
アルミと他の合金用金属、特にマグネシウム、マンガン
等の少量を含むアルミ合金が使用される。通常のアルミ
ニウム素材は、電気化学的に鋼よりも卑の状態にあり、
両金属が電解質系に共存すると、アルミニウムの腐食が
進行する。かかる見地から、本発明においては、CuO
〜0.8%、MgO〜2.8%、MnO〜1.5%、F
eO〜0.5%、Si O〜0.5%(%は重量基準)
を含むアルミ合金をアルミ板として用いることにより前
記系での腐食を有効に防止できる。即ち合金成分として
含有されるCuは0%乃至0.8%、特に0.2乃至0
.8%の範囲にあることが耐食性の点より望ましい。こ
のCuはアルミニウム素材を電気化学的に責な状態にも
たらす作用をし、鋼−アルミ系の腐食がより有効に防止
されることになる。又Mgは0%乃至2.8%が耐食性
の点より望ましい。
2.8%を越えると鋼とカップルされたときに孔食を生
じ易くなる。Mnは0%乃至1.5%が加工性の点より
望ましい。1.5%を越えるとリベット加工等の加工が
困難となる。
アルミ板の厚みは、蓋の大きさ等によっても相違するが
一般に0.20乃至0.50mm、特に0.23乃至0
.30mmの範囲内にあるのがよい。
アルミ板への内面材への密着性や耐腐食性の見地からは
、アルミ板の表面にクロメート処理膜を形成させること
が一般に望ましい。クロメート処理膜の形成は、それ自
体公知の手段、例えば、アルミ材を、苛性ソーダで脱脂
と若干のエツチングを行なった後CrO34g / J
2、H3PO412g /互、Fo、85g/j2、残
りは水のような処理液に浸漬する化学処理により行われ
る。クロメート処理膜の厚みは、表面積当りのCr原子
の重量で表わして、5乃至50 mg/dI11’、特
に10乃至35 mg/dm”の範囲内にあることが密
着性の点より望ましい。
il)内面材樹脂フィルム 樹脂フィルムとしては、フィルム成形可能で非親水性の
熱可塑性樹脂から成り、且つ腐食性成分に対するバリヤ
ー効果の大きい樹脂フィルムが何れも使用される。その
適当な例は、これに限定されないが、アイツタクチイッ
ク・ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、結晶性プロ
ピレン−エチレン共重合体、結晶性プロピレン−エチレ
ン−ブテン共重合体、ポリエチレン、酸変性オレフィン
樹脂等のオレフィン系樹脂;ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリテトラメチレンテレフタレート、ポリエチレン
テレフタレート/イソフタレート、ポリエチレン/ブチ
1ノン・テレフタレート、ポリエチレンナフトニート等
のポリエステル樹脂;ナイロン6、ナイロン6.6、ナ
イロン6/ナイロン6.6共重合体、ナイロン12、ナ
イロン13、ナイロン6.10、ナイロン6/ナイロン
10共重合体等のポリアミド樹脂;等である。
性能及び経済性の点で特に好ましい樹脂フィルムは、重
要な順にポリエステル、ポリアミド及びポリプロピレン
である。
このフィルムの厚みは、一般に5乃至100μm、特に
10乃至50μmにあることが耐孔食性と易開封性との
組合せ特性から望ましい。フィルムの厚みがあまりにも
大きいと、フェザーリングを生じ易くなるので注意を要
する。
本発明の最も好適な態様では、内面フィルム材として二
軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いる。
この二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムは、
エチレンテレフタレート単位のみから成るホモポリエス
テルの他に、改質エステル反復単位の少量を含む改質P
ETフィルムが使用される。用いるPETの分子量は、
フィルム形成能を有するような範囲であり、固有粘度[
η]が0.7以上であるべきである。このフィルムは二
軸延伸により配向結晶化されていることが重要であり、
配向結晶の存在は、X線回折法、密度法、複屈折法、偏
光蛍光法等により容易に確認し得る。ポリエチレンテレ
フタレートは、その融点よりかなり低い温度、例えば8
0℃乃至150℃の温度で容易に熱結晶化するという性
質を有しており、しかもこの熱結晶化は水の存在により
著しく促進されるという傾向がある。しかも、一般の食
缶では106℃乃至125℃の温度で加熱殺菌すること
