JPH01122A - ポリイミド粉末の製造方法 - Google Patents

ポリイミド粉末の製造方法

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JPH01122A
JPH01122A JP63-70415A JP7041588A JPH01122A JP H01122 A JPH01122 A JP H01122A JP 7041588 A JP7041588 A JP 7041588A JP H01122 A JPH01122 A JP H01122A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業土の利用分野〉 本発明は成形性の優れた微細な粉末を簡便に得ることが
できる、ポリイミド粉末の製造方法に関するものである
〈従来の技術〉 ポリイミド樹脂はその優れた耐熱性、機械特性等のため
に、電気・電子機器産業、自動車産業等において重要な
位置を占めており、特に近年、機器の高速化、高性能化
が進むにつれて、必要不可欠な素材となりつつある。な
かでも、特公昭39−22196号公報に開示されてい
るポリピロメリットイミド樹脂に代表される芳香族系の
ポリイミド樹脂は、極めて優れた耐熱性を有しており、
いわゆる耐熱樹脂の頂点に立っているが、その反面流動
性に乏しく、成形が困難であるという問題がある。
このような流動性に乏しい樹脂を成形するには、該樹脂
を数μm以下の微細な粉末にする必要があり、そのため
の手法がいくつか開示されているが、どれも欠点を有し
ており、改善が望まれている。
例えば特公昭39−22196号公報には、高速混合機
中でポリアミド酸溶液を再沈殿させ、粉末を得る手法が
開示されているが、このような手法では、全体を微細な
粉末にすることが難しく、一部塊状の沈殿が生成するこ
とを防ぐことができない。
又、この再沈殿型の改善方法として、特開昭61−23
4号公報には、エアースプレーを用いて、噴霧状に再沈
する手法が開示されている。
この手法は確かに微細な粉末を得ることはできるが、操
作が煩雑となる上に、極めて多量の有機溶剤を用いるこ
とになるという欠点がある。
又、特公昭39−30060号公報には、ポリアミド酸
溶液を3級アミンの存在下で加熱し、ポリイミド粉末を
得る手法が開示されている。
この手法は、微細な粉末を簡便に得ることができるもの
の、生成したポリイミドの結晶化度が高くなってしまう
ため、成形性が極めて損なわれ、成形が困難になるとい
う欠点を有している。
〈発明が解決しようとする課題〉 そこで本発明者は、成形性に優れた微細な粉末を簡便に
得る手法について鋭意検討した結果、ポリアミド酸溶液
を特定な溶媒で希釈した後、脂肪族酸無水物で閉環反応
させることが有効であることを見い出し、本発明に到達
した。
く課題を解決するための手段〉 すなわち本発明は、下記一般式(I)で表わされる繰り
返し単位を主要構造単位とするポリアミド酸およびアミ
ド系溶媒より成るポリアミド酸溶液に、アミド系溶媒に
対し1.0〜5.0倍体積の、溶解度パラメーターが9
.0〜10.0(cal/c4)v2  であるポリア
ミド酸の貧溶媒および脂肪族酸無水物を添加し、ポリア
ミド酸を脱水閉環反応させることを特徴とする、ポリイ
ミド粉末の製造方法を提供するものである。
Ar ここでArは少なくとも1つの炭素6員環を含む4価の
芳香族残基であり、そのうちの2価ずつは、Ar基のベ
ンゼン環内の隣接する炭素原子に結合していることによ
って特徴づけられ、などが挙げられる。又、Ar’は2
価の芳香族あるいは、脂肪族残基であり、芳香族の場合
には、1〜4個の炭素6員環を持ち、脂肪族の場合は、
C4〜C1,の骨格を持つことにより特徴づけられ、H
3 CH。
れる。又、(1)は単独のポリマーであっても良いし、
