JPH01124131A - 光磁気記録媒体 - Google Patents

光磁気記録媒体

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JPH01124131A
JPH01124131A JP28103487A JP28103487A JPH01124131A JP H01124131 A JPH01124131 A JP H01124131A JP 28103487 A JP28103487 A JP 28103487A JP 28103487 A JP28103487 A JP 28103487A JP H01124131 A JPH01124131 A JP H01124131A
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JP
Japan
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magnetic layer
film
magneto
magnetic
recording
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Application number
JP28103487A
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English (en)
Inventor
Shigenori Okamine
岡峯 成範
Norio Ota
憲雄 太田
Toshio Niihara
敏夫 新原
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はレーザ光の照射により、記録、再生と消去を行
なう光磁気記録媒体に係り、特に良好な記録再生特性を
得るのに好適な記録膜を有する光磁気記録媒体に関する
〔従来の技術〕
希土類元素と遷移金属からなる非晶質磁性膜を記録膜と
して用いる光磁気記録媒体は、情報の書き換えが可能で
あり、かつ高密度の記録を行なうことができる。しかし
ながら、さらに大量の情報を高速に扱うためには、光磁
気記録媒体の記録再生特性をいっそう向上させることが
必要である。
光磁気記録媒体の再生信号の大きさは、主にカー(Ke
rr)回転角の大きさによって決定される。
近年、記録膜のカー回転角を増大させる方法として、希
土類元素であるNdあるいはGdを記録膜に添加する方
法が知られている。例えば、NdとGdの両者を含む記
録膜として、NdGdFe膜が特開昭60−11743
6号において提案されている。また。
日本応用磁気学会誌、第11巻、第193頁から第19
6頁には、Ndを含む記録膜のカー回転角がレーザ光の
短波長領域で増大する傾向があることが示されている。
これは、特に短波長レーザ光を用いて微小ピットを書き
込み、高密度記録を行なう場合において有効である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来技術においては、 NdとGd
の添加によるカー回転角増大の効果を最大限に活用する
記録膜の構成についての配慮が全くなされておらず、従
来のT b F e Coなどの記録膜を用いた光磁気
記録媒体に比べて、実用的に優位な記録再生特性が得ら
れないという問題があった。
すなわち、従来の記録膜を単層で用いる構成においては
、良好な記録感度が得られるようにキュリー温度を低温
に設定する必要があり、NdとGdの添加量は制限され
ていた。また、NdやGdを含むため垂直磁気異方性や
保磁力の大きさが十分でなく、記録ドメイン内の磁化が
記録膜面の垂直方向から傾いており、そのために大きな
再生出力が得られず、また記録した情報の安定性が悪い
という問題があった。
本発明の目的は、希土類元素であるNdとGdを含む磁
性層を記録膜の一部分として用いた構成とすることによ
り、記録再生特性の優れた光磁気記録媒体を提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、少なくともNdとGdを含む第1の磁性層
と、NdとGdを含まない第2の磁性層で構成された二
層構造の記録膜を用いることにより。
達成される。
記録膜は必ずしも二層構造である必要はなく。
第1の磁性層と第2の磁性層を多数積層した構成であっ
ても良い。
レーザ光の入射面に、第1の磁性層が配置されることが
望ましく、第1の磁性層の最適の膜厚は50Å以上、3
00Å以下である。
最も望ましい記録膜の構成は、レーザ光の入射する基板
面に、第1の磁性層を50〜150人積層し。
さらにその上に第2の磁性層を700〜1000人積層
した構成である。もちろん、記録膜の膜面側からレーザ