から、この殺菌条件ではポリエチレンテレフタレートの
熱結晶化(球晶化)が著しく進行し、例えば120℃で
は10〜20分で結晶化し白化する。しかして、ポリエ
チレンテレフタレートがもし熱結晶化すると、内面保護
層自体著しく脆くなり、保護層自体衝撃や外力により容
易に剥離するようになり、また結晶化に伴なう体積収縮
による内部応力で被覆層の剥離や破壊等が生じるように
なる。
本発明の好適態様においては、ポリエチレンテレフタレ
ートフィルムとして二軸延伸フィルムを使用し、該フィ
ルム自体を配向結晶化させておくことにより、加熱殺菌
中の熱結晶化を防止し、フィルムに優れた諸物性を実質
上そのまま維持させるものである。しかも、ポリエチレ
ンテレフタレートフィルムの分子配向により、未配向の
フィルムに比して腐食成分のバリヤー性が著しく向上し
、強度、剛性等の諸物性も向上させることができる。
二軸延伸ポリエステルフィルムは、内面材として上述し
た優れた特性を示すが、このものは最も接着が困難な樹
脂フィルムの一つであり、特にアルミ板に対して密着さ
せることが著しく困難であるという問題がある。
1ff)塗料等 本発明の好適態様では、上記二軸延伸PETフィルムと
アルミ板とを、エポキシ−フェノール樹脂接着ブライマ
ーを介して接合密着させる。一般にPETフィルムに対
する接着剤としては、共重合ポリエステルが知られてい
るが、共重合ポリエステルは、十分に薄い層として設け
ることが困難であるという問題がある。
イーシイ・オープン蓋では、スコアを剪断したときに、
スコアの剪断と共に内面材もこれに正確に沿って破断さ
れることが要求される。このスコア破断性(スコアに沿
った内面材の破断性)は、樹脂フィルムのアルミ板への
密着性と樹脂フィルムの物性とにより影響される。即ち
、フィルムの密着力が高い程スコアに沿って正確且つ鋭
利にフィルムの剪断が行われ易い。本発明の好適態様に
よれば、接着層としてエポキシ−フェノール樹脂接着ブ
ライマーを選択し、しかもその厚みを0.3乃至3μm
の限られた厚みとすることにより、PETフィルムとア
ルミ材との間に十分な密着力が得られると共に、スコア
に沿った鋭利な内面材の剪断が行われるものである。
PETフィルムとアルミ材との間の接着性に特に優れた
ブライマーは、エポキシ樹脂(a)  と多環多価フェ
ノールを含有するフェノールアルデヒド樹脂(b) と
から成るブライマーである。
用いるエポキシ樹脂(a)成分及び多環多価フェノール
含有フェノールアルデヒド樹脂(b)成分としては、内
面保護塗膜に関して後に詳述するものが使用される。
本発明において、エポキシ系熱硬化性塗膜としては、エ
ポキシ樹脂とエポキシ樹脂に対する硬化剤樹脂とを含有
する組成物が使用される。
エポキシ樹脂成分としては、この種の塗料中のエポキシ
樹脂成分として従来使用されているものは全て制限なし
に使用し得るが、これらの内代表的なものとして、エピ
ハロヒドリンとビスフェノールA [2,2°−ビス(
4−ヒドロキシフェニル)プロパンコとの縮合によって
製造した平均分子量800乃至5500、特に望ましく
は、1400乃至5500のエポキシ樹脂が挙げられ、
このものは本発明の目的に好適に使用される。このエポ
キシ樹脂は、下記一般式 %式%() 式中、Rは2.2゛−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパンの縮合残基であり、 nは樹脂の平均分子量が800乃至5500となるよう
に選択される数である、 で表わされる。
尚、前述したエポキシ樹脂の分子量は、平均分子量であ
り、従って、比較的低重合度の塗料用エポキシ樹脂と、
高分子量の線状エポキシ樹脂、即ちフェノキシ樹脂とを
その平均分子量が上記の範囲となるように組合せて使用
することは何等差支えがない。
エポキシ樹脂に対する硬化剤樹脂成分としては、水酸基
、アミノ基、カルボキシル基等のエポキシ基に対して反
応性を有する極性基を有する任意の樹脂;例えば、フェ
ノール−ホルムアルデヒド樹脂、キシレン−ホルムアル
デヒド樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン−
ホルムアルデヒド樹脂、極性基含有ビニル樹脂、極性基
含有アクリル樹脂等の1種又は2種以上の組合せが使用
される。
これらの硬化剤樹脂の内でも、フェノールホルムアルデ