あるいは共重合体であってもかまわない。
このようなポリアミド酸の合成法は公知であり、例えば
特公昭39−22196号公報にその詳細が開示されて
いるが、テトラカルボン酸誘導体(例えば二無水物)と
ジアミンとを、アミド系溶媒中で反応させることにより
、得ることができる。
本発明でいうアミド系溶媒とは、具体的には、N、N−
ジメチルアセトアミド、N、N−ジメチルホルムアミド
、N−メチルピロリドン等の溶媒を指し、これらはいず
れもポリアミド酸の良溶媒である。
本発明では、ポリアミド酸溶液に脂肪族酸無水物を添加
し、脱水閉環させて、ポリイミドとするが、このような
酸無水物添加法は、特にフィルム状のポリイミドを製造
する際に広く用イられている。しかしこの方法は、その
ままポリイミド粉末の製造方法として、用いることはむ
ずかしい。なぜならば、酸無水物の添加により、ポリア
ミド酸溶液全体がゲル化し、大きなゲルの塊りになって
しまうからである。
そして、本発明者は、このゲル化を防ぐ方法を検討して
いる過程で、ある特定な溶媒組成においては、ゲル化が
おきず、かつ非常に微細な粉末が容易に得られることを
見い出した。すなわち、溶解度パラメーターが9.0〜
10.0 (cal/d)死、あ、ボ1.アエ、酸。貧
溶媒、ポリアミド酸溶液を希釈していったところ、特定
な希釈範囲において、ゲル化がおきず微細なポリイミド
粉末が得られたのである。
このような貧溶媒としては、具体的には、アセトン(9
,9)、メチルエチルケトン(9,3)のようなケトン
系溶媒、テトラヒドロフラン(9,1)、1.4−ジオ
キサン(10,0)のようなエーテル系溶媒、クロロホ
ルム(9,3)+73ような2.0ケツ系溶媒、酢酸エ
チル(9,1)のようなエステル系溶媒等を挙げること
ができるが、特にアセトンが好ましい(かっこ内は「P
olymerHandbook Jからの引用による、
溶解度ハラ/ −ター値、(cal/c4)騒)。また
、これらの溶媒は2種以上を混合して用いることもでき
る。
また、溶解度パラメーターが上記範囲であるポリアミド
酸の貧溶媒であっても、水酸基、1級アミノ基、2級ア
ミノ基等の官能基を有する溶媒は好ましくない。なぜな
らば、これらの官能基は、ポリアミド酸を脱水閉環させ
るt二めに添加される脂肪族酸無水物を、反応により消
費してしまうからである。
溶解度21,7−、−が、9.。(Cal/、、)%未
満である溶媒は、ポリアミド酸に対する溶解性が悪すぎ
、ポリアミド酸を沈殿させてしまうため好ましくない。
又、溶解度パラメーターカ10.0 (cal /cd
)v2  を越える溶媒は、ポリアミド酸に対する親和
性が強すぎ、脱水閉環時にゲル化してしまうため好まし
くない。
本発明において、貧溶媒による希釈範囲は、アミド系溶
媒に対しLO〜5.0倍体積が良く、特にポリアミド酸
がピロメリット酸二無水物と4.4′−ジアミノジフェ
ニルエーテルかう得うれるポリアミド酸であり、貧溶媒
がアセトンである場合には、18〜4.0倍体積、特に
好ましくは2.0〜3.0倍体積が良い。上記範囲より
も貧溶媒が少ない場合は、ゲル化がおきてしまい好まし
くなく、又、多い場合は、得られる粉末が粗大粒子とな
り、成形後の強度が大幅に低下するため好ましくない。
すなわち、本発明の要点は、ポリアミド酸と溶媒との相
互作用力を、適当な範囲内に調節することにより、ゲル
化や、粗大粒子化を防ぎ、微細な粉末を得るところにあ
る。
従って、最適な溶媒組成は、ポリアミド酸および溶媒の
種類、さらには反応温度によっても微妙に変動し、各々
の条件において、最適溶媒組成が存在する。
本発明で用いる脂肪族酸無水物としては、無水酢酸、無
水プロピオン酸、酢酸ギ酸無水物等が挙げられる。これ
らの脂肪族酸無水物は、アミド酸単位に対し、0.3当
量以上用いればポリイミド粉末を得ることができるが、