光を入射させて再生を行なう場合には、上記と逆の積層
順となる。
また、上記の積層構造は必ずしも膜厚方向の組成分布が
不連続に変化する必要はなく2組成分布が連続的に変化
する構造であっても良い。
【作用〕
NdとGdを含みカー回転角の大きい第1の磁性層をレ
ーザ光照射による情報読み出し層として用いるので、大
きな再生出力が得られる。一方、第2の磁性層として、
キュリー温度が低く、十分な大きさの垂直磁気異方性と
保磁力を持つ磁性層を選択することにより、記録感度の
低下やノイズレベルの上昇を防ぐことができる。
記録膜を構成する両者の磁性層は磁気的に結合されてお
り、レーザ光照射による記録再生時には。
−層の記録膜のようにふるまうため、良好な記録再生特
性が得られる。
〔実施例〕
以下2本発明の一実施例を挙げ図面を参照しながらさら
に詳細に説明する。
(実施例1) 第1図に示す構成の光磁気ディスクを以下に示す手順で
作製した。直径13c■の透明樹脂基板1上に、マグネ
トロン式高周波スパッタ法により窒化シリコン膜(誘電
体膜2)を850人積層した0次に記録膜として同じく
マグネトロン式高周波スパッタ法により、100人のN
d1. Gd!2Fe、。Co、、膜(第1の磁性膜3
)と900人のTb、、Fe、□Co7膜(第2の磁性
層4)を順に積層した。スパッタガスとしては純Arガ
スを用い、高周波出力は1.5kWであった。さらに保
護膜として、窒化シリコン膜(保護膜4)を1500人
積層した。作製した光磁気ディスクの基板側から測定し
たカー回転角は0.9度、保磁力は6.0kOeであっ
た。
第2図に本実施例において作製した光磁気ディスクの記
録再生特性を示す、情報の記録再生は。
半導体レーザを用いて基板側から行なった。記録再生条
件は、記録レーザ出力8mW、記録磁界4000s、デ
ィスク回転数240Orpm 、再生レーザ出力2、O
aWである。第2図に示すように、記録周波数10MH
zにおいても、45dBのC/N (搬送波対雑音比)
が得られ、良好な記録再生特性を示すことがわかった。
なお、上述の光磁気ディスクと同じ構成で、第1の磁性
層として、 Nd、、 Gd□、 Tb、、 Fe4.
 Co、。
膜、 Nd、。Gd0. D31t Fe、、 Go、
、膜を用いた場合にも、それぞれIOM Hzの記録周
波数で、45dBと43dBのC/Nが得られた。
ここで、上述のNdGdFeCo膜を1000人積層し
これを記録膜として用いた光磁気ディスクにおいては、
良好な記録再生特性が得られなかった。これは第3図(
b)に示すように、カーヒステリシス曲線の角形性が不
良であるためである。すなわち、垂直磁気異方性と保磁
力の大きさが、光磁気記録膜として十分な大きさでない
ことがわかる。
一方、第3図(a)に示すように2本発明による光磁気
ディスクの構成では、角形性の良好なカーヒステリシス
曲線が得られた。
さらに、第4図に示すように、60人の膜厚のNdGd
FeCo膜と190人の膜厚のTbFeCo膜を合計8
層積層した記録膜を用いた光磁気ディスクを作製した。
NdGdFeCo合金とTbFeCo合金の2個の蒸発
源を持つ真空蒸着装置を用い、ディスク基板がそれぞれ
の蒸発源の上を通過するように公転させた。このように
して作製した光磁気ディスクにおいても、lOMHzの
記録周波数で43dB以上のC/Nが得られた。
(実施例2) 次に、第1の磁性層としてNdGdFeCo膜を用い、
第2の磁性層としてT b F a Co膜を用いた光
磁気ディスクを作製した。ディスクの作製手順は。
実施例1と同様である。ただし、記録膜用のスパッタタ
ーゲットとしてNdGdFeCo合金ターゲット(第1
のターゲット)と’l’bFeco合金ターゲット(第
2のターゲット)を用い、まず2両者のターゲットを同
時に放電させ2次に、ディスク基板を第1のターゲット
上と第2のターゲット上を順次通過させた。第1の磁性
層と第2の磁性層を合せた記録膜の膜厚は1000人で
あった。この場合。
第1の磁性層と第2の磁性層の界面は明確でなく。
組成が連続的に変化したものとなった。
第5図はオージェ分析法による。記録膜の希土類元素の
濃度分布を示す図である。保護膜4側から、Arイオン
でスパッタリングを行ない、記録膜の深さ方向の分析を
行なった。第1の磁性層の組成はNd、Gd、Tb4F
e7.Cot (原子%)であり。
第2の磁性層の組成はTb2!Fe@4CO□。であっ
た。
このディスクにおいて、実施例1に示した記録再生条件
で、46dBのC/Nが得られた。
なお9以上の実施例において、第1の磁性層にGoを添
加したものを用いたが、これは、第1の磁性層のキュリ
ー温度を上げ、情報再生時の記録膜温度の上昇によるカ
ー回転角の減少を押えるためである。したがって、Go