ヒド樹脂、特に多環多価フェノールを含有するフェノー
ル−アルデヒド樹脂成分を用いることが、フィルムに対
する密着性、腐食成分に対するバリヤー性及び耐加工性
の点で望ましい。
使用するフェノール・アルデヒド樹脂成分(b)も、こ
の樹脂骨格中に多環フェノールを含有するものであれば
、任意のものを用いることができる。
本明細書において、多環フェノールとは、フェノール性
水酸基が結合した環を複数個有するフェノール類の意味
であり、かかる多環フェノールの代表的な例として、式 式中、Rは直接結合或いは2価の橋絡基を表わす、 で表わされる2価フェノールが知られており、かかるフ
ェノールは本発明の目的に好適に使用される。前記式(
TI)の2価フェノールにおいて、2価の橋絡基Rとし
ては、式−CR’R”−(式中R1及びR2の各々は水
素原子、ハロゲン原子、炭素数4以下のアルキル基、又
はパーハロアルキル基である)のアルキリデン基、−O
−、−S−。
−5O−、−5o2+、 −NR’ −(式中、R3は
水素原子又は炭素数4以下のアルキル基である)の基等
を挙げることができるが、一般にはアルキリデン基又は
エーテル基が好ましい。このような2価フェノールの適
当な例は、 2.2゛−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(
ビスフェノールA) 2.2゛−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン(ビ
スフェノールB) 1,1°−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、 ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン(ビスフェノー
ルF) 4−ヒドロキシフェニルエーテル、 p−(4−ヒドロキシ)フェノール、 等であるが、ビスフェノールA及びビスフェノールBが
最も好適である。
これらの多環フェノールは単独で或いはその他のフェノ
ール類との組合せで、ホルムアルデヒドと縮合反応させ
てレゾール型フェノールアルデヒド樹脂とする。その他
のフェノール類としては、従来この種の樹脂の製造に使
用される1価フェノールは全て使用できるが、一般には
下記式式中、R4は水素原子又は炭素数4以下のアルキ
ル基又はアルコキシ基であって、3個のR4の内2個は
水素原子であり且つ1個はアルキル基又はアルコキシ基
であるものとし、R5は水素原子又は炭素数4以下のア
ルキル基である、で表わされる2官能性フエノール、例
えば、〇−クレゾール、P−クレゾール、p −ter
tブチルフェノール、p−エチルフェノール、2.3−
キシレノール、2.5−キシレノール等の2官能性フエ
ノールの1種又は2種以上の組合せが最も好ましい。勿
論、上記式(III )の2官能性フエノールの他に、
フェノール(石炭酸)、m−クレゾール、m−エチルフ
ェノール、3.5−キシレノール、m−メトキシフェノ
ール等の3官能性フェノール類;2.4−キシレノール
、2.6−キシレノール等の1官能性フェノール類; 
p−tertアミルフェノール、p−ノニルフェノール
、p−フェニルフェノール、p−シクロヘキシルフェノ
ール等のその他の2官能性フエノールも、単独で或いは
上記式(III )の2官能性との組合せで、フェノー
ルアルデヒド樹脂の調製に使用することができる。
フェノールアルデヒド樹脂中における多環フェノールの
量は全フェノール成分の少なくとも10重量%以上、特
に30重量%以上であればよいが、多環フェノール(イ
)と前記1価フェノール(ロ)とを イ:ロ=98 : 2〜65:35 特に   95:5〜75:25 の重量比で組合せることが、耐レトルト性の点で有利で
ある。
また、フェノールアルデヒド樹脂のアルデヒド成分とし
ては、ホルムアルデヒド(又はバラホルムアルデヒド)
が特に適しているが、アセトアルデヒド、ブチルアルデ
ヒド、ベンズアルデヒド等の他のアルデヒドも単独或い
はホルムアルデヒドとの組合せで使用することができる
本発明に用いるレゾール型フェノールアルデヒド樹脂は
、上述したフェノールとアルデヒドとを塩基性触媒の存
在下に反応させることにより得られる。フェノールに対
するアルデヒドの使用量には特に制限はなく、従来レゾ
ール型樹脂の製造に使用されている量比で用いることが
でき、例えばフェノール順1モル当り1モル以上、特に