0.8当量以上用いることが好ましい。又、貧溶媒と脂
肪族酸無水物は、ポリアミド酸溶液に同時に添加するこ
ともできるが、貧溶媒を先に添加しておき、上方混合し
た後、酸無水物を添加した方が、粒径が均一となり、好
ましい。
又、脱水閉環反応に対する触媒として、3級アミンを添
加すると、ポリイミド粉末の生成速度を早めることがで
きるが、このような3級アミノとしては、ピリジン、3
−メチルピリジン、4−メチルビリジン、2.6−ルチ
ジン、イソキノリノ、N、N−ジメチルベンジルアミン
、トリエチルアミン等が挙げられる。
脂肪族酸無水物による脱水閉環反応は、室温においても
十分進行するが、加熱することにより、速度を早めるこ
とができる。しかし、150℃以上の温度では、反応が
早すぎゲル化しゃすくなるため、150℃以下、好まし
くは60℃以下で行うのがよい。
本発明によると、微細なポリイミド粉末が懸濁した状態
の溶液が得られるが、ここがらポリイミド粉末を取り出
すには、濾過、蒸留、スプレードライ等により、溶媒を
取り除けばよい。
得られた粉末は、そのまま成形に供することもできるが
、ミキサー、粉砕機等で処理すると、成形品の均一化に
効果がある。
本発明のポリイミド粉末には、必要に応じて種々の添加
剤を配合し、望ましい特性を付与することもできるが、
そのような添加剤の例としては、フッ素樹脂、グラファ
イト、二硫化モリブデン、マイカ、タルク、ガラス繊維
、カーボン繊維、アラミド繊維、アルミニウム、銀、銅
、鉛、各種金属酸化物等が挙げられる。これらの添加剤
は重合の過程で既に配合しておくこともできるし、又、
成形前に配合することもできるが、いずれにしても均一
に分散させることが望ましい。
〈実施例〉 以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳述する。なお、
実施例において、加圧成形は次の様な方法で行った。す
なわら、金型中に粉末を充填し、室温において3 X 
103&p f /dの圧力をかける。次にこれを徐々
に昇温し、最終的に450℃まで加熱する。この昇温過
程で、ガスが発生するため、時々放圧し、ガスを抜くよ
うにする。450℃で5分間保った後、加圧したまま冷
却し、300℃以下になったところで取り出す。次にこ
の成形品から、65 tx X 13 tx x3Hの
試験片を切り出し、引張および曲げ試験に供した。
実施例1 4.4′−ジアミノジフェニルエーテル(DDE) 6
0.07 F (0,3mol)をL21(DN、N−
ジメチルアセトアミド(DMAc)に溶解し、これにピ
ロメリット酸二無水物(PMDA)65.44ダ(0,
3mol )を徐々に加えた。添加終了後、サラに1時
間攪拌を続けたところ、pinh(D M A c中、
濃度0.5f/dl、30℃で測定)が2.50のポリ
アミド酸溶液が得られた。次にこれを、水浴で30℃に
温調し、3.361の7−tz トン(溶IW度パラメ
ーター(m : 9.9 (ca1% /i) )を徐々に加えて、均一な溶液とした。
激しく攪拌しながら、無水酢酸18011/およびピリ
ジン360 weを加えたところ、約5分後に、ポリイ
ミドの黄色い粉末が析出した。これを濾過し、アセトン
で洗浄した後、空気中160℃で5時間乾燥したところ
、109Fのポリイミド粉末が得られた(収率95%)
。続いてこの粉末を加圧成形し、引張および曲げ試験を
行った。結果を表1に示したが、後で述べる比較例のよ
うに、アセトンが適正量でないものに比ヘテ、優れた特
性を有していた。
又、比較例6で述べる再沈法に比べると、特性は同程度
であったが、操作が簡便で、使用する溶媒量も少なく、
又、収率も高かった。
実施例2 DDE60.071 (0,3mol)をL2J?(7
)DM A Cニ溶解し、コレニPMDA32.72 