の添加は必ずしも必要ではなく、第1の磁性層としてN
dGdFe膜やN d G d T b F e膜を用
いても、上記実施例と同様の効果がある。また第2の磁
性層として、TbFeC0膜以外に、TbFa、DyF
e、DyFeCo膜などを用いても良く、第1表に示す
光磁気記録膜の構成においても良好な記録再生特性(C
/N)が得られた。
第1表 さらに、第1の磁性層と第2磁性層に、耐食性の向上や
非晶質膜の安定化の目的で、 All、 Ti。
Cr、Pt、Nb、B、C,Si、Geなどの元素を添
加しても、同様の効果がある。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したごとく2本発明によるNdとGdの
うちの少なくとも1種の希土類元素と遷移金属からなる
第1の磁性層と、NdとGdを除く希土類元素のうちの
少なくとも1種の希土類元素と遷移金属からなる第2の
磁性層によって構成される二層構造の磁性膜を記録膜と
して用いた光磁気記録媒体は、たとえNdやGdを含み
カー回転角が大きい磁性層を記録膜とする媒体であって
も。
記録感度の低下やノイズレベルの上昇を押えることがで
き、極めて良好な記録再生特性を有する光磁気記録媒体
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1において作製した光磁気ディ
スクの断面構造を示す模式図、第2図は実施例1の光磁
気ディスクのC/Nの記録周波数依存性を示す図、第3
図(a)は実施例1の光磁気ディスクのカーヒステリシ
ス曲線を示す図、第3図(b)は従来の記録膜を用いた
光磁気ディスクのカーヒステリシス曲線を示す図、第4
図は本発明の実施例1において作製した多層に積層した
構造の記録膜を有する光磁気ディスクの断面構造を示す
模式図、第5図は本発明の実施例2において作製した光
磁気ディスクの記録膜における膜厚方向の希土類元素の
濃度分布を示す図である。 1・・・透明基板     2・・・誘電体膜3=・N
dGdFeCo膜(第1の磁性層)4・・・TbFeC
o膜(第2の磁性層)5・・・保護膜 代理人弁理士  中 村 純之助 第1図 第2図 1しどイト3≧8り)ヲ万乏づ社【 (−〆IHz)第
3図 (a)       (b) 第4図 4−rbvecagl(−fzqrAfz層2第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基板上に、直接もしくは下地層を介して形成された
    希土類元素と遷移金属を主成分とする非晶質磁性膜を記
    録膜として用いる光磁気記録媒体において、上記記録膜
    は、NdとGdのうちより選ばれる少なくとも1種の元
    素を含む希土類元素と少なくとも1種の遷移金属からな
    る第1の磁性層と、NdとGdを除く希土類元素のうち
    より選ばれる少なくとも1種の希土類元素と少なくとも
    1種の遷移金属からなる第2の磁性層とによって構成さ
    れ、上記第1の磁性層と第2の磁性層を積層した二層構
    造の磁性膜であることを特徴とする光磁気記録媒体。 2、記録膜を構成する一組の二層構造の磁性膜が複数組
    設けられていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載の光磁気記録媒体。 3、記録膜を構成する二層構造の磁性膜は、レーザ光の
    入射側の面に第1の磁性層を配置し、他面に第2の磁性
    層を配置した構造とすることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項または第2項に記載の光磁気記録媒体。 4、記録膜を構成する二層構造の磁性膜の構成元素の組
    成分布が、第1の磁性層と第2の磁性層との界面もしく
    は第2の磁性層と第1の磁性層との界面において、不連
    続的に変化するかもしくは連続的に変化する構造の記録
    膜であることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし
    第3項のいずれか1項に記載の光磁気記録媒体。 5、二層構造の磁性膜を構成する第1の磁性層がNdG
    dFe、NdGdFeCo、NdGdTbFeCo、N
    dGdDyFeCoのうちより選ばれる少なくとも1種
    からなり、第2の磁性層がTbFeCoであることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか
    1項に記載の光磁気記録媒体。
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