1.5乃至3.0モルの量比のアルデヒドを好適に用い
ることができるが、1モルよりも少ないアルデヒドを用
いても特に不都合はない。
前述したエポキシ樹脂成分(a) とフェノールアルデ
ヒド樹脂成分(b) とは、任意の割合いで組合せて使
用することができ、特別に制限は受けない。塗膜の耐レ
トルト性の見地からは、(a)  : (b) =90
 : 10乃至50 : 50特に     85:1
5乃至70:30の重量比で両者を組合せた塗料を、内
面保護塗膜の形成に用いるのが望ましい。
更に、エポキシ樹脂とフェノールアルデヒド樹脂とは、
2成分系塗料の形で使用する代りに、フェノールアルデ
ヒド樹脂を予じめレゾールの木質が失われない範囲内で
それ自体公知の変性剤、例えば脂肪酸、重合脂肪酸、樹
脂酸(乃至ロジン)、乾性油、アルキド樹脂等の1種乃
至2種以上で変性した後、エポキシ樹脂と組合せたり、
或いはこれら両樹脂を、所望により、ビニルアセタール
(ブチラール)樹脂、アミノ樹脂、キシレン樹脂、アク
リル樹脂、リン酸等の変性剤で変性することも勿論であ
る。
金属板の蓋外面側に施こす保護塗膜としては、熱硬化性
樹脂塗料、例えば、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂
、フラン−ホルムアルデヒド樹脂、キシレン−ホルムア
ルデヒド樹脂、ケトン−ホルムアルデヒド樹脂、尿素ホ
ルムアルデヒド樹脂、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂
、アルキド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシl
脂、ビスマレイミド樹脂、トリアリルシアヌレート樹脂
、熱硬化型アクリル樹脂、シリコーン樹脂、油性樹脂、
或いは熱可塑性樹脂塗料、例えば塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体、塩化ビニル−7レイン酸共重合体、塩化ビ
ニル−マレイン酸−酢酸ビニル共重合体、アクリル重合
体、飽和ポリエステル樹脂等を挙げることができる。こ
れらの樹脂塗料は単独でも2種以上の組合せでも使用さ
れる。
この保護塗膜は、接着ブライマー或いはフィルム上のエ
ポキシ系塗膜と共通であってもよいし、異っていてもよ
い。
iV)  ラミネート板の製造 本発明の最も好適な態様においては、アルミ板等の金属
板の蓋外面となるべき表面に外面保護塗膜を形成させる
工程と、二軸延伸ポリエステルフィルム等の樹脂フィル
ムの蓋内面となるべき表面にエポキシ系熱硬化性樹脂塗
料を塗布し、該フィルムの他方の面にエポキシ系熱硬化
性接着ブライマーを塗布する工程と、塗装金属板の他方
の面に、前記塗装フィルムを、接着ブライマー層と金属
板とが対面する位置関係で施こす工程と、得られるラミ
ネートを、接着ブライマー層及びエポキシ系熱硬化性樹
脂塗膜が硬化するように熱処理する工程とにより、ラミ
ネート板を製造する。
接着ブライマー層を金属板に設けるよりは、フィルム層
に設けた方が、フィルム層の方が平滑性に優れているた
め、ブライマー層の厚みが小さい場合でも均一塗布が可
能となる。更に、フィルムの一方の面に接着ブライマー
を塗布し、他方の面に熱硬化性樹脂塗料を塗布し、この
塗装フィルムを金属板に施した後、熱処理を施こすこと
により、接着ブライマーの硬化と熱硬化性樹脂塗膜の硬
化とを同時にしかも一挙に行なうことが可能となる。
この加熱処理に際して、二軸延伸ポリエステルフィルム
の場合、その分子配向効果が実質上積われないようにす
ることが重要であり、そのためにはこの接着及び硬化処
理1秒以内に行われるようにする。また金属板の温度は
230〜250℃に達するようにすることが望ましい。
この短時間熱接着処理は、高周波誘導加熱と、例えば水
冷等による強制冷却とにより行われる。
勿論、ラミネート板の製造の順序は上記のものに限られ
ず、任意の順序で行い得ることは当然である。
イージイオープン への成形 本発明によれば、前述したラミネート板を、プレス成形
工程(A)で円板の形に打抜くと共に所望の蓋形状に成
形する。この成形に先立って、ラミネート板に対して、
パーム油、パラフィン系ワックス或いはその他の滑剤を
塗布して蓋の移送中或いは加工時にラミネートフィルム
層への傷発生を防止するのがよい。