y (0,15mol)、およびベンゾフェノンテトラ
カルボン酸二無水物(BTDA) 48.331 (0
゜15 mol )を徐々に加えた。添加終了後、さら
に1時間攪拌を続けたところ、F inh  が2.0
0のポリアミド酸溶液が得られた。次にこれを、水浴で
30℃に温調し、3.961のアセトンを徐々に加えて
、均一な溶液とした。
激しく攪拌しながら、無水酢酸180 mlおよびピリ
ジン360 geを加えたところ、約10分後にポリイ
ミドの黄色い粉末が析出した。これを濾過し、アセトノ
で洗浄した後、空気中160℃で5時間乾燥したところ
、126Fのポリイミド粉末が得られた(収率97%)
。続いてこの粉末を加圧成形し、引張および曲げ試験を
行った。結果を表1に示したが、比較例に比べて優れた
特性を有していた。
比較例1 実施例1において、添加するアセトンを1.14とする
ほかは、実質的に同様な方法で重合を行った。しかし、
無水酢酸およびピリジンを添加後、全体がゲル化してし
まい、粉末を得ることはできなかった。
比較例2 実施例2において、添加するアセトンを6,21とする
ほかは、実質的に同様な方法で重合を行った。しかし、
この場合、得られる粉末は粗大なものとなってしまい、
成形後の特性も、表1に示すように極めて低かった。
表1 ポリイミド成形品の機械特性 a) ゲル化 比較例3 実施例1において、アセトンのがわりに、トルエン(溶
解度パラメーター値: 8.9 (cal /d)  
)を用いた。しかし、トルエンはポリアミド酸溶液に溶
解せず、ポリアミド酸が塊状に沈殿してしまったため、
粉末状のポリイミドを得ることはできなかった。
比較例4 実施例1において、アセトンのかわりに、ジメチルスル
ホキサイド(溶解度パラメーター値騒 : 12.0 (cal / d)   ) fz用イ
f:。シカシ、無水酢酸およびピリジンを添加後、全体
がゲル化してしまい、粉末を得ることはできなかった実
施例3 ビス(4,4’−(パラアミノフェノキシ)フェニル〕
スルホン129.75 f (0,3mol )を15
dのDMAclc溶解L、これにPMDA65.441
 (0,3mol )を徐々に加え、F inh が1
.80のポリアミド酸溶液を得た。これを、40℃に温
調した後、5.71のテトラヒドロフラン(溶解度パラ
メーター値: 9.1 (cat /d)/2〕 (対
DMAc3.8倍体積)を徐々に加えて、均一な溶液と
した。
激しく攪拌しながら、無水酢酸120 mlおよびピリ
ジン300 mlを加えたところ、約5分後にポリイミ
ドの黄色い粉末が得られた。これを実施例1と同様な方
法で後処理し、加圧成形して曲げ試験を行ったところ、
強度13.1 kq f /−1弾性率360 kq 
f /−と良好な特性を示しrこ。
比較例5 実施例3において、添加するテトラヒドロフラ:/ ヲ
1.41 (対D M A c 0.93倍体積)とす
るほかは、実質的に同様な方法で重合を行った。
しかし、無水酢酸およびピリジンを添加後、全体がゲル
化してしまい、粉末は得ることはできなかった。
比較例6 実施例1と同様な方法でポリアミド酸を重合した後、特
開昭61−234号公報に開示されている方法に従い、
次のように再沈処理を行った。すなわち、ポリアミド酸
溶液をアセトン2゜42で希釈した後、トルエン12e
1無水酢酸0、6 N 、ピリジン0.64を入れた沈
殿槽中に、エアースプレーガンで噴霧した。得られた粉
末を濾過し、アセトンで洗浄した後、空気中160℃で
5時間乾燥したところ、83yのポリイミド粉末が得ら
れた(収率72%)。収率が低いのは、噴霧状に再沈す
る際、飛散したり、壁面に付着したりして、かなり損失
するからである。
粉末を加圧成形後、特性を測定したところ、引張強度1
0.0&9f、’+d、伸び9.8%、曲げ強度13.