次いで、スコア刻設工程(B)でこの蓋のフィルム内面
剤側を、前述した表面粗度を有する金敷で支持して、蓋
外面側からスコアの刻設を行う。金敷としては、例えば
工具鋼焼入れ材、タングステンカーバイド(WC)系等
の超硬材或いは部分安定化ジルコニア系等のセラミック
材等が使用され、前述した表面粗度の粗面を形成させる
には、エツチング処理、ショツトブラスト、サンドブラ
スト、放電加工等が使用される。
スコアにおける金属板の残留厚み(t2)は、金属板の
元厚み(tl)に対して、t2/1lX100が20乃
至50%で、t2が50乃至120μmとなるようにす
るのがよい。
また、スコアの底部中(d)は75μm以下、特に50
μm以下とすることがフィルム層への傷の発生を防止す
る上で重要である。
リベット形成工程(C)において、リベット形成ダイス
を用いてスコアで区画された開口用部に外面側に突出し
たリベットを形成させ、タブ取付工程(D)で、リベッ
トに開封タブを嵌合させ、リベットの突出部を鋲打して
タブを固定させる。
最後にライニング工程(E)において、蓋の密封用溝に
、ノズルを通して、密封用コンパウンドをライニング塗
布し、乾燥して密封剤層を形成させる。
缶胴との二重巻締工程を説明すると、缶胴部材のフラン
ジとイージイオープン蓋の密封用溝部とを嵌合させると
共に、−次巻線用ダイスを用いてフランジの周囲に溝部
を一次巻締させる。次いで、二次巻締工程において、こ
のフランジ部を更に、缶胴側壁部に沿って更に90”巻
締して、最終缶体とする。
この場合、缶胴部材としては、側面に接着剤(ナイロン
系接着剤)による継目や溶接による継目を備え、上下に
巻締用フランジを備えたティン・フリー・スチール(T
FS、電解クロム酸処理鋼板)製のスリーピース缶用缶
胴部材や、絞り成形成いは深絞り成形で形成された所謂
ツーピース缶用のTFS製缶胴が好適に使用される。そ
の他、本発明による蓋は、錫メツキ鋼板(ブリキ)から
形成され、ハンダ付或いは溶接による継目を備えたスリ
ーピース缶用缶胴や、絞りしごき加工、深絞り加工、衝
撃押出加工等により形成された所謂ブリキ製のシームレ
ス缶胴にも等しく適用できる。
(発明の効果) 本発明によれば、内面樹脂フィルムラミネート型のイー
ジイオープン蓋において、スコア加工時におけるフィル
ムの引張り割れは勿論のこと、フィルムに対する潜在的
な傷の発生も防止でき、耐腐食性及び易開封性に優れた
イージイオープン蓋を提供できると共に、加工性も向上
し高速製蓋も可能となった。
本発明を次の例で更に説明する。
(実施例) 実施例に 軸延伸したPETフィルム(厚さ23μ’m)にエポキ
シ−フェノール系樹脂(エポキシ樹脂/フェノール樹脂
:60/40)の接着剤をIg/m2塗布し風乾した。
缶蓋用に使用されている市販のアルミニウム板(板厚0
.30mm、 5062838材、表面アロジン401
−45処理、クロム量20 mg/m2)を240tに
加熱し、その塗装ポリエステルフィルムを、アルミ材と
接着ブライマーとが対面するように供給して熱圧着し、
ラミネート後水冷した。
次いでポリエステルフィルム面に前記滑剤含有内面塗料
をロールコータ−を用いて固型分として30 mg/d
m2の塗布量となるように塗布し、195℃で10分間
の焼付処理を賦した。次いでラミネート板の未塗装アル
ミ面に、エポキシ尿素系塗料を、ロールコータ−を用い
て、45 mg/dm2の固形分基準塗工量で塗布した
。この塗装ラミネート板を206℃で10分間の焼付処
理に賦し、接着ブライマー層、滑剤含有内面保護塗膜及
び外面保護塗膜の硬化を一挙に行わせた。
この塗装ラミネート材を滑材含有内面保護塗膜が蓋の内
面側となるように、直径約88fflfflの蓋(通称
307径)をプレスで打抜き、この蓋を外面側から、ス
コア底部の巾が25μmにスコア方形が加工された、工
具鋼焼入れ材で作られたスコアダイでラミネート材の残
留厚みが80μm185μm、90μm195μmとな
るようにスコア加工を行なった。その際内面側をアンビ
ルにて支持するが、アンビルの表面仕上げを、エツチン
グ処理、ショツトブラスト仕上げ、サウンドゲラスト仕
上げしたものを用いた。
又開口用のタブはリベット加工により固定し、フルオー
ブンのイージイオープン蓋を作った。この蓋の内面側の
金属露出の程度を通電試験(1%食塩水を電解液とし蓋
内面を陽極、対極にステンレス板を用い、この間に6.