4 kq f 7−であった。
この方法は、成形品の特性は優れているものの、多量の
溶媒を必要とし、収率も低いという欠点があることがわ
かった。又、再沈槽を別途必要とするという点で、実施
例1の方法に比べ操作が煩雑であった。
比較例7 実施例1と同様な方法でポリアミド酸を重合した後、特
公昭39−30060号公報に開示されている方法に従
い、次のように熱イミド化を行った。すなわち、ポリア
ミド酸溶液に、ピリジン8“Odを添加後、油浴で15
0℃に加熱し、1時間攪拌した。冷却後、沈殿を濾過し
、アセトンで洗浄した後、空気中、160℃で5時間乾
燥し、110Fのポリイミド粉末を得た(収率96%)
。この粉末を加圧成形した後・特性を測定しようとした
が、手で簡単に折れるような、もろいものであったので
、測定できなかった。原因を調べるため、X線回折によ
り粉末の結晶化度を調べたところ、約40%であり、高
結晶性であることがわかった。
一方、実施例1で得た粉末の結晶化度は、約5%と低か
った。
この方法は、使用する溶媒量が少なく、操作が簡単で、
収率も高いという点では優れているが、生成するポリイ
ミド粉末が高結晶性となってしまうため、成形ができな
いという、本質的な問題を有していることがわかった。
実施例4 DDE40.051 (0,2mol ) オJ:び2
2′−ビスC4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕
プロパ/41.051 (0,1mol )を15gの
D M A cに溶解し、これにPMDA65.44f
(0,3mol)を徐々に加えた。得られたポリアミド
酸のpinh  は1.90であった。次にこれを水浴
で40℃に温調し、2.41のクロロホルム(溶解度ハ
5 /−9−値: 9.3 (cal /d)V2)(
対DMAcl、5倍体積)を徐々に加えて均一な溶液と
した。
激しく攪拌しながら、無水酢酸180i、3−メチルビ
リジン360 dおよびアセトン0.64の混合液(対
DMAc、トータル2.0倍体槓)を加えたところ、約
5分後にポリイミド粉末が析出した。これを−過し、ア
セトノで洗浄後、空気中180℃で5時間乾燥したとこ
ろ、127fのポリイミド粉末が得られた(収率95%
)。これを加圧成形し1曲げ試験を行ったところ、強度
15.1 kgf / tA、弾性率350 kq f
 7−と良好な特性を示した。
〈発明の効果〉 実施例および比較例より明らかなように、本発明による
手法を用いると、重合溶液を攪拌しながら、試薬類を添
加するという、極めて簡便な操作により、成形性に優れ
た微細な粉末を得ることができるのである。これは、ポ
リアミド酸に対する、良溶媒と貧溶媒の比率を精密に設
定することにより、ポリマー−溶媒間の相互作用力が適
正範囲内に調節された結果と考えられる。
こうして得られたポリイミド成形品は、優れた耐熱性、
機械特性、摺動特性等を有しており、電気・電子機器部
品、自動車部品、事務機部品、航空機部品等に有用であ
る。
特許出願人 東 し 株 式 会 社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式( I )で表わされる繰り返し単位を
    主要構造単位とするポリアミド酸およびアミド系溶媒よ
    り成るポリアミド酸溶液に、アミド系溶媒に対し1.0
    〜5.0倍体積の、溶解度パラメーターが9.0〜10
    .0(cal/cm^2)^1^/^2であるポリアミ
    ド酸の貧溶媒および脂肪族酸無水物を添加し、ポリアミ
    ド酸を脱水閉環反応させることを特徴とするポリイミド
    粉末の製造方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Arは少なくとも一つの炭素6員環を含む4価
    の芳香族残基、Ar′は2価の芳香族あるいは脂肪族残
    基を示す。)
  2. (2)ポリアミド酸がピロメリット酸二無水物と4,4
    ′−ジアミノジフェニルエーテルとの反応から得られる
    ポリアミド酸である請求項(1)記載のポリイミド粉末
    の製造方法。
  3. (3)貧溶媒がアセトンであり、かつアミド系溶媒に対
    し、1.8〜4.0倍体積である請求項(2)記載のポ
    リイミド粉末の製造方法。
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