3ボルトの電圧をかけたときに流れる電流値で評価する
。)で評価した。
得られた結果を第1表に示す。
実施例2 実施例1と同様にしてラミネート材を製造した。このラ
ミネート材の未塗装面に外面塗装焼付を施す点は実施例
1と同様であるが、ポリエステルフィルム面については
、実施例1と同様に滑剤含有内面塗料を塗布焼付した板
の他に、滑剤含有内面塗料中の滑剤の含有量をゼロとし
た塗料を塗布し焼付けた板と、内面塗料を塗布しない板
のそれぞれの内外面にパラフィンワックスを塗布し実施
例1と同様に呼称307径の蓋を作った。但しポリエス
テルフィルム厚は16μmと19μmを用い、アンビル
の表面仕上げはショツトブラスト仕上げのものを用いた
。この蓋を実施例1と同様に評価した。
得られた結果を第2表に示す。
滑剤含有内面塗装を行なった材料は、金敷とのスコア加
工時の摩擦力が小さく他の2種類の材料より若干金属露
出が多かフたが、いずれの材料もERVは良好であった
比較例1 実施例1と同様に307径にて蓋を作った。但し、アン
ビルは鏡面表面仕上げのものを用いた。
この蓋を実施例1と同様の評価を行なったところ、スコ
ア部フィルム割れによる金属露出が多くなり、蓋の品質
レベルがダウンした。得られた結果を第1表に示す。
比較例2 実施例2と同様に蓋を作った。但し、ポリエステルフィ
ルム厚を19μmとし、ラミネート材の残留厚みは90
μm、95μm、100μmとなるようにスコア加工を
行なった。その際、□アンビルは鏡面表面仕上げのもの
を用いた。この蓋を実施例2同様の評価を行なったとこ
ろ、スコア部フィルム割れによる金属露出が多くショツ
トブラスト仕上げのアンビルを用いて作った蓋に比べる
と品質レベルはダウンした。得られた結果を第2表に示
す。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のスコア加工工程を説明する図であり
、 第2図は、樹脂フィルムラミネート型イージイオープン
蓋におけるフィルム割れを説明するための図であり、 第3及び4図は、実験結果を示す図であり、第5図は、
本発明の目的に好適な蓋材の断面構造を拡大して示す図
であり、 第6図は、本発明によるイーシイオーブン蓋の構造を示
す図である。 第7図は、蓋材の断面構造を拡大して示す図である。 1・・・金属板、2・・・樹脂フィルム、10・・・ア
ンビル、11・・・スコア加工ダイス、13・・・フィ
ルム割れ。 第1図 第2図 第3図 スコアー7−te:’ル/1表1腓1fi (=P司#
LjRapm)第4図 スロアレシテ゛エアル(pm) 第5図 第 A 図 IIIJ 第7図 α  d821

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱可塑性樹脂フィルムと金属板との積層体を、該
    フィルムが蓋内面側となるように蓋に成形加工し、蓋外
    面側から金属板の厚み方向の途中に達するようにスコア
    を刻設することから成るイージイオープン蓋の製法にお
    いて、 積層体のフィルム側を平均粗さが0.06乃至1.00
    μmで且つ表面粗さの抽出曲線の平均線から、正方向に
    0.1μmの基準レベルを取り、抽出曲線がこの基準レ
    ベルを負方向より越えた後、この基準レベルを負方向へ
    越えた時、1山と計数した場合、山のピークカウントが
    30個/5mm以上の粗度を有するアンビルで支持し、
    スコアダイスによるスコア加工を行うことを特徴とする
    イージイオープン蓋の製法。
JP28101387A 1987-11-09 1987-11-09 イージィオープン蓋の製法 Granted JPH01124551A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1991001922A1 (en) * 1989-08-02 1991-02-21 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. Vessel lid comprising laminated material
JP2000015373A (ja) * 1998-06-26 2000-01-18 Toyo Kohan Co Ltd 熱可塑性樹脂被覆金属板を用いた缶蓋の製造方法および缶蓋
US6127473A (en) * 1997-09-10 2000-10-03 Teijin Limited Polyester film
JP2007212086A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Satake Corp 穀粒乾燥機における胴割検査機能付水分計

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